JP6657003B2 - 糖化ヘモグロビン測定方法、糖化ヘモグロビン測定装置、及び糖化ヘモグロビン測定プログラム - Google Patents

糖化ヘモグロビン測定方法、糖化ヘモグロビン測定装置、及び糖化ヘモグロビン測定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、糖化ヘモグロビン測定方法、糖化ヘモグロビン測定装置、及び糖化ヘモグロビン測定プログラムに係り、特に、血液などの生体試料中の糖化ヘモグロビンを測定する糖化ヘモグロビン測定方法、糖化ヘモグロビン測定装置、及び糖化ヘモグロビン測定プログラムに関する。
特許文献1には、変異ヘモグロビンの1つであるヘモグロビンE(HbE)のピークが同定された場合に、HbEのピークの面積を計算し、安定型糖化ヘモグロビン(sA1c)のピークの面積又は全ヘモグロビンのピークの面積を補正する技術が開示されている。
特開2012−215470号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明は、HbEを同定した場合の補正方法であり、ヘモグロビンD(HbD)を同定した場合の補正については適用できない。また、特許文献1記載の発明は、同定した変異ヘモグロビンのピークの面積に応じて補正するものであるが、その変異ヘモグロビンのピークと例えばヘモグロビンA0のピークとが近すぎて両者が十分に分離されておらず干渉する場合は、測定対象であるsA1cの値が正確でなかったり不安定になったりする可能性がある。また、変異ヘモグロビンとヘモグロビンA0とを十分に分離しようとすると、測定時間が長くなってしまう。
また、従来では、例えば、液体クロマトグラフィ法を用いたヘモグロビンの分離分析において、HbDが検出された場合は、これがsA1cの値に影響を与えることが大いに想定されることから、HbDが検出された場合にはsA1cの値を出力しない仕様とするのが通常であった。しかしながら、HbDが検出された場合にも、sA1cの値を出力できることが従来から要請されており、この場合、HbDの分離の度合いがsA1cの値に与える影響を補正することになるが、このHbDの分離の度合いが、同じ検体でも装置間で異なったり、同じ装置でも温度等の環境条件によって変動する場合があり、その結果、検出したHbDの値を用いてsA1c値を精度良く補正することが困難であった。
本発明は、液体クロマトグラフィ法やキャピラリ電気泳動法、キャピラリ電気クロマトグラフィ法などの分離分析法を用いたヘモグロビンの分離分析において、変異ヘモグロビンがヘモグロビンA0と十分に分離されておらず干渉する場合であっても、sA1cの面積比率を精度良く測定することができる糖化ヘモグロビン測定方法、糖化ヘモグロビン測定装置、及び糖化ヘモグロビン測定プログラムの提供を目的とする。
本発明の糖化ヘモグロビン測定方法の一態様は、分離分析法により測定試料のクロマトグラムを取得する取得工程と、前記クロマトグラムに基づいて、ヘモグロビンAの面積に、前記クロマトグラム上でヘモグロビンA0と干渉する変異ヘモグロビンの面積を加算した面積に対する安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する算出工程と、を含む。
これによれば、一態様において、変異ヘモグロビンがヘモグロビンA0と十分に分離されておらず干渉する場合であっても、sA1cの面積比率を精度良く測定することができる。
また、本発明の一態様は、前記算出工程では、前記補正係数による補正前の前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率に応じて、前記補正係数を切り替える。
これによれば、一態様において、sA1cの面積比率を更に精度良く測定することができる。
また、本発明の一態様は、前記算出工程では、ヘモグロビンA0の大きさ及び前記変異ヘモグロビンの大きさの少なくとも一方に応じて前記補正係数を変化させる。
これによれば、一態様において、sA1cの面積比率を更に精度良く測定することができる。
また、本発明の一態様は、前記変異ヘモグロビンが、ヘモグロビンDである。
