JP2009248662A - 認証システム、認証装置及びプログラム - Google Patents

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信明 村林
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Abstract

【課題】二輪車のライト制御を誤動作がないように確実に行うこと
【解決手段】ライト入力部A4から入力があった場合、解施錠部3の解施錠の状態が「施錠状態」ならば、自転車1は無線通信部A6を介して、無線キー7に対して認証要求信号を送信する。無線キー7が自転車1からの認証要求信号を受信した後、自転車1と無線キー7は予め決められた認証通信を行う。自転車1が無線キー7との認証通信に成功した場合、自転車1の利用者がライト入力部A4を操作してライトをつけようとしたとみなし、ライト部5を操作してライトをONする。これにより、自転車1の利用者本人がライト入力部A4を操作した場合のみ確実にライト制御ができることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、二輪車のライトの点灯、消灯を安全に、かつ確実に行うシステムを提供するものである。
近年、環境問題や個人の健康が重要視される中、自転車の利用が高まってきている。最近の自転車では、坂道を登る際のアシストを行う電動自転車も増えてきており、高価格化が進んでいる。このような中で、自転車の盗難件数も増えてきている。よって、利用者は、自転車に鍵をつけ、解施錠を行うことが一般的になっている。この場合、利用者は駐輪時に自転車の前輪または後輪に取り付けられている鍵を使って施錠し、施錠した鍵を持ち歩く。そして、自転車に乗る際には、所持している鍵を鍵穴に指して解錠する。
ここで、従来の解施錠の方法では、自転車の前輪または後輪に取り付けられている鍵部のロック爪を押し込むことで施錠して鍵を抜き取り、解錠時は持ち歩いた鍵を鍵部に挿入してロック爪をはずすことにより解錠することとなるが、無理な体勢での解施錠を強いられると共に、手先や腕が車輪その他と接触する可能性が高く、衣服が汚れたりする場合が散見される。これに対して、遠隔から解施錠できるようなシステムが検討されている。これは、利用者が無線通信可能なキーを有し、キーに付属するボタン等を押下するだけで、遠隔で自転車の解施錠ができる仕組みである。
一方、自転車には、前照灯、すなわちライトが備わっている。従来、ライトはダイナモを前輪に接触させることで走行中に前輪との摩擦で発生する電気を使いライトを点灯させるものが一般的であった。しかしながら、この場合は、自転車を漕ぐ際に必要な力が増大し、利用者に負荷を強いる。また、自転車を漕いでいる最中しかライトは点灯せず、停止中はライトが消灯する。
これに対し、最近出てきた電動自転車では、バッテリーを搭載している為、このバッテリーから電気をもらってライトを付けるものがある。この場合、自転車を漕ぐ際の負荷は変わらず、また停止中でもライトをつけることができる。
通常、ライトは、夜間に点灯するものであり、利用者は暗くなると、電動自転車のハンドル部等に付属しているスイッチを操作することでライトを点けたり消したりする。近年は、周囲の明るさに応じてライトが勝手に点いたり消えたりする便利なものもある。
特開平10−196188号公報 特開2000−190885号公報 特開2000−213217号公報 特開平11−34953号公報
しかしながら、上記従来の方式には課題がある。まず第一に、無線通信可能なキーを使った場合においても、解施錠ができるのみで、ライトの点灯や消灯を制御することができない。すなわち、利用者が自転車を停めた後、自転車から離れ、ある程度の距離離れてから、自転車の施錠忘れに気づいた場合、利用者は無線通信可能なキーのスイッチ等を押下して、遠隔で自転車の施錠を行う。この点は便利なのであるが、施錠忘れに加えて、自転車のライトを消し忘れた場合、無線通信可能なキーからライトを消すことができない。よって、利用者は自転車まで戻ってライトを消すことになり、非常に不便である。
一方、例えば駐輪場などに自転車を停めた場合において、利用者が戻ってきて自分の自転車に乗ろうと思っても、自分の自転車をどこに停めたか分からなくなってしまう場合がある。特に広い駐輪場の場合は、自転車の数が膨大である為、見つけにくい。仮に、自分の自転車を停めた場所を覚えていたとしても、例えば、駐輪場の整理員が場所を移動してしまうことも考えられ、見つけられない場合がある。このような場合に、利用者が所持している無線通信可能なキーのスイッチを押すと自分の自転車の場所が分かれば非常に便利である。例えば、無線通信可能なキーのスイッチを押すと、自分の自転車のライトが点灯したり点滅したり、音が鳴ったりすると、利用者は自分の自転車を見つけることができるようになり、便利である。
これだけの課題であれば、無線通信可能なキーにライトの点灯や消灯を行えるようなスイッチを設け、遠隔で制御できればいいわけであるが、その場合、次の問題が発生する。すなわち、利用者が無線通信可能なキーをズボンのポケットに入れて夜間自転車で走行しているとする。夜間走行なので、当然自転車のライトは点いている。この時、何らかの衝撃でズボンのポケットにしまってある無線通信可能なキーの自転車のライト制御用スイッチが操作された場合、ライトが消えてしまったり、点滅を始めたりする。こうなると、夜間走行が極めて危険なものとある。無線通信可能なキーのスイッチが利かないようにロックをかける案もあるが、そうすると利用者は、シチュエーションに応じてロックをかけたり外したりせねばならず、非常に不便である。
一方、第二の問題として、自転車についているライトスイッチの操作がある。前述のように、電動自転車のバッテリーから電気をもらってライトを付けるタイプの場合、停止中でもライトを点けることができ便利である。ここで、自転車やバイクなどの二輪車の場合、ライトのスイッチは外部にむき出しになっており、第三者でも操作ができる。すなわち、停めてある自転車を、悪意を持った第三者が操作してライトを点けることができる。対策として、ライトスイッチ部にカバーを設け、第三者が触れないようにすることもできるが、当該カバーを利用者本人は外せるようにする必要があり、例えば別の鍵が必要になったりして、非常に不便である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、車両の利用者本人しかライトを制御できず、また遠隔でライトを制御できる安全で利便性の高い認証システム、認証装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の認証システム、認証装置及びプログラムは、車両と当該車両の利用者が有する無線キーで構成される認証システムであって、前記車両は、車両の走行を不能にしたり、可能にしたりする解施錠部と、利用者の解施錠の意思を入力する解施錠入力部と、車両のライトを点灯したり消灯したりするライト部と、利用者が車両のライト点灯または消灯の意思を入力するライト入力部Aと、前記無線キーとの無線通信を行う無線通信部Aを有し、前記車両は、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が解錠状態ならば、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行い、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が施錠状態ならば、前記無線通信部Aを介し前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が成功した場合のみ、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行う構成としたものである。
