JP2004064334A - 撮像装置 - Google Patents

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下邨 研一
Yoshikazu Kondo
近藤 由和
Yoichi Kato
加藤 陽一
Kenji Watanabe
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    • H04N5/2628Alteration of picture size, shape, position or orientation, e.g. zooming, rotation, rolling, perspective, translation

Abstract

【課題】大容量のフレームメモリを使用せずに電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つ。
【解決手段】撮像制御部4は電子ズームの倍率に基づき有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定し、イメージセンサ部1は走査領域を走査することにより入力した光信号を電気信号に変換して蓄積し、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、RW制御部6は電子ズームの倍率に基づき画像データをレジスタ5に蓄積して所定のフレームレートで読み出し、解像度変換部7は電子ズームの倍率に基づき画像データの補間処理を行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は画像を拡大する電子ズーム機能を有する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の撮像装置の構成を示すブロック図であり、図において、11は入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力するイメージセンサ部、12はイメージセンサ部11に有効画素領域とブランキング領域から構成される所定の走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部11が走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する撮像制御部である。
【0003】
また、図7において、13はイメージセンサ部11から出力された1フレーム分の画像データをそれぞれ保持するメモリA及びメモリB(図示せず)を備えたフレームメモリ、14は電子ズームの倍率を指定する倍率指定部、15はイメージセンサ部11から出力された画像データをフレームメモリ13に書き込むと共に、倍率指定部14により指定された電子ズームの倍率に基づきフレームメモリ13に保持されている1フレーム分の画像データ又は一部の画像データを読み出すRW(Read Write)制御部、16は倍率指定部14により指定された電子ズームの倍率に基づき、フレームメモリ13から読み出された一部の画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する解像度変換部である。
【0004】
次に動作について説明する。
図8は撮像制御部12がイメージセンサ部11に指定する走査領域を説明する図である。図に示すように、走査領域は画像データを出力する有効画素領域と画像データを出力しないブランキング領域により構成されており、例えば、ここでは、有効画素領域をいわゆるVGA(Variable Graphics Array)に相当する640×480画素のサイズ、走査領域を800×600画素のサイズの場合を示している。
【0005】
撮像制御部12はイメージセンサ部11に所定の走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部11が走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する。イメージセンサ部11は、撮像制御部12により指定された走査領域を、撮像制御部12からの走査タイミングに基づき走査することにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力する。図9はイメージセンサ部11が撮像制御部12により指定された走査領域を走査する様子を示す図である。
【0006】
まず、倍率指定部14が電子ズームの倍率を1倍と指定した場合について説明する。RW制御部15は倍率指定部14により指定された電子ズームの倍率に係りなく、あるタイミングでイメージセンサ部11から出力された1フレーム分の画像データをフレームメモリ13のメモリAに書き込む。また、次のタイミングでRW制御部15は次の1フレーム分の画像データをフレームメモリ13のメモリBに書き込む。このように、倍率指定部14により指定された電子ズームの倍率に係りなく、イメージセンサ部11から出力された1フレーム分の画像データが、順次、フレームメモリ13に書き込まれる。
【0007】
また、RW制御部15は、フレームメモリ13のメモリBに1フレーム分の画像データを書き込む際に、倍率指定部14により指定された電子ズームの1倍の倍率に基づき、メモリAに書き込まれ保持されている1フレーム分の画像データを読み出し、次のタイミングでフレームメモリ13のメモリBに保持されている1フレーム分の画像データを読み出す。
【0008】
図10は電子ズームの倍率が1倍のときのフレームメモリ13の読み出しと書き込みの様子を説明する図である。このように、電子ズームの倍率が1倍の場合には、メモリA又はメモリBに保持されている1フレーム分の画像データ全体が読み出される。以上のようにして、順次、1フレーム分の画像データがフレームメモリ13に書き込まれ、読み出されて解像度変換部16に出力される。
