JP5988744B2 - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、列毎にアナログデジタル変換器を備える撮像装置に関する。
一般に、撮影エリア内にヘッドライト又は太陽光などの高輝度の物体(被写体)が存在する場合に撮影の結果得られた画像に所謂白つぶれが発生せず、しかも低輝度領域において黒つぶれが生じることがないことが求められている。つまり、撮影の際には、広ダイナミックレンジの画像が要求される。
広ダイナミックレンジの画像を得る際には、まず、高輝度の被写体に適した低感度画像と低輝度の被写体に適した高感度画像とを得る。そして、これら2種類の画像を画像処理して広ダイナミックレンジの画像を生成する。このため、低感度画像および高感度画像を同時に得ることができるCMOSイメージセンサなどの固体撮像装置が要望されている。
加えて、従来、動画としては30Hzのプログレッシブ動画像および60Hzのインタレース動画像が一般的であるが、表示装置の高速化に伴って60Hzのプログレッシブ動画像又はそれ以上の高速フレームレートの撮像を行うことが可能な固体撮像装置が要望されている。高速フレームレートで撮像を行うことができれば、高速で移動する被写体の動きを正確に捉えることが可能となる。そして、高速フレームレートで撮像が可能な固体撮像装置を用いれば、複数枚の画像を合成して、S/Nの向上およびダイナミックレンジの拡大などの画像処理を行うことができる。
高速フレームレートで撮像を行うため、固体撮像装置の画素列毎に2つ以上のアナログ−デジタル変換器(ADC)を備えて、画素列の複数の画素からの出力をこれらADCに振り分けることによって、並列処理によって高速化をするようにしたものがある(特許文献1参照)。
また、ダイナミックレンジの拡大を行うため、固体撮像装置において単位画素が入射光を光電変換し蓄積する第1のフォトダイオードと当該第1のフォトダイオードよりも光感度が小さい第2のフォトダイオードを備えるようにしたものがある。そして、ここでは、第1および第2のフォトダイオードの信号電荷を読み出す際、これら信号電荷を読み出して加算した電位を増幅した信号を出力する高感度モードおよび第2のフォトダイオードの信号電荷を読み出した電位を増幅した信号を出力する低感度モードを備えている(特許文献2参照)。これによって、入射光量が低い場合には感度を高くし、入射光が高い場合には感度を下げ、出力の飽和を回避してダイナミックレンジを高くしている。
持つことが可能な固体撮像装置を実現している。
さらに、ダイナミックレンジを拡大するため、複数の画素が行列状に配列された画素部の1つの画素が電荷の蓄積量の異なる領域に分割された複数の分割画素を備えて、画素信号を読み出す際、各分割画素の分割画素信号を読み出して、各分割画素信号をAD変換するとともに加算して一つの画素の画素信号を得るようにしたものがある(特許文献3参照)。
特開2005−347932号公報 特開2011−15219号公報 特開2010−28423号公報
前述のように、特許文献1においては、高速フレームレートで撮像を行う際の手法が示され、特許文献2および3の各々では、ダイナミックレンジの拡大を行うための手法が示されているものの、ダイナミックレンジを拡大するとともに高速フレームレートで撮像することについては示されていない。
特に、先行技術文献2又は3の手法のように、一つの画素が複数のフォトダイオードを有すると、高速フレームレートで画素信号を読み出すことは困難である。
従って、本発明の目的は、ダイナミックレンジを拡大するとともに高速フレームレートで撮像することのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、複数の画素が2次元マトリックス状に配列された画素部を備え、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する撮像装置であって、前記画素部の各画素から読み出された画素信号アナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層と、前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送し、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する読み出し手段とを有し、前記撮像装置によって予め定められたダイナミックレンジで撮影を行う際には、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段がともにオンとされ、前記撮像装置がオンされ撮影を行わない非記録動作状態においては、前記第2の信号処理手段がオフとされ、前記第1の信号処理手段がオンとされることを特徴とする。
また、本発明による撮像装置は、複数の画素が2次元マトリックス状に配列された画素部を備え、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する撮像装置であって、前記画素部の各画素から読み出された画素信号にアナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層と、前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送し、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する読み出し手段とを有し、前記撮像装置における撮影が予め定められたダイナミックレンジの撮影であると、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段がともにオンとされ、前記撮像装置における撮影が前記予め定められたダイナミックレンジ以外のダイナミックレンジの撮影であると、前記第2の信号処理手段がオフとされ、前記第1の信号処理手段がオンとされることを特徴とする
