JP6843451B6 - 緊結金具および緊結金具の取付方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器6に複数個の緊結金具1を入れて作業現場Gまで運搬し、一端を予め作業者側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の連結部4に係止し、連結用部材3で連結状態の緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を作業現場Gに固定された単鋼管2または作業現場Gの固定部5に取付ける緊結金具の取付け方法。
【選択図】 図1
Description
また、緊結金具の外周面にプレートを固定し、このプレートにチェンの基部を連結し、チェンの先端にフックを設けた構成は公知である(特許文献2参照)。
前記公知例のうち後者のものも、緊結金具をどのように作業現場まで運搬するかの具体的記述はなく、前者の公知例と同様に、容器から取出すときから組付ける間に緊結金具を取り落とすという事故が発生するという課題がある。
また、後者の公知例では、フックを設けているが、このフックは単管を吊っているチェンに係合させて、単管の落下を防止するものであり、緊結金具自体の落下を防止するものではない。
本願は、緊結金具の構成を工夫し、建築現場における緊結金具の落下事故発生を防止すると共に、通常の緊結金具による単鋼管の緊結作業を円滑にできるようにしたものである。
請求項2の発明は、予め容器6に複数個の緊結金具1を入れ、緊結金具1を入れた容器6を作業現場Gにまで運搬し、一端を予め作業者側または作業現場Gの固定部側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の外面より突出する逆U型状の連結部4に係止し、連結用部材3により連結状態にある緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を2本の単鋼管2のうちの一方に連結し、一方の単鋼管2に連結した緊結金具1に他方の単鋼管2を連結し、固定状態の緊結金具1から連結用部材3を外し、次の緊結金具1と単鋼管2の取付けを行う緊結金具の取付方法としたものである。
請求項3の発明は、一端を予め作業者側または作業現場Gの固定部側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の連結部4に係止し、係止した緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を既に固定状態の単鋼管2に連結し、この緊結金具1に別途単鋼管2を連結し、固定状態の緊結金具1から連結用部材3を外し、次の緊結金具1と単鋼管2の取付けに移行して足場を組み立てる緊結金具の取付方法としたものである。
請求項4の発明は、2本の単鋼管2を互いに連結し、または、単鋼管2を作業現場Gの固定部側に取付ける緊結金具1において、緊結金具1の外周の外面8の所定位置に、予め作業者側に連結した連結用部材3の端部を連結しうる、緊結金具1の外面より突出する一対の腕部10と一対の腕部10を連結する中間部11を有し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に連結用部材3を連結しうる所定の空間9を形成した連結部4を設けた緊結金具としたものである。
請求項5の発明は、連結部4は軸棒部材により形成し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に連結用部材3を連結しうる所定の空間9をおいて、連結部4を緊結金具1の外面8に固定して構成した緊結金具としたものである。
請求項6の発明は、連結部4は一対の腕部10を中間部11で連結し、腕部10と中間部11により包囲された空間を連結部4と緊結金具1の外面8との間の空間9とした緊結金具としたものである。
請求項7の発明は、連結部4は、一対の腕部10のうちの一方または両方の先端を、緊結金具1の外面8に固定した緊結金具としたものである。
請求項8の発明は、連結部4は熔接手段により緊結金具1の外面に固定した緊結金具としたものである。
請求項9の発明は、連結用部材3は、少なくとも、紐状部材15の一端に連結部4に係止可能な係止フック16を設けて構成した緊結金具としたものである。
請求項10の発明は、緊結金具1は中央の大径筒部30の両端に単鋼管2を挿通する小径筒部31を直線状に配置して設け、大径筒部30に連結部4の一対の腕部10を大径筒部30の軸心方向に対して交差方向に並設し、一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を大径筒部30の外周に固定した緊結金具としたものである。
請求項11の発明は、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付けてそれぞれ構成した第1取付金具35と第2取付金具36とを互いに位置固定状態に取付け、垂直状の単鋼管2と水平状の単鋼管2とを連結する構成とし、第1取付金具35と第2取付金具36のうちの何れ一方の固定側具37の外面に、連結部4の一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を固定した緊結金具としたものである。