【0009】
解像度変換部16は、倍率指定部14により指定された電子ズームの1倍の倍率に基づき、フレームメモリ13から順次読み出された1フレーム分の画像データをそのまま画像信号として出力する。
【0010】
次に、倍率指定部14が1フレーム分の画像データの中央部について電子ズームの倍率を2倍と指定した場合について説明する。RW制御部15は倍率指定部14により指定された電子ズームの倍率に係りなく、あるタイミングでイメージセンサ部11から出力された1フレーム分の画像データをフレームメモリ13のメモリAに書き込む。また、次のタイミングでRW制御部15は次の1フレーム分の画像データをフレームメモリ13のメモリBに書き込む。このように、倍率指定部14により指定された電子ズームの倍率に係りなく、イメージセンサ部11から出力された1フレーム分の画像データが、順次、フレームメモリ13に書き込まれる。
【0011】
また、RW制御部15は、フレームメモリ13のメモリBに1フレーム分の画像データを書き込む際に、倍率指定部14により指定された2倍の電子ズームの倍率に基づき、メモリAに書き込まれ保持されている1フレーム分の画像データの中央部の1/4の領域を読み出し、次のタイミングでフレームメモリ13のメモリBに書き込まれている1フレーム分の画像データの中央部の1/4の領域を読み出す。
【0012】
図11は電子ズームの倍率が2倍のときのフレームメモリ13の読み出しと書き込みの様子を説明する図である。このようにして、順次、1フレーム分の画像データがフレームメモリ13に書き込まれ、1フレーム分の画像データの中央部の1/4の領域が読み出されて解像度変換部16に出力される。
【0013】
解像度変換部16は、倍率指定部14により指定された2倍の電子ズームの倍率に基づき、フレームメモリ13から順次読み出された1フレーム分の画像データの中央部を、縦横とも2倍に引き伸ばす補間処理を行い、最終的には1フレーム分の画像データのサイズと同じサイズにして画像信号として出力する。
【0014】
次にフレームメモリ13に保持されている画像データを読み出す際のデータレートについて説明する。電子ズームの倍率が1倍の場合には、RW制御部15は、フレームメモリ13に保持されている1フレーム分の画像データを、書き込み時のデータレートと同じデータレートで読み出すことにより、解像度変換部16から画像信号が所定のフレームレートで出力される。
【0015】
一方、電子ズームの倍率が2倍の場合には、フレームレートを一定に保つために、RW制御部15は、フレームメモリ13に保持されている中央部の画像データを、書き込み時のデータレートの1/4のデータレートで読み出す。これは、読み出す画像データのデータ量が、書き込まれた画像データのデータ量の1/4に減少しているからである。
【0016】
このように、電子ズームの倍率が1倍以外の場合には、フレームレートを一定にするために、書き込み時のデータレートと読み出し時のデータレートを変更する必要があり、フレームメモリ13として、メモリA,Bのように、2フレーム分の画像データを保持する容量が必要となる。例えば、VGAの場合は、640×480=約30万画素のサイズであり、2フレーム分の画像データを保持するには、約4.8Mbitの2ポートRAM、又は2つの約2.4MbitのシングルポートRAMが必要となる。
【0017】
すなわち、フレームメモリ13から画像データを読み出す際のデータレートを電子ズームの倍率に応じて変更することで、最終的に電子ズームの倍率に対応して引き伸ばした画像データを出力する際のフレームレートを、電子ズームの倍率によらず一定にすることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
従来の撮像装置は以上のように構成されているので、電子ズームを行う際にフレームレートを一定に保つために、大容量のフレームメモリ13を搭載する必要があり、消費電力の増大や、撮像装置のサイズの増大や、コストの増大につながり、特にモバイル用途の撮像装置への適用は困難であるという課題があった。
【0019】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、大容量のフレームメモリを使用せずに、電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができ、モバイル用途にも適用が可能な撮像装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る撮像装置は、電子ズームの倍率に基づき有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定し、走査領域を走査することにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積し、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、電子ズームの倍率に基づき画像データを蓄積して所定のフレームレートで読み出し、電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行うものである。
【0021】