本発明による制御方法は、複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号アナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備え撮像装置の制御方法であって、前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと、前記撮像装置によって予め定められたダイナミックレンジで撮影を行う際、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置がオンされ撮影を行わない非記録動作状態においては、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段がオンとする制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明による制御方法は、複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号にアナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備える撮像装置の制御方法であって、前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと、前記撮像装置における撮影が予め定められたダイナミックレンジの撮影であると、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置における撮影が前記予め定められたダイナミックレンジ以外のダイナミックレンジの撮影であると、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段をオンとする制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号アナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備え撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと、前記撮像装置によって予め定められたダイナミックレンジで撮影を行う際、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置がオンされ撮影を行わない非記録動作状態においては、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段がオンとする制御ステップとを実行させることを特徴とする。
また、本発明による制御プログラムは、複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号にアナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備える撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと、前記撮像装置における撮影が予め定められたダイナミックレンジの撮影であると、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置における撮影が前記予め定められたダイナミックレンジ以外のダイナミックレンジの撮影であると、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段をオンとする制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ダイナミックレンジを拡大するとともに高速フレームレートで撮像を行うことができる。
本発明の実施の形態による撮像装置の一例を示すブロック図である。 図1に示す画素部の構成を説明するための図である。 図1に示す列AMPの構成の一例を示す回路図である。 図1に示す列ADCの動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示す撮像装置が実装されたカメラの動作モードに応じた制御を説明するための図である。 図1に示す画素部における画素構造の一例を説明するための図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のX−X線に沿った断面図である。 図6に示す画素部の読み出しタイミングの一例を説明するための図である。 図9で説明した読み出し制御の際の信号の流れを説明するための図であり、(a)は第1の期間における信号の流れを示す図、(b)は第2の期間における信号の流れを示す図である。 図6に示す画素部の読み出しタイミングの他の例を説明するための図である。 図9で説明した読み出し制御の際の信号の流れを説明するための図であり、(a)は第1の期間における信号の流れを示す図、(b)は第2の期間における信号の流れを示す図である。 図1に示す画素部における画素構造の他の例を説明するための図である。 図11に示す画素部の読み出しタイミングの他の例を説明するための図である。 図12で説明した読み出し制御の際の信号の流れを説明するための図であり、(a)は第1の期間における信号の流れを示す図、(b)は第2の期間における信号の流れを示す図である。
以下、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による撮像装置の一例を示すブロック図である。なお、図示の撮像装置(以下、固体撮像装置ともいう)は、複数の画素が2次元マトリックス状に配列されており、列毎にアナログ−デジタル変換器(ADC)を備える所謂並列型ADCのCMOSイメージセンサである。そして、固体撮像装置10にはタイミング制御部100が接続されている。
固体撮像装置10は、複数の画素が2次元マトリックス状に配列された画素部110を有している。さらに、固体撮像装置は、垂直走査回路120、列アンプ(AMP)130および230、ランプ回路140および240、列ADC150および250、水平転送回路160および260、信号処理回路170および270、そして、外部出力回路180および280を備えている。また、図示のように、列ADC150は画素部110の列毎に備えられ、各列ADC150は比較器151およびカウンタ・ラッチ回路152を有している。同様に、列ADC250は比較器251およびカウンタ・ラッチ回路252を有している。
