JP4929584B2 - 信号処理方法および信号処理装置並びに物理量分布検知のための半導体装置 - Google Patents

信号処理方法および信号処理装置並びに物理量分布検知のための半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、信号処理方法および信号処理装置、並びに物理量分布検知のための半導体装置(以下物理情報取得装置ともいう)に関する。より詳細には、たとえば光や放射線などの外部から入力される電磁波に対して感応性をする複数の単位構成要素が配列されてなり、単位構成要素により電気信号に変換された物理量分布を電気信号として読出可能な、たとえば固体撮像装置などの、物理量分布検知の半導体装置に用いて好適な、信号を読み出して所定目的用の情報を取得する際の信号処理技術に関する。たとえば、ズーム、欠陥画素補正、縦縞ノイズ補正、あるいはダイナミックレンジ拡大などの各信号処理技術に関する。
光や放射線などの外部から入力される電磁波あるいは圧力(接触など)などの物理量変化に対して感応性をする単位構成要素(たとえば画素)をライン状もしくはマトリクス状に複数個配列してなる物理量分布検知半導体装置が様々な分野で使われている。
たとえば、映像機器の分野では、物理量の一例である光(電磁波の一例)の変化を検知するCCD(Charge Coupled Device )型あるいはMOS(Metal Oxide Semiconductor )やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor )型の撮像素子(撮像デバイス)を用いた固体撮像装置が使われている(非特許文献1参照)。ここで“固体”とは半導体製であることを意味している。
米本和也著、"CCD/CMOSイメージセンサの基礎と応用"、CQ出版社、2003年8月10日、初版
たとえばCCDやCMOSイメージセンサに代表される固体撮像素子の小型化、低価格化により、これらを利用した各種映像機器、たとえば静止画を撮影するデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話あるいは動画を撮影するビデオカメラなどが急激に普及しつつある。なかでもCMOSイメージセンサは、CCDに比べて低消費電力、低コストで製造可能であることから、将来CCDを置き換えるものとして注目を集めている。
また、近年、半導体技術の進歩により、固体撮像素子の高画素化が急速に進んでおり、たとえば数100万画素の固体撮像素子が開発され、高解像度が要求されるデジタルスチルカメラや映画用のビデオカメラなどに利用されている。その中でもCMOSセンサは各画素に光電変換素子と読出回路が設けられた固体撮像装置であり、各画素をランダムにアクセスすることや、高速に読み出すことができることから、将来を有望視されているセンサである。
また、コンピュータ機器の分野では、指紋に関する情報を圧力に基づく電気的特性の変化や光学的特性の変化に基づき指紋の像を検知する指紋認証装置などが使われている。これらは、単位構成要素(固体撮像装置にあっては画素)によって電気信号に変換された物理量分布を電気信号として読み出す。
一方、固体撮像装置の中には、電荷生成部で生成された信号電荷に応じた画素信号を生成する画素信号生成部に静電誘導トランジスタやMOSトランジスタなどの増幅用の駆動トランジスタを有する増幅型固体撮像素子(APS;Active Pixel Sensor /ゲインセルともいわれる)構成の画素を備えた増幅型固体撮像装置がある。たとえば、CMOS型固体撮像装置の多くはそのような構成をなしている。
このような増幅型固体撮像装置において画素信号を外部に読み出すには、複数の単位画素が配列されている画素部に対してアドレス制御をし、個々の単位画素からの信号を任意に選択して読み出すようにしている。つまり、増幅型固体撮像装置は、アドレス制御型の固体撮像装置の一例である。
たとえば、単位画素がマトリクス状に配されたX−Yアドレス型固体撮像素子の一種である増幅型固体撮像素子は、画素そのものに増幅機能を持たせるために、MOS構造などの能動素子(MOSトランジスタ)を用いて画素を構成している。すなわち、光電変換素子であるフォトダイオードに蓄積された信号電荷(光電子)を前記能動素子で増幅し、画像情報として読み出す。
この種のX−Yアドレス型固体撮像素子では、たとえば、画素トランジスタが2次元行列状に多数配列されて画素部が構成され、ライン(行)ごとあるいは画素ごとに入射光に対応する信号電荷の蓄積が開始され、その蓄積された信号電荷に基づく電流または電圧の信号がアドレス指定によって各画素から所定順に読み出される。
ここで、MOS(CMOSを含む)型においては、アドレス制御の一例として、1行分を同時にアクセスして行単位で画素信号を画素部から読み出し、その後に、各行の1行分の画素信号を順次出力側に読み出す方式が多く用いられている。たとえばマトリクス状に配置された画素の信号出力が、行ごとに順次垂直信号線に送られ、垂直信号線からさらに水平方向に順次水平読出線に接続されて出力される。
図11は、一般的なCCD撮像素子を利用した撮像装置の構成例を示した図である。また図12は、その動作タイミングの一例を示したタイミンチャートである。CCD撮像素子を利用した撮像装置801は、撮像素子を備えてカメラシステムを構成しており、フォトダイオードなどの受光センサを多数有してなる撮像部(画像素子部)810を主要部とするCCD型の固体撮像素子802と、固体撮像素子802から出力されたアナログの撮像信号に対して所望の信号処理を施すアナログ信号処理部820と、アナログ信号処理部820から出力された処理済みのアナログの撮像信号をデジタルの撮像データに変換する信号変換部824とを備えている。
また、撮像装置801は、DSP(Digital Signal Processor)などで構成された信号処理用LSI(Large Scale Integrated Circuit)であって、信号変換部824から出力されたデジタルの撮像データに対して所望の信号処理を施す後段信号処理部826と、CCDドライバなどのCCD制御用LSIであって、固体撮像素子802や後段信号処理部826を制御する制御部840とを備えている。なお、後段信号処理部826と制御部840とは相互に制御をし合うように構成されている。
固体撮像素子802は、撮像部810を駆動するセンサ回路部813と、固体撮像素子802から出力されたアナログの画素信号を増幅して出力するアンプ&ドライブ部819とを有している。
このような構成の撮像装置801において、CCD型の固体撮像素子802から出力される撮像信号はアナログ信号であり、図12に示すように、後段信号処理部826あるいは制御部840によるタイミング制御をフレーム単位で通信しながら、固体撮像素子802より出力されたアナログ信号出力を信号変換部824にてAD変換し、1水平期間内のデータ出力期間内に後段信号処理部826に撮像データをラインごとにパラレルで(図示の例)あるいはシリアルで出力する。
後段信号処理部826は、たとえば水平ブランキング期間に撮像データをラインごとに受け取り、ラインごとに所望の信号処理を行なって1フレームの画像を生成する。なお、固体撮像素子802は、水平ブランキング期間には特に制御信号などを出力していない。
図13は、一般的なCMOS撮像素子を利用した撮像装置の構成例を示した図である。その動作タイミングは、図12に示したタイミンチャートと同様と考えてよい。
CMOS撮像素子を利用する場合、ドライバ機能や信号増幅部やAD変換部などの周辺回路部も撮像部と同様のプロセスで形成できることから、周辺回路部を撮像部と同一の半導体基板上に形成する(すなわちセンサに内蔵する)システムオンチップ構成が採られることがある(たとえば非特許文献1第7章を参照)。図13は、その事例を示している。
たとえば、CMOS撮像素子を利用した撮像装置851は、フォトダイオードなどの受光センサを多数有してなる撮像部(画像素子部)860と、撮像部860を駆動するセンサ回路部863と、撮像部860から出力されたアナログの撮像信号に対して所望の信号処理を施すアナログ信号処理部870と、アナログ信号処理部870から出力された処理済みのアナログの撮像信号をデジタルの撮像データに変換する信号変換部874とが同一の半導体基板上に備えている。
また、撮像装置851は、DSPなどで構成された信号処理用LSIであって、信号変換部874から出力されたデジタルの撮像データに対して所望の信号処理を施す後段信号処理部と、センサ回路部863やアナログ信号処理部870を制御する制御部の両機能を備えた制御&信号処理部880を撮像部860と同一の半導体基板上に備えている。
このように、アナログ信号処理部870や信号変換部874や制御&信号処理部880をCMOS型の撮像部860と同一の半導体基板上に備えた構成の撮像装置851においても、制御&信号処理部880によるタイミング制御をフレーム単位で通信しながら、アナログ信号処理部870より出力されたアナログ信号出力を信号変換部874にてAD変換し、1水平期間内のデータ出力期間内に制御&信号処理部880に撮像データをラインごとにパラレルで(図示の例)あるいはシリアルで出力する。