請求項12の発明は、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付けてそれぞれ構成した第1取付金具35と第2取付金具36とを互いに位置固定状態に取付け、交差する2本の単鋼管2を任意の角度に緊結する構成とし、第1取付金具35と第2取付金具36のうちの何れ一方の固定側具37の外面に、連結部4の一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を固定した緊結金具としたものである。
請求項13の発明は、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付け、移動側具38の回動端には移動側具38の回動を停止させる停止ボルト40を取付けて、長尺の円筒単鋼管2を緊結可能な第1取付金具35に、板状部材により既存の足場の固定部に固定する第2取付金具36を固定状態に取付けて構成した緊結金具としたものである。
請求項2の発明では、予め容器6に複数個の緊結金具1を入れ、緊結金具1を入れた容器6を作業現場Gにまで運搬し、一端を予め作業者側または作業現場Gの固定部側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の外面より突出する逆U型状の連結部4に係止し、連結用部材3により連結状態にある緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を2本の単鋼管2のうちの一方に連結し、一方の単鋼管2に連結した緊結金具1に他方の単鋼管2を連結し、固定状態の緊結金具1から連結用部材3を外し、次の緊結金具1と単鋼管2の取付けを行うので、2本の単鋼管2を緊結固定する緊結作業する間、緊結金具1は連結用部材3により連結され、建築現場における緊結金具1の落下事故発生を未然に防止できると共に、緊結金具1から連結用部材3を外すと、連結部4のみが残るので、連結部4が邪魔にならず、単鋼管2の緊結作業を円滑にできる。
請求項3の発明では、一端を予め作業者側または作業現場Gの固定部側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の連結部4に係止し、係止した緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を既に固定状態の単鋼管2に連結し、この緊結金具1に別途単鋼管2を連結して足場を組み立てるので、単鋼管2の緊結作業する間、緊結金具1は連結用部材3により連結され、建築現場における緊結金具1の落下事故発生を未然に防止できると共に、緊結金具1から連結用部材3を外すと、連結部4のみが残るので、連結部4が邪魔にならず、単鋼管2の緊結作業を円滑にできる。
請求項4の発明では、2本の単鋼管2を互いに連結し、または、単鋼管2を作業現場Gの固定部側に取付ける緊結金具1において、緊結金具1の外周の外面8の所定位置に、予め作業者側に連結した連結用部材3の端部を連結しうる、緊結金具1の外面より突出する一対の腕部10と一対の腕部10を連結する中間部11を有し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に連結用部材3を連結しうる所定の空間9を形成した連結部4を設けているので、容器6内の緊結金具1の連結部4に連結用部材3の端部を係止し、係止した緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を2本の単鋼管2のうちの一方に連結し、一方の単鋼管2に連結した緊結金具1に他方の単鋼管2を連結することができ、容器6から取り出して緊結作業する間、緊結金具1は連結用部材3により連結されて、建築現場における緊結金具1の落下事故発生を未然に防止できると共に、緊結金具1から連結用部材3を外すと、連結部4のみが残るので、連結部4が邪魔にならず、単鋼管2の緊結作業を円滑にできる。
請求項5の発明では、連結部4は軸棒部材により形成し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に連結用部材3を連結しうる所定の空間9をおいて、連結部4を緊結金具1の外面8に固定して構成しているので、空間9の存在により連結部4への連結用部材3の連結作業を容易にし、足場組立作業全般の作業効率を向上させられる。
請求項6の発明では、連結部4は一対の腕部10を中間部11で連結し、腕部10と中間部11により包囲された空間を連結部4と緊結金具1の外面8との間の空間9としているので、空間9を簡単に構成でき、連結部4の緊結金具1への取付(固定)を容易にでき、しかも、連結用部材3を連結部4に連結するのが容易になる。
請求項7の発明では、連結部4は、一対の腕部10のうちの一方または両方の先端を、緊結金具1の外面8に固定しているので、連結部4の固定が容易になる。
請求項8の発明では、連結部4は熔接手段により緊結金具1の外周面に固定するので、緊結金具1の内側に連結部4の突起物が突き出ることがなく、緊結金具1に単鋼管2を挟持させるとき、連結部4が障害とならず、緊結金具1の単鋼管2への固定を容易にできる。