そして、走行中を含む解錠中は時間的なロスがなく、すばやくライトの点灯や消灯をすることができると共に、施錠中は利用者本人が車両の傍にいないとライトの点灯や消灯ができなくすることで、利用者の利便性の向上と悪意を持った第三者のイタズラを防ぐ安全
性の確立を両立させることができる。
本発明の認証システムによれば、自転車が施錠されている場合のみ無縁キーでライトの制御ができる為、走行中にライトが突然消えたり点滅したりといった症状を防ぐことができ、利用者の利便性の向上と安全性の担保を両立させることができる。そして、ライトの消し忘れ等を遠隔から制御できる為、利用者の利便性を大いに向上させることができる。
また、遠隔での制御で自転車の場所を利用者が容易に知ることができ、利用者の利便性を大幅に向上させることができる。また、利用者本人しかライト制御ができない為、悪意を持った第三者のイタズラを防ぐことができ、システム信頼性が確保されると共に、バッテリーの無駄な消耗を防ぐことができ、本システムの耐久性を向上させることができる。
第1の発明は、車両と当該車両の利用者が有する無線キーで構成される認証システムであって、前記車両は、車両の走行を不能にしたり、可能にしたりする解施錠部と、利用者の解施錠の意思を入力する解施錠入力部と、車両のライトを点灯したり消灯したりするライト部と、利用者が車両のライト点灯または消灯の意思を入力するライト入力部Aと、前記無線キーとの無線通信を行う無線通信部Aを有し、前記車両は、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が解錠状態ならば、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行い、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が施錠状態ならば、前記無線通信部Aを介し前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が成功した場合のみ、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行う構成としたものである。
そして、走行中を含む解錠中は時間的なロスがなく、すばやくライトの点灯や消灯をすることができると共に、施錠中は利用者本人が車両の傍にいないとライトの点灯や消灯ができなくすることで、利用者の利便性の向上と悪意を持った第三者のイタズラを防ぐ安全性の確立を両立させることができる。
第2の発明は、車両は、認証通信が成功し、ライト部がライトの点灯を開始して以降、無線通信部Aは予め定められた間隔で前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が失敗した場合には、前記ライト部を動作させてライトの消灯を行う構成としたものである。
そして、施錠中は利用者が常に車両から電波の届く範囲内にいない限りライトの点灯を継続させないことで、悪意を持った第三者のイタズラを防ぐ確率を高めることができ、本システムの信頼性を大いに向上させることができる。
第3の発明は、車両に備えられた認証装置であって、前記車両は、車両の走行を不能にしたり、可能にしたりする解施錠部と、利用者の解施錠の意思を入力する解施錠入力部と、車両のライトを点灯したり消灯したりするライト部と、利用者が車両のライト点灯または消灯の意思を入力するライト入力部Aと、前記無線キーとの無線通信を行う無線通信部Aを有し、前記車両は、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が解錠状態ならば、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行い、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が施錠状態ならば、前記無線通信部Aを介し前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が成功した場合のみ、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行う構成としたものである。
そして、走行中を含む解錠中は時間的なロスがなく、すばやくライトの点灯や消灯をす
ることができると共に、施錠中は利用者本人が車両の傍にいないとライトの点灯や消灯ができなくすることで、利用者の利便性の向上と悪意を持った第三者のイタズラを防ぐ安全性の確立を両立させることができる。
第4の発明は、車両と当該車両の利用者が有する無線キーで構成される認証システムであって、前記無線キーは、利用者の車両ライト点灯または消灯の意思を入力するライト入力部Bと、前記車両と無線通信を行う無線通信部Bを有し、前記車両は、車両の走行を不能にしたり、可能にしたりする解施錠部と、利用者の解施錠の意思を入力する解施錠入力部と、車両のライトを点灯したり消灯したりするライト部と、前記無線キーとの無線通信を行う無線通信部Aを有し、前記無線キーは、前記ライト入力部Bから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記無線通信部Bを介し前記車両に対してその旨を送信し、前記車両は、前記無線通信部Aを介し前記無線キーから車両のライト点灯または消灯の旨の情報を受信した場合、前記解施錠部が解錠状態ならば、前記ライト部を動作させず、前記解施錠部が施錠状態ならば、前記無線通信部Aを介し前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が成功した場合のみ、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行う構成としたものである。
そして、無線キーからライトの点灯や消灯を制御できるようにすることで、遠隔からの制御が可能となり、車両から離れる際のライトの消灯忘れや、車両を探す際のライト点灯による車両位置確認を実現でき、本システムの利便性を大幅に向上させることができる。また、走行中を含む解錠中に無線キーの操作を無効にすることで、夜間走行中に誤って無線キーを操作したとこによるライトの消灯を防ぐことができ、利用者の安全性を大いに高めることができる。
第5の発明は、車両は、無線通信部Aを介し無線キーから車両のライト点灯の旨の情報を受信し、ライト部がライトの点灯を開始して以降、前記無線通信部Aは予め定められた間隔で前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が失敗した場合には、前記ライト部を動作させてライトの消灯を行う構成としたものである。
そして、施錠中は利用者が常に車両から電波の届く範囲内にいない限りライトの点灯を継続させないことで、悪意を持った第三者のイタズラを防ぐ確率を高めることができ、本システムの信頼性を大いに向上させることができる。
第6の発明は、車両は、無線通信部Aを介し無線キーから車両のライト点灯の旨の情報を受信した場合、解施錠部が施錠状態ならば、ライト部を予め決められたパターンでの点滅をさせる構成としたものである。
そして、車両から離れた場所で無線キーを操作することで車両のライトが点滅する為、利用者が自らの車両がどこにあるかを発見することが容易となり、利用者の利便性を大いに向上させることができる。
