JP2018011162A - 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像を合成する撮像装置において、露光時間を長くすることを目的とする。【解決手段】ゲイン処理部は、複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減する。アナログデジタル変換部は、増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成する。演算部は、複数の画像データのいずれかである短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと複数の画像データのうち短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する。合成部は、短時間露光データと長時間露光データとを所定の合成比率により合成する。【選択図】図10

Description

本技術は、固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。詳しくは、複数の画像データを合成する固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。
従来より、撮像装置においては、通常より広いダイナミックレンジを実現するために、HDR(High Dynamic Range)合成と呼ばれる画像合成技術が用いられている。例えば、露光時間の比較的長い露光により画像を撮像した後に、露光時間の比較的短い露光により画像を撮像し、それらの画像を合成する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−88927号公報
上述の従来技術では、撮像時の周辺光量が少なく、絞り値を調整しても十分な輝度の合成画像が得られない場合には露光時間を長くする必要がある。しかしながら、上述の従来技術では、一定の撮像間隔で複数の合成画像を撮像する際に、その撮像間隔以上の露光時間を設定することはできない。また、合成画像を1枚のみ撮像する際であっても、露光時間を長くし過ぎると、被写体が動いた際にブレが生じて画質が低下するおそれがある。このように、上述の撮像装置では、露光時間を長くすることが困難であるという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、複数の画像を合成する撮像装置において、露光時間を長くすることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理部と、上記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換部と、上記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに上記ゲインの比率を乗算したデータと上記複数の画像データのうち上記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算部と、上記短時間露光データと上記長時間露光データとを所定の合成比率により合成する合成部とを具備する固体撮像素子、および、その制御方法である。これにより、短時間露光データにゲインの比率を乗算したデータと短時間露光データに該当しないデータとが加算されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定方向に複数の画素がそれぞれに配列された所定数のラインが設けられた画素アレイ部をさらに具備し、上記ゲイン処理部は、上記所定数のラインのうち特定のラインからの画素信号を第1のゲインにより増減する第1のアンプと、上記所定数のラインのうち上記特定のラインに該当しないラインからの画素信号を第2のゲインにより増減する第2のアンプとを備えてもよい。これにより、特定のラインの画像信号と、それ以外のラインの画像信号とが第1および第2のゲインにより増減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記アナログデジタル変換部は、上記第1のアンプにより増減された画素信号に対するアナログデジタル変換により第1の画素データを生成する第1のアナログデジタル変換器と、上記第2のアンプにより増減された画素信号に対するアナログデジタル変換により第2の画素データを生成する第2のアナログデジタル変換器とを備えてもよい。これにより、第1および第2の画素データが生成されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、第1の露光終了時刻が経過すると上記所定数のラインを順に駆動して上記画素信号を出力させ、上記所定数のラインの出力が完了する前の第2の露光終了時刻が経過すると上記所定数のラインを順に駆動して上記画素信号を出力させるドライバをさらに具備してもよい。これにより、上記所定数のラインの出力が完了する前に、それらのラインが順に駆動するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の画像信号は、第1および第2の画像信号を含み、上記ゲイン処理部は、上記第1の画像信号を第1のゲインにより増減し、上記第2の画像信号を第2のゲインにより増減し、上記アナログデジタル変換部は、上記第1および第2の画像信号に対するアナログデジタル変換により第1および第2の画像データを生成し、上記演算部は、上記第2の画像データを上記短時間露光データとして上記第1のゲインに対する上記第2のゲインの比率を上記短時間露光データに乗算したデータと上記第1の画像データとを加算して長時間露光データとして出力してもよい。これにより、第1のゲインに対する第2のゲインの比率を短時間露光データに乗算したデータと第1の画像データとが加算されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の画像信号は2枚より多くの画像信号を含み、上記合成部は、上記複数の画像信号の枚数より1つ少ない所定数の上記長時間露光データと上記短時間露光データとを合成し、上記演算部は、上記第2の画像データを上記短時間露光データとして上記第1のゲインに対する上記第2のゲインの比率を上記短時間露光データに乗算したデータと上記第1の画像データとを加算して上記長時間露光データとして出力する処理を上記所定数の回数に亘って行ってもよい。これにより、一定数の上記画像データのいずれかと一定数の画像データの残りの画像データのそれぞれに上記ゲインの比率を乗算したデータとが加算されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記演算部は、上記複数の画像データのそれぞれに所定値を乗算する乗算部と、上記乗算された短時間露光データに上記ゲインの比率を乗算したデータと上記乗算された複数の画像データのうち上記短時間露光データに該当しないデータとを加算して上記長時間露光データとして出力する長時間データ演算部とを備えてもよい。これにより、複数の画像データのそれぞれに所定値が乗算されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理部と、上記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換部と、上記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに上記ゲインの比率を乗算したデータと上記複数の画像データのうち上記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算部と、上記短時間露光データと上記長時間露光データとを所定の合成比率により合成して合成フレームとして出力する合成部と、上記合成フレームに対して所定のデジタル信号処理を実行するデジタル信号処理部とを具備する固体撮像素子である。これにより、短時間露光データにゲインの比率を乗算したデータと短時間露光データに該当しないデータとが加算され、合成フレームに対して所定のデジタル信号処理が実行されるいう作用をもたらす。
