JP7079645B2 - 杭および上杭の撤去方法 - Google Patents

杭および上杭の撤去方法 Download PDF

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本発明は、杭および上杭の撤去方法に関するものである。
従来、地下構造物の構築時には、作業中の地山崩れなどを防止するために、地盤中に土留め杭や中間杭、土留め壁などが設置されている。都市部の工事において、将来的に地表面付近で各種パイプ類等の埋設工事が必要となる可能性がある箇所では、地下構造物の構築が完了した後に、土留め杭や中間杭の上側部分や、土留め壁の芯材の上側部分の撤去が求められる場合がある。
このような場面に適した杭(または芯材)として、例えば、H型鋼であり、上杭と下杭で構成され、下杭の上端部と上杭の下端部とが嵌合するように段差を設けて加工されたものが提案されている。この杭は、地下構造物の構築時には、上杭の上端部に取り付けられた上板と下杭の上端部に取り付けられた上板とを長ボルトおよびナットを用いて連結した状態で、地中に設置される。そして、地下構造物の構築完了後には、長ボルトおよびナットによる連結を解除して、上杭のみが地中から撤去される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-63957号公報
しかしながら、従来の杭は、せん断力に対して抵抗させるために、上杭と下杭とが嵌合するように各端部を複雑な形状に加工しており、製作費が嵩むという問題点があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、簡易な構造でせん断に対して十分な耐力を有し、製作費が安価であり、地中に設置した後に上側を容易に撤去できる杭および上杭の撤去方法を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、H型鋼である上杭と下杭とを接合して構成される杭であって、前記上杭の下端面に設けられた上杭下プレートと前記下杭の上端面に設けられた下杭上プレートとを重ねた一対の接合プレートと、前記上杭下プレートより上方において前記上杭に設けられた上杭上プレートと前記接合プレートとを貫通する長ボルトと、前記長ボルトの下端部を前記下杭上プレートに仮固定する雌ネジ部材と、前記下杭のフランジの上端付近に前記フランジと平行に固定され、前記上杭のフランジの下端付近に当接する第一のせん断プレートと、前記下杭上プレートの側面のうち、前記下杭のウェブと平行な2面に固定され、前記上杭下プレートの側面に当接する第二のせん断プレートと、を具備し、前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除することにより、前記上杭を前記下杭から分離可能であることを特徴とする杭である。
の発明は、H型鋼である上杭と下杭とを接合して構成される杭であって、前記上杭の下端面に設けられた上杭下プレートと前記下杭の上端面に設けられた下杭上プレートとを重ねた一対の接合プレートと、前記上杭下プレートより上方において前記上杭に設けられた上杭上プレートと前記接合プレートとを貫通する長ボルトと、前記長ボルトの下端部を前記下杭上プレートに仮固定する雌ネジ部材と、一対の前記接合プレートのいずれか一方に設けられた突出部と、他方の前記接合プレートに形成された貫通孔とが嵌合するせん断キーと、を具備し、前記せん断キーが、他方の前記接合プレートが設けられたウェブに形成された切欠き部をさらに有し、前記突出部が、一対の前記接合プレートのいずれか一方に垂直に溶接された板材であり、前記板材の厚みが前記ウェブの厚みより大きく、前記板材と、前記貫通孔および前記切欠き部とが嵌合し、前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除することにより、前記上杭を前記下杭から分離可能であることを特徴とする杭である。
突出部を板材とし、他方の接合プレートに形成された貫通孔およびウェブに形成された切欠き部と板材とを嵌合することにより、曲げによって上杭と下杭の位置がずれた場合にもせん断キーの嵌合状態を維持することができ、せん断力に対して確実に対抗させることができる。
の発明では、前記上杭下プレートの上面、前記下杭上プレートの下面に、それぞれ、前記上杭のウェブ、前記下杭のウェブと直交するように補強リブが固定され、前記せん断キーが、他方の前記接合プレートに設けられた前記補強リブに形成された切欠き部をさらに有し、前記板材と前記補強リブに形成された切欠き部とが嵌合されてもよい。
