JP3162316U - 補強具 - Google Patents

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一夫 福倉
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Abstract

【課題】ポールに取り付けられた装柱部材の存在又はポールの周面の形状等に拘わらず、当該ポールを補強すべく該当箇所に取り付けることができる補強具を提供する。【解決手段】補強具1は、電柱Pの表面等に疵が生じた電柱Pを補強すべく、電柱Pの周方向へ互いに距離を隔てて、それぞれ電柱Pの長手方向へ向かって配置される複数の補強棒5,5,…と、各補強棒5,5,…の両端部の適宜位置にそれぞれ、当該補強棒5,5,…と電柱Pの周面との間に介装され、当該補強棒5,5,…を電柱Pの周面から適宜距離を隔てた姿勢で固持する複数の固持部材20,20,…と、電柱Pの周方向へ相隣らせて配置される複数の固持部材20,20,…にそれぞれ係合され、各固持部材20,20,…を電柱Pの周面に固定する帯状の複数の固定バンド30,30,…とを備える。【選択図】図2

Description

本考案は、電柱といったポールに亀裂及び/又は損傷等の疵が発生した場合、又は疵が発生する虞がある場合に、当該ポールを補強する補強具に関する。
電柱又は支柱等のポールにあっては、外部衝撃又は内部劣化等によってその周面に亀裂及び/又は損傷等の疵が発生することがあり、かかる疵に対してポールの該当部分を補強する措置が講じられる場合がある。
図9は、そのようなポールの補強措置に用いられる従来の補強具の使用状態を示す模式的斜視図である。
図9に示した如く、電柱Pの周面であって疵発生箇所より少し上方の位置には、自在バンドを用いてなる帯状の固定バンド80が巻き付けてあり、固定バンド80は図示しない締付部によって電柱Pに固着されている。
固定バンド80には複数の吊下げフック81,81,…が電柱Pの周方向へ適宜の距離を隔てて垂下してあり、各吊下げフック81,81,…にはそれぞれ短冊形状をなした補強板金具82,82,…の一端部が引掛けられている。各補強板金具82,82,…の他端部には、正面視が縦長長方形状であり短辺方向が円弧状をなした補強板85,85,…が固定してあり、各補強板85,85,…は電柱P,P,…の周面に当接されている。
前述した各補強板金具82,82,…はその両端を固着してなるコ字状の持ち手金具82a,82a,…をそれぞれ備えており、各持ち手金具82a,82a,…内を挿通させながら電柱P及び補強板金具82,82,…を囲繞させた自在バンド83によって各補強板金具82,82,…の一端側が電柱Pに固着されている。
また、補強板金具82,82,…の他端近傍の位置には他の自在バンド84が電柱P及び補強板85,85,…を囲繞するように取り付けてあり、該他の自在バンド84によって各補強板85,85,…の他端側が電柱Pに固着されている。
かかる補強具によって電柱Pが補強され、電柱Pの自在バンド83と他の自在バンド84との間に疵がある場合であっても電柱Pは所要の強度を保持することができる。
特開2005−282055号公報
しかしながら、このような従来の補強具にあっては次のような問題があった。
図10は複数の突起物が取り付けられた電柱の状態を説明する説明図である。
図10に示した如く、電柱Pには、変圧器90を電柱Pに固定するための変圧器取付けバンド、通信用ケーブル91を支持する突出金物及び該突出金物を電柱Pに固定するための突出金物用自在バンド、腕金及び該腕金を電柱Pに固定するための腕金取付け金物、他の通信用ケーブル92を支持する支持金物等々、複数の装柱部材70,70,…が装着されている場合が多い。