なお、列AMP130および230はそれぞれ列毎に備えられている。つまり、列AMP30および230は後述する垂直読み出し線に接続されている。
図示の固体撮像装置は、画素部110を中心として、図中上下に対称な構造となっているので、以下の説明では、図中画素部110の下側に位置する構成要素に注目して固体撮像装置の説明を行うことにする。つまり、図中破線で囲まれたブロック300およびブロック301の構成は同一であり、ここでは、ブロック301に注目して固体撮像装置の説明を行う。
画素部110は光学像の光量に応じた電荷を電圧信号として出力する光電変換素子である。タイミング制御部100は固体撮像装置10に供給する動作クロック信号(CLK)およびタイミング信号を制御する。
垂直走査回路120は、タイミング制御部100の制御下で1フレームにおいて画素部110から電圧信号(以下画素信号ともいう)を順次読み出すタイミング制御を行う。一般に、画素信号の読み出しの際には、1フレームにおいて図中上側の行から下側の行に向かって行単位で順次読み出しが行われる。
列AMP130は、画素部110から読み出された電圧信号(画素信号)を列毎に増幅する。列AMP130において電圧信号を増幅することによって信号レベルを大きくする。これによって、後段のランプ回路140および列ADC150からのノイズに対して等価的にS/N比を増加させる。
但し、画素部110で生じるノイズに対して、ランプ回路140および列ADC150からのノイズが十分小さい回路構造においては、列アンプ130は必須ではない。
ランプ回路140は時間方向に一定のスロープ(傾き)を有するランプ信号を発生する。列ADC150において、比較器151は列アンプ130の出力信号(増幅信号)とランプ回路140のランプ信号とを比較する。そして、比較器151はその比較結果に応じた比較結果信号を出力する。
カウンタ・ラッチ回路152は比較結果信号に応じた期間の間カウント動作を行う。このカウント動作によって、増幅信号のレベルに比例するカウント値が得られる。そして、カウント値がAD変換結果(アナログデジタル変換処理結果)となって、カウンタ・ラッチ回路152に画像データとしてラッチ(保持)される。
カウンタ・ラッチ回路152に保持された1行分の画像データは水平転送回路160によって順次読み出される。水平転送回路160の出力(読み出し信号)は信号処理回路170に入力される。
信号処理回路170はデジタル的に信号処理を行う回路であって、読み出し信号に対して所定量のオフセット値を加えるとともに、シフト演算および乗算を行ってゲイン演算を行う。そして、信号処理回路170の出力である処理済み信号(多ビットのパラレル信号)は外部出力回路180に送られる。
外部出力回路180はシリアライザー機能を有しており、信号処理回路170の出力であるパラレル信号をシリアル信号に変換する。そして、外部出力回路180はシリアル信号を、例えば、LVDS(低電圧差動信号処理)信号などに変換して、外部デバイスに高速シリアル通信によって出力する。
図2は、図1に示す画素部110の構成を説明するための図である。
前述したように、画素部110は複数の画素(単位画素ともいう)111が2次元マトリックス状に配列されている(図2に示す例では、1列の画素111が示されている)。画素111は、光電変換素子であるフォトダイオード(PD)112を有しており、PD112は入射光量に応じた電荷を蓄積する。転送トランジスタ(Ptx−Tr)113はPD112に蓄積された電荷を、フローティングディフュージョン(FD)114に転送する。Ptx−Tr113は転送制御線119−aの転送パルスPtxがハイレベル(Hレベル)になるとオンして、PD112からFD114に電荷が転送される。そして、FD114において電荷が電圧に変換される。
リセットトランジスタ(RST−Tr)115はリセット制御線119−bのリセットパルスPresに応じてFD114をリセットする。Ptx−Tr113によってPD112から電荷がFD114に転送される前に、RES−TrによってFD114のレベルがリセットレベル(Vres)にリセットされる。
リセットを解除して、Ptx−Tr113がオンする前のFD114のレベルをNレベルとし、Ptx−Tr113がオンしてPD112から電荷が転送された後のFD114のレベルをSレベルとする。そして、NレベルとSレベルとの差分値を、後述の信号処理で求めることによって光量に比例した画像信号として取り扱う。
ソースフォロワトランジスタ(SF−Tr)116は、FD114の出力電圧を後段の回路に渡すためのドライバ回路である。垂直読み出し線117は列アンプ130の入力に接続されており、列方向に配列された複数の画素111によって共有されている。
選択トランジスタ(SEL−Tr)118をオン/オフ制御することによって、読み出したい画素以外のSF−Tr116を垂直読み出し線117から切り離す。これによって、列方向に配列された複数の画素111から選択的に画素信号が読み出される。SEL−Tr118は選択信号(120−Psel信号)によってオン/オフ制御される。
なお、前述の転送信号、リセット信号、および選択信号はタイミング制御部100の制御下で垂直走査回路120から画素部110に与えられる。
図3は、図1に示す列AMPの構成の一例を示す回路図である。
列AMP130に注目して、列AMP130はAMP131、第1の容量(Cin)132、第2の容量(Cfb)133、およびリセットスイッチ(RST−SW)134を有している。そして、AMP131のプラス(+)端子には、リファレンス電圧(Vref)が印加され、第1の容量132はAMP131のマイナス(−)端子に接続されている。
まず、FD114がRST−Tr115によってリセットされている期間において、RST−SW134がオンとなる。これによって、フィードバック容量である第2の容量133に蓄積された電荷がリセットされる。続いて、Rst−SW134をオフすると、列アンプ130は増幅アンプとなって、入力容量である第1の容量132に印加された電圧が第1の容量132および第2の容量133の容量比に応じた電圧レベルでAMP131の出力端に現れる。
