JP2020022142A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置において複数枚の画像を用いて画像を合成する際の画質を改善する。【解決手段】複数の画素回路と、メモリと、画素回路から読み出された画素信号に基づく画像データを生成してメモリに保存する信号処理手段と、画像データに基づいて画像を生成する演算手段を有し、信号処理手段は、所定の露光時間の間に画素回路から画素信号を読み出して、1つのフレームに対応する画像データとしてメモリに保存し、少なくとも、第1の露光時間に対応する第1のフレームに対応する画像データと、第1の露光時間とは異なる第2の露光時間に対応する第2のフレームに対応する画像データと、第2の露光時間とは異なる第3の露光時間に対応する第3のフレームに対応する画像データと、を保存し、第2のフレームのための露光は、第1のフレームのための露光と第3のフレームのための露光の間に行われる撮像装置を用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、画像取得を行うための撮像装置において、複数枚の画像を用いた画像合成の技術が存在する。例えば特許文献1には、フレームメモリを利用して、互いに露光時間の異なる長露光時間画像と短露光時間画像を合成してダイナミックレンジの拡大を図る撮像装置が記載されている。
国際公開第2014/007004号
しかし、特許文献1において合成される長露光時間画像と短露光時間画像は異なるタイミングで取得されている。そのため、そのようなタイミングのズレに起因して複数の画像の間での時間同時性が低下し、結果として画像劣化が生じるおそれがある。例えば2枚の画像を合成する際、1枚目のための露光時間と2枚目のための露光時間の間で被写体が移動した場合などに、合成画像が劣化するおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、撮像装置において複数枚の画像を用いて画像を合成する際の画質を改善することにある。
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
複数の画素回路と、
メモリと、
前記複数の画素回路から読み出された画素信号に基づく画像データを生成して前記メモリに保存する信号処理手段と、
前記画像データに基づいて画像を生成する演算手段と、
を有し、
前記信号処理手段は、
所定の露光時間の間に前記複数の画素回路から画素信号を読み出して、1つのフレームに対応する画像データとして前記メモリに保存するものであり、
少なくとも、第1の露光時間に対応する第1のフレームに対応する画像データと、前記第1の露光時間とは異なる第2の露光時間に対応する第2のフレームに対応する画像データと、前記第2の露光時間とは異なる第3の露光時間に対応する第3のフレームに対応する画像データと、を保存し、
前記第2のフレームのための露光は、前記第1のフレームのための露光と前記第3のフレームのための露光の間に行われるものであり、
前記演算手段は、前記メモリに保存された、前記第1のフレームおよび前記第3のフレームに対応する画像データを用いて第1の画像を生成し、前記第2のフレームに対応する画像データを用いて第2の画像を生成する
ことを特徴とする撮像装置である。
本発明はまた、以下の構成を採用する。すなわち、
複数の画素回路と、
第1のメモリおよび第2のメモリを含むメモリと、
前記複数の画素回路に蓄積された電荷に基づく画像データを取得して前記メモリに保存する信号処理手段と、
前記画像データを、前記第1のメモリと前記第2のメモリのいずれに保存するかを選択する選択部と、
前記画像データに基づいて画像を生成する演算手段と、
を有し、
前記信号処理手段は、
所定の露光時間の間に前記複数の画素回路から画素信号を読み出して、1つのフレームに対応する画像データとして前記第1のメモリに保存するものであり、
少なくとも、第1の露光時間に対応する第1のフレームに対応する画像データと、第2の露光時間に対応する第2のフレームに対応する画像データを保存し、
前記信号処理手段が前記1つのフレームに対応する画像データを保存するのに要する時間は、前記演算手段が前記1つのフレームに対応する画像データを読み出すのに要する時間よりも短い
ことを特徴とする撮像装置である。
本発明によれば、撮像装置において複数枚の画像を用いて画像を合成する際の画質を改善することができる。
実施例1に関わる撮像装置の模式図 実施例1に関わる回路図 実施例1に関わるタイミング図 変形例に関わるタイミング図 実施例2に関わる回路図 実施例2に関わるタイミング図 実施例3に関わる撮像装置の模式図 実施例3に関わるタイミング図 実施例4に関わるタイミング図 実施例5に関わるタイミング図 撮像装置の別の例を示す模式図 撮像装置を利用した撮像システムの構成を示す模式図 撮像装置を利用したシステム及び移動体を示す図
以下に図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態について説明する。ただし、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状およびそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。よって、この発明の範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
(装置構成)
図1は実施例1に関わる撮像装置1の模式図である。撮像装置1は概略、光電変換チップ10と信号処理チップ20を備える。光電変換チップ10は、画素アレイ110、垂直走査回路120、信号線130を含む。画素アレイ110は、各々が少なくとも1つの光電変換素子を含む複数の画素回路100をマトリクス状に配置して構成され、ここでは行1,2,…,nまでのn行の画素回路100がある。なお、光電変換チップ10には画素回路100の少なくとも光電変換素子が設けられていればよく、画素回路100の内の光
電変換素子以外の半導体素子は、他のチップに配されてもよい。信号処理チップ20は、電流源140、ランプ生成器150、比較器160、カウンタ170、ラッチ部180、シリアライザ部190、メモリIF部210、行デコーダ220、フレームメモリ230、演算部280、出力部290を含む。
光電変換チップ10と信号処理チップ20を互いに重ね合わせることにより、撮像装置1はチップ積層構造を有していてもよい。この場合、光電変換チップ10を第1チップ、信号処理チップ20を第2チップと呼んでも良い。チップ積層構造を有する撮像装置1において、光電変換チップ10と信号処理チップ20の接続は様々な方法を採用できる。光電変換チップ10と信号処理チップ20の接続は、例えば、ワイヤボンディング接続、フリップチップ接続、半導体層を貫通する貫通電極(TSV)による接続、各チップの金属層の直接接合によるチップ間配線による接続である。これらの接続を組み合わせてもよい。なお、フレームメモリ230を信号処理チップ20とは別のメモリチップに配置することもできる。メモリチップを光電変換チップ10および/または信号処理チップ20と互いに重ね合わせることもできる。光電変換チップ10と信号処理チップ20とメモリチップとを3層に積層した撮像装置1を採用することもできる。かかるメモリチップを第3チップと呼んでも良い。
