JP6793424B1 - 法面保護方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】法面保護部材とその部材を使用した法面保護方法を提供する。【解決手段】帯状の金網などの有孔板体を、帯状の金網の長さ方向と直交する折り曲げ部で一方向と反対方向へ繰り返し折り曲げた法枠基材である。またその法枠基材を使用し、1枚の法枠基材の折り曲げ部と、他の法枠基材の折り曲げ部を接近させて法面に敷設する。接近した折り曲げ部においてアンカーを地中に打設してそのアンカーによって接近した両側の法枠基材を固定し、法枠基材で区画した内部に客土や砕石を投入して行う法面保護方法である。【選択図】図1

Description

本発明は法面保護用の基材と、その基材を使用して行う法面保護方法に関するものである。
法面の崩壊を阻止するための法面保護方法、法面安定化工法などは、下記の文献のように多数の技術が公開されている。
特開昭63−103126号公報。
前記した特許文献1記載の発明は、図6に示すように、三角形の金網法枠aを準備し、それを法面に敷設するに際し、組み合わせ時の金網間の重複する交差空間bに削孔し、その孔内に杭体を挿入したのちグラウトを注入し、さらに交差空間bにコンクリートを充填する方法である。
そのような複数の工程を必要とする方法であるために、特に人手不足の近時には採用が控えられる傾向にある。
また特許文献1記載の方法に限らないが、枠体の内部に投入した客土が、長期間経過すると沈下してしまい、内部の植生が衰退するという現象もみられている。
上記のような課題を解決する本発明の法面保護方法は、帯状の金網などの有孔板体を、帯状の金網の長さ方向と直交する折り曲げ部で一方向と反対方向へ繰り返し折り曲げて形成した法枠基材を使用し、
法面の傾斜方向と上から下へ向けて、コンクリートなどを吹き付ける吹き付け法枠を構築しておき、その吹き付け法枠間に、法面の傾斜方向と直交する方向に前記の法枠基材を、その折り曲げ部が接近した状態で法面に敷設し、
接近した折り曲げ部においてアンカーを地中に打設してそのアンカーによって接近した両側の法枠基材を固定し、法枠基材で区画した内部に客土や砕石を投入して行う法面保護方法である。
本発明の法面保護用の基材と法面保護方法は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<1>法枠基材は帯状の金網を一方向と反対方向に繰り返して折り曲げた部材であるから、きわめて軽量であって、足場の悪い法面でも組み立て作業が容易である。
<2>軽量である法枠基材を法面に敷設して接近位置をアンカーで法面に固定するだけであるから、熟練工などの人手が不足している近時でも容易に採用することができる。
<3>法枠基材が金網などの有孔の帯状の部材であるから、法枠の通水性が高く、客土や砕石などが安定している。
<4>金網などの孔を通して植物の根茎が成長するので、客土と法枠基材と法面の地山とが強固に一体化して法面崩壊の抑止力となる。
<5>コンクリートを吹き付けた法枠の間に法枠基材を配置すれば、コンクリート製の法枠間の客土をより安定した状態で維持することができる。
本発明の法枠基材の実施例の説明図。 法枠基材の配置状態の説明図。 法枠基材の固定方法の実施例の説明図。 法枠基材の固定方法の他の実施例の説明図。 コンクリートを打設した法枠工法との組み合わせの実施例の説明図。 特許文献1に記載された発明の説明図。
以下図面を参照にしながら本発明の法面保護用の部材と法面保護方法の実施の形態を詳細に説明する。
<1>法枠基材。(図1)
本発明の法面保護方法に使用する法枠基材1は、金網、打ち抜き鋼板、エキスパンドメタルなどの有孔板体であり、帯状の部材を使用する。
この有孔板体を、帯状体の長さ方向と直交する折り曲げ部11で一方向と反対方向とに繰り返し折り曲げて構成する。
例えば材料として直径3,2mmの鋼線で、網目が20cm×20cm、長さ525cm、高さ60cmの織金網を使用し、1辺100cmで一方向と反対方向に繰り返し折り曲げた部材を使用することができる。
<2>法枠基材の敷設。(図2)
本発明の法面保護方法は、前記の法枠基材1を使用する。
その際に、1枚の法枠基材1の折り曲げ部11と、他の法枠基材1の折り曲げ部11を接近させて法面に敷設する。
法面基材1は上記したような構成であるから、きわめて軽量であって、足場の悪い法面でも、非熟練工によって安全で簡単に、能率よく敷設することができる。
<3>アンカーの打設。
敷設して接近した2枚の法枠基材1の折り曲げ部11においてアンカー2を地中に打設してそのアンカー2によって接近した両側の法枠基材1の折り曲げ部11を固定する。
アンカー2による法枠基材1の固定は、例えば両側の法枠基材1の折り曲げ部11を重ね合わせ、その重複部分に1本の棒状のアンカー2を打設して行うことができる。(図3)
あるいは逆U字状のアンカー2の一方の鋼棒を地中に鉛直に打設し、それより短い他方の鋼棒で2枚の法枠基材1を固定することができる。(図4)
<4>客土などの投入。
法面に広く敷設して法枠基材1で区画した内部に客土や砕石を投入する。
客土を投入した場合には植生を行うことができる。
<5>吹き付け法枠との組み合わせ。(図5)
まず、法面の傾斜方向と上から下へ向けて縦長にコンクリートなどを吹き付けた吹き付け法枠3を構築する。この吹き付け法枠3の構築は、多くの方法が公知であり、実施されている。
そしてほぼ平行に構築した吹き付け法枠3の間に、法面の傾斜方向と直交する方向に前記の法枠基材1を、その折り曲げ部11が接近した状態で法面に敷設する。
そして前記の方法と同様に、接近した折り曲げ部11においてアンカー2を地中に打設してそのアンカー2によって接近した上下の法枠基材1間を固定する。
そして法枠基材1で区画した内部に客土や砕石を投入する。
あるいは上から下へ向けた縦長の法枠3の間に、それとは別に水平方向に横長の法枠3を構築した格子状の吹き付け法枠3の間に、法枠基材1を敷設して行うこともできる。
<6>逆巻き工法としての施工。
法面を整然とした斜面として形成するに際して、水平方向に帯状に下方を掘削し、徐々に上方に向けて掘削を行うことがあり、それを逆巻き工法と称している。
その場合には掘削直後の地山が不安定となりやすい。
その掘削直後の法面に、前記の法枠基材1を水平方向に配置し、折り曲げ部11付近にアンカー2を打設して固定し、法枠基材1の敷設で構成した空間内に客土を投入すれば不安定な形成直後の法面の崩壊を阻止することができる。
1:法枠基材
11:折り曲げ部
2:アンカー
3:吹き付け法枠

Claims (1)

  1. 帯状の金網などの有孔板体を、
    帯状の金網の長さ方向と直交する折り曲げ部で一方向と反対方向へ繰り返し折り曲げて形成した法枠基材を使用し、
    法面の傾斜方向と上から下へ向けて、コンクリートなどを吹き付ける吹き付け法枠を構築しておき、
    その吹き付け法枠間に、法面の傾斜方向と直交する方向に前記の法枠基材を、その折り曲げ部が接近した状態で法面に敷設し、
    接近した折り曲げ部においてアンカーを地中に打設してそのアンカーによって接近した両側の法枠基材を固定し、
    法枠基材で区画した内部に客土や砕石を投入して行う法面保護方法
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