実際には、リセットパルスPresがローレベル(Lレベル)となって、FD114のリセットが解除された状態でRst−Sw134がオフされる。これによって、FD114をリセットすることによって生じるリセットノイズが第1の容量132に記憶される。このリセットノイズは、後述するAD変換におけるN変換およびS変換のいずれの結果にも重畳されるので、後述のCDS動作(S変換−N変換の演算)において除去することができる。
N変換においては、垂直読み出し線117を介して、選択した画素のNレベル(Ptx−Tr113が導通する前のリセットレベル)が第1の容量132に入力される。よって、列アンプ130の出力端にはNレベルを増幅した電圧信号が出力される。このNレベルを増幅した電圧信号は列ADC回路150によってAD変換される(このAD変換の結果をN−ADと呼ぶ)。
次に、S変換においては、転送パルスPtxがHレベルとなって、Ptx−Tr113が導通する。これによって、PD112に蓄積された電荷に応じたSレベル(Ptx−Tr113が導通した後の信号レベル)が垂直読み出し線117を介して第1の容量に入力される。その結果、列アンプ130の出力端にはSレベルを増幅した電圧信号が出力される。このSレベルを増幅した電圧信号は列ADC回路150によってAD変換される(このAD変換の結果をS−ADと呼ぶ)。
図4は、図1に示す列ADCの動作を説明するためのタイミングチャートである。
列ADC150において、比較器151はランプ回路140によって生成されたランプ信号電圧(以下単にランプ電圧と呼ぶ:VRAMP)153と列アンプ130の出力(VAMP)154とを比較する。そして、カウンタ・ラッチ回路152は比較器151の出力が反転するまでの時間をカウントして、そのカウント値をラッチする。カウンタ・ラッチ回路152は複数のラッチを備え、複数のADデータ(AD変換結果)を蓄積することができる。
比較器151はVRMAP153のレベルがVAMP154のレベルよりも小さいと、比較結果信号155としてHレベルを出力する。一方、比較器151はVRMAP153のレベルがVAMP154のレベル以上であると、比較結果信号155としてLレベルを出力する。
この際、カウンタEN(イネーブル)マスク信号がHレベルの期間において、比較器151の出力が反転するまでの期間、カウンタ・ラッチ回路152をカウンタ動作(アップカウント動作)させると、VAMP154のレベルに比例した値がカウント値(デジタル値)に変換されることになってAD変換が行われることになる。
上述の説明では、Sレベルの電圧信号をAD変換する際の動作に関して説明したが、Nレベルの電圧信号をAD変換する際も同様にして行われる。これによって、Ncnt期間156において、Nレベルの電圧信号のカウントが行われて、N−ADが得られる。また、Scnt期間157において、Sレベルの電圧信号のカウントが行われて、S−ADが得られる。
ここで、VRAMPの傾きに応じて電圧とデジタルコードとの変換ゲイン(AD変換ゲイン)が制御される。つまり、VRAMPの傾きが大きい程、カウント値(デジタル値)の1LSB当たりのVAMP出力変化に対する感度は低くなる。一方、VRAMPの傾きが小さい程、デジタル値の1LSB当たりのVAMP出力変化に対する感度は高くなる。この特性を用いれば、ゲイン演算を行うことができる。
図示の列AMP150においては、カウンタを動作させるCLK周波数に応じてAD出力のビット数が変化する。つまり、CLK周波数が高くなるに伴って、カウンタ・ラッチ回路152がHレベル期間においてカウント可能な値が増加するので、CLK周波数に応じてAD出力のビット数が変化する。従って、カウンタ・ラッチ回路152の動作周波数(CLK周波数)を段階的に増減させることによって、AD出力のビット数を段階的に増減させることができる。
これによって、固体撮像装置10の出力についてビット精度が要求される際には、動作周波数を増加させてビット数を増加する。一方、ビット精度が要求されない場合には、動作周波数を下げて消費電力を抑えることができる。
例えば、固体撮像装置10をカメラ又はビデオカメラに実装した際、カメラ又はビデオカメラにおいて被写体を撮影記録する場合には動作周波数をあげてビット精度を向上させるようにする。
一方、撮影記録を行わない場合には、ユーザは表示パネルなどのUIで固体撮像装置10からの出力である画像を視認するのみであるので、AD出力のビット数が低くても視認に支障はないとして、動作周波数を下げてビット精度を低下させる。
上記の一連の動作によって、画素のNレベルに対してAD変換を行ってN−ADを得る。また、画素のSレベルに対してAD変換を行ってS−ADを得る。
カウンタ・ラッチ回路152はN−ADおよびS−ADを記憶し、水平転送回路160は複数の列ADC150にラッチされたAD結果(N−ADおよびS−AD)を順次読み出して信号処理回路170に送る。
信号処理回路170は画素毎に(S−AD)から(N−AD)を減算して、所謂CDS(相関2重サンプリング)処理を行う。また、信号処理回路170は画像データの黒レベルを調整するために所定のオフセット量を重畳し、ゲイン調整のための乗算を行う。そして、信号処理回路170は処理済み信号を外部出力回路180に出力する。
上述の例では、S−ADおよびN−ADは別々にラッチされた後読み出されてCDS処理を行う場合について説明したが、カウンタ・ラッチ回路152がアップダウンカウンタを備えれば、カウンタ動作によってCDS処理を行うことが可能である。
前述したように、図1に示す固体撮像装置10においては、画素部110を中心としてブロック300および301が配置されている。以下の説明では、ブロック300を上部AD300と呼び、ブロック301を下部AD301と呼ぶことにする。
ところで、図1に示す画素部110において、画素111に備えられたPD112はその感度が異なる。つまり、PD112には低感度(第1の感度)のフォトダイオードと高感度(第2の感度)のフォトダイオードとの2種類があり、画素部110は低感度の画素(第1の画素)111と高感度の画素(第2の画素)111とによって構成されている。この結果、後述するように、低感度の画像データおよび高感度の画像データに応じて広ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