各チップはそれぞれ、フォトダイオードなどの光電変換素子および/またはトランジスタなどの半導体素子が設けられた半導体層を含む。そのため、撮像装置1がチップ積層構造を有する場合は、光電変換素子が設けられた半導体層と、シリアライザ部190またはフレームメモリ230に含まれる半導体素子が設けられた半導体層と、が積層されることになる。上述のチップ積層構造は、光電変換チップ10用のウエハと信号処理チップ20用のウエハとの積層体を形成したのちにこの積層体をダイシングすることにより製造できる。あるいは、光電変換チップ10用のウエハをダイシングして光電変換チップ10を製造し、信号処理チップ20用のウエハをダイシングして信号処理チップ20を製造し、そのあとに、光電変換チップ10と信号処理チップ20とを積層してもよい。したがって、第1チップを第1半導体層と、第2チップを第2半導体層と、第3チップを第3半導体層と、それぞれ呼んでも良い。
フレームメモリ230は、少なくとも1つのフレームに対応する画像データが保存されるメモリである。フレームメモリ230はDRAMまたはSRAM等のメモリセルのアレイで構成することができる。SRAMからなるフレームメモリ230を信号処理チップ20に配置し、光電変換チップ10に重ねることが好ましい。あるいは、DRAMからなるフレームメモリ230を信号処理チップ20とは別のメモリチップに配置し、信号処理チップ20に重ねることも好ましい。このように、図3において撮像装置1や、特に信号処理チップ20に含んで記載されている各構成要素の配置は、全体として本発明に必要な処理を実施できるのであれば、任意である。図3の例では信号処理チップのうちフレームメモリ230に画像データを保存する部分が信号処理手段に相当し、演算部が演算手段に相当する。
また、タイミングジェネレータ50はタイミングを示すための各種の信号を出力する。タイミングジェネレータ50は、撮像装置1の外部からタイミング信号を供給しても良い。なお、後述するように、全体として本発明の処理を実現できるのであれば、チップ配置や回路構成は本図に限られない。例えば図11に示すようにチップ構成を変更してもよい。また、光電変換チップ10と外部の回路が協働して処理を行ってもよい。例えば撮像装置をカメラ等に適用する場合、撮像装置とカメラ等が備える画像処理装置が協働して、全体として本発明の処理を実現してもよい。
図2を用いて、画素回路100の構成の一例を説明する。画素回路100は、光電変換
素子としてのフォトダイオード400、転送トランジスタ410、フローティングディフュージョン420、アンプトランジスタ430、選択トランジスタ440、リセットトランジスタ450を含む。選択トランジスタ440は、接続された信号線からの選択パルスSELのレベルにより制御される。リセットトランジスタ450は、接続された信号線からのリセットパルスRESのレベルにより制御される。転送トランジスタ410は、接続された信号線からのリードパルスREADのレベルにより制御される。
シャッタ動作の際には、転送トランジスタ410とリセットトランジスタ450をオンすることにより、フォトダイオード400の電荷をリセットする。読み出しを行う際には、リセットトランジスタ450をオンしてフローティングディフュージョン420をリセットした後に転送トランジスタ410をオンして、フォトダイオード400に蓄積された電荷をフローティングディフュージョン420へ転送する。該電荷はフローティングディフュージョン420に付随する容量にて電圧変換される。該電圧は、アンプトランジスタ430と電流源140で構成されるソースフォロワによって信号線130に読み出される。選択トランジスタ440は、図1の垂直走査回路120により、行順次で選択される。
ここで、画素回路100の露光時間は、画素信号の信号レベルに対応した信号電荷が光電変換素子(フォトダイオード400)で生成される時間であり、シャッタの開動作(先幕)と閉動作(後幕)で決まる。シャッタ動作の開動作と閉動作は、それぞれ、機械シャッタよってなされる場合と、電子シャッタによってなされる場合と、が想定される。機械シャッタの開閉は可動遮光部(後述)による遮光の有無により行われる。電子シャッタの開動作は画素回路100による信号電荷の排出の完了に対応し、電子シャッタの閉動作は画素回路100による信号電荷の蓄積の完了に対応しうる。つまり、上述のシャッタ動作においては、フォトダイオード400の電荷をリセットし、転送トランジスタ410をオフした時刻が露光時間の開始時間であり、転送トランジスタ410をオンした時刻が露光時間の開始時間でありうる。機械シャッタと電子シャッタが併用される場合、露光時間の開始は、機械シャッタの開動作と電子シャッタの開動作の遅い方で規定され、露光時間の終了は、機械シャッタの閉動作と電子シャッタの閉動作の早い方で規定されうる。露光時間の開始を機械シャッタの開動作によって行い、露光時間の終了を機械シャッタの閉動作によって行う電子先幕シャッタを採用することもできる。
(タイミング制御)
図3のタイミング図を用いて、本実施例の動作について説明する。本例では、相対的に露光時間が長、短、長、となる連続する3フレーム分の画像データの読出し動作、フレームメモリへの書き込み動作、演算処理及び出力動作に関して説明する。これ以降、組になっている3つのフレーム(フレーム1,フレーム2,フレーム3)をそれぞれ、第1のフレーム、第2のフレームおよび第3のフレームとも呼ぶ。また、本例では第1および第3のフレームに適用される露光時間を第1の露光時間と、第2のフレームに適用される露光時間を第2の露光時間とも呼ぶ。図3の例では、第1の露光時間は比較的長く、第2の露光時間は比較的短い。これら所定の露光時間は、予め、または利用者の操作によって設定される。
図中、画素アレイ110、フレームメモリ230における縦方向は各動作の選択行を意味している。横軸は時間の経過を表し、ここではタイミングとして時刻t301〜t310までを示す。また「VD」は、画素アレイ110の行順次の読み出し開始タイミングを制御する信号である。タイミングジェネレータ50は、垂直走査回路120にこれらのタイミング信号を出力して行順次の動作を制御する。タイミングジェネレータ50はまた、後段の信号処理チップ20の構成要素に各種制御パルス出力を行う制御部として機能することができる。なお、撮像装置1に、タイミングジェネレータ50とは別に制御部として機能する処理回路を設けても良い。
時刻t301から、読み出し開始に先立って、画素アレイ110のシャッタ動作、すなわち、画素アレイ110中の画素回路100のリセット動作が開始される。具体的には、まず画素アレイ110中の一番上の行(L1)の画素回路100が一括でリセットされ、次に上から2番目の行(L2)、…、最終行(Ln)というふうに、時間とともに行順次で画素回路100がリセットされる。