これによれば、一態様において、ヘモグロビンDがヘモグロビンA0と十分に分離されておらず干渉する場合であっても、sA1cの面積比率を精度良く測定することができる。
また、本発明の一態様は、前記算出工程が、前記ヘモグロビンAの面積に前記変異ヘモグロビンの面積を加算した第1の加算面積に対する、安定型糖化ヘモグロビンsA1cに前記変異ヘモグロビンが糖化した糖化変異ヘモグロビンの面積を加算した第2の加算面積の面積比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する。
また、本発明の一態様は、前記糖化変異ヘモグロビンの面積は、前記変異ヘモグロビンの面積に、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積の面積比率を乗算し、当該乗算した値に係数を乗算することにより算出される。
これによれば、例えば、検体に依存する原因で生じるsA1cの測定値誤差を低減できる。
また、本発明の一態様は、前記分離分析法が、液体クロマトグラフィ法、キャピラリ電気泳動法、及びキャピラリ電気クロマトグラフィ法の何れかである。
また、本発明の糖化ヘモグロビン測定装置の一態様は、分離分析法により測定試料のクロマトグラムを取得する取得手段と、前記クロマトグラムに基づいて、ヘモグロビンAの面積に、前記クロマトグラム上でヘモグロビンA0と干渉する変異ヘモグロビンの面積を加算した面積に対する安定型糖化ヘモグロビンsA1クロマトグラフィcの面積の比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する算出手段と、を含む。
これによれば、一態様において、変異ヘモグロビンがヘモグロビンA0と十分に分離されておらず干渉する場合であっても、sA1cの面積比率を精度良く測定することができる。
本発明の一態様の糖化ヘモグロビン測定プログラムは、コンピュータに、分離分析法により測定試料のクロマトグラムを取得し、前記クロマトグラムに基づいて、ヘモグロビンAの面積に、前記クロマトグラム上でヘモグロビンA0と干渉する変異ヘモグロビンの面積を加算した面積に対する安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積の比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する処理を実行させる。
これによれば、一態様において、変異ヘモグロビンがヘモグロビンA0と十分に分離されておらず干渉する場合であっても、sA1cの面積比率を精度良く測定することができる。
本発明によれば、一態様において、変異ヘモグロビンがヘモグロビンA0と十分に分離されておらず干渉する場合であっても、sA1cの面積比率を精度良く測定することができる、という効果を有する。
HPLC装置の概略構成図である。 HPLC装置の制御系の構成図である。 糖化ヘモグロビン測定プログラムのフローチャートである。 クロマトグラムの一例を示す線図である。 クロマトグラムの一例を示す線図である。 係数αと補正結果との関係を示す線図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態では、分離分析法の一例として液体クロマトグラフィ法を用いる例を示すが、本発明は、この方法に限定されず、分離分析により糖化ヘモグロビンに関するクロマトグラムを生成可能なあらゆる方法、例えば、キャピラリ電気泳動法やキャピラリ電気クロマトグラフィ法についても、同様に当てはまる。
(第1実施形態)
図1には、高速液体クロマトグラフィ(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)を利用したHPLC装置Xの概略構成図を示した。
HPLC装置Xは、採血管11をセットして、全血中のグリコヘモグロビン(HbA1c)の濃度を自動で測定するように構成されたものである。このHPLC装置Xは、複数の溶離液ボトル12A、12B、12C、12D、12E(図1では5個)等を含む装置本体2を備えている。
各溶離液ボトル12A〜12Eは、後述する分析カラム60に供給すべき溶離液A〜Eを各々保持したものである。各溶離液は、用途に応じて例えば組成、成分比、pH、浸透圧等が異なる。