図1に示す例では、低感度の画素の出力である画素信号については上部AD300で処理し、高感度の画素の出力である画素信号については下部AD301で処理する。そして、上部AD300および下部AD301において、列アンプ回路130および230は互いにことなる異なるゲインを有し、ランプ回路140および240は互いにその傾きが異なるランプ信号を出力する。
この結果、低感度の画素に応じて生成される画像データと高感度の画素に応じて生成される画像データとの間において、互いに異なるAD変換ゲインを設定することができる。
加えて、上部AD300および下部AD301において、カウンタ・ラッチ回路152および252を互いに異なる動作周波数でカウント動作させれば、低感度の画素に応じて生成される画像データと高感度の画素に応じて生成される画像データとにおけるビット精度を異ならせることができる。
上述の実施の形態では、画素部110が光に対する感度を異なる画素を備えているので感度の異なる画素毎に別のAD変換部を用いて並列的にAD変換を行うことができる。この結果、高速フレームレートの撮像に対応することができ、しかもダイナミックレンジの広い画像データを生成するために必要な高感度の画像データと低感度の画像データとを同時に得ることができる。
さらに、高感度の画像信号と低感度の画像信号とを、別々に異なるゲインで増幅させることができるばかりでなく、ランプ信号の傾き(ADゲイン)を独立して設定することができる。加えて、前述のように、カウンタ・ラッチ回路152および252の動作周波数を独立して設定することができるので、高感度の画像データおよび低感度の画像データにおいて、それぞれビット精度を異ならせることができる。
さらに、撮影の際に、ダイナミックレンジを広くする必要がない場合には、上部AD300又は下部AD301によって画像データを生成すればよく、使用しない上部AD300又は下部AD301の動作を停止すれば、消費電力を抑えることができる。そして、カメラの動作モードに応じて固体撮像装置10の制御を変更することができる。
図5は、図1に示す固体撮像装置10が実装されたカメラの動作モードに応じた制御を説明するための図である。
カメラの電源がオフ(OFF)の際には、上部AD300および下部AD301はともにパワーOFFにされる。
いま、カメラにおいて、動画又は静止画を撮像する際、カメラに備えられたハードディスク又は不揮発性メモリに画像データの記録を行わないとする。つまり、撮像の際に画角を決定するため画像データの記録を行わないでパン又はズームを行う場合又は露出を調整するためにレンズの絞りを調整する場合などであるとする。これを非記録時と呼ぶことにする。
非記録時には、ユーザはカメラに備えられ液晶パネルなどの表示部を介して画像を視認する。この際、カメラに備えられた表示部は、記録される画像データの解像度に比べてその解像度が低く、表示部に表された画像のS/N比の劣化などについては、ユーザは認識することが困難である。
よって、非記録時(非記録動作状態)においては、例えば、上部AD300をパワーオン(ON)とし、下部AD301をパワーOFFに制御する。そして、上部AD300の出力(画像データ)に応じた画像が表示部に表示される。
ユーザは表示部に表示された画像を確認した後、撮影記録を行う。撮像記録動作(単に記録動作という)となって、広ダイナミックレンジ(予め定められたダイナミックレンジ)で撮像する場合には、下部AD301もパワーONに制御される。つまり、上部AD300および下部AD301がともにパワーONに制御される。これによって、広ダイナミックレンジで撮影を行うことができ、動画の場合には高速フレームレートで撮像を行うことができる。
なお、記録動作の際に、非広ダイナミックレンジ(予め定められたダイナミックレンジ以外のダイナミックレンジ)で撮像を行う場合には、上部AD300のみがパワーONに制御され、下部AD301はパワーOFFに制御される。
図6は、図1に示す画素部110における画素構造の一例を説明するための図である。そして、図6(a)はその平面図であり、図6(b)は図6(a)のX−X線に沿った断面図である。
図6(a)では、画素部110においてその受光面の2次元的イメージが示されており、画素構造はR(赤)、G(緑)、およびB(青)の原色ベイヤーの繰り返し構造となっている。なお、ここでは、原色ベイヤーを例として説明するが、補色ベイヤーでもよい。
図6(a)において、4つの画素R−L1、R−L2、R−H1、およびR−H2では同色のカラーフィルタが用いられている。これら画素R−L1、R−L2、R−H1、およびR−H2はR(赤色)に対する感度が高い。画素R−L1、R−L2、R−H1、およびR−H2は1つのマイクロレンズ601を供用している。さらに、の画素R−L1、R−L2、R−H1、およびR−H2は点対称に配置されている。
なお、ここでは、画素R−L1およびR−L2の感度に対して、画素R−H1およびR−H2の感度は相対的に高いものとする。画素B−L1、B−L2、B−H1、およびB−H2、画素Gr−L1、Gr−L2、Gr−H1、およびGr−H2、そして、画素Gb−L1、Gb−L2、Gb−H1、Gb−H2についてもそれぞれ同色のカラーフィルタが用いられ、さらに1つのマイクロレンズを供用している。
感度を異ならせる際には、画素に備えられたフォトダイオードの開口率を変えるようにする。また、フォトダイオードの面積を変えるようにしてもよく、基板の不純物濃度を変えるようにしてもよい。さらには、フォトダイオードに張り付けられたカラーフィルタによって光学的特性を変えるようにしてもよい。
垂直方向に延びる垂直読み出し線VL−1、VL2、VL−3、およびVL−4は画素部110において光電変換された電圧信号を読み出すための配線であり、図2に示す垂直読み出し線117に相当する。水平方向に延びる配線HL−1、HL−2、HL−3、およびHL−4は画素部110に電源を供給するための配線であり、図1に示すタイミング制御部100によって制御される画素選択信号を供給される配線である。
