JP2010236178A - 芯材の分離構造及びそれを用いたシールド掘削機の発進立坑の構築方法 - Google Patents

芯材の分離構造及びそれを用いたシールド掘削機の発進立坑の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】土圧の高い場所にも適用可能な剛性の高い芯材の分離構造を提供する。
【解決手段】地中に埋設されて軸直交方向からの荷重を受ける長尺状の芯材10を上下に分離可能に形成する芯材の分離構造である。そして、芯材は、下側芯材2と、その下側芯材に固定される上方が開口された継手函体3と、その継手函体の開口から挿入されて下側芯材に当接されるとともに継手函体に着脱自在に固定される上側芯材1とによって構成される。また、下側芯材と上側芯材とが当接される箇所には、芯材の軸直交方向の少なくとも一方向の相対変位を制限するせん断抵抗部が設けられるとともに、上側芯材は継手函体の外殻部31によって囲繞される。
【選択図】図1

Description

本発明は、地盤を掘削して立坑などを設ける際に構築される連続地中壁などの土留壁の芯材に適用可能な芯材の分離構造、及びそれを用いたシールド掘削機の発進立坑の構築方法に関するものである。
従来、三軸オーガなどの水平多軸掘削機を使って地盤を穿孔し、その孔にセメントミルクを注入しながら撹拌することによって原位置にソイルセメント柱を造成し、その中にH形鋼材などの長尺状の芯材を挿入することを繰り返すことで構築される連続地中壁が知られている(特許文献1,2など参照)。
そして、この特許文献1,2には、このようにして埋設された芯材の上側を撤去する方法が開示されている。
まず、特許文献1に開示されている方法では、地中に埋設させた芯材を、切断箇所においてソイルセメントの中からはつり出し、ガス切断機によって芯材に山形の切り込みを入れる。その後、地上において芯材の頭部をバイブロハンマなどで把持させ、振動を与えながら切断箇所より上側の芯材を引き抜く。
一方、特許文献2に開示されている方法では、予め分離されている下側芯材と上側芯材とを接合板によって着脱自在な手段で連結し、その後、掘削側から接合板との連結を解除して上側芯材を引き抜く方法が開示されている。
特開平8−177049号公報 特開2002−13144号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、掘削立坑内の狭い場所で土圧を受けている状態の土留壁の芯材に対してはつり作業や特殊な形状の切断作業をおこなわなければならず、施工に手間がかかるうえに土留壁が崩壊する懸念があるため土圧や水圧の高い位置では適用が難しかった。
一方、特許文献2に開示された方法では、上側芯材と下側芯材とは接合板によって囲まれて変位が制限される構造にはなっているが、上側芯材と下側芯材との間で直接、せん断方向(芯材の軸直交方向)の変位を抑える構造にはなっておらず、大深度で土圧の高い場所ではこの分離構造が弱部となるおそれがある。
そこで、本発明は、土圧の高い場所にも適用可能な剛性の高い芯材の分離構造、及びそれを用いたシールド掘削機の発進立坑の構築方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の芯材の分離構造は、地中に埋設されて軸直交方向からの荷重を受ける長尺状の芯材を上下に分離可能に形成する芯材の分離構造であって、前記芯材は、下側芯材と、その下側芯材に固定される上方が開口された継手函体と、その継手函体の開口から挿入されて前記下側芯材に当接されるとともに前記継手函体に着脱自在に固定される上側芯材とによって構成され、前記下側芯材と前記上側芯材とが当接される箇所には、前記芯材の軸直交方向の少なくとも一方向の相対変位を制限するせん断抵抗部が設けられるとともに、前記上側芯材は前記継手函体の外殻部によって囲繞されることを特徴とする。
ここで、前記せん断抵抗部は、前記下側芯材と前記上側芯材とが当接される箇所に形成される凹凸嵌合と、前記下側芯材又は前記上側芯材から突出されて前記上側芯材を挟持する対となるせん断キーとによって構成することができる。
