JP6776807B2 - 鞍乗型車両情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両および鞍乗型車両に取り付けられる携帯端末を備えた鞍乗型車両情報処理システムに関する。
下記の特許文献1には、携帯無線端末を鞍乗型車両に装着し、その表示部に車両情報を表示させる携帯無線端末装着車両および携帯無線端末が記載されている。
特開2003−137161号公報
しかしながら、特許文献1に記載の携帯無線端末装着車両および携帯無線端末では、鞍乗型車両から得られた車両情報を携帯無線端末の表示部に表示させるのみであり、車両情報を有効に活用できていない。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、鞍乗型車両に対して着脱可能な携帯端末により取得された鞍乗型車両の車両情報を利用して、鞍乗型車両の利用者や管理者が鞍乗型車両の状態を容易かつ正確に把握し、鞍乗型車両の適切な管理を行うことができる鞍乗型車両情報処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の鞍乗型車両情報処理システムは、複数の鞍乗型車両および携帯端末を備えた鞍乗型車両情報処理システムであって、前記複数の鞍乗型車両のそれぞれは、前記携帯端末をハンドルまたはハンドルの周辺部に取り付ける取付部と、当該鞍乗型車両の状態または当該鞍乗型車両の走行の状況を検出する検出部と、前記検出部により検出された当該鞍乗型車両の状態または当該鞍乗型車両の走行の状況を示す車両情報を前記携帯端末へ送信する送信部とを備え、前記携帯端末は、前記送信部から送信された車両情報を受信する受信部と、前記受信部により受信された車両情報を当該携帯端末の記憶部に履歴情報として蓄積する履歴情報蓄積部と、前記記憶部に蓄積された履歴情報を出力する出力部とを備え、前記複数の鞍乗型車両には、それぞれ異なる複数の管理IDがそれぞれ割り当てられ、前記履歴情報蓄積部は、前記複数の鞍乗型車両の履歴情報を前記複数の管理IDとそれぞれ関連付けて前記複数の鞍乗型車両ごとに蓄積し、かつ前記複数の鞍乗型車両の履歴情報を前記記憶部に同時に保持することを特徴とする。
本発明によれば、鞍乗型車両に対して着脱可能な携帯端末により取得された鞍乗型車両の車両情報を利用して、鞍乗型車両の利用者や管理者が鞍乗型車両の状態を容易かつ正確に把握し、鞍乗型車両の適切な管理を行うことができる。
本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおける鞍乗型車両のハンドルおよびその周辺部分を示す説明図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおける鞍乗型車両の携帯端末取付部および携帯端末を示す説明図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。 図2中の矢示IVーIV方向から見た携帯端末取付部等の断面図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおける携帯端末のメータパネル画面を示す説明図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおいて携帯端末に蓄積された履歴情報を示す説明図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおける鞍乗型車両の左側操作部を示す説明図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおける携帯端末のナビゲーション画面、渋滞情報提供画面および天気予報提供画面を示す説明図である。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおけるメイン処理を示すフローチャートである。 図9に続くフローチャートである。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおける画面切換処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システムにおける通話処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態による鞍乗型車両情報処理システムは、鞍乗型車両および携帯端末を備えている。鞍乗型車両は、携帯端末をハンドルまたはハンドルの周辺部に取り付ける取付部と、当該鞍乗型車両の状態または当該鞍乗型車両の走行の状況を検出する検出部と、検出部により検出された当該鞍乗型車両の状態または当該鞍乗型車両の走行の状況を示す車両情報を携帯端末へ送信する送信部とを備えている。また、携帯端末は、送信部から送信された車両情報を受信する受信部と、受信部により受信された車両情報を当該携帯端末の表示画面に所定のレイアウトで表示することにより表示画面中に鞍乗型車両のメータパネル画面を形成するメータパネル形成部と、受信部により受信された車両情報を当該携帯端末の記憶部に履歴情報として蓄積する履歴情報蓄積部と、記憶部に蓄積された履歴情報を出力する出力部とを備えている。
利用者は、鞍乗型車両を運転するとき、携帯端末を鞍乗型車両の取付部に取り付ける。鞍乗型車両の状態またはその走行状態を示す車両情報は、鞍乗型車両から当該鞍乗型車両に取り付けられた携帯端末へ送信される。当該携帯端末の表示画面には、鞍乗型車両から送信された車両情報を示すメータパネル画面が形成される。また、鞍乗型車両から送信された車両情報は履歴情報として携帯端末に蓄積される。利用者または管理者は、例えば鞍乗型車両の運転が終了した後に、携帯端末に蓄積された履歴情報を、当該携帯端末の表示画面に表示させることができ、またはパーソナルコンピュータ等の外部の装置に送信することができる。