図6(b)に示すように、画素部110の配線層は4層構造であり、当該4層配線についてフォトダイオードに近い配線からM1、M2、M3、およびM4とすると、配線M1およびM4は水平方向の配線HL−1およびHL−2に対応し、配線M2およびM3は垂直読み出し線VL1、VL2、VL3、およびVL4となる。
なお、配線層を増やす程、垂直読み出し線などの各種配線を配線する自由度は高くなるものの、配線層を増やせば、フォトダイオードからマイクロレンズ601までの距離が長くなる。このため、フォトダイオードの受光量が低下して、等価的に感度が下がってしまうので、配線層を少なくすることが望ましい。
ここで、図6(a)に示す画素のうち低感度の画素R−L1、R−L2、B−L1、・・・、Gb−L2は配線M2のみを垂直読み出し線として用い、高感度の画素R−H1、R−H2、B−H1、・・・、Gb−H2は配線M3のみを垂直読み出し線として用いるものとする。
上述のように、画素部110から電圧信号を読み出す際、低感度の画素について配線M2で電圧信号を読み出し、高感度の画素について配線M3配線で電圧信号を読み出すと、低感度の画像および高感度の画像の各々において読み出しの特性を揃えることができる。
配線M2およびM3は、画素部110における物理的な位置の相違によって、例えば、周囲の配線との間に生じる浮遊容量に相違があるばかりでなく、配線の単位長さ当たりの抵抗値が異なる。このような相違は、垂直読み出し線によって電圧信号を読み出す際の過渡応答に影響を与えることになる。その結果、各画素のフォトダイオードに蓄積された電荷の量が同一であったとしても、過渡応答特性の相違によってAD変換され後の出力に差異が生じることがある。
このため、低感度の画素については配線M2で読み出しを行い、高感度の画素については配線をMで読み出しを行うようにすれば、読み出す際に用いる配線層が異なることに起因する特性差を抑えることができる。
また、配線M2およびM3はその物理的な位置の相違によって、周辺の回路からのクロストークの影響が異なることがある。上記のように、低感度の画像と高感度の画像について読み出しに用いる配線層を統一することで、周辺の回路からのクロストークによる影響を均一化することができる。
均一化されたクロストークの影響(例えば、画面内で一様にオフセットが重畳する)は後段の信号処理で除去しやすいが、一枚の画像において画素間に生じた不均一性を後段の信号処理で除去することは困難である。
図7は、図6に示す画素部の読み出しタイミングの一例を説明するための図である。
固体撮像装置における読み出し制御においては、一般に1フレーム中に画素部の上側の行から下側の行に順次行単位で読み出しが行われる。ここで、行単位の読み出しタイミング周期をHDタイミングと呼ぶことにする。
行単位の画素読み出しの際、画素部110の各画素のFDに対してはセンサー内部HDタイミング202で行われる。また、図1に示す水平転送回路180で行われる行単位の処理はシステムHDタイミング201で行われる。ここでは、システムHDタイミング201とセンサー内部HDタイミング202の周期は1:2の関係となっている。
HD_1(203)の期間(第1の期間)において、配線HL−1およびHL−4で選択された画素のFDから電圧信号の読み出しが行われる。つまり、配線VL−1には画素R−L1、配線VL−3には画素Gb−L2、配線VL−2には画素Gb−H2、そして、配線VL−4には画素R−H1の電圧信号(つまり、FD信号)が読み出される。
続いて、HD_2(204)の期間(第2の期間)において、配線HL−2およびHL−3で選択された画素のFDから電圧信号の読み出しが行われる。つまり、配線VL−1には画素Gb−L1、配線VL−3には画素R−L2、配線VL−2には画素R−H2、そして、配線VL−4には画素Gb−H1の電圧信号が読み出される。
なお、GrおよびBの画素もRおよびGbの画素の読み出しの関係と同様である。
図8は図7で説明した読み出し制御の際の信号の流れを説明するための図である。そして、図8(a)は第1の期間における信号の流れを示す図であり、図8(b)は第2の期間における信号の流れを示す図である。
図1に関連して説明したように、画素から読み出された電圧信号はAD変換された後、カウンタ・ラッチ回路152に保持される。そして、SHD_1(205)の期間(第3の期間)において、カウンタ・ラッチ回路152に保持されたデジタルデータ(画素データ)が順次読み出される。
この際、カウンタ・ラッチ回路152には、例えば、図7に示す画素R−L1およびR−L2の画素データが保持されており、読み出された画素データは信号処理回路170によってデジタル的に加算演算されて、画素データ(R−L1+R−L2)として出力される。
このように、画素の読み出し順番を制御すれば、低感度の画素について配線M2配線で読み出し、高感度の画素について配線M3で読み出すことが可能となる。
図9は、図6に示す画素部110の読み出しタイミングの他の例を説明するための図である。なお、図9において、図7と同一の要素については同一の参照符号を付す。
図7と同様に、行単位の画素読み出しの際、画素部110の各画素のFDに対してはセンサー内部HDタイミング202で行われる。また、図1に示す水平転送回路180で行われる行単位の処理はシステムHDタイミング201で行われる。
第1の期間であるHD_1(213)において、図6に示す配線HL−1およびHL−2で選択された画素のFDから電圧信号の読み出しが行われる。つまり、配線VL−1には画素R−L1、配線VL−3には画素R−L2、配線VL−2には画素R−H1、そして、配線VL−4には画素R−H2の電圧信号(FD信号)が読み出される。
次に、第2の期間であるHD_2(214)の期間において、図6に示す配線HL−3およびHL−4で選択された画素のFDから電圧信号の読み出しが行われる。つまり、配線VL−1には画素Gb−L1、配線VL−3には画素Gb−L2、配線VL−2には画素Gb−H2、そして、配線VL−4には画素Gb−H1の電圧信号が読み出される。
図10は、図9で説明した読み出し制御の際の信号の流れを説明するための図である。そして、図10(a)は第1の期間における信号の流れを示す図であり、図10(b)は第2の期間における信号の流れを示す図である。
