JP2005080198A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】間引きスキャンに対応し画像拡大処理に用いるメモリの容量を削減することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段102と、前記画像データに基づく画像データを2ライン分記憶する画像データ記憶手段105,106と、前記画像データ記憶手段105,106に記憶された2ライン分の画像データに基づいて、前記撮像手段102が生成した画像データの垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成する補間演算手段108と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラや携帯電話用カメラなどの静止画取得を行う撮像装置に関する。
撮像装置によって静止画を取得する際、通常モニタリング表示が行われるが、モニタリング表示は、高フレームレートであることが望ましい。そのため、撮像素子として間引きスキャン可能なCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを利用し、モニタリング表示時には、間引きスキャンによって取得した画像データを出力するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
一方、電子ズーム機能を有する撮像装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。図12は、特許文献2で開示された従来の撮像装置の構成を示すブロック図である。この図において、撮像素子1201は、CCD及びその駆動回路を含み、被写体からの光学像を電気信号に変換して撮像処理回路1202に入力する。撮像処理回路1202は、撮像素子1201から出力される画像信号に対してホワイトバランス制御、ガンマ変換等周知のカメラ信号処理を施し、フレームメモリ1203に入力する。フレームメモリ1203は、撮像素子1201の画素数の画像信号を記憶可能な容量を有しており、電子ズーム倍率に従って読み出しアドレスを制御して、記憶している画像信号の一部を読み出す。
また、従来の撮像装置の他の構成例として、フレームメモリ1203を持たず、撮像素子1201が電子ズーム倍率の情報に従ってCCDからの電荷の読み出し範囲の一部から電荷を読み出して画像信号として出力するものも提案されている。
特開平10−304250号公報 特開2002−77698号公報
しかしながら、間引きスキャンによって取得した画像データをモニタリング等に利用する場合、垂直方向の拡大処理を行う必要があり、拡大処理を行うためには、特許文献2に記載されるように、1画面分の画像データを記憶する容量のメモリが必要である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、間引きスキャンに対応し画像拡大処理に用いるメモリの容量を削減することができる撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記画像データに基づく画像データを2ライン分記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶された2ライン分の画像データに基づいて、前記撮像手段が生成した画像データの垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成する補間演算手段と、を備える。
この構成によれば、2ライン分の画像データを記憶する画像データ記憶手段を備え、記憶した2ライン分の画像データに基づいて、垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するので、垂直拡大が可能となる。また、1画面分の画像データを一旦蓄えるためのフレームメモリを必要としないので、メモリの容量の削減が可能となり、コストダウンが図れる。
また、本発明の撮像装置は、更に、前記撮像手段が生成した画像データに基づいて縮小画像データを生成する縮小処理手段を備え、前記画像データ記憶手段は、前記縮小画像データを2ライン分記憶する。
この構成によれば、予め縮小処理により画像サイズが小さくなることが分かっている場合、補間処理における画像データ記憶手段(ラインメモリ)をより削減することが可能となる。
また、本発明の撮像装置は、更に、ズーム倍率に基づいて前記縮小処理手段における縮小倍率と出力サイズとを切り替えるとともに、前記補間演算手段における補間処理のオンまたはオフを切り替える。
この構成によれば、ズーム倍率により縮小倍率と出力サイズとを切り替え、また補間処理のオンまたはオフを切り替えることで、一旦縮小画像を得てから出力画像を生成する場合と比べてより高画質な画像の生成が可能となる。
