JP2002181798A - ガスクロマトグラフィ装置 - Google Patents

ガスクロマトグラフィ装置

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JP2002181798A
JP2002181798A JP2000378799A JP2000378799A JP2002181798A JP 2002181798 A JP2002181798 A JP 2002181798A JP 2000378799 A JP2000378799 A JP 2000378799A JP 2000378799 A JP2000378799 A JP 2000378799A JP 2002181798 A JP2002181798 A JP 2002181798A
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gas
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Tsutomu Oya
勉 大家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低沸点成分から高沸点成分までの広範囲の成
分を同時にしかも連続的に精度よく分析することができ
るガスクロマトグラフィ装置を提供すること。 【解決手段】 サンプルガスを濃縮管14内に導入して
特定成分を吸着させた後、前記濃縮管14を加熱して特
定成分を離脱させ、キャリアガスに保持させて濃縮サン
プルガスとし、この濃縮サンプルガスを、流路切換手段
1に接続された二つのカラム21,24に通してさらに
特定成分のみを分離して検出器26に導入し、ガスクロ
マトグラムを得るようにしたガスクロマトグラフィ装置
において、前記二つのカラム21,24の間に、第2の
流路切換手段47を介して第3のカラム48および第2
の検出器49を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば大気中に
含まれるベンゼン、トルエン、キシレンなどの特定成分
を分析するためのガスクロマトグラフィ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のガスクロマトグラフィ装
置の一例を示すもので、この図において、1は流路切換
手段で、例えば10個のポート(図中、時計まわりに付
した符号a〜jで示す)を備えた公知の十方弁よりな
る。この流路切換手段1は、例えばオンのとき、図にお
いて仮想線で示すようにポート間が接続し、オフのと
き、実線で示すようにポート間が連通する。
【0003】2はサンプル導入手段としての吸引シリン
ダで、その一端が三方電磁弁3を備えた接続管4を介し
て十方弁1のポートaに接続され、その他端が三方電磁
弁5を備えた流路6に接続されている。そして、この流
路6の他端側は、フィルタ7を備えた駆動用空気導入口
8に接続されており、五方電磁弁9が接続されている。
【0004】10はサンプルガスの導入口で、フィルタ
11および三方電磁弁12を備えたサンプルガスライン
13を介して十方弁1のポートbに接続されている。
【0005】14は濃縮管で、接続管15,16を介し
て十方弁1のポートc,jと接続されている。この濃縮
管14は、その管自体が通電されることによって、発熱
昇温できるように構成され、その内部には、特定成分を
吸着させるための濃縮用充填剤(吸着剤)が設けられて
いる。そして、この濃縮管14には、フィルタ17、フ
ローセンサ18およびポンプ19を備えた流路20が接
続されている。
【0006】21は第1のカラムで、接続管22,23
を介して十方弁1のポートd,hに接続されている。2
4は第2のカラムで、その一端が接続管25を介して十
方弁1のポートgと接続され、他端が例えば水素炎イオ
ン化検出器(FID)などの検出器26に接続されてい
る。そして、この検出器26の他端は、排ガスライン2
7を介して排出口28に接続されている。
【0007】そして、十方弁1のポートeは、ニードル
弁29を備えたバックフラッシュライン30を介して排
ガスライン27の検出器26と排出口28との間の点2
7aにおいて接続されている。また、十方弁1のポート
fは、ニードル31および圧力調整弁32を備えたキャ
リアガスライン33に接続されており、このキャリアガ
スライン33は、フィルタ34を備えたキャリアガス
(例えばN2 ガス)導入口35に接続されている。さら