の発明は、H型鋼である上杭と下杭とを接合して構成される杭であって、前記上杭の下端面に設けられた上杭下プレートと前記下杭の上端面に設けられた下杭上プレートとを重ねた一対の接合プレートと、前記上杭下プレートより上方において前記上杭に設けられた上杭上プレートと前記接合プレートとを貫通する長ボルトと、前記長ボルトの下端部を前記下杭上プレートに仮固定する雌ネジ部材と、前記上杭上プレートおよび前記上杭下プレートに固定され、前記長ボルトが挿通される鞘管と、一対の前記接合プレートのいずれか一方に設けられた突出部と、他方の前記接合プレートに形成された貫通孔とが嵌合するせん断キーと、を具備し、前記鞘管の下端部が、前記上杭下プレートの下面から突出して、前記突出部として機能しており、前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除することにより、前記上杭を前記下杭から分離可能であることを特徴とする杭である。
の発明は、土留め壁中に設置された第1から第のいずれかの発明の杭の上杭を撤去する上杭の撤去方法であって、前記杭の打設後に、前記土留め壁を掘削して前記上杭上プレートを露出させる工程aと、前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除する工程bと、前記上杭を地上に引き上げる工程cと、を具備することを特徴とする上杭の撤去方法である。
の発明では、土留め壁中に設置された第1から第3のいずれかの発明の杭の上杭上プレートを露出させ、雌ネジ部材への長ボルトの仮固定を解除して上杭を地上に引き上げることにより、上杭を容易に撤去することができる。
本発明によれば、簡易な構造でせん断に対して十分な耐力を有し、製作費が安価であり、地中に設置した後に上側を容易に撤去できる杭および上杭の撤去方法を提供できる。
地盤35に構築した土留め壁37を示す図 上杭1および下杭3を示す図 杭39の上杭1と下杭3との接合部付近を示す図 土留め壁37から上杭1を撤去する方法を示す図 鞘管27が設置されない杭39’を示す図 下杭3e、杭39eを示す図 上杭1aおよび下杭3aを示す図 杭39aの上杭1aと下杭3aとの接合部付近を示す図 杭39bの上杭1bと下杭3bとの接合部付近を示す図 他のせん断キーの例を示す図 下杭3f、杭39fを示す図
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、地盤35に構築した土留め壁37を示す図である。図1(a)は、土留め壁37の鉛直断面を示す図、図1(b)は、図1(a)に示す矢印A-Aでの断面を示す図である。
図1に示す土留め壁37は、地下構造物等の構築に先行して、地下構造物の構築予定領域を囲むように、地盤35内に構築される。土留め壁37は、ソイルモルタル2と芯材である杭39とからなる。
土留め壁37を構築するには、地盤35に溝を掘削し、溝にソイルモルタル2を打設した後、ソイルモルタル2内に杭39を建て込む。杭39は、上杭1と下杭3とからなり、上杭1と下杭3とが接合された状態で、軸方向が鉛直方向となるようにソイルモルタル2内に建て込まれる。杭39は、水平方向に所定の間隔をおいて建て込まれる。
図2は、上杭1および下杭3を示す図である。図3は、杭39の上杭1と下杭3との接合部付近を示す図である。図3(a)は、接合部付近の鉛直方向の断面を示す図であり、図3(b)は、図3(a)に示す矢印B-Bでの断面を示す図である。
図2に示すように、上杭1は、一対のフランジ5の間にウェブ9が設けられたH型鋼である。ウェブ9の上端には吊りピース25が固定される。
上杭1は、下端面に上杭下プレート15が固定される。上杭下プレート15は、上杭1の下端面を閉鎖するように設けられる。上杭1は、上杭下プレート15より上方に上杭上プレート13が固定される。上杭上プレート13は、上杭下プレート15に平行に、ウェブ9の両側に設けられる。
上杭上プレート13の下面には、ウェブ9および上杭上プレート13に直交するように補強リブ19が固定される。上杭下プレート15の上面には、ウェブ9および上杭下プレート15に直交するように補強リブ21が固定される。
上杭上プレート13と上杭下プレート15との間には、鞘管27が設けられる。鞘管27の上端は上杭上プレート13に固定される。上杭上プレート13は、鞘管27の内空と連通する位置にボルト孔47(図3(a))を有する。鞘管27の下端は上杭下プレート15に固定される。上杭下プレート15は、鞘管27の内空と連通する位置にボルト孔29を有する。