時刻t302から、画素アレイ110の行順次の読み出し動作およびフレームメモリ230への信号書き込みが開始される。このとき画素回路100の露光時間は、t301〜t302の時間間隔となる。
以下、詳細に説明する。まず、垂直走査回路120により、画素アレイ110中の一番上の行(L1)の画素回路100が選択され、それぞれの画素回路100から信号線130へ信号を出力可能な状態となる。1行分の画素回路100の信号は、電流源140によりバイアスされた信号線130へ出力される。
信号線130へ出力された信号は、比較器160によって、ランプ生成器150から供給されるランプ信号と比較される。カウンタ170は、信号線130の信号とランプ信号が等しくなることにより比較器160の出力が反転するまでの時間をカウントする。信号線130の信号は、画素回路100での露光により発生した電荷量により異なるため、該カウント値は、画素回路100毎に照射される光の強さにより異なる。このカウント値が、画素回路100のアナログ画素信号をアナログデジタル変換した値となる。該カンウト値としてのデジタル信号は、ラッチ部180へ転送されて、保持される。複数のラッチ部180をラインメモリと称することもできる。
該デジタル信号は、更に、ラッチ部180からシリアライザ部190へ送られる。シリアライザ部190は複数列(図1では2列)からくるそれぞれのデジタル信号をパラレルシリアル変換し、シリアル信号として後段のメモリIF部210へ送る。メモリIF部210は、シリアライザ部190から送られてくる信号をフレームメモリ230へと書き込む。この時、行デコーダ220で行を指定し、メモリIF部210に含まれる列デコーダで列を指定し、フレームメモリ230中のメモリセルへと書き込みを行う。
以上のようにして、画素アレイ110中の一番上の行(L1)の画素回路100の信号がデジタル変換され、フレームメモリ230へと書き込まれる。続いて、2番目の行(L2)、3番目の行(L3)、…、最終行(Ln)というように、時間とともに行順次で、画素アレイ110の信号の読み出しおよびフレームメモリ230へ書き込みを行う。これにより、1フレーム分の画像データがフレームメモリ230へ書き込まれる。このフレームは、比較的長い第1の露光時間を持つ第1のフレームである。なお、画像データとは、複数の画素データの集合である。複数の画素データの各々は、アナログ信号としての画素信号であるアナログ画素信号をアナログデジタル変換によってデジタル信号としての画素信号であるデジタル画素信号に変換したものである。
なお、本実施例の構成によれば、ある行についてラッチ部180のデジタル信号を転送した後に、フレームメモリ230へと書き込みを行っている間に、次の行の画素回路100の信号の読み出しを開始することが可能となっている。つまり、ある行の読み出しの途中から、次の読み出しを開始できるため、処理を高速化可能な構成となっている。
時刻t303から再び画素アレイ110のシャッタ動作が開始され、行順次でリセットが行われる(これ以降、煩雑を避けるために図中への行番号の記載は省略する)。
続いて、時刻t304から再び、画素アレイ110の行順次の読み出し動作およびフレームメモリ230への書き込みが開始される。この時、画素回路100の露光時間は、時
刻t303〜t304の時間間隔となる。この時間間隔は、時刻t302から読み出したフレームよりも短い。つまり、時刻t304からは露光時間を変更した画像データの読み出しを行う。このフレームは、比較的短い第2の露光時間を持つ第2のフレームである。
時刻t305から再び、画素アレイ110のシャッタ動作が開始され、行順次でリセットが行われる。
続いて、時刻t306から再び、画素アレイ110の行順次の読み出し動作およびフレームメモリ230への書き込みが開始される。この時、画素回路100の露光時間は、時刻t305〜t306の時間間隔となる。これは、時刻t301〜t302と等しくなっている。このフレームは、比較的長い第1の露光時間を持つ第3のフレームである。なお、ここでの例では第3のフレームの露光時間は第1の露光時間と等しいものとしているが、本発明はこれに限られない。第3のフレームは、少なくとも、第2の露光時間とは異なる第3の露光時間に対応していれば良い。
ただし、第1の露光時間と第3の露光時間の長さの差は、第2の露光時間と第1の露光時間との差より小さいことが好ましいし、前記第2の露光時間と前記第3の露光時間との差より小さいことも好ましい。本例のように第3のフレームの露光時間が第1の露光時間と等しければ、第1の露光時間と第3の露光時間の長さの差はゼロとなる。このようにすることで、第1のフレームの画像データと第3のフレームの画像データとで、それらが示す明るさの差は小さくなる。その結果、第1のフレームの画像データおよび第3のフレームの画像データから得られる第1の画像と、第2のフレームから得られる第2の画像との明るさの違いが大きくなる。これによって、第1の画像と第2の画像とを合成することによる効果が高まる。この例の第3の露光時間は、第1の露光時間と同様に、第2の露光時間よりも長いが、別の例として、第1の露光時間および第3の露光時間は、第2の露光時間よりも短くすることもできる。
このように、時刻t302から始まる読み出し処理と、時刻t306から始まる読み出し処理においては、露光時間が等しい信号が読み出される。一方、時刻t304から始まる読み出し処理では、他の2つとは異なる露光時間の信号が読み出される。
時刻t307からは、フレームメモリ230から、3フレーム分の画像データを行順次で、メモリIF部210を介して演算部280へ送る。画像データを行順次で送ることは、画像データに含まれる複数の画素データを、画素アレイ110の画素回路100の1行に対応する画素データのグループごとに送ることを意味する。演算部280では、1フレーム目と3フレーム目のフレーム間の演算(平均や加算など)を行い、長露光時間の画像を生成する。本例では、ここで生成された長露光の合成画像が第1の画像に対応する。一方、短露光の画像が第2の画像に対応する。かかる合成画像を生成するために演算部280は、処理回路などの演算資源を用いて演算可能に構成される。出力部290は、長露光時間の画像と、短露光時間の画像(2フレーム目)を行順次で出力する。このような動作により、露光時間の重心を揃えた長露光時間画像と短露光時間画像を出力することが可能となる。
なお、出力部290は、長露光時間画像と短露光時間画像を受信して処理するチップ外の処理装置側の都合で、2枚の画像の同じ行の信号を同時に出力するのが望ましい場合は、2枚をパラレルに行順次で出力すると良い。もちろん、2枚をシリアルに出力しても良く、限定されるものではない。いずれにせよ、図3の時刻t307〜t309にかけて、2枚分の画像が出力部290から出力される。長露光時間画像と短露光時間画像を、露光時間の違いに基づいて合成する方法としては、例えば、それぞれの画像を露光時間の比でゲインを掛けた後に重み付け加算するなどの方法がある。
