JP6791107B2 - 積層帯域通過フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、積層帯域通過フィルタに関する。
従来、積層帯域通過フィルタが知られている。たとえば、国際公開第2007/119356号(特許文献1)には、複数の電極層のうちの所定の電極層に、入力電極と出力電極との間を容量で接続するための入出力間キャパシタ電極が設けられた積層帯域通過フィルタが開示されている。入出力間キャパシタ電極によって、通過帯域の高域側に減衰極が生じるとともに通過帯域の低域側に2つの減衰極が生じる。その結果、通過帯域から低域側への減衰特性および通過帯域から高域側への減衰特性をともに急峻にすることができる。
国際公開第2007/119356号
積層帯域通過フィルタの周波数特性を所望の周波数特性に近づけるために、通過帯域よりも高い周波数において生じる減衰極あるいは通過帯域よりも低い周波数において生じる減衰極のいずれか一方の周波数を変化させることが必要になり得る。しかし、特許文献1には、通過帯域よりも高い周波数において生じる減衰極あるいは通過帯域よりも低い周波数において生じる減衰極のいずれか一方の周波数を変化させることが可能な構成については具体的に開示されていない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、積層帯域通過フィルタの周波数特性を所望の周波数特性に近づけることである。
本発明に係る積層帯域通過フィルタの一態様は、複数の誘電体層が積層方向に積層された積層体として形成されている。積層帯域通過フィルタは、第1および第2端子と、第1〜第3LC並列共振器と、バイパス部とを備える。第1LC並列共振器は、第1端子に電気的に接続される。第1LC並列共振器は、第1インダクタを含む。第2LC並列共振器は、第2端子に電気的に接続される。第2LC並列共振器は、第2インダクタを含む。第3LC並列共振器は、第1LC並列共振器と磁気結合する。第3LC並列共振器は、第2LC並列共振器と磁気結合する。バイパス部は、第1インダクタと第2インダクタとを接続する。第1インダクタとバイパス部との第1接続点は、第1インダクタの一方端と他方端との間に位置している。第2インダクタとバイパス部との第2接続点は、第2インダクタの一方端と他方端との間に位置している。
本発明に係る積層帯域通過フィルタによれば、第1インダクタと第2インダクタとを接続するバイパス部により、通過帯域よりも高い周波数において生じている減衰極あるいは通過帯域よりも低い周波数において生じている減衰極のいずれか一方の周波数を変化させることができる。その結果、積層帯域通過フィルタの周波数特性を所望の周波数特性に近づけることができる。
実施の形態1に係る積層帯域通過フィルタの等価回路図である。 図1の積層帯域通過フィルタの外観斜視図である。 図2の積層帯域通過フィルタの積層構造の一例を示す分解斜視図である。 実施の形態1の比較例に係る積層帯域通過フィルタの等価回路図である。 図4の積層帯域通過フィルタにおいて、両端のLC並列共振器を容量結合させているキャパシタの容量を2段階に変化させた場合の、それぞれの挿入損失を併せて示す図である。 図1の積層帯域通過フィルタの挿入損失、および図5の挿入損失を併せて示す図である。 図1の積層帯域通過フィルタにおいて、両端のLC並列共振器を容量結合させているキャパシタの容量を2段階に変化させた場合の、それぞれの挿入損失を併せて示す図である。 実施の形態2に係る積層帯域通過フィルタの等価回路図である。 図8の積層帯域通過フィルタの積層構造の一例を示す分解斜視図である。 実施の形態2の比較例に係る積層帯域通過フィルタの等価回路図である。 図8の積層帯域通過フィルタの挿入損失、および図10の積層帯域通過フィルタの挿入損失を併せて示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る積層帯域通過フィルタ1の等価回路図である。図1に示されるように、積層帯域通過フィルタ1は、入出力端子P10,P100と、LC並列共振器11〜14と、キャパシタ103,108,111と、バイパス部193とを備える。
キャパシタ103は、LC並列共振器11と12との間に接続されている。LC並列共振器11は、接続点112においてキャパシタ103に接続されている。LC並列共振器11は、接続点112と接地点GNDとの間に接続されている。LC並列共振器12は、接続点113においてキャパシタ103に接続されている。LC並列共振器12は、接続点113と接地点GNDとの間に接続されている。