下杭3は、一対のフランジ7の間にウェブ11が設けられたH型鋼である。一対のフランジ7の上端付近には、それぞれ、フランジ7と平行にせん断プレート33が固定される。
下杭3は、上端面に下杭上プレート17が固定される。下杭上プレート17は、下杭3の上端面を閉鎖するように設けられる。下杭上プレート17の下面には、ウェブ11および下杭上プレート17に直交するように補強リブ23が固定される。
下杭上プレート17は、上杭下プレート15と重ねた時に、上杭下プレート15のボルト孔29に連通する位置にボルト孔49(図3(a))を有する。下杭上プレート17の下面には、ボルト孔49に対応する位置に雌ねじ部材であるナット31が固定される。
図3に示すように上杭1と下杭3とを接合するには、下杭3のフランジ7に固定されたせん断プレート33の間に上杭1のフランジ5を差し込んで、上杭1のフランジ5の下端付近にせん断プレート33を当接させる。また、上杭下プレート15と下杭上プレート17とを重ねて一対の接合プレート4とする。
この時、上杭下プレート15と下杭上プレート17との間にゴムパッキン51を挟み込む。ゴムパッキン51は、ボルト孔29、49に対応する位置に孔を有する。ゴムパッキン51は、上杭下プレート15および下杭上プレート17の不陸を吸収するための部材である。
そして、長ボルト41を上方から鞘管27に挿入して、長ボルト41の下端部45をナット31に螺合する。これにより、上杭上プレート13と接合プレート4とを貫通するように長ボルト41が設置され、長ボルト41の下端部45が下杭上プレート17に仮固定される。
杭39は、土留め壁37に側方(図1(a)の左右方向)から土圧がかかった場合に、せん断プレート33によってせん断力に抵抗する。杭39は、曲げに対しては長ボルト41の引張力で抵抗する。
せん断プレート33の幅や大きさは、せん断プレート33の設置深度に応じて決定される。例えば、せん断プレート33が浅い位置に設置される場合には、作用する土圧が小さいので、深い位置に設置される場合よりも小さい寸法のものを用いる。
図4は、土留め壁37から上杭1を撤去する方法を示す図である。図4(a)は、上杭1と下杭3との仮固定を解除した状態を示す図、図4(b)は、上杭1を引き上げている状態を示す図である。
杭39は、図3に示すように上杭1と下杭3とが接合された状態で土留め壁37中に打設されている。図4では図示していないが、土留め壁37中では、杭39のフランジ5同士の間にもソイルモルタル2が入り込んで硬化している。地下構造物の構築後、図4(a)に示す工程では、土留め壁37のソイルモルタル2を掘削して上杭上プレート13を露出させる。次に、頭部43を回転させてナット31への長ボルト41の仮固定を解除し、長ボルト41を引き上げて鞘管27内から撤去する。
図4(b)に示す工程では、図示しないクレーン等に連結されたワイヤ52を吊りピース25に取り付ける。そして、ワイヤ52を用いて上杭1を矢印Cに示すように地上側に引き上げる。
第1の実施の形態では、H型鋼である上杭1と下杭3とを長ボルト41およびナット31を用いて接合して構成した杭39に、下杭3のフランジ7の上端付近にフランジ7と平行に固定され、上杭1のフランジ5の下端付近に当接するせん断プレート33を設ける。これにより、杭39は従来よりも簡易な構造で、せん断に対して十分な耐力を有するものとなり、製作費も安価となる。また、杭39を芯材として用いることにより、土留め壁37は、地盤35からの土圧に確実に抵抗することができる。
第1の実施の形態では、鞘管27が設けられるので、上杭1のフランジ5同士の間にソイルモルタル2が入り込んで硬化していても、長ボルト41を簡単に回転させてナット31への仮固定を解除することができる。また、長ボルト41を容易に上方に引き抜くことができる。これにより、上杭1と下杭3との仮固定を解除した後、上杭1を地上に引き上げて容易に撤去することができる。
杭39では、上杭1のウェブ9と直交するように補強リブ19や補強リブ21を設け、下杭のウェブ11と直交するように補強リブ23を設けることにより、長ボルト41から伝達される引張力に耐えられるように、上杭上プレート13や上杭下プレート15と下杭上プレート17とからなる接合プレート4の剛性を高めることができる。
なお、第1の実施の形態では、上杭上プレート13と上杭下プレート15との間に鞘管27を設けたが、鞘管27の設置は必須ではない。図5は、鞘管27が設置されない杭39’を示す図である。
