JP7091080B2 - 装置、システム、および移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、、システム、および移動体に関する。
特許文献1は、行列状に配置された光電変換部と、所定のゲインに従って動作する画素信号増幅部を備える固体撮像素子を開示する。特許文献1には、画素信号増幅部が光電変換部からの出力を二つの読出しゲインで処理することにより、ダイナミックレンジの広い信号読み出しを可能とすることが記載されている。また、特許文献2には、撮像装置における一つの画素に複数の光電変換部を配置することにより、撮像面で焦点検出を行うことが記載されている。
特開2005-175517号公報 特開2001-124984号公報
特許文献1に記載の構成によればダイナミックレンジが拡大された画像を得ることが可能であるが、ゲイン調整部が単一であるため、フレームレートが低下してしまうという課題が生じる。また、特許文献2に記載の構成によれば焦点検出のための信号を得ることが可能であるが、画素から後段への出力は時間順次で行われるため、フレームレートが低下してしまう。
したがって、上記二つの技術を組み合わせて、撮像面で焦点検出を行うとともにダイナミックレンジの広い信号読み出しを行おうとすると、著しくフレームレートが低下してしまうという課題が生じる。加えて、二つの技術を組み合わせた際に生じる信号読み出し時のノイズに関して、十分に考察がなされているとは言えなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、撮像面での焦点検出とダイナミックレンジの拡大を行う際のフレームレート低下を抑制できるような撮像装置を提供することにある。
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
第1の光電変換部および第2の光電変換部と、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部に共通に接続される電荷検出部と、前記電荷検出部の電位に応じた画素信号を出力する回路と、
前記画素信号を保持する、第1のサンプルホールド容量および第2のサンプルホールド容量と、
前記第1のサンプルホールド容量または前記第2のサンプルホールド容量に保持される前記画素信号を増幅するアンプと、
記アンプゲインを制御する制御部であって、第1モードと第2モードで制御を行う制御部と、
を備え、
前記画素信号は、
前記電荷検出部をリセット時における前記電荷検出部の電位に応じた第1信号、
前記第1の光電変換部の電荷に基づく第1成分と、前記電荷検出部のノイズに基づくノイズ成分とを含む第2信号、または、
前記第1成分と、前記第2の光電変換部の電荷に基づく第2成分と、前記電荷検出部のノイズに基づくノイズ成分とを含む第3信号のいずれかであり、
前記制御部は、
前記第1モードにおいては、前記第1信号、前記第1のサンプルホールド容量に保持される前記第2信号、および、前記第2のサンプルホールド容量に保持される前記第3信号を、前記アンプが第1ゲインで増幅するように制御し、
前記第2モードにおいては、前記第2のサンプルホールド容量に保持される第3信号を前記アンプが第2ゲインで増幅し、前記第1のサンプルホールド容量に保持される前記第3信号を前記アンプが前記第2ゲインよりも低い第3ゲインで増幅するように制御する、
ことを特徴とする装置である。
本発明によれば、撮像面での焦点検出とダイナミックレンジの拡大を行う際のフレームレート低下を抑制できるような撮像装置を提供することができる。
実施例1における撮像装置のブロック図 実施例1における画素回路図 実施例1で撮像及び焦点検出を行う場合の駆動タイミング図 実施例1でダイナミックレンジを拡大する場合の駆動タイミング図 実施例2における撮像装置のブロック図 実施例3における撮像装置のブロック図 実施例3における画素回路図 実施例4における撮像装置のブロック図 実施例5における増幅部回路図 実施例6における増幅部回路図 画素部に含まれる画素の概略構成図 撮像装置を利用した撮像システムの概略構成ブロック図 撮像装置を利用したシステム及び移動体を示す図
以下に図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態について説明する。ただし、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状およびそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。よって、この発明の範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
以下、図面を参照しながら実施例1の撮像装置について説明する。
(装置構成)
図1は本実施例の撮像装置の模式図である。図1に示す撮像装置100は同一の半導体基板上に構成されている。撮像装置100は、画素10が行列状に配置された画素部1を有している。本実施例の撮像装置100は概略、垂直の画素列に対して1本の垂直出力線、2つの並列のサンプルホールド容量、および、1つのアンプおよび後段回路を備える。
図2は画素10の回路図を示している。それぞれの画素10には、2つのフォトダイオードPDA、PDBが配置されている。これにより、画素10を用いて焦点検出および撮
像を行うことが可能になる。焦点検出においては、画素内に配置された2つのフォトダイオードそれぞれの信号を用いてフォトダイオード間の位相差を取得し、この位相差情報を用いて焦点位置を検出する。入射光を光電変換して信号電荷を蓄積するフォトダイオードPDAおよびPDBは、第1の光電変換部および第2の光電変換部とも呼べる。以下の各実施例において、フォトダイオードPDAとPDBは等価であり、交換可能である。なお、2つのフォトダイオードPDA、PDBは別々の画素10に含まれてもよい。
またフォトダイオードPDA,PDBは、電荷を蓄積する共通の電荷検出部FDを共有する。電荷検出部FDは、複数のフォトダイオードに共通に接続され、フォトダイオードから転送された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部である。電荷検出部FDはフローティングディフュージョン構造を有する。TXA,TXBは転送パルスpTXA,pTXBによって制御される、電荷の読み出し用の転送トランジスタである。RESはリセットパルスpRESによって制御されるリセットトランジスタである。SFはソースフォロワ回路を構成する増幅トランジスタであり、FDの電荷と電圧に応じた信号を出力する。SELは選択パルスpSELによって制御される行選択トランジスタである。画素10が行列状に配置されているため、画素10に含まれる転送トランジスタTXA,TXB、リセットトランジスタRES、増幅トランジスタ、行選択トランジスタSELもまた、行列状に配列されている。
