JP6908125B2 - 超臨界流体クロマトグラフ、及び超臨界流体クロマトグラフィー分析方法 - Google Patents

超臨界流体クロマトグラフ、及び超臨界流体クロマトグラフィー分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6908125B2
JP6908125B2 JP2019546590A JP2019546590A JP6908125B2 JP 6908125 B2 JP6908125 B2 JP 6908125B2 JP 2019546590 A JP2019546590 A JP 2019546590A JP 2019546590 A JP2019546590 A JP 2019546590A JP 6908125 B2 JP6908125 B2 JP 6908125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
analysis
masking
analysis flow
supercritical fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019546590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019069625A1 (ja
Inventor
恵子 松本
恵子 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2019069625A1 publication Critical patent/JPWO2019069625A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6908125B2 publication Critical patent/JP6908125B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/88Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/38Flow patterns
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/28Control of physical parameters of the fluid carrier
    • G01N30/32Control of physical parameters of the fluid carrier of pressure or speed
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/28Control of physical parameters of the fluid carrier
    • G01N30/34Control of physical parameters of the fluid carrier of fluid composition, e.g. gradient

Landscapes

  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)

Description

本発明は、試料を分離するための分析カラムを有する分析流路中で二酸化炭素を含む移動相を送液するとともに分析流路内の圧力を背圧調整部により所定の圧力に調節し、分析流路中に試料を注入して試料の分離分析を行なう超臨界流体クロマトグラフィー分析に関するものである。
試料の分離分析を行なう分析手法として、超臨界流体を用いた超臨界流体クロマトグラフィーが知られている(特許文献1参照。)。超臨界流体クロマトグラフィーは、二酸化炭素などに一定の温度と圧力をかけて超臨界流体とし、その超臨界流体を溶媒として用いるクロマトグラフィーである。超臨界流体は液体と気体の両方の性質をもち、液体よりも拡散性が高く粘性が低いという特徴を有する。このような超臨界流体を溶媒として用いることで、高速・高分離・高感度での分析が可能となる。
国際公開第2014/083639号
フォスファチジン酸などのりん酸基を有する化合物を含む試料を超臨界流体クロマトグラフィーで分析しようとすると、特定の成分のピーク形状がブロードになったり、分析カラムから特定成分が溶出せずに検出されなかったりするという現象が見られる。これは、金属に対して吸着性をもつフォスファチジン酸などの物質が分析流路をなす金属配管の内面に吸着することによって起こる問題である。
分析流路を非金属の配管で構成すればこのような問題は起こらないが、超臨界流体クロマトグラフィーでは分析流路内が高圧状態(例えば10MPa)となるため、分析流路を高耐圧な金属製の配管を用いて構成する必要がある。そのため、分析流路を樹脂製など非金属の配管で構成することはできない。したがって、従来の超臨界流体クロマトグラフィーでは、金属に対して吸着性をもつフォスファチジン酸のような金属吸着性物質を含む試料について正常に分析を行なうことが困難であった。
本発明は、上記のような従来の超臨界流体クロマトグラフィーの問題点に鑑みてなされたものであり、金属吸着性物質についても超臨界流体クロマトグラフィー分析を正常に行なうことができるようにすることを目的とするものである。
本発明に係る超臨界流体クロマトグラフは、分析流路、移動相送液部、マスキング液送液部、試料注入部、分析カラム、及び背圧調整部を備えている。前記移動相送液部は、移動相を前記分析流路中において送液する。前記マスキング液送液部は、マスキング液を前記分析流路中において送液する。前記マスキング液とは、前記分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する被膜を形成するための液である。前記試料注入部は、前記分析流路中に試料を注入する。前記分析カラムは、前記分析流路上に設けられ、前記試料注入部により前記分析流路中に注入された試料を分離するためのものである。前記背圧調整部は、前記分析流路の下流端に設けられ、前記分析流路内の圧力を調節する。