制御&信号処理部880は、たとえば水平ブランキング期間に撮像データをラインごとに受け取り、ラインごとに所望の信号処理を行なって1フレームの画像を生成する。なお、信号変換部874は、水平ブランキング期間には特に制御信号などを出力していない。
このように、従来の撮像素子を用いたカメラシステムでは、DSPやCCDドライバなど撮像素子以外のLSIでタイミング制御をフレーム単位で行なっており、ライン単位で撮像素子から画像信号が出力されていても、フレーム単位のタイミングで制御し、フレーム単位で信号処理を行なうようになっている。
より付加価値のある機能を実現する場合にもフレーム単位で制御することは同様である。たとえば、ゲイン調整やズーム(画像拡大)など機能を実現する場合、CCD型の固体撮像素子802、CCDドライバなどを有する制御部840、信号変換部824、後段信号処理部826など複数のチップ間でフレーム単位の制御信号(動作タイミングなど)を通信し、画像データはフレーム単位で同一の信号処理をラインごとにする。
図11に示したCCD型と図13に示したCMOS型との違いは、CMOS型は、アナログ信号処理部870や信号変換部874や制御&信号処理部880をCMOS型の撮像部860と同一の半導体基板上に備えていて、撮像措置851がCMOS型の固体撮像素子そのものとなる点である。
よって、CMOS型において、より付加価値のある機能を実現する場合にもフレーム単位で制御することは同様であり、制御&信号処理部880やアナログ信号処理部870や信号変換部874の間でフレーム単位の制御信号(動作タイミングなど)を通信し、画像データはフレーム単位で同一の信号処理をラインごとにする。
しかしながら、最近のカメラシステムでは、さらに高度な機能の実現の要求が高まっており、従来のような制御および信号処理の仕組みでは、構成を複雑にすることなくまたコスト増を招くことなくその要求に応えることが難しくなっている。
たとえば、最近の撮像素子では使用用途もデジタルスチルカメラやカメラつき携帯電話用として多機能化が進み、ズーム機能やダイナミックレンジ機能など製品仕様も複雑になってきている。特にズーム機能やダイナミックレンジ機能などリアルタイムでラインごとに信号処理内容を変更する必要がある機能を実現する場合は、DSP内部に撮像素子の動作タイミング(特に出力データタイミング)を把握する機能や出力データ内容を記憶する(ラインメモリ)機能が複数必要になる。
このことはDSPのゲート規模、チップサイズ増、消費電力増につながり、撮像素子、DSPを含めたカメラシステムの新機能追加や性能向上を図る上で、簡易な構成や低コストで実現することは困難であり、結局、低価格で機能が安定したデジタルスチルカメラやカメラ付携帯電話供給の妨げになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、撮像素子などの半導体装置の構成を複雑にすることなくまたコスト増を招くことなく高度な信号処理機能を実現することができる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係る信号処理方法は、入射された物理量の変化に応じた変化情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した変化情報に基づいて単位信号を生成する単位信号生成部とを単位構成要素内に含み、当該単位構成要素が所定の順に配された物理量分布検知のための固体撮像装置から出力される前記単位信号に基づいて所定の信号処理を行なう信号処理方法であって、前記固体撮像装置は、2次元平面上で行方向と列方向に複数の前記単位構成要素が配置されており、前記固体撮像装置の動作状態を特定可能な動作情報を、前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに前記単位信号とは別に出力し、1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、前記固体撮像装置から出力された前記動作情報を参照して、前記固体撮像装置から出力される1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記単位信号に対する前記所定の信号処理を行なう。
本発明に係る信号処理装置は、入射された物理量の変化に応じた変化情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した変化情報に基づいて単位信号を生成する単位信号生成部とを単位構成要素内に含み、当該単位構成要素が所定の順に配された物理量分布検知のための固体撮像装置と、前記固体撮像装置から出力される前記単位信号に基づいて所定の信号処理を行なう信号処理部と、を有し、前記固体撮像装置は、2次元平面上で行方向と列方向に複数の前記単位構成要素が配置されており、当該固体撮像装置の動作状態を特定可能な動作情報を出力する動作情報出力部を含み、前記動作情報出力部は、前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに前記動作情報を前記単位信号とは別に出力し、前記信号処理部は、1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、前記動作情報出力部から出力された前記動作情報を参照して、前記固体撮像装置から出力される1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記単位信号に対する前記所定の信号処理を行なう。
本発明に係る固体撮像装置は、入射された物理量の変化に応じた変化情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した変化情報に基づいて単位信号を生成する単位信号生成部とを単位構成要素内に含み、当該単位構成要素が所定の順に配された物理量分布検知のための固体撮像装置であって、2次元平面上で行方向と列方向に複数の前記単位構成要素が配置されており、当該固体撮像装置の動作状態を特定可能な動作情報を出力する動作情報出力部を含み、前記動作情報出力部は、前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに前記動作情報を前記単位信号とは別に出力する。

また従属項に記載された発明は、本発明に係る信号処理方法および信号処理装置並びに半導体装置のさらなる有利な具体例を規定する。
たとえば、動作情報を半導体装置の外部に出力するに当たっては、動作情報と単位信号とをそれぞれ個別の出力端子から出力してもよいが、両者を兼用の出力端子から出力するようにしてもよい。
また、両者を兼用の出力端子から出力するに当たっては、動作情報と単位信号とを纏めて1つの信号に変換した後に兼用出力端子から出力する、すなわち実質的には動作情報と単位信号とを同時に兼用出力端子から出力するようにしてもよいし、動作情報と単位信号とを時分割にして出力する、すなわち異なる時間に兼用出力端子から出力するようにしてもよい。
また、単位信号を出力する1水平期間および/または1垂直期間ごとに動作情報を出力するのがよい。ここで、動作情報と単位信号とを時分割にして兼用出力端子から出力するに当たっては、1水平期間および/または1垂直期間ごとに、1水平期間および/または1垂直期間分の単位信号を出力した後に1水平期間および/または1垂直期間分の動作情報を出力するのがよい。
本発明によれば、半導体装置からは、通常の単位信号の出力に加えて、その時点の半導体装置の動作状態を特定可能な動作情報を出力することとし、外部の信号処理部においては、半導体装置から出力された動作情報を参照して、半導体装置から出力された単位信号に基づいて所定の信号処理を行なうようにした。
これにより、外部の信号処理部は、動作情報を参照しつつ、半導体装置と協働して所定の信号処理を行なうことができる。半導体装置から動作情報を出力することで、後段の信号処理部の負荷(機能増によるゲート規模、チップサイズ増、消費電流増)を軽減することもできる。
高度な信号処理機能を実現するに当たっては、半導体装置側ではなく、外部の信号処理部側にその機能を実現する機能要素を多く取り入れることができる。結果として、高度な信号処理機能を実現するに当たっても、全ての処理を半導体装置にて行なう必要がなく、撮像素子などの半導体装置の構成を複雑にすることなくまたコスト増を招くことなく、システム全体としてその機能を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下においては、X−Yアドレス型の固体撮像素子の一例である、CMOS型の撮像素子を撮像デバイスとして使用した場合を例に説明する。
ただしこれは一例であって、対象となる撮像デバイスはMOS型の撮像デバイスに限らない。光や放射線などの外部から入力される電磁波に対して感応性をする単位構成要素をライン状もしくはマトリクス状に複数個配列してなる物理量分布検知用の半導体装置の全てに、後述する実施形態が同様に適用できる。
<撮像装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るCMOS型の固体撮像素子を使用した撮像装置の概略構成図である。ここで、図1(A)は、撮像装置1の全体構成を示し、図1(B)は、CMOS型の固体撮像素子2の後段に設けられる外部回路200の構成例を示す。この撮像装置1は、たとえばカラー画像を撮像し得る電子スチルカメラやFA(Factory Automation)カメラとして適用されるようになっている。