本技術によれば、複数の画像を合成する撮像装置において、露光時間を長くすることができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の積層構造の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における上層基板の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示す平面図である。 本技術の第1の実施の形態における画素ブロックの一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における奇数ブロック行に対応する信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における偶数ブロック行に対応する信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における中層基板の一構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における下層基板の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の合成処理を説明するための図である。 比較例における画素の駆動タイミングについて説明するための図である。 本技術の第1の実施の形態における画素の駆動タイミングの一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における露光比を1:8に設定した場合のモードごとの駆動タイミングを示す図である。 本技術の第1の実施の形態における露光比を1:2に設定した場合のモードごとの駆動タイミングを示す図である。 本技術の第1の実施の形態における露光比を1:1に設定した場合のモードごとの駆動タイミングを示す図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態の変形例におけるフレーム加算部の一構成例を示す図である。 本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子の合成処理を説明するための図である。 本技術の第2の実施の形態における画素の駆動タイミングの一例を示す図である。 体内情報取得システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(ゲイン比を乗算してから2枚を加算する例)
2.第2の実施の形態(ゲイン比を乗算してから3枚以上を加算する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、光学部110、固体撮像素子200、DSP(Digital Signal Processing)回路120、表示部130、操作部140、バス150、電源部160、記録部170およびフレームメモリ180を備える。
光学部110は、被写体からの入射光を集光して固体撮像素子200に導くものである。光学部110は、例えば、複数のレンズ、絞り、および、シャッターなどにより構成される。
固体撮像素子200は、入射光を光電変換して画像データを撮像するものである。この固体撮像素子200は、フレーム加算モードおよびフレーム非加算モードのいずれかの動作モードで動作する。ここで、フレーム加算モードは、複数の画像データ(フレーム)を加算するモードであり、フレーム非加算モードは、フレームを加算しないモードである。フレーム加算モードにおいて固体撮像素子200は、複数のフレームを加算し、その加算したデータと、加算前のフレームとを合成して合成フレームを生成する。一方、フレーム非加算モードにおいて固体撮像素子200は、複数のフレームを合成して合成フレームを生成する。
また、固体撮像素子200は、画像データを生成する際に、光電変換により生成したアナログの画素信号を、設定されたゲインにより増減する。
DSP回路120は、固体撮像素子200からの合成フレームに対して所定のデジタル信号処理を実行するものである。例えば、デモザイク処理、ホワイトバランス処理やフィルタ処理などを含む様々なデジタル信号処理が実行される。これらの処理において、DSP回路120は、必要に応じて合成フレームをフレームメモリ180に保持させる。そして、DSP回路120は、処理した合成フレームを表示部130や記録部170に出力する。なお、DSP回路120は、特許請求の範囲に記載のデジタル信号処理部の一例である。
表示部130は、合成フレームや操作画面などを表示するものである。操作部140は、ユーザの操作に従って操作信号を生成するものである。この操作信号に従って、様々な設定値が固体撮像素子200に設定される。この設定値は、露光比、ゲイン、動作モード、および、合成率などを含む。ここで、露光比は、合成される2つのフレームのそれぞれの露光時間の比率である。また、ゲインは、固体撮像素子200内の画素の画素信号を増減する際の増減率である。
なお、露光比、ゲイン、動作モード、および、合成率の全てをユーザが設定しているが、それらの一部をDSP回路120や固体撮像素子200自身が設定してもよい。
バス150は、固体撮像素子200、DSP回路120、表示部130、操作部140、電源部160、記録部170およびフレームメモリ180が互いにデータをやり取りするための共通の経路である。
電源部160は、撮像装置100内の回路に電源を供給するものである。記録部170は、フレームを記録するものである。フレームメモリ180は、フレームを保持するものである。
なお、光学部110、固体撮像素子200、DSP回路120、表示部130、操作部140、バス150、電源部160、記録部170およびフレームメモリ180を同一の装置に設けているが、これらを複数の装置に分散して設けてもよい。例えば、光学部110や固体撮像素子200を撮像装置に配置し、DSP回路120などを情報処理装置に配置してもよい。
図2は、第1の実施の形態における固体撮像素子200の積層構造の一例を示す図である。この固体撮像素子200は、積層された3枚の半導体基板を備える。これらの半導体基板のうち、光学部110に最も近いものを上層基板201とし、光学部110から最も遠いものを下層基板203とする。また、3枚のうち上層基板201と下層基板203との間の基板を中層基板202とする。
固体撮像素子200内の回路は、上層基板201、中層基板202および下層基板203のそれぞれに分散して配置される。なお、固体撮像素子200内の回路を1枚の半導体基板に配置してもよいし、2枚の半導体基板に分散して配置してもよい。
[上層基板の構成例]
図3は、第1の実施の形態における上層基板201の一構成例を示すブロック図である。上層基板201には、画素領域210が設けられる。この画素領域210には、ランプ信号生成部211および213と、ドライバ212と、信号処理部260および270と、画素アレイ部220とが配置される。
ランプ信号生成部211および213は、DA(Digital to Analog)変換により、のこぎり刃状のランプ信号を生成するものである。ランプ信号生成部211は、生成したランプ信号を信号処理部260に供給する。一方、ランプ信号生成部213は、生成したランプ信号を信号処理部270に供給する。
画素アレイ部220には、二次元格子状に複数の画素が配列される。以下、所定方向(水平方向など)に配列された画素の集合を「行」と称し、行に垂直な方向に配列された画素の集合を「列」と称する。
ドライバ212は、画素アレイ部220を駆動してアナログの画素信号を出力させるものである。このドライバ212には、合成する2つのフレームのそれぞれの露光時間が下層基板203により入力される。また、ドライバ212は、所定の周波数fVSYNC(60ヘルツなど)の垂直同期信号に同期して、画素アレイ部220を駆動する。例えば、ドライバ212は、1/fVSYNCの周期TVSYNCごとに、全行を順に露光させる処理を2回行って、周期TVSYNCごとに2枚の画像信号を生成させる。
また、ドライバ212は、フレームの出力先を変更させるための切替信号SWを生成して信号処理部260および270に供給する。
信号処理部260および270は、画素アレイ部220からの画素信号に対して、増減処理と、AD(Analog to Digital)変換処理とを行うものである。また、信号処理部260は、信号処理部270と異なる行に接続される。