すなわち、本発明に係る超臨界流体クロマトグラフは、マスキング液を前記分析流路中において送液するマスキング液送液部を備え、分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する被膜を形成するためのマスキング処理を行なうことができる。試料の分析を開始する前にこのようなマスキング処理を行なっておけば、金属吸着性物質による分析流路の内面への吸着が抑制され、SFCにおいて金属吸着性物質の分析を正常に行なうことが可能となる。
本発明の超臨界流体クロマトグラフは、上記のマスキング処理を、試料の分析を行わない時間帯に自動的に実行するように構成されていることが好ましい。そこで、本発明の超臨界流体クロマトグラフに、分析が行われない所定のタイミングで前記マスキング液送液部により前記分析流路中において前記マスキング液を所定時間送液し、前記分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する作用をもたせるマスキング処理工程を実行するように構成されたマスキング処理工程実行部をさらに具備させてもよい。「分析が行われない所定のタイミング」とは、例えば、ユーザによって予めスケジュールされたタイミングである。ユーザは、例えば連続分析における分析と分析の間や分析を行なわない夜間などの時間帯に上記のマスキング処理工程が実行されるように設定しておくことで、金属吸着性物質の分析をSFCにおいて高効率に行なうことができる。
上記の場合、前記マスキング処理工程が終了した後、前記分析流路中において前記マスキング液以外の液を前記分析流路中において所定時間送液し、前記分析流路内の前記マスキング液を除去する洗浄工程を実行するように構成された洗浄工程実行部をさらに備えていることが好ましい。そうすれば、マスキング処理工程が終了した後、マスキング液を除去する工程が自動的になされ、マスキング液による分析への影響を抑制することができる。
本発明に係る超臨界流体クロマトグラフィー分析方法は、試料を分離するための分析カラムを有する分析流路中で二酸化炭素を含む移動相を送液するとともに、前記分析流路内の圧力を背圧調整部により所定の圧力に調節し、分析流路中に試料を注入して試料の分離分析を行なうものであって、以下の工程を含んでいる。
前記分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する被膜を形成するためのマスキング液を、所定時間、前記分析流路中において送液するマスキング処理工程、及び
前記マスキング処理工程を完了した後で、前記分析流路中において前記移動相を送液するとともに金属吸着性物質を含む試料を前記分析流路中に注入して試料の分離分析を行なう分析工程
本発明に係る超臨界流体クロマトグラフィー分析方法は、以下の工程をさらに含んでいてもよい。
前記マスキング処理工程を完了した後で前記分析工程を開始する前に、前記分析流路中において前記マスキング液以外の液を前記分析流路中において所定時間送液し、前記分析流路内の前記マスキング液を除去する洗浄工程
本発明に係る超臨界流体クロマトグラフは、分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する被膜を形成するためのマスキング処理を行なうことができるので、金属吸着性物質による分析流路の内面への吸着を抑制して金属吸着性物質を含む試料の分析を正常に行なうことができる。
本発明に係る超臨界流体クロマトグラフィー分析方法は、金属吸着性物質を含む試料の分析を行なう前に、分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する被膜を形成するためのマスキング処理を行なうので、金属吸着性物質による分析流路の内面への吸着を抑制して金属吸着性物質の分析を正常に行なうことができる。
超臨界流体クロマトグラフの一実施例を示す概略構成図である。 同実施例における超臨界流体クロマトグラフィー分析の動作の一例を示すフローチャートである。 マスキング処理を実施しなかった場合のピーク波形の一例である。 マスキング処理を実施した場合のピーク波形の一例である。
以下、超臨界流体クロマトグラフの一実施例、及び超臨界流体クロマトグラフィー分析方法の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1に超臨界流体クロマトグラフの一実施例を示す。
この実施例の超臨界流体クロマトグラフは、分析流路2、移動相送液部4、マスキング液送液部6、試料注入部8、分析カラム10、検出器12、背圧制御部14、及び制御部28を備えている。
移動相送液部4は、二酸化炭素ボンベ18に封入された二酸化炭素を送液するためのポンプ16a、モディファイア容器20に収容されたモディファイアを送液するためのポンプ16b、及びポンプ16aによって送液される二酸化炭素とポンプ16bによって送液されるモディファイアを混合するためのミキサ15を備えている。試料の分析を行なう際は、ミキサ15において混合された二酸化炭素とモディファイアの混合流体が移動相として分析流路2へ供給される。
試料注入部8は、移動相送液部4からの移動相が流れる分析流路2中に試料を注入するように構成されたオートサンプラである。分析カラム10は、分析流路2上における試料注入部8よりも下流に設けられている。分析カラム10は試料注入部8により注入された試料を分離するためのものである。検出器12は、分析流路2上における分析カラム10よりも下流に設けられている。分析カラム10で分離された試料成分は検出器12に導入されて検出される。背圧制御部14は分析流路2の下流端に設けられ、分析流路2内の圧力を所定の圧力に調節するように構成されている。
