JP4255345B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は画像を拡大する電子ズーム機能を有する撮像装置に関するものである。
電子ズーム機能を有する撮像装置として、例えば特許文献1に開示されたズーム表示機能付デジタルカメラがある。これは、撮像中に液晶ディスプレイに表示する動画や静止画像や再生画像のズームアップ表示が可能なもので、画像表示用メモリとしてフレームメモリを使用し、動画表示可能な画像表示装置と、所望の注目画像を指定する注目画像指定手段と、指定された注目画像を所定の倍率で拡大すると共に拡大された注目画像を画像表示装置に表示する拡大画像表示手段とを備えている。
また、電子ズーム機能を入力画像信号のサンプリング周波数を可変にすることにより実現する撮像装置として、例えば特許文献2に開示された画像処理装置があり、電荷結合型イメージセンサ、アナログ信号処理部、A/D変換部、フレームバッファとしての画像メモリ、ディジタル信号処理部、D/A変換部、モニタ、可変サンプリングクロック発生部、システム制御部、倍率設定部を備えている。
特開平10−336494号公報(段落0010,0011,0016) 特開平9−326957号公報(段落0025,0026,0028)
従来の撮像装置は以上のように構成されているので、電子ズームを行う際にフレームレートを一定に保つために大容量のフレームメモリを搭載する必要があり、消費電力の増大や撮像装置のサイズの増大やコストの増大につながり、特にモバイル用途の撮像装置への適用は困難であるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、大容量のフレームメモリを使用せずに、電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができ、モバイル用途にも適用が可能な撮像装置を得ることを目的とする。
この発明に係る撮像装置は、電子ズームの倍率に基づき水平走査期間と垂直走査期間を変更させたフレームの走査領域を指定する撮像制御部と、上記撮像制御部により指定されたフレームの走査領域について、フレームの各行毎に、リセット走査を行って入力した光信号を電気信号に変換して内部に備えている画素アレーに蓄積し、読み出し走査を行って上記画素アレーに蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力すると共に、上記撮像制御部により一連のフレームの中のフレームNより水平走査期間と垂直走査期間の変更の指示を受けた場合に、上記フレームNのリセット走査期間が上記フレームNの直前のフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なる場合でも、変更された水平走査期間と垂直走査期間に基づき、上記フレームNのリセット走査と読み出し走査を行うイメージセンサ部と、上記イメージセンサ部から出力されるフレームの画像データの一部を保持するレジスタと、上記電子ズームの倍率に基づき上記イメージセンサ部から出力されたフレームの少なくとも1行分の画像データを上記レジスタに書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出すRW制御部と、上記電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換する解像度変換部とを備えたものである。
この発明によれば、撮像制御部が電子ズームの倍率に基づき水平走査期間と垂直走査期間を変更させたフレームの走査領域を指定し、イメージセンサ部が撮像制御部により指定されたフレームの走査領域について、フレームの各行毎に、リセット走査を行って入力した光信号を電気信号に変換して内部に備えている画素アレーに蓄積し、読み出し走査を行って画素アレーに蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、RW制御部が電子ズームの倍率に基づきイメージセンサ部から出力されたフレームの少なくとも1行分の画像データをレジスタに書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出し、解像度変換部が電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換することにより、大容量のフレームメモリを使用せずに電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができると共に、イメージセンサ部が撮像制御部により一連のフレームの中のフレームNより水平走査期間と垂直走査期間の変更の指示を受けた場合に、フレームNのリセット走査期間がフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なる場合でも、変更された水平走査期間と垂直走査期間に基づき、フレームNのリセット走査と読み出し走査を行うことにより、露光時間を一定にすることができるので、均一な画像が得られるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による撮像装置の構成を示すブロック図である。図において、イメージセンサ部1は入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力するものであり、内部にVGA(Variable Graphic Array)相当の640×480画素のサイズの画素アレーを備えており、この画素アレーはCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子により構成されている。ここでは、簡単化のために、有効画素領域周辺部の常に遮光状態となっている遮光画素については省略する。
また、図1において、倍率指定部2は電子ズームの倍率を指定し、パラメータ演算部3は倍率指定部2により指定された電子ズームの倍率に基づき、電子ズームに係る撮像パラメータを演算するもので、撮像制御部4はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータに基づき、イメージセンサ部1が走査する、有効画素領域とブランキング領域から構成されるフレームの走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部1がフレームの走査領域を走査する際の走査タイミングを制御するものである。
さらに、図1において、レジスタ5はイメージセンサ部1から出力されたフレームの1行分の画像データを一時的に保持し、電子ズームの倍率により変化する一水平走査期間内のデータレートのズレを補正するFIFO(First In First Out)等を使用した約17Kbit程度の小容量のレジスタで、RW(Read Write)制御部6はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータに基づき、イメージセンサ部1から出力されたフレームの少なくとも1行分の画像データをレジスタ5に書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出すものである。解像度変換部7はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータに基づき、レジスタ5から読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力するものである。
次に動作について説明する。
パラメータ演算部3は倍率指定部2により指定された電子ズームの倍率に基づき、電子ズームに係る撮像パラメータ、すなわち、画素単位の水平走査期間PH、行単位の垂直走査期間PV、垂直走査開始行VSTRT、垂直走査行数VSIZE、水平走査開始画素HSTRT及び水平走査画素数HSIZEを演算する。