に、十方弁1のポートiは、接続管36を介してキャリ
アガスライン33のニードル31と圧力調整弁32との
間の点33aに接続されている。
【0008】37はサンプルガスライン13と排ガスラ
イン27との間を接続するバイパスラインで、一端が三
方電磁弁12に接続され、他端が排ガスライン27の接
続点27aと排出口28との間の点27bに接続されて
おり、フローセンサ38を備えている。
【0009】39はサンプルガスライン13とバイパス
ライン37との間を接続するオーバーフローラインで、
一端がサンプルガスライン13のポートbと三方電磁弁
12との間の点13aに接続され、他端がバイパスライ
ン37の三方電磁弁12とフローセンサ38との間の点
37aに接続されており、三方電磁弁40および吸引ポ
ンプ41を備えている。
【0010】42は校正ガス導入口で、例えばN2 ガス
ボンベ(図示していない)が接続され、電磁弁43およ
びキャピラリ44を備えた校正ガスライン45を介して
バイパスライン37の電磁弁12と接続点37aとの間
の点37bに接続されている。
【0011】46は恒温槽で、十方弁1、第1のカラム
21、第2のカラム24、検出器26およびそれらに接
続された管の一部が収容される。
【0012】そして、上記構成のガスクロマトグラフィ
装置は、図示していないコントローラによって、各部が
所定のシーケンスにしたがって制御され、サンプルガス
として大気を濃縮管14内に導入して特定成分を吸着さ
せた後、濃縮管14を加熱して特定成分を離脱させ、キ
ャリアガスに保持させて濃縮サンプルガスとし、この濃
縮サンプルガスを第1のカラム21や第2のカラム24
に通してさらに特定成分のみを分離して検出器26に導
入することにより、ガスクロマトグラムが得られ、大気
中の特定有害物質の分析を行うことができる。
【0013】そして、三方電磁弁12を開閉することに
よって、サンプルガスを濃縮管14に導入するか、ある
いはバイパスライン37を介して系外に排出させるかを
選択することができ、これにより、サンプルガスを常時
供給し続けることが可能となり、サンプルガスの経時的
な濃度変化をより正確に把握することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガスクロマトグラフィ装置は、二つのカラム21,
24と一つの検出器26とからなるが、そのシステムの
構成上およびカラム21,24の分離機構(分離作用)
上、低沸点成分(含むガス成分)および高沸点成分を同
時に分析することができず、このため、大気中汚染物質
(VOC)の一部しか測定できなかった。
【0015】上述の課題を解決する手法として、ガス成
分を分離するために、第2のカラム24として吸着型カ
ラム(気固クロマトグラフィ)を使用することが考えら
れるが、高沸点成分に対する吸着作用が強すぎて溶出し
てこないといった不都合がある。また、逆に、高沸点成
分を分離するために、第2のカラム24として分配型カ
ラム(気液クロマトグラフィ)を使用すると、ガス成分
が分離せず、そのまま溶出してしまう。
【0016】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、低沸点成分から高沸点成分まで
の広範囲の成分を同時にしかも連続的に精度よく分析す
ることができるガスクロマトグラフィ装置を提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明では、サンプルガスを濃縮管内に導入して
特定成分を吸着させた後、前記濃縮管を加熱して特定成
分を離脱させ、キャリアガスに保持させて濃縮サンプル
ガスとし、この濃縮サンプルガスを、流路切換手段に接
続された二つのカラムに通してさらに特定成分のみを分
離して検出器に導入し、ガスクロマトグラムを得るよう
にしたガスクロマトグラフィ装置において、前記二つの
カラムの間に、第2の流路切換手段を介して第3のカラ
ムおよび第2の検出器を設けている。
【0018】そして、第2発明では、サンプルガスを濃
縮管内に導入して特定成分を吸着させた後、前記濃縮管
を加熱して特定成分を離脱させ、キャリアガスに保持さ
せて濃縮サンプルガスとし、この濃縮サンプルガスを、
流路切換手段に接続された二つのカラムに通してさらに
特定成分のみを分離して検出器に導入し、ガスクロマト
グラムを得るようにしたガスクロマトグラフィ装置にお
いて、前記流路切換手段に接続されるバックフラッシュ
ラインに、第3のカラムおよび第2の検出器を設けてい