携帯端末は鞍乗型車両に対して着脱可能であるので、利用者または管理者は、携帯端末を鞍乗型車両から取り外し、携帯端末を事業所等に持ち込み、事業所内にあるパーソナルコンピュータ等に携帯端末を接続して履歴情報の送信を行うことができ、極めて便利である。また、利用者または管理者は、携帯端末の表示画面に表示され、またはパーソナルコンピュータに送信されてモニタ画面に表示された履歴情報を見ることにより、鞍乗型車両の状態を容易かつ正確に把握することができる。また、履歴情報をパーソナルコンピュータに送信した場合には、履歴情報をパーソナルコンピュータで編集、加工、表示または印刷することができ、これにより、利用者または管理者は、鞍乗型車両の状態をより一層容易かつ正確に把握することができる。また、携帯端末からパーソナルコンピュータへ送信された履歴情報をパーソナルコンピュータに蓄積して分析することにより、例えば鞍乗型車両の使用状況に応じたメンテナンス時期の予測等が可能になり、鞍乗型車両の適切な管理を行うことができる。
(鞍乗型車両情報処理システムの構成)
図1は本発明の実施例の鞍乗型車両情報処理システム1における鞍乗型車両11のハンドル12およびその周辺部分を示している。図2は鞍乗型車両11に設けられた携帯端末取付部41および携帯端末取付部41に取り付けられた携帯端末81を示している。図3は鞍乗型車両情報処理システム1の全体構成を示している。
鞍乗型車両情報処理システム1は、鞍乗型車両11および携帯端末81を備えている。本実施例において、鞍乗型車両11は、例えばフロントカウルを備えたネーキッド型の自動二輪車である。また、本実施例において、携帯端末81は例えばスマートフォンである。
図1に示すように、鞍乗型車両11は、当該鞍乗型車両11の操舵を行うハンドル12を備えている。また、鞍乗型車両11において、その左右方向略中間であってハンドル12の前方には、鍵95(図3参照)を挿入する鍵挿入部13(キーシリンダ)が設けられている。
さらに、鍵挿入部13の前方には、携帯端末81を取り付ける携帯端末取付部41が配置されている。携帯端末取付部41は、一般の鞍乗型車両においてメータパネルが配置されている位置と同様の位置に配置されている。携帯端末取付部41はベース部14上に設けられ、ベース部14を介して鞍乗型車両11に固定されている。携帯端末取付部41には、取付検出部51、蓋開閉検出部52および給電部53(図3、図4参照)等が設けられているが、これらについては後述する。また、図2に示すように、ベース部14において携帯端末取付部41の右方には、携帯端末取付部41の蓋45を開閉するための蓋開閉スイッチ15が設けられている。
また、図1に示すように、ベース部14の前方上側にはフロントスクリーン17が設けられている。また、ベース部14の前部はフロントカウル18により覆われている。
また、ハンドル12の左右両側には一対のバックミラー19が設けられている。また、ハンドル12の左右両端側には一対のグリップ20が設けられている。また、ハンドル12において、左側のバックミラー19がハンドル12に固定されている部分と左側のグリップ20との間には、遠隔操作部としての左側操作部61が設けられている。左側操作部61には画面切換スイッチ65、スクロールスイッチ63、通話スイッチ66(図3、図7参照)等が設けられているが、これらについては後述する。また、ハンドル12において、右側のバックミラー19がハンドル12に固定されている部分と右側のグリップ20との間には、右側操作部71が設けられている。右側操作部71には、エンジン始動スイッチ72およびキルスイッチ73が設けられている。
また、鞍乗型車両11は、図3に示すように、当該鞍乗型車両11の状態またはその走行の状況を検出する検出部として、エンジンの回転数を検出するエンジン回転検出部21、車軸の回転数を検出する車軸回転検出部22、およびトランスミッションにおけるギヤポジション(シフト位置)を検出するシフト位置検出部23を備えている。さらに、鞍乗型車両11は、当該鞍乗型車両11の状態またはその走行の状況を検出する検出部として、燃料タンク16に貯留された燃料の量を検出する燃料量検出部24、エンジンオイル圧を検出する油圧検出部25、冷却水の温度を検出する冷却水温度検出部26、鞍乗型車両11のバッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出部27、および灯火器の状態、具体的にはヘッドランプの切換状態(ハイビームかロービームか)や方向指示ランプの点滅状態(すべて消灯しているか、あるいは左、右または双方が点滅しているか)等を検出する灯火器状態検出部28とを備えている。
また、鞍乗型車両11の鍵挿入部13には電源スイッチ29および鍵ID読取部30が設けられている。鍵95が鍵挿入部13に挿入され、鍵95が例えば時計回りに回されたときに鞍乗型車両11の一部の電源がオンになる。その後、鍵95の記憶部96に記憶された鍵IDが鍵ID読取部30により読み取られ、車両制御部34へ送られ、後述するように車両制御部34により鍵IDの照合が行われる。また、鞍乗型車両11は、携帯端末取付部41の蓋45をロックする蓋ロック機構31を備えている。蓋ロック機構31はベース部14に設けられている。
また、鞍乗型車両11は、上記各種検出部21〜28により検出された鞍乗型車両11の状態またはその走行の状況を示す車両情報を携帯端末81へ送信する送信部としての車両通信部32を備えている。車両通信部32は、携帯端末81と例えばブルートゥース(登録商標)等による近距離無線通信を行う機能を有している。また、鞍乗型車両11は、管理IDを含む種々の情報を記憶する記憶部33を備えている。記憶部33は例えば半導体記憶素子を有している。なお、記憶部33は管理ID記憶部の具体例である。また、鞍乗型車両11は、当該鞍乗型車両11を制御する車両制御部34を備えている。車両制御部34はCPU(中央演算処理装置)等を有している。図3に示すように、各検出部21〜28、51、52、電源スイッチ29、鍵ID読取部30、各スイッチ62〜67、72、73、蓋ロック機構31、記憶部33、車両通信部32、給電部53は車両制御部34に接続されている。