ここでは、電子ズームの倍率が1倍の場合の水平走査期間をPHi、垂直走査期間をPVi、垂直走査行数をVSIZEi、水平走査画素数HSIZEiとし、1フレームの画像データの中央部をN倍に電子ズームするものとすると、パラメータ演算部3は、水平走査期間PH、垂直走査期間PV、垂直走査開始行VSTRT、垂直走査行数VSIZE、水平走査開始画素HSTRT及び水平走査画素数HSIZEを次の(1)式から(6)式により演算する。
PH=PHi×N (1)
PV=PVi÷N (2)
VSTRT=VSIZEi÷2×(1−1/N) (3)
VSIZE=VSIZEi÷N (4)
HSTRT=HSIZEi÷2×(1−1/N) (5)
HSIZE=HSIZEi÷N (6)
例えば、PHi=800、PVi=600、HSIZEi=640、VSIZEi=480、N=2とすると、上記(1)式から(6)式により、PH=1600、PV=300、VSTRT=120、VSIZE=240、HSTRT=160、HSIZE=320となる。なお、VSTRTは1行目の値を0とした値であり、HSTRTは1画素目の値を0とした値である。
撮像制御部4はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータ、すなわち水平走査期間PH、垂直走査期間PV、垂直走査開始行VSTRT及び垂直走査行数VSIZEに基づき、イメージセンサ部1が走査する、有効画素領域とブランキング領域から構成されるフレームの走査領域を指定すると共に、イメージセンサ部1がフレームの走査領域を走査する際の走査タイミングを制御する。
図2は撮像制御部4が指定するフレームの走査領域を説明する図であり、ここでは、電子ズーム倍率が1倍のときの水平走査期間PHi=800、垂直走査期間PVi=600、水平走査画素数HSIZEi=640、垂直走査行数VSIZEi=480とすると、電子ズームの倍率が2倍のときに、フレームの走査領域はPH×PV=1600×300画素のサイズとなり、電子ズームする領域(斜線部分の320×240画素のサイズの領域)を含む有効画素領域(640×300画素のサイズの領域)とブランキング領域から構成される。また、垂直走査開始行VSTRTは120、垂直走査行数VSIZEは240、水平走査開始画素HSTRTは160、水平走査画素数HSIZEは320である。
イメージセンサ部1は、撮像制御部4により指定されたフレームの走査領域を、撮像制御部4からの走査タイミングに基づき、後述するリセット走査と読み出し走査を行うことにより、入力した光信号を電気信号に変換して蓄積すると共に、蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力する。
撮像制御部4により指定されたフレームの走査領域は、電子ズームの倍率が1倍のときは800×600画素のサイズであり、電子ズームの倍率が2倍のときは1600×300画素のサイズであり、走査領域のサイズが電子ズームの倍率に係りなく一定の480000画素のサイズになるので、イメージセンサ部1から出力される画像データのフレームレートは電子ズームの倍率に係りなく一定である。
RW制御部6はパラメータ演算部3により演算された撮像パラメータ、すなわち水平走査開始画素HSTRT及び水平走査画素数HSIZEに基づき、イメージセンサ部1から出力された少なくともフレームの1行分の画像データをレジスタ5に書き込むと共に、レジスタ5に保持されている少なくともフレームの1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出す。
電子ズームの倍率が1倍の場合には、図2に示すように水平走査画素数HSIZEi=640なので、RW制御部6は640画素の1行分の画素データをFIFO等により構成されたレジスタ5に書き込み、保持されている1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出す。この処理は各行毎に行われ、VSIZEi=480なので、480行分の処理を行うことにより1フレーム分の画像データが解像度変換部7に出力される。
電子ズームの倍率が2倍の場合には、図2に示すように水平走査開始画素HSTRT=160、水平走査画素数HSIZE=320なので、RW制御部6は320画素の1行分の画素データをFIFO等により構成されたレジスタ5に書き込み、保持されている1行分の画像データを、電子ズームの倍率が1倍の場合と同じ所定のフレームレートで読み出す。この処理は各行毎に行われ、VSIZE=240なので、240行分の処理を行うことにより1フレームの中の電子ズームされる領域の画像データが解像度変換部7に出力される。
図3はRW制御部6によるレジスタ5に対する画像データの書き込みと読み出しのタイミングチャートである。上記のように、RW制御部6は1行分の画像データのレジスタ5への書き込みが終了すると読み出しているが、電子ズームの倍率に係りなく同じフレームレートで読み出すためには、1行分の画素数が多いほど、前の時間からレジスタ5への書き込みを開始しなければならない。
すなわち、図3に示すように、電子ズームの倍率が1倍(N=1)で1行分の画素数が多いフレーム0,1のレジスタ5への書き込み開始の時間t1は、電子ズーム倍率が2倍(N=2)で1行分の画素数が少ないフレーム2,3のレジスタ5への書き込み開始の時間t2より、前の時間(t1>t2)となっている。ここで、t1,t2は各フレームの読み出し開始時間を基準にした書き込み開始の時間である。このように、FIFO等のレジスタ5は、電子ズームの倍率に係りなく同じフレームレートを維持するために、電子ズームの倍率によるデータレートのずれを補正している。
解像度変換部7は、パラメータ演算部3により演算された撮像パラメータ、すなわち水平走査画素数HSIZEと垂直走査行数VSIZEに基づき、レジスタ5から読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する。
すなわち、解像度変換部7は、電子ズームの倍率が1倍の場合には、水平走査画素数HSIZEi=640、垂直走査行数VSIZEi=480なので、レジスタ5から読み出された画像データの補間処理をせずに、そのまま1フレーム分の画像データとして画像信号を出力する。
一方、解像度変換部7は、電子ズームの倍率が2倍の場合には、水平走査画素数HSIZE=320、垂直走査行数VSIZE=240なので、レジスタ5から読み出された画像データを、縦横2倍にし1フレーム分の画像データのサイズに変換して画像信号を出力する。
このような構成により、従来のような大容量のフレームメモリを使用しなくても、電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができる。この実施の形態1では、イメージセンサ部1として640×480画素のいわゆるVGAサイズの場合について述べたが、イメージセンサ部1の画素数が増え解像度が上がれば、フレームメモリを使用しないことによる回路規模の削減効果がますます大きくなる。
この実施の形態1では、電子ズームを行う際に、フレームの画像データの中央部、すなわちフレームの中心点を中心としてズーム操作するようにしているが、フレームの中心から水平方向にHOFSだけオフセットし、垂直方向にVOFSだけオフセットした点を中心としてズーム操作する場合には、パラメータ演算部3は、垂直走査開始行VSTRT及び水平走査開始画素HSTRTを次の(7)式、(8)式により演算する。
VSTRT=VSIZEi÷2×(1−1/N)+VOFS (7)
HSTRT=HSIZEi÷2×(1−1/N)+HOFS (8)
また、この実施の形態1では、電子ズームの倍率を1倍からN倍にする場合について説明したが、一般的に、電子ズームの倍率をN1倍からN2倍にする場合には、下記のようにすれば良い。
電子ズームの倍率がN1倍の場合の水平走査期間をPH1、垂直走査期間をPV1、垂直走査開始行をVSTRT1、垂直走査行数をVSIZE1、水平走査開始画素をHSTRT1、水平走査画素数HSIZE1とし、フレームの画像データの中央部をN2倍に電子ズームするものとすると、パラメータ演算部3は、電子ズームの倍率がN2倍の場合の水平走査期間PH2、垂直走査期間PV2、垂直走査開始行VSTRT2、垂直走査行数VSIZE2、水平走査開始画素HSTRT2及び水平走査画素数HSIZE2を次の(9)式から(14)式により演算する。