(効果)
上述したように、ワイドダイナミックレンジの画像を取得するために長露光時間画像と短露光時間画像の2枚を合成する場合、画像取得タイミングのズレに起因して不自然な画像が生じるおそれがあった。一方、本実施例においては、長露光時間画像について、短露光時間画像の前後それぞれにあるフレームの画像を合成することにより、長露光時間画像と短露光時間画像の露光時間の重心が比較的揃っている。これにより、画像取得タイミングのズレが低減し、画質を改善することが可能となる。
また、出力部290から出力する画像は2枚分なので、出力動作に関わる電力増加やワイドダイナミックレンジ画像の合成処理を行う側の処理の複雑化などの問題も生じない。なお、演算部280でワイドダイナミックレンジ画像の合成処理まで行っても良い。これにより、出力動作に関わる電力消費量の低減や、後段の処理の複雑化の回避が可能となる。
(重心揃え)
なお、上の説明においては、長露光時間画像と短露光画像時間を合成するために、読出し開始時刻の重心を揃えている。すなわち、時刻t302(1フレーム目の読み出し開始時刻)と時刻t306(3フレーム目の読み出し開始時刻)の中央の時刻が、時刻t304(2フレーム目の読み出し開始時刻)と重なっている。
ただし、重心を揃える方法はこれに限定されるものではない。例えば、露光時間の中心時刻に基づいて処理を行っても良い。具体的には、まず、長露光時間画像の重心について、フレーム1の露光時間(時刻t301〜t302)の中心時刻C1と、フレーム3の露光時間(時刻t305〜t306)の中心時刻C3と、を想定する。そして各中心時刻C1とC3の中央の時刻を取得する。そして取得した中点が、短露光時間画像であるフレーム2の露光時間の中心時刻(時刻t303〜t304の中心時刻C2)と揃うようにタイミングを制御する。図3の場合であれば、フレーム3に関するタイミング(時刻t305および時刻t306)を少し後ろへずらしたり、フレーム2に関するタイミング(時刻t303および時刻t304)を少し前にずらしたりする方法がある。また、フレーム1のための露光時間の中心時刻C1と、フレーム2のための露光時間の中心時刻C2の時間間隔を第1の時間間隔とし、フレーム2のための露光時間の中心時刻C2と、フレーム3のための露光時間の中心時刻C3の時間間隔を第2の時間間隔とする。このとき、第1の時間間隔と第2の時間間隔との差が、第1の露光時間〜第3の露光時間のうちの最短の露光時間よりも小さくなるように制御してもよい。
なお、フレームメモリ230からの読み出し時間は短縮した方がフレームレートを向上することが可能となるが、出力部290の面積増大や電力増大、またチップ外の受け側のコスト増加などにつながる。そのため図3の例では、VD2周期分(時刻t307〜t309)を使ってフレームメモリ230からの読み出しを行っている。また、フレームメモリ230からの読出しが終わる時刻t309から再び画素の読み出しおよびフレームメモリ230への書き込みを開始している。さらに、読み出しに先立つ時刻t308からシャッタ動作を開始していることにより、次の画像の取得を早めている。
なお、長露光時間および短露光時間それぞれの具体的な時間長や、長露光時間と短露光時間の比率については、装置を構成する部材の性能や、所望の画質などの条件により適宜設定されるべきものであり、必ずしも一定の値に定められない。一例として、図3において時刻t302〜t309の時間長をx(例えば、1/60秒や1/120秒)と置く。このとき
例えば、暗い条件では長露光をx/6、短露光をx/24とし、明るい条件では長露光を暗いと
きの4倍、短露光を20usとしても良い。
(変形例)
図3では1、3フレーム目を長露光時間画像、2フレーム目を短露光時間画像としたが、逆でも構わない。つまり、1、3フレーム目を短露光時間画像、2フレーム目を長露光時間画像としても構わない。この変形例におけるタイミング図を図4に示す。図に示されるように、1フレーム目の露光時間(時刻t401〜t402)と、3フレーム目の露光時間(時刻t405〜t406)は比較的短く、2フレーム目の露光時間(時刻t403〜t404)は比較的長い。なお、図4の場合でも図3の場合と同様に、2つの短露光時間の間で重心を揃えるために、画素読み出し開始時刻の重心を揃える方法や、露光時間の中心時刻の重心を揃える方法など、様々な方法を利用できる。
図4の例によれば、1フレーム目のシャッタ動作開始から3フレーム目の画素読み出し開始までの時間(時刻t401〜t406)を短縮できるため、処理時間の短縮という観点からはより好ましい。
また、3フレームとも同じ露光時間の画像とし、1、3フレーム目の加算から長露光時間画像を得て、2フレーム目を短露光時間画像とすることも可能である。
さらにまた、フレームの数は3つには限られず、より多数のフレームを用いても良い。例えば5フレームを使用する場合、1〜5フレームそれぞれの露光時間を順に、「短、長、短、長、短」として、1,3,5フレーム目から短露光時間画像を取得し、2,4フレーム目から長露光時間画像を取得する。そして得られた短露光時間画像と長露光時間画像を用いてダイナミックレンジの拡大された画像を取得できる。なお、露光時間の順番は「長、短、長、短、長」でも構わない。
<実施例2>
図5に実施例2に関わる画素回路100の回路図を示す。以下では、実施例1との相違点を中心に述べることとし、共通する部分については同じ符号を付し、説明を簡略化する。
図5の画素回路100は、一対のフォトダイオード400、401と一対の転送トランジスタ410、411を有する。フォトダイオード400は第1のフォトダイオードと、フォトダイオード401は第2のフォトダイオードとも呼べる。本実施例の画素回路100からは、一対のフォトダイオード400、401の両方の信号を読み出すことも可能であり、いずれか一方のフォトダイオードからのみ信号を選択的に読み出すことも可能である。これにより、フォトダイオード400から得られる信号による画像(以降、A画像と呼ぶ)とフォトダイオード401から得られる信号による画像(以降、B画像と呼ぶ)の視差をもった2枚の画像を得ることが可能となる。この2枚の画像から焦点検出すなわちAF(オートフォーカス)を行うための情報を取得できる。また、この2枚を1枚の画像フォーマットとすることで、撮影後にピントを調整可能な画像を取得可能となる。また、フォトダイオード400、401の両方の信号をフローティングディフュージョン420で加算して読み出すことにより、SNの良好な画像(以降、A+B画像と呼ぶ)を取得できる。
図6を用いて、図5の画素回路100の動作例について説明する。時刻t600において、選択パルスSELをハイレベルとすることで、選択トランジスタ440をオン状態とする。また、リセットパルスRESをローレベルとすることにより、リセットトランジスタ450をオフ状態とする。