撮像装置1は、入射光量に応じた信号を出力する図示しない検知部としての受光素子を含む単位画素が行および列の正方格子状に配列された(すなわち2次元マトリクス状の)撮像部を有し、各単位画素からの信号出力が電圧信号であって、CDS(Correlated Double Sampling ;相関2重サンプリング)処理機能部やその他の機能部が垂直列ごとに設けられたカラム型のものである。
すなわち、図1(A)に示すように、撮像装置1は、固体撮像素子2と外部回路200とを有して構成されている。固体撮像素子2は、複数の単位画素3(画像素子;単位構成要素の一例)が行および列に(2次元行列状に)多数配列された撮像部(画像素子部)10、いわゆるエリアセンサと、撮像部10の外側に設けられた駆動制御部7と、各垂直列に配されたカラム信号処理部(図ではカラム回路と記す)22を有するアナログ信号処理部(Analog Front End)20の一機能部であるカラム処理部21とを備えている。
駆動制御部7としては、たとえば水平走査部12と垂直走査部14とを備える。また、駆動制御部7の他の構成要素として、水平走査部12、垂直走査部14、あるいはカラム処理部21などの撮像装置1の各機能部に所定タイミングの制御パルスを供給する駆動信号操作部(読出アドレス制御装置の一例)16が設けられている。水平走査部12と垂直走査部14とを纏めてセンサ回路部13ともいう。センサ回路部13は、制御&信号処理部17からの制御信号をもとに、撮像部10の各単位画素3を駆動する。
また、詳細は後述するが、駆動制御部7は、本実施形態特有の構成として、アナログの撮像信号S0あるいはデジタルの撮像データD0を外部に出力したり、あるいは外部からのクロック信号や制御信号などを取り込んで撮像部10を制御したりするインタフェース機能部や、撮像部10の欠陥画素やカラム処理部21の回路構成に起因した縦筋ノイズを補正するなどの固体撮像素子2と関連の強い信号処理をしたり制御信号などを生成したりする付加回路部などを有する制御&信号処理部17を備えている。
制御&信号処理部17は、駆動信号操作部16やアナログ信号処理部20の各機能部を制御する種々の制御信号を各機能部に送出する。また、駆動信号操作部16から制御&信号処理部17へは、制御&信号処理部17からの制御情報に応じた帰還情報(制御帰還情報という)が送られる。
固体撮像素子2は、制御&信号処理部17と外部回路200との間で、アナログおよび/またはデジタルの種々の信号のやり取りをするべく種々のインタフェース端子を備えている。図1に示した例では、デジタルデータDATAのインタフェース用に端子1aを、制御信号用に端子1bを、クロック信号CK1X用に端子1cを、クリア信号CLR 用に1dを、それぞれ備えている。
固体撮像素子2は、詳細は後述するが、本実施形態特有の機能として、これらインタフェース端子(たとえば1つまたは複数のデジタル出力端子)を利用して、撮像信号S0や撮像データD0(纏めて画像情報ともいう)とは別に、固体撮像素子2の内部動作情報を外部回路200に出力する機能を持つ。
なお、画像情報と固体撮像素子2の内部動作情報をそれぞれ独立のインタフェース端子で外部回路200に出力することもできるが、画像情報と固体撮像素子2の内部動作情報を時分割で外部回路200に出力するようにすれば、画像情報に加えて撮像素子内部情報をリアルタイムで共通の端子にて出力することができ、インタフェース端子を削減することができる。時分割するに当たっては、たとえば、V(垂直)あるいはH(水平)の各ブランキング期間を利用するとよい。換言すれば、時分割するに当たっては、ブランキング期間以外では画像データを出力中であるかもしくはデータ読出期間であり、画像データ以外の信号を外部に出力することができない。このため、ブランキング期間を使用して撮像素子内部情報を出力することとなる。
これらの駆動制御部7の各要素は、撮像部10とともに、半導体集積回路製造技術と同様の技術を用いて単結晶シリコンなどの半導体領域に一体的に形成され、半導体システムの一例である固体撮像素子2として構成される。
撮像部10は、光を受けアナログ信号に変換してアナログ信号処理部20に渡す。図1では、簡単のため行および列の一部を省略して示しているが、現実には、撮像部10の各行や各列には、数十から数千の単位画素3が配置される。なお、図示を割愛するが、撮像部10には、各画素に所定のカラーコーディングを持つ色分離フィルタが形成される。また図示を割愛するが、撮像部10の各画素は、フォトダイオードなどの光電変換素子およびトランジスタ回路によって構成されている。
カラム処理部21と水平走査部12との間の信号経路上には、各垂直信号線18に対してドレイン端子が接続された図示しない負荷MOSトランジスタを含む負荷トランジスタ部が配され、各負荷MOSトランジスタを駆動制御する負荷制御部(負荷MOSコントローラ)が設けられている。
単位画素3は、垂直列選択のための垂直制御線15を介して垂直走査部14と、垂直信号線18を介してカラム処理部21と、それぞれ接続されている。水平走査部12や垂直走査部14は、たとえばシフトレジスタを有して構成され、駆動信号操作部16から与えられる駆動パルスに応答してシフト動作(走査)を開始するようになっている。垂直制御線15には、単位画素3を駆動するための種々のパルス信号が含まれる。
水平走査部12は、水平方向の読出列(水平方向のアドレス)を規定する(カラム処理部21内の個々のカラム信号処理部22を選択する)水平アドレス設定部12aと、水平アドレス設定部12aにて規定された読出アドレスに従って、カラム処理部21の各信号を水平信号線28に導く水平駆動部12bとを有する。水平アドレス設定部12aは、図示を割愛するが、シフトレジスタあるいはデコーダを有して構成されており、カラム信号処理部22からの画素情報を順に選択し、その選択した画素情報を水平信号線28に出力する選択手段としての機能を持つ。
垂直走査部14は、垂直方向の読出行(垂直方向のアドレス)や水平方向の読出列(水平方向のアドレス)を規定する(撮像部10の行を選択する)垂直アドレス設定部14aと、垂直アドレス設定部14aにて規定された読出アドレス上(水平行方向)の単位画素3に対する制御線にパルスを供給して駆動する垂直駆動部14bとを有する。
垂直アドレス設定部14aは、図示を割愛するが、信号を読み出す行の基本的な制御を行なう垂直シフトレジスタあるいはデコーダの他に、電子シャッタ用の行の制御を行なうシャッタシフトレジスタも有する。電子シャッタ用の駆動時には、垂直アドレス設定部14aは、通常動作時と同様に単位画素3の行選択をするが、通常通りに選択する読出行とでシャッタ行の間隔を調節することにより、光電変換素子への露光時間(蓄積時間)を調節する。
垂直シフトレジスタあるいはデコーダは、撮像部10から画素情報を読み出すに当たって各画素を行単位で選択するためのものであり、各行の垂直駆動部14bとともに信号出力行選択手段を構成する。シャッタシフトレジスタは、電子シャッタ動作を行なうに当たって各画素を行単位で選択するためのものであり、各行の垂直駆動部14bとともに電子シャッタ行選択手段を構成する。
駆動信号操作部16は、水平アドレス信号を水平アドレス設定部12aへ、また垂直アドレス信号を垂直アドレス設定部14aへ出力し、各アドレス設定部12a,14aは、それを受けて対応する行もしくは列を選択する。
なお、駆動信号操作部16は、撮像部10や水平走査部12など、他の機能要素とは独立して、別の半導体集積回路として提供されてもよい。この場合、撮像部10や水平走査部12などから成る撮像デバイスと駆動信号操作部16とにより、半導体システムの一例である撮像装置が構築される。この撮像装置は、周辺の信号処理回路や電源回路なども組み込まれた撮像モジュールとして提供されてもよい。
読出回路としてのカラム処理部21は、垂直列ごとにカラム信号処理部22を有して構成されており、1行分の画素の信号を受けて、その信号を処理する。それぞれのカラム信号処理部22は、一例として、信号転送スイッチと蓄積容量とが設けられる。
また、カラム処理部21は、CDS(Correlated Double Sampling ;相関2重サンプリング)処理を利用したノイズ除去手段の機能を備えるようにしてもよく、駆動信号操作部16から与えられるサンプルパルスSHPとサンプルパルスSHDといった2つのサンプルパルスに基づいて、垂直信号線18を介して入力された電圧モードの画素情報に対して、画素リセット直後の信号レベル(ノイズレベル;0レベル)と真の信号レベルとの差分をとる処理を行なうことで、画素ごとの固定ばらつきによる固定パターンノイズ(FPN;Fixed Pattern Noise )やリセットノイズといわれるノイズ信号成分を取り除く。
なお、カラム処理部21には、CDS処理機能部の後段に、必要に応じて信号増幅機能を持つAGC(Auto Gain Control) 回路やADC(Analog Digital Converter)回路などをカラム(列)ごとすなわちカラム信号処理部22ごとに設けることも可能である。