キャパシタ108は、LC並列共振器13と14との間に接続されている。LC並列共振器13は、接続点114においてキャパシタ108に接続されている。LC並列共振器13は、接続点114と接地点GNDとの間に接続されている。LC並列共振器14は、接続点115においてキャパシタ108に接続されている。LC並列共振器14は、接続点115と接地点GNDとの間に接続されている。
キャパシタ111は、接続点112と115との間に接続されている。
LC並列共振器11は、インダクタ101とキャパシタ102とを含む。LC並列共振器12は、インダクタ104とキャパシタ105とを含む。LC並列共振器13は、インダクタ106とキャパシタ107とを含む。LC並列共振器14は、インダクタ109とキャパシタ110とを含む。
インダクタ101と104との間には、磁気結合M15が生じる。インダクタ104と106との間には、磁気結合M16が生じる。インダクタ106と109との間には、磁気結合M17が生じる。
バイパス部193は、インダクタ101と109とを接続している。インダクタ101とバイパス部193との接続点191は、インダクタ101の一方端と他方端との間に位置している。インダクタ109とバイパス部193との接続点192は、インダクタ109の一方端と他方端との間に位置している。
LC並列共振器11は、入出力端子P10に電気的に接続され、入出力端子P10との間で磁気結合を介さずに信号が伝達される。LC並列共振器14は、入出力端子P100に電気的に接続され、入出力端子P100との間で磁気結合を介さずに信号が伝達される。
入出力端子P10に信号が入力された場合、当該信号は磁気結合を介さずにLC並列共振器11に伝達される。LC並列共振器11に伝達された信号は、磁気結合M15を介してLC並列共振器12に伝達され、磁気結合M16を介してLC並列共振器13に伝達され、磁気結合M17を介してLC並列共振器14に伝達される。LC並列共振器14に伝達された信号は、磁気結合を介さずに入出力端子P100に伝達され、入出力端子P100から出力される。
入出力端子P100に信号が入力された場合、当該信号は磁気結合を介さずにLC並列共振器14に伝達される。LC並列共振器14に伝達された信号は、磁気結合M17を介してLC並列共振器13に伝達され、磁気結合M16を介してLC並列共振器12に伝達され、磁気結合M15を介してLC並列共振器11に伝達される。LC並列共振器11に伝達された信号は、磁気結合を介さずに入出力端子P10に伝達され、入出力端子P10から出力される。
以下では、LC並列共振器11,14のように、信号が入力される入力端子に電気的に接続されるとともに入力端子との間で磁気結合を介さずに信号が伝達されるLC並列共振器(入力側のLC並列共振器)、および、入力端子からの信号が出力される出力端子に電気的に接続されるとともに出力端子との間で磁気結合を介さずに信号が伝達されるLC並列共振器(出力側のLC並列共振器)を、両端のLC並列共振器と呼ぶ。また、LC並列共振器12,13のように、両端のLC並列共振器からの信号を、磁気結合を介して伝達するLC並列共振器を、両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器と呼ぶ。
入力端子から入力側のLC並列共振器に至る信号経路のインピーダンスは、入力端子から両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器に至る各信号経路のインピーダンス、および入力端子から出力側のLC並列共振器に至る信号経路のインピーダンスのいずれよりも小さい。
積層帯域通過フィルタ1においては、入出力端子P10からLC並列共振器11に至る信号経路のインピーダンスは、入出力端子P10からLC並列共振器12〜14に至る各信号経路のインピーダンスよりも小さい。入出力端子P100からLC並列共振器14に至る信号経路のインピーダンスは、入出力端子P100からLC並列共振器13〜11に至る各信号経路のインピーダンスよりも小さい。
なお、2つの回路要素が電気的に接続されている場合には、2つの回路要素が直接に接続されている場合、および他の回路要素(たとえばキャパシタ)を介して間接的に接続されている場合の双方が含まれる。
図2は、図1の積層帯域通過フィルタ1の外観斜視図である。座標軸に関して、X軸およびY軸は直交し、Z軸(積層方向)はX軸およびY軸に直交している。図3,図9に示される座標軸についても同様である。
図2に示されるように、積層帯域通過フィルタ1は、たとえば直方体状である。積層方向に垂直な積層帯域通過フィルタ1の最外層の面を上面UFおよび底面BFとする。