この発明に係る撮像装置は、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力するイメージセンサ部と、電子ズームの倍率を指定する倍率指定部と、電子ズームの倍率に基づき電子ズームに係る撮像パラメータを演算するパラメータ演算部と、撮像パラメータに基づき、イメージセンサ部が走査する、有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部が走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する撮像制御部と、イメージセンサ部から出力された画像データの一部を一時的に保持するレジスタと、撮像パラメータに基づきイメージセンサ部から出力された少なくとも1行分の画像データをレジスタに書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出すRW制御部と、撮像パラメータに基づきレジスタから読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する解像度変換部とを備えたものである。
【0022】
この発明に係る撮像装置は、パラメータ演算部が撮像パラメータとして、電子ズームの第一の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査行数及び水平走査画素数に基づき、電子ズームの第二の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査開始行、垂直走査行数、水平走査開始画素及び水平走査画素数を演算し、撮像制御部は第二の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき走査領域を指定し、RW制御部は第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき少なくとも1行分の画像データをレジスタに書き込み、解像度変換部は第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき補間処理を行うものである。
【0023】
この発明に係る撮像装置は、パラメータ演算部が、第二の倍率における水平走査期間及び垂直走査期間を、第一及び第二の倍率の比を使用して演算するものである。
【0024】
この発明に係る撮像装置は、パラメータ演算部が、整数化関数を使用して第二の倍率における水平走査期間及び垂直走査期間を演算すると共に、整数化関数により余剰となった端数画素走査期間を演算し、撮像制御部は端数画素走査期間を含めて走査領域を指定するものである。
【0025】
この発明に係る撮像装置は、パラメータ演算部が撮像パラメータとして、電子ズームの第一の倍率における水平走査期間、フレームレートを規定するフレーム期間、垂直走査行数及び水平走査画素数に基づき、第一及び第二の倍率の比及び整数化関数を使用して第二の倍率における水平走査期間及び垂直走査期間を演算し、整数化関数により余剰となった端数画素走査期間を演算すると共に、第二の倍率における垂直走査開始行、垂直走査行数、水平走査開始画素及び水平走査画素数を演算し、撮像制御部は第二の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき走査領域を指定し、RW制御部は第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき少なくとも1行分の画像データをレジスタに書き込み、解像度変換部は第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき補間処理を行うものである。
【0026】
この発明に係る撮像装置は、電子ズームの倍率に基づき有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定し、走査領域を走査することにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積し、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行い、電子ズームの倍率に基づき、補間処理された画像データを蓄積して所定のフレームレートで読み出すものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による撮像装置の構成を示すブロック図である。図において、1は入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力するイメージセンサ部であり、VGA相当の640×480の画素アレー構造を持つCCD又はCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子により構成されている。ここでは、簡単化のために、有効画素領域周辺部の常に遮光状態となっている遮光画素については省略する。
【0028】
また、図1において、2は電子ズームの倍率を指定する倍率指定部、3は倍率指定部2により指定された電子ズームの倍率に基づき、電子ズームに係る撮像パラメータを演算するパラメータ演算部、4はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータに基づき、イメージセンサ部1が走査する、有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部1が走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する撮像制御部である。
【0029】
さらに、図1において、5はイメージセンサ部1から出力された1行分の画像データを一時的に保持し、電子ズームの倍率により変化する一水平走査期間内のデータレートのズレを補正するFIFO(First In First Out)等を使用した約17Kbit程度の小容量のレジスタ、6はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータに基づき、イメージセンサ部1から出力された少なくとも1行分の画像データをレジスタ5に書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出すRW(Read Write)制御部、7はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータに基づき、レジスタ5から読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する解像度変換部である。
