JP6174483B2 - 吊下用ユニット治具、吊下用ユニット治具の製造方法、吊下方法、中心治具及び端治具 - Google Patents

吊下用ユニット治具、吊下用ユニット治具の製造方法、吊下方法、中心治具及び端治具 Download PDF

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Description

本発明は、例えばクレーンを用いて建築用部材などを吊り下げる吊下用のユニット治具に関するものである。
従来、比較的大きな建築用部材などの吊下対象をクレーンによって吊り下げる際、吊り下げられた建築用部材を空中で安定させるため、クレーンのフックに係止されたワイヤによって吊下具を吊り下げ、当該吊下具から垂れ下がるワイヤによって吊下対象を吊り下げるようになされている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−250188号公報
かかる吊下具としては、吊下対象を吊り下げるだけの耐荷重が必要となるため、例えば、H型鋼やC型鋼などの非常に丈夫な鋼材を組み上げるのが一般的であり、そのサイズや重量も大きくなる。
このため、吊下具を運搬するのに専門の運搬業者を使用するしかなく、また、重量のある鋼材は人力で持ち上げることが困難なため、組み上げるのにも手間がかかってしまい、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、使い勝手の良い吊下用ユニット治具を提供するものである。
かかる課題を解決するため、本発明の吊下用ユニット治具においては、複数の棒鋼を貫通させると共に前記複数の棒鋼の中心部分を上下方向にずらして交差させた状態で前記複数の棒鋼を固定することにより前記中心部分で前記複数の棒鋼を保持する中心保持部とワイヤを係止する中心係止部とが設けられた中心治具と、
前記棒鋼の両端部分に取り付けられ、ワイヤを位置決めするガイド部が設けられた端治具とを有し、
前記中心治具は、
前記複数の棒鋼を貫通させる複数の保持筒を有し、
前記保持筒を貫通させる孔部と、前記中心係止部とを有する板状部材に対し、
前記孔部に対して前記複数の保持筒を貫通させた状態で、前記板状部材と前記保持筒とが固着されている
を有することを特徴とする。
また、本発明の吊下用ユニット治具の製造方法は、棒鋼の中心部分を上下方向にずらして交差させながら貫通させ、貫通させて固定することにより前記棒鋼を保持する中心保持部とワイヤを係止する中心係止部とが設けられた中心治具と、
前記棒鋼の両端部分に取り付けられ、ワイヤを位置決めするガイド部が設けられた端治具とを有する吊下用ユニット治具において、
保持筒を貫通させる孔部と、ワイヤを係止する中心係止部とを有する板状部材に対し、
前記孔部に対して前記複数の保持筒を貫通させた状態で、前記板状部材と前記保持筒とを溶接により固着することを特徴とする。
また、本発明の中心治具では、中心部分が交差された棒鋼の両端を介して吊り下げられたワイヤに吊下対象を吊り下げる際に用いられ、
複数の棒鋼を貫通させると共に前記複数の棒鋼の中心部分を上下方向にずらして交差させた状態で前記複数の棒鋼を固定することにより前記中心部分で前記複数の棒鋼を保持するための複数の保持筒を有する中心保持部と、
棒鋼を吊るワイヤを係止する中心係止部とを有し、
前記保持筒を貫通させる孔部と、前記中心係止部とを有する板状部材に対し、
前記孔部に対して前記複数の保持筒を貫通させた状態で、前記板状部材と前記保持筒とが固着されていることを特徴とする。


さらに、本発明の吊下用ユニット治具では、複数の棒鋼を中心部分で互いに相違する方向に貫通させる貫通部と、
前記貫通部と直交する直交方向に対して延びる第1のワイヤを係止可能な中心係止部と
を有する中心治具と、
前記棒鋼の両端に取り付けられ、
前記棒鋼の両端を覆う穴と、
前記棒鋼を固定する固定部と、
第2のワイヤを位置決め可能なガイド部と
を有する端治具と
を備えることを特徴とする。
本発明は、軽量な棒鋼とワイヤを使用して吊下具を簡易な作業で組み立てることができ、かくしてユーザの使い勝手の良い吊下用ユニット治具、吊下用ユニット治具の製造方法、吊下方法、中心治具及び端治具を実現できる。