画素10はそれぞれ、入射光の強度に応じて光電変換された電荷に基づく信号電荷を、垂直走査回路15の走査に従い、垂直出力線11を介して、画素信号として増幅部20に出力する。本実施例では1本の垂直出力線に対し、フォトダイオードの数(2つ)に対応する数である、2つのサンプルホールド容量203A、203Bが存在する。以下、サンプルホールド容量のことを単に、容量203A,容量203Bとも呼ぶ。また垂直出力線のことを単に、出力線とも呼ぶ。画素10から出力される光電変換信号には、信号電荷に基づくものに加えてノイズ信号を含まれる。
垂直走査回路15はタイミングジェネレータ(以下TG)70から出力される信号に基づいて、画素部1の行ごとの走査を行う。TG70は、スイッチ切り替えや制御パルス出力を行う、制御部として機能することができる。また、撮像装置に、TG70とは別に、あるいはTG70と協働して制御部として機能する処理回路を設けても良い。
増幅部20は画素信号を増幅して、比較回路301を有する比較部30に出力する。増幅部20は、比較部30と画素部1との間の電気的経路に設けられている。増幅部20にはスイッチ201,202,および204、ならびに、サンプルホールド容量204、ゲイン可変アンプ205が含まれる。アンプのゲインは、既存の任意の制御回路を制御部として用いることで変更できる。例えばTG70がゲインを設定しても良い。以下の各実施例において、同じ画素列に接続され、並列に配置された複数のサンプルホールド容量は等価であり、交換可能である。サンプルホールド容量204は、第1のサンプルホールド容量204Aと第2のサンプルホールド容量204Bを含む。
参照信号供給部25は参照信号Vrを各列の比較部30に出力する。
比較部30は、増幅部20が出力する信号と参照信号Vrとを比較する。そして、比較結果を示す比較結果信号を、デジタル値としてメモリ部50に出力する。比較部30は、AD変換部として機能する。
メモリ部50は第1メモリ501、第2メモリ502、第3メモリ503を有する。
カウンタ40はクロック信号CLKを計数したカウント信号を、第1メモリ501、第2メモリ502、第3メモリ503に出力する。
TG70は、撮像装置の各ブロックに信号を出力する。TGは例えば、第1メモリ50
1、第2メモリ502、第3メモリ503にそれぞれのメモリへの書き込みを可能とするための信号M1_En、M2_En、M3_Enを出力する。
水平走査回路60は各列の第1メモリ501、第2メモリ502、第3メモリ503が保持したデジタル信号を順次DSP80に出力させる。DSP80(Digital Signal Processor)は、処理部として機能し、各列の第1メモリ501、第2メモリ502、第3メモリ503から出力された信号を処理し、出力回路90に出力する。出力回路90はTG70が出力する信号に基づいて、撮像装置の外部に信号を出力する。
(第1モードにおける駆動制御)
図3Aに示す駆動タイミング図を参照しながら、図1に示した撮像装置のうち撮像面の焦点検出が可能な第1モードにおける画素の動作について説明する。図3におけるOut_Vlineは、垂直出力線11が出力する信号(画素信号)を示す。Out_Ampは、増幅部20が出力する信号を示す。Vrは参照信号供給部25が出力する参照信号である。参照信号Vrは単位時間当たりある変化量で電位が変化する信号である。
時刻ta1に先立って選択パルスpSELにより特定行の画素10が選択される。
時刻ta1において、画素10からノイズ信号に相当する信号が出力される。このとき、スイッチ201、202A、202Bはすべて導通されており、容量203A、203Bにノイズ信号が蓄積される。
時刻ta2より参照電圧Vrのランプアップとカウンタ40のカウントが開始される。この時スイッチ201、202A、202Bは非導通となっており、スイッチ204Aのみが導通されている。そのため、増幅部20からは、容量203Aに蓄積された信号にある所定のゲイン(ここでは8倍)が掛けられた信号が、Out_Ampとして出力される。比較器30は参照電圧VrとOut_Ampを比較し、Out_Ampよりも参照電圧Vrが大きくなったタイミングで、カウント信号値を第1メモリ501に書き込む。すなわち、所定の8倍のゲインを第1ゲインとし、ノイズに対応する画素信号をノイズ信号とすると、第1メモリ501は、ノイズ信号に第1ゲインが掛かった信号値を保持する。
時刻ta3において、参照電圧Vrとカウンタ40がリセットされるとともに、画素10から転送パルスpTXAがHighとなり、フォトダイオードPDAの光電変換信号が出力される。この時スイッチ201、202Aが導通されており、容量203AにPDAの信号電荷に基づく信号とノイズ信号が蓄積される。なお以降、PDAの信号電荷に基づく信号を「第1画素信号」と呼ぶことがある。また、容量203Aに蓄積された、ノイズ信号と第1画素信号が加算された信号を「第1加算信号」と呼ぶことがある。
時刻ta4より参照電圧Vrのランプアップとカウンタ40のカウントが開始される。この時スイッチ201、202Aは非導通となっており、スイッチ204Aのみが導通されている。そのため、増幅部20からは、容量203Aに蓄積された信号に、ある所定のゲイン(ここでも8倍)が掛けられた信号が、Out_Ampとして出力される。比較部30は参照電圧VrとOut_Ampを比較し、Out_Ampよりも参照電圧Vrが大きくなったタイミングで、カウント信号値を第2メモリ502に書き込む。すなわち、第2メモリ502は、第1加算信号(ノイズ信号と第1画素信号を加算した信号)に第1ゲインが掛かった信号値を保持する。
時刻ta4におけるOut_Ampの出力レベルは、後述するPDAからの画素信号およびPDBからの画素信号を合わせた場合の飽和信号量に対して、半分程度の信号量である。そのため、後述する場合よりもAD変換時間を短くして、処理を高速化できる。また
は、AD変換時間を変えずに、参照電圧Vrの単位時間当たりの変化量を小さくして、より高精度にAD変換を行ってもよい。
時刻ta5において、画素10から転送パルスpTXAとpTXBが両方Highとなり、フォトダイオードPDAおよびPDBの光電変換信号が出力される。この時スイッチ201、202Bが導通されており、容量203BにPDAとPDBを合わせた信号電荷に基づく信号とノイズ信号が蓄積される。なお以降、フォトダイオードPDBの信号電荷に基づく信号を「第2画素信号」と呼ぶことがある。また、容量203Bに蓄積された、ノイズ信号、第1画素信号、および第2画素信号が加算された信号を「第2加算信号」と呼ぶことがある。