請求項9の発明では、連結用部材3は、少なくとも、紐状部材15の一端に連結部4に係止可能な係止フック16を設けて構成しているので、緊結金具1の連結部4に係止フック16をワンタッチ操作により係合させるだけで、緊結金具1と作業者との連結作業を完結でき、足場組立作業を容易にする。
また、緊結金具1を単鋼管2に固定後、あるいは、緊結金具1に単鋼管2を固定後の作業終了時には、係止フック16を連結部4からワンタッチ操作で外すだけで、連結用部材3を緊結金具1から簡単に外すことができる。
請求項10の発明では、緊結金具1は中央の大径筒部30の両端に単鋼管2を挿通する小径筒部31を直線状に配置して設け、大径筒部30に連結部4の一対の腕部10を大径筒部30の軸心方向に対して交差方向に並設し、一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を大径筒部30の外周に固定しているので、2本の単鋼管2を緊結金具1により簡単に単鋼管2の長さ方向に連結することができる。
請求項11の発明では、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付けてそれぞれ構成した第1取付金具35と第2取付金具36とを互いに位置固定状態に取付け、垂直状の単鋼管2と水平状の単鋼管2とを連結する構成とし、第1取付金具35と第2取付金具36のうちの何れ一方の固定側具37の外面に、連結部4の一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を固定しているので、直角方向に単鋼管2を緊結する緊結作業を、落下事故発生を未然に防止しつつ、連結部4を邪魔にすることなく、円滑にできる。
請求項12の発明では、緊結金具1は固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付けてそれぞれ構成した第1取付金具35と第2取付金具36とを互いに位置固定状態に取付け、交差する2本の単鋼管2を任意の角度に緊結する構成とし、第1取付金具35と第2取付金具36のうちの何れ一方の固定側具37の外面に、連結部4の一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を固定しているので、2本の単鋼管2を所望角度で交差させて緊結する緊結作業を、落下事故発生を未然に防止しつつ、連結部4を邪魔にすることなく、円滑にできる。
請求項13の発明では、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付け、移動側具38の回動端には移動側具38の回動を停止させる停止ボルト40を取付けて、長尺の円筒単鋼管2を緊結可能な第1取付金具35に、板状部材により既存の足場の固定部に固定する第2取付金具36を固定状態に取付けているので、緊結金具1を建築現場の任意の固定部に単鋼管2を緊結する緊結作業を、落下事故発生を未然に防止しつつ、連結部4を邪魔にすることなく、円滑にできる。
そのため、緊結金具1の連結部4に連結用部材3の一端を連結して、連結用部材3の他端を作業者Sあるいは作業現場Gの固定部5に係止すると、単鋼管2を組み立てる足場組立作業中に、緊結金具1を落下させることを防止する。
連結部4は軸棒部材により形成し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に所定間隔の空間9をおいて固定する(図2)。
連結部4の形状は任意であり、緊結金具1の外面8に対して空間9を有するように設ければよいが、一対の腕部10を中間部11で連結して、「コ」の字またはU型形状のように形成する。
連結部4は軸棒部材のみによって形成すると、緊結金具1の外側への突出を最低限の大きさとすることができ、作業者の衣服や運搬資材の引っ掛かり等を防止する。
緊結金具1および連結部4の材質は問わないが、所定の剛性を有する金属あるいは合成樹脂により形成する。
連結部4は、一対の腕部10のうちの一方または両方の先端を、緊結金具1の外面8に固定する(図2、3)。
連結部4を金属により形成したときは、専ら、熔接手段により固定する。
連結用部材3の構成は、前記したとおり任意であるが、本実施形態では所定長さを有する紐状部材15の一端に係止フック16を設け、係止フック16を連結部4に係止することにより、連結用部材3を緊結金具1に連結する(図1)。
連結用部材3の他端側は任意の固定部5に予め連結しておけばよく、その構成は任意である。
また、係止フック16を設けていない単なる紐状の連結用部材3では、連結用部材3の連結端部を緊結金具1の連結部4に結び付ける。
この連結用部材3に係止フック16を設けた場合、あるいは、係止フック16を設けていない場合であっても、連結部4の中間部11と緊結金具1の外面8との間の空間9は、連結用部材3の係止フック16または紐状部材15を挿通しうる大きさとする(図3)。
紐状部材15の端部を連結部4に直接結び付けるときには、紐状部材15により緊結金具1を吊り下げた状態ではほどけず、紐状部材15の先端を引っ張るとワンタッチでほどけるように結ぶと、緊結金具1の取付作業を容易にできて、好適である。