【0030】
次に動作について説明する。
パラメータ演算部3は倍率指定部2により指定された電子ズームの倍率に基づき、電子ズームに係る撮像パラメータ、すなわち、画素単位の水平走査期間PH、行単位の垂直走査期間PV、垂直走査開始行VSTRT、垂直走査行数VSIZE、水平走査開始画素HSTRT及び水平走査画素数HSIZEを演算する。
【0031】
ここでは、電子ズームの倍率が1倍の場合の水平走査期間をPHi、垂直走査期間をPVi、垂直走査行数をVSIZEi、水平走査画素数HSIZEiとし、1フレームの画像データの中央部をN倍に電子ズームするものとすると、パラメータ演算部3は、水平走査期間PH、垂直走査期間PV、垂直走査開始行VSTRT、垂直走査行数VSIZE、水平走査開始画素HSTRT及び水平走査画素数HSIZEを次の(1)式から(6)式により演算する。
【0032】
PH=PHi×N                      (1)
PV=PVi÷N                      (2)
VSTRT=VSIZEi÷2×(1−1/N)        (3)
VSIZE=VSIZEi÷N                (4)
HSTRT=HSIZEi÷2×(1−1/N)        (5)
HSIZE=HSIZEi÷N                (6)
【0033】
例えば、PHi=800、PVi=600、HSIZEi=640、VSIZEi=480、N=2とすると、上記(1)式から(6)式により、PH=1600、PV=300、VSTRT=120、VSIZE=240、HSTRT=160、HSIZE=320となる。なお、VSTRTは1行目の値を0とした値であり、HSTRTは1画素目の値を0とした値である。
【0034】
撮像制御部4はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータ、すなわち水平走査期間PH、垂直走査期間PV、垂直走査開始行VSTRT及び垂直走査行数VSIZEに基づき、イメージセンサ部1が走査する、有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部1が走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する。
【0035】
図2は撮像制御部4が指定する走査領域を説明する図であり、ここでは、電子ズーム倍率が1倍のときの水平走査期間PHi=800、垂直走査期間PVi=600、水平走査画素数HSIZEi=640、垂直走査行数VSIZEi=480とすると、電子ズームの倍率が2倍のときに、走査領域はPH×PV=1600×300画素のサイズとなり、電子ズームする領域(斜線部分の320×240画素のサイズの領域)を含む有効画素領域(640×300画素のサイズの領域)とブランキング領域から構成される。また、垂直走査開始行VSTRTは120、垂直走査行数VSIZEは240、水平走査開始画素HSTRTは160、水平走査画素数HSIZEは320である。
【0036】
イメージセンサ部1は、撮像制御部4により指定された走査領域を、撮像制御部4からの走査タイミングに基づき走査することにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力する。
【0037】
撮像制御部4により指定された走査領域は、電子ズームの倍率が1倍のときは800×600画素のサイズであり、電子ズームの倍率が2倍のときは1600×300画素のサイズであり、走査領域のサイズが電子ズームの倍率に係りなく一定の480000画素のサイズになるので、イメージセンサ部1から出力される画像データのフレームレートは電子ズームの倍率に係りなく一定である。
【0038】
RW制御部6はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータ、すなわち水平走査開始画素HSTRT及び水平走査画素数HSIZEに基づき、イメージセンサ部1から出力された少なくとも1行分の画像データをレジスタ5に書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出す。
【0039】
電子ズームの倍率が1倍の場合には、図2に示すように水平走査画素数HSIZEi=640なので、RW制御部6は640画素の1行分の画素データを、FIFO等により構成されたレジスタ5に書き込み、保持されている1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出す。この処理は、各行毎に行われ、VSIZEi=480なので、480行分の処理を行うことにより1フレーム分の画像データが解像度変換部7に出力される。
【0040】
電子ズームの倍率が2倍の場合には、図2に示すように水平走査開始画素HSTRT=160、水平走査画素数HSIZE=320なので、RW制御部6は320画素の1行分の画素データを、FIFO等により構成されたレジスタ5に書き込み、保持されている1行分の画像データを、電子ズームの倍率が1倍の場合と同じ所定のフレームレートで読み出す。この処理は、各行毎に行われ、VSIZEi=240なので、240行分の処理を行うことにより1フレームの中の電子ズームされる領域の画像データが解像度変換部7に出力される。
【0041】
