WO2017169274A1 - 撮像制御装置、撮像制御方法、コンピュータプログラム及び電子機器 - Google Patents

撮像制御装置、撮像制御方法、コンピュータプログラム及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体に動いている物体が含まれる場合でも自然なHDR画像を生成することが可能な撮像制御装置を提供する。 【解決手段】第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成する制御部と、前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成する合成部と、を備え、前記制御部は、前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて前記合成部で前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定する、撮像制御装置が提供される。

Description

撮像制御装置、撮像制御方法、コンピュータプログラム及び電子機器
 本開示は、撮像制御装置、撮像制御方法、コンピュータプログラム及び電子機器に関する。
 CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを備えたデジタルカメラには、ダイナミックレンジの幅を広げるHDR(High Dynamic Range)という機能が備えられているものがある。HDR画像を撮像する技術として、互いに異なる露光時間で撮像された複数枚の画像を用いてHDR画像を生成する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-4353号公報
 長時間露光で撮像された画像と短時間露光で撮像された画像とを合成してHDR画像を生成する場合、露光時間の比率によっては画像の撮像間でブランクが生じる。被写体に動いている物体が含まれる場合、HDR画像の生成時に、その動いている被写体が不自然なものなる。
 そこで、本開示では、被写体に動いている物体が含まれる場合でも自然なHDR画像を生成することが可能な、新規かつ改良された撮像制御装置、撮像制御方法、コンピュータプログラム及び電子機器を提案する。
 本開示によれば、第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成する制御部と、前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成する合成部と、を備え、前記制御部は、前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて前記合成部で前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定する、撮像制御装置が提供される。
 また本開示によれば、第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成することと、前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成することと、前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて、前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定することと、を含む、撮像制御方法が提供される。
 また本開示によれば、コンピュータに、第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成することと、前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成することと、前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて、前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定することと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
 また本開示によれば、上記撮像制御装置を備える、電子機器が提供される。
 以上説明したように本開示によれば、被写体に動いている物体が含まれる場合でも自然なHDR画像を生成することが可能な、新規かつ改良された撮像制御装置、撮像制御方法、コンピュータプログラム及び電子機器を提供することが出来る。
 なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
既存のHDR画像の撮像技術を説明するための説明図である。 既存のHDR画像の撮像技術を説明するための説明図である。 本開示の実施の形態に係る電子機器10の機能構成例を示す説明図である。 撮像部11に含まれるセンサモジュール100の構成例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の機能構成例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の動作例を示す流れ図である。 露光比による短蓄画像の選択例を示す説明図である。 極めて短い時間で2つのフレームの露光を行う例を示す説明図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
 以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
 なお、説明は以下の順序で行うものとする。
 1.本開示の実施の形態
  1.1.概要
  1.2.撮像装置の機能構成例
  1.3.センサモジュールの構成例
  1.4.動作例
 2.移動体への応用例
 3.まとめ
 [1.1.概要]