しかして、緊結金具1の構成は任意であるが、図4は当業者において直線ジョイントと称される緊結金具1であり、この緊結金具1は単鋼管2を直線状に連結するものである。この緊結金具1は中央の大径筒部30の両端に単鋼管2を挿通する小径筒部31を設け、大径筒部30に連結部4を設けている。
そのため、連結部4の存在が緊結金具1に単鋼管2を装着する際に邪魔にならず、かつ、単鋼管2を装着する際の緊結金具1の落下を防止する。
また、既存の直線ジョイント緊結金具1に、連結部4の後付けも可能となり、緊結金具1を安価に製造できる。
直交型緊結金具1は、第1取付金具35と第2取付金具36を有して構成し、第1取付金具35および第2取付金具36は固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付け、移動側具38の回動端には移動側具38の回動を停止させる停止ボルト40を取付けて構成している。
直交型緊結金具1では、第1取付金具35と第2取付金具36の何れか一方の固定側具37の停止ボルト40を取付けていない回動支点軸39を支持する支持面42を外面8とし、この外面8に連結部4を取付ける。
また、既存の直交型ジョイント緊結金具1の支持面42を外面8として連結部4の腕部10を固定すればよく、連結部4の後付けも可能となり、緊結金具1を安価に製造できる。
また、直交型緊結金具1では、固定側具37の支持面42に連結部4を取付けるが、連結部4を取付ける向きは任意であり、固定側具37に固定した単鋼管2の軸心方向と平行状態あるいは交差状態に取付固定する。
また、連結部4は支持面42(外面8)に固定するので、連結部4の腕部10が固定側具37の内面側に突出するのを防止でき、単鋼管2を緊結金具1に装着する際の障害となるのを防止する。
自在型緊結金具1は、直交型緊結金具1と同様に、第1取付金具35と第2取付金具36を有して構成し、第1取付金具35および第2取付金具36は固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付け、移動側具38の回動端には移動側具38の回動を停止させる停止ボルト40を取付けて構成している。
この場合、連結部4の中間部11は、緊結金具1の本体の外形線より突出させないようにすると、他の構造物との接触を防止できて、好適である。
そのため、緊結金具1に連結部4の取付を容易にできる。
また、連結部4は支持面42(外面8)に固定するので、連結部4の腕部10が固定側具37の内面側に突出するのを防止でき、単鋼管2を緊結金具1に装着する際の障害となるのを防止する。
そのため、種々の径の単鋼管2の緊結に緊結金具1を使用でき、汎用性を向上させられる。
本発明は上記構成であり、布等により形成した袋あるいはバケツ形状の容器6に複数個の緊結金具1を入れて作業現場Gまで運搬する。
次に、作業者の腰のベルト等の固定部5に予め係止したある連結用部材3の一端を、容器6内の緊結金具1の連結部4に係止し、係止した緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1の第2取付金具36を既に設置してある単鋼管2あるいは作業現場Gの固定部5に固定する。
連結部4は軸棒部材により形成し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に所定間隔の空間9をおいて固定しているので、空間9の存在により連結部4への連結用部材3の連結作業を容易にし、足場組立作業全般の作業効率を向上させられる。
連結部4は、一対の腕部10のうちの一方または両方の先端を、緊結金具1の外面8に固定しているので、連結部4の固定が容易になる。
また、緊結金具1を単鋼管2に固定後、あるいは、緊結金具1に単鋼管2を固定後の作業終了時には、係止フック16を連結部4から外すだけで、連結用部材3を緊結金具1から簡単に外れる。
すなわち、従来例のような、緊結金具1にチェンやフックを設けていると、緊結金具1を単鋼管2に取付けた後も、緊結金具1のチェンやフックが通行の邪魔になったり、引っ掛かり事故の原因となるが、本発明ではこれを防止する。
また、連結部4は一対の腕部10を中間部11で連結して構成し、腕部10の先端を緊結金具1の大径筒部30に熔接固定するので、既存の直線ジョイント型緊結金具1に、連結部4の後付けも可能となり、緊結金具1を安価に製造できる。
直交型緊結金具1は、所定外周面を外面8とし、この外面8に連結部4を取付けているので、連結部4の存在が単鋼管2を装着する際の緊結金具1の移動側具38の回動に干渉せず、かつ、単鋼管2を装着する際の緊結金具1の落下を防止する。
この場合、連結部4の中間部11は、緊結金具1の本体の外形線より突出させないようにすると、他の構造物との接触を防止できて、好適である。
この場合、連結部4の中間部11は、緊結金具1の本体の外形線より突出させないようにすると、他の構造物との接触を防止できて、好適である。
なお、緊結金具1は、単鋼管2により構築する柵、仮設用構築物、園芸用構築物、農業用構築物等を組立る場合に使用し、作業現場Gの種類は問わない。
Claims (13)