底面BFには、入出力端子P10,P100、および接地端子G120が形成されている。接地端子G120は、接地点GNDを形成している。入出力端子P10,P100、および接地端子G120は、たとえば底面BFに平面電極が規則的に配置されたLGA(Land Grid Array)端子である。底面BFは、不図示の基板に接続される。
図3は、図2の積層帯域通過フィルタ1の積層構造の一例を示す分解斜視図である。図3に示されるように、積層帯域通過フィルタ1は、複数の誘電体層121〜129がZ軸方向に積層された積層体である。
図3に示されるように、誘電体層121には、キャパシタ導体パターン130,131が形成されている。キャパシタ導体パターン130は、ビア導体パターン151によって入出力端子P10に接続されている。キャパシタ導体パターン131は、ビア導体パターン156によって入出力端子P100に接続されている。
誘電体層122には、接地導体パターン132が形成されている。接地導体パターン132は、ビア導体パターン152〜155によって接地端子G120に接続されている。キャパシタ導体パターン130および接地導体パターン132は、キャパシタ102を形成している。キャパシタ導体パターン131および接地導体パターン132は、キャパシタ110を形成している。
誘電体層123には、キャパシタ導体パターン133,134が形成されている。接地導体パターン132およびキャパシタ導体パターン133は、キャパシタ105を形成している。接地導体パターン132およびキャパシタ導体パターン134は、キャパシタ107を形成している。
誘電体層124には、キャパシタ導体パターン135,136が形成されている。キャパシタ導体パターン135は、ビア導体パターン157によってキャパシタ導体パターン130に接続されている。キャパシタ導体パターン133,135は、キャパシタ103を形成している。キャパシタ導体パターン136は、ビア導体パターン158によってキャパシタ導体パターン131に接続されている。キャパシタ導体パターン134,136は、キャパシタ108を形成している。
誘電体層125には、キャパシタ導体パターン137が形成されている。キャパシタ導体パターン135〜137は、キャパシタ111を形成している。
誘電体層126には、バイパス導体パターン138が形成されている。バイパス導体パターン138は、バイパス部193を形成している。バイパス導体パターン138は、ビア導体パターン159,162によって接地導体パターン132に接続されている。バイパス導体パターン138とビア導体パターン159との接続部分は、接続点191を含む。バイパス導体パターン138とビア導体パターン162との接続部分は、接続点192を含む。バイパス部193は、積層帯域通過フィルタの内部構造に応じて複数の誘電体層に亘って形成されてもよい。すなわち、バイパス部193は、ビア導体パターンを含んでもよい。
誘電体層127には、線路導体パターン139〜142が形成されている。線路導体パターン139は、ビア導体パターン157によってキャパシタ導体パターン135に接続されている。線路導体パターン139は、ビア導体パターン159によってバイパス導体パターン138に接続されている。
線路導体パターン140は、ビア導体パターン160によって接地導体パターン132に接続されている。線路導体パターン140は、ビア導体パターン162によってキャパシタ導体パターン133に接続されている。
線路導体パターン141は、ビア導体パターン161によって接地導体パターン132に接続されている。線路導体パターン141は、ビア導体パターン163によってキャパシタ導体パターン134に接続されている。
線路導体パターン142は、ビア導体パターン158によってキャパシタ導体パターン131に接続されている。線路導体パターン142は、ビア導体パターン162によってバイパス導体パターン138に接続されている。
誘電体層128には、線路導体パターン143〜146が形成されている。線路導体パターン143は、ビア導体パターン157,159によって線路導体パターン139に接続されている。線路導体パターン144は、ビア導体パターン160,162によって線路導体パターン140に接続されている。線路導体パターン145は、ビア導体パターン161,163によって線路導体パターン141に接続されている。線路導体パターン146は、ビア導体パターン158,162によって線路導体パターン142に接続されている。
ビア導体パターン157、線路導体パターン139,143、およびビア導体パターン159は、インダクタ101を形成している。ビア導体パターン162,線路導体パターン140,144、およびビア導体パターン160は、インダクタ104を形成している。ビア導体パターン163,線路導体パターン141,145、およびビア導体パターン161は、インダクタ106を形成している。ビア導体パターン158,線路導体パターン142,146、およびビア導体パターン162は、インダクタ109を形成している。