また、前記せん断抵抗部は、前記芯材の2つの軸直交方向の相対変位を制限する2組の凹凸嵌合であってもよい。
さらに、前記下側芯材は、前記外殻部によって囲繞されるとともに、前記継手函体は前記下側芯材にボルトによって固定され、前記上側芯材は、前記継手函体を前記軸直交方向に貫通して一側面から取り外し可能な貫通ボルトによって固定される構造とすることができる。
また、前記下側芯材の上端には、前記芯材の軸方向に直交する上端板が固定され、その上端板には前記継手函体が固定され、前記上端板の上面からは前記上側芯材を挟持する対となるせん断キーが延出され、前記上側芯材は前記継手函体を前記軸直交方向に貫通して一側面から取り外し可能な貫通ボルトによって固定される構造とすることもできる。さらに、前記上側芯材の側面には摩擦低減層が形成されているのが好ましい。
また、本発明のシールド掘削機の発進立坑の構築方法は、上記芯材の分離構造が形成された芯材を設置して構築されるシールド掘削機の発進立坑の構築方法であって、前記シールド掘削機を発進させる位置の上方から前記下側芯材を地中に向けて押し込む工程と、前記下側芯材の頭部に前記継手函体を固定する工程と、前記継手函体の上方の開口から前記上側芯材を挿入し、前記継手函体に前記上側芯材を固定する工程と、前記下側芯材と前記継手函体と前記上側芯材とが一体化された芯材を、前記継手函体が前記シールド掘削機を発進時に当接させる壁面より下方の位置に至るまで押し込む工程と、前記芯材の前面側を掘削する工程とを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明の芯材の分離構造は、下側芯材に固定された継手函体の外殻部によって上側芯材は囲繞されている。また、下側芯材と上側芯材とが当接される箇所には、芯材の軸直交方向(せん断方向)の少なくとも一方向の相対変位を制限するせん断抵抗部が設けられている。すなわち、上側芯材は、内部と外周において下側芯材に対するせん断方向の変位が制限される構造となっている。
このため、剛性の高い芯材の分離構造となり、大深度地下などの土圧や水圧の高い場所にも適用することができる。
また、せん断抵抗部を、凹凸嵌合とせん断キーとの複数の手段によって形成すれば、より剛性の高い芯材の分離構造とすることができる。さらに、2方向の変位を2組の凹凸嵌合によって制限することもできる。
また、継手函体を貫通して一側面から取り外し可能な貫通ボルトによって上側芯材を固定する構成にすることで、掘削によって継手函体の一側面を露出させれば、上側芯材と継手函体との連結を容易に解除することができる。
さらに、下側芯材の上端に上端板を固定することで、継手函体と下側芯材との固定を簡素な構造でおこなうことができる。
そして、引き抜かれる上側芯材の側面に摩擦低減層を形成することで、上側芯材を容易に引き抜くことができる。
また、シールド掘削機の発進立坑を構築する際に、シールド掘削機を発進時に当接させる壁面より下方に継手函体が配置されるようにすれば、シールド掘削機を上側芯材に対面させた状態で引き抜きをおこなうことができる。
このため、不安定な状態の土留めを発進立坑内に露出させる必要がなく、安全にシールド掘削機を発進させることができる。また、シールド掘削機の発進口から上側芯材を引き抜く方法であれば、シールド掘削機によって切削可能な高価な材料を発進口に使う必要がない。
本発明の実施の形態の芯材の分離構造を説明する図であって、(a)は側面図、(b)は掘削側から見た正面図である。 下側芯材の頭部に継手函体を装着する工程を説明する斜視図である。 本発明の芯材の分離構造を地中に埋設し、その後、上側芯材を引き抜く作業工程を説明する工程図である。 土留壁の掘削側にボックスカルバートを構築し、上側芯材を引き抜く工程を説明する断面図である。 実施例1の芯材の分離構造を説明する図であって、(a)は断面図、(b)は掘削側から見た正面図である。 実施例2の芯材の分離構造を説明する図であって、(a)は側面図、(b)は掘削側から見た正面図である。 実施例3のシールド掘削機の発進立坑の構築方法を説明するために発進立坑内から芯材を見た正面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、2は、本実施の形態の芯材10の分離構造の構成を説明する側面図、正面図及び斜視図である。