装置本体2は、試料調製ユニット5、分析ユニット6、及び測光ユニット7を有している。
採血管11は、後述する試料調製ユニット5におけるノズル51により採取可能な位置に移動するように構成されている。
試料調製ユニット5は、採血管11から採取した血液から、分析カラム60に導入する試料を調製するためのものである。この試料調製ユニット5は、ノズル51、及び希釈槽53を有している。
ノズル51は、採血管11の血液試料13をはじめとする各種の液体を採取するためのものであり、液体の吸引・吐出が可能であるとともに、上下方向及び水平方向に移動可能とされている。このノズル51の動作は、後述する制御部100によって制御される。
分析ユニット6は、分析カラム60の充填剤に対する生体成分の吸着・脱着をコントロールし、各種の生体成分を測光ユニット7に供するためのものである。分析ユニット6における設定温度は、例えば40℃程度とされる。分析カラム60は、試料中のヘモグロビンを選択的に吸着させるための充填剤を保持させたものである。充填剤としては、例えばメタクリル酸−メタクリル酸エステル共重合体が使用される。
分析ユニット6は、分析カラム60の他に、マニホールド61、送液ポンプ62、及びインジェクションバルブ63を有している。
マニホールド61は、複数の溶離液ボトル12A〜12Eのうちの特定の溶離液ボトルから、分析カラム60に選択的に溶離液を供給させるためのものである。このマニホールド61は、配管80A〜80Eを介して溶離液ボトル12A、12B、12C、12D、12Eに各々接続され、配管84を介してインジェクションバルブ63に接続されている。
送液ポンプ62は、溶離液をインジェクションバルブ63に移動させるための動力を付与するためのものであり、配管84の途中に設けられている。
インジェクションバルブ63は、一定量の導入用試料を採取するとともに、その導入用試料を分析カラム60に導入可能とするものであり、複数の導入ポート及び排出ポート(図示省略)を備えている。このインジェクションバルブ63には、インジェクションループ64が接続されている。このインジェクションループ64は、一定量(例えば数μL)の液体を保持可能なものであり、インジェクションバルブ63を適宜切り替えることにより、インジェクションループ64が希釈槽53と連通して希釈槽53からインジェクションループ64に導入用試料が供給される状態、インジェクションループ64がプレフィルターPF及び配管85を介して分析カラム60と連通してインジェクションループ64から導入用試料が分析カラム60に導入される状態を選択することができる。このようなインジェクションバルブ63としては、例えば六方バルブを使用することができる。なお、プレフィルターPFは、試料や溶離液を濾過するためのフィルターである。
測光ユニット7は、分析カラム60からの脱着液に含まれるヘモグロビンを光学的に検出するためのものであり、配管87を介して、分析カラム60からの脱着液を排出するための廃液槽88に接続されている。
図2には、HPLC装置Xの制御系のブロック図を示した。図2に示すように、HPLC装置Xは、制御部100を備えている。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)100A、ROM(Read Only Memory)100B、RAM(Random Access Memory)100C、不揮発性メモリ100D、及び入出力インターフェース(I/O)100Eがバス100Fを介して各々接続された構成となっている。
I/O100Eには、試料調製ユニット5、分析ユニット6、及び測光ユニット7が接続されている。
なお、後述する糖化ヘモグロビン測定プログラムは、本実施形態では一例として不揮発性メモリ100Dに予め記憶される。CPU100Aは、不揮発性メモリ100Dに記憶された糖化ヘモグロビン測定プログラムを読み込んで実行する。また、CD−ROM等の記録媒体に糖化ヘモグロビン測定プログラムを記録し、これをCD−ROMドライブ等で読み込むことにより実行するようにしてもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3には、制御部100のCPU100Aで実行される糖化ヘモグロビン測定処理のフローチャートを示した。