マスキング液送液部6は、マスキング液容器24に収容されたマスキング液を送液するための送液ポンプ22を備えている。マスキング液送液部6は、分析流路2の試料注入部8よりも上流の位置に接続されたマスキング液供給流路26を通じて、分析流路2へマスキング液を供給するように構成されている。マスキング液とは、分析流路2を構成する金属配管の内面に、金属に対して吸着性をもつフォスファチジン酸などの化合物が吸着することを抑制する被膜を形成する液である。金属吸着性物質としては、フォスファチジン酸のほかリぞフォスファチジン酸、フォスファチジルセリン、アデノシン一リン酸、アデノシンニリン酸、アデノシン三リン酸、フモニシンなどが挙げられる。
マスキング液としては、例えば、リン酸塩を含むメタノールが挙げられる。このようなマスキング液を分析流路2中で一定時間(例えば数時間)送液することにより、分析流路2をなす金属配管の内面に金属塩からなる薄い被膜が形成され、分析流路2の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する作用をもたせることができる。マスキング液を分析流路2中で一定時間送液して分析流路2の内面に吸着性物質の吸着を抑制する作用をもたせる処理をマスキング処理と称する。なお、マスキング液としては、りん酸水溶液、クエン酸水溶液、ETDA(エチレンジアミン四酢酸)、アセチルアセトンなども用いることができる。
制御部28は、少なくとも移動相送液部4とマスキング液送液部6の動作を制御するものであり、マスキング処理工程実行部30と洗浄工程実行部32を備えている。
マスキング処理工程実行部30は、試料の分析が行われない所定のタイミングで上記のマスキング処理を実行するように構成されている。マスキング処理工程が実行されるタイミングは、ユーザにより予め設定されたタイミングであり、例えば連続分析における分析と分析の間や分析が実施されない夜間といった時間帯である。
洗浄工程実行部32は、上記のマスキング処理工程が終了した後で、マスキング液以外の液、例えばモディファイアとして用意されているメタノールを分析流路2中で所定時間送液し、分析流路2内に残存するリン酸塩等のマスキング液成分を除去するように構成されている。
制御部28は専用のコンピュータ又は汎用のパーソナルコンピュータによって実現されるものであり、マスキング処理工程実行部30及び洗浄工程実行部32は制御部28をなすコンピュータにおいて所定のプログラムが演算素子により実行されることで実現される機能である。
なお、図1では示されていないが、背圧制御部14の下流側に質量分析計が接続される場合がある。その場合は、背圧制御部14と質量分析計との間に切替バルブを設け、上記のマスキング処理の際に不揮発性の塩を含むマスキング液が質量分析計に流入しないように切替バルブを切り替えるようにする。
マスキング処理工程は、金属吸着性物質を含む試料を正常に分析することができるようにするためのものである。そのため、マスキング処理工程は、金属吸着性物質を含む試料の分析が実施される前の所定のタイミングで実行する。すなわち、金属吸着性物質を含む試料の分析を行なう際には、図2に示されているように、マスキング処理工程(ステップS1)及び洗浄工程(ステップS2)を順に実行した後で、試料の分析を開始する(ステップS3)。
なお、一度マスキング処理を実施すると、一定期間中は金属吸着性物質による分析流路2の内面への吸着抑制効果が持続するため、一分析ごとにマスキング処理工程と洗浄工程を実行する必要はない。マスキング処理の効果が切れる前の所定のタイミングで定期的にマスキング処理工程及び洗浄工程を実行することが好ましい。
図3Aは分析流路2にマスキング処理を施すことなくリゾフォスファチジン酸の分析を行なった場合のピーク波形である。分析流路2に何らの処理を施さない場合、金属吸着性をもつリゾフォスファチジン酸は、分析流路2内において配管内面への吸着によって流路方向へ拡散し、ピーク形状がブロードになり、他の成分との分離が困難な状態となる。これに対し、図3Bに示されているように分析流路2内にマスキング処理を施すと、分析流路2内における吸着が抑制され、ピーク形状がシャープになり、分離可能になる。このことから、マスキング処理を施すことによって金属吸着性物質を含む試料の分析を正常に行なうことが可能になることがわかる。

Claims (9)

  1. 分析流路と、
    移動相を前記分析流路中において送液するための移動相送液部と、
    前記分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する被膜を形成するマスキング液を前記分析流路中において送液するためのマスキング液送液部と、
    前記分析流路中に試料を注入するための試料注入部と、
    前記分析流路上に設けられ、前記試料注入部により前記分析流路中に注入された試料を分離するための分析カラムと、
    前記分析流路の下流端に設けられ、前記分析流路内の圧力を調節する背圧調整部と、を備えた超臨界流体クロマトグラフ。
  2. 分析が行われない所定のタイミングで前記マスキング液送液部により前記分析流路中において前記マスキング液を所定時間送液し、前記分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する作用をもたせるマスキング処理工程を実行するように構成されたマスキング処理工程実行部をさらに備えている、請求項1に記載の超臨界流体クロマトグラフ。
  3. 前記マスキング処理工程が終了した後、前記分析流路中において前記マスキング液以外の液を前記分析流路中において所定時間送液し、前記分析流路内の前記マスキング液を除去する洗浄工程を実行するように構成された洗浄工程実行部をさらに備えている、請求項2に記載の超臨界流体クロマトグラフ。
  4. 前記マスキング液は、リン酸塩を含むメタノール、りん酸水溶液、クエン酸水溶液、ETDA(エチレンジアミン四酢酸)、又は、アセチルアセトンである、請求項1から3のいずれかに記載の超臨界流体クロマトグラフ。