この芯材10は、掘削された地盤とセメントミルクとを撹拌して造成されるソイルセメントや、溝状に掘削された掘削溝に充填される泥水固化材などの中に挿入され、土留壁となる連続地中壁の一部を構成する。
この連続地中壁は、構築時は地中に埋設されているが、その後、芯材10の一側面側が掘削されて立坑が構築される。このため、芯材10には、その軸直交方向からの土圧(荷重)が作用することになる。
そして、この芯材10は、下側芯材2と、その下側芯材2に固定される上方が開口された継手函体3と、その継手函体3の開口から挿入されて下側芯材2に当接されるとともに継手函体3に着脱自在に固定される上側芯材1とによって主に構成される。
この下側芯材2には、上下方向に平行に延設されるフランジ21,22と、それらのフランジ21,22に直交してフランジ21,22間を連結するウエブ13とによって形成されたH形鋼材が使用できる。
また、この下側芯材2のウエブ23の上端は、図2に示すように凹状に切り取られることで、せん断抵抗部としての凹凸嵌合の一方となる凹部24が形成される。
また、この凹部24の両側には、ウエブ23を挟んで対となるせん断キー25,25がそれぞれ固定されている。このせん断キー25は、角柱状の鋼材で、下部が溶接によってウエブ23の側面に固着されている。さらに、このせん断キー25の上部は、フランジ21,22の上端面よりも上方に突出している。
また、フランジ21,22には、ウエブ23を跨いだ両側に、継手函体3が差し込まれる位置まで複数のボルト孔26,・・・が穿孔されている。
一方、この下側芯材2に装着される継手函体3は、上下が開口された四角筒状の鋼管によって外殻部31が形成されている。この外殻部31の内空は、下側芯材2のフランジ21,22の幅と略同じ幅の平行する2面と、その2面に直交し、ウエブ23の幅にフランジ21,22の厚さを加えた長さと略同じ幅の平行する2面とによって四角柱状の空間に形成されている。
また、継手函体3の下半部には、下側芯材2に穿孔されたボルト孔26,・・・の位置と大きさに合わせて、複数の下側ボルト孔33,・・・が穿孔されている。
そして、ボルト孔26と下側ボルト孔33には、下側芯材2に継手函体3を固定させる手段となるボルトとして固定ボルト44が挿入される。この固定ボルト44は、図1(a)に示すように、外殻部31の肉厚にフランジ21(22)の厚さを加えた長さより少し長い軸部を備えている。
ここで、継手函体3の外側から下側ボルト孔33に固定ボルト44の軸部を挿入すると、ボルト孔26を通ってウエブ23側に先端が突出するので、その先端にナット45を装着することで固定をおこなう。
また、このように継手函体3の下半部に設けられた下側ボルト孔33,・・・を介して継手函体3を下側芯材2に固定すると、継手函体3の上半部の内空が空洞になる。
そして、この継手函体3の上半部の空洞には上側芯材1が挿入されることになるので、継手函体3の下側ボルト孔33,・・・を穿孔した面の上半部には、上側芯材1を固定する際に使用する上側ボルト孔32,・・・を穿孔しておく。
一方、継手函体3の上方の開口から挿入される上側芯材1は、下側芯材2と同じサイズのH形鋼材によって形成され、フランジ11,12とウエブ13とを備えている。
また、このウエブ13の下端には、下側芯材2の凹部24に凹凸嵌合する凸部14が突出されている。すなわち、この凸部14は、上側芯材1を継手函体3の開口から挿入すると凹部24に嵌り込み、下側芯材2の上端面と上側芯材1の下端面とが当接することになる。
さらに、この凸部14は、下側芯材2のウエブ23を挟んで固着された対となるせん断キー25,25の間に入り込むことになるので、フランジ11,12間方向に間隔を置いた2点でウエブ13は挟持されることになる。