一方、携帯端末81は、図2に示すように、直方体であるが、厚さ寸法が小さいため略平板状の形状を有する筐体82を備えている。また、携帯端末81は、図3に示すように、画像や文字を表示する表示部83を備えている。表示部83は、例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイを備え、その表示画面84は筐体82のフロントパネルの略全域を占めるように配置されている。また、携帯端末81は、当該携帯端末81を操作するための操作部85を備え、操作部85は表示画面84上に配置されたタッチパネルを備えている。
また、携帯端末81は、図3に示すように、通話やデータ通信等を行うために移動体通信の基地局と無線通信を行う移動体通信部86を備えている。また、携帯端末81は、鞍乗型車両11から送信された車両情報を受信する受信部としての端末通信部87を備えている。端末通信部87は、鞍乗型車両11と例えばブルートゥース等による近距離無線通信を行う機能を有している。また、携帯端末81は、種々の情報を記憶する記憶部88を備えている。記憶部88は例えば半導体記憶素子を有している。記憶部88には、ナビゲーションソフトウェア、渋滞情報提供ソフトウェア、天気予報提供ソフトウェア等のアプリケーションソフトウェアが記憶されている。さらに、記憶部88には管理IDおよび履歴情報等が記憶されている。また、携帯端末81は、記憶部88に蓄積された履歴情報を例えばパーソナルコンピュータ94等の外部の装置へ出力する外部入出力部89を備えている。外部入出力部89は例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス)規格に従って履歴情報を出力する。また、携帯端末81は、当該携帯端末81を制御する端末制御部90を備えている。端末制御部90はCPU等を有している。図3に示すように、表示部83、操作部85、移動体通信部86、端末通信部87、記憶部88および外部入出力部89は端末制御部90に接続されている。
また、記憶部88には鞍乗型車両情報処理システムソフトウェアが記憶されている。後述する車両情報表示機能、履歴情報蓄積機能、エンジン始動制限機能および携帯端末遠隔操作機能は、端末制御部90がこの鞍乗型車両情報処理システムソフトウェアを記憶部88から読み取って実行することによって実現される。なお、端末制御部90はメータパネル形成部および履歴情報蓄積部の具体例である。
また、携帯端末81は、当該携帯端末81の電源であるバッテリ91と、バッテリ91の充電を行う充電部92を備えている。
(携帯端末取付部)
図4は図2中の矢示IV−IV方向から見た携帯端末取付部41等の断面を示している。図4に示すように、携帯端末取付部41は、携帯端末81を載置するケース42を備えている。ケース42は一方が開口した箱状に形成されている。また、図2に示すように、ケース42はベース部14に固定されている。ケース42内には、携帯端末81を着脱可能に支持する支持部43が設けられている。ケース42内には4個の支持部43が設けられ、これら支持部43により携帯端末81の四隅が支持される。また、図4に示すように、ケース42の底部には、鞍乗型車両11の走行中に生じる振動の衝撃が携帯端末取付部41に取り付けられた携帯端末81に伝わるのをやわらげる緩衝部材としてのクッション44が設けられている。
また、携帯端末取付部41は、ケース42の開口部を閉塞する蓋45を備えている。携帯端末81をケース42内に載置し、携帯端末81を各支持部43により支持して蓋45を閉じることにより、携帯端末81は、ケース42および蓋45により形成された閉じた収容空間内に配置される。また、ケース42と蓋45との間には、当該収容空間内に外部から水等が浸入することを防止するシール部材46が設けられている。
また、蓋45は透明の部材により形成されている。したがって、蓋45を閉じた状態でも、利用者は、ケース42内に支持された携帯端末81の表示画面84に表示された画像や文字をはっきりと見ることができる。また、蓋45にレンズを形成し、蓋45を閉じたときに、ケース42内に支持された携帯端末81の表示画面84全体を拡大する構成としてもよい。
また、蓋45は連結部47を介してケース42に回動可能に連結されている。また、図2に示すように、ケース42の縁部には凹状の係合部48が形成され、一方、蓋45の縁部には凸状の係合部49が形成されている。蓋45を閉じたときには、ケース42の係合部48と蓋45の係合部49とが互いに係合して係止される。
また、携帯端末取付部41には、図4に示すように、携帯端末81が携帯端末取付部41に取り付けられたことを検出する取付検出部51が設けられている。取付検出部51は例えば検出スイッチを備えている。携帯端末81がケース42に載置されて各支持部43により支持されたときに携帯端末81の筐体82により当該検出スイッチが押される。これに応じ、携帯端末81が携帯端末取付部41に取り付けられたことを示す検出信号が取付検出部51から出力される。
また、携帯端末取付部41には、図4に示すように、蓋45が閉塞したことを検出する蓋開閉検出部52が設けられている。蓋開閉検出部52は例えば検出スイッチを備えている。蓋45の左右方向中間部に位置する係合部49がケース42の係合部48と係合したときに当該係合部49により当該検出スイッチが押される。これに応じ、蓋45が閉塞したことを示す検出信号が蓋開閉検出部52から出力される。
また、携帯端末取付部41には、当該携帯端末取付部41に取り付けられた携帯端末81へ電磁誘導により非接触で給電する給電部53が設けられている。携帯端末81の充電部92は、鞍乗型車両11のバッテリから給電部53により供給された電力を用いて携帯端末81のバッテリ91の充電を行うことができる。なお、非接触給電を行う給電部53に代え、またはこれに加え、鞍乗型車両11のバッテリと携帯端末81の充電部92とを接続するケーブルを設けてもよい。
(鞍乗型車両情報処理システムの機能)
鞍乗型車両情報処理システム1は、車両情報表示機能、履歴情報蓄積機能、エンジン始動制限機能および携帯端末遠隔操作機能を有している。