時刻ta6に先立って参照電圧Vrとカウンタ40がリセットされる。
時刻ta6より参照電圧Vrのランプアップとカウンタ40のカウントが開始される。この時スイッチ201、202Bは非導通となっており、スイッチ204Bのみが導通されている。そのため、増幅部20からは、容量203Bに蓄積された信号に、ある所定のゲイン(ここでも8倍)が掛けられた信号が、Out_Ampとして出力される。比較部30は参照電圧VrとOut_Ampを比較し、Out_Ampよりも参照電圧Vrが大きくなったタイミングで、カウント信号値を第3メモリ503に書き込む。すなわち、第3メモリ503は、第2加算信号(ノイズ信号、第1画素信号および第2画素信号を加算した信号)に第1ゲインが掛かった信号値を保持する。
このあと、DSP80は、第1メモリ501と第2メモリ502に保持された値の差分から、ノイズが除去されたフォトダイオードPDAの信号(すなわち、第1ゲインが掛かった第1画素信号)を取得できる。また、DSP80は、第2メモリ502と第3メモリ503に保持された値の差分から、ノイズが除去されたフォトダイオードPDBの信号(すなわち、第1ゲインが掛かった第2画素信号)を取得できる。よって、これらの信号を用いることで、焦点検出処理が可能になる。
ここで、フォトダイオードPDAに蓄積された電荷に基づく第1画素信号と、PDBに蓄積された電荷に基づく第2画素信号を合わせたものを第3加算信号とする。第3加算信号は、画素10から直接取り出すことはできないため、DSP80におけるノイズ低減が必要になる。DSP80は、第1メモリ501と第3メモリ503に保持された値の差分から、フォトダイオードPDAとPDBを合わせた画素10としての信号(すなわち、第1ゲインが掛かった第3加算信号)を取得できる。言い換えると、図3Aが示す第1モードの制御では、焦点検知のための信号取得だけでなく、ゲインが一定ではあるものの、通常の撮像のための信号取得も可能である。
(第2モードにおける駆動制御)
次に、図3Bに示す駆動タイミング図を参照しながら、図1に示した撮像装置のうちダイナミックレンジを拡大可能な画素の動作について説明する。図3Bの符号は図3Aの符号と同様である。
時刻tb1に先立って選択パルスpSELにより特定行の画素10が選択される。
時刻tb1において、画素10からノイズ信号に相当する信号が出力される。このとき、スイッチ201、202A、202Bはすべて導通されており、容量203A、203Bにノイズ信号が蓄積される。
時刻tb2より参照電圧Vrのランプアップとカウンタ40のカウントが開始される。この時スイッチ201、202A、202Bは非導通となっており、スイッチ204Aのみが導通されている。そのため、増幅部20からは、容量203Aに蓄積された信号にあ
る所定のゲイン(ここでは8倍)が掛けられた信号が、Out_Ampとして出力される。比較器30は参照電圧VrとOut_Ampを比較し、Out_Ampよりも参照電圧Vrが大きくなったタイミングで、カウント信号値が第1メモリ501に書き込む。すなわち、所定の8倍のゲインを第2ゲインとし、ノイズに対応する画素信号をノイズ信号とすると、第1メモリ501は、ノイズ信号に第2ゲインが掛かった信号値を保持する。なお、ここでの第2ゲインは8倍であり、第1モードにおける第1ゲインと同じであるが、これに限定されない。
次に時刻tb3において、参照電圧Vrとカウンタ40がリセットされるとともに、画素10から転送パルスpTXAとpTXBとが両方Highとなり、フォトダイオードPDAとPDBを合わせた画素10としての光電変換信号が出力される。この時スイッチ201、202A、202Bはすべて導通されているため、容量203A、203Bに、PDAとPDBを合わせた画素10としての信号電荷に基づく信号とノイズ信号が蓄積される。したがって、上述の第2加算信号に対応する値が、容量203Aと203Bの両方に保持される。
時刻tb4より参照電圧Vrのランプアップとカウンタ40のカウントが開始される。この時スイッチ201、202A、202Bは非導通となっており、スイッチ204Aのみが導通されている。そのため、増幅部20からは容量203Aに蓄積された信号に、ある所定のゲイン(ここでは1倍)が掛けられた信号が、Out_Ampとして出力される。比較部30は参照電圧VrとOut_Ampを比較し、Out_Ampよりも参照電圧Vrが大きくなったタイミングで、カウント信号値を第2メモリ502に書き込む。すなわち、所定の1倍のゲインを第3ゲインとすると、第2メモリ502は、第2加算信号に第3ゲインが掛かった信号値を保持する。
時刻tb4におけるOut_Ampの出力レベルは、後述する増幅部20でゲインをかけた場合の飽和信号量に対して、ゲインの比の分だけ小さい。そのため、AD変換時間を短くして、処理を高速化できる。または、AD変換時間を変えずに、参照電圧Vrの単位時間当たりの変化量を小さくして、より高精度にAD変換を行ってもよい。
時刻tb6より、再度、参照電圧Vrのランプアップとカウンタ40のカウントが開始される。この時スイッチ201、202A、202Bは非導通となっており、スイッチ204Bのみが導通されている。そのため、増幅部20からは容量203Bに蓄積された信号に、ある所定のゲイン(ここでは8倍、すなわち上述の第2ゲインと同じ)が掛けられた信号が、Out_Ampとして出力される。比較部30は参照電圧VrとOut_Ampを比較し、Out_Ampよりも参照電圧Vrが大きくなったタイミングで、カウント信号値を第3メモリ503に書き込む。すなわち、第3メモリ503は、第2加算信号に第2ゲインが掛かった信号値を保持する。
このあと、DSP80は、第1メモリ501と第2メモリ502に保持された値の差分から、ノイズが除去された状態の、フォトダイオードPDAとPDBを合わせた画素10としての信号を低ゲインで読出した信号を取得できる。なお、第1メモリ501に保存されたノイズ信号のゲインは8倍であり、第2メモリ502に保存されたノイズ信号相当分のゲインは1倍である。そのため、第2メモリ502に保存された信号から第1メモリ501に保存された信号を減算する前に、第1メモリ501に保存された信号をゲイン比(本実施例では8倍)で除する必要がある。なお、第1メモリ501にノイズ信号を保存するときのゲインを第3ゲイン(1倍)にすることで上記の除算処理を省略できるが、ノイズ信号は一般的に小さい値であるため、本実施例のように、より高いゲインで読み出すことが好ましい。
