JP5459597B2 - ガスクロマトグラフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャリアガスを用いて試料ガスの分析を行うガスクロマトグラフ装置であって、試料ガス中の特定成分に吸着性のある部位を有するガスクロマトグラフ装置に関する。
図4は従来のガスクロマトグラフ装置の一例を示す図であり、Gsは測定対象である試料ガス、Gcはキャリアガス、C1はカラム、V1はサンプリングバルブ、1は流路を構成する配管、2は検出部である。
キャリアガスGcは流量が制御された高純度ガスである。試料ガスGsは、サンプリングバルブV1により一定量が分取された後、キャリアガスGcによって配管1内を押し流され、カラムC1に導入される。カラムC1に導入された試料ガスGsは、カラムC1を通過する間に成分ごとに分離され、時間差をもって排出される。分離された成分は検出部2で濃度に応じた電気信号として取り出され、この電気信号の時間変化(クロマトグラム)に現れたピーク位置およびピーク面積から、試料ガスGsに含まれていた成分の特定および各成分の濃度が求められる。
下記特許文献1には、キャリアガスを用いて試料ガスの分析を行うガスの検出方法が記載されている。
特開平9−236564号公報
キャリアガスGcの種類や流量、試料ガスGsの分取量、カラムC1の種類は、測定したい試料ガスGsの組成に応じて適宜選択される。
しかし、試料ガスGsに含まれる成分によっては、特にその成分が低濃度で含まれる場合には、カラムC1や配管1などの部位に可逆的ではあっても測定周期内に脱離せずに吸着され、飽和吸着に達するまで検出部2に溶出してこない場合がある。すなわち、試料ガスGs中に含まれる成分が検出器2に再現性良く到達しなくなる障害が発生する。このような現象が起きる成分としては、金属に吸着しやすい含イオウ化合物、アルコール類や、モレキュラーシーブに吸蔵されやすい酸素などが挙げられる。
図5は、従来のガスクロマトグラフ装置で得られるクロマトグラムの模式図である。P1はカラムC1や配管1などの部位によって吸着の起きる成分のピーク、P2は吸着の起きない成分のピークを示している。
図5の(a)において、ピークP2は吸着されない成分であるため、測定のたびに常に同じピーク面積を取る。一方、ピークP1は吸着される成分であるため、測定当初はピーク面積が少なく、その後測定を繰り返していくと徐々に本来の濃度に相当するピーク面積に収束していく。すなわち、ピークP1が常に同じピーク面積を取ることが確認できるまでは、この成分については正確な濃度を測定することができない。
このような吸着問題が起こる場合には、吸着が起こる部位(カラム、配管など)を、吸着の起こらないものに変更することが望ましいが、他の機能の要求(たとえば他の成分分離の必要性)から変更できないことも多い。その場合には、通常は飽和吸着によりピークP1が一定のピーク面積を取るまで測定を繰り返すことで対処するが、正確な濃度をリアルタイムに知ることができないという問題がある。
そこで、上記特許文献1では、吸着が起きる成分を微量含ませた特殊なキャリアガスを使用することで、吸着の起きる部位を常時飽和吸着状態としている。このようにすることで、図5の(b)に示すように、ベースライン位置は変化するものの、常に吸着成分も正しく検出部2に溶出させることが可能となる。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、特殊なキャリアガス、または、通常のキャリアガス供給装置に吸着が起きる成分のガスを定量混合させる装置が必要となる。これは、特に長時間連続運転を要求されるプロセスガスクロマトグラフ装置にとっては多大なコストアップとなってしまう。また、キャリアガスの安定供給という面においても問題がある。
本発明は、従来の問題をなくし、キャリアガスの変更を伴うことなく、吸着によりピーク面積が変動する成分についても常に正確な濃度を測定できるガスクロマトグラフ装置を提供することを目的とする。
このような課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、
キャリアガスを用いて試料ガスの分析を行うガスクロマトグラフ装置であって、前記試料ガス中の特定成分に吸着性のある部位を有するガスクロマトグラフ装置において、
前記特定成分を含む補助ガスと、
前記部位の前段に設けられ、前記試料ガスを前記部位に流すのに先立って前記補助ガスを前記部位に選択的に流す流路切替手段と、
を備え
前記流路切替手段は、前記部位の直前に配置されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のガスクロマトグラフ装置において、