かかる電柱Pにあっては、近傍に装柱部材70,70,…が設けられていない領域に生じた第1疵K1については、前述した如き従来の補強具を用いて当該個所を補強することはできるものの、近傍に装柱部材70,70,…が設けられている領域に生じた第2疵K2については、当該装柱部材70,70,…が邪魔となるため電柱Pに補強具を取り付けることができなかった。また、装柱部材70,70,…が設けられていない領域であっても、ポールの周面に突起が形成されている等、ポールの周面の形状によっては従来の補強具を取り付けることができない場合もあった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであって、ポールに取り付けられた装柱部材の存在又はポールの周面の形状等に拘わらず、当該ポールを補強すべく該当箇所に取り付けることができる補強具を提供する。
(1)ポールの周面に取り付けられ、当該ポールの補強対象箇所を補強する補強具において、前記補強対象箇所を補強すべく、ポールの長手方向へ向かって配置される補強用棒状部材と、補強用棒状部材の両端部の適宜位置にそれぞれ、当該補強用棒状部材と前記ポールの周面との間に介装され、当該補強用棒状部材を前記ポールの周面から適宜距離を隔てた姿勢で固持する複数の固持部材と、前記各固持部材に係合され、各固持部材をポールの周面に固定する帯状の複数の固定部材とを備えることを特徴とする。
(2)本考案に係る補強具は、ポールの周面に取り付けられ、当該ポールの補強対象箇所を補強する補強具において、前記補強対象箇所を補強すべく、ポールの周方向へ互いに距離を隔てて、それぞれポールの長手方向へ向かって配置される複数の補強用棒状部材と、各補強用棒状部材の両端部の適宜位置にそれぞれ、当該補強用棒状部材と前記ポールの周面との間に介装され、当該補強用棒状部材を前記ポールの周面から適宜距離を隔てた姿勢で固持する複数の固持部材と、ポールの周方向へ相隣らせて配置される複数の固持部材にそれぞれ係合され、各固持部材をポールの周面に固定する帯状の複数の固定部材とを備えることを特徴とする。
本考案の補強具にあっては、ポールの補強対象箇所を補強するための1又は複数の補強用棒状部材と、各補強用棒状部材を固持する複数の固持部材と、各固持部材をポールの周面に固定する帯状の複数の固定部材とを備えている。
補強用棒状部材はポールの長手方向へ向かって配置されるようになっており、複数の補強用棒状部材を用いる場合、ポールの周方向へ互いに距離を隔てて配置される。そして、補強用棒状部材は添え木作用によりポールの補強対象箇所を補強する。補強用棒状部材は、ポールの補強対象箇所の上下方向の寸法より適宜寸法だけ長い寸法になしてあり、補強用棒状部材の両端部の適宜位置にそれぞれ配置される各固持部材がポールの周面であって補強対象箇所から距離を隔てた位置に当接するようになっている。
かかる補強用棒状部材の材料及び/又は本数等を適宜に選択することによって、所要の補強強度を得ることができる。
一方、前述した固持部材は、各補強用棒状部材の両端部の適宜位置にそれぞれ、当該補強用棒状部材と前記ポールの周面との間に介装されるようになっており、これら各固持部材によって各補強用棒状部材は、ポールの周面から適宜距離を隔てた姿勢で固持される。
そして、帯状の複数の固定部材を予め、又は各固持部材を対応する補強用棒状部材の適宜に配設した後、ポールに掛け回した帯状の複数の固定部材を固持部材にそれぞれ係合させ、各固定部材によって対応する各固持部材をポールの周面に固定する。なお、複数の補強用棒状部材を用いる場合は、各固定部材はポールの周方向へ相隣らせて配置される複数の固持部材にそれぞれ係合させる。
これによって複数の補強用棒状部材をポールの周方向の適宜の位置に自在に取り付けることができるため、ポールの装柱部材が輻輳した領域であっても、又はポールの周面の形状等に拘わらず、当該装柱部材又はポール周面の凸部等を避けて補強具をポールに容易に取り付けることができる。
また、ポールに取り付けられた補強用棒状部材は、各固持部材によってポールの周面から適宜の距離を隔てた姿勢で保持されるため、装柱部材を構成する自在バンドがポールの周面に配設されている場合であっても、補強用棒状部材が当該自在バンドに当接することが防止され、自在バンドの存在に拘わらず補強用棒状部材をポールに容易に取り付けることができる。
(3)また、本考案に係る補強具は、前記固持部材は、内部に挿入させた補強用棒状部材を保持する筒状の保持部と、該保持部を担持する担持部と、該担持部の前記保持部と対峙する位置に設けてあり、前記ポールの周面に当接させる当接部とを具備し、前記担持部には前記固定部材を挿通させるための挿通部が設けてあることを特徴とする。