る。
【0019】上記いずれの発明においても、低沸点成分
から高沸点成分までの広範囲にわたる成分を同時にしか
も連続的に精度よく分析することができる。そして、自
動かつ連続測定を行うことができるので、サンプルガス
に含まれる各種の成分を効率よく分析することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照しながら説明する。図1は、第1発明のガスクロマ
トグラフィ装置の基本的な構成の一例を概略的に示すも
ので、この図において図8に示した符号と同一のものは
同一物を示している。
【0021】第1発明のガスクロマトグラフィ装置にお
いては、第1のカラム21および第2のカラム24の間
に、第2の流路切換手段47を介して第3のカラム48
および第2の検出器49を設けている。
【0022】前記第2の流路切換手段47は、例えば4
個のポート(図中、時計まわりに付した符号k〜nで示
す)を備えた公知の四方弁よりなり、例えばオンのと
き、図において仮想線で示すようにポート間が接続し、
オフのとき、実線で示すようにポート間が連通する。そ
して、図8における接続管25を除去し、前記第2の流
路切換手段47を次のようにして設けている。
【0023】すなわち、第2の流路切換手段47のポー
トkを、接続管50を介して第2のカラム24に接続す
るとともに、ポートlを、接続管51を介して流路切換
手段1(以下、第1の流路切換手段1という)のポート
gに接続し、さらに、ポートnを、接続管52を介して
キャリアガスライン33の接続点33aと圧力調整弁3
2と間の点33bに接続している。
【0024】また、前記第3のカラム48は、その一端
側が連結管53を介して第2の流路切換手段47のポー
トmに接続され、他端側に接続管54を介して第2の検
出器49に接続されている。この第2の検出器49は、
検出器26(以下、第1の検出器26という)と同様
に、例えばFIDよりなる。
【0025】そして、前記各カラム21,24,48
は、それぞれ最適な温度条件が設定できるように、各別
に恒温槽(図示していない)内に収容されている。ま
た、各流路切換手段1,47は、それぞれ、150℃〜
200℃程度に加熱できるように構成されている。さら
に、濃縮管14は、急速に冷却または加熱できるように
構成された装置55内に収容されている。そして、サン
プルが通過するラインや管内は、コールドスポットやデ
ッドボリュームがないように形成されている。
【0026】なお、構成のガスクロマトグラフィ装置
は、図示していないコントローラによって、各部が所定
のシーケンスにしたがって制御されることはいうまでも
ない。
【0027】次に、上記構成のガスクロマトグラフィ装
置の動作について、図2をも参照しながら説明する。ま
ず、濃縮管14において吸着・濃縮されたサンプルは、
急速な加熱によって脱着して、図2(A)において符号
56で示すように、第1のカラム21方向に移動する。
【0028】そして、低沸点成分(含ガス成分)が第2
のカラム24へ移動したとき、第2の流路切換手段47
をオンにしてポート間の接続を切り換える。このとき、
サンプル中の低沸点成分(含ガス成分)は、図2(B)
において符号57で示すように、そのまま第2のカラム
24へと進み、分離されて、第1の検出器26において
検出される。一方、サンプル中の高沸点成分は、図2
(B)において符号58で示すように、第3のカラム4
8へと進み、分離されて、第2の検出器49において検
出される。
【0029】そして、測定対象とする最後の高沸点成分
が、図2(C)において符号59で示すように、第3の
カラム48に移動したとき、バックフラッシュモードと
して、符号60で示すようにバックフラッシュを行う。
【0030】上述の動作説明から明らかなように、第1
発明のガスクロマトグラフィ装置においては、低沸点成
分から高沸点成分までの広範囲の成分を同時にしかも連
続的に精度よく分析することができる。そして、特に、
バックフラッシュを行う前に対象とする高沸点成分を検
出することができる。
【0031】そして、上記基本的なガスクロマトグラフ
ィ装置の構成において、種々のカラムを組み合わせるこ
とにより、 (1)ガス成分と低〜中高沸点成分の分離 (2)低沸点成分と中高沸点成分の分離 (3)無極性成分と極性成分の分離 の3種類のシステムを構築できる。以下、これについ
て、図3〜図5を参照しながら説明する。
【0032】まず、(1)ガス成分と低〜中高沸点成分