吊下具の構成を示す略線図である。 中心治具の構成を示す略線図である。 端治具の構成を示す略線図である。 吊下用ユニット治具の取り付けの説明に供する略線図である。 吊下具による吊下対象の吊り下げの説明に供する略線図である。 他の実施の形態による板状部材の形状を示す略線図である。
次に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態>
図1に示すように、吊下具100として、本発明の吊下用ユニット治具1である中心治具2及び端治具3と、棒鋼4と、ワイヤ6及び7を使用する。吊下具は、クレーンを用いて吊り下げる対象物(以下、これを吊下対象と呼ぶ)10を吊り下げる際に使用される。吊下対象10としては、特に限定されないが、主に板や鉄筋などの建築用部材の吊下に使用されることが想定されている。他にも、ピアノや机など、種々の吊下対象10に使用することが可能である。
棒鋼4は、丸鋼や角鋼、鉄筋などの異形棒鋼など、種々のものを使用することができる。棒鋼4の長さや直径、形状、材質は、吊下対象10に応じて適宜選択される。例えば1.0t程度のものを吊り下げる場合、長さ約3m、直径が約22mm程度の鉄筋が使用されることが好ましい。
ワイヤ束5は、1本の中心ワイヤ6a及び4本の端ワイヤ7の一端がリング8に取り付けられることにより形成されている。また、本実施の形態では、ワイヤ束5とは別に中心ワイヤ6bを使用する。以下、これらのワイヤをまとめてワイヤ6及び7と称する。
中心ワイヤ6a及び6bは、端ワイヤ7よりも短い。例えば、端ワイヤ7が4mの場合、中心ワイヤ6a及び6bは、それぞれ2.5m及び1.0m程度に設定される。ワイヤ6及び7の長さは、安全が確保されるよう吊下対象10の形状などに応じて適宜選択される。
中心ワイヤ6a及び端ワイヤ7の一端は、リング8に固定されている。一方、他端は、自由な状態にある。一端及び他端は、ワイヤ6及び7自身を折り曲げて金具で固定されることにより形成された輪により、リング8及び吊下対象10への係止を容易にしている。なお、リング8及び吊下対象10への係止には、係止用の金具などを用いることも可能である。リング8は、吊下具100及び吊下対象10の全加重が加わるので、強度の高い材料が用いられる。
図2に示すように、中心治具2は、板状部材20と2つの保持筒22が上下にずらして交差した状態の中心保持部21とが組み合わされて形成されている。板状部材20の上部には、フック状の係止部23が設けられており、中心及び下部には、2つの楕円が中心で接続した孔部24が形成されている。保持筒22は、円管の厚みが2mm以上、さらには3mm以上であることが好ましい。板状部材20は、厚みが3mm以上、さらには5mm以上であることが好ましい。
中心治具2は、板状部材20に対し、2本の保持筒22が互いに直交した状態で孔部24に対して貫通され、固着されることによって形成されている。固着方法に制限はないが、強度を保つため、溶接されることが好ましい。また、板状部材20及び保持筒22の材質に特に制限はないが、ステンレスや鉄鋼などの強度の高い材料が用いられることが好ましい。
保持筒22には、ナット22aが固着されると共に、ボルト(図示せず)が貫通するよう、保持筒22を貫通する孔が設けられている。2つのナット22aは、保持筒22の断面の中心から互いに90°ずらして固着されている。
図3に示すように、端治具3は、ガイド部31と、保持筒32とから構成されている。ガイド部31は、接続部分を円弧状に切り欠いた保持筒32に対して溶接されることにより、ガイド部31と固着されている。
ガイド部31は、U字状の金具の先端に有する2つの孔部(図示せず)に対して、留具31bが貫通されることにより形成された空間内に端ワイヤ7を係止して位置決めすることができる。留具31bの先端には雄ねじが形成されており、孔部の一方に雌ねじが形成されている。ガイド部31の材質に特に制限はないが、作業を容易にするため、アルミニウムやマグネシウム合金など、軽量の材料が用いられることが好ましい。なお、ガイド対象となる端ワイヤ7を極力傷つけないため、ガイド部31のU字部分は、角のない断面、特に丸い断面となるよう形成されることが好ましい。
図4に示すように、中心治具2の保持筒22に対して2本の棒鋼4を貫通させることにより、棒鋼4が互いに直交した状態で交差する。棒鋼4の位置決めをした後、ナット22aに嵌めたボルトを締めることにより、棒鋼4が中心治具2に固定される。