PH2=PH1×(N2/N1) (9)
PV2=PV1÷(N2/N1) (10)
VSTRT2=VSIZE1÷2×(1−N1/N2) (11)
VSIZE2=VSIZE1÷(N2/N1) (12)
HSTRT2=HSIZE1÷2×(1−N1/N2) (13)
HSIZE2=HSIZE1÷(N2/N1) (14)
さらに一般的に、電子ズームの倍率をN1倍からN2倍にする場合で、フレームの中心から水平方向にHOFSだけオフセットし、垂直方向にVOFSだけオフセットした点を中心としてズーム操作する場合には、パラメータ演算部3は、垂直走査開始行VSTRT2及び水平走査開始画素HSTRT2を次の(15)式、(16)式により演算する。
VSTRT2=VSIZE1÷2×(1−N1/N2)+VOFS (15)
HSTRT2=HSIZE1÷2×(1−N1/N2)+HOFS (16)
このように、イメージセンサ部1は撮像制御部4により指定された電子ズームの倍率に基づき水平走査周期PHと垂直走査期間PVを変更させたフレームの走査領域を走査するが、次にイメージセンサ部1におけるリセット走査と読み出し走査と露光時間との関連について説明する。
図4はイメージセンサ部1が内部に備えている画素アレーにおけるリセット走査と読み出し走査を説明する図である。ここでは、イメージセンサ部1として、画素アレーを構成するCMOSイメージセンサに多いフォーカルプレーンシャッター型(行転送型)イメージセンサの場合について説明する。図4に示すように、画素アレーを横方向の行に分割した行単位で、シャッターがオープンすることで画素のリセット走査を行って画素を所定の電位に設定し、その後、入力した光信号に対応した電気信号を各画素に蓄積し、シャッターがクローズすることで各画素に蓄積されている電気信号を読み出す読み出し走査を行う。このリセット走査と読み出し走査は、全ての行を順番に1行ずつ選択して行われる。
図4において、行を順次走査する周期が水平走査周期PHであり、リセット走査から読み出し走査までの時間が露光時間となる。露光時間が10×PHであるということは、リセット走査中の10行上の行に読み出し走査があることを意味している。
図5はフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。図5に示すように、フレームNのリセット走査における各行の行リセットタイミングは、フレームNの読み出し走査における各行の行読み出しタイミングに対して先行し、各行の行リセットタイミングと行読み出しタイミングの差が露光時間となる。また、行リセットタイミングと行読み出しタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、拡大図に示すように水平走査周期PHにより変化し、水平走査周期PHが長いほど勾配が緩やかになり、水平走査周期PHが短いほど勾配が急峻になる。
図5に示すように、各行の露光タイミングは異なるが、各行の露光時間は全ての行で同一になり、フレーム全体にわたり均一な画像が得られる。図5において、フレームレートを一定にするために、各フレームの読み出しサイクルは一定であるが、被写体の明るさに応じて露光時間を変化させるために、各フレームのリセットサイクルは一定とならず必要な露光時間に応じて変化させる必要がある。
図6は露光時間が短い場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。図6に示すように、フレームNのリセット走査における行リセットタイミングと読み出し走査における行読み出しタイミングが近くて露光時間が短く、フレームNのリセット走査期間がその直前のフレームN−1の読み出し走査期間に重なっていない。
図7は露光時間が長い場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。図7に示すように、フレームNのリセット走査における行リセットタイミングと読み出し走査における行読み出しタイミングが大きく離れて露光時間が長く、フレームNのリセット走査期間はその直前のフレームN−1の読み出し走査期間にほとんど重なっている。
図8は露光時間が長い場合で電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。すなわち、図8は露光時間が長くフレームNのリセット走査期間がその直前のフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なっているときに、電子ズームの倍率が変化しイメージセンサ部1のフレームの走査領域が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。ここでは、フレームN−1までは1倍のズーム倍率(水平走査期間PH=PH1)で読み出し、フレームNから2倍のズーム倍率(水平走査期間PH=PH2)で読み出すよう指示された場合を示している。
図8に示すように、フレームNのリセット走査が開始されると、フレームNの行リセットタイミングは、1倍の電子ズームの倍率に対応する水平走査期間PH1で決定される勾配の直線(イ)のように変化するが、電子ズームの倍率が2倍に変化してフレームNの読み出し走査が開始されると、フレームNの行読み出しタイミングは、2倍の電子ズームの倍率に対応する水平走査期間PH2で決定される勾配の直線(ロ)のように変化すると共に、フレームNの行リセットタイミングは、直線(ロ)と勾配が同一の直線(ハ)のように変化する。直線(ニ)は直線(イ)と勾配が同一の仮想の行読み出しタイミングで、直線(ホ)は直線(ハ)と勾配が同一の仮想の行読み出しタイミングであり、直線(ニ)と直線(ホ)で示すフレームNの仮想の行読み出しタイミングは、直線(イ)と直線(ハ)で示すフレームNの行リセットタイミングに対して露光時間が一定となるタイミングである。
しかし、実際には、フレームNの行読み出しタイミングは直線(ロ)のように変化するので、図8の直線(ロ)、(ニ)、(ホ)で囲まれた斜線で示す時間だけ露光時間がオーバーとなり、画像が明るくなりすぎると共に、行により露光時間が変化するため、電子ズームの倍率を変化開始させるフレームNの画像が均一にならず明暗のムラができる。図8に示す例では、電子ズームの倍率が大きくなった場合を示しているが、電子ズームの倍率が小さくなった場合には、露光時間が逆にアンダーとなり、画像が暗くなりすぎると共に画像が均一にならず明暗のムラができる。
図9はこの発明の実施の形態1による撮像装置におけるイメージセンサ部の内部構成を示す図である。図9において、画素アレー11は例えばVGA相当の640×480画素のサイズを有している。リセット走査回路12a(第1のリセット走査回路)、リセット走査回路12b(第2のリセット走査回路)は、それぞれ行アドレスカウンタ121a,121b、行アドレスデコーダ122a,122b、行ドライバ123a,123bにより構成され、画素アレー11の各行毎にリセット走査を行う。このリセット走査回路12a,12bのように二重系になっているのは、短い露光時間から長い露光時間に変化したときに、1フレーム上でリセット走査を2回行えるようにするためである。また、読み出し走査回路13は行アドレスカウンタ131、行アドレスデコーダ132、行ドライバ133により構成され、画素アレー11の各行毎に読み出し走査を行う。
タイミング制御部14はイメージセンサ部1の種々の動作タイミングを制御するもので、撮像制御部4により指定された垂直走査期間PVに露光時間を考慮して決定されるサイクルで、各フレームのリセット走査開始タイミング信号210を出力すると共に、垂直走査期間PVで決定されるサイクルで、各フレームの読み出し走査開始タイミング信号220を出力する。PH書き込みレジスタ15では撮像制御部4から指定された水平走査期間PH101が書き込まれて次の指定まで保持される。PHマスタレジスタ16では、PH書き込みレジスタ15に保持されている水平走査期間PH101が、タイミング制御部14からの読み出し走査開始タイミング信号220の出力に同期して書き込まれて次の読み出し走査開始タイミングまで保持される。