また、上側芯材1の下端面が下側芯材2の上端面に当接された状態で、継手函体3の上側ボルト孔32,・・・と重なる位置の上側芯材1のフランジ11,12には、ボルト孔16,・・・がそれぞれ穿孔されている。
この一方のフランジ11に穿孔されるボルト孔16と他方のフランジ12に穿孔されるボルト孔16とは、芯材10の軸直交方向で見て投影される位置に対向して穿孔されている。このため、これらのボルト孔16,16の位置に合わせて穿孔される継手函体3の上側ボルト孔32,32も、これらのボルト孔16,16に芯材10の軸直交方向で見て投影されることになる。
そして、これらの上側ボルト孔32,32とボルト孔16,16とに挿入される貫通ボルト41は、継手函体3を軸直交方向に貫通する長さに形成されている。すなわち、貫通ボルト41は、外殻部31の一側面から挿入すると、上側ボルト孔32、フランジ11のボルト孔16、フランジ12のボルト孔16、上側ボルト孔32を通って先端が外殻部31の他側面から突出する長さに形成されている。
また、外殻部31から突出した貫通ボルト41の先端には、ナット42が装着される。なお、このナット42は、外殻部31の側面に溶接によって固定し、回転不能としておく。
さらに、この貫通ボルト41は、フランジ11,12間に架け渡されることになるため、継手函体3の内空に侵入したソイルセメントなどの固化材と固着しないように、鞘管43が軸部に装着される。
この鞘管43は、塩化ビニルパイプなどで形成することができ、鞘管43の内周面と貫通ボルト41との隙間にはグリスなどが充填される。
次に、図3を参照しながら、本実施の形態の芯材10の分離構造を使った土留壁の構築方法と、上側芯材1の引き抜き方法について説明する。
まず、図3(a)に示したように、水平多軸掘削機の三軸オーガを使って地盤5を削孔51し、三軸オーガを引き上げる際にセメントミルクを注入しながら撹拌をおこなってソイルセメント52を造成する。
一方、図2に示すように、下側芯材2の頭部に継手函体3を挿入し、固定ボルト44,・・・とナット45,・・・とを使って継手函体3を下側芯材2に固定する。また、図3(a)に示すように、下側芯材2の上端付近には、係留ワイヤ27の一端が連結される。
そして、削孔51内のソイルセメント52が硬化する前に、下側芯材2をソイルセメント52の中に押し込み、継手函体3の上半部が削孔51から突出した位置で一旦、押し込みを停止する。
続いて、図3(b)に示すように、継手函体3の開口から上側芯材1を挿入し、下側芯材2の凹部24に上側芯材1の凸部14を嵌め合わせる。さらに、継手函体3の一側面から上側ボルト孔32にグリスが充填された鞘管43と貫通ボルト41とを挿入し、他側面から突出された貫通ボルト41の先端にナット42を装着して上側芯材1を継手函体3に固定する。
また、この上側芯材1の側面には、溶剤系塗料などの摩擦低減材を塗布したり、プラスチック製被覆材を巻き付けたりすることで摩擦低減層を形成しておく。
そして、下側芯材2と継手函体3と上側芯材1とが一体となった芯材10を、所定の深さに到達するまでソイルセメント52の中に押し込む。この際、芯材10は一体化されているので、流体状のソイルセメント52の中で吊り下げても分離することがない。
このようにソイルセメント52の中に芯材10を押し込む作業を繰り返すことによって、連続地中壁が構築される。そして、連続地中壁の一側面側を掘削して立坑を形成し、その内部に図4に示すようなボックスカルバート54を構築する。
また、図3(c)に示すように、ボックスカルバート54の上方に突出された上側芯材1は、切梁53によって支保させる。他方、ボックスカルバート54の側壁に接する下側芯材2には、スタッドジベル55,・・・を突設させ、ボックスカルバート54と下側芯材2とを一体化させて本体利用する。
また、下側芯材2に一端を連結させた係留ワイヤ27は、他端に定着部27aを設け、ボックスカルバート54の内周面に定着させる。