このとき、棒鋼4には、予め位置決め用のマークが記入されているようにしても良い。しっかりと位置を合わせることにより、吊下治具としての強度を高めることができるからである。
棒鋼4は、先端に端治具3の保持筒32が被せられ、ナット32aに嵌めたボルトを締めることにより、棒鋼4の両端に端治具3が固定される。
図5に示すように、クレーン(図示せず)に対してワイヤ束5のリング8が係止され持ち上げられる。このとき、4本の端ワイヤ7は端治具3のガイド部31内に保持されて広がると共に、そのまま下に垂れ下がる。一方、中心ワイヤ6aは中心係止部23に固定され、さらに中心係止部23に固定された中心ワイヤ6bが下に垂れ下がっている。
言い換えると、ガイド部31は、ワイヤの位置をガイドしている。なお図5では、便宜上、中心治具2の手前及び奥側の端ワイヤ7を破線で示している。
そして垂れ下がった5本のワイヤ6及び7を用いて玉掛け作業を行うことにより、吊下対象10にワイヤ6及び7が取り付けられる。後は、クレーンの操作によって吊下対象10が持ち上げられる。
このように、本発明では、ユニット治具1と、棒鋼4と、ワイヤ6及び7とによって、吊下対象10を吊り下げることができる。ここで、ユニット治具2、棒鋼4、ワイヤ6及び7は、それぞれの重量が小さく(20kg以下)、通常の宅配業者を利用することができ、ユーザの使い勝手を向上させることが可能となる。
なお、本発明の吊下具100を使用して実験を行った。D22、長さ3mの鉄筋(異形棒鋼)を使用したとき、およそ0.8tの吊下対象10を問題なく吊り下げることができた。
ところで、特許文献2には、ゴムを使った特殊な留め具で鉄筋同士を止めることにより、鉄筋を折りたたむ工法が記載されている。すなわち、工場で組立てた鉄筋(以下、これを組立鉄筋と呼ぶ)を折りたたんで運搬することができるため、現場において設置のみを行うことができる。言い換えると、この工法を使用することにより鉄筋工が不要となり、作業時間も短縮できるため建築費用を低減することが可能となる。
特許登録第4701443号
この組立鉄筋は、重量が概ね0.1〜0.4t程度であることから、吊下具100を使って吊下を行う事が可能となる。
以上の構成によれば、本発明のユニット治具1は、棒鋼4を上下方向にずらして交差させながら保持する中心保持部21とワイヤとしての中心ワイヤ6aを係止する中心係止部23が設けられた中心治具2と、棒鋼4の両端部分に取り付けられ、ワイヤとしての端ワイヤ7を位置決めするガイド部31が設けられた端治具3とを有する。
これにより、ユニット治具1は、軽量な棒鋼を用いて吊下具100を形成することができる、通常の宅配便を利用して吊下具100を構成する全ての部材を運搬させることができ、運搬コストを著しく低減できる。
中心治具20の中心保持部21は、2本の棒鋼を上下方向にずらして直交させた状態で保持する。これにより、2本の保持筒22と板状部材20とを組み合わせて固着しただけの中心治具20を作製することができ、中心治具20の構成を簡易にできる。さらに吊下用ユニット治具1は、2本の棒鋼4を保持筒22に貫通させて固定し、端治具3を取り付けるだけで吊下具100を形成できるため、吊下具100の組み立て作業を簡素にし得る。
中心保持部21は、棒鋼4を貫通させて保持する複数の保持筒22でなり、複数の保持筒22が上下方向にずらして交差されることにより、棒鋼4を交差させながら保持する。これにより、中心保持部21は、棒鋼4を貫通させることにより、棒鋼4をしっかりと交差させた状態に保つことができる。
中心治具2は、保持筒22を貫通させる孔部24と、中心係止部23とを有する板状部材20に対し、孔部24に対して複数の保持筒22を貫通させた状態で、板状部材20と保持筒22とが固着されていることにより、必要な機能を確保しつつ、構成を簡易にすることができる。
板状部材20と保持筒22とは、溶接によって固着されていることにより、必要な強度を確保しつつ、構成を簡易にすることができる。
保持筒22には、溶接によりナット22aが固着されると共に、当該ナット22aが有する孔に接続し当該保持筒22の内部へ繋がる孔が設けられている。これにより、中心保持部21は、棒鋼4をしっかりと固定して安全性を高めつつ、構成を簡易にすることができる。
端治具3は、棒鋼4を保持する円筒状の端保持部としての保持筒32を有し、筒を切り欠いた部位にガイド部31が固着されている。これにより、端治具3は、必要な機能を確保しつつ、構成を簡易にすることができる。