また、リセット走査用PHスレーブレジスタ17では、タイミング制御部14からのリセット走査開始タイミング信号210の出力に同期して、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101が書き込まれて次のリセット走査開始タイミングまで保持される。リセット走査用PHカウンタ18は、リセット走査用PHスレーブレジスタ17に保持されている水平走査期間PH101に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック111を出力する。
同様に、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19では、タイミング制御部14からの次の読み出し走査開始タイミング信号220の出力に同期して、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101が書き込まれて次の読み出し走査開始タイミングまで保持される。読み出し走査用PHカウンタ20は、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19に保持されている水平走査期間PH101に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック112を出力する。
リセット走査回路12aにおける行アドレスカウンタ121aは、タイミング制御部14から次のリセット走査開始タイミング信号210が出力されると、撮像制御部4から出力される有効画素領域を示す垂直走査開始行VSTRT102及び垂直走査行数VSIZE103を入力し、垂直走査開始行VSTRT102を初期値と設定し、垂直走査終了行であるVEND=VSTRT+VSIZE−1まで行クロック111をカウントし、それ以降、次に垂直走査開始行VSTRT102が初期値として設定されるまで出力マスク信号を出力する。行アドレスデコーダ122aは、行アドレスカウンタ121aの値をデコードし、出力マスク信号が出力されているときはデコード出力をマスクする。行ドライバ123aは、行アドレスデコーダ122aでデコードされた行アドレスの複数の画素を同時に選択し、画素アレー11のリセット走査を行う。
タイミング制御部14から次のリセット走査開始タイミング信号210が出力されると、リセット走査回路12bにおける行アドレスカウンタ121bは、撮像制御部4から出力される有効画素領域を示す垂直走査開始行VSTRT102及び垂直走査行数VSIZE103を入力し、垂直走査開始行VSTRT102を初期値と設定し、垂直走査終了行であるVEND=VSTRT+VSIZE−1まで行クロック111をカウントし、それ以降、次に垂直走査開始行VSTRT102が初期値として設定されるまで出力マスク信号を出力する。行アドレスデコーダ122bは、行アドレスカウンタ121bの値をデコードし、出力マスク信号が出力されているときはデコード出力をマスクする。行ドライバ123bは、行アドレスデコーダ122bでデコードされた行アドレスの複数の画素を同時に選択し、画素アレー11のリセット走査を行う。このように、リセット走査回路12a,12bは撮像制御部4からリセット走査開始タイミング信号210が出力されるたびに交互に動作する。
読み出し走査回路13における行アドレスカウンタ131は、タイミング制御部14から次の読み出し走査開始タイミング信号220が出力されると、撮像制御部4から出力される有効画素領域を示す垂直走査開始行VSTRT102及び垂直走査行数VSIZE103を入力し、垂直走査開始行VSTRT102を初期値と設定し、垂直走査終了行であるVEND=VSTRT+VSIZE−1まで行クロック112をカウントし、それ以降、次に垂直走査開始行VSTRT102が初期値として設定されるまで出力マスク信号を出力する。行アドレスデコーダ132は、行アドレスカウンタ131の値をデコードし、出力マスク信号が出力されているときはデコード出力をマスクする。行ドライバ133は、行アドレスデコーダ132でデコードされた行アドレスの複数の画素を同時に選択し、画素アレー11から1行ずつ画像データの読み出し走査を行う。
図10はこの発明の実施の形態1による撮像装置のイメージセンサ部における露光時間が長い場合で電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。ここでは、図8と同様に、露光時間が長くフレームNのリセット走査期間が前のフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なっているときに、フレームN−1までは1倍のズーム倍率(水平走査期間PH=PH1)で読み出し、フレームNから2倍のズーム倍率(水平走査期間PH=PH2)で読み出すよう指示された場合を示している。また、図10では、図9におけるPH書き込みレジスタ15、PHマスタレジスタ16、リセット走査用PHスレーブレジスタ17、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19のPH101(PH1,PH2)の書き込みタイミングを示している。
図9において、PH書き込みレジスタ15、PHマスタレジスタ16、リセット走査用PHスレーブレジスタ17、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19には、フレームN−1までの1倍のズーム倍率に対応する水平走査期間PH101=PH1が保持されている。撮像制御部4からズーム倍率が2倍に変化したことにより出力された水平走査周期PH101=PH2はPH書き込みレジスタ15に書き込まれる。このPH書き込みレジスタ15への書き込みはズーム倍率が変更されたフレームを読み出すタイミングの2フレーム前のタイミングで行われる。
すなわち、図10において、フレームNからズーム倍率を変更する場合には、フレームNの2つ前のフレームN−2の読み出し走査中の時刻t11に、今まで1倍の電子ズームの倍率に対応する水平走査周期PH101=PH1を保持していたPH書き込みレジスタ15に、変更された2倍の電子ズームの倍率に対応する水平走査周期PH101=PH2が書き込まれる。
次に読み出し走査を行うフレーム、すなわち、図10のフレームN−1の読み出し走査の開始時刻t12で、タイミング制御部14からPHマスタレジスタ16に読み出し走査開始タイミング信号220が出力されて、PH書き込みレジスタ15に保持されている水平走査期間PH101=PH2がPHマスタレジスタ16に書き込まれる。
次にリセット走査を行うフレーム、すなわちフレームNのリセット走査の開始時刻t13で、タイミング制御部14からリセット走査用PHスレーブレジスタ17にリセット走査開始タイミング信号210が出力されて、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101=PH2がリセット走査用PHスレーブレジスタ17に書き込まれる。
リセット走査用PHカウンタ18は、リセット走査用PHスレーブレジスタ17に保持されている水平走査期間PH101=PH2に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック111を出力する。このようにして、図10に示すように、フレームNのリセット走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、変更された水平走査周期PH101=PH2に対応した勾配となる。
次に読み出し走査を行うフレーム、すなわち、フレームNの読み出し走査の開始時刻t14で、タイミング制御部14から読み出し走査用PHスレーブレジスタ19に読み出し走査開始タイミング信号220が出力されて、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101=PH2が読み出し走査用PHスレーブレジスタ19に書き込まれる。