前記補助ガスは、前記特定成分を、前記部位が前記特定成分について飽和吸着状態を保つのに必要な量以上含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または2に記載のガスクロマトグラフ装置において、
前記特定成分は酸素、イオウ化合物、アルコール類、酸のいずれかであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項に記載のガスクロマトグラフ装置において、
前記特定成分が酸素である場合に、前記補助ガスとして大気を使用することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載のガスクロマトグラフ装置において、
前記部位は、前記試料ガスが導入されるカラムまたは前記試料ガスが流れる配管であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、
吸収の起きる特定成分を含む補助ガスをキャリアガスとは別に用意し、吸収の起きる部位の前段に設けた流路切替手段により、試料ガスをその部位に流すのに先立って補助ガスを選択的に流すことにより、キャリアガスの変更を伴うことなく、吸着によりピーク面積が変動する成分についても常に正確な濃度を測定できるガスクロマトグラフ装置を提供できる。さらに、流路切替手段が吸着の起きる部位の直前に配置されたことにより、その部位を飽和吸着状態に保つのがより確実になる。
請求項2の発明によれば、
補助ガスは、特定成分を、吸収の起きる部位が特定成分について飽和吸着状態を保つのに必要な量以上含むことにより、試料ガスが流れる際には常にその部位が飽和吸着状態となり、試料ガス中の特定成分がその部位により吸着されるのを防止できる。
請求項3の発明によれば、
特定成分は酸素、イオウ化合物、アルコール類、酸のいずれかであることにより、吸着の問題の起きやすい成分について対応できる。
請求項4の発明によれば、
特定成分が酸素である場合に、補助ガスとして大気を使用することにより、補助ガスを安価で安定的に入手でき、ガスクロマトグラフ装置のランニングコストを低減できる。
請求項5の発明によれば、
吸着の起きる部位は、試料ガスが導入されるカラムまたは試料ガスが流れる配管であるため、吸収の起きやすい部品について対応できる。
本発明の実施例1を示す図である。 本発明の実施例2を示す図である。 本発明の実施例3を示す図である。 従来のガスクロマトグラフ装置の一例を示す図である。 従来のガスクロマトグラフ装置で得られるクロマトグラムの模式図である。
図1は本発明の実施例1を示す図である。図1の(a)はガスクロマトグラフ装置の構成図、図1の(b)はその動作タイミングおよびクロマトグラムを示したものである。本実施例は、図4に示す従来例に対し、補助ガスGoと、この補助ガスGoを選択的に配管1に流すサンプリングバルブV2を加えたものである。なお、本実施例では、カラムC1にて試料ガスGsに含まれる酸素の吸着が起きるものとして説明する。
図1の(a)において、Gsは測定対象となる試料ガスであって、微量の酸素および成分A(カラムC1で吸着が起きない成分とする)が含まれている。Gcはキャリアガス、Goは補助ガス、C1は成分分離を行うカラム、V1,V2はサンプリングバルブ、1は流路を構成する配管、2はカラムC1で分離された成分を濃度に応じた電気信号に変換する検出部である。検出部2で得られた電気信号に基づいてクロマトグラムが得られる。
キャリアガスGcは流量が制御された高純度ガスである。補助ガスGoは酸素を含むガスであり、大気を使用する。サンプリングバルブV1は試料ガスGsを選択的に配管1内に流入させるバルブであり、カラムC1の前段に設けられている。サンプリングバルブV2は補助ガスGoを選択的に配管1内に流入させるバルブであり、サンプリングバルブV1の前段に設けられている。
サンプリングバルブV1,V2は制御装置(図示せず)によって開閉が操作される。サンプリングバルブV1,V2は、「閉」状態のときは実線で示すようにポート間が接続し、「開」状態のときは破線で示すようにポート間が接続する。
配管1、サンプリングバルブV1,V2、カラムC1および検出部2は恒温槽(図示せず)に配置され、適切な温度に制御される。
初期状態において、サンプリングバルブV1,V2は「閉」に設定され、キャリアガスGcが配管1およびカラムC1に流れる。試料ガスGsと補助ガスGoは、それぞれサンプリングバルブV1,V2により一定量が分取される。
次に、図1の(b)に示すように、時刻t0において、サンプリングバルブV2のみを「開」に切り替え(以下「プレサンプリング」と称する)、キャリアガスGcにより、分取した補助ガスGoを配管1内に押し流す。配管1内に流入した補助ガスGoは、サンプリングバルブV1を経由し、カラムC1に導入される。カラムC1は補助ガスGoに含まれる酸素により飽和吸着状態となる。