図4は、実施の形態1の比較例に係る積層帯域通過フィルタ9の等価回路図である。積層帯域通過フィルタ9の等価回路図は、図1の等価回路図からバイパス部193が除かれた等価回路図である。それ以外の構成は同様であるため、説明を繰り返さない。
図5は、図4の積層帯域通過フィルタ9において、両端のLC並列共振器11,14を容量結合させているキャパシタ111の容量を2段階に変化させた場合の、それぞれの挿入損失IL30,IL40を併せて示す図である。積層帯域通過フィルタ9の通過帯域は、周波数帯f33〜f34(>f33)であるとする。挿入損失IL30の場合のキャパシタ111の容量は、挿入損失IL40の場合のキャパシタ111の容量よりも大きい。挿入損失IL30に関して、減衰極が生じている周波数f31,f32,f35は、この順に高い。挿入損失IL40に関して、減衰極が生じている周波数f41〜f43は、この順に高い。
図5において縦軸の減衰量(dB)はマイナスの値である。減衰量の絶対値が大きいほど挿入損失は大きい。挿入損失とは、電子部品の或る端子に入力された信号のうち、電子部品の他の端子に伝達された信号の割合を示す指標である。挿入損失が大きい程、電子部品に入力された信号のうち当該電子部品の内部で失われた信号の割合が大きいことを意味する。図6,7,11においても同様である。
図5に示されるように、挿入損失IL30に関して、通過帯域よりも低い周波数帯では、周波数f31,f32(<f33)において減衰極が生じている。通過帯域よりも高い周波数帯では、周波数f35(>f34)において減衰極が生じている。挿入損失IL40に関して、通過帯域よりも低い周波数帯では、周波数f41(>f31),f42(<f32)において減衰極が生じている。通過帯域よりも高い周波数帯では、周波数f43(>f35)において減衰極が生じている。
減衰極の周波数に関して、挿入損失IL30の周波数f31,f32,f35は、挿入損失IL40においてはそれぞれ周波数f41,f42,f43に変化している。すなわち、積層帯域通過フィルタ9においては、キャパシタ111の容量を変化させると、通過帯域よりも低い周波数帯に生じている減衰極の周波数および通過帯域よりも高い周波数帯に生じている減衰極の周波数のいずれもが変化する。
しかし、積層帯域通過フィルタの周波数特性を所望の周波数特性に近づけるために、通過帯域よりも高い周波数において生じている減衰極あるいは通過帯域よりも低い周波数において生じている減衰極のいずれか一方の周波数を変化させることが必要になり得る。
そこで、図1の積層帯域通過フィルタ1においては、両端のLC並列共振器11,14にそれぞれ含まれるインダクタ101,109をバイパス部193によって接続する。積層帯域通過フィルタ1によれば、通過帯域よりも高い周波数帯に生じている減衰極の周波数f35をほとんど変化させずに、通過帯域よりも低い周波数帯に生じている減衰極の周波数f31,f32を変化させることができる。その結果、積層帯域通過フィルタ1の周波数特性を所望の周波数特性に近づけることができる。
図6は、図1の積層帯域通過フィルタ1の挿入損失IL50、および図5の挿入損失IL30を併せて示す図である。図6に示されるように、挿入損失IL50に関して、通過帯域よりも低い周波数帯においては、周波数f51(>f31),f52(<f32)において減衰極が生じている。通過帯域よりも高い周波数帯においては、挿入損失IL30と同様に周波数f35付近において減衰極が生じている。
図7は、図1の積層帯域通過フィルタ1において、両端のLC並列共振器11,14を容量結合させているキャパシタ111の容量を2段階に変化させた場合の、それぞれの挿入損失IL50,IL60を併せて示す図である。挿入損失IL50は、図6の挿入損失IL50と同じである。
図7に示されるように、挿入損失IL60に関して、通過帯域よりも低い周波数帯では、挿入損失IL50と同様に周波数f51付近において減衰極が生じているとともに、周波数f61(>f52)において減衰極が生じている。通過帯域よりも高い周波数帯では、挿入損失IL50と同様に周波数f35付近で減衰極が生じている。両端のLC並列共振器11,14を容量結合させているキャパシタ111の容量を変化させることにより、通過帯域よりも低い周波数帯に生じている減衰極の周波数を変化させることができる。
再び図1を参照して、入出力端子P10から信号が入力された場合に、複数のLC並列共振器11〜14のうち、LC並列共振器11に当該信号が最初に伝達される。また、入出力端子P100から信号が入力された場合に、複数のLC並列共振器11〜14のうち、LC並列共振器14に当該信号が最初に伝達される。そのため、LC並列共振器11および14のインピーダンスは、積層帯域通過フィルタ1の通過帯域の形成に支配的な影響を与える。