このボックスカルバート54の上面近傍には、継手函体3が位置しており、掘削側に露出された継手函体3の一側面から貫通ボルト41の頭部を回すと、ナット42は外殻部31に固定されているので貫通ボルト41の先端はナット42から外れる。
また、この貫通ボルト41の軸部は、鞘管43に収容されているため、継手函体3内のソイルセメント52には固着されておらず、貫通ボルト41を掘削側に引き抜くことができる。
続いて図3(d)に示すように切梁53を撤去し、図4に示すように所定の位置まで土砂や流動化処理土によって埋戻し部56を構築した後に、地上から上側芯材1の上端を把持して引き上げる。すると、上側芯材1は、継手函体3の中から抜け出して、そのまま地上まで引き抜かれる。この引き抜きに際しては、下側芯材2はボックスカルバート54に係留ワイヤ27で係留されているため、上側芯材1と一緒に抜け上がることがない。
また、上側芯材1が引き抜かれたソイルセメント52には、図4に示すように空隙ができるが、その空隙には所定の深さまで充填材を注入し、地表付近のソイルセメント52は撤去する。
次に、本実施の形態の芯材10の分離構造の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の芯材10の分離構造では、下側芯材2と上側芯材1とを連結する継手函体3が、それらを囲繞する外殻部31を備えている。このため、下側芯材2と上側芯材1との軸直交方向の相対変位(ずれ)の発生が抑えられるうえに、ねじれに対しても抵抗させることができる。
また、下側芯材2と上側芯材1とが当接される箇所には、芯材10の軸直交方向(せん断方向)の一つであるフランジ11,12間方向の下側芯材2と上側芯材1との相対変位を制限するせん断抵抗部として、凹部24と凸部14とによって凹凸嵌合が形成されている。
さらに、もう一つのせん断方向となるフランジ11,12間方向に直交する方向の変位を制限するせん断抵抗部材として、対となるせん断キー25,25が突出されている。
すなわち、上側芯材1と下側芯材2とが当接する内部には、凹凸嵌合及びせん断キー25,25が設けられ、その当接箇所の周囲を囲む外周には、外殻部31が設けられており、内部と外周において上側芯材1の下側芯材2に対するせん断方向の変位が制限される構造となっている。
このため、下側芯材2と上側芯材1との連結箇所の剛性を高めることができ、大深度地下などの土圧や水圧の高い場所であっても芯材10を配置することができる。
また、継手函体3を軸直交方向に貫通して一側面から取り外し可能な貫通ボルト41によって上側芯材1を継手函体3に固定する構成にすることで、掘削によって継手函体3の一側面、すなわち貫通ボルト41の頭部を露出させれば、貫通ボルト41の頭部を回してナット42から外すことができ、上側芯材1と継手函体3との連結を容易に解除することができる。
また、引き抜かれる上側芯材1の側面に摩擦低減層を形成することで、上側芯材1とソイルセメント52との摩擦抵抗が低減されて、上側芯材1を容易に引き抜くことができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例1について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図5は、実施例1の芯材10Aの分離構造の構成を説明する断面図及び正面図である。
この芯材10Aは、前記実施の形態で説明した芯材10と同様に、下側芯材2Aと、その下側芯材2Aに固定される上方が開口された継手函体3と、その継手函体3の開口から挿入されて下側芯材2Aに当接されるとともに継手函体3に着脱自在に固定される上側芯材1Aとによって主に構成される。
この下側芯材2Aのウエブ23の上端は、図5(a)に示すようにV字状に切り取られることで、せん断抵抗部としての凹凸嵌合の一方となる凹部24Aが形成される。
また、上側芯材1Aのウエブ13の下端には、下側芯材2Aの凹部24Aに凹凸嵌合する三角形状の凸部14Aが突出されている。すなわち、この凸部14Aは、上側芯材1Aを継手函体3の開口から挿入すると凹部24Aに嵌り込み、下側芯材2Aの上端面と上側芯材1Aの下端面とは当接することになる。