本考案の補強具にあっては、補強用棒状部材を固持する固持部材は、内部に挿入させた補強用棒状部材を保持する筒状の保持部と、該保持部を担持する担持部と具備し、担持部の前記保持部と対峙する位置にはポールの周面に当接させる当接部が設けてあり、これによって保持部に保持された補強用棒状部材がポールの周面から適宜の距離を隔てた姿勢でポールに取り付けられる。
また、担持部には前述した固定部材を挿通させるための挿通部が設けてあり、これによって固定部材を固持部材に容易に係合させることができる。
(4)更に、本考案に係る補強具は、前記保持部の周面には螺子孔が開設してあり、該螺子孔には保持部内に挿入された補強用棒状部材を固定する固定ボルトが螺入してあり、該固定ボルトには締め付けられた固定ボルトに緩みが生じることを防止する固定ナットが螺合してあることを特徴とする。
本考案の補強具にあっては、保持部の周面に開設された螺子孔に固定ボルトが螺入してあり、該固定ボルトを締め付けることによって、保持部内に挿入された補強用棒状部材を固定する。また、固定ボルトには固定ナットが螺合してあり、該固定ナットを締め付けることによって固定ボルトに緩みが生じることを防止する。
これによって、補強用棒状部材と固持部材とを容易に連結することができるとともに、補強用棒状部材と固持部材との連結部の信頼性を向上させることができる。
(5)一方、本考案に係る補強具は、前記ポールの高さ方向の最下位に配置される各固持部材の保持部にはそれぞれ、挿入された補強用棒状部材の抜落を防止する抜落防止部が設けてあることを特徴とする。
本考案の補強具にあっては、ポールの高さ方向の最下位に配置される各固持部材の保持部にはそれぞれ、挿入された補強用棒状部材の抜落を防止する抜落防止部が設けてあるため、補強用棒状部材の取付け作業を安全に実施することができる。
ここで、抜落防止部としては、保持部内に設けても、保持部外であって保持部の一端に設けてもよい。また、抜落防止部は、棒状、板状、網状又は突起状等、種々の形状であってよく、保持部の一端側の内径を他の部分より小さくすることによって抜落防止部を構成してもよい。
(6)ところで、本考案に係る補強具は、前記補強用棒状部材の長手方向の適宜位置に、紐状部材を係合させる係合部が設けてあることを特徴とする。
本考案の補強具にあっては、補強用棒状部材の長手方向の適宜位置に設けた係合部に、紐状部材を係合させることによって、補強用棒状部材の取付け作業中、当該補強用棒状部材が落下することを防止する。
かかる係合部は、補強用棒状部材の端部に設けた場合は孔にすることができ、補強用棒状部材の長手方向の中央部に設けた場合は耳状又は環状の凸部、或いは紐状部材を直接又は連結具を介して間接的に係合させるための溝部にすることができる。
本考案に係る補強具の使用状態の一例を示す模式的側面図である。 図1に示した補強具の側面図である。 図1に示した補強具の平面図である。 固持部材の一例を示す斜視図である。 図2及び図3に示した補強棒の一例を示す斜視図である。 図2及び図3に示した固定バンドの一例を示す平面図である。 補強具を電柱に取り付ける一方法を説明する説明図である。 補強具を電柱に取付ける他の方法を説明する説明図である。 従来の補強具の使用状態を示す模式的斜視図である。 複数の突起物が取り付けられた電柱の状態を説明する説明図である。
図1は本考案に係る補強具の使用状態の一例を示す模式的側面図であり、図中、Pは電柱である。
図1に示した如く、電柱Pの上部領域には、変圧器を電柱Pに固定するための変圧器取付けバンド、通信用ケーブルを支持する突出金物及び該突出金物を電柱Pに固定するための突出金物用自在バンド、腕金及び該腕金を電柱Pに固定するための腕金取付け金物、他の通信用ケーブルを支持する支持金物等の複数の装柱部材70,70,…が、電柱Pの長手方向へ比較的狭い間隔で設けられている。かかる電柱Pの複数の装柱部材70,70,…が輻輳した領域に第2疵K2が生じた場合又は第2疵K2が生じる虞がある場合に対応して、電柱Pには該当箇所を補強する補強具1が取り付けてある。