図5に示す杭39’の上杭1’では、上杭上プレート13と上杭下プレート15との間に鞘管27が設置されない。長ボルト41は、上杭上プレート13のボルト孔47と接合プレート4のボルト孔29及びボルト孔49とを通るように設置され、下端部45がナット31に螺合される。長ボルト41の周囲には、例えば、剥離剤が塗布される。
長ボルト41の周囲に剥離剤が塗布されていれば、上杭1のフランジ5同士の間にソイルモルタル2が入り込んで硬化していても、長ボルト41を簡単に回転させてナット31への仮固定を解除することができる。また、長ボルト41を容易に上方に引き抜くことができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。以降の実施の形態では、それまでに説明した実施の形態等と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また、第1の実施形態や図5に示す例も含め、各実施形態や例で説明する構成は、必要に応じて組み合わせることができる。
図6は、下杭3e、杭39eを示す図である。図6(a)は、下杭3eの上端付近の斜視図であり、図6(b)は、杭39eの上杭1と下杭3eとの接合部付近の立面図である。
図6(a)に示すように、下杭3eは、第1の実施の形態の下杭3とほぼ同様の構成であるが、下杭上プレート17eの4つの側面のうち、ウェブ11と平行な2面にせん断プレート33aが固定される。せん断プレート33aは、フランジ7に設けられたせん断プレート33と直交する方向に設けられる。せん断プレート33aの下杭上プレート17eからの突出高さは、図6(b)に示すように上杭下プレート15の厚さとほぼ同等とする。
図6(b)に示すように、杭39eでは、上杭下プレート15と下杭上プレート17eとを重ねて一対の接合プレート4eが形成される。また、下杭3eのフランジ7に固定されたせん断プレート33の間に上杭1のフランジ5が差し込まれ、上杭1のフランジ5の下端付近にせん断プレート33が当接するとともに、下杭上プレート17eに固定されたせん断プレート33aの間に上杭下プレート15が差し込まれ、上杭下プレート15の側面にせん断プレート33aが当接する。上杭1と下杭3eとは、図示しない長ボルト等を用いて仮固定される。
杭39eは、図6(a)の左右方向から水平力が作用した場合に、せん断プレート33によってせん断力に抵抗する。図6(a)の紙面に垂直な方向から水平力が作用した場合には、せん断プレート33aによって抵抗する。すなわち、せん断プレート33が強軸方向のせん断力に抵抗するのに対し、せん断プレート33aは弱軸方向のせん断力に抵抗する。そのため、せん断プレート33aは、せん断プレート33よりも小さい寸法にすることもできる。
第2の実施の形態では、杭39eに、せん断プレート33、せん断プレート33aを設ける。これにより、杭39eは従来よりも簡易な構造で、2方向からのせん断に対して十分な耐力を有するものとなり、製作費も安価となる。また、杭39eを芯材として用いることにより、土留め壁は、地盤からの土圧に確実に抵抗することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図7は、上杭1aおよび下杭3aを示す図である。図8は、杭39aの上杭1aと下杭3aとの接合部付近を示す図である。図8(a)は、接合部付近の鉛直方向の断面を示す図、図8(b)は、図8(a)に示す矢印D-Dでの断面を示す図、図8(c)は、図8(b)に示す矢印E-Eでの断面を示す図である。
図7に示すように、上杭1aは、第1の実施の形態の上杭1とほぼ同様の構成であるが、上杭下プレート15aの下面に、突出部である板材53が設けられる。板材53は、上杭下プレート15aに垂直に溶接される。板材53は、上杭下プレート15a側が長辺である台形である。
下杭3aは、第1の実施の形態の下杭3とほぼ同様の構成であるが、フランジ7の上端付近にせん断プレートが固定されない。また、下杭上プレート17aに、貫通孔55が設けられる。さらに、下杭上プレート17aが設けられたウェブ11aおよび補強リブ23aに、切欠き部57が形成される。貫通孔55および切欠き部57は、下杭上プレート17aと上杭下プレート15aとを重ねて接合プレート4aとした時に平面視で板材53に対応する位置に設けられる。
図8に示すように上杭1aと下杭3aとを接合するには、下杭3aの下杭上プレート17aに設けられた貫通孔55と、ウェブ11aおよび補強リブ23aに設けられた切欠き部57とに、上杭1aの上杭下プレート15aに設けられた板材53を差し込む。これにより、板材53が貫通孔55および切欠き部57に嵌合されてせん断キー59が形成される。なお、貫通孔55および切欠き部57は、図8に示すように、例えば周囲に5mm程度の余裕をもって板材53を嵌合できるような寸法とする。