読み出し走査用PHカウンタ20は、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19に保持されている水平走査期間PH101=PH2に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック112を出力する。このようにして、図10に示すように、フレームNの読み出し走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、変更された水平走査期間PH101=PH2に対応した勾配となる。
このように、フレームNから2倍のズーム倍率(水平走査期間PH101=PH2)で読み出すよう指示された場合に、フレームNのリセット走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、フレームNの読み出し走査における行読み出しタイミングの行方向の時間方向に対する勾配と同様に、変更された水平走査周期PH2に対応した勾配となり、露光時間は一定で均一な画像が得られる。
以上のように、この実施の形態1によれば、撮像制御部4が電子ズームの倍率に基づき水平走査期間と垂直走査期間を変更させたフレームの走査領域を指定し、イメージセンサ部1が撮像制御部4により指定されたフレームの走査領域について、フレームの各行毎に、リセット走査を行って入力した光信号を電気信号に変換して内部に備えている画素アレー11に蓄積し、読み出し走査を行って画素アレー11に蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力し、RW制御部6が電子ズームの倍率に基づきイメージセンサ部1から出力されたフレームの少なくとも1行分の画像データをレジスタ5に書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出し、解像度変換部7が電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換することにより、大容量のフレームメモリを使用せずに電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、イメージセンサ部1が撮像制御部4により一連のフレームの中のフレームNより水平走査期間と垂直走査期間の変更の指示を受けた場合に、フレームNのリセット走査期間がフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なる場合でも、変更された水平走査期間と垂直走査期間に基づきフレームNのリセット走査と読み出し走査を行うことにより、露光時間を一定にすることができるので均一な画像が得られるという効果がある。
なお、この実施の形態1の図1において、解像度変換部7をイメージセンサ部1とレジスタ5の間に置き換え、電子ズームの倍率に基づき、イメージセンサ部1から読み出された画像データの補間処理を行い、RW制御部6が電子ズームの倍率に基づき、補間処理された画像データをレジスタ5に一時蓄積して所定のフレームレートで読み出すように構成しても良く、電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことが可能である。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、フレームNのリセット走査期間が前のフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なっているときに電子ズームの倍率を変化させても、フレームNのリセット走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配を、フレームNの読み出し走査における行読み出しタイミングの行方向の時間方向に対する勾配と一致させることにより、露光時間を一定にしているが、例えば、短い露光時間から長い露光時間に変化した際に、フレームNのリセット走査期間がその前のフレームN−1のリセット走査期間と一部重なる場合には、フレームN−1の露光時間が一定とならず、均一な画像が得られないことがある。この実施の形態2では、このような場合でもフレームN−1の露光時間を一定にして均一な画像を得るものである。
図11は短い露光時間から長い露光時間に変化した際に電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。この図11は、図10と同様に露光時間が長くフレームNのリセット走査期間が前のフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なっていると共に、露光時間が長いフレームNのリセット走査期間が露光時間が短かった前のフレームN−1のリセット走査期間に一部重なっている場合を示している。
図11において、フレームNのリセット走査期間とフレームN−1のリセット走査期間が(ヘ)の部分で重なっており、時刻t13で図9のリセット走査用PHスレーブレジスタ17に変更されたズーム倍率に基づく水平走査期間PH101=PH2が書き込まれることにより、図9のリセット走査回路12aによるフレームNのリセット走査における水平走査期間PH101=PH2に対応した勾配の行リセットタイミングが得られるが、図9のリセット走査回路12bによるフレームN−1のリセット走査における行リセットタイミングが、水平走査期間PH101=PH1に対応した勾配から水平走査期間PH100=PH2に対応した勾配に変化してしまい、フレームN−1の露光時間が一定とならず均一な画像を得られない。
図12はこの発明の実施の形態2による撮像装置におけるイメージセンサ部の内部構成を示す図である。図12に示すイメージセンサ部1は、図9に示すイメージセンサ部1と比較して、リセット走査用PHスレーブレジスタ17a(第1のリセット走査用PHスレーブレジスタ)とリセット走査用PHスレーブレジスタ17b(第2のリセット走査用PHスレーブレジスタ)、及びリセット走査用PHカウンタ18a(第1のリセット走査用PHカウンタ)とリセット走査用PHカウンタ18b(第2のリセット走査用PHカウンタ)が二重系になっていると共に、タイミング制御部14からの読み出し走査開始タイミング信号220又は露光時間変化信号230により、PHマスタレジスタ16からリセット走査用PHスレーブレジスタ17a,17bへの書き込みタイミングを決めるリセット走査開始タイミング信号210の出力先を、リセット走査用PHスレーブレジスタ17a側(第1の出力)又はリセット走査用PHスレーブレジスタ17b側(第2の出力)に交互に切り換える切換部21が追加されている。
次に動作について説明する。
タイミング制御部14は、実施の形態1の図9に示すタイミング制御部14と同様に、各フレームのリセット走査開始タイミング信号210と各フレームの読み出し走査開始タイミング信号220を出力すると共に、露光時間が変化したことを示す、又は短い露光時間から長い露光時間に変化したことを示す露光時間変化信号230を出力する。PH書き込みレジスタ15、PHマスタレジスタ16、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19、読み出し走査用PHカウンタ20、読み出し走査回路13の動作は、実施の形態1の図9に示すものと同じである。
切換部21は、タイミング制御部14からの読み出し走査開始タイミング信号220が入力されるたびに、リセット走査開始タイミング信号210の出力先をリセット走査用PHスレーブレジスタ17a側又はリセット走査用PHスレーブレジスタ17b側に交互に切り換える。又は、切換部21は、タイミング制御部14からの露光時間変化信号230が入力されるたびに、リセット走査開始タイミング信号210の出力先をリセット走査用PHスレーブレジスタ17a側又はリセット走査用PHスレーブレジスタ17b側に交互に切り換える。