また、本発明の撮像装置は、更に、前記撮像手段が生成した画像データに基づいて水平方向縮小画像データを生成する水平縮小処理手段と、前記補間演算手段が補間処理した画像データに基づいて垂直方向縮小画像データを生成する垂直縮小処理手段と、を備え、前記画像データ記憶手段は、前記水平方向縮小画像データを2ライン分記憶する。
この構成によれば、撮像手段が生成した画像データに基づいて水平方向縮小画像データを生成するので、補間処理における画像データ記憶手段(ラインメモリ)をより削減することが可能となる。また、低い周波数のクロックでの補間処理が可能となるとともにより高画質な画像の生成が可能になる。
また、本発明の画像処理方法は、被写体を撮像して画像データを生成するステップと、前記画像データに基づく画像データを2ライン分記憶するステップと、前記記憶された2ライン分の画像データに基づいて、前記被写体を撮像して生成された画像データの垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するステップと、を有する。
この方法によれば、2ライン分の画像データを記憶し、記憶した2ライン分の画像データに基づいて、垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するので、垂直拡大が可能となる。また、1画面分の画像データを一旦蓄えるためのフレームメモリが不要となるので、メモリの容量の削減が可能となり、コストダウンが図れる。
また、本発明の画像処理プログラムは、被写体を撮像して画像データを生成するステップと、前記画像データに基づく画像データを2ライン分記憶するステップと、前記記憶された2ライン分の画像データに基づいて、前記被写体を撮像して生成された画像データの垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するステップと、を有し、コンピュータに前記各ステップを実行させる。
このプログラムによれば、2ライン分の画像データを記憶し、記憶した2ライン分の画像データに基づいて、垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するので、垂直拡大が可能となる。また、1画面分の画像データを一旦蓄えるためのフレームメモリが不要となるので、メモリの容量の削減が可能となり、コストダウンが図れる。
本発明によれば、2ライン分の画像データを記憶する画像データ記憶手段を備え、記憶
した2ライン分の画像データに基づいて、垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するので、垂直拡大が可能となり、また1画面分の画像データを一旦蓄えるためのフレームメモリを必要としないので、メモリの容量の削減が可能となり、コストダウンが図れる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、本実施の形態の撮像装置は、集光用のレンズ101と、CCDセンサやCCD駆動回路を含む固体撮像素子102と、固体撮像素子102から出力される画像信号を処理する信号処理部103と、1ライン分の画像データを記憶する2つのラインメモリ105及び106を有する補間処理部104とを備えている。
固体撮像素子102は、レンズ101を通った光に対して光電変換して画像信号を出力する。固体撮像素子102は、画素毎に赤色又は緑色又は青色のいずれかの画像信号を出力する。図2は、水平640画素、垂直480画素用の固体撮像素子の画素配列を示す図である。また、図3は、図2の固体撮像素子の出力タイミングを示すタイムチャートである。この場合、図3(a)は水平同期タイミングであり、図3(b)は垂直同期タイミングである。
図1に戻り、信号処理部103は、固体撮像素子102から出力された画像信号に対し、CDS(Correlated Double Sampling)、ゲインコントロール、AD(Analog/Digital)コンバート、ホワイトバランス制御、ガンマ変換等の周知のカメラ信号処理を行い、輝度信号(Y)、色差信号(Cb,Cr)に変換する。補間処理部104は、信号処理部103から出力された画像信号に対して間引き率に応じた補間処理を行う。補間処理部104は、上述した2つのラインメモリ105及び106の他に、ラインメモリ105とラインメモリ106のいずれか一方に信号処理部103の出力を入力するための切替器107と、ラインメモリ105とラインメモリ106それぞれから読み出された1ライン分の画像データを元に所定の演算処理を行う演算部108とを備えている。
補間処理部104は、図4のタイムチャートに示すように動作する。ラインメモリ105及び106への書き込みにおいて、L1ラインの画像データが入力されると、その画像データがラインメモリ105に書き込まれる。次いで、次の画像データであるL2ラインの画像データが入力されると、その画像データがラインメモリ106に書き込まれる。そして、次の画像データであるL3ラインの画像データが入力されると、その画像データがラインメモリ105に書き込まれる。以後、1ライン分の画像データが入力される毎にラインメモリ105とラインメモリ106とに交互に書き込まれる。なお、当然ながら、新たな画像データがラインメモリ105及び106に書き込まれると、それまで記憶していた前回の画像データに上書きされ、前回の画像データは実質上消去される。