- 予め容器6に複数個の緊結金具1を入れ、緊結金具1を入れた容器6を作業現場Gにまで運搬し、一端を予め作業者側または作業現場Gの固定部側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の外面より突出する逆U型状の連結部4に係止し、連結用部材3により連結状態にある緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を作業現場Gに固定された単鋼管2または作業現場Gの固定部5に取付け、固定状態の緊結金具1から連結用部材3を外し、次の緊結金具1の取付けを行う緊結金具の取付方法。
- 予め容器6に複数個の緊結金具1を入れ、緊結金具1を入れた容器6を作業現場Gにまで運搬し、一端を予め作業者側または作業現場Gの固定部側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の外面より突出する逆U型状の連結部4に係止し、連結用部材3により連結状態にある緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を2本の単鋼管2のうちの一方に連結し、一方の単鋼管2に連結した緊結金具1に他方の単鋼管2を連結し、固定状態の緊結金具1から連結用部材3を外し、次の緊結金具1と単鋼管2の取付けを行う緊結金具の取付方法。
- 請求項1において、一端を予め作業者側または作業現場Gの固定部側に連結した連結用部材3の他端を、容器6内の緊結金具1の連結部4に係止し、係止した緊結金具1のみを容器6から取り出し、取り出した緊結金具1を既に固定状態の単鋼管2に連結し、この緊結金具1に別途単鋼管2を連結し、固定状態の緊結金具1から連結用部材3を外し、次の緊結金具1と単鋼管2の取付けに移行して足場を組み立てる緊結金具の取付方法。
- 2本の単鋼管2を互いに連結し、または、単鋼管2を作業現場Gの固定部側に取付ける緊結金具1において、緊結金具1の外周の外面8の所定位置に、予め作業者側に連結した連結用部材3の端部を連結しうる、緊結金具1の外面より突出する一対の腕部10と一対の腕部10を連結する中間部11を有し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に連結用部材3を連結しうる所定の空間9を形成した連結部4を設けた緊結金具。
- 請求項4において、連結部4は軸棒部材により形成し、連結部4と緊結金具1の外面8との間に連結用部材3を連結しうる所定の空間9をおいて、連結部4を緊結金具1の外面8に固定して構成した緊結金具。
- 請求項4または請求項5において、連結部4は一対の腕部10を中間部11で連結し、腕部10と中間部11により包囲された空間を連結部4と緊結金具1の外面8との間の空間9とした緊結金具。
- 請求項6において、連結部4は、一対の腕部10のうちの一方または両方の先端を、緊結金具1の外面8に固定した緊結金具。
- 請求項4〜請求項7の何れかにおいて、連結部4は熔接手段により緊結金具1の外面に固定した緊結金具。
- 請求項4〜請求項8の何れかにおいて、連結用部材3は、少なくとも、紐状部材15の一端に連結部4に係止可能な係止フック16を設けて構成した緊結金具。
- 請求項4〜請求項9の何れかにおいて、緊結金具1は中央の大径筒部30の両端に単鋼管2を挿通する小径筒部31を直線状に配置して設け、大径筒部30に連結部4の一対の腕部10を大径筒部30の軸心方向に対して交差方向に並設し、一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を大径筒部30の外周に固定した緊結金具。
- 請求項4〜請求項9の何れかにおいて、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付けてそれぞれ構成した第1取付金具35と第2取付金具36とを互いに位置固定状態に取付け、垂直状の単鋼管2と水平状の単鋼管2とを連結する構成とし、第1取付金具35と第2取付金具36のうちの何れ一方の固定側具37の外面に、連結部4の一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を固定した緊結金具。
- 請求項4〜請求項9の何れかにおいて、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付けてそれぞれ構成した第1取付金具35と第2取付金具36とを互いに位置固定状態に取付け、交差する2本の単鋼管2を任意の角度に緊結する構成とし、第1取付金具35と第2取付金具36のうちの何れ一方の固定側具37の外面に、連結部4の一対の腕部10のうち何れか一方または両方の先端を固定した緊結金具。
- 請求項4〜請求項9の何れかにおいて、緊結金具1は、固定側具37に移動側具38を回動支点軸39により回動自在に取付け、移動側具38の回動端には移動側具38の回動を停止させる停止ボルト40を取付けて、長尺の円筒単鋼管2を緊結可能な第1取付金具35に、板状部材により既存の足場の固定部に固定する第2取付金具36を固定状態に取付けて構成した緊結金具。
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