車両情報表示機能は、上記各種検出部21〜28により検出された鞍乗型車両11の状態またはその走行の状況を示す車両情報を、携帯端末取付部41に取り付けられた携帯端末81の表示画面84に表示する機能である。車両情報は、車両通信部32および端末通信部87を介して鞍乗型車両11から携帯端末81へ送信され、携帯端末81の表示画面84に表示される。車両情報を表示画面84に表示するに当たり、携帯端末81は、車両情報を所定のレイアウトに従って表示画面84中に配置することによりメータパネル画面を形成する。このメータパネル画面が鞍乗型車両11のメータパネルとなる。
図5は2種類のメータパネル画面を示している。携帯端末81には、図5に示す2種類のメータパネル画面を含む複数種類のメータパネル画面が用意されており、利用者は、これらメータパネル画面の中から任意のメータパネル画面を選択することができる。
例えば図5(A)に示すメータパネル画面において、101はエンジン回転数を示す画像である。エンジン回転数はエンジン回転検出部21により検出される。102は車速を示す文字または画像である。車速は、例えば車軸回転検出部22により検出される車輪の回転数を用いて車両制御部34により算出される。103は走行距離を示す文字または画像である。走行距離は、例えば車軸回転検出部22により検出される車輪の回転数を用いて車両制御部34により算出される。104は燃料量を示す画像である。燃料量は燃料量検出部24により検出される。105はギヤがニュートラルか否かを示すランプを表した画像である。ギヤがニュートラルか否かはシフト位置検出部23により検出される。106は冷却水温度が所定の温度を超えたか否かを示すランプを表した画像である。冷却水温度が所定の温度を超えたか否かは、例えば冷却水温度検出部26により検出された冷却水温度に基づいて車両制御部34が判断する。107はヘッドライトがハイビームか否かを示すランプを表した画像であり、108は方向指示ライトの状態を示すランプを表した画像である。これらヘッドライトおよび方向指示ライトの状態は灯火器状態検出部28により検出される。なお、油圧検出部25により検出されたエンジンオイル圧が所定の圧力を超えたか否か示すランプを表した画像や、バッテリ電圧検出部27により検出されたバッテリ電圧が所定の電圧を下回ったかを示すランプを表した画像等をメータパネル画面中に形成してもよい。また、図5(B)に示すメータパネル画面は、図5(A)に示すメータパネル画面とはデザインが異なるが、表示された情報は同様である。
履歴情報蓄積機能は、上記各種検出部21〜28により検出された鞍乗型車両11の状態またはその走行状況を示す車両情報を、携帯端末取付部41に取り付けられた携帯端末81の記憶部88に履歴情報として記憶して蓄積する機能である。また、履歴情報蓄積機能によれば、複数の鞍乗型車両の履歴情報を当該複数の鞍乗型車両ごとに蓄積することができる。
図6は携帯端末81の記憶部88に蓄積された複数の鞍乗型車両11A、11B、11Cの履歴情報を示している。複数の鞍乗型車両11A、11B、11Cには、それぞれ異なる複数の管理ID、例えば「0001」、「0002」、「0003」がそれぞれ割り当てられている。各鞍乗型車両11A、11B、11Cの記憶部33には自己に割り当てられた管理IDが記憶されている。また、携帯端末81の記憶部88には、複数の鞍乗型車両11A、11B、11Cにそれぞれ割り当てられた複数の管理IDが記憶されている。携帯端末81が鞍乗型車両11Aに取り付けられたときには、携帯端末81は、鞍乗型車両11Aの車両情報を履歴情報として記憶部88に記憶する。このとき、携帯端末81は、鞍乗型車両11Aの履歴情報を鞍乗型車両11Aに割り当てられた管理ID「0001」と関連付けて記憶する。同様に、携帯端末81が鞍乗型車両11Bに取り付けられたときには、携帯端末81は、鞍乗型車両11Bの履歴情報を鞍乗型車両11Bに割り当てられた管理ID「0002」と関連付けて記憶部88に記憶する。また、同様に、携帯端末81が鞍乗型車両11Cに取り付けられたときには、携帯端末81は、鞍乗型車両11Cの履歴情報を鞍乗型車両11Cに割り当てられた管理ID「0003」と関連付けて記憶部88に記憶する。
また、携帯端末81は、記憶部88に蓄積された履歴情報を出力することができる。具体的には、携帯端末81は、記憶部88に蓄積された履歴情報を表示画面84に表示することができ、または外部入出力部89を介して例えばパーソナルコンピュータ94等の外部の装置へ送信することができる。また、携帯端末81は、記憶部88に記憶された履歴情報を端末通信部87(例えばブルートゥースによる無線通信)または移動体通信部86(例えば電話回線を用いたデータ通信)により外部の装置へ出力することもできる。また、携帯端末81は鞍乗型車両11の携帯端末取付部41に対して着脱可能である。それゆえ、利用者または管理者は、携帯端末81を鞍乗型車両11に取り付けて鞍乗型車両11での走行を行い、その後、携帯端末81を鞍乗型車両11から取り外して事業所内に持ち込むことができる。そして、利用者または管理者は、例えば事業所内に置かれたパーソナルコンピュータ94に携帯端末81を接続し、携帯端末81からパーソナルコンピュータ94へ履歴情報を送信することができる。このように、携帯端末81が鞍乗型車両11に対して着脱可能である構造、および携帯端末81の携帯性または可搬性により、端末装置81に蓄積された履歴情報を容易に外部の装置へ送信することができ、極めて便利である。
また、携帯端末81から出力された履歴情報において、例えば鞍乗型車両11Aの履歴情報は管理ID「0001」に関連付けられ、鞍乗型車両11Bの履歴情報は管理ID「0002」に関連付けられ、鞍乗型車両11Cの履歴情報は管理ID「0003」に関連付けられている。したがって、鞍乗型車両11A、11B、11Cの利用者または管理者は、鞍乗型車両11A、11B、11Cの履歴情報をそれぞれの管理IDに基づいて識別することができる。