 本開示の実施の形態について詳細に説明する前に、まず本開示の実施の形態の概要について説明する。
 上述したように、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを備えたデジタルカメラには、ダイナミックレンジの幅を広げるHDRという機能が備えられているものがある。HDR画像を撮像する技術として、互いに異なる露光時間で撮像された複数枚の画像を用いてHDR画像を生成する方法がある。
 以下では、既存のHDR画像の撮像技術を説明する。図1及び図2は、既存のHDR画像の撮像技術を説明するための説明図である。図1及び図2では、2枚の画像を互いに異なる、または同じ露光時間で撮像することでHDR画像を生成する例が示されている。また図1及び図2では、2つのフレームを加算することで長時間露光による画像(長蓄画像)を生成し、長蓄画像の基となるフレームのいずれか1つを短時間露光による画像(短蓄画像)とする場合の例が示されている。
 なお、以下の実施の形態の説明では、HDR画像の生成に際し、2枚の画像それぞれにおいて設定される露光時間のうち、長い方の露光時間を長露光時間と称し、短い方の露光時間を短露光時間と称する。また、長露光時間で露光して得られる1枚の画像を長露光画像、短露光時間で露光して得られる1枚の画像を短露光画像、長露光時間で露光して得られる画素信号を長露光信号、短露光時間で露光して得られる画素信号を短露光信号とも称する。
 図1は、短蓄画像を2番目のフレームに固定した場合の、露光比と露光タイミングとの関係を例示したものである。ここで露光比とは、短蓄画像の露光時間を1とした場合の長蓄画像の露光時間を現している。すなわち、露光比2とは、長蓄画像の露光時間:短蓄画像の露光時間=2:1であることを示している。
 CMOSイメージセンサなどの撮像素子からは、例えば垂直方向にH行の画素からなる場合、1行目からH行目まで順次データを読み出すことが出来るが、最後のH行目のデータを読み出し終えてからでないと、次のフレームの1行目からの読み出しを開始することができない。
 そのため、イメージセンサからの画像の出力フレームレートが30fps(1フレームあたりの時間がおよそ33.3ミリ秒)の場合に、露光比をおよそ5としようとすると、2番目のフレームの露光時間を6.6ミリ秒とすればよい。そして、明るい被写体と暗い被写体が混在するような場合に、撮像された画像においてどちらの被写体も適切に表示できるよう、露光比を5以上にしようとすると、2番目のフレームの露光時間を6.6ミリ秒より短くすれば良い。しかし、1番目のフレームの露光時間は、上述の読み出しの制限から、26.7ミリ秒より長くすることができない。従って、短蓄画像を2番目のフレームに固定した場合、露光比を5以上にしようとすると、1番目のフレームと2番目のフレームにブランクが生じてしまう。1番目のフレームと2番目のフレームにブランクが生じると、被写体に動いている物体が含まれる場合、HDR画像の生成時に、その動いている被写体が不自然なものなる。
 図2は、短蓄画像を1番目のフレームに固定した場合の、露光比と露光タイミングとの関係を例示したものである。
 短蓄画像を1番目のフレームに固定すると、イメージセンサからの画像の出力フレームレートが30fpsの場合に、露光比をおよそ1.25としようとすると、2番目のフレームの露光時間を6.6ミリ秒とすればよい。そして、明るい被写体と暗い被写体が混在するような場合に、撮像された画像においてどちらの被写体も適切に表示できるよう、露光比を1.25以下にしようとすると、2番目のフレームの露光時間を6.6ミリ秒より短くすれば良い。しかし、1番目のフレームの露光時間は、上述の読み出しの制限から、26.7ミリ秒より長くすることができない。従って、短蓄画像を1番目のフレームに固定した場合、露光比を1.25以下にしようとすると、1番目のフレームと2番目のフレームにブランクが生じてしまう。1番目のフレームと2番目のフレームにブランクが生じると、被写体に動いている物体が含まれる場合、HDR画像の生成時に、その動いている被写体が不自然なものなる。
 そこで本件開示者は、上述した内容に鑑み、露光比によってHDR画像の生成時に被写体が不自然な画像とならないようにHDR画像を生成出来る技術について鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、以下で説明するように、露光比によってHDR画像の生成時に被写体が不自然な画像とならないようにHDR画像を生成出来る技術を考案するに至った。
 以上、本開示の実施の形態の概要について説明した。
 [1.2.機能構成例]
 続いて、本開示の実施の形態に係る電子機器の機能構成例について説明する。図3は、本開示の実施の形態に係る電子機器10の機能構成例を示す説明図である。以下、図3を用いて本開示の実施の形態に係る電子機器10の機能構成例について説明する。
 図3に示したように、本開示の実施の形態に係る電子機器10は、撮像部11と、画像処理部12と、表示部13と、制御部14と、記憶部15と、操作部16と、を含んで構成される。
 撮像部11は、レンズや、センサモジュール等を含んで構成され、レンズを通じてセンサモジュールの受光面に結像される像に応じて、所定期間電子を蓄積する。撮像部11は、その蓄積された電子に応じた信号に対して所定の信号処理を行う。そして撮像部11は、信号処理を行った後の信号を画像処理部12に出力する。なお、撮像部11に含まれるセンサモジュールの構成については後に詳述する。
 撮像部11は、上記所定の信号処理として、電子式手振れ補正方式による手振れ補正処理、自動ホワイトバランス処理、自動露出処理、歪補正処理、欠陥補正処理、ノイズ低減処理、ハイダイナミックレンジ合成処理などの信号処理を実行しうる。
 画像処理部12は、例えばアプリケーションプロセッサ(AP)で構成され、撮像部11から出力される信号を用いて画像処理を実行する。画像処理部12が実行する画像処理には、例えば撮像部11から出力される信号を用いたデモザイク処理、デモザイク処理後の画像の表示部13への表示処理や、記憶部15への記憶処理などがある。