リセット走査用PHスレーブレジスタ17aでは、タイミング制御部14から切換部21を介してのリセット走査開始タイミング信号210の出力に同期して、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101が書き込まれて次のリセット走査開始タイミングまで保持される。リセット走査用PHカウンタ18aは、リセット走査用PHスレーブレジスタ17aに保持されている水平走査期間PH101に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック111を出力する。
同様に、リセット走査用PHスレーブレジスタ17bでは、タイミング制御部14から切換部21を介してのリセット走査開始タイミング信号210の出力に同期して、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101が書き込まれて次のリセット走査開始タイミングまで保持される。リセット走査用PHカウンタ18bは、リセット走査用PHスレーブレジスタ17bに保持されている水平走査期間PH101に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック111を出力する。
リセット走査回路12aにおける行アドレスカウンタ121aは、タイミング制御部14から切換部21を介してリセット走査開始タイミング信号210が出力されると、撮像制御部4から出力される有効画素領域を示す垂直走査開始行VSTRT102及び垂直走査行数VSIZE103を入力し、垂直走査開始行VSTRT102を初期値と設定し、垂直走査終了行であるVEND=VSTRT+VSIZE−1まで行クロック111をカウントし、それ以降、次に垂直走査開始行VSTRT102が初期値として設定されるまで出力マスク信号を出力する。行アドレスデコーダ122aは、行アドレスカウンタ121aの値をデコードし、出力マスク信号が出力されているときはデコード出力をマスクする。行ドライバ123aは、行アドレスデコーダ122aでデコードされた行アドレスの複数の画素を同時に選択し、画素アレー11のリセット走査を行う。
同様に、リセット走査回路12bにおける行アドレスカウンタ121bは、タイミング制御部14から切換部21を介してリセット走査開始タイミング信号210が出力されると、撮像制御部4から出力される有効画素領域を示す垂直走査開始行VSTRT102及び垂直走査行数VSIZE103を入力し、垂直走査開始行VSTRT102を初期値と設定し、垂直走査終了行であるVEND=VSTRT+VSIZE−1まで行クロック111をカウントし、それ以降、次に垂直走査開始行VSTRT102が初期値として設定されるまで出力マスク信号を出力する。行アドレスデコーダ122bは、行アドレスカウンタ121bの値をデコードし、出力マスク信号が出力されているときはデコード出力をマスクする。行ドライバ123bは、行アドレスデコーダ122bでデコードされた行アドレスの複数の画素を同時に選択し、画素アレー11のリセット走査を行う。
図13はこの発明の実施の形態2による撮像装置のイメージセンサ部における短い露光時間から長い露光時間に変化した際に電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。この図13は、図11と同様に露光時間が長くフレームNのリセット走査期間が前のフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なっていると共に、露光時間の長いフレームNのリセット走査期間が露光時間が短かった前のフレームN−1のリセット走査期間に一部重なっている場合で、フレームN−1までは1倍のズーム倍率(水平走査期間PH101=PH1)で読み出し、フレームNから2倍のズーム倍率(水平走査期間PH101=PH2)で読み出すよう指示された場合を示している。また、図13では、図12におけるPH書き込みレジスタ15、PHマスタレジスタ16、リセット走査用PHスレーブレジスタ17a,17b、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19のPH101(PH1,PH2)の書き込みタイミングを示している。
図12において、PH書き込みレジスタ15、PHマスタレジスタ16、リセット走査用PHスレーブレジスタ17b、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19には、フレームN−1までの1倍のズーム倍率に対応する水平走査期間PH101=PH1が保持されている。ここで、リセット走査用PHスレーブレジスタ17aには、任意の水平走査期間PH101が保持されているものとする。
図13において、フレームNからズーム倍率を変更する場合には、フレームNの2つ前のフレームN−2の読み出し走査中の時刻t11に、今まで1倍の電子ズームの倍率に対応する水平走査周期PH101=PH1を保持していたPH書き込みレジスタ15に、変更された2倍の電子ズームの倍率に対応する水平走査周期PH101=PH2が書き込まれる。
次に読み出し走査を行うフレーム、すなわち、図13のフレームN−1の読み出し走査の開始時刻t12で、タイミング制御部14からPHマスタレジスタ16に読み出し走査開始タイミング信号220が出力されて、PH書き込みレジスタ15に保持されている水平走査期間PH101=PH2がPHマスタレジスタ16に書き込まれると共に、切換部21の出力先を例えばリセット走査用PHスレーブレジスタ17b側からリセット走査用PHスレーブレジスタ17a側に切り換える。ここでは、タイミング制御部14からの露光時間が変化したことを示す、又は短い露光時間から長い露光時間に変化したことを示す露光時間変化信号230により、切換部21の出力先を例えばリセット走査用PHスレーブレジスタ17b側からリセット走査用PHスレーブレジスタ17a側に切り換えても良い。
次にリセット走査を行うフレーム、すなわちフレームNのリセット走査の開始時刻t13で、タイミング制御部14から切換部21を介してリセット走査用PHスレーブレジスタ17aにリセット走査開始タイミング信号210が出力されて、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101=PH2がリセット走査用PHスレーブレジスタ17aに書き込まれる。このとき、リセット走査用PHスレーブレジスタ17bでは、以前に保持されていた1倍の電子ズームの倍率に対応する水平走査期間PH101=PH1がそのまま保持される。
リセット走査用PHカウンタ18aは、リセット走査用PHスレーブレジスタ17aに保持されている水平走査期間PH101=PH2に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック111を出力する。このようにして、図13に示すように、フレームNのリセット走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、変更された水平走査周期PH101=PH2に対応した勾配となる。
一方、リセット走査用PHカウンタ18bは、リセット走査用PHスレーブレジスタ17bに保持されている水平走査期間PH101=PH1に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック111を出力するので、図13に示すように、フレームN−1のリセット走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、時刻t13以前の水平走査周期PH101=PH1に対応した勾配となる。
次に読み出し走査を行うフレーム、すなわち、フレームNの読み出し走査の開始時刻t14で、タイミング制御部14から読み出し走査用PHスレーブレジスタ19に読み出し走査開始タイミング信号220が出力されて、PHマスタレジスタ16に保持されている水平走査期間PH101=PH2が読み出し走査用PHスレーブレジスタ19に書き込まれる。このとき、タイミング制御部14から切換部21にも読み出し走査開始タイミング信号220が出力されることにより、切換部21はリセット走査開始タイミング信号210の出力先をリセット走査用PHレジスタ17a側よりリセット走査用PHレジスタ17b側に切り換えるが、リセット走査用PHレジスタ17bはタイミング制御部14から次のリセット走査開始タイミング信号210が入力されるまで、水平走査期間PH101=PH1を保持している。