さらに、この下側芯材2Aのフランジ21,22の上端は、図5(b)に示すように谷状に切り取られることで、せん断抵抗部としての凹凸嵌合の一方となるフランジ凹部28Aが形成される。
また、上側芯材1Aのフランジ11,12の下端には、下側芯材2Aのフランジ凹部28Aに凹凸嵌合する山形状のフランジ凸部15Aが突出されている。すなわち、このフランジ凸部15Aは、上側芯材1Aを継手函体3の開口から挿入するとフランジ凹部28Aに嵌り込み、下側芯材2Aの上端面と上側芯材1Aの下端面とは当接することになる。
このように構成された実施例1の芯材10Aの分離構造は、下側芯材2Aと上側芯材1Aとが当接される箇所には、芯材10Aの軸直交方向(せん断方向)の一つであるフランジ11,12間方向の下側芯材2Aと上側芯材1Aとの相対変位を制限するせん断抵抗部として、凹部24Aと凸部14Aとによって一つ目の凹凸嵌合が形成されている。
さらに、もう一つのせん断方向となるフランジ11,12間方向に直交する方向の相対変位を制限するせん断抵抗部材として、フランジ凹部28Aとフランジ凸部15Aとによって二つ目の凹凸嵌合が形成されている。
このように2方向の変位を2組の凹凸嵌合によって制限する構造では、上側芯材1Aと下側芯材2Aとのせん断方向の相対変位(ずれ)を確実に防ぐことができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例2について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6は、実施例2の芯材10Bの分離構造の構成を説明する側面図及び正面図である。
この芯材10Bは、前記実施の形態で説明した芯材10と同様に、下側芯材2Bと、その下側芯材2Bに固定される上方が開口された継手函体3Bと、その継手函体3Bの開口から挿入されて下側芯材2Bに当接されるとともに継手函体3Bに着脱自在に固定される上側芯材1Bとによって主に構成される。
この下側芯材2Bの上端面は、図6(a),(b)に示すように芯材10Bの軸方向に直交する平面に形成され、その上端面には、溶接などによって上端板28Bが固定される。また、この上端板28Bは、継手函体3Bの平面視の外形と略同じ形状となる平面視長方形の鋼板である。
また、この上端板28Bの上面には、上側芯材1Bのウエブ13を挟持可能な間隔を置いて対となるせん断キー25B,25Bが突設されている。このせん断キー25Bは、角柱状の鋼材で、下端が溶接によって上端板28Bの上面に固着されている。
さらに、このせん断キー25B,25Bの上部は、ウエブ13と対峙する側が切り欠かれており、せん断キー25B,25B間には容易にウエブ13を挿入することができる。また、この対となるせん断キー25B,25Bは、フランジ21,22間方向に間隔を置いた2箇所に設けられる。
そして、この下側芯材2Bの上端板28Bに溶接などによって固定される継手函体3Bは、上下が開口された四角筒状の鋼管によって外殻部31Bが形成されている。
この外殻部31Bの内空は、上側芯材1Bのフランジ11,12の幅と略同じ幅の平行する2面と、その2面に直交し、ウエブ13の幅にフランジ11,12の厚さを加えた長さと略同じ幅の平行する2面とによって四角柱状の空間に形成されている。
また、継手函体3Bの空洞には上側芯材1Bが挿入されることになるので、上側芯材1Bを固定する際に使用する上側ボルト孔32,・・・が外殻部31Bに穿孔されている。
一方、この継手函体3Bの上方の開口から挿入される上側芯材1Bの下端面は、芯材10Bの軸方向に直交する平面に形成され、下側芯材2Bの上端板28Bの上面に当接される。
このように下側芯材2Bの上端に上端板28Bを固定することで、継手函体3Bと下側芯材2Bとの固定を簡素な構造でおこなうことができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態で説明した芯材10の分離構造を用いたシールド掘削機の発進立坑の構築方法、及びその発進立坑からシールド掘削機を発進させる方法について、図7を参照しながら説明する。なお、実施例1,2で説明した芯材10A,10Bの分離構造を使用しても、同様の方法を実施することができる。