図8(b)に示すように、板材53の厚みは、ウェブ11aの厚みより大きいものとする。そのため、せん断キー59では、図8(a)や図8(c)の左右方向から水平力が作用した場合に、切欠き部57に嵌合された板材53がウェブ11aに確実に当接し、せん断力に対抗することができる。なお、図7に示す板材53の角度54は、45度以上であることが望ましい。角度54が45度未満であると、切欠き部57内で板材53が滑ってせん断力に対抗できない恐れがある。
第3の実施の形態では、H型鋼である上杭1aと下杭3aとを長ボルト41およびナット31を用いて接合して構成した杭39aに、接合プレート4aのうち上杭下プレート15aに設けられた板材53が、接合プレート4aのうち下杭上プレート17aに形成された貫通孔55と、ウェブ11aおよび補強リブ23aに形成された切欠き部57とに嵌合されるせん断キー59を設ける。これにより、杭39aは従来よりも簡易な構造で、せん断に対して十分な耐力を有するものとなり、製作費も安価となる。また、杭39aを芯材として用いることにより、土留め壁は、地盤からの土圧に確実に抵抗することができる。
第3の実施の形態においても、鞘管27を設けることや、上杭1aのウェブ9と直交するように補強リブ19や補強リブ21を設け、下杭3aのウェブ11aと直交するように補強リブ23aを設けることにより、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図9は、杭39bの上杭1bと下杭3bとの接合部付近を示す図である。図9(a)は、接合部付近の鉛直方向の断面を示す図、図9(b)は、図9(a)に示す矢印F-Fでの断面を示す図である。
図9に示すように、上杭1bは、第1の実施の形態の上杭1とほぼ同様の構成であるが、上杭下プレート15bにボルト孔29が設けられず、鞘管用孔61が設けられる。鞘管27aは鞘管用孔61に貫通されて上杭下プレート15bに固定される。鞘管27aの下端部は、上杭下プレート15bの下面から突出し、突出部53aとして機能する。
下杭3bは、第1の実施の形態の下杭3とほぼ同様の構成であるが、フランジ7の上端付近にせん断プレートが固定されない。また、下杭3bでは、下杭上プレート17bにボルト孔49が設けられず、貫通孔55aが設けられる。貫通孔55aは、上杭下プレート15bと下杭上プレート17bとを重ねて接合プレート4bとした時に平面視で鞘管27aの下端部すなわち突出部53aに対応する位置に設けられる。貫通孔55aは、突出部53aを嵌合できるような寸法とする。
さらに、下杭3bでは、下杭上プレート17bの下面に、外径が貫通孔55aよりも大きい雌ネジ部材であるナット31aが設けられる。
図9に示すように上杭1bと下杭3bとを接合するには、下杭3bの下杭上プレート17bに設けられた貫通孔55aに、上杭1bの上杭下プレート15bに設けられた突出部53aを差し込む。これにより、鞘管27aの下端部である突出部53aが貫通孔55aに嵌合されてせん断キー59aが形成される。
そして、上杭下プレート15bと下杭上プレート17bとを重ねて一対の接合プレート4bとした状態で、長ボルト41を上方から鞘管27aに挿入し、長ボルト41の下端部45をナット31aに螺合することにより、長ボルト41の下端部45を下杭上プレート17bに仮固定する。
せん断キー59aでは、図9(a)や図9(b)の左右方向から水平力が作用した場合に、貫通孔55aに嵌合された突出部53aが下杭上プレート17bに当接し、せん断力に対抗することができる。
第4の実施の形態では、H型鋼である上杭1bと下杭3bとを長ボルト41およびナット31aを用いて接合して構成した杭39bに、接合プレート4bのうち上杭下プレート15bに設けられた突出部53aが、接合プレート4bのうち下杭上プレート17bに形成された貫通孔55aに嵌合されるせん断キー59aを設ける。これにより、杭39bは従来よりも簡易な構造で、せん断に対して十分な耐力を有するものとなり、製作費も安価となる。また、杭39bを芯材として用いることにより、土留め壁は、地盤からの土圧に確実に抵抗することができる。
第4の実施の形態においても、鞘管27aを設けることや、上杭1bのウェブ9と直交するように補強リブ19や補強リブ21を設け、下杭3bのウェブ11と直交するように補強リブ23を設けることにより、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、せん断キーの構成は、第3、第4の実施の形態に示すものに限らない。図10は、他のせん断キーの例を示す図である。