なお、本考案に係る補強具1は電柱Pの装柱部材70,70,…が輻輳していない領域に第1疵K1が生じた場合又は第1疵K1が生じる虞がある場合であっても、電柱Pの該当箇所に取り付け得ることは言うまでもない。
図2及び図3は、図1に示した補強具1の側面図及び平面図であり、両図中、5は所要の強度を有する補強棒(補強用棒状部材)、20は該補強棒5を固持する固持部材(補強棒固定部材)である。
本考案に係る補強具1にあっては、電柱といったポールの長手方向へ配される複数の補強棒5,5,…を備えており、各補強棒5,5,…はポールの周方向へ適宜の距離を隔てて配置されるようになっている。各補強棒5,5,…の両端近傍の適宜位置にはそれぞれ1又は複数(図2に示した場合にあっては2つ)の固持部材20,20、20,20が外嵌してあり、後述する如く固持部材20,20,…に設けられたボルト(補強棒固定ネジ)24,24,…によって補強棒5,5,…が固持部材20,20,…に固定されている。
後述するようにポールの周方向へ相隣る固持部材20,20,…は、固定バンド(固定部材)30に係合・支持されるようになっており、ポールに外嵌させた固定バンド30,30,…をフックボルト33,33,…によって締め付けることによって固持部材20,20,…をポールに固着させ得るようになっている。
固定バンド30及び当該固定バンド30に支持された複数の固持部材20,20,…によって固定ユニット(ポール補強具ユニット部)2が構成されている。図2に示した場合にあっては、電柱Pの周囲に、電柱Pの長手方向へ向かって配置された各補強棒5,5,…の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ2組ずつの固定ユニット2,2、2,2が取り付けてあり、これら固定ユニット2,2、2,2によって補強棒5,5,…は電柱Pの周面から距離を隔てた姿勢で保持されている。
なお、上述した補強具1を構成する補強棒5,5,…、固持部材20,20,…及び固定バンド30,30,…の材料としては、所要の強度が得られるものであればよく、金属又は樹脂等を用いることができる。
また、補強棒5の寸法及び配置本数は、補強対象のポール及び疵の状況に応じて定めればよく、補強棒5は1本であってもよい。なお、固定ユニット2を構成する固持部材20の個数は、補強棒5の配置本数によって定められる。
また、本実施形態では、補強棒5,5,…の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ2組ずつの固定ユニット2,2、2,2が取り付けてあるが、本考案はこれに限らず、補強棒5,5,…の上端近傍及び下端近傍に、必要とする固定強度に応じてそれぞれ1組以上の固定ユニット2,2を取り付ける。
図4は、前述した固持部材20の一例を示す斜視図である。
図4に示した如く、固持部材20は、ポールの周面に当接させるべく適宜の曲率になした板状の当接部21の凸面側に、平面視が略コ字状の短寸溝形をなした担持部22がその両側壁部22a,22aを当接部21に当接させた様態で固着してあり、この担持部22の底部裏面側に、補強棒5(図2及び図3参照)を挿通保持する短寸筒状の保持部23が固定してあり、保持部23は担持部22によって担持されている。担持部22の両側壁部22a,22aの縁部略中央位置には適宜寸法の凹部22b(22b)が対向配置してあり、側壁部22a,22aの凹部22b(22b)が形成された部分と前述した当接部21とによって固定バンド30を挿通通過させるバンド通過あなが形成されている。そして、両凹部22b(22b)内に固定バンド30を挿通させて、固定バンド30を固持部材20に係合させるようになっている。
また、保持部23の周面の適宜位置には図示しないねじ孔が貫通してある。このねじ孔には固定ボルト24が螺入してあり、保持部23内に補強棒5(図2及び図3参照)を挿通させ、固定ボルト24を締め付けることによって当該補強棒5を保持部23に固定する。また、固定ボルト24の脚部であって固定ボルト24の頭部と保持部23との間の領域には固定ナット25が螺合してあり、前述した如く固定ボルト24によって補強棒5を保持部23に固定した後、固定ナット25を締め付けることによって、固定ボルト24に緩みが発生することを防止することができるようになっている。