また、信号処理部260および270には、ゲインを示すデジタル信号であるデジタルゲインDgが下層基板203により入力される。信号処理部260等は、そのデジタルゲインDgをDA変換したアナログゲインにより画素信号を増減し、画素信号をAD変換して画素データを生成する。そして、信号処理部260等は、切替信号SWに従って、画素データからなるフレームを中層基板202または下層基板203に供給する。
ドライバ212は、切替信号SWにより、周期TVSYNC内において最初に生成されたフレームを中層基板202に供給させ、次に生成されたフレームを下層基板203に供給させる。
[画素アレイ部の構成例]
図4は、第1の実施の形態における画素アレイ部220の一構成例を示す平面図である。画素アレイ部220は、それぞれが複数(4行×2列の8個など)の画素からなる複数の画素ブロック230に分割される。また、それぞれの画素は、R(Red)、G(Green)およびB(Blue)のいずれかの色信号を生成し、それぞれの色に対応する画素は例えば、ベイヤー配列により配列される。
以下、所定方向(水平方向など)に配列された画素ブロック230の集合を「ブロック行」と称し、ブロック行に垂直な方向に配列された画素ブロック230の集合を「ブロック列」と称する。ブロック行の行数は、Iであり、ブロック列の列数はJである。ここで、IおよびJは整数である。
ブロック列ごとに、垂直信号線228−j(jは、0乃至J−1の整数)および229−jの2本が配線される。また、ブロック行ごとに10本の水平信号線が配線される。図4において水平信号線は省略されている。行ごとの10本の水平信号線のうち、1本は、リセット信号RSTi(iは、0乃至I−1の整数)を伝送し、1本は選択信号SELiを伝送し、残りの8本は、転送信号TRG0i乃至TRG7iを伝送する。
水平信号線はドライバ212と、配線されたブロック行内の画素ブロック230とに接続される。垂直信号線228−jは、奇数のブロック行と信号処理部260に接続され、垂直信号線229−jは、偶数のブロック行と信号処理部270に接続される。
[画素ブロックの構成例]
図5は、第1の実施の形態における画素ブロック230の一構成例を示す回路図である。この画素ブロック230は、転送トランジスタ231、232、235、236、239、240、243および244と、光電変換素子233、234、237、238、241、242、245および246とを備える。また、画素ブロック230は、リセットトランジスタ247、浮遊拡散層248、増幅トランジスタ249および選択トランジスタ250を備える。
光電変換素子233、234、237、238、241、242、245および246は、入射光を光電変換して電荷を生成するものである。これらの光電変換素子は、互いに異なる転送トランジスタに接続される。
転送トランジスタ231、232、235、236、239、240、243および244は、転送信号TRG0i乃至TRG7iに従って、対応する光電変換素子から浮遊拡散層248へ電荷を転送するものである。浮遊拡散層248は、電荷を蓄積して蓄積した電荷量に応じた電圧を生成するものである。
リセットトランジスタ247は、リセット信号RSTiに従って、浮遊拡散層248の電荷を電源へ掃きだして、電荷量を初期化するものである。
増幅トランジスタ249は、浮遊拡散層248の電圧の信号を増幅するものである。選択トランジスタ250は、選択信号SELiに従って、増幅トランジスタ249により増幅された信号を画素信号として、垂直信号線228−jおよび229−jのうち接続された方に出力するものである。
ドライバ212は、画素の行を順に選択して、その行にリセット信号RSTiを供給することにより、行の露光を開始させる。また、ドライバ212は、選択した行に選択信号SELiを供給する。そして、設定された露光時間が経過するとドライバ212は、転送信号TRG0iを供給することにより、露光を終了させる。行のそれぞれの露光は、前の行から一定時間が経過したときに開始される。このように、行を順に選択して露光させる制御方式は、ローリングシャッター方式と呼ばれる。
[信号処理部の構成例]
図6は、第1の実施の形態における奇数ブロック行に対応する信号処理部260の一構成例を示すブロック図である。この信号処理部260は、DA変換部261と、複数のアンプ262と、複数のAD変換器263と、複数のスイッチ266とを備える。アンプ262、AD変換器263およびスイッチ266は、ブロック列ごとに設けられる。ブロック列の列数がJである場合、アンプ262、AD変換器263およびスイッチ266のそれぞれもJ個ずつ設けられる。
DA変換部261は、デジタルゲインDgをアナログゲインAgに変換するものである。このデジタルゲインDgは、操作部140などにより設定される。また、デジタルゲインDgは、合成対象の2つのフレームのうち露光時間の長い方に対するデジタルゲインDgと、露光時間の短い方に対するデジタルゲインDgとを含む。また、アナログゲインは、周期TVSYNC内の1枚目の画像信号に対するアナログゲインAgと、2枚目の画像信号に対するアナログゲインAgとを含む。
デジタルゲインDgとアナログゲインAgとの対応関係は、1枚目および2枚目のいずれの露光時間の方を短時間とするかにより決定される。例えば、2枚目の方を短時間露光とする際は、デジタルゲインDgをDA変換したアナログ信号がアナログゲインAgとして用いられ、デジタルゲインDgをDA変換したアナログ信号がアナログゲインAgとして用いられる。DA変換部261は、切替信号SWに従って、アナログゲインAgおよびAgのいずれかをJ個のアンプ262に供給する。
アンプ262は、供給されたアナログゲインAgにより、対応するブロック列の画素信号を増減するものである。このアンプ262は、増減した画素信号を対応するAD変換器263に供給する。なお、アンプ262は、特許請求の範囲に記載のゲイン処理部の一例である。
AD変換器263は、増減された画素信号に対してAD変換を行うものである。このAD変換器263は、コンパレータ264およびカウンタ265を備える。コンパレータ264は、アンプ262からの画素信号と、ランプ信号REFとを比較して比較結果をカウンタ265に供給するものである。カウンタ265は、所定のクロック信号に同期して、比較結果が反転するまで計数値を計数するものである。このカウンタ265は、計数値を示すデータを画素データとしてスイッチ266に供給する。なお、AD変換器263は、特許請求の範囲に記載のアナログデジタル変換部の一例である。
スイッチ266は、切替信号SWに従って、中層基板202および下層基板203のいずれかに出力先を切り替えて画素データを出力するものである。
図7は、第1の実施の形態における偶数ブロック行に対応する信号処理部270の一構成例を示すブロック図である。この信号処理部270の構成は、接続されるブロック行が異なる点以外は、信号処理部260と同様である。
[中層基板の構成例]
図8は、第1の実施の形態における中層基板202の一構成例を示す図である。この中層基板202には、メモリ領域280が設けられる。このメモリ領域280には、フレームメモリ281が配置される。フレームメモリ281は、上層基板201から出力された画素データからなるフレームを保持するものである。フレームメモリ281に保持されたフレームは、下層基板203により読み出される。このフレームメモリ281として、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)が用いられる。
[下層基板の構成例]
図9は、第1の実施の形態における下層基板203の一構成例を示すブロック図である。この下層基板203にはロジック領域290が設けられる。このロジック領域290には、制御部291、フレーム加算部292、および、HDR(High Dynamic Range)合成部296が配置される。
制御部291は、固体撮像素子200全体を制御するものである。この制御部291には、バス150を介して、デジタルゲインDg(DgおよびDg)と、露光比と、動作モードとが設定値として入力される。また、合成対象の2つのフレームのそれぞれの露光時間のうち短い方をtとし、長い方をtとしてt:tが露光比として入力される。