カラム処理部21により処理された画素情報を示す電圧信号は、水平走査部12からの水平選択信号により駆動される図示しない水平選択スイッチを介して所定のタイミングで読み出されて水平信号線28に伝達されて、水平信号線28の後端に接続されたアナログ信号処理部20の一機能部である出力回路29に入力される。
出力回路29は、撮像部10から水平信号線28を通して出力される各画素の信号を適当なゲインで増幅した後、撮像信号S0として制御&信号処理部17を介して外部回路200に供給する。この出力回路29は、たとえば、バッファリングだけする場合もあるし、その前に黒レベル調整、列ばらつき補正、信号増幅、色関係処理などを行なうこともある。
つまり、本実施形態のカラム型の撮像装置1においては、単位画素3からの出力信号(電圧信号)が、垂直信号線18→カラム処理部21→水平信号線28→出力回路29の順で出力される。その駆動は、1行分の画素出力信号は垂直信号線18を介してパラレルにカラム処理部21に送り、CDS処理後の信号は水平信号線28を介してシリアルに出力するようにする。
なお、垂直列や水平列ごとの駆動が可能である限り、それぞれのパルス信号を単位画素3に対して水平行方向および垂直列方向の何れに配するか、すなわちパルス信号を印加するための駆動クロック線の物理的な配線方法は自由である。
本実施形態の撮像装置1の外部回路200は、撮像部10や駆動制御部7などが同一の半導体領域に一体的に形成された固体撮像素子とは別の基板(プリント基板もしくは半導体基板)上に構成されており、各撮影モードに対応した回路構成が採られるようになっている。撮像部10や駆動制御部7などからなる固体撮像素子(半導体装置や物理情報取得装置の一例)と外部回路200とによって、撮像装置1が構成されている。駆動制御部7を撮像部10やカラム処理部21と別体にして、撮像部10やカラム処理部21で固体撮像素子(半導体装置の一例)を構成し、この固体撮像素子(半導体装置の一例)と、別体の駆動制御部7とで、固体撮像装置(物理情報取得装置の一例)として構成するようにしてもよい。
たとえば、図1(B)に示すように、外部回路200は、出力回路29から出力されたアナログの撮像信号S0をデジタルの撮像データD0に変換するA/D(Analog to Digital )変換部210と、A/D変換部210によりデジタル化された撮像データD0に基づいてデジタル信号処理を施すデジタル信号処理部(DSP;Digital Signal Processor)230とを備える。
デジタル信号処理部230は、たとえば、A/D変換部210から出力されるデジタル信号を適当に増幅して出力するデジタルアンプ部の機能を持つ。また、たとえば色分離処理を施してR(赤),G(緑),B(青)の各画像を表す画像データRGBを生成し、この画像データRGBに対してその他の信号処理を施してモニタ出力用の画像データD2を生成する。また、デジタル信号処理部230には、記録メディアに撮像データを保存するための信号圧縮処理などを行なう機能部が備えられる。
また外部回路200は、デジタル信号処理部230にてデジタル処理された画像データD2をアナログの画像信号S1に変換するD/A(Digital to Analog )変換部236を備える。D/A変換部236から出力された画像信号S1は、液晶モニタなどの表示デバイスに送られる。操作者は、この表示デバイスに表示されるメニューや画像を見ながら、撮像モードを切り替えるなどの各種の操作を行なうことが可能になる。
また、詳細は後述するが、外部回路200は、本実施形態特有の機能として、固体撮像素子2から供給される固体撮像素子2の内部動作情報を利用して、従来のDSP(本例の外部回路200に相当)のみによるカメラシステム制御からズーム機能やダイナミックレンジ機能などを固体撮像素子2で制御(DSPへのフィードバック制御)を行なうことで、素子外部のDSPの処理負担を軽減し、カメラシステムとしての高機能化や高付加価値化を実現する。たとえば、ズーム機能やダイナミックレンジ機能などラインごとに信号処理内容が異なる機能を実行したり、あるいは、制御&信号処理部17に内蔵された信号処理機能の内部動作状態をユーザに通知する内部状態確認機能を実行したりする。
ここで、内部動作情報は、たとえば、次のラインの読出し(出力)データの意義(間引き、ライン単位補正など)や、今アクセスしているHラインアドレス(ズーム動作開始位置など)、など、固体撮像素子2の後段に設けられる信号処理LSI(DSP)としての外部回路200において所定の信号処理を進める上で必要な情報として使用されるものである。
なお、上記では、固体撮像素子2の後段の信号処理を担当する外部回路200を固体撮像素子2(チップ)外で行なう例を示したが、外部回路200の全てもしくは一部(たとえばアナログ信号処理部20の一機能部であるAGC部102やA/D変換部104や図示しないデジタルアンプ部など)の機能要素を、チップに内蔵するように構成し、出力端子1dから撮像データD0を出力するように構成してもよい。この場合、外部回路200には、A/D変換部210を設ける必要がなくなる。
このような構成の撮像装置1において、水平走査部12や垂直走査部14およびそれらを制御する駆動信号操作部16により、撮像部10の各画素を水平行単位で順に選択し、その選択した1つの水平行分の画素の情報を同時に読み出すタイプのCMOSイメージセンサが構成される。
<制御&信号処理部の構成例>
図2は、制御&信号処理部17の一構成例を示した機能ブロック図である。制御&信号処理部17は、固体撮像素子2の各機能部の動作に必要なクロックや所定タイミングのパルス信号を供給するタイミングジェネレータTG(読出アドレス制御装置の一例)の機能ブロックであるタイミング発生回路部172と、端子1bを介して動作モードなどを指令する制御データを受け取り、また端子1cを介して入力クロックCK1Xを受け取り、また端子1aを介して固体撮像素子2の動作状態情報を含むデータDATAを外部回路200に出力する通信インタフェースの機能ブロックである外部通信IF回路部174と、駆動信号操作部16やアナログ信号処理部20を制御する種々の制御情報を生成する制御信号生成部176とを備えている。
また、制御&信号処理部17は、センサ動作の初期値設定をするレジスタ回路部178と、撮像部10の欠陥画素を補正する補正回路部180とを備えている。
外部通信IF回路部174は、固体撮像素子2への種々の情報の入力と出力のタイミングを制御することができるようになっている。また、制御&信号処理部17は、画像情報だけでなく、固体撮像素子2内の動作状態を示す内部動作情報や補正回路部180の補正量を、固体撮像素子2の後段に設けられる信号処理用LSIや他のLSIで構成された外部回路200に対して出力するデジタル出力部を有している。外部通信IF回路部174は、デジタル出力部を介して、固体撮像素子2の後段信号処理LSI(DSP)(本例では外部回路200)において信号処理を進める上で必要な内部状態情報を1ラインごと、1フレームごと(フレーム内の数ライン期間)、1ラインごとおよび1フレームごと、あるいは随時、外部回路200に送る。
<撮像装置の動作;第1実施形態>
図3は、図1に示した撮像装置1における第1実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。ここで図3は、ズーム機能実現のための例を示している。また、図4,図5,図6は、本実施形態のズーム機能と、従来のズーム機能や変形例のズーム機能との差を説明する図である。
第1実施形態の動作例は、画像データD0が出力されるデジタル出力端子1aを利用して、通常動作時は画像データのみを出力し、特殊モード時には水平同期信号XHSで規定された1水平期間内の水平ブランキング期間において、画像データD0とは別に固体撮像素子2の内部動作確認用信号として、次のラインアクセス時の出力データの意義を示す信号を外部回路200に出力する。これを受けて、外部回路200においては、内部動作情報(本例では次のラインアクセス時の出力データの意義を示す信号)を参照して、ラインごとに信号処理内容が異なる機能としてのズーム機能を実行する。
具体的には、先ず、制御&信号処理部17は、外部から入力されたクロックCK1Xに基づき、固体撮像素子2の各機能部(撮像部10、センサ回路部13、アナログ信号処理部20、A/D変換部104,210)を制御するのに必要な駆動信号を生成した後、各機能部の駆動に必要な制御信号を順次、対応する機能部に伝播させる。たとえば、センサ回路部13を介し、各単位画素3に画素駆動信号が垂直制御線15などを介して送られる。
同時に撮像部10の各単位画素3では外部からの入射光により変換された電荷が蓄積されており、画素駆動信号に基づいて蓄積された電荷が撮像部10内の各単位画素3より読み出されアナログ信号処理部20に伝播する。
アナログ信号処理部20は、撮像部10より入力された読出信号(アナログ信号)を増幅してA/D変換部104に出力する。A/D変換部104は、増幅読出信号をデジタル化し、デジタルの撮像データD0として制御&信号処理部17に出力する。
制御&信号処理部17は、入力された撮像データD0を必要に応じて補正回路部180にて補正してデジタル出力部より固体撮像素子2のデータとしてパラレルであるいはシリアルで外部回路200に出力する。