更に、電柱Pに取り付けられた補強具1の高さ方向の最下位に配置される固持部材20にあっては(図2参照)、図4に示したように保持部23の一端部に細棒状の抜落防止部26が内設してあり、該抜落防止部26によって保持部23に挿通させた補強棒5(図2及び図3参照)が保持部23から抜落することが防止されている。
なお、電柱Pに取り付けられた補強具1の高さ方向の最下位以外の位置に配置される固持部材20,20,…にあっては、当該保持部23,23,…にこのような抜落防止部26は設けられておらず、補強棒5は保持部23,23,…内を貫通し得るようになっている。
このような固持部材20にあっては、担持部22に担持された保持部23に補強棒5が保持固定されるため、補強棒5はポールの周面から当接部21の厚さ寸法及び担持部22の高さ寸法だけ隔てた位置に取り付けられる。従って、図1に示したように電柱Pの周面に装柱部材70,70,…を構成する自在バンドが存在する場合であっても、当該電柱Pに取り付けられた補強棒5が前記自在バンドに当接することを防止することができる。
なお、本実施形態にあっては、固持部材20は当接部21、担持部22及び保持部23を互いに固着して形成するようにしてあるが、本考案はこれに限らず一体成型により当接部、担持部及び保持部を具備する固持部材を形成してもよい。また、本実施形態では、固持部材20の担持部22は中空の溝形部材で構成することによって軽量化してあるが、本考案はこれに限らず、中実の部材を用いて担持部を構成してもよい。この場合、固定バンド30を挿通させるべく、当該担持部の一側から他側に亘る凹部又はトンネルを形成しておく。
一方、前述したように電柱Pに取り付けられた補強具1の高さ方向の最下位に配置される固持部材20にあっては、その保持部23に細棒状の抜落防止部26が内設されているが、本考案はこれに限らず、保持部23の一端に板材又は網材等にて構成する抜落防止部を設けてもよく、また保持部23の一端近傍の内面に突起を設けてもよく、更に保持部23の一端近傍を縮径してもよい。
また、保持部23には複数の固定ボルト24,24,…を螺入させ得るようになしておいてもよい。これによって固持部材20により補強棒5をより強固に固持することができる。
図5は、図2及び図3に示した補強棒5の一例を示す斜視図である。
補強棒5は、所要強度を有する筒状の本体50を具備しており、本体50の外径は前述した固持部材20の保持部23(図3及び図4参照)の内径より小さくしてある。本体50の一端近傍の周面には本体50を貫通する貫通孔(補強棒落下防止あな)51が開設してあり、該貫通孔51に図示しないワイヤ等の紐状部材を着脱自在に連結して後述する補強棒5の取付け作業中、当該補強棒5の落下を防止し得るようになっている。
なお、本実施形態にあっては本体50の一端近傍の周面に貫通孔51を開設した補強棒5について示したが、本考案はこれに限らず、本体50の周面であって本体50の長手方向の適宜位置に耳部を設けて該耳部に落下防止用の紐状部材を着脱自在に連結し得るようになしてもよい。本体50の長手方向の中央位置付近に耳部を設けた場合、補強具のポールへの取付け作業中に当該補強棒5が落下しそうになった場合であっても、補強棒5は紐状部材と連結された耳部を中心に回転しようとするので、本体50の他の位置に耳部が設けられた場合に比べて本体50の回転径がより小さくなり、本体50と周囲との接触をより防止することができる。
なお、かかる耳部又は前記貫通孔51を本体50に設けることなく、着脱自在な連結具を用いて紐状部材を本体50に連結し得るようにしてもよい。
図6は、図2及び図3に示した固定バンド30の一例を示す平面図である。
固定バンド30としては図6に示したような市販の自在バンドを用いることができる。