読み出し走査用PHカウンタ20は、読み出し走査用PHスレーブレジスタ19に保持されている水平走査期間PH101=PH2に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行終了毎に行クロック112を出力する。このようにして、図13に示すように、フレームNの読み出し走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、変更された水平走査期間PH101=PH2に対応した勾配となる。
このように、フレームNから2倍のズーム倍率(水平走査期間PH101=PH2)で読み出すよう指示された場合に、フレームNのリセット走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、フレームNの読み出し走査における行読み出しタイミングの行方向の時間方向に対する勾配と同様に、変更された水平走査周期PH2に対応した勾配となり、露光時間は一定で均一な画像が得られると共に、フレームN−1のリセット走査における行リセットタイミングの行方向の時間方向に対する勾配は、フレームN−1の読み出し走査における行読み出しタイミングの行方向の時間方向に対する勾配と同様に、変更前の水平走査周期PH1に対応した勾配となり、露光時間は一定で均一な画像が得られる。
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、大容量のフレームメモリを使用せずに電子ズームを行う際のフレームレートを一定に保つことができるという効果が得られる。
また、この実施の形態2によれば、イメージセンサ部1が撮像制御部4により一連のフレームの中のフレームNより水平走査期間と垂直走査期間の変更の指示を受けた場合に、フレームNのリセット走査期間がフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なる場合でも、変更された水平走査期間と垂直走査期間に基づき、フレームNのリセット走査と読み出し走査を行うことにより、フレームNの露光時間を一定にすることができるので、均一な画像が得られると共に、フレームNのリセット走査期間がフレームN−1のリセット走査期間に一部重なる場合でも、変更前の水平走査期間と垂直走査期間に基づきフレームN−1のリセット走査と読み出し走査を行うことにより、フレームN−1の露光時間を一定にすることができるので均一な画像が得られるという効果が得られる。
上記実施の形態1及び上記実施の形態2では、簡単化のために遮光画素については省略しているが、遮光画素を走査する画素アレーについても、上記実施の形態1及び上記実施の形態2の説明に加えて、遮光画素の行数を有効画素の行数に繰り込むことで、同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態1及び上記実施の形態2では、フォーカルプレーンシャッター型(行転送型)イメージセンサを前提に説明したが、XYアクセス型イメージセンサの場合でも、リセット走査回路及び読み出し走査回路の列アドレスカウンタ、列アドレスデコーダ、列ドライバ等の詳細動作を除けばほとんど同じ動作で、同様の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1による撮像装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による撮像装置の撮像制御部が指定するフレームの走査領域を説明する図である。 この発明の実施の形態1による撮像装置のRW制御部によるレジスタに対する画像データの書き込みと読み出しのタイミングチャートである。 イメージセンサ部が内部に備えている画素アレーにおけるリセット走査と読み出し走査を説明する図である。 フレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。 露光時間が短い場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。 露光時間が長い場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。 露光時間が長い場合で電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。 この発明の実施の形態1による撮像装置におけるイメージセンサ部の内部構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による撮像装置のイメージセンサ部における露光時間が長い場合で電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。 短い露光時間から長い露光時間に変化した際に電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。 この発明の実施の形態2による撮像装置におけるイメージセンサ部の内部構成を示す図である。 この発明の実施の形態2による撮像装置のイメージセンサ部における短い露光時間から長い露光時間に変化した際に電子ズームの倍率が変化した場合のフレームのリセット走査及び読み出し走査のタイミングを示す図である。
符号の説明
1 イメージセンサ部、2 倍率指定部、3 パラメータ演算部、4 撮像制御部、5 レジスタ、6 RW制御部、7 解像度変換部、11 画素アレー、12a,12b リセット走査回路、13 読み出し走査回路、14 タイミング制御部、15 PH書き込みレジスタ、16 PHマスタレジスタ、17,17a,17b リセット走査用PHスレーブレジスタ、18,18a,18b リセット走査用PHカウンタ、19 読み出し走査用PHスレーブレジスタ、20 読み出し走査用PHカウンタ、21 切換部、101 水平走査期間PH、102 垂直走査開始行VSTRT、103 垂直走査行数VSIZE、111 行クロック、112 行クロック、121a,121b 行アドレスカウンタ、122a,122b 行アドレスデコーダ、123a,123b 行ドライバ、131 行アドレスカウンタ、132 行アドレスデコーダ、133 行ドライバ、210 リセット走査開始タイミング信号、220 読み出し走査開始タイミング信号、230 露光時間変化信号。

Claims (5)

  1. 電子ズームの倍率に基づき水平走査期間と垂直走査期間を変更させたフレームの走査領域を指定する撮像制御部と、
    上記撮像制御部により指定されたフレームの走査領域について、フレームの各行毎に、リセット走査を行って入力した光信号を電気信号に変換して内部に備えている画素アレーに蓄積し、読み出し走査を行って上記画素アレーに蓄積されている電気信号を読み出して画像データとして出力すると共に、上記撮像制御部により一連のフレームの中のフレームNより水平走査期間と垂直走査期間の変更の指示を受けた場合に、上記フレームNのリセット走査期間が上記フレームNの直前のフレームN−1の読み出し走査期間に一部重なる場合でも、変更された水平走査期間と垂直走査期間に基づき、上記フレームNのリセット走査と読み出し走査を行うイメージセンサ部と、
    上記イメージセンサ部から出力されるフレームの画像データの一部を保持するレジスタと、
    上記電子ズームの倍率に基づき上記イメージセンサ部から出力されたフレームの少なくとも1行分の画像データを上記レジスタに書き込むと共に、保持されている少なくとも1行分の画像データを所定のフレームレートで読み出すRW制御部と、
    上記電子ズームの倍率に基づき読み出された画像データの補間処理を行い1フレーム分の画像データのサイズに変換する解像度変換部とを備えた撮像装置。
  2. イメージセンサ部は、