続いて、時刻t601〜t602で転送トランジスタ410をオン状態とする(READA=ハイ)ことにより、フォトダイオード400に蓄積された電荷をフローティングディフュージョン420に転送する。これにより、信号線130には、フォトダイオード400の電荷に基づく画素信号が読み出され、後段でAD変換が行われる。
続いて、時刻t603〜t604では、転送トランジスタ410、411をオン状態と
する(READA,READB=ハイ)ことにより、フォトダイオード400、401に蓄積された電荷をフローティングディフュージョン420に転送する。これにより、信号線130には、フォトダイオード400、401の電荷に基づく加算信号が読み出され、後段でAD変換が行われる。
以上により、A画像とA+B画像の1行分の信号が得られる。時刻t605以降で、これを行順次で繰り返すことにより、A画像とA+B画像が得られる。図6の方法によれば、A画像と、SNの良好なA+B画像とが得られる。さらに、A+B画像とA画像との差分からB画像も取得できるので、AF情報等を得ることも可能である。
なお、A画像のみ、B画像のみ、A+B画像のみを得る読み出し方も可能である。A+B画像のみを得る場合は、AF情報等は得られない代わりに、読み出しが高速化できるメリットがある。
ここで、本実施例の画素回路100を用いて、図3のタイミング図に従って画像を生成した場合の、各フレームと、画素読み出し及びフレームメモリ230への書き込みの対象となる画像との関係を、以下のように設定する。
フレーム1(読み出し時刻t302〜):A画像のフレームメモリ230への書き込み。
フレーム2(読み出し時刻t304〜):A+B画像のフレームメモリ230への書き込み。
フレーム3(読み出し時刻t306〜):A画像のフレームメモリ230への書き込み。
これにより、フレームメモリ230から読み出し・演算・出力(時刻t308〜)においては、フレーム1と3のA画像から合成した長露光時間画像と、フレーム2のA+B画像である短露光時間画像とが対象になる。
まず、フレーム2はA+B画像のみの読み出しとすることで、読み出しを高速化し、ローリング読み出し動作に起因する画像の歪を低減することが可能となる。また、フレーム1と3から合成したA画像とフレーム2のA+B画像の差分からAF情報等を得ることも可能となる。この時、フレーム1と3の露光時間とフレーム2の露光時間の重心を揃えておくことにより、AF情報への悪影響を抑えることが可能となる。例えば、A+B画像にのみ映り込む被写体があり、当該被写体がA画像には映っていない場合、当該被写体はA画像とA+B画像の差分から得られるB画像には映る。このような事態は、A画像とB画像の比較から行うAFにおいて、AF精度低下の要因となりうる。
以上のように、本実施例においては、A+B画像の画像歪を改善しつつ、A画像とA+B画像の露光時間の重心をそろえて、AFへの悪影響を抑えることが可能となる。
なお、演算部280において、2枚のA画像から1枚のA画像を合成する処理に加えて、合成されたA画像とA+B画像との差分からB画像の情報を得て、A画像とB画像の情報からAFの演算を行い、AFの演算結果とA+B画像のみを出力しても良い。これにより、出力動作に関わる電力消費の低減や、後段の処理の複雑化の改善が可能となる。また、その際に、AFの演算結果を先に出力することで、次の撮像のためのレンズ駆動開始を早めることが可能となる。
また、画面の一部分でのみしかAF演算を行わない場合は、画面の一部の画素回路100についてのみのA画像を切り出してフレームメモリ230へ書き込んでも構わない。読み出しにおいても同様に、フレームメモリ230から一部のA画像のみを読み出しても構わない。また、ここでは画素回路が、光電変換素子として一対のフォトダイオードを備える構成としたが、光電変換素子の数はこれに限られず、少なくとも2つのフォトダイオー
ドであればよい。すなわち、フォトダイオードの数が3つ以上の場合でも本実施例は適用できる。
<実施例3>
図7に、実施例3に関わる撮像装置の模式図を示す。以下では、実施例1との相違点を中心に述べることとし、共通する部分については同じ符号を付し、説明を簡略化する。
図7の信号処理チップ20は、マルチプレクサ200、第2のメモリIF部240、第2のフレームメモリ250、第2の行デコーダ260、第2のマルチプレクサ270をさらに備える。この場合、フレームメモリ230を第1のメモリ、第2のフレームメモリ250を第2のメモリと呼んでもよい。
図7の撮像装置を用いて、上述実施例と同様に3フレーム分の画像データを読み出して2フレーム分を出力する場合のタイミング図を、図8を用いて説明する。ここでは、図3との違いを中心に述べる。図3では、フレームメモリ230からの読み出し(時刻t307〜t309)が終了する時刻t309まで待ってから、次の画素読み出しを行っていた。
一方、図8においては、時刻t807以降が図3とは異なる。具体的には、まず時刻t807でシャッタ動作を行う。そして時刻t808から、フレームメモリ230からの読み出し動作・演算・出力と並行して、画素アレイ110からの画素信号の読み出しと、第2のフレームメモリ250への書き込みを行っている。この時、マルチプレクサ200は、シリアライザ部190と第2のメモリIF部240を接続した状態とする。
マルチプレクサ200は、読み出した画像データを、フレームメモリ230と第2のフレームメモリ250のいずれに保存するかを選択する選択部として機能する。このように本例では、選択的に画像データの書き込み先を決定する。これにより例えば、フレームメモリの一方から、第1のフレーム群(それぞれ時刻t801〜、時刻t803〜、時刻t805〜に露光されたフレーム群)に関する読み出しを行っている最中に、フレームメモリの他方に、第2のフレーム群(それぞれ時刻t807〜、時刻t809〜、時刻t811〜に露光されたフレーム群)に関する書き込みを行うことが可能になる。
このように、フレームメモリ230からの読み出しと並行して第2のフレームメモリ250への書き込みを行うことにより、フレームメモリからの出力動作によるフレームレートの低下を防ぎ、処理の高速化を実現できる。なお、図8においては、フレームメモリ230からの出力にVDの2単位程度の時間をかけている。しかし、次回のフレームメモリ230への書き込みまでに出力を終えればよいので、読み出し処理がVDの3単位時間程度まで延びてもフレームレートへの影響はない。
本実施例を実施例1と比較すると、第2のフレームメモリなどを追加する必要があるが、出力フレームレートが向上し、かつフレームメモリからの読み出しの速度を緩和できる。なお、3フレーム分の画像として、実施例2のようなA画像とA+B画像の組み合わせを用いても構わない。
<実施例4>
本例では、図7の撮像装置を用いた画像処理動作の別の例に関して説明する。実施例1〜3では、3フレームの読出し、2フレームの出力を前提としていた。一方、本例では2フレーム分の読出し、出力動作を実行する。
図9のタイミング図を用いて、本実施例の動作について説明する。時刻t902の画素読み出し開始に先立って、時刻t901から画素アレイ110のシャッタ動作が開始され