ここで、固体撮像素子2から撮像データを読み出す際には、撮像部10の構成上、1水平ライン期間内において、撮像データD0の出力に有効な期間(以下データ出力期間ともいう)とデータ出力としては無効な期間(以下水平ブランキング期間ともいう)がある。
そこで、制御&信号処理部17の外部通信IF回路部174は、水平ブランキング期間を利用して、後段の信号処理用LSIや他のLSI(本例では外部回路200)に対して、後段の信号処理用LSI(DSP)(本例では外部回路200)の信号処理内容を切り替える意義を持った固体撮像素子2内の内部動作情報を数ビットのデジタルデータでリアルタイムにデジタル出力部175より出力する。
たとえば、この第1実施形態の動作例においては、外部回路200におけるズーム機能実現のため、固体撮像素子2は、次ラインのアクセス(データ出力)より前もって、ズーム倍率に応じた次ラインのデータ(data)は無効(10b0)か有効(10b1)かを示す間引き信号(アクセスラインアドレス信号)、すなわち次ラインアクセス時の出力データの意義を示す間引き信号を外部回路200に通知する。前もって通知するのは、外部回路200において次ラインアクセス時にそのラインデータを取り込むか否かを事前に知っておく必要があるからである。
たとえば、外部通信IF回路部174は、外部回路200からズーム倍率の設定情報を受け取ると、図3に示すように、水平ブランキング期間を利用して、ズーム倍率に応じたアクセスラインアドレス信号を、有効データが出力された後の数ビット(本例では4ビット)のデジタルデータで外部回路200に伝える。実際には、この間引き信号で表わされる有効/無効の状態は、4ビットのデジタルデータの内、最下位ビット(LSB1ビット目)で示すことができる。
外部回路200においては、図4(A)に示すように、アクセスラインアドレス信号で示された有効/無効に基づき、固体撮像素子2から送出される撮像データD0のうち有効ラインのデータのみを取り込んでズーム処理を行なう。外部回路200においてズーム機能を実現するには、ラインごとに信号処理内容を異なるものとしなければならないが、その場合でも、前述のようなラインデータの取り込み方をすることで、外部回路200はフレームメモリを使用しなくてもズーム処理が可能となる。
たとえば、CCD(Charge Coupled Device) 撮像素子やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor )撮像素子などの撮像素子(撮像デバイス)を用いて画像を撮像する撮像装置においては、デジタル画像信号処理LSIを利用することで、カメラの機能を電子部品を中心に構成することが可能であり、光学ズーム系を使わずに、解像度変換処理を利用して電子的にズーム処理を行なう仕組みが考えられている。この場合、フレームメモリ(あるいはフィールドメモリ)を用いて、固体撮像デバイスとデジタル画像信号処理LSIのみで撮像画像のズーム機能を実現する仕組みが提案されている(たとえば特開2000−295530号公報(以下参考文献1という)の従来技術を参照)。
図5は、フレームメモリを用いて電子ズーム機能を実現する仕組みの従来の構成例を説明する図である。また図6は、フレームメモリを利用した補間方法を説明する図である。
図5に示すように、従来の撮像装置900は、電子ズーム動作を制御するズーム制御部
(デバイス制御の機能部分)と連動して動作する駆動制御部996の制御の下で、固体撮像素子910が画素信号を読み出して後段の画像信号処理部966に供給する。なお、図では、たとえば相関2重サンプリングやAD変換処理などの機能部分を割愛して示している。
画像信号処理部966にて所定の信号処理がされた画素データはフレームメモリ967に一時的に記憶される。なお、フレームメモリ967は、1フレームの全画素データを記録するためのメモリであるが、たとえば2倍ズームの画像データが欲しいときには、固体撮像素子910の一部の領域のみ読み出して記憶する。
次に、電子ズーム動作を制御するズーム制御部(メモリ制御の機能部分)992の指示に従って所定のタイミングで画素データをフレームメモリ967から読み出して、後段の補間処理部998に画素データを渡す。
補間処理部998は、電子ズーム動作を制御するズーム制御部(補間処理制御の機能部分)992の制御の下で、ズーム倍率に応じた隙間を画素間に設け、その隙間に信号処理によって補間信号を生成し、元々の画像と同じサイズの画像を構成する。
たとえば、ズーム倍率に応じた補間すべき注目画素に隣接する複数ラインの画素データを用いて垂直フィルタ処理を行なってライン数を所望のライン数にする、すなわち垂直画素数を所望の画素数に変換することで垂直方向の解像度変換処理を行なうとともに、ズーム倍率に応じた補間すべき注目画素に隣接する同一ラインの画素データを用いて水平フィルタ処理を行なって水平画素数を所望の画素数に変換することで水平方向の解像度変換処理を行なう。こうすることで、補間処理部998からは、電子ズーム処理画像出力が得られる。
ここで、フレームメモリ967を使用しているのは、固体撮像素子910からは、ズーム倍率に関わらず画素信号がそのまま出力されてくる垂れ流しシステムであるので、拡大時に、切出領域のライン間を補間しながら読出処理をするには、そのライン補間をするための時間のずれをカバーする仕組みが必要だからである。
つまり、拡大ズーム処理時には、撮像デバイスから逐次読み出される撮像信号をラインメモリに順次格納しつつ、拡大時に不足するラインデータを補間処理で生成するべく(垂直解像度変換)、所定数のラインデータを読み出して垂直補間処理を行なう必要がある。これをリアルタイムで行なおうとすれば、先ず、垂直方向のズーム対象分のラインデータを保持するフレームメモリのような大規模なメモリが必要となる。たとえば、固体撮像素子910からは画素信号が画像信号処理部966に入り続けてくるため、2倍ズーム時には有効画素の1/2ライン(480ライン)分のメモリが必要になる。
たとえば、図6(A)は、固体撮像素子910が撮像する有効領域を2次元表現したマップである。本例の固体撮像素子910は、水平方向が1280画素で垂直方向が960ラインの約1.3Mピクセルの撮像デバイスである。
フレームメモリ967には、固体撮像素子910の画素配列順に画素データを順に読み出して記憶するとともに、電子ズーム時には、そのズーム倍率に応じて、少なくともそのズーム時に使用する画像領域の垂直方向の使用領域に相当する画素データを記憶する。一例として、図6(B)に示すように、2倍ズーム時には、通常時の960ラインに対して、その半分の480ライン分(たとえば垂直方向の中央部)の画素データのみをフレームメモリ967に記憶する。
また、補間処理部998は、図6(C)に示すように、ズーム倍率に応じた補間すべき注目画素に隣接する複数ラインの画素データをラインメモリから読み出して、これら複数ラインの画素データを用いて、補間処理を利用した垂直フィルタ処理を行なう。すなわち、ズーム倍率に応じた補間すべき注目画素に隣接する隣接する複数ラインの生の画素データもしくは水平方向の補間処理によって求められた水平補間データを用いて垂直画素数を所望の画素数に変換することで、垂直方向の解像度変換処理を行なう。
このとき、固体撮像素子910から読み出した画素データを順次使って垂直補間を行なうには、内挿ライン(差分ライン)の補間処理のため、固体撮像素子910から読み出した画素データを記憶する複数ライン分記憶する手段が必要になる。
次に補間処理部998は、この垂直方向の解像度変換処理後の画素データ(ラインデータ)を一旦、図示しないラインメモリに格納する。つまり、固体撮像素子910から電子ズーム時に使用する予定の領域(たとえば画面中央部)の画素信号を一度フレームメモリ967に格納し、補間処理部998へタイミング管理をしながら転送し、補間処理部998で補間処理にて水平補間処理を行なう。
たとえば、補間処理部998は、図6(D)に示すように、水平方向の全1280画素の内、その半分の640画素(たとえば水平方向の中央部)の領域のみを処理対象として、補間処理を利用した水平フィルタ処理を行なう。すなわちズーム倍率に応じた補間すべき注目画素に隣接する同一ラインの生の画素データを用いて水平画素数を所望の画素数に変換することで、水平方向の解像度変換処理を行なう。
しかしながら、このような従来の電子式ズーム処理では、出力データ内容を記憶する(ラインメモリ)機能が複数必要になり、たとえば1フレーム分もしくはズーム倍率に応じたライン数分の画素データを記憶するための回路規模が大きなフレームモリのような大規模な記憶手段が必要であり、画素補間を行なうデジタル処理LSI(補間処理部998)も必要となりハードウェアの増加を招いており、回路構成が大規模になる。加えて、フレームメモリなどの大規模な記憶手段からの画素データの読出制御で、補間のための隙間を作るような難しい制御を実現する必要があり、ズーム制御部の回路構成も複雑・大規模にならざるを得ない。
全体として、大規模、高消費電力あるいは高コストなシステムになってしまうから、センサチップ(撮像デバイス)単体で電子ズーム処理を行なう固体撮像装置、たとえば低コストや小規模構成が要求される携帯電話用やモバイル機器用のカメラなどを実現する際の電子ズームとしては導入し難いという問題がある。