図1に関連して説明したように、画素から読み出された電圧信号はAD変換された後、カウンタ・ラッチ回路152に保持される。そして、第3の期間であるSHD_1(215)において、カウンタ・ラッチ回路152に保持されたデジタルデータ(画素データ)が順次読み出される。
このように、画素の読み出し順番を制御しても、低感度の画素について配線M2配線で読み出し、高感度の画素について配線M3で読み出すことが可能となる。
図11は、図1に示す画素部における画素構造の他の例を説明するための図である。
図11において、図6に示す要素と同一の要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。図11における画素部110は画素の配列が図6に示す画素部と異なるだけで他の部分は同様である。
図12は図11に示す画素部の読み出しタイミングの他の例を説明するための図である。
図7と同様に、行単位の画素読み出しの際、画素部110の各画素のFDに対してはセンサー内部HDタイミング202で行われる。また、図1に示す水平転送回路180で行われる行単位の処理はシステムHDタイミング201で行われる。
第1の期間であるHD_1(223)において、図11に示す配線HL−1およびHL−3で選択された画素のFDから電圧信号の読み出しが行われる。つまり、配線VL−1には画素R−L1、配線VL−3には画素Gb−L1、配線VL−2には画素Gb−H1、そして、配線VL−4には画素R−H1の電圧信号(FD信号)が読み出される。
続いて、第2の期間であるHD_2(224)において、図11に示す配線HL−2およびHL−4で選択された画素のFDから電圧信号の読み出しが行われる。つまり、配線VL−1には画素Gb−L2、配線VL−3には画素R−L2、配線VL−2には画素R−H2、そして、配線VL−4には画素Gb−H2の電圧信号(FD信号)が読み出される。
なお、GrおよびBの画素もRおよびGbの画素の読み出しの関係と同様である。
図13は、図12で説明した読み出し制御の際の信号の流れを説明するための図である。そして、図13(a)は第1の期間における信号の流れを示す図であり、図13(b)は第2の期間における信号の流れを示す図である。
前述したように、画素から読み出された電圧信号はAD変換された後、カウンタ・ラッチ回路152に保持される。そして、第3の期間であるSHD_1(225)において、カウンタ・ラッチ回路152に保持されたデジタルデータ(画素データ)が順次読み出される。
このように、画素の読み出し順番を制御すれば、低感度の画素について配線M2配線で読み出し、高感度の画素について配線M3で読み出すことが可能となる。
このようにして、2次元マトリックス状に配列された複数の画素のうち低感度の画素R−L1、R−L2、B−L1、・・・、Gb−L2については配線M2を垂直読み出し線として用い、高感度の画素R−H1、R−H2、B−H1、・・・、Gb−H2についてははM3配線のみを読み出し線とし用いる。これによって、低感度の画素と高感度の画素の読み出しに伴って生じる1枚の画像における画素ばらつきを抑えることができる。
以上のように、本発明の実施の形態では、ダイナミックレンジを拡大して、かつに高速フレームレートで撮像することが可能となる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、列AMP230、ランプ回路240、列ADC250、水平転送回路260、信号処理回路270、および外部出力回路280が第1の信号処理手段として機能する。また、列AMP130、ランプ回路140、列ADC150、水平転送回路160、信号処理回路170、および外部出力回路180が第2の信号処理手段として機能する。そして、タイミング制御部100および垂直走査回路120は読み出し手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を固体撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを固体撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
110 画素部
120 垂直走査回路
130,230 列アンプ
140,240 ランプ回路
150,250 列ADC
151,251 比較器
152,252 カウンタ・ラッチ回路
160,260 水平転送回路
170,270 信号処理回路
180,280 外部出力回路、

Claims (8)

  1. 複数の画素が2次元マトリックス状に配列された画素部を備え、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する撮像装置であって、
    前記画素部の各画素から読み出された画素信号アナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、
    前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層と、
    前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送し、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する読み出し手段とを有し、
    前記撮像装置によって予め定められたダイナミックレンジで撮影を行う際には、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段がともにオンとされ、前記撮像装置がオンされ撮影を行わない非記録動作状態においては、前記第2の信号処理手段がオフとされ、前記第1の信号処理手段がオンとされることを特徴とする撮像装置。
  2. 複数の画素が2次元マトリックス状に配列された画素部を備え、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する撮像装置であって、
    前記画素部の各画素から読み出された画素信号にアナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、