再び図3を参照して、バイパス導体パターン138は、接地導体パターン132に接続されているビア導体パターン159,162を接続している。バイパス導体パターン138は、インダクタ101,109を接続すればよく、たとえば、線路導体パターン139,142を接続してもよいし、線路導体パターン143,146を接続してもよいし、あるいはビア導体パターン157,158を接続してもよい。
インダクタ101において、バイパス導体パターン138との接続点191から接地導体パターン132までの部分は、LC並列共振器11のインダクタとしてはほとんど機能しなくなる。同様に、インダクタ109において、バイパス導体パターン138との接続点192から接地導体パターン132までの部分は、LC並列共振器14のインダクタとしてはほとんど機能しなくなる。LC並列共振器11,14のインダクタンスが小さくなると、LC並列共振器11,14のインピーダンスが変化し、積層帯域通過フィルタ1の通過帯域が所望の通過帯域から乖離し得る。
そこで、積層帯域通過フィルタ1においては、積層帯域通過フィルタ1の通過帯域が所望の通過帯域から乖離するのを抑制するため、接地導体パターン132に接続されているビア導体パターン159,162がバイパス導体パターン138によって接続される。
インダクタ101においては、ビア導体パターン157、線路導体パターン143(139)、および線路導体パターン140から接続点191までのビア導体パターン159の部分がLC並列共振器11のインダクタとして機能する。インダクタ109においては、ビア導体パターン158、線路導体パターン146(142)、および線路導体パターン146から接続点192までのビア導体パターン162の部分がLC並列共振器14のインダクタとして機能する。
接地導体パターン132に接続されているビア導体パターン159,162がバイパス導体パターン138によって接続されることにより、線路導体パターン139,142、線路導体パターン143,146、あるいはビア導体パターン157,158がバイパス導体パターン138によって接続される場合よりも、LC並列共振器11のインダクタとして機能するインダクタ101の部分の信号経路およびLC並列共振器14のインダクタとして機能するインダクタ109の部分の信号経路を長くすることができる。
積層帯域通過フィルタ1によれば、バイパス導体パターン138によってインダクタ101と109とを接続することによるLC並列共振器11,14の各インダクタンスの減少を抑制することができる。すなわち、積層帯域通過フィルタ1によれば、通過帯域の減衰量を損なうことなく、通過帯域よりも高い周波数帯、または通過帯域よりも低い周波数帯のいずれか一方の減衰極を制御することができる。その結果、積層帯域通過フィルタ1の通過帯域が所望の通過帯域から乖離するのを抑制することができる。
以上、実施の形態1に係る積層帯域通過フィルタによれば、積層帯域通過フィルタの周波数特性を所望の周波数特性に近づけることができる。
実施の形態に係る積層帯域通過フィルタによれば、両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器が偶数個である場合、通過帯域よりも低い周波数帯に生じる減衰極の周波数を変化させることができる。一方、両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器が奇数個である場合、通過帯域よりも高い周波数帯に生じる減衰極の周波数を変化させることができる。
実施の形態1においては、両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器の数が偶数である場合の一例として、積層帯域通過フィルタが4つのLC並列共振器を備える場合について説明した。
実施の形態2においては、両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器の数が奇数である場合の一例として、積層帯域通過フィルタが3つのLC並列共振器を備える場合について説明する。
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2に係る積層帯域通過フィルタ2の等価回路図である。図8に示されるように、積層帯域通過フィルタ2は、入出力端子P20,P200と、LC並列共振器21〜23と、キャパシタ203,206,209と、バイパス部293とを備える。