 表示部13は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどで構成される表示デバイスである。表示部13は、制御部14によって表示内容が制御される。例えば、表示部13は、撮像部11によって撮像されて、画像処理部12によって画像処理が行われた画像を、制御部14の制御に基づいて表示する。
 制御部14は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサや、ROM、RAMなどで構成され、電子機器10の各部の動作を制御する。
 記憶部15は、例えばフラッシュメモリその他の不揮発性メモリなどの記憶媒体で構成される。記憶部15は、撮像部11によって撮像されて、画像処理部12によって画像処理が行われた画像を記憶する。記憶部15が記憶した画像は、電子機器10のユーザの操作に応じて表示部13に表示されうる。
 操作部16は、電子機器10の操作のためのデバイスであり、例えばボタンやタッチパネルなどで構成される。操作部16がタッチパネルを含む場合、タッチパネルは表示部13の表示面に設けられる。電子機器10のユーザは、撮像部11が撮像する画像を電子機器10に記録したい場合には、操作部16の所定のボタンを操作することでシャッタトリガを発生させる。撮像部11や画像処理部12は、シャッタトリガの発生を検知すると、そのシャッタトリガの発生に応じて画像を電子機器10に記録するための処理を実行する。
 図3に示した電子機器10は、特定の機器に限定されるものでは無く、例えばデジタルカメラ、スマートフォン、タブレット型携帯端末、携帯型音楽再生装置、ゲーム機などの様々な形態をとりうる。
 以上、本開示の実施の形態に係る電子機器10の機能構成例について説明した。続いて、本開示の実施の形態に係る電子機器10の、撮像部11に含まれるイメージセンサの構成例について説明する。
 [1.3.センサモジュールの構成例]
 図4は、撮像部11に含まれるセンサモジュール100の構成例を示す説明図である。本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、本開示の画像処理装置の一例で有り、図4に示したように、3つの基盤が積層されて構成されている。本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、画素基板110と、メモリ基板120と、信号処理基板130と、の順に積層された構成を有する。
 画素基板110は、単位画素がアレイ状に形成された画素領域からなる撮像素子を有する基板である。各単位画素は、被写体からの光を受光し、その入射光を光電変換して電荷を蓄積し、所定のタイミングにおいて、その電荷を画素信号として出力する。画素基板110が出力する画素信号は、メモリ基板120に蓄えられ、また信号処理基板130において信号処理が施される。なお、画素基板110は、アナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器を備える。すなわち画素基板110が出力する画素信号はデジタル信号である。
 メモリ基板120は、画素基板110が出力する画素信号を一時的に蓄えるDRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリを有する基板である。メモリ基板120は、複数フレーム、例えば、信号処理基板130において電子式手振れ補正方式による手振れ補正処理を実行することが出来るだけのフレームの画素信号を一時的に蓄えることができる容量を有する。メモリ基板120に蓄えられた画素信号は、信号処理基板130からの読出し命令に基づいて読み出される。
 信号処理基板130は、メモリ基板120に蓄えられた画素信号に対する各種信号処理を実行する。信号処理基板130が実行する信号処理は、メモリ基板120に蓄えられた画素信号に対する画質に関する信号処理であり、例えば、電子式手振れ補正方式による手振れ補正処理、自動ホワイトバランス処理、自動露出処理、歪補正処理、欠陥補正処理、ノイズ低減処理、ハイダイナミックレンジ合成処理などの信号処理を実行しうる。
 なお、図4にはセンサモジュール100が画素基板110と、メモリ基板120と、信号処理基板130と、の順に積層された構成の図を示したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、センサモジュール100が画素基板110と、信号処理基板130と、メモリ基板120と、の順に積層された構成を有していても良い。
 以上、図4を用いてセンサモジュール100の構成例について説明した。続いて、センサモジュール100の機能構成例について説明する。
 図5は、本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の機能構成例を示す説明図である。以下、図5を用いて本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の機能構成例について説明する。
 画素基板110は、単位画素がアレイ状に形成された画素領域からなる撮像素子111と、所定のクロック信号やタイミング信号を撮像素子111に供給する制御部112と、を備える。制御部112からの信号に応じて撮像素子111が出力する画素信号は信号処理基板130に一旦送られた後に、メモリ基板120に送られる。
 本実施形態では、制御部112は、HDR画像の撮像の際に、フレーム間でブランクが生じないように2つの露光信号が撮像素子111から出力されるよう、タイミング信号を撮像素子111に供給する。そして制御部112は、HDR画像の撮像の際に設定される露光比となるようにタイミング信号を撮像素子111に供給する。