図3はRW制御部6によるレジスタ5に対する画像データの書き込みと読み出しのタイミングチャートである。上記のように、RW制御部6は1行分の画像データのレジスタ5への書き込みが終了すると読み出しているが、電子ズームの倍率に係りなく同じフレームレートで読み出すためには、1行分の画素数が多いほど、前の時間からレジスタ5への書き込みを開始しなければならない。
【0042】
すなわち、図3に示すように、電子ズームの倍率が1倍(N=1)で1行分の画素数が多いフレーム0,1のレジスタ5への書き込み開始の時間t1は、電子ズーム倍率が2倍(N=2)で1行分の画素数が少ないフレーム2,3のレジスタ5への書き込み開始の時間t2より、前の時間(t1>t2)となっている。ここで、t1,t2は各フレームの読み出し開始時間を基準にした書き込み開始の時間である。このように、FIFO等のレジスタ5は、電子ズームの倍率に係りなく同じフレームレートを維持するために、電子ズームの倍率によるデータレートのずれを補正している。
【0043】
解像度変換部7は、パラメータ演算部3により演算された撮像パラメータ、すなわち水平走査開始画素HSTRT、水平走査画素数HSIZEに基づき、レジスタ5から読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する。
【0044】
すなわち、電子ズームの倍率が1倍の場合には、水平走査画素数HSIZEi=640、垂直走査行VSIZEi=480なので、レジスタ5から読み出された画像データの補間処理をせずに、そのまま1フレーム分の画像データとして画像信号を出力する。
【0045】
一方、電子ズームの倍率が2倍の場合には、水平走査画素数HSIZE=320で、垂直走査行VSIZE=240なので、レジスタ5から読み出された画像データを、縦横2倍にし1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する。
【0046】
以上のような構成により、従来のように4.8Mbitの大容量のフレームメモリ13を使用しなくても、電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができる。図4はイメージセンサ部1の画素数に対するフレームメモリ13の有無による撮像装置の回路規模を説明する図である。この実施の形態1では、イメージセンサ部1として640×480画素のいわゆるVGAサイズの場合について述べたが、図4に示すように、イメージセンサ部1の画素数が増え解像度が上がれば、フレームメモリ13を使用しないことによる回路規模の削減効果がますます大きくなる。
【0047】
この実施の形態1では、電子ズームを行う際に、1フレームの画像データの中央部、すなわち1フレームの中心点を中心としてズーム操作するようにしているが、1フレームの中心から水平方向にHOFSだけオフセットし、垂直方向にVOFSだけオフセットした点を中心としてズーム操作する場合には、パラメータ演算部3は、垂直走査開始行VSTRT及び水平走査開始画素HSTRTを次の(7)式、(8)式により演算する。
VSTRT=VSIZEi÷2×(1−1/N)+VOFS   (7)
HSTRT=HSIZEi÷2×(1−1/N)+HOFS   (8)
【0048】
また、この実施の形態1では、電子ズームの倍率を1倍からN倍にする場合について説明したが、一般的に、電子ズームの倍率をN1倍からN2倍にする場合には、下記のようにすれば良い。
【0049】
電子ズームの倍率がN1倍の場合の水平走査期間をPH1、垂直走査期間をPV1、垂直走査開始行をVSTRT1、垂直走査行数をVSIZE1、水平走査開始画素をHSTRT1、水平走査画素数HSIZE1とし、1フレームの画像データの中央部をN2倍に電子ズームするものとすると、パラメータ演算部3は、電子ズームの倍率がN2倍の場合の水平走査期間PH2、垂直走査期間PV2、垂直走査開始行VSTRT2、垂直走査行数VSIZE2、水平走査開始画素HSTRT2及び水平走査画素数HSIZE2を次の(9)式から(14)式により演算する。
【0050】
PH2=PH1×(N2/N1)               (9)
PV2=PV1÷(N2/N1)               (10)
VSTRT2=VSIZE1÷2×(1−N1/N2)     (11)
VSIZE2=VSIZE1÷(N2/N1)         (12)
HSTRT2=HSIZE1÷2×(1−N1/N2)     (13)
HSIZE2=HSIZE1÷(N2/N1)         (14)
【0051】
さらに一般的に、電子ズームの倍率をN1倍からN2倍にする場合で、1フレームの中心から水平方向にHOFSだけオフセットし、垂直方向にVOFSだけオフセットした点を中心としてズーム操作する場合には、パラメータ演算部3は、垂直走査開始行VSTRT2及び水平走査開始画素HSTRT2を次の(15)式、(16)式により演算する。
VSTRT2=VSIZE1÷2×(1−N1/N2)+VOFS (15)HSTRT2=HSIZE1÷2×(1−N1/N2)+HOFS (16)
【0052】
以上のように、この実施の形態1によれば、撮像制御部4が指定された電子ズームの倍率に基づき、倍率が変化してもサイズが一定となるように有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定し、イメージセンサ部1が、この走査領域を走査することにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積し、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、RW制御部6が電子ズームの倍率に基づき画像データをレジスタ5に一時蓄積して所定のフレームレートで読み出すことで、イメージセンサ部1から出力される画像データの電子ズームの倍率によるデータレートのずれを補正することにより、大容量のフレームメモリを使用せずに、電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができるという効果が得られる。