保持筒32には、溶接によりナット32aが固着されると共に、当該ナット32aが有する孔に接続し当該保持筒32の内部へ繋がる孔が設けられている。これにより、端治具3は、棒鋼4をしっかりと固定して安全性を高めつつ、構成を簡易にすることができる。
また、吊下方法は、中心治具2によって棒鋼4を交差させながら保持し、中心治具2に係止された中心ワイヤ6aよって交差された棒鋼4を吊り、棒鋼4の両端に設置されたガイド部31によって広げられた端ワイヤ7によって吊下対象10を吊り下げる。
これにより、吊下時に吊下具100にかかる応力を、中心治具2に集中させることができるため、最も大きな部材となる交差する鋼材として軽量の棒鋼4を用いることができ、吊下具100の運搬を容易にできる。
端治具3を介して吊り下げられた端ワイヤ7と、中心治具2に係止された中心ワイヤ6bとによって吊下対象10を吊り下げることにより、5本のワイヤで吊下対象10を吊り下げることができ、安定性を向上させ得る。
吊下対象10は、組立てられた鉄筋、すなわち組立鉄筋である。これにより、吊下用ユニット治具1は、鉄筋工事を建築現場で行わずに済ませて工程を短縮すると共に、吊下治具100を用いて組立鉄筋を設置させることができ、鉄筋工事に要する費用を著しく削減できる。
中心治具2は、交差された棒鋼4の両端を介して吊り下げられた端ワイヤ6bに吊下対象10を吊り下げる際に用いられ、棒鋼4を交差させながら保持する中心保持部21と、棒鋼4を吊る中心ワイヤ6aを固定する中心係止部23とを有する。
また、端治具3は、交差された棒鋼4の両端を介して吊り下げられたワイヤに吊下対象10を吊り下げる際に用いられ、棒鋼4の両端部分に取り付ける取付部としてのナット22a及び保持筒22に設けられた孔、並びにボルトと、ワイヤを係止するガイド部31とを有する。
吊下用ユニット治具1は、複数の棒鋼4を互いに相違する方向に貫通させる貫通部としての保持筒22と、保持筒22と直交する直交方向に対して延びる第1のワイヤとしての中心ワイヤ6aを係止可能な中心係止部23とを有する中心治具2と、棒鋼4の両端に取り付けられ、棒鋼4の両端を覆う穴を有する保持筒32と、棒鋼4を固定する固定部としてのナット32aと、第2のワイヤとしての端ワイヤ6bを係止可能なガイド部31とを有する端治具3とを有する。
これにより、吊下用ユニット治具1は、安価な棒鋼とワイヤ6及び7を使用して吊下具100を形成することができ、吊下具100に要するコストを著しく削減できる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、棒鋼4を2本使用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、3本以上の棒鋼4を使用することも可能である。その場合、棒鋼4を均等な角度で交差させることが好ましい。例えば、3本の場合60°間隔、4本の場合は45°間隔である。
さらに、上述した実施の形態においては、4本の端ワイヤ7と中心ワイヤ6bとによって吊下対象10を吊り下げる場合について述べた。本発明はこれに限らず、中心ワイヤ6bを使用せず、4本の端ワイヤ7のみによって、吊下対象10を吊り下げることも可能である。
また、上述した実施の形態においては、ボルトとナット22a及び32aを用いて棒鋼4と中心治具2及び端治具3を固定するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、専用の金具を使用するなど、その構成に制限はない。
さらに、上述した実施の形態においては、2本の保持筒22と板状部材を組み合わせて中心保持部21を形成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、棒鋼4を交差させた状態で保持できるのならば、その構成に制限はない。例えば、図6に示すように、板状部材120における中心保持部121に、ワイヤ6aを外れにくくするための返し121aを設けることも可能である。