これに対して、図1に示した撮像装置1の第1実施形態の動作例では、ズーム倍率(拡大/縮小も含む)に関わらず画素データが固体撮像素子2からそのまま出力されてくる垂れ流しシステムであるものの、図4(A)に示すように、固体撮像素子2は、ズーム倍率に応じたアクセスラインアドレス信号を外部回路200に伝えるようにしているので、外部回路200は、アクセスラインアドレス信号を参照して固体撮像素子2から送出される撮像データD0のうち有効ラインのデータのみを取り込んでズーム処理を行なうことができ、フレームメモリを使用しなくてもズーム処理が可能となる。
たとえば、従来は後段にフレーム単位のメモリを持ってズーム拡大時には不必要なデータを破棄し、必要なデータを補完する。また縮小のときは今まで廃棄していたデータを使用する。何れもメモリに最大データを蓄えた後の動作になる。
これに対して、本実施形態では、予め(前フレーム時など)ズームする倍率(拡大時、縮小時とも)を撮像装置1の制御&信号処理部17に通信し、内部演算回路により倍率に応じ必要なデータについてアクセスし読み出すライン(H方向)を演算する。そして決められたライン(H方向)のデータを必要なタイミングで出力する。つまり、撮像装置(イメージセンサ)がフレームメモリ代わりとなりフレームメモリが不要となる。
また、従来のカメラシステムのように演算回路を信号処理側(DSPなど制御側LSI)で持つと、イメージセンサとの通信が複雑になる。イメージセンサの特性上、ズーム時に読み出しは必要なデータ(ライン)と不要なデータ(ライン)が混在するのに対し、ラインシャッタは全てのラインをアクセスする必要があるため、従来のイメージセンサを制御している垂直同期信号XVSや垂直同期信号XHSだけでは制御しきれなくなる。ズーム動作時にシャッタ制御信号と読出信号を独立してインタフェースする必要が生じる。これに対して、本実施形態では内部演算でシャッタ&読出信号を生成するため、通信インタフェースが簡略化できる利点もある。
なお、外部回路200は、ズーム処理を行なうことやズーム倍率が分かっているので、図4(B)に示すように、固体撮像素子2から送出される撮像データD0のうち有効ラインのデータのみを取り込んでズーム処理を行なうことができるから、“有効/無効の情報を外部回路200に伝えること”は必須でない。
しかしながら、“有効/無効の情報”を外部回路200に伝えるようにすれば、後段信号処理に前述の演算回路機能を持つ必要はなく、内部演算処理機能が使用可能になる利点が得られる。
たとえば、後段信号処理でフレームメモリを持たせない場合、ラインシャッタと読出しを行なうCMOS型固体撮像素子ではズーム時にラインシャッタ制御信号と読出制御信号を独立制御する必要がある。外部回路200で上記2信号を制御するとインタフェースも2系統必要となり複雑になる。このときセンサ内部で外部回路200より通信された倍率をもとにアクセスするラインをシャッタおよび読出制御信号を生成し、データを読み出すことでインタフェースを簡略化したズーム処理が可能になる。同時に内部で生成した情報(アクセスするライン情報)を出力することで後段の信号処理の色処理や黒レベルの初期化に利用できる。
<撮像装置の動作;第2実施形態>
図7は、図1に示した撮像装置1における第2実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。ここで図7は、ダイナミックレンジ拡大機能実現のための例を示している。
この第2実施形態においてダイナミックレンジ拡大機能を実現するに当たっては、従来のようなフレーム単位でのゲイン調整を固体撮像素子2内部もしくは外部回路200において行なうのではなく、固体撮像素子2側でライン単位でゲイン調整を行なう。つまり、第2実施形態におけるダイナミックレンジ拡大機能では、ラインごとにゲイン調整処理の処理内容が異なることとなる。また、固体撮像素子2は、その際のラインごとのゲイン設定情報を外部回路200に通知し、外部回路200においては、通知されたゲイン設定情報を参照して補正処理を行なうことで、ダイナミックレンジの広い画像を生成する。
このため、第2実施形態の動作例においては、外部通信IF回路部174は、図7に示すように、水平ブランキング期間を利用して、当該ラインのゲイン設定値を示すラインゲイン情報を動作状態信号として、有効データが出力された後の数ビット(たとえば4ビット)のデジタルデータで外部回路200にリアルタイムに伝える。
外部回路200側においてラインごとにゲイン調整処理を行なってからダイナミックレンジの広い画像を生成する仕組みも考えられるが、この場合、固体撮像素子2は、低輝度のラインに関しては低レベルの信号まま処理することになりS/Nの観点で不利である。これに対して、第2実施形態の仕組みのように固体撮像素子2側において予めラインごとにゲイン調整処理を行なうと、低輝度のラインに関しては所定のゲインで増幅して高レベルの信号にしてから所望の処理をできS/Nに有利である。
<撮像装置の動作;第3実施形態>
図8は、図1に示した撮像装置1における第3実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。ここで図8は、アクセスしているHラインあるいはそれに類似(関係)したアドレス情報を外部回路200に通知する例を示している。
外部回路200における信号処理内容によっては、アクセスしている現ラインの画素情報だけでなく、その現ラインの数個前の画素情報が必要となることがある。たとえば、色処理や黒レベル調整など数ラインのデータを使って複数行に亘る信号処理を行うなどの制御処理がその典型例である。
そこで、この第3実施形態の動作例においては、現ラインのアクセスより前もってその情報を外部回路200に通知する。前もって通知するのは、前述の色処理や黒レベル調整などのためである。たとえば、外部通信IF回路部174は、図8に示すように、水平ブランキング期間を利用して、現ラインを示すV(垂直)およびH(水平)のアドレス情報の他に、その現ラインの数個前の画素情報を参照するのに必要となる関連ラインを示すV(垂直)およびH(水平)のアドレス情報を動作状態信号として、現ラインに対して1つ前のラインにおける有効データが出力された後の数ビット(たとえば4ビット)のデジタルデータで外部回路200にリアルタイムに伝える。
<撮像装置の動作;第4実施形態>
図9は、図1に示した撮像装置1における第4実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。ここで図9は、固体撮像素子2における補正回路部180での補正処理を外部回路200において補完する機能を実現する例を示している。
補正回路部180において、撮像部10の欠陥画素やカラム処理部21の回路構成に起因した縦筋ノイズを補正しても、境界部分に補正漏れや過補正などの誤差(境界誤差という)が残ることがある。外部回路200においては、その境界誤差を補正する。
このため、この第4実施形態の動作例においては、外部通信IF回路部174は、現ラインのアクセスより前もって、固体撮像素子2内の補正回路部180で補正したクランプレベルやゲイン情報(以下、纏めて素子内補正結果情報ともいう)や補正量や補正位置などを動作状態信号として外部回路200に通知する。前もって通知するのは、色処理や黒レベル調整などのためである。
たとえば、図9に示すように、水平ブランキング期間を利用して、素子内補正結果情報や補正量や補正位置などを動作状態信号として、有効データが出力された後の数ビット(たとえば4ビット)のデジタルデータで外部回路200にリアルタイムに伝える。外部回路200においては、受け取った素子内補正結果情報や補正量や補正位置などを参照して、補正回路部180での補正処理で残った境界誤差を補正する。
補正回路部180を高度な回路にすることで、境界誤差を低減できるが、そのような高度な回路は規模・消費電力が大きくならざるを得ない。全体として、大規模、高消費電力あるいは高コストなシステムになってしまうから、たとえば低コストや小規模構成が要求される携帯電話用やモバイル機器用のカメラなどを実現する際の、センサチップ(撮像デバイス)単体でより完璧な補正処理を行なう固体撮像装置には導入し難いという問題がある。
これに対して、第4実施形態の動作例を適用すれば、受け取った素子内補正結果情報や補正量や補正位置などを参照して、外部回路200において補正回路部180での補正処理で残った誤差を補完することができる。センサチップ(撮像デバイス)単体でより完璧な補正処理を行なうのではなく、外部回路200と協働して補正処理を実行することで、より完璧な補正処理を行なう撮像装置を実現する。
<撮像装置の動作;第5実施形態>
図10は、図1に示した撮像装置1における第5実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。ここで図10は、水平ブランキング期間だけでなく、垂直ブランキング期間も利用して、固体撮像素子2の内部動作を確認し得る動作状態信号を外部回路200に通知する例を示している。