第7の発明は、車両は、無線通信部Aが受信した電波の電界強度を測定する電界強度測定部Aと、予め定められた1つ以上の電界強度閾値を記憶する記憶部Aを有し、前記無線通信部Aを介し無線キーから車両のライト点灯の旨の情報を受信し、前記ライト部が予め決められたパターンでの点滅を開始して以降、前記無線通信部Aは予め定められた間隔で前記無線キーと認証通信を行うと共に、前記電界強度測定部Aを用いて受信電界強度を測定し、測定した電界強度を前記記憶部Aに記憶されている1つ以上の電界強度閾値と比較して、どのレベルにあるかによって、前記ライト部の点滅方法を変更する構成としたものである。
そして、車両と無線キーとの無線通信時の電界強度に応じて車両のライトの点滅方法を変更することで、利用者が車両との距離に応じて点滅パターンが変わり、車両に近づいているのか遠のいているのかが容易に分かるようになり、利用者が自らの車両がどこにあるかを発見することがより一層容易となり、利用者の利便性を大いに向上させることができる。
第8の発明は、無線キーは、利用者に状態を出力する出力部を有し、無線キーは、前記車両との認証通信が成功した否かを前記出力部から出力する構成としたものである。
そして、利用者が無線キーの表示を確認することで、車両に電波が届いているか否かを確認できるようになり、本システムの信頼性を向上させることができる。さらに、利用者が車両を探す場合においては、自らが車両に近づいているのか遠のいているのかが容易に分かるようになり、利用者が自らの車両がどこにあるかを発見することがより一層容易となり、利用者の利便性を大いに向上させることができる。
第9の発明は、無線キーは、車両の解施錠状態を出力部から出力する構成としたものである。
そして、利用者が無線キーの表示を確認することで、車両が解錠中か施錠中かを容易に確認できるようになり、車両から離れていても車両の施錠忘れの確認ができることとなる。これにより、利用者の利便性が大いに向上し、本システムの信頼性を大いに向上させることができる。
第10の発明は、車両は、電界強度測定部Aで測定した電界強度が記憶部に記憶されている1つ以上の閾値のいずれかを下回った場合、無線通信部Aで無線キーからの電波を正常受信しても、認証失敗とみなす構成としたものである。
そして、無線キーから通信できる範囲を利用者が任意に設定することが可能となり、本システムの利便性を大いに向上させることができる。
第11の発明は、車両は、無線キーとの認証通信において、予め決められた暗号鍵を用いた暗号化通信を行い、暗号データの復号に成功した場合のみ、前記認証通信を正常とみなす構成としたものである。
そして、暗号化を用いることで、車両と無線キー間の認証通信の秘匿性が高まり、本人認証精度を高めることができ、本システムの信頼性を大いに向上させることができる。
第12の発明は、車両のライト点灯または点滅している状態において、解施錠部が施錠状態から解錠状態に変化した場合、ライト部がライトを消灯する構成としたものである。
そして、利用者がライトを消灯させる動作を行わなくても、車両の解錠を行うだけでライトの消灯ができる為、煩わしい操作を省略することができ、利用者の利便性を大いに向上させることができる。
第13の発明は、第1の発明〜第12の発明の認証システム、認証装置の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとする。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1のシステム構成図を示す。図1において、1は自転車である。2は解施錠入力部である。3は解施錠部である。4はライト入力部Aである。5はライト部である。6は無線通信部Aである。7は無線キーである。図1において、解施錠入力部2、解施錠部3、ライト入力部A4、ライト部5、無線通信部A6は、自転車1に取り付けられている。図1は、自転車1が停止中の場合である。
また、各種制御は全体制御部A(図示せず)が司り、各部に指示を与えるものとする。全体制御部Aは、例えば無線通信部A6と一体となっており、各部からの信号を受信し判断すると共に、各部へ必要な指示を送る。
図1において、自転車1の動作を図2のシーケンス図、図3のフローチャートを用いながら説明する。利用者が自転車1のライトを点灯させたいと思った場合、ライト入力部A4を操作する(図3のS31)。ここで、前述のように、自転車1が電動自転車の場合、バッテリー(図示せず)を搭載している為、自転車1が走行中でなくてもライトを点けたりすることができる。なぜなら、ライトの電源はバッテリーが供給している為である。
ここで、ライト入力部A4は、例えば図1のように自転車1のハンドル部に取り付けられている。これは、自転車1の利用者が走行中にも容易にライトを点けたり消したりできる為である。図1の状態で、利用者がライト入力部A4を操作してライトを点けようとした場合、その旨の情報は全体制御部Aに送られる。ここで、解施錠部3は、自転車1を施錠したり解錠したりする役目を担い、全体制御部Aは自転車1の解施錠部3が現在施錠中か解錠中かの情報を有している。そして、解施錠部3が「解錠状態」の場合(図3のS32)、全体制御部Aはライト部5を制御してライトを点灯させる(図3のS37)。これは、解錠中ということは、利用者本人が自転車1の傍にいるというふうに判断できるからである。なぜなら、解施錠部3を解錠できるのは、自転車1の解施錠キー(図示せず)を持っている利用者しかいない為である。
一方、解施錠部3の解施錠の状態が「施錠状態」の場合、全体制御部Aは無線通信部A6を介して、無線キー7に対して認証要求信号を送信する(図3のS33)。これは、解施錠部3が「施錠状態」ということは、ライト入力部A4を操作した者が、自転車1の所有者か否か判断できない為である。なぜなら、解施錠部3が施錠中の場合は、利用者が、例えば駐輪場等に自転車を停めてどこかに出かけている場合が想定される。よって、ライト入力部A4を操作した者が、自転車1の所有者でない場合が考えられる為である。
一方、自転車1の所有者は無線キー7を所有している。この無線キー7は電池駆動であり、予め定められた間隔(図2のT1)毎に、自転車1から電波がきていないかチェックする。これを「キャリアセンス」と呼ぶ場合がある。無線キー7が常時自転車1からの電波を待ち受けるのではなく、間隔:T1毎に待ち受けるのは、前述のように無線キー7が電池駆動であり、低消費電力が要求される為である。
ここで、無線通信部A6が無線キー7に認証要求信号を送信する場合、無線キー7のキャリアセンス間隔:T1以上の長さの電波で送信する必要がある。なぜなら、無線キー7は間隔:T1毎にしか待ち受けていない為、それ以上の長さの電波を送信しないと、無線キー7は認証要求信号を受信することができない為である。
無線キー7が無線通信部A6からの認証要求信号を受信した後、自転車1と無線キー7は予め決められた認証通信を行う。ここで、無線キー7が無線通信部A6からの認証要求信号を受信したと判断するのは、認証要求信号に自転車1や無線キー7に固有のIDが含まれており。無線キー7は受信したIDを自ら予め記憶しているIDと比較することで判断する。
一方、無線通信部A6と無線キー7の認証通信は、例えば、チャレンジレスポンス方式を用いるように往復通信を行い、IDその他のチェックで認証通信を実行する。なお、認証通信のセキュリティ性を高める為、データに暗号化を施す場合もある。このようにして、無線通信部A6と無線キー7は確実に認証通信を行い、無線キー7が本物であることを認証する。