また、DSP80は、第1メモリ501と第3メモリ503に保持された値の差分から
、ノイズが除去された状態の、フォトダイオードPDAとPDBを合わせた画素10としての信号を高ゲインで読出した信号を取得できる。
このように第2モードにおいては、ゲインの高さが異なる複数の信号をノイズが除去された状態で読出すことができる。これらのゲインの異なる信号を組み合わせて、高輝度の被写体は低ゲインで読み出された信号から、低輝度の被写体は高ゲインで読み出された信号から、それぞれ画像化することにより、ダイナミックレンジの拡大が可能となる。
(切り替え処理)
第1モードと第2モードの切り替え処理の指示は、例えば、TG70から、垂直走査回路15を介して画素部1に入力される。当該指示を出力する切り替え部としては、DSPその他のプロセッサを利用できる。切り替え部は、任意の基準に基づいて切り替え処理を実行する。例えば、フレームごとに切り替え処理を行っても良い。また、フレーム単位で切り替えを行う場合でも、複数フレームに1回だけ第1モードでの制御を実行して、焦点検出用信号を読み出すようにしてもよい。また、同一フレーム内の異なる行ごとにモードを切り替えてもよい。また、必要な焦点検出の精度に合わせて、焦点検出を行う読出し行を間引いてもよい。なお、図示していないが、読出しが終わったフォトダイオードの信号を完全にリセットするためのリセット駆動を行うことで、2つのフォトダイオードの蓄積時間を完全に一致させることができる。
(効果)
以上のように、本発明の撮像装置における画素は、複数(ここでは2つ)のフォトダイオードを有する。これにより、画素からの出力として、ノイズ信号と、ノイズ信号といずれかのフォトダイオードからの画素信号の加算信号、ノイズ信号と2つのフォトダイオードからの画素信号の加算信号を切り替えることができる。また本発明において、画素からの出力を処理する増幅部は、フォトダイオードの数に対応する数のサンプルホールド容量を有する。そして、スイッチ制御によって、それぞれのサンプルホールド容量に蓄積される信号を切り替えることができる。
かかる構成により、焦点検出および通常の撮像に関する第1モード、ダイナミックレンジが拡大する画像化に関する第2モードのいずれにおいても、ノイズ信号を共通に読み出すことができる。そして、DSP等の処理回路で差分処理を行うことで、信号読出しとAD変換の回数を減らすことができる。その結果、フレームレートの低下を抑制できる。
また上記の制御によれば、フォトダイオードPDAとPDBからの読出しを同時に行うことができる。その結果、ノイズ信号をそれぞれで取得しなくとも、精度よく相関二重サンプルリング(Correlated Double Sampling、以下CDS)を実行できる。さらに、フォトダイオードPDAとPDBの信号蓄積時間を完全に一致させられるので、一方のフォトダイオードに偏って信号が入射した場合などの画像劣化を最小限に抑えることが可能となる。
<実施例2>
以下、図面を参照しながら実施例2の撮像装置について説明する。先の実施例と同様の機能を有する部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4は本実施例の撮像装置の模式図である。本実施例の撮像装置は概略、実施例1と同様に、垂直の画素列に対して1本の垂直出力線と、2つの並列のサンプルホールド容量を備える。実施例1と異なる点は、増幅部20のゲイン可変アンプ205および、増幅部より後段の信号処理回路を2つずつ有している点である。図4に示すように、一つの画素列に対し、第1のゲイン可変アンプ205Aおよび第2のゲイン可変アンプ205Bと、第1の比較器301Aおよび第2の比較器301Bが存在する。
実施例1においては、増幅部20のゲイン可変アンプ205以降の信号処理回路が単一であるため、AD変換は順次行う必要があり、フレームレートが制限されてしまう懸念があった。
一方、本実施例では、2つのサンプルホールド容量203A,203Bに蓄積された信号を並列処理できる。したがって、図3Aにおける時刻ta4の信号処理と時刻ta6の信号処理を並列に実行できる。また、図3Bにおける時刻tb4の信号処理と時刻tb6の信号処理を並列に実行できる。
したがって、焦点検出やダイナミックレンジ拡大のための信号読み出しを行った場合のフレームレートの低下をさらに抑えることができる。
<実施例3>
以下、図面を参照しながら実施例3の撮像装置について説明する。先の実施例と同様の機能を有する部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5は本実施例の撮像装置の模式図であり、図6は本実施例の画素の回路図である。先の実施例とは概略、以下の点が異なる。すなわち、画素10は2つの行選択トランジスタSELA、SELBを有しており、それぞれ垂直出力線11A、11Bに接続されている。すなわち画素には2つの後段構成が存在する。
先の実施例においては、垂直出力線11が単一であるため、画素10からの信号読み出しを複数回行った場合、垂直出力線11の信号変動時の静定までの時間を、読み出しの都度確保する必要がある。さらに、1つの垂直出力線11に複数のサンプルホールド容量が接続されることにより信号線の寄生容量が増加し、安定した信号読み出しに必要な時間が増加する。上記の理由により、フレームレートが制限されてしまう懸念があった。
一方、本実施例では、実施例2の場合と同様に、図3Aの時刻ta4の信号処理と時刻ta6の信号処理や、図3Bの時刻tb4の信号処理と時刻tb6の信号処理を並列に行うことができる。それに加えて、それぞれの垂直出力線11A、11Bの静定までの時間を短くすることができる。
したがって、焦点検出やダイナミックレンジ拡大のための信号読み出しを行った場合のフレームレートの低下をさらに抑えることができる。
また、ノイズの読出しが1回多く必要にはなるが、フォトダイオードPDAの信号とPDBの信号を垂直出力線11A、11Bのそれぞれに分けて出力することで、垂直出力線での信号振幅を抑制でき、読出す信号の帯域を狭くすることができる。その結果、ノイズを有効に抑制できる。
また、AD変換を行う際の信号量が、PDAとPDBとを合わせた場合の飽和信号量に対して半分程度に抑えられる。したがって、AD変換時間を短くすることができる。または、AD変換時間を変えずに、参照電圧Vrの単位時間当たりの変化量を小さくして、より高精度にAD変換を行ってもよい。