この本固定バンド30は、金属帯状のバンド本体31の一端近傍に仮止フック32を突設してなり、バンド本体31の他端近傍には平面視が略へ字状のフックボルト33を貫通支持する支持部34が立設してある。また、バンド本体31の仮止フック32から支持部34に亘る領域には、仮止フック32又はフックボルト33の先端部が係合し得る複数の係合窓35,35,…がバンド本体31の長手方向へ適宜の間隔で開設してある。
前述したフックボルト33は、その先端部が前記係合窓35に係合し得るフック部33aに、基端部がその周面を螺子切りしてボルトを螺合させたボルト部33bにしてあり、ボルトを外した状態でボルト部33bを支持部34に貫通させてボルトを螺合させることによってフックボルト33を支持部34に取付けるようになっている。
かかる固定バンド30にあっては、バンド本体31をポールの周面に密に掛け回し仮止フック32をバンド本体31の適宜の係合窓35に係合させて仮止する。この状態でフックボルト33のフック部33aをバンド本体31の対応する係合窓35に係合させ、フックボルト33のボルトを締め付けることによってバンド本体31をポール周面の任意の高さ位置に固着させることができる。
なお、本考案の固定バンドにあってはかかる構成の自在バンドに限らず、種々の構成のバンドを用いることができることはいうまでもない。また、固定バンドの材料も金属に限られず、所要の強度・耐久性を有すれば樹脂材であってもよい。
次に、このような補強具をポールに取り付ける方法について説明する。
図7は補強具を電柱に取り付ける一方法を説明する説明図である。なお、図中、図2〜図6に示した各部分に対応する部分にはそれぞれ同じ番号を付してその説明を省略する。
図7に示した如く、電柱Pの上部領域には、変圧器を電柱Pに固定するための変圧器取付けバンド、通信用ケーブルを支持する突出金物及び該突出金物を電柱Pに固定するための突出金物用自在バンド、腕金及び該腕金を電柱Pに固定するための腕金取付け金物、他の通信用ケーブルを支持する支持金物等々、複数の装柱部材70,70,…が電柱Pの長手方向へ比較的狭い間隔で設けられている。
このような電柱Pの装柱部材70,70,…が輻輳した領域に第2疵K2が生じた場合又は第2疵K2が生じる虞がある場合に対応して、前述した補強具を次のようにして取り付ける。なお、図7に示した場合にあっては、電柱Pの周囲に電柱Pの長手方向へ向かって配置される補強棒5,5,…の上端近傍の位置及び下端近傍の位置にそれぞれ2組ずつの固定ユニット2,2、2,2を配設する場合について説明する。
電柱Pに固定ユニット2を配設するに際して、固定ユニット2を構成する固定バンド30には使用する補強棒5の寸法及び本数に応じた寸法及び個数の固持部材20,20,…を予め取り付けておく。
電柱Pの補強対象箇所より適宜寸法だけ上方の位置であって装柱部材70,70,…が装着されていない部分、及び電柱Pの補強対象箇所より適宜寸法だけ下方の位置であって装柱部材70,70,…が装着されていない部分にそれぞれ2組ずつの固定ユニット2,2、2,2を上下方向へ位置を異ならせ配置し、各固定バンド30,30、30,30を前述した如く仮止する。このとき、最下位に配置される固定ユニット2には、図4に示した抜落防止部26が内設された固持部材20が取り付けられており、それ以外の固定ユニット2,2,2には、抜落防止部26が内装されていない固持部材20,20,…が取り付けられている。なお、図6に示した如き仮止フック32を具備しない固定バンドを用いる場合は、具備された締付具を緩く締め付けること等により仮止することができる。
そして、各固定ユニット2,2、2,2の固持部材20,20,・・・,20,20,・・・、20,20,・・・,20,20,…の位置が、それぞれ上下方向へ一列であって補強棒5,5,…を取り付けた場合に電柱Pから突出する装柱部材70,70,…に当接しないように調整し、各固定バンド30,30、30,30を電柱Pに固着させる。なお、固持部材20,20,・・・,20,20,・・・、20,20,・・・,20,20,・・・の位置調整は目測で行うことができる。