 メモリ基板120は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成される画像記憶部121を有する。画像記憶部121は、撮像素子111が出力する画素信号を一時的に蓄える。画像記憶部121は、複数フレームの画素信号を一時的に蓄えることができる容量を有する。画像記憶部121に蓄えられた画素信号は、信号処理基板130からの読出し命令に基づいて読み出される。
 信号処理基板130は、前処理部131と、後処理部132と、を含んで構成される。
 前処理部131は、撮像素子111が出力する画素信号に対する信号処理を施す。前処理部131は、信号処理を施した後の画素信号を画像記憶部121に記憶させる。前処理部131が実行する信号処理には、例えば、ゲイン調整処理やクランプ処理、画素加算処理などが含まれうる。
 後処理部132は、画像記憶部121に記憶された画素信号に対する信号処理を実行する。後処理部132は、画像記憶部121に記憶された画素信号に対する信号処理を実行すると、信号処理後の画素信号を画像処理部12へ出力する。後処理部132が実行する信号処理としては、例えば、自動ホワイトバランス処理、自動露出処理、歪補正処理、欠陥補正処理、ノイズ低減処理、ハイダイナミックレンジ合成処理などが含まれうる。また後処理部132は、複数フレームで撮像された画像の合成処理を実行しうる。
 本実施形態では、後処理部132は、HDR画像を生成する際に、長蓄画像として、撮像素子111から出力された長時間露光と短露光画像とをフレーム合成したものを使用する。そして後処理部132は、短蓄画像として、露光比に応じて、1番目のフレームの露光信号による画像を使用するか、2番目のフレームの露光信号による画像を使用するか、を決定する。従って、後処理部132は、本開示の制御部及び合成部の一例として機能しうる。
 本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、係る構成を有することで、露光比によってHDR画像の生成時に被写体が不自然な画像とならないようにHDR画像を生成することができる。
 以上、本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の機能構成例について説明した。
 [1.4.動作例]
 続いて、本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の動作例を説明する。図6は、本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の動作例を示す流れ図である。図6に示したのは、HDR画像を生成する際の、本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の流れ図である。以下、図6を用いて本開示の実施の形態に係る本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100の動作例について説明する。
 本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、HDR画像を生成する際に、HDR画像の基となる長蓄画像と短蓄画像との露光比が2より大きいかどうかを判定する(ステップS101)。ステップS101の判定処理は、例えば制御部112が実行する。
 ステップS101の判定の結果、HDR画像の基となる長蓄画像と短蓄画像との露光比が2より大きい場合は(ステップS101、Yes)、続いてセンサモジュール100は、第1フレームの露光信号を短蓄画像とするよう、第1フレーム及び第2フレームの露光時間を決定する(ステップS102)。ステップS102の決定処理は、例えば制御部112が実行する。
 一方、ステップS101の判定の結果、HDR画像の基となる長蓄画像と短蓄画像との露光比が2以下の場合は(ステップS101、No)、続いてセンサモジュール100は、第2フレームの露光信号を短蓄画像とするよう、第1フレーム及び第2フレームの露光時間を決定する(ステップS103)。ステップS103の決定処理は、例えば制御部112が実行する。
 第1フレーム及び第2フレームの露光時間を決定すると、続いてセンサモジュール100は、ステップS102またはステップS103で決定した露光時間で撮像素子111を露光し、撮像素子111から第1フレームの露光信号を読み出す(ステップS104)。ステップS104の処理は、例えば制御部112が撮像素子111に対して露光信号を読み出すための信号を供給することによって行われる。
 撮像素子111から第1フレームの露光信号を読み出すと、続いてセンサモジュール100は、読み出した第1フレームの露光信号を画像記憶部121に一時記憶する(ステップS105)。露光比が2より大きい場合は、この第1フレームの露光信号が短蓄画像となる。
 読み出した第1フレームの露光信号を画像記憶部121に一時記憶すると、続いてセンサモジュール100は、ステップS102またはステップS103で決定した露光時間で撮像素子111を露光し、撮像素子111から第2フレームの露光信号を読み出す(ステップS106)。ステップS106の処理は、例えば制御部112が撮像素子111に対して露光信号を読み出すための信号を供給することによって行われる。
 撮像素子111から第2フレームの露光信号を読み出すと、続いてセンサモジュール100は、読み出した第2フレームの露光信号を画像記憶部121に一時記憶する(ステップS107)。露光比が2以下の場合は、この第2フレームの露光信号が短蓄画像となる。
 読み出した第2フレームの露光信号を画像記憶部121に一時記憶すると、続いてセンサモジュール100は、画像記憶部121に記憶されている第1フレームの露光信号及び第2フレームの露光信号を取得し、取得した第1フレームの露光信号及び第2フレームの露光信号を加算した加算信号を生成する(ステップS108)。ステップS105の加算信号の生成処理は、例えば後処理部132が実行する。センサモジュール100は、加算信号を生成すると、生成した加算信号を画像記憶部121に一時記憶する。