【0053】
なお、この実施の形態1の図1において、解像度変換部7をイメージセンサ部1とレジスタ5の間に置き換え、電子ズームの倍率に基づき、イメージセンサ部1から読み出された画像データの補間処理を行い、RW制御部6が電子ズームの倍率に基づき、補間処理された画像データをレジスタ5に一時蓄積して所定のフレームレートで読み出すように構成しても良く、電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことが可能である。
【0054】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による撮像装置の構成を示すブロック図は、実施の形態1の図1と同様である。上記実施の形態1では、電子ズームの倍率によって制御される走査領域を指定する水平走査期間PH、垂直走査期間PVを整数値として説明しているが、電子ズームの倍率によっては、この水平走査期間PH、垂直走査期間PVが整数値にならない場合がある。この実施の形態2では、この水平走査期間PH、垂直走査期間PVが整数値にならない場合でも、フレームレートを一定にするものである。
【0055】
次に動作について説明する。
パラメータ演算部3は倍率指定部2により指定された電子ズームの倍率に基づき、電子ズームに係る撮像パラメータ、すなわち、画素単位の水平走査期間PH、行単位の垂直走査期間PVを、実施の形態1の(1)式、(2)式の代わりに次の(17)式、(18)式により演算する。
PH=INT{PHi×N}                 (17)
PV=INT{PVi÷N}                 (18)
ここで、INTは整数化関数であり、PHiは電子ズームの倍率が1倍の場合の水平走査期間、PViは電子ズームの倍率が1倍の場合の垂直走査期間、Nは電子ズームの倍率である。
【0056】
また、パラメータ演算部3は上記(17)式、(18)式の整数化関数により余剰となった端数画素走査期間PRを次の(19)式により演算する。
PR=(PHi×PVi)−(PH×PV)          (19)
このとき、フレームレートの逆数であるフレーム期間Fcは次の(20)式となる。
Fc=PH×PV+PR                   (20)
ここで、端数画素走査期間PRは、通常、水平走査期間PHより小さく、次の(21)式の関係がある。
0<PR<PH                       (21)
【0057】
また、パラメータ演算部3は倍率指定部2により指定された電子ズームの倍率に基づき、垂直走査開始行VSTRT、垂直走査行数VSIZE、水平走査開始画素HSTRT及び水平走査画素数HSIZEを、次の(22)式から(25)式により演算する。
VSTRT=INT{VSIZEi÷2×(1−1/N)}    (22)
VSIZE=INT{VSIZEi÷N}            (23)
HSTRT=INT{HSIZEi÷2×(1−1/N)}    (24)
HSIZE=INT{HSIZEi÷N}            (25)
【0058】
撮像制御部4はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータ、すなわち水平走査期間PH、垂直走査期間PV、端数画素走査期間PR、垂直走査開始行VSTRT及び垂直走査行数VSIZEに基づき、イメージセンサ部1に電子ズームする領域を含む走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部1が走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する。
【0059】
図5は撮像制御部4が指定する走査領域を説明する図であり、図に示すように、電子ズームが1倍のときの走査領域PHi×PViに対して、N倍のときの走査領域をPH×PV+PRにより指定し、1フレーム分の画素データのうち最後の行のみ、端数画素走査期間PRだけ余分にイメージセンサ部1を走査させている。
【0060】
図6は電子ズームの倍率を変更した場合のフレームレートを説明する図である。図6(a)は端数画素走査期間PRを含めない場合であり、6(b)は端数画素走査期間PRを含めた場合である。この例では、PHi=800、PVi=580、N=1.2、PR=320の場合である。電子ズームの倍率を1.2倍に変更すると、PH=800×1.2=960、PV=580÷1.2=483.333...となり、フレームレートが一定となる整数解にならない。
【0061】
そのため、図6(a)に示すように、端数画素走査期間PRを含めない場合には、電子ズームの倍率を変更するとフレームレートは変化してしまうが、図6(b)に示すように、端数画素走査期間PR=320を含めた場合には、電子ズームの倍率を変更しても、走査領域のサイズが変化しないために、フレームレートは変化せず一定に保つことができる。これにより、撮像制御部4が指定する走査領域を、1画素を読み出す時間である画素サイクル単位で自由に変えることが可能となる。
【0062】
その他のイメージセンサ部1、レジスタ5、RW制御部6、解像度変換部7の処理は、実施の形態1と同様である。
【0063】
この実施の形態では、水平走査期間PH、垂直走査期間PVを上記(17)式、(18)式により演算しているが、電子ズームの倍率がN1倍の場合の水平走査期間をPH1、垂直走査期間をPV1、端数画素走査期間PR1とし、1フレームの画像データの中央部をN2倍に電子ズームするものとすると、パラメータ演算部3は、電子ズームの倍率がN2倍の場合の水平走査期間PH2、垂直走査期間PV2及び端数画素走査期間PR2を、次の(26)式から(28)式により演算する。