制御部291は、露光比に基づいて、合成対象の2つのフレームのうち1枚目の露光時間tと2枚目の露光時間tとを設定する。フレーム非加算モードにおいては、例えば、露光時間tに露光時間tの値が設定され、露光時間tに露光時間tの値が設定される。これにより、1枚目の露光時間の方が長くなる。
一方、フレーム加算モードにおいては、1枚目のフレームと2枚目のフレームとを加算したフレームが露光時間の長い方のフレームとして、2枚目のフレームと合成される。このため、制御部291は、露光時間tおよびtの合計が露光時間tとなるように、露光時間tおよびtを設定する。例えば、制御部291は、露光時間tおよびtの差分を露光時間tとし、露光時間tを露光時間tとする。
また、制御部291は、入力されたデジタルゲインDgおよびDgを保持し、保持したデジタルゲインDgおよびDgと、露光時間tおよびtとを上層基板201に出力する。さらに、フレーム加算モードにおいて制御部291は、ゲイン比Dg/Dgをフレーム加算部292に供給する。
フレーム加算部292は、乗算器293、加算器294およびスイッチ295を備える。乗算器293は、上層基板201からの1枚目のフレーム内のそれぞれの画素データとゲイン比Dg/Dgとを乗算するものである。乗算器293は、乗算したデータを加算器294に供給する。
スイッチ295は、動作モードに従って、中層基板202からの1枚目のフレーム内の画素データのそれぞれを加算器294およびHDR合成部296のいずれかに出力するものである。フレーム非加算モードにおいてスイッチ295は、画素データをHDR合成部296に出力する。一方、フレーム加算モードにおいてスイッチ295は、画素データを加算器294に出力する。
加算器294は、スイッチ295からの画素データと、乗算器293からの乗算データとを加算するものである。スイッチ295からの画素データ、または、加算器294により加算されたデータは、長時間露光データIとしてHDR合成部296に出力される。また、上層基板201からの1枚目のフレーム内の画素データは、短時間露光データIとしてHDR合成部296に出力される。なお、フレーム加算部292は、特許請求の範囲に記載の演算部の一例である。
HDR合成部296は、長時間露光データIと短時間露光データIとを所定の合成比率により合成するものである。例えば、合成比率をRHDRとすると、次の式により合成フレーム内の画素データIHDRが算出される。HDR合成部296は、生成した画素データIHDRをDSP回路120に供給する。なお、HDR合成部296は、特許請求の範囲に記載の合成部の一例である。
HDR=RHDR×I+(1−RHDR)×I
なお、フレーム加算部292は、動作モードに従って加算するか否かを判断しているが、動作モードをフレーム加算モードとフレーム非加算モードとに分けずに、加算を常に行う構成としてもよい。この場合には、スイッチ295は不要となる。
図10は、第1の実施の形態における固体撮像素子の合成処理を説明するための図である。フレーム加算モードにおいて画素アレイ部220は、2枚の画像信号を順に生成する。一方、DA変換部261は、露光時間の長いフレームに対するデジタルゲインDgを1枚目の画像信号に対するアナログゲインAgに変換したものとする。また、DA変換部271は、露光時間の短いフレームに対するデジタルゲインDgを2枚目の画像信号に対するアナログゲインAgに変換したものとする。
そして、アンプ272は、1枚目の画像信号内の画素信号のぞれぞれをアナログゲインAgにより増減し、アンプ272は、2枚目の画像信号内の画素信号のぞれぞれをアナログゲインAgにより増減する。AD変換器263および273は、増減された画素信号のそれぞれを画素データにAD変換する。これにより、2枚のフレームが生成される。これらのうち1枚目のフレームは、フレームメモリ281に保持される。一方、2枚目のフレーム内の画素データは、短時間露光データIとして出力される。
フレーム加算部292は、短時間露光データIに対してゲイン比Dg/Dgを乗算したデータと、1枚目のフレーム内の画素データとを加算して長時間露光データIを生成する。上述のアンプ262、272、および、フレーム加算部292により行われた演算は、次の式により表される。
=Ag×I+(Ag×I)×Dg/Dg ・・・式1
=Ag×I ・・・式2
ここで、前述したように、DA変換部261および271は、デジタルゲインDgをアナログゲインAgに変換し、DA変換部271は、デジタルゲインDgをアナログゲインAgに変換している。このため、式1および式2のAgをDgに、AgをDgに置き換えることができる。この結果、次の式が得られる。
=Dg×I+(Dg×I)×Dg/Dg
=Dg×(I+I) ・・・式3
=Dg×I ・・・式4
式3に例示するように、ゲイン比Dg/Dgを乗算することにより、2枚目の画像信号(I)の増減率を、長時間露光データに対応するデジタルゲインDgに調整することができる。一方、式4より、2枚目の画像信号(I)の方は、対応するゲインDgで増減されているため、Dg/Dgの乗算は必要ない。
例えば、ユーザがデジタルゲインDgに1.1を設定し、デジタルゲインDgに0.9を設定したものとする。式3および式4に、これらの数値を代入すると、次の式が得られる。
=1.1×I+(0.9×I)×1.1/0.9
=1.1×(I+I) ・・・式5
=0.9×I
ここで、仮に、式5においてゲイン比1.1/0.9を乗算せずに加算を行うと、1.1倍に増減された信号Iと、0.9倍に増減された信号Iとが加算されてしまう。このため、加算した信号(I+I)に対する増減率は、設定した1.1と異なる値になってしまう。
これに対して、ゲイン比1.1/0.9を短時間露光データ(0.9×I)に乗算してから加算すれば、加算した信号(I+I)に対する増減率を、設定した1.1に調整することができる。
また、2枚のフレームを加算して長時間露光データとすることにより、加算しない場合と比較して、長時間露光データの露光時間を長くすることができる。
なお、アナログゲインで増減しないままでAD変換した後にフレーム加算し、その加算データにデジタルゲインDgを乗算すれば、ゲイン比Dg/Dgの乗算が不要となるが、この構成は望ましくない。デジタルゲインにより増減すると、オーバーフローなどにより、階調が失われて信号品質が低下するおそれがある理由による。
また、固体撮像素子200は、1枚目のフレームを短時間露光データIとして合成しているが、1枚目の代わりに2枚目のフレームを短時間露光データIとして合成してもよい。この場合にDA変換部261等は、デジタルゲインDgをアナログゲインAgに変換し、デジタルゲインDgをアナログゲインAgに変換する。
また、メモリ領域280およびロジック領域290の両方を固体撮像素子200の内部に設けているが、これらの少なくとも一部を固体撮像素子200の外部に設けてもよい。例えば、ロジック領域290をDSP回路120に配置してもよい。ただし、メモリ領域280およびロジック領域290を固体撮像素子200内に配置した方が、データ転送の負荷を軽減して高速な処理が可能となるほか、後段のDSP回路120に新たな回路を追加しなくてもよい。このため、メモリ領域280およびロジック領域290を固体撮像素子200内に配置した方が好ましい。
図11は、比較例における画素の駆動タイミングについて説明するための図である。周期TVSYNCごとに2枚のフレームを撮像して合成する場合、それぞれのフレームの露光時間は、周期TVSYNC以下に設定される。同図において、縦軸は、行(言い換えれば、ライン)を示し、横軸は時間を示す。また、斜線部分は、1枚目のフレームを示し、白抜きの部分は、2枚目のフレームを示す。
ここで、列ごとにAD変換器を1つのみ配置した比較例を想定する。この比較例では、固体撮像素子が同時に2行のAD変換を行うことができないため、1枚目の読出しが完了した後でないと2枚目の読出しを開始することができない。