次に、補強棒5の一端部を電柱Pの相対的に上方に位置する固定ユニット2,2であって上下一列の固持部材20,20内へ下方側から適宜長さ挿通させ、補強棒5の他端部を電柱Pの相対的に下方に位置する固定ユニット2,2であって対応する固持部材20,20内へ挿通・嵌入させる。そして、固持部材20,20,20,20の固定ボルト24,24,24,24を締め付けて補強棒5を固定した後、固持部材20,20,20,20の固定ナット25,25,25,25を締め付けることによって各固定ボルト24,24,24,24に緩みが生じることを防止する。
そして、他の補強棒5,5,…についても同様の操作を実施し、全ての補強棒5,5,…を取り付ける。
このとき、補強棒5の貫通孔51(図5参照)にワイヤ又はロープ等の紐状部材の一端を着脱自在に連結し、紐状部材の他端をバケット車といった高所作業車に備えられた作業用籠又は電柱Pに設けられている足場ボルト等の支持部に固定しておくことによって、補強棒5の取付け作業中、当該補強棒5の落下を防止する。この場合、補強棒5は貫通孔51が開設された側の端部が下側になるように配し、補強棒5の他端部を電柱Pの相対的に下方に位置する固定ユニット2,2であって対応する固持部材20,20内へ挿通・嵌入させる直前に当該補強棒5から前記紐状部材を取り外す。
一方、本体50の周面であって本体50の長手方向の略中央の位置に、例えば紐状部材の一端が固定された連結具を着脱自在に外嵌固定することによって、取付け作業中に補強棒5が落下することを防止するようにしてもよい。この場合、取付け作業中に当該補強棒5が落下しそうになったときであっても、補強棒5の回転径を可及的に小さくすることができ、当該補強棒5が周囲に接触することをより防止することができる。
このような補強具1にあっては、電柱Pの装柱部材70,70,…が輻輳した領域であっても、当該装柱部材70,70,…を避けて固定ユニット2,2,2,2を電柱Pに容易に取り付けることができる。また、電柱Pに取り付けられた補強棒5,5,5,5は、それらを固持する固持部材20,20,…によって電柱Pの周面から適宜の距離を隔てた状態で保持されているため、装柱部材70,70,…を構成する自在バンドが電柱Pの周面に配設されている場合であっても、補強棒5,5,5,5が当該自在バンドに当接することが防止され、自在バンドの存在に拘わらず補強棒5,5,5,5を電柱Pに容易に取り付けることができるとともに、前記自在バンドを損傷させることが防止される。
更に、固定ユニット2,2,2,2の固持部材20,20,…の位置を調整することによって、装柱部材70,70,…を構成する突出金物又は腕金等を避けて補強棒5,5,5,5を電柱Pに容易に取り付けることができる。
一方、必要に応じて補強棒5の外形及び本数等、並びに固定ユニット2,2の数を調整することによって補強具1の強度を容易に調節することができる。
また、補強棒5の長さ寸法は、電柱Pの装柱部材70,70,…が輻輳した領域の寸法に応じて定めればよく、長尺の部材を所要長に切断して1又は複数の補強棒を現場で作製するようにしてもよい。
図8は補強具を電柱に取付ける他の方法を説明する説明図である。なお、図中、図7に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。また、図8に示した場合にあっては、前同様、電柱Pの周囲に電柱Pの長手方向へ向かって配置される補強棒5,5,…の上端近傍の位置及び下端近傍の位置にそれぞれ2組ずつの固定ユニット2,2、2,2を配設する場合について説明する。
本取付け方法では、電柱Pの補強対象箇所より適宜寸法だけ下方の位置であって装柱部材70,70,…が装着されていない部分にそれぞれ1組の固定ユニット2を配置し、固定バンド30を仮止した後、当該固定ユニット2の固持部材20,20,…の位置を、各固持部材20,20,…に取り付けられた補強棒5,5,…が電柱Pから突出する装柱部材70,70,…に当接しないように調整し、固定バンド30を電柱Pに固着させる。なお、これら固持部材20,20,…には図4に示した抜落防止部26がそれぞれ内設されている。
次に、各補強棒5,5,…にそれぞれ3つの固持部材20,20,20、20,20,20、…を外嵌させつつ、前述した如く固着された固持部材20,20,・・・に各補強棒5,5,…の一端部を固持部材20,20,…の上端側から嵌入させ、当該固持部材20,20,・・・の固定ボルト24,24,・・・及び固定ナット25,25,・・・を締め付けて、各補強棒5,5,…の一端を固持する。