まずオペレータは、血液試料13が入った採血管11をラック10に保持させた状態で、ラック10をテーブル20の所定の部位にセットする。採血管11の血液試料13は、予め血漿層と血球層に分離させてもよい。血漿層と血球層の分離は、遠心分離機を用いて、あるいは血球成分を自然沈降させることにより行なうことができる。
血漿層と血球層との分離は、HPLC装置Xに遠心分離機を組み込んでHPLC装置Xにおいて行なうようにしてもよく、また、テーブル20に採血管11をセットした状態で一定時間静置することにより行ってもよい。
オペレータが操作パネル30を操作して測定開始を指示すると、CPU100Aは、不揮発性メモリ100Dに記憶された糖化ヘモグロビン測定プログラムを読み込んで実行する。
ステップS10では、血液試料13を導入する。具体的には、まずラック10にセットされた採血管11から、血液試料13を採取する。すなわち、ノズル51を動作させることによって採血管11から血液試料13を採取する。ノズル51によって採取された血液試料13は、ノズル51を動作させることによって希釈槽53に供給される。希釈槽53にはさらに、調製液タンク52から希釈液が供給され、ノズル51を利用したピペッティング操作によって希釈槽53内の液体を混合することによって導入用試料が調製される。なお、溶血剤を含まない希釈液と溶血剤とを併用する場合には、希釈槽53に対して希釈液及び溶血液を同時的に供給して血液試料13の希釈及び血液試料13の血球の溶血を同時的に行なってもよいし、それらを、時間をおいて個別に供給し、血液試料13の希釈及び血液試料13の血球の溶血を別工程として行なってもよい。
希釈槽53において調製された導入用試料は、希釈槽53において大気と一定時間接触させた後、インジェクションループ64に供給され、インジェクションループ64において保持される。
導入用試料を一定時間大気と接触させた場合には、導入用試料の溶存酸素量が増加させられる。このようにして導入用試料の酸素飽和度を高めた場合には、インジェクションループ64ひいては分析カラム60に対して溶存酸素量の大きな導入用試料を供給することができる。すなわち、導入用試料に含まれるヘモグロビンにおいて、オキシヘモグロビンの割合が大きなものとすることができる。
ここで、導入用試料と大気との接触時間(大気開放時間)は、例えば1〜2分とされる。これは、大気開放時間が短すぎる場合には導入用試料に対して十分な量の酸素を溶存させることができない一方で、大気開放時間が長すぎる場合には導入用試料調製後からインジェクションループ64へ導入用試料を導入するまでの時間が大きくなって測定時間が長くなってしまうからである。
また、希釈液として酸素飽和度の高いもの、例えば酸素飽和度が85%以上のものを使用する場合には、必ずしも希釈後の導入用試料を大気開放する必要はない。すなわち、酸素飽和度の高い希釈液を用いる場合には、希釈槽53として閉鎖されたものを用いる場合であっても一定時間(例えば1分以上)放置することにより、希釈後の導入用試料の酸素飽和度を高めることができ、ヘモグロビン中のオキシヘモグロビンの割合を大きなものとすることができる。
そして、インジェクションバルブ63を切り替えてインジェクションループ64に保持された試料を分析カラム60に導入させる。分析カラム60に試料が導入されると、充填剤にsA1c、HbA0、及び変異Hb等が吸着される。
ステップS12では、取得工程を実行する。取得工程は、液体クロマトグラフィ法により測定試料の主要成分であるsA1c及びHbA0を測定して取得すると共に、変異HbであるHbDを測定して取得する。
この取得工程では、インジェクションバルブ63を適宜切り替えてインジェクションループ64に保持された測定試料を分析カラム60に供給すると共に、溶離液A〜Cを予め定めた制御シーケンスで順次分析カラム60に供給することにより、主要成分及び変異Hbを測定して取得する。
ここで、溶離液Aは、分析カラム60からsA1cを溶出させるための溶離液である。また、溶離液Aは、後述するB液又はC液を送液した後で、分析カラム60内を平衡化するための溶離液でもある。