また、利用者または管理者は、携帯端末81の表示画面84またはパーソナルコンピュータ94のモニタ画面に表示された履歴情報を見ることにより、鞍乗型車両11の状態を容易かつ正確に把握することができる。例えば、利用者または管理者は、鞍乗型車両11の走行距離、燃料残量等を容易かつ正確に把握することができる(鞍乗型車両11の電源を入れ直して確認しなくてもよい)。さらに、履歴情報をパーソナルコンピュータ94に送信した場合には、履歴情報をパーソナルコンピュータ94で編集、加工、表示または印刷することができ、これにより、利用者または管理者は、鞍乗型車両11の状態をより一層容易かつ正確に把握することができる。例えば、燃料残量が基準の残量を下回っている場合に、パーソナルコンピュータ94のモニタ画面に警告を表示することにより、利用者または管理者は、鞍乗型車両11の燃料残量が少ないことを容易かつ確実に知ることができる。
また、利用者または管理者は、履歴情報を用いて鞍乗型車両を管理することができる。例えば、利用者または管理者は、履歴情報をパーソナルコンピュータ94で分析することにより、各鞍乗型車両11A、11B、11Cの使用状況を把握することができる。管理者が各鞍乗型車両11A、11B、11Cを用いて物品の運送業を営んでいる場合には、各鞍乗型車両11A、11B、11Cの履歴情報を用いて運送業務の状況をチェックすることができる。また、履歴情報に含まれる各鞍乗型車両11A、11B、11Cの積算走行距離、バッテリ電圧、エンジンオイル圧等に基づいて各鞍乗型車両11A、11B、11Cのメンテナンスの要否やメンテナンス時期の予測を行うことができる。
また、利用者または管理者は、携帯端末81をいわゆるドライブレコーダとして機能させることができる。すなわち、利用者または管理者は、携帯端末81が収集した履歴情報を、鞍乗型車両11の運転者の運転行為の記録として用いることができる。これにより、鞍乗型車両11の運転者の運転行為を把握し、運転者の運転を監視または監督することにより、交通事故の未然防止や運転マナーの向上を図ることができる。例えば、履歴情報に含まれる車速情報に基づいて、運転者のスピードの出し過ぎに対して注意を促すことができる。
また、本実施例の鞍乗型車両情報処理システム1によれば、メータパネル画面の形成と履歴情報の生成との双方を、鞍乗型車両11から携帯端末81へ送信される共通の車両情報によって効率よく行うことができる。
エンジン始動制限機能は、携帯端末81が鞍乗型車両11の携帯端末取付部41に取り付けられたときに、鞍乗型車両11の記憶部33に記憶された管理IDと携帯端末81の記憶部88に記憶された管理IDとを照合し、両管理IDが一致しないときに、鞍乗型車両11のエンジンの始動を禁止する機能である。後述するように、鞍乗型車両11は鍵95が鍵挿入部13に挿入されたときに鍵IDの照合結果に基づいて鞍乗型車両11のエンジンの始動を制限するイモビライザー機能を備えている。鞍乗型車両情報処理システム1は、このイモビライザー機能に加え、管理IDの照合に基づいてエンジンの始動を制限するエンジン始動制限機能を備えている。これにより、鞍乗型車両11の盗難を防止する効果を高めることができる。
携帯端末遠隔操作機能は、鞍乗型車両11のハンドル12に設けられた左側操作部61により、携帯端末取付部41に取り付けられた携帯端末81を遠隔操作する機能である。図7は鞍乗型車両11のハンドル12に設けられた左側操作部61を示している。図7に示すように、左側操作部61には、ヘッドライト切換スイッチ62、スクロールスイッチ63、方向指示スイッチ64、画面切換スイッチ65、通話スイッチ66およびクラクションスイッチ67が設けられている。
これらのスイッチのうち、スクロールスイッチ63は携帯端末81の表示画面84中に表示された画像や文字を上、下、左または右にスクロールさせるためのスイッチである。
画面切換スイッチ65は携帯端末81の表示画面84の全体を切り換えるスイッチである。すなわち、画面切換スイッチ65は、携帯端末81においてアクティブに動作するアプリケーションソフトウェアを切り換えるスイッチである。例えば、携帯端末81において、鞍乗型車両情報処理システムソフトウェア、ナビゲーションソフトウェア、渋滞情報提供ソフトウェア、および天気予報提供ソフトウェアが動作している場合には、画面切換スイッチ65を押すごとに、携帯端末81の表示画面が、例えば図5(A)に示すメータパネル画面、図8(A)に示すナビゲーション画面、図8(B)に示す渋滞情報提供画面、図8(C)に示す天気予報提供画面の順に切り換わる。
通話スイッチ66は、携帯端末81による通話を開始させ、または通話を終了させるスイッチである。鞍乗型車両11の運転者は、ヘッドセットを装着することにより、携帯端末81を通じて通話をすることができる。
鞍乗型車両情報処理システム1によれば、鞍乗型車両11の運転者は、スクロールスイッチ63、画面切換スイッチ65、または通話スイッチ66を操作することで、携帯端末81の表示画面84のスクロール操作、表示画面84の切換操作、または通話の開始・終了操作を行うことができる。すなわち、運転者は、携帯端末81に直接触れなくても携帯端末81を操作することができる。したがって、運転者は、グローブを手に嵌めたまま携帯端末81を操作することができる。これにより、携帯端末81を操作するためにグローブを外し、その外したグローブを地面へ落下させたり、紛失してしまったりすることを防止することができる。また、運転者は、携帯端末81が携帯端末取付部41のケース42および蓋45によって閉じられた空間に収容された状態のままで携帯端末81を操作することができるので、携帯端末81を操作するために、蓋45を開ける必要がない。これにより、蓋45が開いた状態の携帯端末取付部41から携帯端末81が落下することを防止することができる。また、雨天時には、携帯端末81の操作中に雨水が携帯端末81にかかることを防止することができる。また、運転者は、グローブを手に嵌めた状態で、または蓋45が閉じた状態で携帯端末81を操作することができるので、携帯端末81の操作と運転との切替をスムーズに行うことができる。
また、左側操作部61において、ヘッドライト切換スイッチ62は、ヘッドライトのハイビームおよびロービームを切り換えるスイッチである。方向指示スイッチ64は方向指示ランプの点滅を操作するスイッチである。クラクションスイッチ67はクラクションを鳴らすスイッチである。