の分離を行う場合には、図3に示すように、第1のカラ
ム21および第3のカラム48を分配型カラム21A,
48Aとし、第2のカラム24を吸着型カラム24Bと
する。これにより、サンプル中のガス成分が吸着型カラ
ム(第2のカラム)24Bで吸着・分離され、サンプル
中の低〜中高沸点成分が分配型カラム48(第3のカラ
ム)48Aで分配・分離される。この場合、第1のカラ
ム21Aにおいて中高沸点成分の分離を良好に行うこと
ができれば、第3のカラム48は抵抗であってもよい。
【0033】次に、(2)低沸点成分と中高沸点成分の
分離をを行う場合には、図4に示すように、全てのカラ
ム21,24,48を分配型カラム21A,24A,4
8Aとする。これにより、サンプル中の低沸点成分(含
ガス成分)が分配型カラム24Aで分配・分離され、サ
ンプル中の低〜中高沸点成分が分配型カラム48Aで分
配・分離される。
【0034】そして、(3)無極性成分と極性成分の分
離を行う場合には、図5に示すように、第1のカラム2
1および第3のカラム48を無極性カラム21C,48
Cで構成し、第2のカラム24を極性カラム24Dで構
成するのである。今、サンプルに、図5(A)に示すよ
うに、多種の無極性化合物A,B,D,Eおよび極性化
合物C,Fが含まれているものとする。
【0035】 第1の流路切換手段1からのサンプル
が第1のカラム(無極性カラム)21Cを通過する際、
化合物A〜Fが、図5(A)に示すように、およそ沸点
順に溶出する。
【0036】 極性成分群Fが第2のカラム(極性カ
ラム)24Dに移動したとき、第1の流路切換手段1お
よび第2の流路切換手段47をオンしてポートの接続を
切り換える。これにより、無極性成分D,Eは第3のカ
ラム(無極性カラム)48Cに移動し、第2の検出器4
9によって検出される(図5(B)参照)。一方、第2
のカラム(極性カラム)24Dに移動した極性成分群F
(極性成分F1 ,F2,F3 よりなる)は、第2のカラ
ムを移動しながら分離し、第1の検出器26によって検
出される(図5(B)参照)。
【0037】 極性成分群C(極性成分C1 ,C2
3 よりなる)の第1のカラム(無極性カラム)21C
における溶出タイミングを見計らって、第1の流路切換
手段1および第2の流路切換手段47を切り換えると、
極性成分群Cは第2のカラム(極性カラム)24Dに移
動し、分離されて、第1の検出器26によって検出され
る(図5(C)参照)。
【0038】 無極性成分A,Bの第1のカラム(無
極性カラム)21Cにおける溶出タイミングを見計らっ
て、第1の流路切換手段1および第2の流路切換手段4
7を切り換えると、無極性成分A,Bは第3のカラム
(無極性カラム)48Cに移動し、第2の検出器49に
よって検出される(図5(D)参照)。
【0039】以上のように、マトリックス(成分)に応
じて、前記〜の操作を繰り返すことにより、サンプ
ルに含まれる極性成分および無極性成分の全てを分離、
分析することができる。
【0040】なお、上記実施の形態において、第3のカ
ラム48を無極性カラムとしているが、これに代えて、
抵抗を設けてもよい。
【0041】次に、図6は、第2発明のガスクロマトグ
ラフィ装置の構成の一例を概略的に示すもので、この図
において図8に示した符号と同一のものは同一物を示し
ている。
【0042】第2発明のガスクロマトグラフィ装置にお
いては、図8に示した構成におけるバックフラッシュラ
イン30に、第3のカラム48および第2の検出器49
を設けた点が、図8におけるガスクロマトグラフィ装置
の構成と異なる。そして、この第2の発明のガスクロマ
トグラフィ装置においても、各カラム21,24,48
は、それぞれ最適な温度条件が設定できるように、各別
に恒温槽(図示していない)内に収容されている。ま
た、流路切換手段1は、150℃〜200℃程度に加熱
できるように構成されている。さらに、濃縮管14は、
急速に冷却または加熱できるように構成された装置55
内に収容されている。そして、サンプルが通過するライ
ンや管内は、コールドスポットやデッドボリュームがな
いように形成されている。
【0043】次に、上記構成のガスクロマトグラフィ装
置の動作について、図7をも参照しながら説明する。ま
ず、図7(A)において符号61で示すサンプルは、濃
縮管14においてトラップされ、この濃縮管14の加熱
によって吸着されていたサンプルは第1のカラム21へ
と移動する。
【0044】そして、前記サンプル中の低沸点成分(含