溶離液Bは、分析カラム60内に残存したHbを全て溶出する、すなわち分析カラム60を洗浄するための溶離液である。
溶離液Cは、sA1cの溶出以降に、分析カラム60からHbを溶出させるための溶離液である。
本実施形態では、インジェクションバルブ63の切替操作を行うことにより、以下の制御シーケンスで各溶離液を分析カラム60に順次供給する。なお、制御シーケンスは、sA1c、HbA0、及びHbDを測定することができれば以下の制御シーケンスに限られるものではない。
溶離液A→溶離液C→溶離液A→溶離液B→溶離液A
分析カラム60に溶離液を供給する順番と、各溶離液を供給する時間は、sA1c、HbA0、及びHbDを測定することができるように各々設定される。
上記制御シーケンスに従って、まず溶離液Aを分析カラム60に予め定めた時間供給すると、充填剤に吸着されたsA1cが脱着される。すなわち、分析カラム60からsA1cが溶出される。
次に溶離液Cを分析カラム60に予め定めた時間供給すると、充填剤に吸着されたHbA0及びHbDが脱着される。すなわち、分析カラム60からHbA0及びHbDが溶出される。
次に溶離液Aを分析カラム60に予め定めた時間供給すると、分析カラム60内が平衡化される。
次に溶離液Bを分析カラム60に予め定めた時間供給すると、分析カラム60内に残存したHbが全て溶出され、分析カラム60が洗浄される。
次に溶離液Aを分析カラム60に予め定めた時間供給すると、分析カラム60内が平衡化される。
なお、制御シーケンスは、sA1c、HbA0、及びHbDを測定することができるものであれば上記の制御シーケンスに限られるものではない。
分析カラム60から排出される各種ヘモグロビンを含む脱着液は、配管86を介して測光ユニット7の測光セル70に供給される。測光セル70に対しては、導入流路70Aを介して脱着液が導入され、この脱着液は測光流路70B及び排出流路70Cを通過した後に、配管87を介して廃液槽88に導かれる。
測光ユニット7においては、脱着液が測光流路70Bを通過する際に、光源71によって脱着液に対して連続的に光が照射される。その一方で、測光流路70Bを透過した光は、ビームスプリッタ72において分割された後、測定用受光系73及び参照用受光系74において受光される。測定用受光系73では、干渉フィルタ73Aを透過した420nmの光が受光素子73Bにおいて選択的に受光される。一方、参照用受光系74では、干渉フィルタ74Aを透過した参照波長である500nmの光が受光素子74Bにおいて選択的に受光される。受光素子73B,74Bでの受光結果(吸光度)は、制御部100に出力され、制御部100においてクロマトグラムが演算・取得される。
クロマトグラムは、図4に示したように、測定を開始してからの経過時間と受光素子73B,74Bでの受光結果としての吸光度との関係を表すグラフである。このクロマトグラムのピークがどの位置に現れるかによって、どのヘモグロビンが検出されたかを知ることができると共に、吸光度の大きさによってヘモグロビンの濃度を知ることができる。
本実施形態では、例えば、測定試料にsA1c、HbA0、及びHbDが含まれている場合において、上記制御シーケンスによって溶離液を切り替えて分析カラム60に順次送液した場合に、図4に示すように、測定開始時点をt0として、ta、tb、tcの各時点にsA1c、HbA0、及びHbDのピークが現れることが予め想定されているとする。この場合、演算されたクロマトグラムから、ta付近でピークが現れているか否かを判断することにより、sA1cが検出されたか否かを判断することができる。同様に、tb付近でピークが現れているか否かを判断することによりHbA0が検出されたか否かを判断することができ、tc付近でピークが現れているか否かを判断することによりHbDが検出されたか否かを判断することができる。
本実施形態で取得すべき測定結果は、下記(1)式で示すように、ヘモグロビンA(HbA)の面積Aに対するsA1cの面積A1の面積比率Rである。ここで、HbAは、sA1c及びHbA0を含む。
R=A1/A ・・・(1)