この実施例3では、前記実施の形態で説明した手順によってシールド掘削機(図示せず)の発進口7となる位置に芯材10,・・・を埋設する。また、発進口7以外の場所には引き抜きをおこなわない通常の定着芯材6,・・・を配置する。
そして、芯材10,・・・及び定着芯材6,・・・を備えた連続地中壁を構築した後に、連続地中壁の前面側を掘削することで発進立坑(図示せず)を構築する。
また、この掘削に際しては、発進口7となる位置の上側芯材1,・・・の一側面と、その下方に配置されている継手函体3,・・・の一側面からは、ソイルセメント52を削り取って露出させておく。
この発進口7は、シールド掘削機を発進立坑から発進させる際に、シールド掘削機の前面を押し当てる壁面になる。また、この発進口7の外周には、図示していないが、リング状コンクリートとフラッパーと止水ゴム材とを備えたエントランス部が設置される。
そして、芯材10,・・・は、継手函体3,・・・がこの発進口7より下方の位置に至るまで押し込まれる。
さらに、発進立坑内では、シールド掘削機を組み立て、シールド掘削機の先端をエントランス部に挿入する。続いて、シールド掘削機の前面と発進口7との間の隙間に塑性流動化材を加圧充填する。この塑性流動化材は、エントランス部の止水構造(図示せず)によって発進立坑内への流出が防止されている。
そして、この状態で、発進立坑内部から貫通ボルト41,・・・の頭部を回してナット42との締結を解除し、すべての継手函体3,・・・から貫通ボルト41,・・・を引き抜く。
一方、地上においては、図示しないが、上側芯材1の頭部をクレーンによって吊り下げられたバイブロハンマで把持させ、バイブロハンマを振動させた状態でクレーンを巻き上げることによって、上側芯材1を徐々に引き抜く。この上側芯材1の引き抜きは、上側芯材1の下端が発進口7より上方の位置まで引き上げられた時点で停止する。
このようにして発進口7から上側芯材1,・・・を引き抜くと、シールド掘削機の進行方向からは鋼材などの切削が困難な材料が除去されることになるので、シールド掘削機を地盤に向けて発進させることができる。
このようにシールド掘削機の発進立坑を構築する際に、シールド掘削機を発進時に当接させる発進口7の壁面より下方に継手函体3,・・・が配置されるようにすれば、シールド掘削機を上側芯材1,・・・に対面させた状態で引き抜くことができる。
このため、芯材が撤去された不安定な状態の土留めを発進立坑に露出させる必要がなく、安全にシールド掘削機を発進させることができる。すなわち、シールド掘削機をエントランス部に設置した後に発進口7から上側芯材1,・・・を引き抜く方法であれば、上側芯材1,・・・又はシールド掘削機によって常に発進立坑内が保護されることになり、土圧や地下水圧が高い場合でも発進立坑内への土砂や地下水の流入が起こらずに安全性が高い。
さらに、このように鋼材によって構成される芯材10の分離構造は安価に製作できるうえに、シールド掘削機の発進口7から芯材10を除去するのであれば、シールド掘削機によって切削可能な高価な材料を発進口7に使う必要がなく経済的である。
また、剛性の高い分離構造が設けられた芯材10であれば、シールド掘削機を発進させるような大深度の地下であっても適用することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態又は実施例では、下側芯材2,2Aに継手函体3を固定ボルト44,・・・によって固定したが、これに限定されるものではなく、溶接又は貫通ボルト41などの固定手段によって固定してもよい。
また、前記実施の形態又は実施例では、ソイルセメントの中に芯材10,10A,10Bを挿入したが、これに限定されるものではなく、泥水固化材や地盤の中に挿入するものであってもよい。