そして、各補強棒5,5,…に外嵌させた固持部材20,20,20、20,20,20、…の高さ位置をそれぞれ、各補強棒5,5,…の下端側の適宜位置及び上端側の適宜位置にそれぞれ配置するとともに同じ高さ位置に配置した固持部材20,20,・・・、20,20,…、…の凹部22b(22b)、22b(22b)、・・・(いずれも図4参照)内に固定バンド30,30,…を挿通させることによって各固定バンド30,30,…を電柱Pに掛け回した後、各固定バンド30,30,…を電柱Pの周面に固着させる。また、固持部材20,20,…の固定ボルト24,24,…及び固定ナット25,25,…を締め付ける。
本取付け方法では、このように下端部が固定した補強棒5,5,…に外嵌された固持部材20,20,20、20,20,20、…の高さ位置を調整するようになしてあるため、これら各固持部材20,20,20、20,20,20、…の電柱Pの周方向の位置を調整する必要がなく、当該位置調整に要する手間を省くことができる。
1 補強具
2 固定ユニット
5 補強棒
20 固持部材
21 当接部
22 担持部
22a 側壁部
22b 凹部
23 保持部
24 固定ボルト
25 固定ナット
26 抜落防止部
30 固定バンド
70 装柱部材
P 電柱(ポール)
K1 第1疵
K2 第2疵

Claims (6)

  1. ポールの周面に取り付けられ、当該ポールの補強対象箇所を補強する補強具において、
    前記補強対象箇所を補強すべく、ポールの長手方向へ向かって配置される補強用棒状部材と、
    補強用棒状部材の両端部の適宜位置にそれぞれ、当該補強用棒状部材と前記ポールの周面との間に介装され、当該補強用棒状部材を前記ポールの周面から適宜距離を隔てた姿勢で固持する複数の固持部材と、
    前記各固持部材に係合され、各固持部材をポールの周面に固定する帯状の複数の固定部材と
    を備えることを特徴とする補強具。
  2. ポールの周面に取り付けられ、当該ポールの補強対象箇所を補強する補強具において、
    前記補強対象箇所を補強すべく、ポールの周方向へ互いに距離を隔てて、それぞれポールの長手方向へ向かって配置される複数の補強用棒状部材と、
    補強用棒状部材の両端部の適宜位置にそれぞれ、当該補強用棒状部材と前記ポールの周面との間に介装され、当該補強用棒状部材を前記ポールの周面から適宜距離を隔てた姿勢で固持する複数の固持部材と、
    ポールの周方向へ相隣らせて配置される複数の固持部材にそれぞれ係合され、各固持部材をポールの周面に固定する帯状の複数の固定部材と
    を備えることを特徴とする補強具。
  3. 前記固持部材は、内部に挿入させた補強用棒状部材を保持する筒状の保持部と、該保持部を担持する担持部と、該担持部の前記保持部と対峙する位置に設けてあり、前記ポールの周面に当接させる当接部とを具備し、
    前記担持部には前記固定部材を挿通させるための挿通部が設けてある
    請求項1又は2記載の補強具。
  4. 前記保持部の周面には螺子孔が開設してあり、該螺子孔には保持部内に挿入された補強用棒状部材を固定する固定ボルトが螺入してあり、該固定ボルトには締め付けられた固定ボルトに緩みが生じることを防止する固定ナットが螺合してある請求項3記載の補強具。
  5. 前記ポールの高さ方向の最下位に配置される各固持部材の保持部にはそれぞれ、挿入された補強用棒状部材の抜落を防止する抜落防止部が設けてある請求項3又は4記載の補強具。
  6. 前記補強用棒状部材の長手方向の適宜位置に、紐状部材を係合させる係合部が設けてある請求項1から5のいずれかに記載の補強具。
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KR102538416B1 (ko) * 2022-12-20 2023-05-31 박완도 전주 보강 구조물

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