ここで、前述のように、無線キー7を所持していない第三者が、悪意を持って自転車1のライトを点けようとした場合、無線キー7を所有している自転車1の利用者は、自転車1の傍にいない為、無線通信部A6が送信する認証要求信号を無線キー7は受信することができない。これは、電波が届かない為である。ここで、無線通信部A6と無線キー7間の通信は無線通信である為、無線キー7を所持している自転車1の所有者が自転車1の傍にいる場合であっても、電波のフェージングその他の影響により、認証要求信号を無線キー7が正常に受信できなかったり、認証要求信号は受信できても、その後の認証通信でのやりとりが正常に完了しない場合も想定される。このような場合、無線通信部A6と無線キー7は、成功しない通信を再送したりして、再チャレンジを行う。
しかし、このように再送を施しても認証通信が成功しない場合、いつまでも再チャレンジを行うわけにもいかない。よって、無線通信部A6は予め決められたタイムアウトを設け、当該タイムアウト時間以内に認証通信が成功しない場合は、無線キー7を所有している自転車1の利用者が自転車1の傍にいないと判断し、認証通信失敗とみなす。ここで、タイムアウトと記載したが、再送回数の上限を予め決めておき、当該上限以内に認証通信が成功しない場合は、認証通信失敗と判断してもよい。
このようにして、無線通信部A6が無線キー7との認証通信でタイムアウトとなった場合(図3のS34)、全体制御部Aはライト入力部A4からの要求を受け付けずにライトをONしない。一方、無線通信部A6が無線キー7との認証通信に成功した場合(図3のS36)、全体制御部Aは自転車1の利用者がライト入力部A4を操作してライトをつけようとしたとみなし、ライト部5を操作してライトをONする(図3のS37)。
以上の方法を取ることで、自転車1の利用者本人がライト入力部A4を操作した場合のみ確実にライト制御ができることとなる。
ここで、たとえ自転車1の解施錠部3が「解錠状態」であっても、無線キー7との認証通信をして、本人認証を確認した後にライト制御を行ってもいいのではないか?という意見もある。これは、本実施の形態では、自転車1が「施錠状態」の場合のみ無線キー7との認証通信を行い、自転車1が「解錠状態」の場合には行わない為である。しかしながら、このようにすると問題が発生する。
前述のように、無線キー7は電池駆動で低消費電力を要求される為、キャリアセンス間隔:T1毎にしか電波の待ち受けをしていない。よって、無線通信部A6は無線キー7のキャリアセンス間隔:T1以上の長さの電波で送信する必要がある。これは、無線通信部A6と無線キー7の認証通信がT1以上の時間かかることを意味する。
ここで、解施錠部3が「解錠状態」であっても、ライト入力部A4の操作が行われた時
、無線キー7との認証通信が成功した場合のみ、全体制御部Aはライト部5を操作してライトを制御するとする。解施錠部3が「解錠状態」の場合は、図1のように自転車1が停めてある場合のみではなく、実際に利用者が自転車1に乗って走行している場合もある。この場合、自転車1の利用者が走行中にあたりが暗くなったから、ライト入力部A4を操作してライトを点けようとした場合、無線キー7との認証通信が成功してからしかライトが点かないこととなる。例えば、無線キー7のキャリアセンス間隔:T1が1秒とした場合、ライト入力部A4を操作してライトを点けようとしてから、1秒以上経過しないとライトが点かない。これでは、使い勝手が非常に悪くなるのみならず、安全性の問題も発生する。
よって、本実施の形態では、解施錠部3が「解錠状態」の場合には、全体制御部Aは無線キー7との認証通信を行わずとも、ライトが点くようにしている。繰り返しになるが、そもそも、解施錠部3が「解錠状態」というのは、利用者本人が自転車1の傍にいる、もしくは自転車1に乗って走行中であると判断できる。なぜなら、解施錠部3を解錠できるのは、自転車1の解施錠キーを持っている利用者しかいない為である。ゆえに、解施錠部3が「解錠状態」の場合には、無線キー7との認証通信を行わずとも、ライトが点くようにしても、不都合は発生しない。むしろ、従来通りのライト制御の応答性を維持でき、自転車1の走行の安全性も確保できる。
逆に、解施錠部3が「施錠状態」の場合には、自転車1は必ず停止している。よって、ライト制御の反応性が、無線キー7のキャリアセンス間隔:T1(例えば1秒)以上かかっても、利用者の安全性に問題はない。もし、無線キー7のより一層の低消費電力化が進み、無線キー7のキャリアセンス間隔:T1が限りなく小さくなれば、反応性も問題にならなくなる。
以上のように、本実施の形態では、自転車1のライト入力部A4が操作された場合、解施錠部3が「施錠状態」の場合のみ無線キー7との認証通信を行い、自転車1の利用者本人であることが確認された時、全体制御部Aはライト部5を制御することで、悪意を持った第三者のイタズラによるライト制御を防ぐことができ、システムの信頼性を向上させることができると共に、ライトの無駄な点灯を防ぐことで、自転車1のバッテリーの消耗も防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、自転車のライトについて言及したが、ライトに限らず、変速切り替え制御や、電動自転車のアシスト制御部等についても、同様である。すなわち、最近の電動自転車では、ハンドル部にライト制御のみならず、各種操作機構が取り付けられている場合があり、当該各種操作機構は、ハンドル部の電源を投入することで、操作が可能となる。ライトも同様である。そして、各種操作機構の電源は、電動自転車に搭載されているバッテリーから電源が供給されているので、自転車が停止している状態であっても、電源の投入が可能である。これらにおいても、本実施の形態と同様に、施錠時は無線キー7との本人認証が確立した場合のみ操作を可能とすることで、同様の効果を発揮することができる。また、自転車を代表に、バイク(伝道バイクを含む)や電動三輪車等、各種制御部が外部にむき出しになっている車両全てに適用可能である。
ここで、このような効果をより一層高める工夫も可能である。例えば、ライト入力部A4が操作された場合、解施錠部3が「施錠状態」であれば、無線通信部A6は無線キー7に対して認証要求信号を送信した後、お互いに認証通信を行い、成功すればライト制御を行うが、その後も、無線通信部A6と無線キー7は、予め定められた間隔:T2毎に認証通信を継続する(図2の点線部分)。そして、認証通信が失敗した場合、全体制御部Aはライト部5を制御してライトを元の状態に戻すようにする。これは、以下の理由による。
すなわち、無線通信部A6と無線キー7は無線を使って認証通信を行う。つまり、認証要求信号や認証通信は、無線キー7が自転車1から電波の届く範囲内にあれば、成功するのである。ということは、無線キー7を所持している自転車1の利用者が、自転車1の解施錠入力部2を操作して自転車1を「施錠状態」にした後、自転車1から離れていったとしても、電波の届く範囲内であれば、認証要求信号や認証通信ができてしまう。よって、認証通信を1回しか行わない方法では、この間に、悪意を持った第三者がイタズラ目的でライト制御部A4を操作してライトを点けようとした場合には、ライトが点いてしまう。また、悪意を持った第三者ではなく、自転車1の利用者が「施錠状態」にした後必要に応じてライトを点け、その後うっかりライトを消し忘れ、自転車を置いていく場合にも、ライトが点いたままとなる。もちろん、無線通信部A6にタイムアウトを設け、一定時間に何の操作もされない場合には、ライトを消灯する工夫もできるが、その一定時間はライトが点いたままとなることは防ぐことができない。