 加算信号を生成すると、続いてセンサモジュール100は、ステップS108で生成した加算信号を長蓄画像として、長蓄画像と短蓄画像と合成することでHDR画像を生成する(ステップS109)。ステップS109のHDR画像の生成処理は、例えば後処理部132が実行する。
 本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、係る動作を実行することで、露光比によってHDR画像の生成時に被写体が不自然な画像とならないようにHDR画像を生成することができる。
 ここで、上記一連の処理のステップS106で、長蓄画像と短蓄画像との露光比が2より大きいかどうかで処理を分けていることを説明する。
 図7は、本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100によるHDR画像の生成時の、露光比による短蓄画像の選択例を示す説明図である。図7に示した例では、いずれも、第1フレームと第2フレームとの間に空き時間が無いように露光を行っている。
 センサモジュール100は、露光比が2以下の場合は、第2フレームの露光信号を短蓄画像に選択する。一方、センサモジュール100は、露光比が2を超える場合は、第1フレームの露光信号を短蓄画像に選択する。
 このようにセンサモジュール100は、露光比が2以下の場合と、2を超える場合とで、短蓄画像に選択するフレームを切り替えることで、長蓄画像の生成時に1番目のフレームと2番目のフレームにブランクが生じることを防ぐことが出来る。すなわち、本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、露光比が2以下の場合と、2を超える場合とで、短蓄画像に選択するフレームを切り替えることで、露光比によってHDR画像の生成時に被写体が不自然な画像とならないようにHDR画像を生成することができる。
 なお、上述した例では、センサモジュール100は、露光比が2以下の場合と、2を超える場合とで、短蓄画像に選択するフレームを切り替えていたが、短蓄画像に選択するフレームを切り替える露光比は、係る例に限定されるものではない。
 また上述した例では、センサモジュール100は、露光比が2以下の場合と、2を超える場合とで、短蓄画像に選択するフレームを切り替えていたが、被写体の明るさによって露光比が2前後となるような状況では、短蓄画像に選択するフレームが頻繁に切り替わってしまう。短蓄画像に選択するフレームが頻繁に切り替わると、生成するHDR画像に動く被写体が含まれている場合、被写体のブレの方向が頻繁に切り替わる。
 そこで、センサモジュール100は、短蓄画像に選択するフレームが頻繁に切り替わることを回避するため、短蓄画像に選択するフレームが切り替わる露光比の近辺で、短蓄画像に選択するフレームの切り替わりにヒステリシスを設けても良い。例えば、センサモジュール100は、露光比が大きくなる方向に変わっていく場合は、露光比が2倍ではなく例えば2.1倍となったところで第1フレームの露光信号を短蓄画像とするよう決定し、露光比が小さくなる方向に変わっていく場合は、露光比が2倍ではなく例えば1.9倍となったところで第2フレームの露光信号を短蓄画像とするよう決定してもよい。
 このように短蓄画像に選択するフレームが切り替わる露光比の近辺で、短蓄画像に選択するフレームの切り替わりにヒステリシスを設けることで、センサモジュール100は、短蓄画像に選択するフレームが頻繁に切り替わることを回避することができる。
 露光時間の条件によっては、極めて短い時間で露光しなければ被写体が白飛びしてしまう場合もありうる。そして露光時間の条件によっては、第1フレームと第2フレームとの間にブランクが生じてしまう場合もあり得る。例えば、第1フレームのリード時間と第2フレームの露光時間とが重なる場合である。図8は、極めて短い時間で2つのフレームの露光を行う例を示す説明図である。例えば、センサモジュール100は、露光比が高い場合では第1フレームを短蓄画像とするが、図8のように第1フレームと第2フレームとの間にブランクが生じてしまうと、長蓄画像として使用する画像に動きのある被写体が含まれていれば、その被写体が不自然なものとなる。
 そこでセンサモジュール100は、露光時間の条件によっては、第1フレームと第2フレームとの間にブランクが生じてしまう場合、長蓄画像と短蓄画像との合成を行わず、短蓄画像だけを出力しても良い。センサモジュール100は、露光時間の条件によっては長蓄画像と短蓄画像との合成を行わないようにすることで、動きのある被写体を撮像する場合であっても被写体が不自然なものとならないような画像を生成することが出来る。
 <2.移動体への応用例>
 本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
 図9は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
 車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図9に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
 駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
 ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
 車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
 撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
 車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
 マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
 また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
 また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
 音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図9の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
 図10は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
 図10では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
 撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
 なお、図10には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
 撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
 例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
 例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
 撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
 以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031等に適用され得る。撮像部12031等に本開示に係る技術が適用されることで、被写体に動いている物体が含まれる場合でも自然なHDR画像を生成することができる。
 <3.まとめ>
 以上説明したように本開示の実施の形態によれば、複数の画像を合成することでダイナミックレンジを拡張したHDR画像を生成する際に、露光比に応じて短蓄画像として使用するフレームを選択するセンサモジュール100が提供される。
 本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成する。本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、第1画像及び第2画像を合成した合成画像と、第1画像または第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成する際に、選択画像として選択する画像を、第1露光時間と第2露光時間との関係が所定の条件を満たした時点を境に切り替える。
 本開示の実施の形態に係るセンサモジュール100は、係る構成を有することで、HDR画像を生成する際に、露光比に応じて短蓄画像として使用するフレームを選択することで、動きのある被写体を撮像する場合であっても被写体が不自然なものとならないようなHDR画像を生成することが出来る。
 本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
 また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアまたはハードウェア回路で構成することで、一連の処理をハードウェアまたはハードウェア回路で実現することもできる。
 以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
 また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
 なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
 第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成する制御部と、
 前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成する合成部と、
を備え、
 前記制御部は、前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて前記合成部で前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定する、撮像制御装置。
(2)
 前記制御部は、前記第1露光と前記第2露光との間に空き時間を入れない条件で前記画素へ露光させる、前記(1)に記載の撮像制御装置。
(3)
 前記合成部で合成された画像もしくは前記選択画像の少なくともいずれか一方を出力する出力部をさらに備え、
 前記出力部は、前記第1露光のリード時間と前記第2露光時間とが時間的に重なる場合では、前記選択画像のみを出力する、前記(1)または(2)に記載の撮像制御装置。
(4)
 前記第1露光時間は、前記第2露光時間以下である、請求項1に記載の撮像制御装置。
前記(1)~(3)のいずれかに記載の撮像制御装置。
(5)
 前記露光比が2より大きい場合は、前記選択画像として前記第1画像が選択され、前記露光比が2より小さい場合は、前記選択画像として前記第2画像が選択される、前記(4)に記載の撮像制御装置。
(6)
 前記制御部は、前記合成部で前記選択画像として選択される画像が切り替わる際にヒステリシスが生じるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定する、前記(1)~(5)のいずれかに記載の撮像制御装置。
(7)
 第1半導体基板、第2半導体基板、第3半導体基板からなる3枚の半導体基板を積層して構成され、
 前記第1半導体基板には、前記画素が少なくとも形成され、
 前記第2半導体基板には、前記第1画像及び前記第2画像を記憶する記憶部が形成され、