図10(a)は、突出部が板材53bであるせん断キー59bを示す図である。図10(a)の杭39cは、第3の実施の形態の杭39aとほぼ同様の構成であるが、上杭1cの上杭下プレート15cの下面に、突出部として長方形の板材53bが垂直に溶接される。
杭39cの下杭3cは、下杭上プレート17cに、貫通孔55bが設けられる。さらに、下杭上プレート17cが設けられたウェブ11cおよび補強リブ23cに、切欠き部57bが形成される。貫通孔55bおよび切欠き部57bは、上杭下プレート15cと下杭上プレート17cとを重ねた時に平面視で板材53bに対応する位置に設けられる。貫通孔55bおよび切欠き部57bは、例えば周囲に5mm程度の余裕をもって板材53bを嵌合できるような寸法とする。
杭39cでは、板材53bが貫通孔55bおよび切欠き部57bに嵌合されて、せん断キー59bが形成される。せん断キー59bでは、板材53bの厚みが、ウェブ11cの厚みより大きいものとする。せん断キー59bでは、図10(a)の左右方向から水平力が作用した場合に、切欠き部57bに嵌合された板材53bがウェブ11cに確実に当接し、せん断力に対抗することができる。
図10(a)に示す長方形の板材53bを用いたせん断キー59bと、第3の実施の形態の台形の板材53を用いたせん断キー59とを比較すると、せん断力のみに対抗すればよい場合には、長方形の板材53bを用いてせん断キー59bを構成することが望ましい。長方形の板材53bを用いたせん断キー59bは、加工が容易で加工費が安価である。一方、せん断のみでなく、曲げにも対抗する必要がある場合には、台形の板材53を用いてせん断キー59を構成することが望ましい。台形の板材53を用いたせん断キー59は、板材53を切欠き部57に差し込みやすい。
図10(b)は、上杭下プレート15dに突出部53cを設けたせん断キー59cを示す図である。図10(b)の杭39dは、第3の実施の形態の杭39aとほぼ同様の構成であるが、上杭1dの上杭下プレート15dの下面に、下杭上プレート17dと同等の厚みを有する突出部53cが設けられる。
杭39dの下杭3dは、下杭上プレート17dに、貫通孔55cが設けられる。貫通孔55cは、上杭下プレート15dと下杭上プレート17dとを重ねた時に平面視で突出部53cに対応する位置に設けられる。貫通孔55cは、突出部53cを嵌合できるような寸法とする。
杭39dでは、突出部53cが貫通孔55cに嵌合されて、せん断キー59cが形成される。せん断キー59cでは、図10(b)の左右方向から水平力が作用した場合に、貫通孔55cに嵌合された突出部53cが下杭上プレート17dに当接し、せん断力に対抗することができる。
なお、第3の実施の形態や図10に示す例では、上杭下プレートと下杭上プレートとを重ねた一対の接合プレートのうち、上杭側の上杭下プレートに板材や突出部を設けたが、下杭側の下杭上プレートに板材や突出部を設けてもよい。この場合、上杭側に貫通孔や切欠き部を設け、下杭側の板材や突出部と嵌合してせん断キーを構成する。
次に、第5の実施の形態について説明する。
図11は、下杭3f、杭39fを示す図である。図11(a)は、下杭3fの上端付近の斜視図であり、図11(b)は、杭39fの上杭1fと下杭3fとの接合部付近の立面図である。
図11(a)に示すように、下杭3fは、第2の実施の形態の下杭3eとほぼ同様の構成であるが、下杭上プレート17fの上面に、突出部53dが設けられる。突出部53dは、図11(b)に示す上杭下プレート15fと同等の厚みを有する。
図11(b)に示すように、上杭1fは、上杭下プレート15fに、貫通孔55dが設けられる。貫通孔55dは、上杭下プレート15fと下杭上プレート17fとを重ねた時に平面視で突出部53dに対応する位置に設けられる。貫通孔55dは、突出部53dを嵌合できるような寸法とする。
図11(b)に示すように、杭39fでは、上杭下プレート15fと下杭上プレート17fとを重ねて一対の接合プレート4fが形成される。また、下杭3fのフランジ7に固定されたせん断プレート33の間に上杭1fのフランジ5が差し込まれ、上杭1のフランジ5の下端付近にせん断プレート33が当接するとともに、下杭上プレート17fに固定されたせん断プレート33aの間に上杭下プレート15fが差し込まれ、上杭下プレート15fの側面にせん断プレート33aが当接する。さらに、突出部53dが貫通孔55dに嵌合されて、せん断キー59dが形成される。上杭1fと下杭3fとは、図示しない長ボルト等を用いて仮固定される。