そこで、認証通信が1回成功してライト制御が実施された後も、定期的(T2毎)に認証通信を継続し、認証通信が失敗した場合にはライト制御を元に戻す(点いている場合には消す)ことで、この課題を解決することができる。
(実施の形態2)
図4に、本発明の実施の形態2のシステム構成図を示す。なお、図1と同じ役割のものは説明を省略する。図4において、8はライト入力部Bである。9は無線通信部Bである。図4において、ライト入力部B8、無線通信部B9は、無線キー7に取り付けられている。
図4において、自転車1の動作を図5のシーケンス図、図6のフローチャートを用いながら説明する。まず、無線キー7には、利用者が操作するライト入力部B8がスイッチ形式で取り付けられている。利用者は、自転車1のライトのON/OFFを制御したい場合、所持している無線キー7のスイッチを押下する。そうすると、無線キー7の全体制御部Bは、内部の無線通信部B9を介して、無線通信部A6に対しライトON/OFF要求信号を送信する。なお、無線キー7の一連の流れにおいて、各種制御は全体制御部B(図示せず)が司り、各部に指示を与えるものとする。全体制御部Bは、例えば無線通信部B9と一体となっており、各部からの信号を受信し判断すると共に、各部へ必要な指示を送る。
一方、無線通信部A6は、予め定められた(図5のT3)毎に、無線通信部B9から電波がきていないかチェックする。これを「キャリアセンス」と呼ぶ場合がある。無線通信部A6が常時無線キー7からの電波を待ち受けるのではなく、間隔:T3毎に待ち受けるのは、自転車1もバッテリー駆動の為である。すなわち、自転車1は電動アシスト型の自転車であり、アシスト用のバッテリー(図示せず)が搭載されており、当該バッテリーから電力を供給され、各種制御を行う。しかしながら、自転車1のバッテリーは、無線キー7と比較すると、かなりの大容量のバッテリーを搭載することができ、また、バッテリーは充電が可能な形式のものが一般的である。よって、間隔:T3は、実施の形態1の間隔:T1と比較して、小さい値に設定することが可能であり、場合によっては、連続的に「キャリアセンス」を行うことも可能である。よって、無線キー7が自転車1に送信するライトON/OFF要求信号は、実施の形態1の場合と同様に、自転車1のキャリアセンス間隔:T3以上の長さの電波で送信する必要があるが、実施の形態1の場合と比較して、短く設定することが可能である。なお、自転車1において、この間隔:T3毎の待ち受けや、実際の電波の受信は、無線通信部A6を用いて行われる。
次に無線通信部A6は、間隔:T3毎の待ち受けで、無線キー7からのライトON/OFF要求信号を受信した場合(図6のS38)、その旨の情報は全体制御部Aに送られる
。解施錠部3の役割は、実施の形態1の場合と同様である。そして、解施錠部3が「解錠状態」の場合(図6のS32)、全体制御部Aは何もしない、すなわち、ライト部5の制御を行わず、結果として、ライトのON/OFFはされない。
一方、解施錠部3の解施錠の状態が「施錠状態」の場合、無線通信部A6と無線キー7の無線通信部B9は予め決められた認証通信を行う。この予め定められた認証通信は、実施の形態1の場合と同様であり、無線キー7が本物であることを認証する。つまり、認証通信が一度で成功しない場合には、成功しない通信を再送したりして、再チャレンジを行う。
そして、再送を施しても認証通信が成功しない場合、予め決められたタイムアウトを設け、当該タイムアウト時間以内に認証通信が成功しない場合は、認証通信失敗とみなす。ここで、タイムアウトと記載したが、再送回数の上限を予め決めておき、当該上限以内に認証通信が成功しない場合は、認証通信失敗と判断してもよい。
このようにして、自転車1が無線キー7との認証通信でタイムアウトとなった場合(図6のS34)、全体制御部AはライトをON/OFFしない。一方、自転車1が無線キー7との認証通信に成功した場合(図6のS36)、全体制御部Aはライト部5を操作してライトをON/OFFする(図6のS37)。
以上のような方式とすることで、以下のような効果がある。第一に、自転車1の利用者が、夜間、自転車1の施錠は行ったが、ライトの消灯を忘れ、自転車1から離れてしまった場合である。このような場合、電波の届く範囲内であれば、所持している無線キー7を操作することで、遠隔で自転車1のライトを消灯することができる。これにより、利用者の利便性を大いに向上させることができる。
この場合も、実施の形態1の場合と同様に、図5の点線部分のように、ライト入力部B8が操作され、無線キー7が自転車1に対してライトON/OFF要求信号を送信した場合、解施錠部3は「施錠状態」であれば、無線キー7に対して認証要求信号を送信した後、お互いに認証通信を行い、成功すればライト制御を行うが、その後も、自転車1と無線キー7は、予め定められた間隔:T4毎に認証通信を継続することで、施錠中の無線キー7のスイッチの誤動作によるライト制御を防ぐことができる。なぜなら、利用者が自転車1を離れる際、誤って無意識に無線キー7のライト入力部B8を操作してライトONにしてしまった場合、その時点では自転車1と無線キー7は電波の届く範囲内にあり一度は認証通信が成功して自転車1のライトが点灯するが、それに気づかない利用者が自転車1から離れるにつれ、電波が届かなくなり、予め定められた間隔:T4毎に認証通信を継続することができなくなり、結果としてライトが消灯する。このように、誤動作時の対応が可能となり、本システムの安全性を高めることができる。
第二に、利用者が無線キー7のライト入力部B8を操作した場合においても、解錠中であれば、全体制御部Aはライト部5の制御を行わない為、スイッチの誤動作によるライト制御を防ぐことができる。なぜなら、自転車1の利用者は無線キー7を常時携帯しているが、例えば、無線キー7をズボンのポケットに入れて、自転車1を走行中とする。もちろん、解施錠部3は「解錠状態」である。この時、ズボンのポケットに入れている無線キー7のライト入力部B8が、利用者の意図とは反して、なんらかの拍子で操作される場合がある。このような場合、夜間であると突然ライトが消えたりしては、安全性の面から非常に問題である。よって、解施錠部3が「解錠状態」の場合には、無線キー7からライトON/OFF要求信号を受信しても、全体制御部Aはライト部5の制御を行わないことで、このような事態を避けることができ、本システムの安全性を大いに高めることができる。
第三に、自転車1の利用者が、駐輪場に自転車1を停めて施錠し現場を離れ、用事が済んで自転車1に戻ってきた場合である。ここで、自転車1の利用者が自分の自転車1を停めた場所を正確に覚えていれば支障がない訳だが、例えば、広い駐輪場で数多くの自転車があり、自分の自転車1の停めた場所を思い出せずに、自転車1を探し回る場合がある。また、自転車1の利用者が、自分の自転車1を停めた場所を正確に覚えていたとしても、例えば、駐輪場の整理員が、整理その他の理由で、自転車1を移動してしまう場合も考えられる。このような場合、同様に自転車1の利用者は、自分の自転車1を発見することができない。
このような場合、自転車1の利用者は、所持している無線キー7に付属しているスイッチを操作する。そうすると、前述の動きを経て、自転車1のライトが点灯する。これで、自転車1の利用者は、自分の自転車1が非常に目立つことになり、容易に発見できる。特に、夜間はより一層目立つこととなる。このように、本システムの利用者の利便性が格段に向上する。ここで、ライトも、単に点灯するだけでなく、例えば点滅させる等工夫をすることで、より一層目立つようになり、利用者が発見しやすくなる。