キャパシタ203は、LC並列共振器21と22との間に接続されている。LC並列共振器21は、接続点26においてキャパシタ203に接続されている。LC並列共振器21は、接続点26と接地点GNDとの間に接続されている。LC並列共振器22は、接続点27においてキャパシタ203に接続されている。LC並列共振器22は、接続点27と接地点GNDとの間に接続されている。
キャパシタ206は、LC並列共振器22と23との間に接続されている。LC並列共振器22は、接続点27においてキャパシタ206に接続されている。LC並列共振器22は、接続点27と接地点GNDとの間に接続されている。LC並列共振器23は、接続点28においてキャパシタ206に接続されている。LC並列共振器23は、接続点28と接地点GNDとの間に接続されている。
キャパシタ209は、接続点26と28との間に接続されている。
LC並列共振器21は、インダクタ201とキャパシタ202とを含む。LC並列共振器22は、インダクタ204とキャパシタ205とを含む。LC並列共振器23は、インダクタ207とキャパシタ208とを含む。インダクタ201と204との間には、磁気結合M24が生じる。インダクタ204と207との間には、磁気結合M25が生じる。
バイパス部293は、インダクタ201と207とを接続している。インダクタ201とバイパス部293との接続点291は、インダクタ201の一方端と他方端との間に位置している。インダクタ207とバイパス部293との接続点292は、インダクタ207の一方端と他方端との間に位置している。
LC並列共振器21は、入出力端子P20に電気的に接続され、入出力端子P20からの信号が磁気結合を介さずに伝達される。LC並列共振器23は、入出力端子P200に電気的に接続され、入出力端子P200からの信号が磁気結合を介さずに伝達される。
入出力端子P20に信号が入力された場合、当該信号は磁気結合を介さずにLC並列共振器21に伝達される。LC並列共振器21に伝達された信号は、磁気結合M25を介してLC並列共振器22に伝達され、磁気結合M26を介してLC並列共振器23に伝達される。LC並列共振器23に伝達された信号は、磁気結合を介さずに入出力端子P200に伝達され、入出力端子P200から出力される。
入出力端子P200に信号が入力された場合、当該信号は磁気結合を介さずにLC並列共振器23に伝達される。LC並列共振器23に伝達された信号は、磁気結合M25を介してLC並列共振器22に伝達され、磁気結合M24を介してLC並列共振器21に伝達される。LC並列共振器21に伝達された信号は、磁気結合を介さずに入出力端子P20に伝達され、入出力端子P20から出力される。
図9は、図8の積層帯域通過フィルタ2の積層構造の一例を示す分解斜視図である。積層帯域通過フィルタ2の外観斜視図は、図2に示される積層帯域通過フィルタ1の外観斜視図と同様である。図9に示されるように、積層帯域通過フィルタ2は、複数の誘電体層211〜219がZ軸方向に積層された積層体である。
底面BFには、入出力端子P20,P200、および接地端子G210が形成されている。接地端子G210は、接地点GNDを形成している。入出力端子P20,P200、および接地端子G210は、たとえば底面BFに平面電極が規則的に配置されたLGA(Land Grid Array)端子である。
誘電体層211には、キャパシタ導体パターン221,222が形成されている。キャパシタ導体パターン221は、ビア導体パターン241によって入出力端子P20に接続されている。キャパシタ導体パターン222は、ビア導体パターン246によって入出力端子P200に接続されている。
誘電体層212には、接地導体パターン223が形成されている。接地導体パターン223は、ビア導体パターン242〜245によって接地端子G210に接続されている。キャパシタ導体パターン221および接地導体パターン223は、キャパシタ202を形成している。キャパシタ導体パターン222および接地導体パターン223は、キャパシタ208を形成している。
誘電体層213には、キャパシタ導体パターン224が形成されている。接地導体パターン223およびキャパシタ導体パターン224は、キャパシタ205を形成している。
誘電体層214には、キャパシタ導体パターン225,226が形成されている。キャパシタ導体パターン225は、ビア導体パターン247によってキャパシタ導体パターン221に接続されている。キャパシタ導体パターン224,225は、キャパシタ203を形成している。キャパシタ導体パターン226は、ビア導体パターン248によってキャパシタ導体パターン222に接続されている。キャパシタ導体パターン224,226は、キャパシタ206を形成している。
誘電体層215には、キャパシタ導体パターン227が形成されている。キャパシタ導体パターン225〜227は、キャパシタ209を形成している。