  5. 前記マスキング液送液部は、フォスファチジン酸、リゾフォスファチジン酸、フォスファチジルセリン、アデノシン一リン酸、アデノシンニリン酸、アデノシン三リン酸、又は、フモニシンが吸着することを抑制する被膜を形成するマスキング液を前記分析流路中において送液する、請求項1から4のいずれかに記載の超臨界流体クロマトグラフ。
  6. 試料を分離するための分析カラムを有する分析流路中で二酸化炭素を含む移動相を送液するとともに、前記分析流路内の圧力を背圧調整部により所定の圧力に調節し、分析流路中に試料を注入して試料の分離分析を行なう超臨界流体クロマトグラフィー分析方法であって、
    前記分析流路をなす金属配管の内面に金属吸着性物質の吸着を抑制する被膜を形成するマスキング液を、所定時間、前記分析流路中において送液するマスキング処理工程と、
    前記マスキング処理工程を完了した後で、前記分析流路中において前記移動相を送液するとともに金属吸着性物質を含む試料を前記分析流路中に注入して試料の分離分析を行なう分析工程と、を備えた超臨界流体クロマトグラフィー分析方法。
  7. 前記マスキング処理工程を完了した後で前記分析工程を開始する前に、前記分析流路中において前記マスキング液以外の液を前記分析流路中において所定時間送液し、前記分析流路内の前記マスキング液を除去する洗浄工程をさらに備えた、請求項6に記載の超臨界流体クロマトグラフィー分析方法。
  8. 前記マスキング液は、リン酸塩を含むメタノール、りん酸水溶液、クエン酸水溶液、ETDA(エチレンジアミン四酢酸)、又は、アセチルアセトンである、請求項6または7に記載の超臨界流体クロマトグラフィー分析方法。
  9. 前記マスキング処理工程は、フォスファチジン酸、リゾフォスファチジン酸、フォスファチジルセリン、アデノシン一リン酸、アデノシンニリン酸、アデノシン三リン酸、又は、フモニシンが吸着することを抑制する被膜を形成するマスキング液を前記分析流路中において送液する、請求項6から8のいずれかに記載超臨界流体クロマトグラフィー分析方法。
JP2019546590A 2017-10-05 2018-09-10 超臨界流体クロマトグラフ、及び超臨界流体クロマトグラフィー分析方法 Active JP6908125B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017194830 2017-10-05
JP2017194830 2017-10-05
PCT/JP2018/033349 WO2019069625A1 (ja) 2017-10-05 2018-09-10 超臨界流体クロマトグラフ、及び超臨界流体クロマトグラフィー分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019069625A1 JPWO2019069625A1 (ja) 2020-10-15
JP6908125B2 true JP6908125B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=65994548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019546590A Active JP6908125B2 (ja) 2017-10-05 2018-09-10 超臨界流体クロマトグラフ、及び超臨界流体クロマトグラフィー分析方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11435327B2 (ja)
JP (1) JP6908125B2 (ja)
CN (1) CN111108376A (ja)
WO (1) WO2019069625A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021111418A1 (en) * 2019-12-05 2021-06-10 Waters Technologies Corporation Polyphosphonic acids for improving recovery and minimizing system loss
US11918936B2 (en) 2020-01-17 2024-03-05 Waters Technologies Corporation Performance and dynamic range for oligonucleotide bioanalysis through reduction of non specific binding

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4511659A (en) * 1983-03-04 1985-04-16 Esa, Inc. Liquid chromatograph with electrochemical detector and method
JPH04166762A (ja) * 1990-10-30 1992-06-12 Yokogawa Electric Corp 吸着性ガスの測定方法
JP3234662B2 (ja) * 1992-12-04 2001-12-04 忠弘 大見 ガスクロマトグラフの流路
US5612489A (en) * 1996-02-14 1997-03-18 Air Products And Chemicals, Inc. Enhanced sensitivity for oxygen and other interactive gases in sample gases using gas chromatography
JP3470183B2 (ja) * 1999-10-28 2003-11-25 日本酸素株式会社 酸素ガス中に含まれる微量不純物の分析方法