る。時刻t902から、画素アレイ110の行順次の読み出し動作およびフレームメモリ230への信号書き込みが開始される。この時、画素回路100の露光時間は、t901〜t902の時間間隔となる。この時、マルチプレクサ200はシリアライザ部190をメモリIF部210と接続する。メモリIF部210は、シリアライザ部190から送られてくる信号をフレームメモリ230へと書き込む。これにより、1フレーム分の画像データがフレームメモリ230に書き込まれる。
そして、時刻t903から、フレームメモリ230からの読み出しを開始する。この時、第2のマルチプレクサ270は、メモリIF部210を後段と接続する。そして、フレームメモリ230からの画像信号は、出力部290から読み出される。
時刻t904からシャッタ動作、時刻t905から画素信号の読み出しを開始する。このとき、マルチプレクサ200はシリアライザ部190を第2のメモリIF部240と接続する。これにより、フレームメモリ230の読み出し中である時刻t905から、次の画素信号の読み出しおよび、第2のフレームメモリ250への書き込みを開始できる。時刻t906から、第2のフレームメモリ250の信号の読み出しが開始される。2フレーム間の演算は、チップ外にて行われる。その後、第2のフレームメモリ250からの読み出しが続いている最中の時刻t907からシャッタ動作が行われた後、時刻t908から再び、フレームメモリ230への書き込みが行われる。
以上のように、マルチプレクサ200、第2のフレームメモリ250、第2のマルチプレクサ270を設けることにより、1つのフレームメモリからの読み出し中から他方のフレームメモリへの書き込みが可能となる。これにより、2枚の画像を用いて演算を行う際の、2枚の画像の時間同時性を向上させることができる。
本実施例は、上述の実施例と比較すると、2フレームのみの読み込みとなるため、2枚の画像の露光時間の重心がずれる可能性が比較的高い。また、第2のフレームメモリなどの構成を追加する必要がある。しかし、画像データの読み出しが2枚分なので、読み出し等に係る時間や電力を削減できる。さらに、フレームレートが向上し、かつフレームメモリからの読み出しの速度を緩和することが可能となる。
なお本例では、長時間露光画像と短時間露光画像の時間同時性向上について述べたが、実施例2のように、2枚の画像としてA画像とA+B画像を用いても構わない。
また、図7の構成を用いて同一露光時間の2枚の画像間での加算や平均化を行った場合でも、SNの向上や2枚間の時間同時性の向上が可能になり、動体の歪を低減する効果が期待できる。
また、図7の構成を用いて同一露光時間の2枚の画像間での差分による動体検出を行う場合に、2枚間の時間同時性を向上しておくことで、検出の精度が向上する。
<実施例5>
図10に、実施例5に関わるタイミング図を示す。本例では、図1の撮像装置の回路ブロック構成において、2枚の画像を用いて演算を行う際の時間同時性を改善する動作例について説明する。図10においては、時刻t1002〜と、時刻t1004〜とで、2枚の画像をフレームメモリ230に書き込む。そして、時刻t1005から2枚の画像を行順次で、フレームメモリ230から読み出し、演算部280において2枚の画像間で演算を行い、出力部290から画像の出力を行う。その結果、図9の場合と比較して、2枚の画像の時間同時性を更に向上させられる。もちろん、「フレームメモリ230への書き込み(1枚目)→フレームメモリ230からの読み出し→フレームメモリ230への書き込み(2枚目)」の順で処理する場合と比較しても、画像間の時間同時性は向上する。
ここで、図10において、時刻t1002からフレームメモリ230に書き込む画像がA+B画像、時刻t1004からフレームメモリ230に書き込む画像がA画像である場合を例にとって更に説明する。実施例2と同様に、一枚目の画像はA+B画像とすることで、ローリング歪の低減が可能となる。また、この時、フレームメモリ230を有する事により、出力部290の動作速度に左右されずに、画素信号の読み出し(つまりフレームメモリ230への書き込み)を高速化することが可能となっている。
なお図10では、フレームメモリ230からのA+B画像の読み出しに先立って、A+B画像のフレームメモリ230への書き込みに連続するように、時刻t1004からA画像のフレームメモリ230への書き込みを行っている。これによりAF処理のための情報が得られる。このようにA+B画像とA画像を連続して書き込むことにより、2枚の画像の時間同時性を向上させ、AFの精度劣化を抑制できる。その後、時刻t1006からシャッタ動作が、時刻t1007から次の画像のフレームメモリへの書き込みが開始される。
また、時刻t1005からの演算、出力において、A+B画像とA画像の着目領域のみを先にフレームメモリ230から読み出して、AF情報の演算結果を先に出力することで、次の撮像のためのレンズ駆動開始を早めることが可能となる。この場合、その後にA+B画像とA画像を読み出せば良い。
<撮像装置の変形例>
なお、上記各実施例では、光電変換チップ10、信号処理チップ20の2チップを用いた撮像装置を例にとって説明したが、これに限られるものではない。例えば、図11に示すように、シリアライザ部190より後段の構成を備える第2の信号処理チップ30を設け、3チップ構成としても構わない。かかる構成によれば、撮像装置の構造を柔軟に決定できるようになる。なお、チップの数や、どの構成要素をどのチップに配置するかは任意であり、装置規模、コスト、所望の処理能力などの条件に応じて好適に構成すればよい。
<撮像システムへの適用例>
本発明の撮像システムへの適用例を、図12の模式図を用いて説明する。上記各実施例で述べた撮像装置1は、種々の撮像システムに適用可能である。適用可能な撮像システムとして、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と撮像装置とを備えるカメラモジュールも、撮像システムに含まれる。図にはこれらのうちの一例として、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
撮像システム3000は、撮像光学系3020、CPU3100、レンズ制御部3120、撮像装置制御部3140、画像処理部3160、絞りシャッタ制御部3180、表示部3200、操作スイッチ3220、記録媒体3240を備える。
撮像光学系3020は、被写体の光学像を形成するための光学系であり、レンズ群や、可動遮光部3040等を含む。可動遮光部3040は、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッタ(先述の機械シャッタ)としての機能を備えるほか、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行なう絞り機能も備えることができる。レンズ群及び可動遮光部3040は、光軸方向に沿って進退可能に保持されており、これらの連動した動作によって変倍機能(ズーム機能)や焦点調節機能を実現する。撮像光学系3020は、撮像システムに一体化されていてもよいし、撮像システムへの装着が可能な撮像レンズでもよい。