 前記第3半導体基板には、前記制御部が少なくとも形成されている、前記(1)~(6)のいずれかに記載の画像処理装置。
(8)
 前記第2半導体基板が、前記第1半導体基板と前記第3半導体基板との間に設けられる、前記(7)に記載の画像処理装置。
(9)
 前記第3半導体基板が、前記第1半導体基板と前記第2半導体基板との間に設けられる、前記(7)に記載の画像処理装置。
(10)
 第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成することと、
 前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成することと、
 前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて、前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定することと、
を含む、撮像制御方法。
(11)
 コンピュータに、
 第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成することと、
 前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成することと、
 前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて、前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定することと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
(12)
 前記(1)~(10)のいずれかに記載の撮像制御装置を備える、電子機器。
 10   電子機器
 100  センサモジュール

Claims (12)

  1.  第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成する制御部と、
     前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成する合成部と、
    を備え、
     前記制御部は、前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて前記合成部で前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定する、撮像制御装置。
  2.  前記制御部は、前記第1露光と前記第2露光との間に空き時間を入れない条件で前記画素へ露光させる、請求項1に記載の撮像制御装置。
  3.  前記合成部で合成された画像もしくは前記選択画像の少なくともいずれか一方を出力する出力部をさらに備え、
     前記出力部は、前記第1露光のリード時間と前記第2露光時間とが時間的に重なる場合では、前記選択画像のみを出力する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  4.  前記第1露光時間は、前記第2露光時間以下である、請求項1に記載の撮像制御装置。
  5.  前記露光比が2より大きい場合は、前記選択画像として前記第1画像が選択され、前記露光比が2より小さい場合は、前記選択画像として前記第2画像が選択される、請求項4に記載の撮像制御装置。
  6.  前記制御部は、前記合成部で前記選択画像として選択される画像が切り替わる際にヒステリシスが生じるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  7.  第1半導体基板、第2半導体基板、第3半導体基板からなる3枚の半導体基板を積層して構成され、
     前記第1半導体基板には、前記画素が少なくとも形成され、
     前記第2半導体基板には、前記第1画像及び前記第2画像を記憶する記憶部が形成され、
     前記第3半導体基板には、前記制御部が少なくとも形成されている、請求項1に記載の画像処理装置。
  8.  前記第2半導体基板が、前記第1半導体基板と前記第3半導体基板との間に設けられる、請求項7に記載の画像処理装置。
  9.  前記第3半導体基板が、前記第1半導体基板と前記第2半導体基板との間に設けられる、請求項7に記載の画像処理装置。
  10.  第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成することと、
     前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成することと、
     前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて、前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定することと、
    を含む、撮像制御方法。
  11.  コンピュータに、
     第1露光時間による第1露光で画素へ露光することで第1画像を生成し、該第1画像に続いて第2露光時間による第2露光で画素へ露光することで第2画像を生成することと、
     前記第1画像及び前記第2画像を合成した合成画像と、前記第1画像または前記第2画像のいずれかから選択される選択画像と、を合成することと、
     前記合成画像の露光時間と前記選択画像の露光時間との比である露光比に基づいて、前記選択画像として選択される画像が切り替わるよう前記第1露光時間及び前記第2露光時間を決定することと、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
  12.  請求項1に記載の撮像制御装置を備える、電子機器。
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