さらに上述した実施の形態においては、中心保持部21と中心係止部23とによって中心治具2を構成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成による中心保持部と中心係止部によって本発明の中心治具を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、取付部としての保持筒32とガイド部31とによって端治具3を構成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成による取付部とガイド部によって本発明の端治具を構成するようにしても良い。
本発明は、例えば建築現場で使用する吊下具に適用することができる。
1……吊下用ユニット治具、2……中心治具、3……端治具、4……棒鋼、5……ワイヤ束、6、6a、6b……中心ワイヤ、7……端ワイヤ、8……リング、10……吊下対象10、20……板状部材、21……中心保持部、22……保持筒、23……中央係止部、24……孔部、31……ガイド部、32……保持筒

Claims (8)

  1. 複数の棒鋼を貫通させると共に前記複数の棒鋼の中心部分を上下方向にずらして交差させた状態で前記複数の棒鋼を固定することにより前記中心部分で前記複数の棒鋼を保持する中心保持部とワイヤを係止する中心係止部とが設けられた中心治具と、
    前記棒鋼の両端部分に取り付けられ、ワイヤを位置決めするガイド部が設けられた端治具とを有し、
    前記中心治具は、
    前記複数の棒鋼を貫通させる複数の保持筒を有し、
    前記保持筒を貫通させる孔部と、前記中心係止部とを有する板状部材に対し、
    前記孔部に対して前記複数の保持筒を貫通させた状態で、前記板状部材と前記保持筒とが固着されている
    ことを特徴とする吊下用ユニット治具。
  2. 前記中心保持部は、
    前記棒鋼を均等な角度で交差させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の吊下用ユニット治具。
  3. 前記中心保持部は、
    2本の棒鋼を上下方向にずらして直交させた状態で貫通させて保持する
    ことを特徴とする請求項2に記載の吊下用ユニット治具。
  4. 前記端治具は、
    前記棒鋼を保持する円筒状の端保持部を有し、
    筒を切り欠いた部位に前記ガイド部が固着されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の吊下用ユニット治具。
  5. 前記端保持部には、
    ナットが固着されると共に、当該ナットが有する孔に接続し前記端保持部の内部へ繋がる孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の吊下用ユニット治具。
  6. 複数の棒鋼を貫通させると共に前記複数の棒鋼の中心部分を上下方向にずらして交差させた状態で前記複数の棒鋼を固定することにより前記中心部分で前記複数の棒鋼を保持する保持筒を有する中心保持部とワイヤを係止する中心係止部とが設けられた中心治具と、
    前記棒鋼の両端部分に取り付けられ、ワイヤを位置決めするガイド部が設けられた端治具とを有する吊下用ユニット治具において、
    前記保持筒を貫通させる孔部と、ワイヤを係止する中心係止部とを有する板状部材に対し、
    前記孔部に対して前記複数の保持筒を貫通させた状態で、前記板状部材と前記保持筒とを溶接により固着する
    ことを特徴とする吊下用ユニット治具の製造方法。
  7. 前記保持筒には、
    当該保持筒の内部へ繋がる孔が設けられており、
    当該内部へ繋がる孔とナットが有する孔とを接続した状態で溶接によりナットを固着する
    ことを特徴とする請求項6に記載の吊下用ユニット治具の製造方法。
  8. 中心部分が交差された棒鋼の両端を介して吊り下げられたワイヤに吊下対象を吊り下げる際に用いられ、
    複数の棒鋼を貫通させると共に前記複数の棒鋼の中心部分を上下方向にずらして交差させた状態で前記複数の棒鋼を固定することにより前記中心部分で前記複数の棒鋼を保持するための複数の保持筒を有する中心保持部と、
    棒鋼を吊るワイヤを係止する中心係止部とを有し、
    前記保持筒を貫通させる孔部と、前記中心係止部とを有する板状部材に対し、
    前記孔部に対して前記複数の保持筒を貫通させた状態で、前記板状部材と前記保持筒とが固着されている
    ことを特徴とする中心治具。
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