なお、上記のようにフォトダイオードPDAとPDBの信号を別々に出力する場合は、フォトダイオードPDAとPDBとを画素全体の信号を得るために、後段で加算処理を行う必要がある。後段の加算部は、DSP80に配置してもよいし、撮像装置に配置してもよい。また、DSP80より以前で加算してもよい。
<実施例4>
以下、図面を参照しながら実施例4の撮像装置について説明する。先の実施例と同様の
機能を有する部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7は本実施例の撮像装置の模式図である。先の実施例では、信号処理の並列数が2つだった。一方本実施例では、第3のサンプルホールド容量が追加されて、3つの並列処理を行う点が異なる。すなわち本実施例では、サンプルホールド容量以降の構成が3つ並列に存在する。各サンプルホールド容量203A~203Cには、それぞれ対応するゲイン可変アンプ205A~205C、比較器301A~301C、第1メモリ501A~501C、第2メモリ502A~502Cが存在する。
先の実施例までは、撮像面の焦点検知のための読出し(第1モード)と、増幅部でのゲインを異ならせるダイナミックレンジ拡大のための読出し(第2モード)とは、異なるフレームまたは異なる行で行う必要があった。
一方本実施例では、3つの画素出力信号の並列処理が可能である。したがって、同一のフレームや、同一の行の処理の際に、焦点検知のための読出しとダイナミックレンジ拡大のための読出しを両方行うことが可能となる。
具体的には、例えば、第1メモリ501A、501B、501Cにノイズ信号のカウント値を記録する。また、第2メモリ502AにフォトダイオードPDAの信号とノイズ信号のカウント値(第1加算信号に関連)を記録する。また、第2メモリ502Bと502CにフォトダイオードPDAとPDBを合わせた信号とノイズ信号のカウント値(第2加算信号に関連)を記録する。また、第2メモリ502Bと502Cとでは、増幅部20のゲインを異ならせておく。
続いて、DSP80でそれぞれの第2メモリと第1メモリが保持する値の差分を取ることで、先の実施例と同様に、焦点検出とダイナミックレンジ拡大のための信号とを得ることができる。本実施例によれば、フレームレートの低下を抑制しつつ、ダイナミックレンジが広い高機能で高画質な画像を取得できる。
なお、図7においては、増幅部20の以降をすべて3並列とする例を示した。しかし、サンプルホールド容量のみを3並列としてもよい。また、画素10の行選択トランジスタ以降をすべて3並列としてもよい。いずれの構成であっても、処理を並列に行ってフレームレートを向上させることができる。また本実施例のような3並列の構成は、上記各実施形態の回路構成とも適宜組み合わせることが可能である。
<実施例5>
以下、図面を参照しながら実施例5の撮像装置について説明する。先の実施例と同様の機能を有する部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8は本実施例の撮像装置のうち、増幅部20の一部を示したものであり、増幅部20のうちゲイン可変アンプ付近の具体的な回路を示している。図8(a)は、基本的なスイッチ204とゲイン可変アンプ205の構成である。ゲイン可変アンプ205の上部のフィードバック容量を可変とすることで、増幅部20のゲインが可変となる。ヘイン可変アンプ205の差動対の入力の差にゲインが掛けられた信号が、後段の回路に出力される。
図8(a)を用いて実施例1で述べた焦点検出のための信号処理を行う際には、まずフォトダイオードPDAの信号電荷に基づく信号とノイズ信号とを、ゲイン可変アンプ205Aで出力する。次に、フォトダイオードPDAとPDBを合わせた信号電荷に基づく信号とノイズ信号とをゲイン可変アンプ205Bで出力する。続いて、後段の回路で両者の差分を求めることで、フォトダイオードPDBに由来する信号成分をノイズが除去された状態で抽出することができる。したがって、焦点検出のための情報だけが欲しい場合であっても、後段の回路での処理が必要となっていた。
次に、本実施例の構成である図8(b)を用いた場合の信号処理を説明する。図8(a)と異なる点は、第2のアンプであるゲイン可変アンプ205Bの差動対の負入力側にスイッチ206Bが接続されている点である。スイッチ206Bは、負入力への入力信号を、基準電源と、もう一方の、第1のアンプであるゲイン可変アンプ205Aの正入力側の信号との間で選択可能にする。
本実施例ではまず、この構成を用いて、スイッチ206Aを基準電源側に接続した状態で、フォトダイオードPDAの信号電荷に基づく信号とノイズ信号とを、ゲイン可変アンプ205Aで出力する。次に、スイッチ206Bをゲイン可変アンプ205Aの正入力側に接続する。この時、ゲイン可変アンプ205Bの正入力側にはフォトダイオードPDAとPDBを合わせた信号電荷に基づく信号とノイズ信号が、負入力側にはフォトダイオードPDAの信号電荷に基づく信号とノイズ信号が入力される。その結果、ゲイン可変アンプ205Bの出力として、フォトダイオードPDBの信号電荷に基づく信号を得ることができ、後段の回路での処理が不要となる。
以上の構成によれば、後段の回路での処理が簡略化できるとともに、後段の回路で重畳されるノイズ成分を抑制し、精度よく所望の信号を取り出すことが可能となる。
本構成は焦点検出のための信号に限らず用いることができる。例えば、フォトダイオードPDAの信号電荷に基づく信号とノイズ信号から、ノイズ信号を取り除く際に用いてもよい。また、図8(b)ではスイッチ206A、206Bと双方に設けているが、どちらか一方のみにスイッチを設ける構成としてもよい。
<実施例6>
以下、図面を参照しながら実施例6の撮像装置について説明する。先の実施例と同様の機能を有する部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9は本実施例の撮像装置のうち、増幅部20の一部を示したものであり、増幅部20のうちサンプルホールド容量付近の具体的な構成を示している。図9(a)は、図1や図4と同様の基本的な構成を示す。この構成では、スイッチ201、202A、202Bを適宜切り替えることでサンプルホールド容量に蓄積する信号を選択できる。
図9(a)を用いて実施例1で述べた焦点検出のための信号処理を行う際には、まずスイッチ201、202A、202Bを接続することで容量203A、203B両方にノイズ信号を蓄積する。次に、スイッチ202Bの接続を切り、容量203AのみにフォトダイオードPDAの信号電荷に基づく信号とノイズ信号を蓄積する(第1加算信号)。次に、スイッチ202Aの接続を切り、202Bを接続することで、容量203BにフォトダイオードPDAとPDBを合わせた信号電荷に基づく信号とノイズ信号を蓄積する(第2加算信号)。この場合、初めにノイズ信号を蓄積した際の増幅部20の入力にとっての負荷(すなわち容量203Aと容量203B)と、信号電荷に基づく信号を蓄積する際の増幅部20の入力にとっての負荷(すなわち容量203Aまたは容量203B)とが異なる。このように負荷が異なると、CDSが精度よく行えない可能性がある。