図11におけるaは、1枚目の全行の読出しが完了したタイミングte1から一定時間が経過したタイミングts2に2枚目の読出しを開始した場合を示す図である。また、同図におけるbは、1枚目の露光時間をさらに長くして、1枚目の全行の読出しが完了したタイミングte1において、2枚目の読出しを開始した場合を示す図である。比較例では同時に2行を読み出すことができないため、2枚目の露光時間を短くしない限り、1枚目の露光時間を同図におけるbよりも長くすることはできない。
したがって、2枚目の露光時間をtとし、全行の読出しに要する時間をtreadとすると、1枚目の露光終了時と2枚目の露光開始時との間の時間を、treadおよびtの差分dt以上に設定する必要がある。すなわち、1枚目の露光終了と同時に2枚目の露光を開始することができない。
これに対して、固体撮像素子200では、列ごとにAD変換器263およびAD変換器273の2つを配置しているため、固体撮像素子200は、2行を同時に読み出してAD変換することができる。
図12は、第1の実施の形態における画素の駆動タイミングの一例を示す図である。同図において、縦軸は、行(ライン)を示し、横軸は時間を示す。また、斜線部分は、1枚目のフレームを示し、白抜きの部分は、2枚目のフレームを示す。前述したように、固体撮像素子200は2行を同時に読み出すことができるため、1枚目の読出しの途中のタイミングts2において、2枚目のフレームの読出しを開始することができる。
例えば、1枚目のL1行の読出しの際に、2枚目のL2行を読み出す場合を考える。L1行が奇数ブロック行内の行で、L2行が偶数ブロック行内の行である場合、L1行はAD変換器263を含む信号処理部260により読み出され、L2行はAD変換器273を含む信号処理部270により読み出される。ドライバ212は、切替信号SWにより1枚目のフレームをフレームメモリ281へ出力させ、2枚目のフレームをロジック領域290へ出力させる。L1行以降の1枚目のフレームの行は、奇数ブロック行内のものであれば信号処理部260により読み出され、偶数ブロック行内のものであれば、信号処理部270により読み出される。2枚目のフレームについても同様である。ブロック行は、4行であるため、ドライバ212は、4行の読出しのたびに、信号処理部260と信号処理部270とのそれぞれの出力先を切替信号SWにより変更させる。
このように、固体撮像素子200は、1枚目の全行の読出し終了を待たずに、2枚目の読出しを開始することができる。このため、1枚目の露光終了時と2枚目の露光開始時との間にdtを設ける必要がなくなり、1枚目の露光時間を比較例よりも長くすることができる。
なお、固体撮像素子200は、信号処理部260および270により、2行を同時に読み出しているが、互いに異なる行に接続された3つ以上の信号処理部を設け、3行以上を同時に読み出してもよい。
図13は、第1の実施の形態における露光比を1:8に設定した場合のモードごとの駆動タイミングを示す図である。同図における縦軸は、行(ライン)を示し、横軸は時間を示す。また、斜線部分は、1枚目のフレームを示し、白抜きの部分は、2枚目のフレームを示す。同図におけるaは、フレーム加算モードの駆動タイミングを示し、同図におけるbは、フレーム非加算モードの駆動タイミングを示す。
フレーム加算モードでは、1枚目のフレームと2枚目のフレームとが加算されるため、2枚目の露光時間tと、1枚目の露光時間tおよび露光時間tの合計(t+t)との比率が1:8になるように、露光時間tおよびtが設定される。周期TVSYNCが30ミリ秒(ms)である場合、例えば、露光時間tを3.75ミリ秒(ms)にし、合計(t+t)を30ミリ秒(ms)に設定すれば、露光比が1:8になる。露光時間tには、それらの差分である26.25ミリ秒(ms)が設定される。
一方、フレーム非加算モードでは、フレームが加算されないため、2枚目の露光時間tと、1枚目の露光時間tとの比率が1:8になるように、露光時間tおよびtが設定される。例えば、露光時間tを3.33ミリ秒(ms)にし、露光時間tを26.67ミリ秒(ms)に設定すれば、露光比が1:8になる。
図13におけるaおよびbに例示したように、露光比を同一にして比較すると、フレーム加算モードでは、フレーム非加算モードよりも長時間露光データの露光時間を長く設定することができる。
図14は、第1の実施の形態における露光比を1:2に設定した場合のモードごとの駆動タイミングを示す図である。同図における縦軸は、行(ライン)を示し、横軸は時間を示す。また、斜線部分は、1枚目のフレームを示し、白抜きの部分は、2枚目のフレームを示す。同図におけるaは、フレーム加算モードの駆動タイミングを示し、同図におけるbは、フレーム非加算モードの駆動タイミングを示す。
フレーム加算モードでは、1枚目のフレームと2枚目のフレームとが加算されるため、露光時間tと、合計(t+t)との比率が1:2になるように、露光時間tおよびtが設定される。周期TVSYNCが30ミリ秒(ms)である場合、例えば、露光時間tを15ミリ秒(ms)にし、合計(t+t)を30ミリ秒(ms)に設定すれば、露光比が1:2になる。露光時間tには、それらの差分である15ミリ秒(ms)が設定される。
一方、フレーム非加算モードでは、フレームが加算されないため、2枚目の露光時間tと、1枚目の露光時間tとの比率が1:2になるように、露光時間tおよびtが設定される。例えば、露光時間tを10ミリ秒(ms)にし、露光時間tを20ミリ秒(ms)に設定すれば、露光比が1:2になる。
図15は、第1の実施の形態における露光比を1:1に設定した場合のモードごとの駆動タイミングを示す図である。同図における縦軸は、行(ライン)を示し、横軸は時間を示す。また、斜線部分は、1枚目のフレームを示し、白抜きの部分は、2枚目のフレームを示す。同図におけるaは、フレーム加算モードの駆動タイミングを示し、同図におけるbは、フレーム非加算モードの駆動タイミングを示す。
フレーム加算モードでは、1枚目のフレームと2枚目のフレームとが加算されるため、露光時間tと、合計(t+t)との比率が1:1になるように、露光時間tおよびtが設定される。周期TVSYNCが30ミリ秒(ms)である場合、例えば、露光時間tを30ミリ秒(ms)にし、合計(t+t)を30ミリ秒(ms)に設定すれば、露光比が1:1になる。
一方、フレーム非加算モードでは、フレームが加算されないため、2枚目の露光時間tと、1枚目の露光時間tとの比率が1:1になるように、露光時間tおよびtが設定される。例えば、露光時間tを15ミリ秒(ms)にし、露光時間tを15ミリ秒(ms)に設定すれば、露光比が1:1になる。
図13乃至図15に例示したように、フレーム加算モードでは、露光比を如何なる値に設定しても、長時間露光データの露光時間(t+t)を、周期TVSYNCにすることができる。
[固体撮像素子の動作例]
図16は、第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、フレーム加算モードが設定された場合に開始される。固体撮像素子200は、1枚目の画像を撮像し(ステップS901)、その画像信号をアナログゲインにより増減する(ステップS902)。そして、固体撮像素子200は、増減後の画像信号を画像データ(フレーム)にAD変換してフレームメモリ281に保持する(ステップS903)。
また、固体撮像素子200は、2枚目の画像を撮像し(ステップS904)、その画像信号をアナログゲインにより増減する(ステップS905)。そして、固体撮像素子200は、増減後の画像信号をフレームにAD変換し(ステップS906)、そのフレームにゲイン比を乗算する(ステップS907)。そして、固体撮像素子200は、1枚目のフレームに乗算結果を加算して長時間露光データを生成し(ステップS908)、2枚目のフレーム(短時間露光データ)と加算結果(長時間露光データ)とを合成する(ステップS909)。
続いて、固体撮像素子200は、撮像を終了するための操作などにより、撮像の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS910)。撮像の終了が指示されていない場合に(ステップS910:No)、固体撮像素子200は、ステップS901以降を繰り返し実行する。一方、撮像の終了が指示された場合に(ステップS910:Yes)、固体撮像素子200は、撮像のための動作を終了する。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、ゲインDgで増減した2枚目のフレームにゲイン比Dg/Dgを乗算してから1枚目のフレームと加算するため、露光時間を長くし、2枚目に対する増減率を、設定したDgに調整することができる。これにより、設定したゲインで増幅した、適切なレベルの合成フレームを生成することができる。