なお、本実施の形態では、無線キー7を操作することで、自転車1のライトのON/OFFができる旨記載したが、前述の利用者が自分の自転車を探す場合において、夜間はよいが、昼間では、ライトが点灯したり点滅したりしても、目立ちにくい。よって、ライトに限らず、ベルやホーン等の音が発する方式を取ってもよい。
(実施の形態3)
図7に、本発明の実施の形態3のシステム構成図を示す。なお、図4と同じ役割のものは説明を省略する。図7において、10は電界強度測定部Aである。11は記憶部Aである。図7において、電界強度測定部A10、記憶部A11は、自転車1に取り付けられている。また、図7において、無線通信部A6、電界強度測定部A10、記憶部A11は別体として記載しているが、一体としてもよい。
図7において、自転車1の動作を図8のシーケンス図、図9のフローチャートを用いながら説明する。まず、無線キー7には、利用者が操作するライト入力部B8がスイッチ形式で取り付けられている。利用者は、自転車1のライトをONしたい場合、所持している無線キー7のスイッチを押下する。そうすると、無線キー7は、内部の無線通信部B9を介して、自転車1に対しライトON要求信号を送信する。
次に無線通信部A6は、間隔:T3毎の待ち受けで、無線キー7からのライトON要求信号を受信した場合(図9のS39)、その旨の情報は全体制御部Aに送られる。全体制御部Aの役割は、実施の形態2の場合と同様である。そして、解施錠部3が「解錠状態」の場合(図9のS32)、全体制御部Aは何もしない、すなわち、ライト部5の制御を行わず、結果として、ライトのONはされない。
一方、解施錠部3の解施錠の状態が「施錠状態」の場合、自転車1の無線通信部A6と無線キー7の無線通信部B9は予め決められた認証通信を行う(図9のS33)。この予め定められた認証通信は、実施の形態2の場合と同様であり、無線キー7が本物であることを認証する。そして、この認証通信は1度のみ行うのではなく、図8に示すように、予め定められた間隔:T4毎に認証通信を繰り返す。
ここで、無線通信部A6は、予め定められた間隔:T4毎の認証通信において、無線キー7から受信した電波の電界強度を測定する。この電界強度の測定は、電界強度測定部A10によって行われる。そして、全体制御部Aは、電界強度測定部A10によって測定した電界強度を、予め記憶部A11に記憶されている電界強度閾値と比較する。なお、図8
、図9では、記憶部A11に予め記憶されている電界強度閾値が2個(閾値A、閾値B)の場合で、かつ閾値Aが閾値Bより小さい場合である。当然閾値は必ず2個である必要はなく、1個でもよいし、3個以上あってもよい。
電界強度測定部A10が測定した電界強度が閾値Aよりも小さい場合(図9のS40)、全体制御部Aはライトを消灯させ(図9のS45)、その後何もしない。つまり、間隔:T4での認証通信も行わない。一方、電界強度測定部A10が測定した電界強度が閾値Aよりも大きく(図9のS40)、閾値Bよりも小さい(図9のS41)場合、全体制御部Aはライト部5を制御して、ライトを予め決められたパターン(図8、図9のパターンA)で点滅させる。そして、予め定められた間隔:T4毎の認証通信を継続しながら、同様の電界強度測定及び判定を繰り返す。
また、電界強度測定部A10が測定した電界強度が閾値Aよりも大きく(図9のS40)、閾値Bよりも大きい(図9のS41)場合、自転車1はライト部5を制御して、ライトを予め決められたパターン(図8、図9のパターンB)で点滅させる。そして、認証通信の間隔を予め定められた別の間隔:T5毎に切り替えて、同様の電界強度測定及び判定を繰り返す。なお、T5はT4と別の間隔でもよいし、T4=T5としてもよい。
このようにして、パターンAまたはパターンBでのライトの点滅を繰り返しながら、認証通信を継続し、途中で解施錠部3が「施錠状態」から「解錠状態」に変化した場合(図9のS44)、全体制御部Aはライト部5を制御してライトを消灯させ(図9のS45)、認証通信を終了する。
以上のような方式とすることで、以下のような効果がある。第一に、利用者が無線キー7に付属しているスイッチを押下して、自転車1のライトの点滅を開始しようとした場合においても、無線キー7からの電波の受信電界強度が記憶部A11に記憶されている閾値(図8、図9における閾値A)を下回った場合には、自転車1はライトの点滅を行わないようにすることができる。ここで、例えば、自転車1の記憶部A11に記憶されている閾値(図8、図9における閾値A)を利用者が設定できるようにした場合、利用者が無線キー7を使った遠隔からの自転車1のライト制御が行える範囲(距離)を決めることができる。
これにより、例えば、「遠隔からの制御の誤動作を自分の目で確認したいから、目で見える範囲からしか、遠隔制御できないようにしよう!」とした場合、利用者は閾値Aを高く設定すればよい。逆に、「できるだけ遠くからでも遠隔制御したい!」場合には、閾値Aを低く設定すればよい。このように、無線キー7による遠隔制御を、電界強度を利用した範囲(距離)で制限することで、利用者のニーズに即した臨機応変な設定ができるようになり、本システムの利便性が大きく向上する。なお、利用者が閾値Aを直接入力するのではなく、例えば、距離大・距離中・距離小の3段階の入力設定ができるようにしておき、その3段階に応じて予め3つの閾値を記憶部A11に記憶させておけば、利用者の閾値入力インターフェイスが簡素化でき、利便性はより一層向上する。
第二に、実施の形態2で説明したように、利用者が駐輪場等に停めた自分の自転車1を探す場合を考える。この場合、自転車1の利用者は、所持している無線キー7に付属しているスイッチを操作することで自転車1のライトが点滅し、自分の自転車1が目立つようになり、探しやすくなるわけだが、本実施の形態のように、複数のライト点滅パターン(パターンA、パターンB)を設けることで、利用者が探したい自分の自転車1にどれだけ近づいてきたのかが分かるようになり、自転車1を探す際の目安ができる。これにより、より一層自転車1を見つけやすくなり、利用者の利便性を向上させることができる。特に、前述のように、昼間では、ライトが点灯したり点滅したりしても目立ちにくい為、例え
ば音による誘導を行う場合、複数の音色を持たせることで、利用者の自転車1の発見のし易さを高めることができる。
第三に、利用者が自分の自転車1を発見した場合、すでにライトの点滅は必要ない。そこで、利用者は何らかの方法で、自転車1のライトの点滅を中止する操作が必要となる。しかしながら、本実施の形態では、利用者が自転車1に乗る為に解錠した時点で、自動的にライトが消灯される為(図9のS45)、利用者が意識的にライトの点滅を中止させる必要がない。よって、利用者が非常に便利となり、本システムの利便性を向上させることができる。
(実施の形態4)
図10に、本発明の実施の形態4のシステム構成図を示す。なお、図4と同じ役割のものは説明を省略する。図10において、12は出力部である。図10において、出力部12は、無線キー7に取り付けられている。
図10において、出力部12は、例えばLEDやブザーである。そして、この出力部12には、大きく4つの役割がある。
第一に、利用者が、実施の形態2の場合のように、自転車1のライト制御を遠隔で行いたい場合、所持している無線キー7のスイッチを押下する。すると、無線キー7は自転車1に対してライトON/OFF要求信号を送信する。以降、自転車1と無線キー7は、実施の形態2の場合と同様に、お互い認証通信を行い、その結果に応じて自転車1のライトが制御される。