ガス成分)が第2のカラム24へ移動したとき、第1の
流路切換手段1をオンにしてポート間の接続を切り換
え、バックフラッシュモードにする。このとき、前記低
沸点成分(含ガス成分)は、図7(A)において符号6
1Aで示すように、そのまま第2のカラム24へと進
み、これを通過して成分ごとに分離されて、第1の検出
器26において検出される。一方、サンプル中の高沸点
成分(含フタール酸エステル)は、前記バックフラッシ
ュによって、図7(B)において符号61Bで示すよう
に、逆方向に移動し、元の分離されていない成分の一員
となるが、第3のカラム48によって再び成分ごとに分
離されて、第2の検出器49において検出される。
【0045】上述の動作説明から明らかなように、第2
発明のガスクロマトグラフィ装置においても、低沸点成
分から高沸点成分までの広範囲の成分を同時にしかも連
続的に精度よく分析することができる。
【0046】そして、大気中にごく微量含まれるフター
ル酸エステルの分析は、従来においては、フィルタ捕集
→溶媒抽出→液体クロマトグラフィ分析といった手法に
行われていたが、上記構成のガスクロマトグラフィ装置
によれば、簡単にしかも短時間に行うことができるよう
になる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、上記第1および第
2の発明のいずれにおいても、低沸点成分から高沸点成
分までの広範囲にわたる成分を同時にしかも連続的に精
度よく分析することができる。そして、自動かつ連続測
定を行うことができるので、サンプルガスに含まれる各
種の成分を効率よく分析することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明のガスクロマトグラフィ装置の構成の
一例を概略的に示す図である。
【図2】前記ガスクロマトグラフィ装置の基本的動作を
説明すための図である。
【図3】前記ガスクロマトグラフィ装置を用いてガス成
分と低〜中高沸点成分の分離を行う動作を説明するため
の図である。
【図4】前記ガスクロマトグラフィ装置を用いて低沸点
成分と中高沸点成分の分離を行う動作を説明するための
図である。
【図5】前記ガスクロマトグラフィ装置を用いて無極性
成分と極性成分の分離を行う動作を説明するための図で
ある。
【図6】第2発明のガスクロマトグラフィ装置の構成の
一例を概略的に示す図である。
【図7】前記ガスクロマトグラフィ装置の基本的動作を
説明すための図である。
【図8】従来技術のガスクロマトグラフィ装置を概略的
に示す図である。
【符号の説明】
1…第1の流路切換手段、14…濃縮管、21,21
A,21C…第1のカラム、24,24A,24B,2
4D…第2のカラム、26…第1の検出器、30…バッ
クフラッシュライン、47…第2の流路切換手段、4
8,48A,48C…第3のカラム、49…第2の検出
器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルガスを濃縮管内に導入して特定
    成分を吸着させた後、前記濃縮管を加熱して特定成分を
    離脱させ、キャリアガスに保持させて濃縮サンプルガス
    とし、この濃縮サンプルガスを、流路切換手段に接続さ
    れた二つのカラムに通してさらに特定成分のみを分離し
    て検出器に導入し、ガスクロマトグラムを得るようにし
    たガスクロマトグラフィ装置において、前記二つのカラ
    ムの間に、第2の流路切換手段を介して第3のカラムお
    よび第2の検出器を設けたことを特徴とするガスクロマ
    トグラフィ装置。
  2. 【請求項2】 サンプルガスを濃縮管内に導入して特定
    成分を吸着させた後、前記濃縮管を加熱して特定成分を
    離脱させ、キャリアガスに保持させて濃縮サンプルガス
    とし、この濃縮サンプルガスを、流路切換手段に接続さ
    れた二つのカラムに通してさらに特定成分のみを分離し
    て検出器に導入し、ガスクロマトグラムを得るようにし
    たガスクロマトグラフィ装置において、前記流路切換手
    段に接続されるバックフラッシュラインに、第3のカラ
    ムおよび第2の検出器を設けたことを特徴とするガスク
    ロマトグラフィ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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