(鞍乗型車両情報処理システムにおける処理)
図9および図10は鞍乗型車両情報処理システム1におけるメイン処理を示している。このメイン処理は、利用者が鞍乗型車両11の運転を開始するときから終了するときまでにおける鞍乗型車両情報処理システム1の主要な処理である。
図9に示すように、鞍乗型車両情報処理システム1のメイン処理において、利用者が鍵95を鞍乗型車両11の鍵挿入部13に挿入し、鞍乗型車両11の電源をオンにする操作を行うと(例えば鍵95を時計回りに回す操作を行うと)(ステップS1:YES)、鞍乗型車両11において、車両制御部34、鍵ID読取部30および記憶部88に電力が供給され、これらが稼働する。続いて、鍵ID読取部30が鍵95の記憶部96に記憶された鍵IDを読み取って車両制御部34へ送る。続いて、車両制御部34が鍵ID読取部30から送られた鍵IDと、鞍乗型車両11の記憶部33に記憶された鍵IDとが一致するか否かを判断する(ステップS2)。そして、これら鍵IDが一致したとき(ステップS2:YES)、車両制御部34は鞍乗型車両11のメイン電源をオンにする(ステップS3)。メイン電源がオンになることにより、図3に示す鞍乗型車両11の各構成要素が稼働する。
続いて、車両制御部34は蓋ロック機構31を制御し、携帯端末取付部41の蓋45のロックを解除する(ステップS4)。なお、蓋ロック機構31は、例えば、閉められた状態の蓋45をそれが開かないように機械的にロックするロック部材、ロック部材をロック位置へ付勢するばね、およびロック部材をばねの付勢力に抗してロック解除位置へ変位させる電磁石等により構成することができる。
続いて、利用者は、携帯端末81を操作し、鞍乗型車両情報処理システムソフトウェアを起動させる。また、利用者は、携帯端末81を操作し、必要に応じて、ナビゲーションソフトウェア、渋滞情報提供ソフトウェア、および天気予報提供ソフトウェアを起動させる。続いて、利用者は、携帯端末取付部41の蓋45を開け、携帯端末81を携帯端末取付部41に取り付け、蓋45を閉める。
続いて、車両制御部34は携帯端末81が携帯端末取付部41に取り付けられ、蓋45が閉められたか否かを判断する(ステップS5)。携帯端末81が携帯端末取付部41に取り付けられたか否かの判断は、携帯端末取付部41に設けられた取付検出部51から出力される検出信号に基づいて行うことができる。また、蓋45が閉められたか否かの判断は、携帯端末取付部41に設けられた蓋開閉検出部52から出力される検出信号に基づいて行うことができる。
携帯端末81が携帯端末取付部41に取り付けられ、蓋45が閉められた場合には(ステップS5:YES)、続いて、鞍乗型車両11の車両通信部32と携帯端末81の端末通信部87との間で通信が確立される(ステップS6)。
続いて、携帯端末81の端末制御部90は、携帯端末81の記憶部88に記憶された管理IDと、鞍乗型車両11の記憶部33に記憶された管理IDとが一致するか否かを判断する(ステップS7)。そして、これら管理IDが一致した場合には(ステップS7:YES)、車両制御部34はエンジン始動スイッチ72を有効化する(ステップS9)。エンジン始動スイッチ72が無効である間は、利用者が、鞍乗型車両11のメイン電源をオンにした状態でエンジン始動スイッチ72を押しても、エンジンは始動しない。一方、エンジン始動スイッチが有効化されたときには、利用者が、鞍乗型車両11のメイン電源をオンにした状態でエンジン始動スイッチ72を押すと、エンジンが始動する。
一方、携帯端末81の記憶部88に記憶された管理IDと、鞍乗型車両11の記憶部33に記憶された管理IDとが一致しないときには(ステップS7:NO)、エンジン始動スイッチ72が有効化されない。しかし、利用者は、パスワードの入力を条件に新たな管理IDを登録することにより、エンジン始動スイッチ72を有効化させることができる(ステップS8)。例えば、利用者は、携帯端末取付部41の蓋45を開け、携帯端末81を操作し、パスワードと新しい管理IDを携帯端末に入力することができる。入力されたパスワードが正しい場合には、入力された管理IDが携帯端末81の記憶部88に記憶され、かつ当該管理IDが鞍乗型車両11に送信され、鞍乗型車両11の記憶部33に記憶される。新たな管理IDの登録操作を終え、蓋45を閉めると、エンジン始動スイッチ72が有効化される。
エンジン始動スイッチ72が有効化された後は、利用者は、エンジン始動スイッチ72を押し、エンジンを始動させ、鞍乗型車両の運転を開始することができる。エンジンが始動されると、図10に示すように、鞍乗型車両11において、各種検出部21〜28により鞍乗型車両11の状態およびその走行の状況が検出され、これらを示す車両情報が車両通信部32から携帯端末81へ送信される(ステップS10)。続いて、携帯端末81において、端末通信部87が車両通信部32から送信された車両情報を受信する(ステップS11)。
続いて、携帯端末81の端末制御部90は、受信した車両情報を履歴情報として記憶部88に記憶する(ステップS12)。このとき、履歴情報は、現在、携帯端末81が取り付けられている鞍乗型車両11の管理IDと関連付けられて記憶される。
続いて、端末制御部90は、受信した車両情報を表示部83の表示画面84に表示する(ステップS13)。このとき、端末制御部90は、利用者が選択したメータパネル画面のレイアウトに従って車両情報を表示画面84中に配置することによりメータパネル画面(図5参照)を形成する。
続いて、鞍乗型車両11の車両制御部34は、左側操作部61に設けられた画面切換スイッチ65が利用者により押されたか否かを判断し(ステップS14)、画面切換スイッチ65が押された場合には、後述する画面切換処理を実行する(ステップS15)。
続いて、車両制御部34は、左側操作部61に設けられた通話スイッチ66が利用者により押されたか否かを判断し(ステップS16)、通話スイッチ66が押された場合には、後述する通話処理を実行する(ステップS17)。