    前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層と、
    前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送し、前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する読み出し手段とを有し、
    前記撮像装置における撮影が予め定められたダイナミックレンジの撮影であると、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段がともにオンとされ、前記撮像装置における撮影が前記予め定められたダイナミックレンジ以外のダイナミックレンジの撮影であると、前記第2の信号処理手段がオフとされ、前記第1の信号処理手段がオンとされることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段の各々によって前記アナログデジタル変換処理を行う際に供給されるクロック信号の周波数が互いに独立して制御されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段は、前記画素部を挟むようにして基板に配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号アナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備え撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、
    前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと
    前記撮像装置によって予め定められたダイナミックレンジで撮影を行う際、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置がオンされ撮影を行わない非記録動作状態においては、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段がオンとする制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  6. 複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号にアナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、
    前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと、
    前記撮像装置における撮影が予め定められたダイナミックレンジの撮影であると、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置における撮影が前記予め定められたダイナミックレンジ以外のダイナミックレンジの撮影であると、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段をオンとする制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  7. 複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号アナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備え撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、
    前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと
    前記撮像装置によって予め定められたダイナミックレンジで撮影を行う際、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置がオンされ撮影を行わない非記録動作状態においては、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段がオンとする制御ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
  8. 複数の画素が2次元マトリックス状に配列され、前記複数の画素の各々が入射した光量に対して第1の感度を有する第1の画素と前記第1の感度よりも高い第2の感度を有する第2の画素とを有する画素部と、前記画素部の各画素から読み出された画素信号にアナログデジタル変換処理を行って画像データを得る第1の信号処理手段および第2の信号処理手段と、前記画素信号を前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段に転送する複数の配線を有する配線層とを備える撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記第1の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの1つの配線によって当該画素信号を前記第1の信号処理手段に転送する第1の読み出しステップと、
    前記第2の画素から前記画素信号を読み出す際、前記配線層のうちの別の配線によって当該画素信号を前記第2の信号処理手段に転送する第2の読み出しステップと、
    前記撮像装置における撮影が予め定められたダイナミックレンジの撮影であると、前記第1の信号処理手段および前記第2の信号処理手段をともにオンとし、前記撮像装置における撮影が前記予め定められたダイナミックレンジ以外のダイナミックレンジの撮影であると、前記第2の信号処理手段をオフとして、前記第1の信号処理手段をオンとする制御ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
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