[変形例]
上述の第1の実施の形態では、AD変換前に画像信号をアナログゲインにより増幅していたが、アナログゲインに設定することができる値は、アンプの仕様により一定範囲内に制限される。このため、アナログゲインによる増幅では、ゲインが不足する場合がある。この場合は、AD変換後にさらに増幅すればよい。この第1の実施の形態の変形例の固体撮像素子200は、AD変換後にさらに増幅する点において第1の実施の形態と異なる。
図17は、第1の実施の形態の変形例におけるフレーム加算部292の一構成例を示す図である。この第1の実施の形態の変形例におけるフレーム加算部292は、乗算器297および298をさらに備える。
乗算器297は、中層基板202からの1枚目のフレームにゲイン比Dg/Dgを乗算するものである。この乗算器297は、乗算結果をスイッチ295に供給する。また、乗算器298は、上層基板201からの2枚目のフレームにゲイン比Dg/Dgを乗算するものである。この乗算器298は、乗算結果を乗算器293およびHDR合成部296に供給する。
Dgが、アンプに設定可能なゲイン範囲外である場合には、そのゲイン範囲内でDgに最も近いアナログゲインAgにより1枚目が増減される。この場合には、アナログゲインAgに対応するDgとDgとのゲイン比を乗算器297が乗算することにより、ゲインの不足を補うことができる。
同様に、Dgが、アンプに設定可能なゲイン範囲を超える場合には、そのゲイン範囲内でDgに最も近いアナログゲインAgにより2枚目が増減される。この場合には、アナログゲインAgに対応するDgとDgとのゲイン比を乗算器298が乗算することにより、ゲインの不足を補うことができる。
また、ユーザが誤ってゲインを設定した場合や、デジタルゲインDgに長時間露光データに対するゲインが設定された場合などにも、乗算器297および298により補正することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態の変形例によれば、アナログゲインで増減し、AD変換後に乗算器297および298がフレームをさらに増減するため、アナログゲインが不足する場合であっても、その不足を補うことができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、2枚のフレームを合成して合成フレームを生成していたが、合成枚数が2枚では、階調を十分に表現することができないおそれがある。一般に、合成する枚数が多いほど、階調が滑らかで自然な合成フレームを生成することができる。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、3枚以上のフレームを合成する点において第1の実施の形態と異なる。
図18は、第2の実施の形態における固体撮像素子200の合成処理を説明するための図である。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、3枚以上のフレームを合成する。また、ロジック領域290には合成枚数より1つ少ない個数のフレーム加算部292が設けられる。例えば、5枚を合成する場合には、4個のフレーム加算部292が設けられる。また、メモリ領域280には、フレーム加算部292と同じ個数のフレームメモリ281が設けられる。
合成枚数をNとし、最後のフレームの画素データを短時間露光データIとし、残りのN−1枚のそれぞれの画素データを長時間露光データIL1乃至IL(N−1)とする。また、短時間露光データIに対応するデジタルゲインをDgとし、長時間露光データIL1乃至ILN−1に対応するデジタルゲインをDgL1乃至DgL(N−1)とする。この場合、1枚目からN−1枚目の画像の画素信号は、デジタルゲインDgL1乃至DgL(N−1)を変換したアナログゲインAg乃至AgN−1により増減される。また、N枚目の画像の画素信号は、デジタルゲインDgを変換したアナログゲインAgにより増減される。
そして、1枚目からN−1枚目のフレームは、N−1個のフレームメモリ281に保持される。また、n(nは1乃至N−1の整数)枚目に対応するフレーム加算部292には、n枚目からN枚目までのフレームが入力される。例えば、1枚目に対応するフレーム加算部292には、1枚目からN枚目までの計N枚のフレームが入力され、2枚目に対応するフレーム加算部292には、2枚目からN枚目までの計N−1枚のフレームが入力される。
また、n枚目に対応するフレーム加算部292において、k(kはn+1からNまでの整数)枚目のフレーム内の画素データに、ゲイン比DgLn/Dgが乗算される。例えば、2枚目に対応するフレーム加算部292において、3枚目のフレーム内の画素データにゲイン比DgL2/Dgが乗算される。
そして、乗算結果のそれぞれと、n枚目のフレームとが加算されて、長時間露光データILnが生成される。例えば、2枚目に対応するフレーム加算部292では、3枚目からN枚目までに対する乗算結果のそれぞれと、2枚目のフレームとが加算される。
上述の演算は、次の式により表される。
Figure 2018011162
図19は、第2の実施の形態における画素の駆動タイミングの一例を示す図である。周期TVSYNC内においてN枚のフレームが順に生成される。そして、1枚目からN枚目までの加算により、露光時間tL1の長時間露光データが生成される。また、2枚目からN枚目までの加算により、露光時間tL2の長時間露光データが生成される。以下、同様に、n枚目からN枚目までの加算により、露光時間tLnの長時間露光データが生成される。そして、N枚目のフレームは、露光時間tの短時間露光データとして、長時間露光データのそれぞれと合成される。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、3枚以上のフレームを合成するため、2枚を合成する場合よりも階調を滑らかにして合成フレームの画質を向上させることができる。
<体内情報取得システムへの応用例>
図20は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る、カプセル型内視鏡を用いた患者の体内情報取得システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
体内情報取得システム10001は、カプセル型内視鏡10100と、外部制御装置10200とから構成される。
カプセル型内視鏡10100は、検査時に、患者によって飲み込まれる。カプセル型内視鏡10100は、撮像機能及び無線通信機能を有し、患者から自然排出されるまでの間、胃や腸等の臓器の内部を蠕動運動等によって移動しつつ、当該臓器の内部の画像(以下、体内画像ともいう)を所定の間隔で順次撮像し、その体内画像についての情報を体外の外部制御装置10200に順次無線送信する。
外部制御装置10200は、体内情報取得システム10001の動作を統括的に制御する。また、外部制御装置10200は、カプセル型内視鏡10100から送信されてくる体内画像についての情報を受信し、受信した体内画像についての情報に基づいて、表示装置(図示せず)に当該体内画像を表示するための画像データを生成する。
体内情報取得システム10001では、このようにして、カプセル型内視鏡10100が飲み込まれてから排出されるまでの間、患者の体内の様子を撮像した体内画像を随時得ることができる。
カプセル型内視鏡10100と外部制御装置10200の構成及び機能についてより詳細に説明する。
カプセル型内視鏡10100は、カプセル型の筐体10101を有し、その筐体10101内には、光源部10111、撮像部10112、画像処理部10113、無線通信部10114、給電部10115、電源部10116、及び制御部10117が収納されている。
光源部10111は、例えばLED(light emitting diode)等の光源から構成され、撮像部10112の撮像視野に対して光を照射する。