一方、ラインメモリ105及び106からの読み出しにおいては、入力画像のクロックレートに対して2倍のクロックにより、2倍のレートの水平同期信号が生成される。この2倍のクロックレートでラインメモリ105及び106それぞれから1ライン分の画像データが読み出されて2ライン間の画像データが生成される。
すなわち、L2ラインの画像データが入力される水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ105からL1ラインの画像データが読み出される。このL1ラインの画像デー
タは演算部108によってそのまま出力される。次に、次の出力水平同期信号が立ち上がった時点でラインメモリ105から再度L1ラインの画像データが読み出され、また同時にラインメモリ106からL2ラインの画像データが読み出される。このとき演算部108は、L1ラインの画像データとL2ラインの画像データとの平均値((L1+L2)/2)を算出して出力する。
その後、次の出力水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ106からL2ラインの画像データが読み出され、このL2ラインの画像データは演算部108によってそのまま出力される。そして、次の出力水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ106から再度L2ラインの画像データが読み出され、また同時にラインメモリ105からL3ラインの画像データが読み出される。このとき演算部108は、L2ラインの画像データとL3ラインの画像データとの平均値((L2+L3)/2)を算出して出力する。以後同様の動作を継続する。
このような補間処理を行うことにより、2ライン分のラインメモリ105及び106にて垂直方向を2倍に拡大することが可能となる。なお、4倍に拡大する場合は4倍のクロック及び4倍の水平同期信号を用い、演算部108において補間ラインに応じた演算をさせることにより同様に可能となる。
次に、図5を参照して間引きスキャンについて説明する。図5(a)はフルスキャンの場合のスキャンを示す図である。フルスキャンのときは固体撮像素子102の全てのラインが出力される。また、図5(b)は2/4間引きスキャンの場合のスキャンを示す図である。2/4間引きスキャンのときは1ライン目と2ライン目が出力され、3ライン目と4ライン目は出力されない。次は5ライン目と6ライン目が出力され、7ライン目と8ライン目は出力されない。更に、図5(c)は2/8間引きスキャンの場合のスキャンを示す図である。2/8間引きスキャンのときは1ライン目が出力され、2及び3ライン目は出力されず、4ライン目が出力され、その次は9ライン目が出力される。
間引きスキャンの場合は水平方向の間引きは行われない。図6に2/4間引きスキャン時の映像タイミングを示す。この場合、図6(a)は水平同期タイミングであり、図6(b)は垂直同期タイミングである。図3(a)及び(b)に示したフルスキャン時のタイミングに対して垂直タイミングとしては1ライン毎に間引かれたものとなり半分のサイズとなる。なお、水平タイミングはフルスキャン時と同じである。間引きスキャンのときに、そのときの間引き率に応じて2/4間引きスキャンの場合は垂直2倍拡大、2/8間引きスキャンの場合は垂直4倍拡大を行うことになる。
このように、本実施の形態の撮像装置によれば、1ライン分の画像データが入力される毎に2つのラインメモリ105とラインメモリ106に交互に書き込む一方、ラインメモリ105及び106から2ライン分の画像データを読み出す際に、Mライン中Nライン(M>N)を出力する間引きスキャンを行う場合、補間処理部104がこの垂直方向間引き率に従ってラインメモリ105及び106に書き込まれた2ライン分の画像データから2ライン間の補間画像データを生成するので、垂直拡大が可能となり、また1画面分の画像データを一旦蓄えるためのフレームメモリを必要としないので、メモリの容量の削減が可能となり、コストダウンが図れる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2の撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、この図において前述した図1と共通する部分には同じ符号を付けている。
図7に示すように、本実施の形態の撮像装置は、信号処理部103と補間処理部104