次に、本実施例の構成である図9(b)を用いた場合の信号処理を説明する。図9(a)と異なる点は、ダミー素子D202、D203、およびD204が追加されている点である。ダミースイッチD204の先には基準電源が接続されている。
この構成による蓄積動作を以下に説明する。ノイズ信号を蓄積する際には、スイッチ202Aと202Bを接続し、ダミースイッチD202は非導通とする。次にフォトダイオードPDAの信号電荷に基づく信号とノイズ信号を蓄積する際には、スイッチ202Aと
ダミースイッチD202を接続し、スイッチ202Bを非導通とする。さらに、フォトダイオードPDAとPDBを合わせた信号電荷に基づく信号とノイズ信号を蓄積する際には、スイッチ202BとダミースイッチD202を接続し、スイッチ202Aを非導通とする。このとき、いずれの蓄積動作においても増幅部20の入力にとっての負荷は略等しくなり、CDSの精度を向上させることが可能となる。
増幅部20の入力にとっての負荷を略等しくするために、ダミー素子D202~D204として、それぞれ、スイッチ202、容量203、スイッチ204と、トランジスタのゲート長、ゲート幅、容量値などの特性を示す値がなるべく近いものを用いると良い。以上の構成によれば、精度よくCDSを行うことができ、より高画質な画像信号を取り出すことが可能となる。
<変形例>
以上の各実施例においては、画素部1から出力されたアナログの電気信号である画素信号に対して増幅部20におけるサンプルホールドを行い、その後に比較部30による処理結果をデジタル値としてメモリ部50に出力していた。しかし、サンプルホールドの対象はアナログ信号に限られず、AD変換を行った後のデジタル信号に対して行っても良い。この場合は撮像装置において、サンプルホールド容量の前段にデジタル信号を出力する回路が設けられる。
そのような構成であっても、画素10に対して複数のサンプルホールド容量を配置し、上記各実施例と同様にスイッチを用いてノイズ信号と、フォトダイオードPDAおよびPDAに由来するデジタル信号の蓄積を切り替えることで、本発明の効果は得られる。
以上各実施例では、本発明にかかる撮像装置の回路構成および駆動方法と、それによる効果について説明した。すなわち、本発明によれば、撮像面で焦点検出を行うことが可能な固体撮像装置において、フレームレートの低下を抑制しつつ、ダイナミックレンジの広い信号読み出しが可能になる。
<別の実施形態>
以上、具体的な実施例を挙げて本発明の説明を行ったが、本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の目的および範囲から離脱することなく、様々な変形や組み合わせが可能である。以下、本発明の様々な適用例や変形例について説明する。
(複数の基板を用いる例)
例えば本発明は、同一の基板に信号処理回路が形成されている場合に限定されない。すなわち、複数の基板を用いて撮像装置を形成する構成に本発明を適用してもよい。さらには、焦点検出のための信号とダイナミックレンジ拡大のための信号とを異なる基板で処理してもよい。
(画素部の構成例)
図10を用いて、画素10の構成について説明する。図10(a)は、画素部1における一つの画素10を、撮像装置の基板の主面に正対する方向から見たときの概略図である。一つの画素10は、一つのマイクロレンズ102を備える。マイクロレンズは例えば、グレートーンマスクを用いたフォトリソグラフィにより形成できる。また、画素10に含まれるフォトダイオードPDA、PDBを透過視した様子を破線で示す。かかる画素10をアレイ状に配列することにより、画素部1が構成される。
図10(b)は、画素部1の一部の断面図である。一つの画素10では、基板に設けられたフォトダイオードの上部にはカラーフィルタ104とマイクロレンズ102が設けら
れている。カラーフィルタ104には、例えば、緑、青、赤の三色をベイヤー配列したパターンを利用できる。カラーフィルタの色材料は、顔料や染料、またはそれらをハイブリッドしたものを利用できる。
(撮像システムへの適用例)
本発明の撮像システムへの適用例を、図11の概略構成ブロック図を用いて説明する。
上記各実施例で述べた固体撮像装置(以下、まとめて撮像装置1000と呼ぶ)は、種々の撮像システムに適用可能である。適用可能な撮像システムとしては、特に限定されるものではないが、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と撮像装置とを備えるカメラモジュールも、撮像システムに含まれる。図にはこれらのうちの一例として、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
撮像システム3000は、撮像光学系3020、CPU3100、レンズ制御部3120、撮像装置制御部3140、画像処理部3160、絞りシャッタ制御部3180、表示部3200、操作スイッチ3220、記録媒体3240を備える。
撮像光学系3020は、被写体の光学像を形成するための光学系であり、レンズ群、絞り3040等を含む。絞り3040は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行なう機能を備えるほか、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッタとしての機能も備える。レンズ群及び絞り3040は、光軸方向に沿って進退可能に保持されており、これらの連動した動作によって変倍機能(ズーム機能)や焦点調節機能を実現する。撮像光学系3020は、撮像システムに一体化されていてもよいし、撮像システムへの装着が可能な撮像レンズでもよい。
撮像光学系3020の像空間には、その撮像面が位置するように撮像装置1000が配置されている。撮像装置1000は、上記実施例で説明した固体撮像装置であり、CMOSセンサ(画素領域)とその周辺回路(周辺回路領域)とを含んで構成される。撮像装置1000は、複数の光電変換部を有する画素が2次元配置され、これらの画素に対してカラーフィルタが配置されることで、2次元単板カラーセンサを構成している。撮像装置1000は、撮像光学系3020により結像された被写体像を光電変換し、画像信号や焦点検出信号として出力する。