撮像部10112は、撮像素子、及び当該撮像素子の前段に設けられる複数のレンズからなる光学系から構成される。観察対象である体組織に照射された光の反射光(以下、観察光という)は、当該光学系によって集光され、当該撮像素子に入射する。撮像部10112では、撮像素子において、そこに入射した観察光が光電変換され、その観察光に対応する画像信号が生成される。撮像部10112によって生成された画像信号は、画像処理部10113に提供される。
画像処理部10113は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサによって構成され、撮像部10112によって生成された画像信号に対して各種の信号処理を行う。画像処理部10113は、信号処理を施した画像信号を、RAWデータとして無線通信部10114に提供する。
無線通信部10114は、画像処理部10113によって信号処理が施された画像信号に対して変調処理等の所定の処理を行い、その画像信号を、アンテナ10114Aを介して外部制御装置10200に送信する。また、無線通信部10114は、外部制御装置10200から、カプセル型内視鏡10100の駆動制御に関する制御信号を、アンテナ10114Aを介して受信する。無線通信部10114は、外部制御装置10200から受信した制御信号を制御部10117に提供する。
給電部10115は、受電用のアンテナコイル、当該アンテナコイルに発生した電流から電力を再生する電力再生回路、及び昇圧回路等から構成される。給電部10115では、いわゆる非接触充電の原理を用いて電力が生成される。
電源部10116は、二次電池によって構成され、給電部10115によって生成された電力を蓄電する。図20では、図面が煩雑になることを避けるために、電源部10116からの電力の供給先を示す矢印等の図示を省略しているが、電源部10116に蓄電された電力は、光源部10111、撮像部10112、画像処理部10113、無線通信部10114、及び制御部10117に供給され、これらの駆動に用いられ得る。
制御部10117は、CPU等のプロセッサによって構成され、光源部10111、撮像部10112、画像処理部10113、無線通信部10114、及び、給電部10115の駆動を、外部制御装置10200から送信される制御信号に従って適宜制御する。
外部制御装置10200は、CPU,GPU等のプロセッサ、又はプロセッサとメモリ等の記憶素子が混載されたマイクロコンピュータ若しくは制御基板等で構成される。外部制御装置10200は、カプセル型内視鏡10100の制御部10117に対して制御信号を、アンテナ10200Aを介して送信することにより、カプセル型内視鏡10100の動作を制御する。カプセル型内視鏡10100では、例えば、外部制御装置10200からの制御信号により、光源部10111における観察対象に対する光の照射条件が変更され得る。また、外部制御装置10200からの制御信号により、撮像条件(例えば、撮像部10112におけるフレームレート、露出値等)が変更され得る。また、外部制御装置10200からの制御信号により、画像処理部10113における処理の内容や、無線通信部10114が画像信号を送信する条件(例えば、送信間隔、送信画像数等)が変更されてもよい。
また、外部制御装置10200は、カプセル型内視鏡10100から送信される画像信号に対して、各種の画像処理を施し、撮像された体内画像を表示装置に表示するための画像データを生成する。当該画像処理としては、例えば現像処理(デモザイク処理)、高画質化処理(帯域強調処理、超解像処理、NR(Noise reduction)処理及び/又は手ブレ補正処理等)、並びに/又は拡大処理(電子ズーム処理)等、各種の信号処理を行うことができる。外部制御装置10200は、表示装置の駆動を制御して、生成した画像データに基づいて撮像された体内画像を表示させる。あるいは、外部制御装置10200は、生成した画像データを記録装置(図示せず)に記録させたり、印刷装置(図示せず)に印刷出力させてもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る体内情報取得システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部10112に適用され得る。撮像部10112に本開示に係る技術を適用することにより、露光時間を長くすることができるため、画像を明るくして検査の精度を向上させることができる。
<移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図21は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図21に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図21の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図22は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図22では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図22には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、、露光時間を長くすることができるため、画像を明るくして、見やすい撮影画像を得ることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理部と、
前記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換部と、
前記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算部と、
前記短時間露光データと前記長時間露光データとを所定の合成比率により合成する合成部と
を具備する固体撮像素子。
(2)所定方向に複数の画素がそれぞれに配列された所定数のラインが設けられた画素アレイ部をさらに具備し、
前記ゲイン処理部は、
前記所定数のラインのうち特定のラインからの画素信号を第1のゲインにより増減する第1のアンプと、
前記所定数のラインのうち前記特定のラインに該当しないラインからの画素信号を第2のゲインにより増減する第2のアンプと
を備える前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記アナログデジタル変換部は、
前記第1のアンプにより増減された画素信号に対するアナログデジタル変換により第1の画素データを生成する第1のアナログデジタル変換器と、
前記第2のアンプにより増減された画素信号に対するアナログデジタル変換により第1の画素データを生成する第2のアナログデジタル変換器と
を備える前記(2)記載の固体撮像素子。
(4)第1の露光終了時刻が経過すると前記所定数のラインを順に駆動して前記画素信号を出力させ、前記所定数のラインの出力が完了する前の第2の露光終了時刻が経過すると前記所定数のラインを順に駆動して前記画素信号を出力させるドライバをさらに具備する前記(2)または(3)に記載の固体撮像素子。
(5)前記複数の画像信号は、第1および第2の画像信号を含み、
前記ゲイン処理部は、前記第1の画像信号を第1のゲインにより増減し、前記第2の画像信号を第2のゲインにより増減し、
前記アナログデジタル変換部は、前記第1および第2の画像信号に対するアナログデジタル変換により第1および第2の画像データを生成し、
前記演算部は、前記第2の画像データを前記短時間露光データとして前記第1のゲインに対する前記第2のゲインの比率を前記短時間露光データに乗算したデータと前記第1の画像データとを加算して前記長時間露光データとして出力する
前記(1)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(6)前記複数の画像信号は2枚より多くの画像信号を含み、
前記合成部は、前記複数の画像信号の枚数より1つ少ない所定数の前記長時間露光データと前記短時間露光データとを合成し、
前記演算部は、前記所定数を超えない一定数の前記画像データのいずれかと前記一定数の画像データの残りの画像データのそれぞれに前記ゲインの比率を乗算したデータとを加算して前記所定数の長時間画像データのいずれかとして出力する処理を前記所定数の回数に亘って行う