PH2=INT{PH1×(N2/N1)}           (26)
PV2=INT{PV1÷(N2/N1)}           (27)
PR2=(PH1×PV1+PR1)−(PH2×PV2)    (28)
【0064】
以上のように、この実施の形態2によれば、撮像制御部4が、電子ズームの倍率に基づき、イメージセンサ部1が走査する走査領域を、端数画素走査期間PRを含めて指定し、小容量のレジスタ5を使用してイメージセンサ部1から出力される画像データの電子ズームの倍率によるデータレートのずれを補正することにより、大容量のフレームメモリを使用せずに、どのような倍率でも電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができるという効果が得られる。
【0065】
また、この実施の形態2によれば、フレームレートを画素サイクル単位で自由に選択することができるという効果が得られる。
【0066】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3による撮像装置の構成を示すブロック図は、実施の形態1の図1と同様である。上記実施の形態2では、電子ズームが1倍のときの水平走査期間PHi、垂直走査期間PViを予め与えていたが、この実施の形態3では、電子ズームが1倍のときの水平走査期間PHiとフレームレートの逆数であるフレーム期間Fcが与えられているものとする。
【0067】
次に動作について説明する。
パラメータ演算部3は、電子ズームが1倍のときの垂直走査期間PVi及び端数画素走査期間PRiを、次の(29)式、(30)式により演算する。
PVi=INT{Fc÷PHi)              (29)
PRi=Fc−(PHi×PVi)             (30)
【0068】
また、パラメータ演算部3は、電子ズームがN倍のときの画素単位の水平走査期間PHを上記(17)式により演算すると共に、垂直走査期間PVを、上記(18)式の代わりに次の(31)式により演算し、端数画素走査期間PRを次の(32)式により演算する。
PV=INT{Fc÷PH}                (31)
PR=Fc−(PH×PV)                (32)
このように、パラメータ演算部3が水平走査期間PH及びフレーム期間Fcのパラメータで撮像パラメータを演算する。その他の処理は実施の形態2と同様である。
【0069】
この実施の形態では、電子ズームの倍率が1倍のときの垂直走査期間PVi及び端数画素走査期間PRiを上記(29)式、(30)式により演算し、電子ズームの倍率がN倍の場合の水平走査期間PH、垂直走査期間PV及び端数画素走査期間PRを(17)式、(31)式、(32)式により演算しているが、電子ズームの倍率がN1倍の場合の水平走査期間をPH1、フレーム期間をFcとし、1フレームの画像データの中央部をN2倍に電子ズームするものとすると、パラメータ演算部3は、電子ズームの倍率がN1倍の場合の垂直走査期間PV1及び端数画素走査期間PR1、電子ズームの倍率がN2倍の場合の水平走査期間PH2、垂直走査期間PV2及び端数画素走査期間PR2を、次の(33)式から(37)式により演算する。
【0070】
PV1=INT{Fc÷PH1)               (33)
PR1=Fc−(PH1×PV1)              (34)
PH2=INT{PH1×(N2/N1)}          (35)
PV2=INT{Fc÷PH2}               (36)
PR2=Fc−(PH2×PV2)              (37)
【0071】
以上のように、この実施の形態3によれば、実施の形態2と同様に、大容量のフレームメモリを使用せずに、どのような倍率でも電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができると共に、フレームレートを画素サイクル単位で自由に選択することができるという効果が得られる。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、大容量のフレームメモリを使用せずに電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1による撮像装置の撮像制御部が指定する走査領域を説明する図である。
【図3】この発明の実施の形態1による撮像装置のRW制御部によるレジスタに対する画像データの書き込みと読み出しのタイミングチャートである。
【図4】イメージセンサ部の画素数に対するフレームメモリの有無による撮像装置の回路規模を説明する図である。
【図5】この発明の実施の形態2による撮像装置の撮像制御部が指定する走査領域を説明する図である。
【図6】この発明の実施の形態2による撮像装置において電子ズームの倍率を変更した場合のフレームレートを説明する図である。
【図7】従来の撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図8】撮像制御部がイメージセンサ部に指定する走査領域を説明する図である。
【図9】イメージセンサ部が撮像制御部により指定された走査領域を走査する様子を示す図である。
【図10】従来の撮像装置において電子ズームの倍率が1倍のときのフレームメモリの読み出しと書き込みの様子を説明する図である。
【図11】従来の撮像装置において電子ズームの倍率が2倍のときのフレームメモリの読み出しと書き込みの様子を説明する図である。
【符号の説明】
1 イメージセンサ部、2 倍率指定部、3 パラメータ演算部、4 撮像制御部、5 レジスタ、6 RW制御部、7 解像度変換部。

Claims (7)