誘電体層216には、バイパス導体パターン228が形成されている。バイパス導体パターン228は、バイパス部293を形成している。バイパス導体パターン228は、ビア導体パターン249,251によって接地導体パターン223に接続されている。バイパス導体パターン228とビア導体パターン249との接続部分は、接続点291を含む。バイパス導体パターン228とビア導体パターン251との接続部分は、接続点292を含む。
誘電体層217には、線路導体パターン229〜231が形成されている。線路導体パターン229は、ビア導体パターン247によってキャパシタ導体パターン221に接続されている。線路導体パターン229は、ビア導体パターン249によってバイパス導体パターン228に接続されている。
線路導体パターン230は、ビア導体パターン252によってキャパシタ導体パターン224に接続されている。線路導体パターン230は、ビア導体パターン250によって接地導体パターン223に接続されている。
線路導体パターン231は、ビア導体パターン248によってキャパシタ導体パターン222に接続されている。線路導体パターン231は、ビア導体パターン251によってバイパス導体パターン228に接続されている。
誘電体層218には、線路導体パターン232〜234が形成されている。線路導体パターン232は、ビア導体パターン247,249によって線路導体パターン229に接続されている。線路導体パターン233は、ビア導体パターン250,252によって線路導体パターン230に接続されている。線路導体パターン234は、ビア導体パターン248,251によって線路導体パターン231に接続されている。
ビア導体パターン247、線路導体パターン229,232、およびビア導体パターン249は、インダクタ201を形成している。ビア導体パターン252、線路導体パターン230,233、およびビア導体パターン250は、インダクタ204を形成している。ビア導体パターン248、線路導体パターン231,234、およびビア導体パターン251は、インダクタ207を形成している。
図10は、実施の形態2の比較例に係る積層帯域通過フィルタ9Aの等価回路図である。積層帯域通過フィルタ9Aの等価回路図は、図8の等価回路図からバイパス部293が除かれた等価回路図である。それ以外の構成は同様であるため、説明を繰り返さない。
図11は、図8の積層帯域通過フィルタ2の挿入損失IL70と図10の積層帯域通過フィルタ9Aの挿入損失IL80とを併せて示す図である。積層帯域通過フィルタ2および9Aの通過帯域は、周波数帯f71〜f72(>f71)であるとする。
図11に示されるように、挿入損失IL70およびIL80のいずれにおいても、通過帯域よりも高い周波数帯において減衰極が生じている。挿入損失IL70においては周波数f73(>f72)において減衰極が生じている。一方、挿入損失IL80においては周波数f81(>f73)において減衰極が生じている。積層帯域通過フィルタ2によれば、両端のLC並列共振器21,23にそれぞれ含まれるインダクタ201と207とをバイパス部293によって接続することにより、通過帯域よりも高い周波数帯に生じる減衰極の周波数を変化させることができる。
以上、実施の形態2に係る積層帯域通過フィルタによれば、積層帯域通過フィルタの周波数特性を所望の周波数特性に近づけることができる。
なお、両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器の数について、実施の形態1においては2の場合を説明し、実施の形態2においては1の場合を説明した。両端のLC並列共振器の間に配置されているLC並列共振器の数は、3以上でもよい。
今回開示された各実施の形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わされて実施されることも予定されている。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2,9,9A 積層帯域通過フィルタ、11〜14,21〜23 LC並列共振器、101,104,106,109,201,204,207 インダクタ、102,103,105,107,108,110,111,202,203,205,206,208,209 キャパシタ、121〜129,211〜219 誘電体層、130,131,133〜137,221,222,224〜227 キャパシタ導体パターン、132,223 接地導体パターン、138,228 バイパス導体パターン、139〜146,229〜234 線路導体パターン、151〜163,241〜252 ビア導体パターン、193,293 バイパス部、G120,G210 接地端子、P10,P20,P100,P200 端子。