撮像光学系3020の像空間には、その撮像面が位置するように撮像装置1が配置されている。撮像装置1は、例えばCMOSセンサ(撮像領域)とその周辺回路(周辺回路領域)とを含んで構成される。撮像装置1は、複数の光電変換素子を有する画素回路が2次
元配置され、これらの光電変換素子に対してカラーフィルタが配置されることで、2次元単板カラーセンサを構成している。撮像装置1は、撮像光学系3020により結像された被写体像を光電変換し、画像信号や焦点検出信号として出力する。
レンズ制御部3120は、撮像光学系3020のレンズ群の進退駆動を制御して変倍操作や焦点調節を行うものであり、その機能を実現するように構成された回路や処理装置により構成されている。絞りシャッタ制御部3180は、可動遮光部3040の開閉を制御して露光時間を調節するものであり、その機能を実現するように構成された回路や処理装置により構成される。可動遮光部3040が絞り機能を有する場合、絞りシャッタ制御部3180は、可動遮光部3040の開口径を変化して(絞り値を可変として)撮影光量を調節するものでありその機能を実現するように構成された回路や処理装置により構成される。絞りシャッタ制御部3180を遮光制御部と称することもできる。
CPU3100は、カメラ本体の種々の制御を司るカメラ内の制御装置であり、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を含む。CPU3100は、ROM等に記憶されたコンピュータプログラムに従ってカメラ内の各部の動作を制御し、撮像光学系3020の焦点状態の検出(焦点検出)を含むAF、撮像、画像処理、記録等の一連の撮影動作を実行する。CPU3100は、処理手段でもある。
撮像装置制御部3140は、撮像装置1の動作を制御するとともに、撮像装置1から出力された信号をA/D変換してCPU3100に送信するものであり、それら機能を実現するように構成された回路や制御装置により構成される。A/D変換機能は、撮像装置1が備えていてもかまわない。画像処理部3160は、A/D変換された信号に対してγ変換やカラー補間等の画像処理を行って画像信号を生成するものであり、その機能を実現するように構成された回路や制御装置により構成される。表示部3200は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置であり、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像、撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態等を表示する。操作スイッチ3220は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。記録媒体3240は、撮影済み画像等を記録するものであり、撮像システムに内蔵されたものでもよいし、メモリカード等の着脱可能なものでもよい。
このようにして、各実施例による撮像装置1を適用した撮像システム3000を構成することにより、高精度の焦点調節が可能であり且つ被写界深度の深い画像を取得しうる高性能の撮像システムを実現することができる。
<移動体への適用例>
本発明の撮像システム及び移動体について、図13を用いて説明する。図13(a)は、車載カメラに関する撮像システム4000の一例を示したものである。撮像システム4000は、上述の各実施例に記載の撮像装置のいずれかである撮像装置1を有する。撮像システム4000は、撮像装置1により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部4120と、撮像装置4100により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部4140を有する。また、撮像システム4000は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部4160と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部4180と、を有する。ここで、視差取得部4140や距離取得部4160は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得部の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部4180はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計さ
れたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム4000は、車両情報取得装置4200と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム4000は、衝突判定部4180での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU4300が接続されている。すなわち、制御ECU4300は、距離情報に基づいて移動体を制御する移動体制御部の一例である。また、撮像システム4000は、衝突判定部4180での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置4400とも接続されている。例えば、衝突判定部4180の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU4300はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置4400は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施例では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム4000で撮像する。図13(b)に、車両前方(撮像範囲4500)を撮像する場合の撮像システム4000を示した。車両情報取得装置4200は、撮像システム4000を動作させ撮像を実行させるように指示を送る。上述の各実施例の撮像装置1を用いることで、撮像システム4000は、測距の精度をより向上させることができる。
以上の説明では、他の車両と衝突しないように制御する例を述べたが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御等にも適用可能である。更に、撮像システムは、自動車等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用できる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用できる。