続いて、車両制御部34は、利用者により鞍乗型車両11の電源をオフする操作(例えば鍵挿入部13に挿入された鍵95を反時計回りに回す操作)が行われたか否かを判断する(ステップS18)。鞍乗型車両11の電源をオフする操作が行われない限り、車両制御部34は、ステップS10からステップS18までの処理を繰り返す。この間、鞍乗型車両11から携帯端末81へ送信された車両情報は、携帯端末81の記憶部88に逐一記憶され、かつ携帯端末81の表示画面84に逐一表示される。
一方、利用者により鞍乗型車両11の電源をオフする操作が行われたときには(ステップS18:YES)、鞍乗型車両11の車両通信部32と携帯端末81の端末通信部87との間の通信が切断される(ステップS19)。これにより、鞍乗型車両11から携帯端末81への車両情報の送信は停止される。
続いて、鞍乗型車両11の車両制御部34は、携帯端末81が携帯端末取付部41から取り外されたか否かを判断する(ステップS20)。この判断は、携帯端末取付部41に設けられた取付検出部51からの検出信号に基づいて行うことができる。利用者が携帯端末取付部41の蓋45を開け、携帯端末81を携帯端末取付部41から取り外したとき(ステップS20:YES)、車両制御部34はエンジン始動スイッチを無効化する(ステップS21)。
続いて、車両制御部34は、携帯端末取付部41の蓋45が閉められた否かを判断する(ステップS22)。この判断は、携帯端末取付部41に設けられた蓋開閉検出部52からの検出信号に基づいて行うことができる。利用者が携帯端末取付部41から携帯端末81を取り外して蓋45を閉めたとき(ステップS22:YES)、車両制御部34は蓋ロック機構31を制御して蓋45をロックする(ステップS23)。続いて、車両制御部34は鞍乗型車両11のメイン電源をオフにする(ステップS24)。
(画面切換処理)
図11は鞍乗型車両情報処理システム1における画面切換処理を示している。この画面切換処理は、メイン処理中において、鞍乗型車両11の左側操作部61に設けられた画面切換スイッチ65が利用者により押されたときに実行される(図10中のステップS15)。すなわち、画面切換スイッチ65が利用者により押されると、画面切換スイッチ65が押されたことを示す画面切換信号が左側操作部61から車両制御部34へ出力され、当該画面切換信号が車両制御部34から車両通信部32を介して携帯端末81へ送信される(ステップS31)。そして、車両通信部32から送信された画面切換信号は携帯端末81の端末通信部87により受信され、端末制御部90へ出力される(ステップS32)。そして、端末制御部90は、鞍乗型車両11が停止している場合に限り、画面切換信号に基づいて携帯端末81の表示画面84をメータパネル画面から他の画面(図8参照)に切り換える(ステップS33:YES、ステップS34)。また、利用者は、鞍乗型車両11の停止中は、画面切換スイッチ65を複数回押すことにより、携帯端末81の表示画面84を次々に切り換えることができる(ステップS35)。
一方、鞍乗型車両11の走行中は、利用者が画面切換スイッチ65を押しても、携帯端末81の表示画面84は切り換わらず、メータパネル画面が維持される。また、鞍乗型車両11の停止中に利用者が画面切換スイッチ65を押して携帯端末81の表示画面84をメータパネル画面以外の画面に切り換えた後に、鞍乗型車両11の走行が開始された場合には(ステップS36:YES)、携帯端末81の表示画面84は自動的にメータパネル画面に戻る(ステップS37)。
また、携帯端末81の表示画面84がメータパネル画面以外の画面であるときには、利用者は左側操作部61のスクロールスイッチ63を押して携帯端末81の表示画面84中の画像や文字をスクロールさせることができる。
(通話処理)
図12は鞍乗型車両情報処理システム1における通話処理を示している。この通話処理は、メイン処理中において、鞍乗型車両11の左側操作部61に設けられた通話スイッチ66が利用者により押されたときに実行される(図10中のステップS17)。すなわち、通話スイッチ66が利用者により押されると、通話スイッチ66が押されたことを示す通話開始終了信号が左側操作部61から車両制御部34へ出力され、当該通話開始終了信号が車両制御部34から車両通信部32を介して携帯端末81へ送信される(ステップS41)。そして、車両通信部32から送信された通話開始終了信号は携帯端末81の端末通信部87により受信され、端末制御部90へ出力される(ステップS42)。そして、端末制御部90は、通話開始終了信号に基づいて、携帯端末81が着信状態であるときには通話を開始させ、または携帯端末81が通話状態であるときには通話を終了する(ステップS43)。
なお、上述した実施例では、携帯端末取付部41をハンドル12の前方に配置する場合を例にあげたが、携帯端末取付部41をハンドル12に取り付けてもよいし、燃料タンク16の上面の運転者から見易い位置に設けてもよい。また、上述した実施例では、スクロールスイッチ63、画面切換スイッチ65および通話スイッチ66を左側操作部61に設ける場合を例にあげたが、これらのスイッチは右側操作部71に設けてもよいし、ベース部14の上面に設けてもよい。
また、方向指示スイッチ64にスクロールスイッチ63または画面切換スイッチ65としての機能を兼用させてもよい。この場合には、方向指示スイッチ64を本来の方向指示ランプの操作スイッチとして機能させるか、方向指示スイッチ64をスクロールスイッチ63または画面切換スイッチ65として機能させるかを切り換えるシフトボタンを設ける。
また、上述した実施例では、携帯端末81が管理IDの照合を行う場合を例にあげたが、鞍乗型車両11が管理IDの照合を行ってもよい。
また、上述した実施例では、鞍乗型車両11として、フロントカウルを備えたネーキッド型の自動二輪車を例にあげたが、鞍乗型車両11は、フルカウルを備えたスポーツ型またはツアラー型の自動二輪車でもよく、オフロード型の自動二輪車でもよく、他の型の自動二輪車でもよく、スクータでもよい。また、鞍乗型車両11は鞍乗型の自動三輪車や四輪バギー車でもよく、鞍乗型の電動車両でもよい。さらに、本発明は、鞍乗型の水上バイクやスノーモービルにも適用可能である。