さらに、前記実施の形態又は実施例で説明した凹凸嵌合は、凹部と凸部を上側芯材1,1Aと下側芯材2,2Aのどちら側に設けてもよい。また、せん断キー25もどちら側に固定されていてもよい。
そして、前記実施の形態又は実施例では、芯材10,10A,10BをH形鋼材によって形成したが、これに限定されるものではなく、断面視コ字形の溝型鋼や鋼材以外の部材であっても芯材にすることができる。
10,10A,10B 芯材
1,1A,1B 上側芯材
14,14A 凸部(せん断抵抗部、凹凸嵌合)
15A フランジ凸部(せん断抵抗部、凹凸嵌合)
2,2A,2B 下側芯材
24,24A 凹部(せん断抵抗部、凹凸嵌合)
25,25B せん断キー(せん断抵抗部)
28A フランジ凹部(せん断抵抗部、凹凸嵌合)
28B 上端板
3,3B 継手函体
31,31B 外殻部
41 貫通ボルト
44 固定ボルト(ボルト)
5 地盤
7 発進口

Claims (7)

  1. 地中に埋設されて軸直交方向からの荷重を受ける長尺状の芯材を上下に分離可能に形成する芯材の分離構造であって、
    前記芯材は、下側芯材と、その下側芯材に固定される上方が開口された継手函体と、その継手函体の開口から挿入されて前記下側芯材に当接されるとともに前記継手函体に着脱自在に固定される上側芯材とによって構成され、
    前記下側芯材と前記上側芯材とが当接される箇所には、前記芯材の軸直交方向の少なくとも一方向の相対変位を制限するせん断抵抗部が設けられるとともに、前記上側芯材は前記継手函体の外殻部によって囲繞されることを特徴とする芯材の分離構造。
  2. 前記せん断抵抗部は、前記下側芯材と前記上側芯材とが当接される箇所に形成される凹凸嵌合と、前記下側芯材又は前記上側芯材から突出されて前記上側芯材を挟持する対となるせん断キーとによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の芯材の分離構造。
  3. 前記せん断抵抗部は、前記芯材の2つの軸直交方向の相対変位を制限する2組の凹凸嵌合であることを特徴とする請求項1に記載の芯材の分離構造。
  4. 前記下側芯材は、前記外殻部によって囲繞されるとともに、前記継手函体は前記下側芯材にボルトによって固定され、前記上側芯材は、前記継手函体を前記軸直交方向に貫通して一側面から取り外し可能な貫通ボルトによって固定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の芯材の分離構造。
  5. 前記下側芯材の上端には、前記芯材の軸方向に直交する上端板が固定され、その上端板には前記継手函体が固定され、前記上端板の上面からは前記上側芯材を挟持する対となるせん断キーが延出され、前記上側芯材は前記継手函体を前記軸直交方向に貫通して一側面から取り外し可能な貫通ボルトによって固定されることを特徴とする請求項1に記載の芯材の分離構造。
  6. 前記上側芯材の側面には摩擦低減層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の芯材の分離構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の芯材の分離構造が形成された芯材を設置して構築されるシールド掘削機の発進立坑の構築方法であって、
    前記シールド掘削機を発進させる位置の上方から前記下側芯材を地中に向けて押し込む工程と、
    前記下側芯材の頭部に前記継手函体を固定する工程と、
    前記継手函体の上方の開口から前記上側芯材を挿入し、前記継手函体に前記上側芯材を固定する工程と、
    前記下側芯材と前記継手函体と前記上側芯材とが一体化された芯材を、前記継手函体が前記シールド掘削機を発進時に当接させる壁面より下方の位置に至るまで押し込む工程と、
    前記芯材の前面側を掘削する工程とを備えたことを特徴とするシールド掘削機の発進立坑の構築方法。
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