JP4075404B2 (ja) * 2001-02-26 2008-04-16 住友金属工業株式会社 表面処理鋼材とその製造方法と化成処理液
JP5459597B2 (ja) * 2009-11-04 2014-04-02 横河電機株式会社 ガスクロマトグラフ装置
US9766214B2 (en) 2012-11-28 2017-09-19 Shimadzu Corporation Supercritical fluid processing device
CN103698423B (zh) * 2013-12-13 2015-11-18 清华大学 一种分析水中溶解性有机物极性的方法
EP3187879B1 (en) * 2015-12-29 2019-04-24 Waters Technologies Corporation Methods for increasing sensitivity of detection and/or quantification of negatively charged analytes
WO2017164289A1 (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社ダイセル クロマトグラフィー用の固定相
CN105964606B (zh) * 2016-04-22 2018-07-10 内蒙古蒙牛乳业(集团)股份有限公司 延长色谱柱使用寿命的清洗方法
JP6809316B2 (ja) * 2017-03-15 2021-01-06 株式会社島津製作所 ループ注入機構
JP3211870U (ja) * 2017-05-22 2017-08-10 株式会社島津製作所 超臨界流体装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11435327B2 (en) 2022-09-06
JPWO2019069625A1 (ja) 2020-10-15
US20200232952A1 (en) 2020-07-23
CN111108376A (zh) 2020-05-05
WO2019069625A1 (ja) 2019-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6908125B2 (ja) 超臨界流体クロマトグラフ、及び超臨界流体クロマトグラフィー分析方法
US20220170892A1 (en) Analyzing device
MX2017004784A (es) Sistemas y metodos para cromatografia de fase inversa de fluidos supercriticos (rplc-sfc).
US20150265944A1 (en) Method for adjusting a gradient delay volume
WO2008036586A3 (en) Apparatus and methods of fluid chromatography
JP6385103B2 (ja) 順相・逆相カラムを備えた超臨界流体クロマトグラフとそれを用いた分析方法
WO2018146826A1 (ja) 超臨界流体装置
CN107249709B (zh) 基于压力探测的自动化层析柱切换控制
JP2006284188A (ja) 多次元液体クロマトグラフ及びそれを用いた分析方法
JP5054439B2 (ja) イオン交換および順相カラムによる2次元液体クロマトグラフ
JP6375690B2 (ja) シリンジニードル一体型固相抽出装置及びそれを用いた試料前処理方法
WO2020105661A1 (ja) 複数のクロマトグラフを有する分析装置及びその制御方法
JP4573471B2 (ja) 高速液体クロマトグラフ
Shen et al. Automated capillary GC determination of local anaesthetics in plasma samples with supported liquid membranes for sample preparation
Stoll Contaminants everywhere! Tips and tricks for reducing background signals when using LC–MS
JP2006284469A (ja) 液体クロマトグラフ分析装置
JP2006329703A (ja) マルチディメンジョナルガスクロマトグラフ装置
JP6733733B2 (ja) 液体クロマトグラフ
JP2010085146A (ja) グラジエント送液装置,グラジエント送液システム、および液体クロマトグラフ
WO2015172011A1 (en) Methods for preparing liquid mixtures
JP2006058238A (ja) 有機化学成分分離方法並びに装置
Taylor et al. Removal of Contaminant Peaks in Reversed-Phase Gradient Liquid Chromatography for Improved Detection of Pharmaceutical Impurities
JP2014134392A (ja) ガスクロマトグラフ装置
US10859541B2 (en) Textured needle for improved piercing performance in liquid chromatography applications
JPWO2018189871A1 (ja) 液体クロマトグラフ質量分析による試料分析方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6908125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151