なお、サンプリングバルブV2の分取量は、
(1)カラムC1が測定周期の間隔で酸素について飽和吸着状態を保てるだけの成分量を含むこと
(2)補助ガスGoの濃度
を考慮して設定される。
その後、時刻t0からΔt後の時刻t1において、サンプリングバルブV1を「開」に切り替える(以下「サンプリング」と称する)。サンプリングバルブV1が切り替えられると、キャリアガスGcにより分取した試料ガスGsが押し流され、カラムC1に導入される。カラムC1に導入された試料ガスGsは、カラムC1を通過する間に成分ごとに分離される。
図1の(b)において、ピークP1’は、補助ガスに含まれ、カラムC1で吸着しきれずに排出されてきた酸素成分のピーク、ピークP1は試料ガスGs中の酸素成分のピーク、ピークP2は試料ガスGs中の成分Aのピークである。
プレサンプリングからサンプリングまでの時間Δtは、補助ガスGoに含まれる酸素成分のピークP1’が、試料ガスに含まれる酸素成分のピークP1よりも前に溶出するために必要な時間分よりも大きいものに設定する。
これにより、ピークP1’はピークP1よりも前に現れるため、補助ガスGoを流しても本来の測定対象であるピークP1のクロマトグラムが妨害されない。
また、本来の分析対象の成分のピークP1,P2は常に正しい濃度に対応するピーク面積を示すようになる。
すなわち、本来の測定ピークP1,P2に干渉しない位置に補助ガスGoのピークP1’が現れるようなタイミングで補助ガスGoをカラムC1に通すことで、試料ガスGsをカラムC1に通す時点では常にカラムC1を飽和吸着状態とすることができる。したがって、試料ガスGs中の酸素成分のピークP1のピーク面積が測定のたびに変動することがなく、常に安定して再現性良く酸素成分の濃度を測定できる。
本実施例は以上のように構成され、
カラムC1によって吸収が起きる酸素を含む補助ガスGoをキャリアガスGcとは別に用意し、カラムC1の前段に設けたサンプリングバルブV2により、試料ガスGsをカラムC1に流すのに先立って補助ガスGoをカラムC1に流すことにより、キャリアガスGcの変更を伴うことなく、試料ガスGsに含まれる酸素についても常に正確な濃度を測定できるようになる。
従来例のように特殊なキャリアガスを用意する必要がないため、キャリアガスを安定供給でき、キャリアガスに要する費用も低減できる。これは本発明を長時間連続運転が要求されるプロセスガスクロマトグラフ装置に適用した場合に大きなメリットとなる。
また、補助ガスGoは、酸素を、カラムC1が酸素について飽和吸着状態を保つのに必要な量以上含むことにより、試料ガスGsが流れる際には常にカラムC1が飽和吸着状態となり、試料ガスGs中の酸素がカラムC1により吸着されるのを防止できる。
また、補助ガスGoとして大気を使用することにより、補助ガスGoを安価で安定的に入手でき、ガスクロマトグラフ装置のランニングコストを低減できる。
なお、本実施例では、サンプリングバルブV2がサンプリングバルブV1の前段に配置されているが、サンプリングバルブV1とカラムC1の間に配置されていてもよい。要は、試料ガスGsに先立って補助ガスGoをカラムC1に導入できる構成であればよい。
また、本実施例では、試料ガスGs中の酸素がカラムC1によって吸着される前提で説明したが、カラムC1に限らず、配管やその他の部品によって酸素が吸着される場合についても、本発明は有効である。
また、本実施例では、カラムC1によって酸素が吸着される場合について記載したが、カラムC1が他の成分についても吸着性を有する場合には、その成分についても補助ガスGoに含ませることで対応できる。あるいは、別途、その成分を含む補助ガスGo’および補助ガスGo’用のサンプリングバルブのセットを用意し、サンプリングバルブV2に直列に接続してもよい。酸素のほかに吸着問題が起こりやすい成分としては、イオウ化合物、アルコール類、酸などがある。
なお、本実施例における酸素は特許請求の範囲における「特定成分」に相当し、カラムC1は「吸着性のある部位」に相当し、サンプリングバルブV2は「流路切替手段」に相当する。
図2は本発明の実施例2を示す図である。図2の(a)はガスクロマトグラフ装置の構成図、図2の(b)はその動作タイミングおよびクロマトグラムを示したものである。
ガスクロマトグラフ装置は、機能や目的の異なる複数のカラムを組み合わせて構成される場合も多い。本実施例は、吸着を起こすカラムと吸着を起こさないカラムが混在する場合の例であり、前記実施例1に対し、吸着の問題を起こさないカラムC2を追加し、サンプリングバルブV2の配置を変更したものである。
図2の(a)において、吸着を起こすカラムC1の直前に補助ガスGoを導入するサンプリングバルブV2が配置されている。サンプリングバルブV2の前段に吸着を起こさないカラムC2が配置され、さらにその前段に試料ガスGsを導入するサンプリングバルブV1が配置されている。その他の構成は前記実施例1と同じである。