  1. 電子ズームの倍率に基づき有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定し、該走査領域を走査することにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積し、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、上記電子ズームの倍率に基づき上記画像データを蓄積して所定のフレームレートで読み出し、上記電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行う撮像装置。
  2. 入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力するイメージセンサ部と、
    電子ズームの倍率を指定する倍率指定部と、
    該倍率指定部により指定された電子ズームの倍率に基づき電子ズームに係る撮像パラメータを演算するパラメータ演算部と、
    該パラメータ演算部により演算された撮像パラメータに基づき、上記イメージセンサ部が走査する、有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定すると共に、上記イメージセンサ部が上記走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する撮像制御部と、
    上記イメージセンサ部から出力された画像データの一部を一時的に保持するレジスタと、
    上記パラメータ演算部により演算された撮像パラメータに基づき上記イメージセンサ部から出力された少なくとも1行分の画像データを上記レジスタに書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出すRW制御部と、
    上記パラメータ演算部により演算された撮像パラメータに基づき上記レジスタから読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する解像度変換部とを備えた撮像装置。
  3. パラメータ演算部は撮像パラメータとして、電子ズームの第一の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査行数及び水平走査画素数に基づき、電子ズームの第二の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査開始行、垂直走査行数、水平走査開始画素及び水平走査画素数を演算し、撮像制御部は上記第二の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき走査領域を指定し、
    RW制御部は上記第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき少なくとも1行分の画像データをレジスタに書き込み、
    解像度変換部は上記第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき補間処理を行うことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. パラメータ演算部は、第二の倍率における水平走査期間及び垂直走査期間を、第一及び第二の倍率の比を使用して演算することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. パラメータ演算部は、整数化関数を使用して第二の倍率における水平走査期間及び垂直走査期間を演算すると共に、上記整数化関数により余剰となった端数画素走査期間を演算し、
    撮像制御部は上記端数画素走査期間を含めて走査領域を指定することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. パラメータ演算部は撮像パラメータとして、電子ズームの第一の倍率における水平走査期間、フレームレートを規定するフレーム期間、垂直走査行数及び水平走査画素数に基づき、第一及び第二の倍率の比及び整数化関数を使用して上記第二の倍率における水平走査期間及び垂直走査期間を演算し、上記整数化関数により余剰となった端数画素走査期間を演算すると共に、上記第二の倍率における垂直走査開始行、垂直走査行数、水平走査開始画素及び水平走査画素数を演算し、
    撮像制御部は上記第二の倍率における水平走査期間、垂直走査期間、垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき走査領域を指定し、
    RW制御部は上記第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき少なくとも1行分の画像データをレジスタに書き込み、
    解像度変換部は上記第二の倍率における水平走査開始画素及び水平走査画素数に基づき補間処理を行うことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  7. 電子ズームの倍率に基づき有効画素領域とブランキング領域から構成される走査領域を指定し、該走査領域を走査することにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積し、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、上記電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行い、上記電子ズームの倍率に基づき、補間処理された画像データを蓄積して所定のフレームレートで読み出す撮像装置。
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