また、上述した実施例では、携帯端末81としてスマートフォンを例にあげたが、携帯端末81は、スマートフォンとは異なる型の携帯電話機、タブレット型端末装置、PDA(Personal Data Assistant)、またはポータブル無線機等の携帯可能なほどに小型の多機能端末であればよく、極めて小型のノート型パーソナルコンピュータを含む。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う鞍乗型車両情報処理システムもまた本発明の技術思想に含まれる。
1 鞍乗型車両情報処理システム
11 鞍乗型車両
12 ハンドル
21 エンジン回転検出部(検出部)
22 車軸回転検出部(検出部)
23 シフト位置検出部(検出部)
24 燃料量検出部(検出部)
25 油圧検出部(検出部)
26 冷却水温度検出部(検出部)
27 バッテリ電圧検出部(検出部)
28 灯火器状態検出部(検出部)
32 車両通信部(送信部)
33 記憶部(管理ID記憶部)
34 車両制御部
41 携帯端末取付部(取付部)
61 左側操作部(遠隔操作部)
63 スクロールスイッチ
65 画面切換スイッチ
66 通話スイッチ
81 携帯端末
84 表示画面
87 端末通信部(受信部)
88 記憶部
89 外部入出力部(出力部)
90 端末制御部(メータパネル形成部、履歴情報蓄積部)

Claims (7)

  1. 複数の鞍乗型車両および携帯端末を備えた鞍乗型車両情報処理システムであって、
    前記複数の鞍乗型車両のそれぞれは、
    前記携帯端末をハンドルまたはハンドルの周辺部に取り付ける取付部と、
    当該鞍乗型車両の状態または当該鞍乗型車両の走行の状況を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された当該鞍乗型車両の状態または当該鞍乗型車両の走行の状況を示す車両情報を前記携帯端末へ送信する送信部とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記送信部から送信された車両情報を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された車両情報を当該携帯端末の記憶部に履歴情報として蓄積する履歴情報蓄積部と、
    前記記憶部に蓄積された履歴情報を出力する出力部とを備え、
    前記複数の鞍乗型車両には、それぞれ異なる複数の管理IDがそれぞれ割り当てられ、前記履歴情報蓄積部は、前記複数の鞍乗型車両の履歴情報を前記複数の管理IDとそれぞれ関連付けて前記複数の鞍乗型車両ごとに蓄積し、かつ前記複数の鞍乗型車両の履歴情報を前記記憶部に同時に保持することを特徴とする鞍乗型車両情報処理システム。
  2. 前記複数の鞍乗型車両のうち第1の鞍乗型車両の前記取付部に前記携帯端末が取り付けられたときには、前記第1の鞍乗型車両の前記送信部から送信された前記第1の鞍乗型車両の前記車両情報が前記受信部により受信され、前記受信部により受信された前記第1の鞍乗型車両の前記車両情報が、前記履歴情報蓄積部により、前記第1の鞍乗型車両の履歴情報として、前記第1の鞍乗型車両に割り当てられた前記管理IDと関連付けられて前記記憶部に蓄積され、前記複数の鞍乗型車両のうち第2の鞍乗型車両の前記取付部に前記携帯端末が取り付けられたときには、前記第2の鞍乗型車両の前記送信部から送信された前記第2の鞍乗型車両の前記車両情報が前記受信部により受信され、前記受信部により受信された前記第2の鞍乗型車両の前記車両情報が、前記履歴情報蓄積部により、前記第2の鞍乗型車両の履歴情報として、前記第2の鞍乗型車両に割り当てられた前記管理IDと関連付けられて前記記憶部に蓄積され、前記第1の鞍乗型車両の履歴情報および前記第2の鞍乗型車両の履歴情報は前記記憶部に同時に保持されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両情報処理システム。
  3. 前記出力部は、前記複数の鞍乗型車両の履歴情報を、当該複数の鞍乗型車両の履歴情報が前記複数の管理IDとそれぞれ関連付けられた状態で出力することを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両情報処理システム。
  4. 前記記憶部には、前記複数の鞍乗型車両にそれぞれ割り当てられた前記複数の管理IDが記憶されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両情報処理システム。
  5. 前記複数の鞍乗型車両のそれぞれは自己に割り当てられた前記管理IDを記憶する管理ID記憶部を備え、
    前記各鞍乗型車両または前記携帯端末は、当該携帯端末が当該鞍乗型車両の前記取付部に取り付けられたときに、当該鞍乗型車両の前記管理ID記憶部に記憶された前記管理IDと当該携帯端末の前記記憶部に記憶された前記管理IDとを照合し、両管理IDが一致しないときには、当該鞍乗型車両のエンジンの始動を禁止することを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両情報処理システム。
  6. 前記受信部により受信された車両情報を当該携帯端末の表示画面に所定のレイアウトで表示することにより前記表示画面中に前記鞍乗型車両のメータパネル画面を形成するメータパネル形成部を備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両情報処理システム。
  7. 前記鞍乗型車両のハンドルまたはハンドルの周辺部には、当該鞍乗型車両の前記取付部に取り付けられた前記携帯端末を遠隔操作する遠隔操作部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両情報処理システム。
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