前記(1)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記演算部は、
前記複数の画像データのそれぞれに所定値を乗算する乗算部と、
前記乗算された短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記乗算された複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して前記長時間露光データとして出力する長時間データ演算部と
を備える前記(1)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理部と、
前記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換部と、
前記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算部と、
前記短時間露光データと前記長時間露光データとを所定の合成比率により合成して合成フレームとして出力する合成部と、
前記合成フレームに対して所定のデジタル信号処理を実行するデジタル信号処理部と
を具備する固体撮像素子。
(9)複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理手順と
前記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換手順と、
前記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算手順と、
前記短時間露光データと前記長時間露光データとを所定の合成比率により合成する合成手順と
を具備する固体撮像素子の制御方法。
100 撮像装置
110 光学部
120 DSP回路
130 表示部
140 操作部
150 バス
160 電源部
170 記録部
180、281 フレームメモリ
200 固体撮像素子
201 上層基板
202 中層基板
203 下層基板
210 画素領域
211、213 ランプ信号生成部
212 ドライバ
220 画素アレイ部
230 画素ブロック
231、232、235、236、239、240、243、244 転送トランジスタ
233、234、237、238、241、242、245、246 光電変換素子
247 リセットトランジスタ
248 浮遊拡散層
249 増幅トランジスタ
250 選択トランジスタ
260、270 信号処理部
261、271 DA変換部
262、272 アンプ
263、273 AD変換器
264、274 コンパレータ
265、275 カウンタ
266、276、295 スイッチ
280 メモリ領域
290 ロジック領域
291 制御部
292 フレーム加算部
293、297、298 乗算器
294 加算器
296 HDR合成部

Claims (9)

  1. 複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理部と、
    前記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換部と、
    前記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算部と、
    前記短時間露光データと前記長時間露光データとを所定の合成比率により合成する合成部と
    を具備する固体撮像素子。
  2. 所定方向に複数の画素がそれぞれに配列された所定数のラインが設けられた画素アレイ部をさらに具備し、
    前記ゲイン処理部は、
    前記所定数のラインのうち特定のラインからの画素信号を第1のゲインにより増減する第1のアンプと、
    前記所定数のラインのうち前記特定のラインに該当しないラインからの画素信号を第2のゲインにより増減する第2のアンプと
    を備える請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記アナログデジタル変換部は、
    前記第1のアンプにより増減された画素信号に対するアナログデジタル変換により第1の画素データを生成する第1のアナログデジタル変換器と、
    前記第2のアンプにより増減された画素信号に対するアナログデジタル変換により第2の画素データを生成する第2のアナログデジタル変換器と
    を備える請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 第1の露光終了時刻が経過すると前記所定数のラインを順に駆動して前記画素信号を出力させ、前記所定数のラインの出力が完了する前の第2の露光終了時刻が経過すると前記所定数のラインを順に駆動して前記画素信号を出力させるドライバをさらに具備する請求項2記載の固体撮像素子。
  5. 前記複数の画像信号は、第1および第2の画像信号を含み、
    前記ゲイン処理部は、前記第1の画像信号を第1のゲインにより増減し、前記第2の画像信号を第2のゲインにより増減し、
    前記アナログデジタル変換部は、前記第1および第2の画像信号に対するアナログデジタル変換により第1および第2の画像データを生成し、
    前記演算部は、前記第2の画像データを前記短時間露光データとして前記第1のゲインに対する前記第2のゲインの比率を前記短時間露光データに乗算したデータと前記第1の画像データとを加算して前記長時間露光データとして出力する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 前記複数の画像信号は2枚より多くの画像信号を含み、
    前記合成部は、前記複数の画像信号の枚数より1つ少ない所定数の前記長時間露光データと前記短時間露光データとを合成し、
    前記演算部は、前記所定数を超えない一定数の前記画像データのいずれかと前記一定数の画像データの残りの画像データのそれぞれに前記ゲインの比率を乗算したデータとを加算して前記所定数の長時間画像データのいずれかとして出力する処理を前記所定数の回数に亘って行う
    請求項1記載の固体撮像素子。
  7. 前記演算部は、
    前記複数の画像データのそれぞれに所定値を乗算する乗算部と、
    前記乗算された短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記乗算された複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して前記長時間露光データとして出力する長時間データ演算部と
    を備える請求項1記載の固体撮像素子。
  8. 複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理部と、
    前記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換部と、
    前記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算部と、
    前記短時間露光データと前記長時間露光データとを所定の合成比率により合成して合成フレームとして出力する合成部と、
    前記合成フレームに対して所定のデジタル信号処理を実行するデジタル信号処理部と
    を具備する固体撮像素子。
  9. 複数の画像信号のそれぞれを互いに異なるゲインにより増減するゲイン処理手順と
    前記増減された複数の画像信号に対するアナログデジタル変換により複数の画像データを生成するアナログデジタル変換手順と、
    前記複数の画像データのいずれかである短時間露光データに前記ゲインの比率を乗算したデータと前記複数の画像データのうち前記短時間露光データに該当しないデータとを加算して長時間露光データとして出力する演算手順と、
    前記短時間露光データと前記長時間露光データとを所定の合成比率により合成する合成手順と
    を具備する固体撮像素子の制御方法。
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