ここで、例えば、自転車1と無線キー7が遠くに離れていた場合や、近くであっても、電波のフェージングその他の影響で電波が届かない場合、認証通信は成功しない。利用者が、自分の駐輪場に停めた自分の自転車1を探す場合は、自転車1のライトが点灯したり点滅したりすることで自転車1を見つけることができる訳だが、自転車1のライトの点灯や点滅が見えない場合、利用者の探している方向が間違っている為に見えないのか、そもそも電波が届いていない為、認証通信が成功せず、自転車1のライトが点灯したり点滅したりしていない為に見えないのか、判断がつかない。
そこで、例えば、無線キー7は、自転車1との認証通信に成功したか否かを、出力部12のLEDを使って表示させる。これにより、利用者は、所持している手元の無線キー7のLEDを見るだけで、自転車1に電波が届いているのか否かが判断でき、次の行動、例えば、電波が届いていない場合には、動きまわって何度もスイッチを押下するとか、電波が届いているのに自転車1のライトの点灯や点滅が見えない場合には、周囲をよく探すとか、といった対応ができる。これにより、本システムの利便性が大いに向上する。
第二に、無線キー7は前述のように電池駆動である。よって、電池が消耗した場合には、当然、電波を送信することもできない。ここで、電池残量が少なくなってきた場合、出力部12のLEDを用いて利用者に知らせることが可能である。また、電池が少なくなってきた場合、電波の送信が不能になるのみならず、出力部12のLEDさえも光らすことができない場合もある。この場合は、利用者は無線キー7のスイッチを押下しても、出力部12のLEDは消灯したままである。よって、前述のように、通常時は自転車1との認証通信結果を出力するLEDが消灯したままとなることで、利用者は無線キー7の電池切れを疑うことができる。このように、無線キー7の電池残量報知として利用することで、本システムの利便性が大いに向上する。
第三に、利用者が、実施の形態2の場合のように、駐輪場に停めた自分の自転車1を探
す場合において、昼間とかには、自分の自転車1のライトが点灯したり点滅したりしても、見えない場合がある。特に、実施の形態3のように、自転車1と無線キー7の距離に応じて、自転車1のライトの点滅パターンを複数有する場合、そのパターンの違いに気づきにくい。ライトの点滅ではなく、ホーン等の音を利用した場合においても、周囲環境の騒音で音が聞きづらかったりする。逆に音を大きくしすぎると、近所迷惑になりかねない。そこで、無線キー7にも電界強度測定部B(図示せず)や記憶部B(図示せず)を設け、自転車1との認証通信における自転車1からの電波の電界強度を測定し、閾値と比較することで、出力部12から出力するLEDの点滅色や点滅パターン、ブザーの音色を変えるようにする。こうすれば、利用者は所持している手元の無線キー7のLEDをチェックしたり、音色を聞き分けたりするのみで、自転車1との距離が分かるようになる。ブザーの場合にも、手元にあるので、あまり大きな音を出さなくても、利用者は容易に判別できるようになる。もちろん、バイブ等を使った振動で利用者に伝える方法も利用できる。これにより、本システムの利便性が大いに向上する。
第四に、本システムでは、前述のように無線キー7からの遠隔制御は、自転車1が「施錠状態」にある場合しかできない。つまり、自転車1が「解錠状態」の場合には、遠隔から無線キー7のスイッチを押下しても、認証通信は行われず、ライト制御もできない。そこで、無線キー7の出力部12を使って、現在、自転車1が「施錠状態」なのか「解錠状態」なのかを利用者に知らせることができる。例えば、無線キー7にスイッチを複数設けたり工夫を凝らしたりして、ライト入力部B8の入力と解施錠状態確認入力が行えるようにする。そして、利用者が解施錠状態確認入力をした場合には、その結果を出力部12を使って利用者に知らせる。
ここで、無線キー7が自転車1の解施錠状態を把握する方法としては、無線を使って遠隔で自転車1に問い合わせる方法でもよい。この場合、解施錠状態要求信号(仮称)を設けてもよいし、自転車1との認証通信の電文に当該情報を搭載してやり取りする方法でもよい。しかしながら、遠隔で自転車1に問い合わせる場合、当然無線キー7と自転車1が無線通信が可能な距離に存在していないとできない。つまり、駅前に自転車1を停めておいて、遠く離れた会社から確認しようとおもっても、できない。
よって、代案として、無線キー7に自転車1の解施錠状態を記憶する方法も可能である。この場合、利用者が自転車1を施錠したり解錠したりする時に、自転車1は無線キー7と通信を行い、無線キー7は自転車1の解施錠状態を取得して内部に保存しておく。利用者が自転車1を解施錠する場合は、必ず自転車1の傍に利用者がいる為、無線キー7も自転車1の傍にあり、自転車1から解施錠状態を取得することが可能である。そして、その情報を不揮発性メモリに格納しておく。こうすることで、利用者が解施錠状態確認入力をした場合には、不揮発性メモリに保存している情報をもとに、出力部12から状態出力する。
こうすることで、無線キー7が自転車1から遠く離れていた場合においても、利用者が遠隔で自転車1の解施錠状態を確認することができる。しかも、自転車1との通信を行わず内部の不揮発性メモリの状態を読み出すのみなので、リアルタイム性も確保される。
また、無線キー7で自転車1の解施錠状態を把握しているので、余分な電波を出さないようにすることもできる。すなわち、利用者が無線キー7を操作して自転車1のライトを制御する場合、どうせ自転車1が施錠状態でないと制御できないのであるから、自転車1が解錠状態の場合には、ライト入力部B8から入力があっても、ライトON/OFF要求信号を無線送信しないようにすることで、無駄な電波送信を防ぐことができ、電波干渉や輻輳を防いだ信頼性の高いシステムを構築することができる。
さらに、無線キー7で自転車1の解施錠状態を把握することには、もう1つのメリットがある。従来の手動解施錠の自転車の場合、施錠する場合、利用者は鍵を抜いて所持し、自転車を離れる。解錠する場合は、所持している鍵を挿入して解錠する。つまり、利用者の手元に鍵があれば施錠されていることになり、利用者の手元に鍵がなければ施錠されていないことになる。これにより、利用者は、自転車の施錠忘れを確認できる。
しかしながら、本システムのように無線キー7との認証によって解施錠する場合、無線キー7は常に利用者の手元にあるので、自転車1から離れてから、「かぎ閉めたっけ?」と不安になっても、遠隔から確認する方法がなく、自転車まで戻らざるを得ないという手間がかかる。この時、前述のように無線キー7を操作することで遠隔で解施錠状態が確認できれば、手間なく利用者の不安を解消できるようになり、本システムの利便性を大幅に向上させることができる。
なお、以上の実施の形態1〜4において、自転車1と無線キー7間の認証通信データや、無線キー7から自転車1に対するライトON/OFF要求信号をはじめとするその他の通信データに暗号化を施すこともできる。例えば、予め自転車1と無線キー7双方に共通した鍵(暗号鍵)を持たせ、当該暗号鍵を使って、無線通信の暗号化や復号化を行うことで、データの秘匿性が高まり、それによって、他人が悪意を持ってデータを操作するといったことができにくくなる。しいては、本人認証の精度を大きく高めることができる。
また、自転車1と無線キー7間の無線通信に用いる電波は、例えば、400MHz帯に代表されるような特定小電力無線を用いて行うことも可能である。それ以外にも、微弱電波、赤外線、無線LAN、無線タグ、bluetooth(登録商標)、zigbee(登録商標)と言ったような通信媒体を利用してもよい。
また、本実施の形態で説明した内容は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