杭39fは、図11(b)の左右方向から水平力が作用した場合に、せん断プレート33およびせん断キー59dによってせん断力に抵抗する。図11(b)の紙面に垂直な方向から水平力が作用した場合には、せん断プレート33aによって抵抗する。第5の実施の形態では、強軸方向のせん断力に対して、せん断プレート33とせん断キー59dとで抵抗するので、地盤条件や設置深度等が同一であれば、せん断プレート33のみで抵抗する第1や第2の実施の形態と比較して、せん断プレート33の寸法を小さくすることもできる。
第5の実施の形態では、杭39fに、せん断プレート33、せん断プレート33a、せん断キー59dを設ける。これにより、杭39fは従来よりも簡易な構造で、2方向からのせん断に対して十分な耐力を有するものとなり、製作費も安価となる。また、杭39fを芯材として用いることにより、土留め壁は、地盤からの土圧に確実に抵抗することができる。
第1、第2の実施の形態のせん断プレートを有する杭を土留め壁の芯材として用いた場合と、第3、第4の実施の形態等のせん断キーを有する杭を用いた場合とを比較すると、せん断プレートを有する杭を用いた場合では、せん断プレートがフランジ5に隙間なく当接するので、土留め壁に土圧が作用してもソイルセメントにひび割れが生じず、土留め壁の止水性が確保される。一方、せん断キーを有する杭を用いた場合は、杭のフランジの外側にプレート等の突起物がないため、ソイルセメント中への杭の貫入作業が容易である。但し、第3の実施の形態や図10に示す例では、せん断キーを構成する板材と切欠き部との間に、設計上設けられた隙間や製作精度により生じた隙間が存在するので、杭への載荷とともに隙間が詰まってソイルセメントにひび割れが誘発され、土留め壁の止水性が低下するおそれがある。そのため、上杭と下杭とを接合して杭を構成する際に、せん断キーを構成する板材と切欠き部との間の隙間にグラウト材やエポキシ樹脂などを充填することにより、ソイルセメントのひび割れ発生を防止して止水性を確保してもよい。
第5の実施の形態のように、強軸方向のせん断力に対してせん断プレートとせん断キーとを併用した杭39fを用いれば、上述したように、強軸方向のせん断プレートを小さく設計することができる。そのため、せん断プレートがソイルセメント中に杭を貫入する際の妨げになりにくく、貫入時の作業性と土留め壁の止水性とを同時に確保することができる。
なお、各実施の形態やその他の例において、長ボルト41は、少なくともナットと螺合させる範囲に、ネジ切りがされているものとする。また、各図では、頭部43付きの長ボルト41を図示したが、頭部43のないスタッドボルトを用い、上杭上プレート13側に他のナットを設置してもよい。
各実施の形態やその他の例では、長ボルト41の下端部45およびナット31を覆うように、ボルトキャップを設置したり、コーキングを施したりしてもよい。また、ナット31の代わりに長ナットを用いてもよい。ボルトキャップやコーキング、長ナットを用いれば、長ボルト41の下端部45とナットとがソイルモルタルで固着するのを防ぐことができるので、長ボルト41を簡単に回転させてナットへの仮固定を解除することができる。
また、補強リブ19、21、23は必須ではない。上杭上プレート、上杭下プレート、下杭上プレートが十分な剛性を有する場合には、補強リブ19、21、23は不要である。
上述した各実施の形態では、本発明の杭を土留め壁の芯材として用いる場合について説明したが、本発明の杭は、地盤中に打設される杭や仮桟橋の支持杭等の他の用途にも適用できる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1’、1a、1b、1c、1d、1f………上杭
2………ソイルモルタル
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f………下杭
4、4a、4b、4e、4f………接合プレート
5、7………フランジ
9、11、11a、11c………ウェブ
13………上杭上プレート
15、15a、15b、15c、15d、15f………上杭下プレート
17、17a、17b、17c、17d、17e、17f………下杭上プレート
19、21、23、23a、23c………補強リブ
25………吊りピース
27、27a………鞘管
29、47、49………ボルト孔
31、31a………ナット
33、33a………せん断プレート
35………地盤
37………土留め壁
39、39’、39a、39b、39c、39d、39e、39f………杭
41………長ボルト