このように、吸着を起こすカラムと吸着を起こさないカラムが混在する場合には、補助ガスGoはすべてのカラムを流れる必要はなく、吸着を起こすカラムにのみ流れるように構成されていればよい。
前記実施例1では、試料ガスGsの測定周期が従来例よりも時間Δtだけ増加してしまうが、本実施例の構成によれば、プレサンプリングとサンプリングのタイミングを同一としても補助ガスのピークP1’が試料ガスGsのピークP1,P2とは干渉せずに先に溶出する。そのため、時間Δtを省略でき、従来の測定周期を増加させずに済む。
図3は本発明の実施例3を示す図である。図3の(a)はガスクロマトグラフ装置の構成図、図3の(b)はその動作タイミングおよびクロマトグラムを示したものである。
本実施例は、前記実施例2に対し、吸着の問題を起こさないカラムC3とカラムスイッチバルブバルブV3を追加したものである。
図3の(a)において、カラムC1の後段に、カラムスイッチバルブV3を介してカラムC3が配置されている。カラムスイッチバルブV3にはカラムC1から排出されるガスとともにキャリアガスGcが接続されており、いずれか一方が選択的にカラムC3に導入され、他方は測定系の外に排出される。カラムスイッチバルブV3は、「閉」状態のときは実線で示すようにポート間が接続し、「開」状態のときは破線で示すようにポート間が接続する。
初期状態において、カラムスイッチバルブV3は「閉」状態に設定され、カラムC1から排出されるガスがカラムC3に導入される。
サンプリングバルブV2を「開」状態に切り替え、プレサンプリングを行う。カラムC1から排出されてくる補助ガスGo由来の酸素成分(ピークP1’)がカラムスイッチバルブV3に到達するのに合わせて、カラムスイッチバルブV3を「開」状態に切り替える。カラムスイッチバルブV3を切り替えることにより補助ガスGoを測定系の外に排出し、その間カラムC3にはキャリアガスGcが導入される。
補助ガスGoを測定系の外へ排出し終わると、再度カラムスイッチバルブV3を「閉」に切り替え、カラムC1とカラムC3を接続する。
プレサンプリングと同時、あるいはプレサンプリングの後に、サンプリングバルブV1を「開」状態に切り替え、サンプリングを行う。試料ガスGsは、カラムC1〜C3に順次導入され、成分分離される。その他の構成は前記実施例2と同じである。
本実施例は以上のように構成され、吸着の起きるカラムC1が流路全体の中でどこに配置されていたとしても、カラムスイッチバルブV3と組み合わせることで、本来の測定成分のピークP1,P2と干渉することなくカラムC1に補助ガスGoを流通させることができる。
また、カラムスイッチバルブV3から補助ガスGoを測定系の外に排出することにより、後段のカラムC3に試料ガスGsに関係のない成分(補助ガスGo由来の成分)が導入されない。図3の(b)には参考のためピークP1’も示してあるが、ピークP1’はカラムスイッチバルブV3により測定系の外に排出されるため、検出部2には到達しない。その結果、検出部2の測定結果から得られるクロマトグラムに余計な成分が現れるのを防止できる。
1 配管
2 検出部
V1,V2 サンプリングバルブ
V3 カラムスイッチバルブ
C1〜C3 カラム
Gs 試料ガス
Gc キャリアガス
Go 補助ガス

Claims (5)

  1. キャリアガスを用いて試料ガスの分析を行うガスクロマトグラフ装置であって、前記試料ガス中の特定成分に吸着性のある部位を有するガスクロマトグラフ装置において、
    前記特定成分を含む補助ガスと、
    前記部位の前段に設けられ、前記試料ガスを前記部位に流すのに先立って前記補助ガスを前記部位に選択的に流す流路切替手段と、
    を備え
    前記流路切替手段は、前記部位の直前に配置されたことを特徴とするガスクロマトグラフ装置。
  2. 前記補助ガスは、前記特定成分を、前記部位が前記特定成分について飽和吸着状態を保つのに必要な量以上含むことを特徴とする請求項1に記載のガスクロマトグラフ装置。
  3. 前記特定成分は酸素、イオウ化合物、アルコール類、酸のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載のガスクロマトグラフ装置。
  4. 前記特定成分が酸素である場合に、前記補助ガスとして大気を使用することを特徴とする請求項3に記載のガスクロマトグラフ装置。
  5. 前記部位は、前記試料ガスが導入されるカラムまたは前記試料ガスが流れる配管であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガスクロマトグラフ装置。
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