レンズ制御部3120は、撮像光学系3020のレンズ群の進退駆動を制御して変倍操作や焦点調節を行うためのものであり、その機能を実現するように構成された回路や処理装置により構成されている。絞りシャッタ制御部3180は、絞り3040の開口径を変化して(絞り値を可変として)撮影光量を調節するためのものであり、その機能を実現するように構成された回路や処理装置により構成される。
CPU3100は、カメラ本体の種々の制御を司るカメラ内の制御装置であり、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を含む。CPU3100は、ROM等に記憶されたコンピュータプログラムに従ってカメラ内の各部の動作を制御し、撮像光学系3020の焦点状態の検出(焦点検出)を含むAF、撮像、画像処理、記録等の一連の撮影動作を実行する。CPU3100は、信号処理部でもある。
撮像装置制御部3140は、撮像装置1000の動作を制御するとともに、撮像装置1000から出力された信号をA/D変換してCPU3100に送信するためのものであり、それら機能を実現するように構成された回路や制御装置により構成される。A/D変換機能は、撮像装置1000が備えていてもかまわない。画像処理部3160は、A/D変換された信号に対してγ変換やカラー補間等の画像処理を行って画像信号を生成するため
のものであり、その機能を実現するように構成された回路や制御装置により構成される。表示部3200は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置であり、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像、撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態等を表示する。操作スイッチ3220は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。記録媒体3240は、撮影済み画像等を記録するためのものであり、撮像システムに内蔵されたものでもよいし、メモリカード等の着脱可能なものでもよい。
このようにして、各実施例による撮像装置1000を適用した撮像システム3000を構成することにより、高精度の焦点調節が可能であり且つ被写界深度の深い画像を取得しうる高性能の撮像システムを実現することができる。
(移動体への適用例)
本発明の撮像システム及び移動体について、図12のブロック図を用いて説明する。図12(a)は、車載カメラに関する撮像システム4000の一例を示したものである。撮像システム4000は、撮像装置4100を有する。撮像装置4100は、上述の各実施例に記載の固体撮像装置のいずれかである。撮像システム4000は、撮像装置4100により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部4120と、撮像装置4100により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部4140を有する。また、撮像システム4000は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部4160と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部4180と、を有する。ここで、視差取得部4140や距離取得部4160は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得部の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部4180はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム4000は、車両情報取得装置4200と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム4000は、衝突判定部4180での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU4300が接続されている。すなわち、制御ECU4300は、距離情報に基づいて移動体を制御する移動体制御部の一例である。また、撮像システム4000は、衝突判定部4180での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置4400とも接続されている。例えば、衝突判定部4180の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU4300はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置4400は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施例では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム4000で撮像する。図12(b)に、車両前方(撮像範囲4500)を撮像する場合の撮像システム4000を示した。車両情報取得装置4200は、撮像システム4000を動作させ撮像を実行させるように指示を送る。上述の各実施例の固体撮像装置を撮像装置4100として用いることで、撮像システム4000は、測距の精度をより向上させることができる。
以上の説明では、他の車両と衝突しないように制御する例を述べたが、他の車両に追従
して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御等にも適用可能である。更に、撮像システムは、自動車等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用できる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用できる。
10:画素,PDA:フォトダイオード,FD:電荷検出部,80:DSP,100:撮像装置,203:サンプルホールド容量,205:ゲイン可変アンプ、TG:タイミングジェネレータ

Claims (20)

  1. 第1の光電変換部および第2の光電変換部と、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部に共通に接続される電荷検出部と、前記電荷検出部の電位に応じた画素信号を出力する回路と、
    前記画素信号を保持する、第1のサンプルホールド容量および第2のサンプルホールド容量と、