との間に縮小処理部701を有している。縮小処理部701は、信号処理部103から出力される画像データを縮小するもので、縮小された画像データとともに有効信号を出力する。ここでは、固体撮像素子102がVGAサイズ(水平640画素×垂直480画素)であり、モニタリング出力画像サイズがQVGAサイズ(水平320画素×垂直240画素)であり、縮小処理部701は、1/2に縮小するものとする。この場合、間引きスキャン時は、信号処理部103から出力される画像データが640×240であり、縮小処理部701から出力される画像データは320×120である。そして、補間処理部104で2倍の垂直拡大を行い、320×240の画像を出力する。
図8は、本実施の形態の撮像装置における補間処理を説明するためのタイムチャートである。図8において、縮小処理部701にて縮小された画像データは有効信号とともに出力される。補間処理部104では、有効画素のみラインメモリに書き込まれる。動作としては実施の形態1と同等であるがラインメモリは320画素分備えている。また、読み出し側のクロックは書き込み側のクロックと同一周波数となる。
2つのラインメモリ105及び106への書き込みにおいては、L1ラインの画像データが入力されると、そのL1ラインの画像データの入力有効画素信号により得られる画像データがラインメモリ105に書き込まれる。次いで、次の画像データであるL2ラインの画像データが入力されると、その画像データは取り込まれず、その後、L3ラインの画像データが入力されると、そのL3ラインの画像データの入力有効画素信号により得られる画像データがラインメモリ106に書き込まれる。次いで、次の画像データであるL4ラインの画像データが入力されると、その画像データは取り込まれず、その後、L5ラインの画像データが入力されると、そのL5ラインの画像データの入力有効画素信号により得られる画像データがラインメモリ105に書き込まれる。以後、入力される1ライン分の画像データを1つおきに、入力有効画素信号により得られる分の画像データが2つのラインメモリ105及び106に対して交互に書き込まれる。
一方、ラインメモリ105及び106からの読み出しにおいては、L2ラインの画像データが入力される水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ105からL1ラインの画像データが読み出される。読み出されたL1ラインの画像データは演算部108によってそのまま出力される。次に、2つ飛ばした3つ目の出力水平同期信号が立ち上がった時点でラインメモリ105から再度L1ラインの画像データが読み出され、また同時にラインメモリ106からL3ラインの画像データが読み出される。このとき演算部108は、読み出されたL1ラインの画像データとL3ラインの画像データとの平均値((L1+L3)/2))を算出して出力する。
その後、次の出力水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ106からL3ラインの画像データが読み出され、このL3ラインの画像データは演算部108によってそのまま出力される。その後、2つ飛ばした3つ目の出力水平同期信号が立ち上がった時点でラインメモリ106から再度L3ラインの画像データが読み出され、また同時にラインメモリ105からL5ラインの画像データが読み出される。このとき演算部108は、読み出されたL3ラインの画像データとL5ラインの画像データとの平均値((L3+L5)/2))を算出して出力する。以後同様の動作を継続する。
このように、本実施の形態の撮像装置によれば、信号処理部103と補間処理部104との間に、入力画像データから小サイズの画像データを生成する縮小処理部701を設けて、縮小された画像データから補間処理により間引き率分の画像データを生成するので、予め縮小処理により画像サイズが小さくなることが分かっている場合、補間処理におけるラインメモリの容量削減が可能となり、また画像データ読み出し時に画像データ書き込み時と同じ周波数のクロックでの補間処理が可能となるので、消費電力を低く抑えることが
できる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図9において、本実施の形態の撮像装置は、ズーム倍率に基づいて縮小処理部701における縮小倍率と出力サイズを切り替えるとともに、補間処理部104における補間処理のオン/オフを切り替える制御部901を有している。また、VGAの固体撮像素子102を備えている。モニタリングスキャン時にQVGAの画像を出力する場合で、ズーム倍率が1倍つまり撮像された画角のままQVGAサイズで出力する場合、制御部901は縮小処理部701に対して水平出力画像サイズを「320」に設定し、垂直出力画像サイズを「240」に設定する(320×240)。また、サンプリングスタート位置を水平、垂直とも「0(画像の左上端)」に設定する。また、水平サンプリング画素ピッチを「2」に設定し、垂直画素ピッチを「1」に設定する。更に、補間処理部104に対して補間処理動作をさせないように設定する。