本発明はさらに、医療用の画像取得装置に適用されるイメージセンサー、精密部品の検査装置に用いられるイメージセンサー、監視カメラに用いられるイメージセンサーなど、様々な分野において利用可能である。
1:撮像装置、100:画素回路、230:フレームメモリ、20:信号処理チップ、280:演算部

Claims (16)

  1. 複数の画素回路と、
    メモリと、
    前記複数の画素回路から読み出された画素信号に基づく画像データを生成して前記メモリに保存する信号処理手段と、
    前記画像データに基づいて画像を生成する演算手段と、
    を有し、
    前記信号処理手段は、
    所定の露光時間の間に前記複数の画素回路から画素信号を読み出して、1つのフレームに対応する画像データとして前記メモリに保存するものであり、
    少なくとも、第1の露光時間に対応する第1のフレームに対応する画像データと、前記第1の露光時間とは異なる第2の露光時間に対応する第2のフレームに対応する画像データと、前記第2の露光時間とは異なる第3の露光時間に対応する第3のフレームに対応する画像データと、を保存し、
    前記第2のフレームのための露光は、前記第1のフレームのための露光と前記第3のフレームのための露光の間に行われるものであり、
    前記演算手段は、前記メモリに保存された、前記第1のフレームおよび前記第3のフレームに対応する画像データを用いて第1の画像を生成し、前記第2のフレームに対応する画像データを用いて第2の画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記演算手段は、前記第1の画像と前記第2の画像を合成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の露光時間および前記第3の露光時間は、前記第2の露光時間より長いまたは短い
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の露光時間と前記第3の露光時間の長さの差は、前記第2の露光時間と前記第1の露光時間との差および前記第2の露光時間と前記第3の露光時間との差より小さい
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第3の露光時間は前記第1の露光時間に等しい
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2のフレームに対応する前記画素信号の前記画素回路からの読み出し開始時刻は、前記第1のフレームに対応する前記画素信号の前記画素回路からの読み出し開始時刻と前記第3のフレームに対応する前記画素信号の前記画素回路からの読み出し開始時刻の中央の時刻である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1のフレームのための露光時間の中心時刻と前記第2のフレームのための露光時間の中心時刻との時間間隔を第1の時間間隔とし、前記第2のフレームのための露光時間の中心時刻と前記第3のフレームのための露光時間の中心時刻との時間間隔を第2の時間間隔として、
    前記第1の時間間隔と前記第2の時間間隔との差が、前記第1の露光時間、前記第2の露光時間および前記第3の露光時間のうちの最短の露光時間よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記複数の画素回路のそれぞれは、少なくとも2つの光電変換素子を備えており、
    前記信号処理手段は、前記第1のフレームおよび前記第3のフレームに対応する画像データを取得するために前記2つの光電変換素子のいずれか一方から電荷を読み出し、前記第2のフレームに対応する画像データを取得するために前記2つの光電変換素子の両方から電荷を読み出す
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記演算手段は、前記第1の画像と前記第2の画像に基づいて、焦点検出を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記メモリは、第1のメモリおよび第2のメモリを含み、
    前記撮像装置は、前記画像データを、前記第1のメモリと前記第2のメモリのいずれに保存するかを選択する選択部をさらに有し、
    前記信号処理手段は、前記演算手段が前記第1のメモリおよび前記第2のメモリの一方から読み出しを行っている間に、前記第1のメモリおよび前記第2のメモリの他方に、前記画像データを保存する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 複数の画素回路と、
    第1のメモリおよび第2のメモリを含むメモリと、
    前記複数の画素回路に蓄積された電荷に基づく画像データを取得して前記メモリに保存する信号処理手段と、
    前記画像データを、前記第1のメモリと前記第2のメモリのいずれに保存するかを選択する選択部と、
    前記画像データに基づいて画像を生成する演算手段と、
    を有し、
    前記信号処理手段は、
    所定の露光時間の間に前記複数の画素回路から画素信号を読み出して、1つのフレームに対応する画像データとして前記第1のメモリに保存するものであり、
    少なくとも、第1の露光時間に対応する第1のフレームに対応する画像データと、第2の露光時間に対応する第2のフレームに対応する画像データを保存し、
    前記信号処理手段が前記1つのフレームに対応する画像データを保存するのに要する時間は、前記演算手段が前記1つのフレームに対応する画像データを読み出すのに要する時間よりも短い
    ことを特徴とする撮像装置。
  12. 前記画素回路に含まれる光電変換素子が設けられた第1半導体層と、前記信号処理手段に含まれる半導体素子が設けられた第2半導体層とが積層された
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記メモリに含まれる半導体素子が前記第2半導体層に設けられている、請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記メモリが設けられた第3半導体層が前記第2半導体層に積層された、請求項12に記載の撮像装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される信号を処理する処理手段と、
    を有することを特徴とする撮像システム。
  16. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される信号から情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報に基づいて移動体を制御する移動体制御手段と
    を有することを特徴とする移動体。
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