ここでは、図9に示した第4実施形態への変形例で示しており、固体撮像素子2は、素子内補正結果情報や補正量や補正位置などを動作状態信号として、水平ブランキング期間を利用して、有効データが出力された後に加えて、垂直ブランキング期間の数ライン(本例では1ライン)にも、数ビット(たとえば4ビット)のデジタルデータで外部回路200にリアルタイムに伝える。外部回路200においては、第4実施形態と同様に、受け取った素子内補正結果情報や補正量や補正位置などを参照して、補正回路部180での補正処理で残った境界誤差を補正する。
ここで、固体撮像素子2は、動作状態信号を外部回路200に通知する垂直ブランキング期間の数ラインは、水平ブランキング期間だけでなく、通常データ読出期間にも、動作状態信号を送出する。垂直ブランキング期間も利用することで、フレーム単位で制御する信号については毎ライン担当の処理をし、かつフレーム単位で制御方法が代わる処理(具体的にはゲイン調整など)ができるようになる効果が得られる。水平方向単位の制御だけでなく水平方向だけでは制御できない垂直方向単位の制御も可能になる。
なお、図10に示した第5実施形態の例では、水平ブランキング期間に加えて、垂直ブランキング期間の数ラインにも固体撮像素子2の動作状態信号を外部回路200に通知するようにしていたが、水平ブランキング期間に通知しないで、垂直ブランキング期間の数ラインのみにて固体撮像素子2の動作状態信号を外部回路200に通知するようにしてもよい。この場合、フレーム単位で制御する信号については毎ライン担当の処理をするのではなく、フレーム単位で処理したほうが無駄な消費電力を省ける制御(具体的にはシャッタ制御など)ができるようになる効果が得られる。フレーム単位の制御は水平単位制御より容易になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、固体撮像素子2内部の動作状態情報を後段の信号処理機能部(本例では外部回路200)に通知することで、後段の信号処理機能部の処理負荷を軽減でき、たとえば機能増によるゲート規模、チップサイズ増、消費電流増を軽減することができる。固体撮像素子2の内部動作を把握、再現するために必要な回路を、ゲート規模、面積、消費電力が従来と同等レベルで搭載することで、従来にない別機能を新たに搭載することが可能になる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、上記実施形態では、半導体装置の動作情報を半導体装置の外部に出力するに当たって、動作情報と単位信号とを兼用の出力端子から出力する際に、動作情報と単位信号とを時分割にして、単位信号を出力するデータ出力期間の後のブランキング期間に動作情報を出力するようにしていたが、これに限らず、出力の仕組みは様々な形態を採用し得る。
たとえば、たとえば単位信号を表わすデータ(たとえば画素データ10ビット)に動作情報を表わすデータ(たとえば付加データ4ビット)を重畳して計14ビットで出力するなど、動作情報と単位信号とを纏めて1つの信号に変換した後に兼用出力端子から随時出力するようにすることもできる。ただしこの場合、動作情報と単位信号とを纏めて1つの信号に変換する回路ブロックが必要になり、半導体装置側の回路規模が少し大きくなる。
また、上記実施形態では、個々の単位画素からの信号を読出可能な固体撮像装置の一例として、光を受光することで信号電荷を生成する画素部を備えたCMOSセンサやCCDセンサを例に示したが、信号電荷の生成は、光に限らず、たとえば赤外線、紫外線、あるいはX線などの電磁波一般に適用可能であり、この電磁波を受けてその量に応じたアナログ信号を出力する素子が多数配列された単位構成要素を備えた半導体装置に、上記実施形態で示した事項を適用可能である。
また、撮像部10は、複数の単位信号生成部が2次元状に配置されているものに限らず、長尺状に配置されているものであってもよい。たとえば、撮像部10をラインセンサに置き換えても、上記実施形態にて説明した技術を同様に適用でき、同様の効果を享受できる。
なお、“長尺状に配置されている”とは、短辺と長辺とを十分に認識できるように配置されている形態を意味し、1列で長く配置した典型的なラインセンサに限らず、たとえば複数列で長く配置した形態や千鳥状に配置した形態なども含む意味である。
また、上記実施形態では、固体撮像装置において、ダイナミックレンジ拡大処理に関わるゲイン調整やズーム処理など、ラインごとに異なる処理内容を施す信号処理を、固体撮像素子2から出力される内部動作情報を参照して外部回路200にて実行する事例を説明したが、上記実施形態で説明した仕組みは、固体撮像装置に限らず、所望の信号処理を半導体装置とその外部に設けた信号処理部とで協働して行なうあらゆる電子機器に適用することができる。
たとえば、上記実施形態では、光や放射線などの外部から入力される電磁波に対して感応性をするCMOS型やCCD型の固体撮像素子を使用した撮像装置についての適用事例を示したが、物理量の変化を検知するあらゆるものに、上記実施形態で説明した仕組みを適用でき、光などに限らず、たとえば、指紋に関する情報を圧力に基づく電気的特性の変化や光学的特性の変化に基づき指紋の像を検知する指紋認証装置(特開2002−7984や特開2001−125734などを参照)など、その他の物理的な変化を検知する仕組みにおける信号処理にも同様に適用できる。
本発明の一実施形態に係るCMOS型の固体撮像素子を使用した撮像装置の概略構成図である。 制御&信号処理部の一構成例を示した機能ブロック図である。 図1に示した撮像装置における第1実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。 本実施形態のズーム機能(A)と変形例のズーム機能(B)との差を説明する図である。 従来のズーム機能を説明する図である(その1)。 従来のズーム機能を説明する図である(その2)。 図1に示した撮像装置における第2実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。 図1に示した撮像装置における第3実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。 図1に示した撮像装置における第4実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。 図1に示した撮像装置における第5実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。 一般的なCCD撮像素子を利用した撮像装置の構成例を示した図である。 図11に示す一般的なCCD撮像素子を利用した撮像装置の動作タイミングの一例を示したタイミンチャートである。 一般的なCMOS撮像素子を利用した撮像装置の構成例を示した図である。
符号の説明
1…撮像装置、3…単位画素、5…画素信号生成部、7…駆動制御部、10…撮像部、12…水平走査部、13…センサ回路部、14…垂直走査部、15…垂直制御線、16…駆動信号操作部、17…制御&信号処理部、18…垂直信号線、2…固体撮像素子、20…アナログ信号処理部、21…カラム処理部、22…カラム信号処理部、28…水平信号線、29…出力回路、172…タイミング発生回路部、174…外部通信IF回路部、175…デジタル出力部、176…制御信号生成部、178…レジスタ回路部、180…補正回路部、200…外部回路、210…A/D変換部、230…デジタル信号処理部

Claims (18)

  1. 入射された物理量の変化に応じた変化情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した変化情報に基づいて単位信号を生成する単位信号生成部とを単位構成要素内に含み、当該単位構成要素が所定の順に配された物理量分布検知のための固体撮像装置から出力される前記単位信号に基づいて所定の信号処理を行なう信号処理方法であって、
    前記固体撮像装置は、2次元平面上で行方向と列方向に複数の前記単位構成要素が配置されており、
    前記固体撮像装置の動作状態を特定可能な動作情報を、前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに前記単位信号とは別に出力し、
    1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、前記固体撮像装置から出力された前記動作情報を参照して、前記固体撮像装置から出力される1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記単位信号に対する前記所定の信号処理を行なう
    信号処理方法。
  2. 前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記単位信号が出力された後に前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記動作情報を出力する
    請求項1に記載の信号処理方法。
  3. 前記固体撮像装置は、前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、
    通常動作時は前記単位信号を出力し、