    撮像制御部より指定された垂直走査期間に露光時間を考慮して決定されるサイクルで、各フレームのリセット走査開始タイミング信号を出力すると共に、上記垂直走査期間で決定されるサイクルで、各フレームの読み出し走査開始タイミング信号を出力するタイミング制御部と、
    上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号の出力に同期して、上記撮像制御部より指定された水平走査期間が書き込まれるPHマスタレジスタと、
    上記タイミング制御部より出力されるリセット走査開始タイミング信号の出力に同期して、上記PHマスタレジスタに保持されている水平走査期間が書き込まれるリセット走査用PHスレーブレジスタと、
    上記リセット走査用PHスレーブレジスタに保持されている水平走査期間に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行毎に行クロックを出力するリセット走査用PHカウンタと、
    上記撮像制御部より指定された有効画素領域を示す垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき、有効画素領域の垂直走査終了行まで、上記リセット走査用PHカウンタより出力される行クロックをカウントし、カウント結果をデコードしてデコードされた行アドレスの複数の画素を選択し、画素アレーのリセット走査を、上記タイミング制御部より出力されるリセット走査開始タイミング信号により交互に行う第1及び第2のリセット走査回路と、
    上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号の出力に同期して、上記PHマスタレジスタに保持されている水平走査期間が書き込まれる読み出し走査用PHスレーブレジスタと、
    上記読み出し走査用PHスレーブレジスタに保持されている水平走査期間に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行毎に行クロックを出力する読み出し走査用PHカウンタと、
    上記撮像制御部より指定された有効画素領域を示す垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき、有効画素領域の垂直走査終了行まで、上記読み出し走査用PHカウンタより出力される行クロックをカウントし、カウント結果をデコードしてデコードされた行アドレスの複数の画素を選択し、上記画素アレーの読み出し走査を、上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号により行う読み出し走査回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. イメージセンサ部は、撮像制御部により一連のフレームの中のフレームNより水平走査期間と垂直走査期間の変更の指示を受けた場合に、上記フレームNのリセット走査期間がフレームN−1のリセット走査期間に一部重なる場合でも、変更前の水平走査期間と垂直走査期間に基づき上記フレームN−1のリセット走査を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. イメージセンサ部は、
    撮像制御部より指定された垂直走査期間に露光時間を考慮して決定されるサイクルで、各フレームのリセット走査開始タイミング信号を出力すると共に、上記垂直走査期間で決定されるサイクルで、各フレームの読み出し走査開始タイミング信号を出力するタイミング制御部と、
    上記撮像制御部より指定された水平走査期間が、上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号の出力に同期して書き込まれるPHマスタレジスタと、
    上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号により第1の出力と第2の出力を切り換える切換部と、
    上記タイミング制御部から上記切換部により切り換えられた第1の出力を介して出力されるリセット走査開始タイミング信号の出力に同期して、上記PHマスタレジスタに保持されている水平走査期間が書き込まれる第1のリセット走査用PHスレーブレジスタと、
    上記タイミング制御部から上記切換部により切り換えられた第2の出力を介して出力されるリセット走査開始タイミング信号の出力に同期して、上記PHマスタレジスタに保持されている水平走査期間が書き込まれる第2のリセット走査用PHスレーブレジスタと、
    上記第1のリセット走査用PHスレーブレジスタに保持されている水平走査期間に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行毎に行クロックを出力する第1のリセット走査用PHカウンタと、
    上記第2のリセット走査用PHスレーブレジスタに保持されている水平走査期間に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行毎に行クロックを出力する第2のリセット走査用PHカウンタと、
    上記撮像制御部より指定された有効画素領域を示す垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき、有効画素領域の垂直走査終了行まで、上記第1のリセット走査用PHカウンタより出力される行クロックをカウントし、カウント結果をデコードしてデコードされた行アドレスの複数の画素を選択し、画素アレーのリセット走査を上記タイミング制御部から上記切換部により切り換えられた第1の出力を介して出力されるリセット走査開始タイミング信号により行う第1のリセット走査回路と、
    上記撮像制御部より指定された有効画素領域を示す垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき、有効画素領域の垂直走査終了行まで、上記第2のリセット走査用PHカウンタより出力される行クロックをカウントし、カウント結果をデコードしてデコードされた行アドレスの複数の画素を選択し、上記画素アレーのリセット走査を上記タイミング制御部から上記切換部により切り換えられた第2の出力を介して出力されるリセット走査開始タイミング信号により行う第2のリセット走査回路と、
    上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号の出力に同期して、上記PHマスタレジスタに保持されている水平走査期間が書き込まれる読み出し走査用PHスレーブレジスタと、
    上記読み出し走査用PHスレーブレジスタに保持されている水平走査期間に一致するまで1行の画素数をカウントし、1行毎に行クロックを出力する読み出し走査用PHカウンタと、
    上記撮像制御部より指定された有効画素領域を示す垂直走査開始行及び垂直走査行数に基づき、有効画素領域の垂直走査終了行まで、上記読み出し走査用PHカウンタより出力される行クロックをカウントし、カウント結果をデコードしてデコードされた行アドレスの複数の画素を選択し、上記画素アレーの読み出し走査を、上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号により行う読み出し走査回路とを備えたことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. タイミング制御部は露光時間が変化したことを示す、又は短い露光時間から長い露光時間に変化したことを示す露光時間変化信号を出力し、切換部は上記タイミング制御部より出力される読み出し走査開始タイミング信号の代わりに、上記タイミング制御部より出力される露光時間変化信号により第1の出力と第2の出力を切り換えることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
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