本発明の認証システム、認証装置及びプログラムによれば、車両の施錠中にのみライトをはじめとする各種制御を行えるようにすることで、安全でかつ利便性の高いシステムを実現することができる。
さらに、遠隔での制御も可能とすることで、自転車の居場所を特定する効果も奏し、各種制御部が外部にむき出しになっている車両全ての携帯無線装置、認証対象装置、及び遠隔制御方法の分野に関して有用である。
本発明の実施の形態1の認証システムの構成図 本発明の実施の形態1の認証システムの通信シーケンス図 本発明の実施の形態1の認証システムの動作を表すフロー図 本発明の実施の形態2の認証システムの構成図 本発明の実施の形態2の認証システムの通信シーケンス図 本発明の実施の形態2の認証システムの動作を表すフロー図 本発明の実施の形態3の認証システムの構成図 本発明の実施の形態3の認証システムの通信シーケンス図 本発明の実施の形態3の認証システムの動作を表すフロー図 本発明の実施の形態4の認証システムの構成図
符号の説明
1 自転車
2 解施錠入力部
3 解施錠部
4 ライト入力部A
5 ライト部
6 無線通信部A
7 無線キー
8 ライト入力部B
9 無線通信部B
10 電界強度測定部A
11 記憶部A
12 出力部

Claims (13)

  1. 車両と当該車両の利用者が有する無線キーで構成される認証システムであって、
    前記車両は、車両の走行を不能にしたり、可能にしたりする解施錠部と、利用者の解施錠の意思を入力する解施錠入力部と、車両のライトを点灯したり消灯したりするライト部と、利用者が車両のライト点灯または消灯の意思を入力するライト入力部Aと、前記無線キーとの無線通信を行う無線通信部Aを有し、
    前記車両は、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が解錠状態ならば、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行い、
    前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が施錠状態ならば、前記無線通信部Aを介し前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が成功した場合のみ、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行う認証システム。
  2. 車両は、認証通信が成功し、ライト部がライトの点灯を開始して以降、無線通信部Aは予め定められた間隔で前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が失敗した場合には、前記ライト部を動作させてライトの消灯を行う請求項1記載の認証システム。
  3. 車両に備えられた認証装置であって、
    前記車両は、車両の走行を不能にしたり、可能にしたりする解施錠部と、利用者の解施錠の意思を入力する解施錠入力部と、車両のライトを点灯したり消灯したりするライト部と、利用者が車両のライト点灯または消灯の意思を入力するライト入力部Aと、前記無線キーとの無線通信を行う無線通信部Aを有し、
    前記車両は、前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が解錠状態ならば、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行い、
    前記ライト入力部Aから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記解施錠部が施錠状態ならば、前記無線通信部Aを介し前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が成功した場合のみ、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行う認証装置。
  4. 車両と当該車両の利用者が有する無線キーで構成される認証システムであって、
    前記無線キーは、利用者の車両ライト点灯または消灯の意思を入力するライト入力部Bと、前記車両と無線通信を行う無線通信部Bを有し、
    前記車両は、車両の走行を不能にしたり、可能にしたりする解施錠部と、利用者の解施錠の意思を入力する解施錠入力部と、車両のライトを点灯したり消灯したりするライト部と、前記無線キーとの無線通信を行う無線通信部Aを有し、
    前記無線キーは、前記ライト入力部Bから車両のライト点灯または消灯の旨の入力があった場合、前記無線通信部Bを介し前記車両に対してその旨を送信し、
    前記車両は、前記無線通信部Aを介し前記無線キーから車両のライト点灯または消灯の旨の情報を受信した場合、前記解施錠部が解錠状態ならば、前記ライト部を動作させず、前記解施錠部が施錠状態ならば、前記無線通信部Aを介し前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が成功した場合のみ、前記ライト部を動作させライトの点灯または消灯を行う認証システム。
  5. 車両は、無線通信部Aを介し無線キーから車両のライト点灯の旨の情報を受信し、ライト部がライトの点灯を開始して以降、前記無線通信部Aは予め定められた間隔で前記無線キーと認証通信を行い、認証通信が失敗した場合には、前記ライト部を動作させてライトの消灯を行う請求項4記載の認証システム。
  6. 車両は、無線通信部Aを介し無線キーから車両のライト点灯の旨の情報を受信した場合、解施錠部が施錠状態ならば、ライト部を予め決められたパターンでの点滅をさせる請求項4記載の認証システム。
  7. 車両は、無線通信部Aが受信した電波の電界強度を測定する電界強度測定部Aと、予め定められた1つ以上の電界強度閾値を記憶する記憶部Aを有し、
    前記無線通信部Aを介し無線キーから車両のライト点灯の旨の情報を受信し、前記ライト部が予め決められたパターンでの点滅を開始して以降、前記無線通信部Aは予め定められた間隔で前記無線キーと認証通信を行うと共に、前記電界強度測定部Aを用いて受信電界強度を測定し、測定した電界強度を前記記憶部Aに記憶されている1つ以上の電界強度閾値と比較して、どのレベルにあるかによって、前記ライト部の点滅方法を変更する請求項6記載の認証システム。
  8. 無線キーは、利用者に状態を出力する出力部を有し、
    無線キーは、前記車両との認証通信が成功した否かを前記出力部から出力する構成の請求項4から7記載の認証システム。
  9. 無線キーは、車両の解施錠状態を出力部から出力する構成の請求項4から7記載の認証システム。
  10. 車両は、電界強度測定部Aで測定した電界強度が記憶部に記憶されている1つ以上の閾値のいずれかを下回った場合、無線通信部Aで無線キーからの電波を正常受信しても、認証失敗とみなす請求項1から2、4から7記載の認証システム。
  11. 車両は、無線キーとの認証通信において、予め決められた暗号鍵を用いた暗号化通信を行い、暗号データの復号に成功した場合のみ、前記認証通信を正常とみなす構成の請求項1から2、4から7記載の認証システム。
  12. 車両のライト点灯または点滅している状態において、解施錠部が施錠状態から解錠状態に変化した場合、ライト部がライトを消灯する構成とした請求項1から2、4から7記載の認証システム。
  13. コンピュータに、請求項1から12のいずれか一項に記載の処理を実行させるためのプログラム。
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