上記(1)式の分母であるHbAの面積Aは、HbA0の面積は含まれるが、HbDの面積は含まれない。HbDを含む血液試料では、図4に示すように、HbA0のピークとHbDのピークが近すぎ、HbA0とHbDとが十分に分離されておらず干渉する場合がある。この場合、干渉するHbDの影響を除去してHbA0の面積を求める必要がある。しかしながら、分析カラム60の状態や溶離液の状態等によって干渉の度合いが変化し、同じ試料を測定してもHbA0の面積が一定とならず、上記(1)式の面積比率Rが大きく変動してしまう場合がある。
そこで、本実施形態では、以下のような処理を実行することにより、HbAの面積Aに対するsA1cの面積A1の面積比率Rを求める。
まず、ステップS14で、sA1cの面積A1を算出する。具体的には、sA1cが溶出し始める時点t1から、sA1cの溶出が終了する時点t2までの吸光度を積算した値をsA1cの面積A1とする。なお、時点t1は、例えば時点taよりも少し前の時点で吸光度が予め定めた閾値以上になった時点とすることができるが、時点t1の特定の方法はこれに限られるものではない。同様に、時点t2は、例えば時点taよりも少し後の時点で吸光度が予め定めた閾値以下になった時点とすることができるが、時点t2の特定の方法はこれに限られるものではない。
ステップS16では、HbAの面積A1を算出する。具体的には、吸光度の測定を開始した時点t0から、HbA0のピークが出現する時点tbとHbDのピークが出現する時点tcの間で吸光度が最も小さくなる時点t3までの吸光度を積算した値をHbAの面積Aとする。
ステップS18では、HbDの面積を算出する。具体的には、HbA0のピークが出現する時点tbとHbDのピークが出現する時点tcの間で吸光度が最も小さくなる時点t3から、HbDの溶出が終了する時点t4までの吸光度を積算した値をHbDの面積Dとする。なお、時点t4は、例えば時点tcよりも少し後の時点で吸光度が予め定めた閾値以下になった時点とすることができるが、時点t4の特定の方法はこれに限られるものではない。
ステップS20では、ステップS14で算出したsA1cの面積A1、ステップS16で算出したHbAの面積A、及びステップS18で算出したHbDの面積Dに基づいて、HbAの面積Aに対するsA1cの面積A1の面積比率R1を次式により算出する。なお、算出された面積比率R1は不揮発性メモリ100Dに記憶されたり、表示パネル31に表示されたりする。
R1=(A1/(A+D))×a+b ・・・(2)
ここで、a、bは予め定めた補正係数である。上記(2)式に示すように、面積比率R1は、HbAの面積AにHbDの面積を加算した面積に対するsA1cの面積比率を補正係数a、bで補正したものである。
補正係数a、bは、以下のようにして設定する。まず、予め定めた参照法を用いてHbAの面積に対するsA1cの面積比率を算出する参照装置を用意すると共に複数の試料を用意する。
なお、参照装置としては、変異Hbを含む検体においてもHbAの面積に対するsA1cの面積比率を精度良く測定できる方法を用いた装置が用いられ、例えばアフィニティ法を用いた参照装置を用いることができる。なお、参照装置はアフィニティ法を用いた装置に限らず、他の方法を用いた装置でもよい。
そして、参照装置を用いて、用意した複数の試料について上記(1)式で表される面積比率Rを各々測定する。また、本実施形態に係るHPLC装置Xを用いて、参照装置で測定したものと同じ複数の試料について上記(2)式で表される面積比率R1を各々測定する。
次に、参照装置で測定した複数の試料の面積比率Rの各々と、本実施形態に係るHPLC装置Xで測定した複数の試料の面積比率R1の各々と、に基づいて、補正係数a、bを算出する。具体的には、本実施形態に係るHPLC装置Xで測定した複数の試料の各々について、HbAの面積AにHbDの面積を加算した面積に対するsA1cの面積比率に対して補正係数a、bで補正した場合に、補正後の値の各々が、参照装置で測定した複数の試料の面積比率Rの各々と一致するような補正係数a、bを算出する。これにより、本実施形態に係るHPLC装置Xにおいて、参照装置と同程度の精度でHbAの面積に対するsA1cの面積比率を測定することができる。
ステップS22では、ラック10にセットされた全ての採血管11について上記の測定が終了したか否かを判断し、全ての採血管11について測定が終了した場合は本ルーチンを終了し、測定が終了していない採血管11が存在する場合には、ステップS10へ戻って上記と同様の測定を引き続き実行する。