ズーム倍率が「2」の場合、つまりフルスキャン時の画像(640×480)の中心のQVGAサイズを出力する場合、縮小処理部701に対して、水平出力画像サイズを「320」、垂直出力画像サイズを「120」に設定する(320×120)。サンプリングスタート位置を、水平に対しては画像の左端から160画素の位置に、垂直に対しては画像の上端から「60」の位置に設定する。水平画素ピッチは「1」に設定する。垂直画素ピッチは「1」に設定する。補間処理部104に対して2倍の補間処理を設定することになる。
ズーム倍率が「1」から「2」の間の場合、水平出力画像サイズを「320」に設定し、垂直出力画像サイズを「120」に設定し、またサンプリングスタート位置及び画素ピッチ(以下で説明する)はズーム倍率に応じて設定する。更に補間処理部104に対しては2倍の補間処理を設定する。ここで、画素ピッチとは、入力画像に対して、出力のためにサンプリングする画素間隔を示しており、ピッチが「2」の場合は1画素おきに画素をサンプリングすることになる。ピッチが「1」の場合は隣の画素を連続的にサンプリングすることになる。
このように、本実施の形態の撮像装置によれば、ズーム倍率により、縮小処理部701における縮小倍率、出力サイズ及び補間処理部104における補間処理のオン/オフを切り替えるので、一旦縮小画像を得てから、出力画像を生成する場合に比べ、より高画質な画像の生成が可能となる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施の形態の撮像装置は、信号処理部103と補間処理部104との間に水平縮小処理部1001を有し、また補間処理部104の後段に垂直縮小処理部1002を有している。また、固体撮像素子102として、VGAサイズ(水平640画素×垂直480画素)のものを用いている。
出力画像サイズとしては、1/2のサイズのQVGAサイズ(水平320画素×垂直240画素)を出力する場合、間引きスキャン時の信号処理部104の出力は640×240であり、これを水平縮小処理部1001にて320×240に縮小する。この320×120の画像を補間処理部104により2倍の垂直拡大を行い320×480の画像を出力することになる。
図11は、本実施の形態の撮像装置における補間処理を説明するためのタイムチャートである。モニタリング時の画像サイズがQVGAサイズ(水平320画素×垂直240画素)の場合、水平縮小処理部1001により、水平サイズが縮小された画像データが有効信号とともに出力される。補間処理部104では、有効画素のみラインメモリに書き込んでいく。動作としては実施の形態1と同等であるが、ラインメモリは320画素分備えている。読み出し側のクロックは、書き込み側のクロックと同一周波数となる。補間処理部104で一旦480ラインの画像を生成した後、垂直縮小処理部1002において垂直方向の縮小処理を行い、240ラインの画像を生成する。
ラインメモリ105及び106への書き込みにおいて、L1ラインの画像データが入力されると、その有効画素分がラインメモリ105に書き込まれる。次いで、次の画像データであるL2ラインの画像データが入力されると、その有効画素分がラインメモリ106に書き込まれる。そして、次の画像データであるL3ラインの画像データが入力されると、その有効画素分がラインメモリ105に書き込まれる。以後、1ライン分の画像データが入力される毎にその有効画素分がラインメモリ105とラインメモリ106と交互に書き込まれる。
ラインメモリ105及び106からの読み出しにおいて、L2ラインの画像データが入力される水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ105からL1ラインの有効画素分の画像データが読み出される。この画像データは演算部108によってそのまま出力される。次に、次の出力水平同期信号が立ち上がった時点でラインメモリ105から再度L1ラインの有効画素分の画像データが読み出され、また同時にラインメモリ106からL2ラインの有効画素分の画像データが読み出される。このとき演算部108は、L1ラインの画像データとL2ラインの画像データとの平均値((L1+L2)/2)を算出して出力する。
その後、次の出力水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ106からL2ラインの有効画素分の画像データが読み出され、この画像データは演算部108によってそのまま出力される。そして、次の出力水平同期信号の立ち上がり時点でラインメモリ106から再度L2ラインの有効画素分の画像データが読み出され、また同時にラインメモリ105からL3ラインの有効画素分の画像データが読み出される。このとき演算部108は、L2ラインの画像データとL3ラインの画像データとの平均値((L2+L3)/2)を算出して出力する。以後同様の動作を継続する。