43………頭部
45………下端部
51………ゴムパッキン
52………ワイヤ
53、53b………板材
53a、53c、53d………突出部
54………角度
55、55a、55b、55c、55d………貫通孔
57、57b………切欠き部
59、59a、59b、59c、59d………せん断キー
61………鞘管用孔

Claims (5)

  1. H型鋼である上杭と下杭とを接合して構成される杭であって、
    前記上杭の下端面に設けられた上杭下プレートと前記下杭の上端面に設けられた下杭上プレートとを重ねた一対の接合プレートと、
    前記上杭下プレートより上方において前記上杭に設けられた上杭上プレートと前記接合プレートとを貫通する長ボルトと、
    前記長ボルトの下端部を前記下杭上プレートに仮固定する雌ネジ部材と、
    前記下杭のフランジの上端付近に前記フランジと平行に固定され、前記上杭のフランジの下端付近に当接する第一のせん断プレートと、
    前記下杭上プレートの側面のうち、前記下杭のウェブと平行な2面に固定され、前記上杭下プレートの側面に当接する第二のせん断プレートと、
    を具備し、
    前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除することにより、前記上杭を前記下杭から分離可能であることを特徴とする杭。
  2. H型鋼である上杭と下杭とを接合して構成される杭であって、
    前記上杭の下端面に設けられた上杭下プレートと前記下杭の上端面に設けられた下杭上プレートとを重ねた一対の接合プレートと、
    前記上杭下プレートより上方において前記上杭に設けられた上杭上プレートと前記接合プレートとを貫通する長ボルトと、
    前記長ボルトの下端部を前記下杭上プレートに仮固定する雌ネジ部材と、
    一対の前記接合プレートのいずれか一方に設けられた突出部と、他方の前記接合プレートに形成された貫通孔とが嵌合するせん断キーと、
    を具備し、
    前記せん断キーが、他方の前記接合プレートが設けられたウェブに形成された切欠き部をさらに有し、
    前記突出部が、一対の前記接合プレートのいずれか一方に垂直に溶接された板材であり、前記板材の厚みが前記ウェブの厚みより大きく、
    前記板材と、前記貫通孔および前記切欠き部とが嵌合し、
    前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除することにより、前記上杭を前記下杭から分離可能であることを特徴とする杭。
  3. 前記上杭下プレートの上面、前記下杭上プレートの下面に、それぞれ、前記上杭のウェブ、前記下杭のウェブと直交するように補強リブが固定され、
    前記せん断キーが、他方の前記接合プレートに設けられた前記補強リブに形成された切欠き部をさらに有し、
    前記板材と前記補強リブに形成された切欠き部とが嵌合することを特徴とする請求項に記載の杭。
  4. H型鋼である上杭と下杭とを接合して構成される杭であって、
    前記上杭の下端面に設けられた上杭下プレートと前記下杭の上端面に設けられた下杭上プレートとを重ねた一対の接合プレートと、
    前記上杭下プレートより上方において前記上杭に設けられた上杭上プレートと前記接合プレートとを貫通する長ボルトと、
    前記長ボルトの下端部を前記下杭上プレートに仮固定する雌ネジ部材と、
    前記上杭上プレートおよび前記上杭下プレートに固定され、前記長ボルトが挿通される鞘管と、
    一対の前記接合プレートのいずれか一方に設けられた突出部と、他方の前記接合プレートに形成された貫通孔とが嵌合するせん断キーと、
    を具備し、
    前記鞘管の下端部が、前記上杭下プレートの下面から突出して、前記突出部として機能しており、
    前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除することにより、前記上杭を前記下杭から分離可能であることを特徴とする杭。
  5. 土留め壁中に設置された請求項1から請求項のいずれかに記載の杭の上杭を撤去する上杭の撤去方法であって、
    前記杭の打設後に、前記土留め壁を掘削して前記上杭上プレートを露出させる工程aと、
    前記雌ネジ部材への前記長ボルトの仮固定を解除する工程bと、
    前記上杭を地上に引き上げる工程cと、
    を具備することを特徴とする上杭の撤去方法。
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