このように、本実施形態では、上記(2)式に示すように、HbAの面積AにHbDの面積を加算した面積に対するsA1cの面積比率を補正係数a、bで補正することにより、HbAの面積Aに対するsA1cの面積A1の比率R1を算出する。これにより、HbDがHbA0と十分に分離されておらず干渉する場合であっても、HbAの面積に対するsA1cの面積比率を精度良く測定することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態には限定されず、種々に変更可である。例えば、本実施形態では、上記(2)式に示すように、補正係数a、bが各々1種類の場合について説明したが、これに限らず、補正係数による補正前の面積比率に応じて補正係数を切り替えてもよい。例えば、下記(3)式で表される補正前の面積比率R2が予め定めた閾値TH以上の場合には補正係数a1、b1を用いて上記(2)式により面積比率R1を算出し、面積比率R2が閾値TH未満の場合には、補正係数a1、b1のうち少なくとも一方と異なる補正係数a2、b2を用いて上記(2)式により面積比率R1を算出してもよい。なお、補正係数a、bを各々3種類以上設けてもよい。この場合、閾値を2種類以上設ければよい。
R2=A1/(A+D) ・・・(3)
また、HbA0の面積とHbDの面積を加算した面積が同じであっても、HbA0のピーク値とHbDのピーク値とが異なる2種類のクロマトグラムの場合、本来であればHbAの面積に対するsA1cの面積比率が異なるにもかかわらず、上記(2)式では同じ面積比率となってしまう場合がある。そこで、例えばHbA0の大きさ及びHbDの大きさに応じて補正係数a、bを変化させてもよい。具体的には、HbA0及びHbDの面積及びピーク値の少なくとも一方に応じて補正係数a、bを変化させてもよい。
また、本実施形態では、HbA0と干渉する変異ヘモグロビンがHbDの場合について説明したが、これに限らず、他の変異ヘモグロビン、例えばヘモグロビンEとHbA0が干渉する場合にも本発明を適用可能であることは言うまでもない。
また、本実施形態では、上記(2)式で示したように、面積比率R1を、(A1/(A+D))を変数とする一次式で算出する場合について説明したが、(A1/(A+D))を変数とする二次式以上の多項式を用いて面積比率R1を算出してもよい。
また、例えば、血液中のヘモグロビン濃度を測定するためのHPLC装置に限らず、血液以外の検体を用いる場合、ヘモグロビン濃度以外の成分を測定する場合、あるいはHPLC装置以外の液体クロマトグラフィ装置についても本発明を適用することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、HbDが糖化した糖化HbD(D1c)の面積を考慮して、HbAの面積Aに対するsA1cの面積A1の面積比率を算出する場合について説明する。なお、装置構成は第1実施形態と同一であるので、説明は省略する。
図5に示したように、HbA0が糖化したものの代表であるsA1cは、クロマトグラム上では、HbA0に先行して出現するが、HbDについても同様に、HbDが糖化したD1cが出現していることが考えられ、HbA0の中に含まれていると考えられる。
また、HbDの糖化度はHbA0の糖化度と同様と考えられるため、HbDの面積Dに対するD1cの面積D1の面積比率は、HbA0の面積A0に対するsA1cの面積A1の面積比率と同様であると考えられ、A1/A0=D1/Dが凡そ成り立つと考えられる。
そこで、本実施形態では、次式によりHbAの面積Aに対するsA1cの面積A1の面積比率R3を算出する。
R3=[(A1+D1)/(A+D)]×a+b ・・・(4)
ここで、D1は次式により算出される。
D1=D×(A1/A)×α ・・・(5)
ここで、αは係数であり、装置毎に適宜設定される。
図6には、係数αと相関係数との関係を示した。ここで、相関係数とは、参照装置で測定した複数の試料の面積比率R3と、本実施形態に係るHPLC装置Xで測定した複数の試料の面積比率R3と、に基づいて算出した相関係数であり、両者の類似度を表す。