このように、本実施の形態の撮像装置によれば、信号処理部103と補間処理部104との間に入力画像データから水平方向のみ小さい画像サイズの画像データを生成する水平縮小処理部1001を有し、また補間処理部104の後段に垂直方向のみ小さい画像サイズの画像データを生成する垂直縮小処理部1002を有し、一旦フルスキャンと同じ480ラインの画像を生成した後に垂直縮小処理を行って240ラインの画像を生成するようにしているので、120ラインの画像から240ラインの画像を生成するのに比べ、画質を向上させることができる。すなわち、低い周波数のクロックでの補間処理が可能となるとともにより高画質な画像の生成が可能になる。
本発明は、垂直拡大が可能となり、またメモリの容量の削減が可能となり、コストダウンが図れるといった効果を有し、デジタルスチルカメラや携帯電話用カメラなどの静止画取得を行う撮像装置に適用が可能である。
本発明の実施の形態1の撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の撮像装置に用いられる固体撮像素子の一例の画素配列を示す図 図2に示す固体撮像素子の出力タイミングを示すタイムチャート 本発明の実施の形態1の撮像装置における補間処理を説明するためのタイムチャート 本発明の実施の形態1の撮像装置における間引きスキャンを説明するための図 本発明の実施の形態1の撮像装置における2/4間引きスキャン時の映像タイミングを示すタイムチャート 本発明の実施の形態2の撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2の撮像装置における補間処理を説明するためのタイムチャート 本発明の実施の形態3の撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4の撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4の撮像装置における補間処理を説明するためのタイムチャート 従来の撮像装置の構成を示すブロック図
符号の説明
101 レンズ
102 固体撮像素子
103 信号処理部
104 補間処理部
105、106 ラインメモリ
107 切替器
108 演算部
701 縮小処理部
901 制御部
1001 水平縮小処理部
1002 垂直縮小処理部

Claims (6)

  1. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記画像データに基づく画像データを2ライン分記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶された2ライン分の画像データに基づいて、前記撮像手段が生成した画像データの垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成する補間演算手段と、を備える撮像装置。
  2. 前記撮像手段が生成した画像データに基づいて縮小画像データを生成する縮小処理手段を備え、
    前記画像データ記憶手段は、前記縮小画像データを2ライン分記憶する請求項1記載の撮像装置。
  3. ズーム倍率に基づいて前記縮小処理手段における縮小倍率と出力サイズとを切り替えるとともに、前記補間演算手段における補間処理のオンまたはオフを切り替える請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段が生成した画像データに基づいて水平方向縮小画像データを生成する水平縮小処理手段と、
    前記補間演算手段が補間処理した画像データに基づいて垂直方向縮小画像データを生成する垂直縮小処理手段と、を備え、
    前記画像データ記憶手段は、前記水平方向縮小画像データを2ライン分記憶する請求項1記載の撮像装置。
  5. 被写体を撮像して画像データを生成するステップと、
    前記画像データに基づく画像データを2ライン分記憶するステップと、
    前記記憶された2ライン分の画像データに基づいて、前記被写体を撮像して生成された画像データの垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するステップと、を有する画像処理方法。
  6. 被写体を撮像して画像データを生成するステップと、
    前記画像データに基づく画像データを2ライン分記憶するステップと、
    前記記憶された2ライン分の画像データに基づいて、前記被写体を撮像して生成された画像データの垂直方向間引き率に応じた補間画像データを生成するステップと、を有し、コンピュータに前記各ステップを実行させるための画像処理プログラム。
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JP2013201613A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Mega Chips Corp 動画像処理システム、画像処理装置、および動画像処理システムの動作方法
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