    前記第1のサンプルホールド容量または前記第2のサンプルホールド容量に保持される前記画素信号を増幅するアンプと、
    記アンプゲインを制御する制御部であって、第1モードと第2モードで制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記画素信号は、
    前記電荷検出部をリセット時における前記電荷検出部の電位に応じた第1信号、
    前記第1の光電変換部の電荷に基づく第1成分と、前記電荷検出部のノイズに基づくノイズ成分とを含む第2信号、または、
    前記第1成分と、前記第2の光電変換部の電荷に基づく第2成分と、前記電荷検出部のノイズに基づくノイズ成分とを含む第3信号のいずれかであり、
    前記制御部は、
    前記第1モードにおいては、前記第1信号、前記第1のサンプルホールド容量に保持される前記第2信号、および、前記第2のサンプルホールド容量に保持される前記第3信号を、前記アンプが第1ゲインで増幅するように制御し、
    前記第2モードにおいては、前記第2のサンプルホールド容量に保持される第3信号を前記アンプが第2ゲインで増幅し、前記第1のサンプルホールド容量に保持される前記第3信号を前記アンプが前記第2ゲインよりも低い第3ゲインで増幅するように制御することを特徴とする装置。
  2. 前記第1モードで得られた信号に基づいて、前記第1ゲインで増幅された、前記第1成分に応じた信号と、前記第1ゲインで増幅された、前記第2成分に応じた信号を取得するとともに、
    前記第2モードで得られた信号に基づいて、前記第2ゲインで増幅された、前記第1成分および前記第2成分に応じた信号と、前記第3ゲインで増幅された、前記第1成分と前
    記第2成分とに応じた信号とを取得する、処理部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御部の動作を、前記第1モードと前記第2モードの間で切り替える切り替え部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 行列状に配置された複数の前記回路を有し、前記複数の回路からの前記画素信号はフレームごとに処理されるものであり、
    前記切り替え部は、前記第1モードと前記第2モードを、前記フレームごとに切り替えることができる
    ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 行列状に配置された複数の前記回路を有し、前記複数の回路からの前記画素信号は行ごとに処理されるものであり、
    前記切り替え部は、前記第1モードと前記第2モードを、前記行ごとに切り替えることができる
    ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 前記アンプは、前記第1のサンプルホールド容量に対応する第1のアンプと、前記第2のサンプルホールド容量に対応する第2のアンプを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記第2のアンプの差動対の負入力への入力信号を、基準電源と、前記第1のアンプの正入力への入力信号との間で選択可能にするスイッチをさらに備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記回路は、前記第1のサンプルホールド容量と前記第2のサンプルホールド容量にそれぞれ対応する複数の出力線に接続されている
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記画素信号を保持する第3のサンプルホールド容量をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記第1のサンプルホールド容量および前記第2のサンプルホールド容量と並列に接続されたダミー素子をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記画素信号にAD変換を行うAD変換部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記第2モードにおいては、前記制御部は、前記アンプが前記第1信号を前記第2ゲインで増幅するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記第2ゲインは、前記第1ゲインと同一である、
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の装置。
  14. AD変換を行って得られる画素信号に対してサンプルホールドが行われる
    ことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 複数のマイクロレンズをさらに備え、
    前記複数のマイクロレンズのうち少なくとも1つのマイクロレンズは、前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部の上に配置される
    ことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記第1の光電変換部の電荷を、前記電荷検出部に転送する第1の転送トランジスタと、
    前記第2の光電変換部の電荷を、前記電荷検出部に転送する第2の転送トランジスタと、
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 請求項1ないし16のいずれか1項に記載の装置と、
    前記装置から出力される信号を処理する信号処理部と、
    を有することを特徴とするシステム。
  18. 前記信号処理部は、
    前記第1モードでは焦点検出を行い、
    前記第2モードではダイナミックレンジの拡大を行う
    ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  19. 前記装置は相関二重サンプリングを行う
    ことを特徴とする請求項17または18に記載のシステム。
  20. 請求項1ないし16のいずれか1項に記載の装置と、
    前記装置から出力される信号から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得部と、
    前記距離情報に基づいて移動体を制御する移動体制御部と
    を有することを特徴とする移動体。
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