Claims (3)

  1. 複数の誘電体層が積層方向に積層された積層帯域通過フィルタであって、
    第1および第2端子と、
    第1LC並列共振器と、
    第2LC並列共振器と、
    第3LC並列共振器と、
    第4LC並列共振器と、
    前記誘電体層に形成されたバイパス導体パターンを含むバイパス部と、
    第1キャパシタと、
    第2キャパシタと、
    第3キャパシタとを備え、
    前記第1LC並列共振器は、前記第1端子に電気的に接続され、
    前記第2LC並列共振器は、前記第2端子に電気的に接続され、
    前記第3LC並列共振器は、前記第1LC並列共振器および前記第4LC並列共振器と磁気結合し、
    前記第4LC並列共振器は、前記第2LC並列共振器と磁気結合し、
    前記第1LC並列共振器は、第1インダクタを含み、
    前記第2LC並列共振器は、第2インダクタを含み、
    前記第3LC並列共振器は、第3インダクタを含み、
    前記第4LC並列共振器は、第4インダクタを含み、
    前記バイパス部は、前記第1インダクタと前記第2インダクタとを接続し、
    前記第1インダクタと前記バイパス部との第1接続点は、前記第1インダクタの一方端と他方端との間に位置し、
    前記第2インダクタと前記バイパス部との第2接続点は、前記第2インダクタの一方端と他方端との間に位置し、
    前記第3インダクタは、前記誘電体層に形成された第1線路導体パターンを含み、
    前記第4インダクタは、前記誘電体層に形成された第2線路導体パターンを含み、
    前記第1キャパシタは、前記第1LC並列共振器と前記第3LC並列共振器との間に接続され、
    前記第2キャパシタは、前記第2LC並列共振器と前記第4LC並列共振器との間に接続され、
    前記第1LC並列共振器は、接地点と、前記第1キャパシタおよび前記第1LC並列共振器の第3接続点との間に接続され、
    前記第2LC並列共振器は、前記接地点と、前記第2キャパシタおよび前記第2LC並列共振器の第4接続点との間に接続され、
    前記第3LC並列共振器は、前記接地点と、前記第1キャパシタおよび前記第3LC並列共振器の第5接続点との間に接続され、
    前記第4LC並列共振器は、前記接地点と、前記第2キャパシタおよび前記第4LC並列共振器の第6接続点との間に接続され、
    前記第3キャパシタは、前記第3接続点と前記第4接続点との間に接続されており、
    前記第1キャパシタは、第1キャパシタ導体パターンおよび第2キャパシタ導体パターンとから形成され、
    前記第2キャパシタは、第3キャパシタ導体パターンおよび第4キャパシタ導体パターンとから形成され、
    前記積層方向から前記積層帯域通過フィルタを見た場合に、前記バイパス導体パターンは、前記第1線路導体パターンまたは前記第2線路導体パターンの一方、または両方と重なる部分を有し、
    前記複数の誘電体層は、
    前記第1キャパシタ導体パターンおよび前記第4キャパシタ導体パターンが形成された第1誘電体層と、
    第5キャパシタ導体パターンが形成された第2誘電体層と、
    前記第2キャパシタ導体パターンおよび前記第3キャパシタ導体パターンが形成された第3誘電体層とをさらに含み、
    前記第1誘電体層は、前記第2誘電体層と前記第3誘電体層との間に配置され、
    前記第3キャパシタは、前記第5キャパシタ導体パターンを介して、前記第1キャパシタ導体パターンおよび前記第4キャパシタ導体パターンとから形成されている、積層帯域通過フィルタ。
  2. 前記複数の誘電体層は、接地導体パターンが形成された第誘電体層を含み、
    前記第1インダクタは、前記積層方向に延在する第1ビア導体パターンを有し、
    前記第2インダクタは、前記積層方向に延在する第2ビア導体パターンを有し、
    前記第1および第2ビア導体パターンは、前記接地導体パターンに接続され、
    前記第1接続点は、前記第1ビア導体パターンの一方端と他方端との間に位置し、
    前記第2接続点は、前記第2ビア導体パターンの一方端と他方端との間に位置している、請求項1に記載の積層帯域通過フィルタ。
  3. 前記複数の誘電体層は、前記バイパス導体パターンが形成された誘電体層をさらに含み
    記バイパス導体パターンは、前記第1接続点と前記第2接続点とを接続する、請求項2に記載の積層帯域通過フィルタ。
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