    特殊モード時には、前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、当該特殊モードに応じた次ラインのデータが有効か無効かを示すアクセスラインアドレス信号を含む前記動作情報を出力し、
    前記アクセスラインアドレス信号が示す有効情報および無効情報に基づき、前記固体撮像装置から送出される前記単位信号のうち有効ラインのデータを取り込んで前記特殊モードに応じた信号処理を行なう
    請求項1または2記載の信号処理方法。
  4. 前記固体撮像装置は、前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、
    ライン単位で前記単位信号のゲイン調整を行い、
    ライン単位のゲイン設定情報を含む前記動作情報を出力し、
    前記動作情報のゲイン設定情報を参照して、前記固体撮像装置から送出される前記単位信号に対してライン単位で補正処理を行なう
    請求項1から3のいずれか一に記載の信号処理方法。
  5. 前記固体撮像装置は、前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、
    現ラインのアドレス情報と当該現ラインの関連ラインのアドレス情報を含む前記動作情報を出力し、
    現ラインのアドレス情報と当該現ラインの関連ラインのアドレス情報を参照して、複数行に亘る信号処理を行なう
    請求項1から4のいずれか一に記載の信号処理方法。
  6. 前記固体撮像装置は、前記単位構成要素から読み出した単位信号に対して補正処理を行い、
    前記補正処理における補正量および補正結果の少なくとも一方を示す補正に関する情報を含む前記動作情報を出力し、
    前記動作情報に含まれる補正処理に関する情報を参照して、前記単位信号に対する補正処理をさらに行なう
    請求項1から5のいずれか一に記載の信号処理方法。
  7. 入射された物理量の変化に応じた変化情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した変化情報に基づいて単位信号を生成する単位信号生成部とを単位構成要素内に含み、当該単位構成要素が所定の順に配された物理量分布検知のための固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置から出力される前記単位信号に基づいて所定の信号処理を行なう信号処理部と、を有し、
    前記固体撮像装置は、
    2次元平面上で行方向と列方向に複数の前記単位構成要素が配置されており、
    当該固体撮像装置の動作状態を特定可能な動作情報を出力する動作情報出力部を含み、
    前記動作情報出力部は、
    前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに前記動作情報を前記単位信号とは別に出力し、
    前記信号処理部は、
    1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、前記動作情報出力部から出力された前記動作情報を参照して、前記固体撮像装置から出力される1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記単位信号に対する前記所定の信号処理を行なう
    信号処理装置。
  8. 前記動作情報出力部は、
    前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記単位信号が出力された後に前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記動作情報を出力する
    請求項7記載の信号処理装置。
  9. 前記固体撮像装置は、
    前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、
    上記動作情報出力部は、
    通常動作時は前記単位信号を出力し、
    特殊モード時には、前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、当該特殊モードに応じた次ラインのデータが有効か無効かを示すアクセスラインアドレス信号を含む前記動作情報を出力し、
    前記信号処理部は、
    前記アクセスラインアドレス信号が示す有効情報および無効情報に基づき、前記固体撮像装置から送出される前記単位信号のうち有効ラインのデータを取り込んで前記特殊モードに応じた信号処理を行なう
    請求項7または8記載の信号処理装置。
  10. 前記固体撮像装置は、
    前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、ライン単位で前記単位信号のゲイン調整を行なう機能を含み、
    上記動作情報出力部は、
    ライン単位のゲイン設定情報を含む前記動作情報を出力し、
    前記信号処理部は、
    前記動作情報のゲイン設定情報を参照して、前記固体撮像装置から送出される前記単位信号に対してライン単位で補正処理を行なう
    請求項7から9のいずれか一に記載の信号処理装置。
  11. 前記固体撮像装置は、
    前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、
    上記動作情報出力部は、
    現ラインのアドレス情報と当該現ラインの関連ラインのアドレス情報を含む前記動作情報を出力し、
    前記信号処理部は、
    現ラインのアドレス情報と当該現ラインの関連ラインのアドレス情報を参照して、複数行に亘る信号処理を行なう
    請求項7から10のいずれか一に記載の信号処理装置。
  12. 前記固体撮像装置は、
    前記単位構成要素から読み出した単位信号に対して補正処理を行なう補正部を含み、
    上記動作情報出力部は、
    前記補正処理における補正量および補正結果の少なくとも一方を示す補正に関する情報を含む前記動作情報を出力し、
    前記信号処理部は、
    前記動作情報に含まれる補正処理に関する情報を参照して、前記単位信号に対する補正処理を行なう
    請求項7から11のいずれか一に記載の信号処理装置。
  13. 入射された物理量の変化に応じた変化情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した変化情報に基づいて単位信号を生成する単位信号生成部とを単位構成要素内に含み、当該単位構成要素が所定の順に配された物理量分布検知のための固体撮像装置であって、
    2次元平面上で行方向と列方向に複数の前記単位構成要素が配置されており、
    当該固体撮像装置の動作状態を特定可能な動作情報を出力する動作情報出力部を含み、
    前記動作情報出力部は、
    前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに前記動作情報を前記単位信号とは別に出力する
    固体撮像装置
  14. 前記動作情報出力部は、
    前記単位信号を出力する前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記単位信号が出力された後に前記1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間分の前記動作情報を出力する
    請求項13記載の固体撮像装置
  15. 前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、
    上記動作情報出力部は、
    通常動作時は前記単位信号を出力し、
    特殊モード時には、前記単位信号を出力する1水平期間および1垂直期間の少なくとも一方の期間ごとに、当該特殊モードに応じた次ラインのデータが有効か無効かを示すアクセスラインアドレス信号を含む前記動作情報を出力する
    請求項13または14記載の固体撮像装置
  16. 前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、ライン単位で前記単位信号のゲイン調整を行なう機能を含み、
    上記動作情報出力部は、
    ライン単位のゲイン設定情報を含む前記動作情報を出力する
    請求項13から15のいずれか一に記載の固体撮像装置
  17. 前記複数の単位構成要素の行列状配列におけるライン単位でアクセスされ、
    上記動作情報出力部は、
    現ラインのアドレス情報と当該現ラインの関連ラインのアドレス情報を含む前記動作情報を出力し、
    出力先では、現ラインのアドレス情報と当該現ラインの関連ラインのアドレス情報を参照して、複数行に亘る信号処理が行なわれる
    請求項13から16のいずれか一に記載の固体撮像装置
  18. 前記単位構成要素から読み出した単位信号に対して補正処理を行なう補正部を含み、
    上記動作情報出力部は、
    前記補正処理における補正量および補正結果の少なくとも一方を示す補正に関する情報を含む前記動作情報を出力する
    請求項13から17のいずれか一に記載の固体撮像装置
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