上記(4)、(5)式より、α=1の場合は、相関係数が最も大きい。また、α=1に近づくほど、装置間差や環境の差による分離度合い(HbA0とHbDとの重なり具合)のばらつきによる影響が生じやすい。
一方、α=0の場合は、(4)式は(2)式と同一となる。また、α=0に近づくほど、検体依存の影響が生じやすい。そのため、装置や環境条件等によっては、sA1cの値の算出において、α=0.4〜0.6の値を設定することが好ましい場合がある。
X HPLC装置
5 試料調製ユニット
6 分析ユニット
7 測光ユニット
11 採血管
13 血液試料
60 分析カラム
100 制御部

Claims (9)

  1. 分離分析法により測定試料のクロマトグラムを取得する取得工程と、
    前記クロマトグラムに基づいて、ヘモグロビンAの面積に、前記クロマトグラム上でヘモグロビンA0と干渉する変異ヘモグロビンの面積を加算した面積に対する安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する算出工程と、
    を含む糖化ヘモグロビン測定方法。
  2. 前記算出工程では、前記補正係数による補正前の前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率に応じて、前記補正係数を切り替える
    請求項1記載の糖化ヘモグロビン測定方法。
  3. 前記算出工程では、前記ヘモグロビンA0の大きさ及び前記変異ヘモグロビンの大きさの少なくとも一方に応じて前記補正係数を変化させる
    請求項1又は請求項2記載の糖化ヘモグロビン測定方法。
  4. 前記変異ヘモグロビンが、ヘモグロビンDである
    請求項1〜3の何れか1項に記載の糖化ヘモグロビン測定方法。
  5. 前記算出工程が、前記ヘモグロビンAの面積に前記変異ヘモグロビンの面積を加算した第1の加算面積に対する、安定型糖化ヘモグロビンsA1cに前記変異ヘモグロビンが糖化した糖化変異ヘモグロビンの面積を加算した第2の加算面積の面積比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する
    請求項1〜4の何れか1項に記載の糖化ヘモグロビン測定方法。
  6. 前記糖化変異ヘモグロビンの面積は、前記変異ヘモグロビンの面積に、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積の面積比率を乗算し、当該乗算した値に係数を乗算することにより算出される
    請求項5記載の糖化ヘモグロビン測定方法。
  7. 前記分離分析法が、液体クロマトグラフィ法、キャピラリ電気泳動法、及びキャピラリ電気クロマトグラフィ法の何れかである
    請求項1〜6の何れか1項に記載の糖化ヘモグロビン測定方法。
  8. 液体クロマトグラフィ法により測定試料のクロマトグラムを取得する取得手段と、
    前記クロマトグラムに基づいて、ヘモグロビンAの面積に、前記クロマトグラム上でヘモグロビンA0と干渉する変異ヘモグロビンの面積を加算した面積に対する安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積の比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する算出手段と、
    を含む糖化ヘモグロビン測定装置。
  9. コンピュータに、
    液体クロマトグラフィ法により測定試料のクロマトグラムを取得し、
    前記クロマトグラムに基づいて、ヘモグロビンAの面積に、前記クロマトグラム上でヘモグロビンA0と干渉する変異ヘモグロビンの面積を加算した面積に対する安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積の比率を補正係数で補正することにより、前記ヘモグロビンAの面積に対する前記安定型糖化ヘモグロビンsA1cの面積比率を算出する
    処理を実行させるための糖化ヘモグロビン測定プログラム。
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