JP6723722B2 - シート搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の搬送路を有し、搬送されるシートの搬送路を切り替えるようにガイドする可動ガイド部を備えるシート搬送装置、及び画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置では、転写部でシートに転写されたトナー像が定着部でシートに定着される構成が一般的である。従来、定着部で定着されたシートから発生した水蒸気による機内結露、搬送路の結露によりシートが搬送路内で詰まるという問題があった(以下、シートの詰まりをジャムという)。このジャムを防止するために、定着後の搬送路に送風ファンと排気ダクトを設け、搬送路を横断して送風して水蒸気を排気ダクトに導き、機外に排出する方法が知られている(特許文献1)。
また、水蒸気が送風排気エリアから拡散することを防ぐため、流出防止部材で水蒸気をせきとめ、定着〜流出防止部材間の搬送路に溜まった水蒸気を送風排気する方法も知られている(特許文献2)。
また、定着後の用紙の冷却のために、空冷ユニットの空気排出口に対向して流れ制御ユニットを配置し、当該流れ制御ユニットは、用紙が通常モードか両面モードかに応じて送風手段からの空気流の進路を切り替える装置の開示がある(特許文献3)。
特開2008−90198号公報 特開2008−90199号公報 特開2001−255807号公報
しかしながら、定着後にシートを搬送するための搬送路が複数ある場合にはそれぞれの搬送路に送風ファンと排気ダクトを設けるか、複数の搬送路と送風ファンと排気ダクトをつなぐ連通ダクトを配置する必要があった。複数の搬送路の連通ダクトが常時連通したままであると、使用していない搬送路にも空気が流れてしまう。また、特許文献3の装置では、流れ制御ユニットの分離爪部材を回転させて空気流の進路を切り替えているが、分離爪部材は搬送路が分岐した後の搬送路のガイドと当接する。そのため、使用していない搬送路(用紙が搬送されない搬送路)にも空気流が流れ込んでしまう(特許文献3の図2参照)。そのため、使用している搬送路に十分な送風を行うためには、使用していない搬送路に流れる空気も加味して、必要以上の送風を行う必要があり、送風ファンの強力化、大型化が必要であった。つまり、複数の搬送路に対して水蒸気排気に十分な送風をしようとすると、コスト高となったり装置が大型化したりするという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、複数の搬送路を備えるシート搬送装置において、複数の搬送路に対する送風を簡易な構成で行うことを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のシート搬送装置は、シートが搬送される第一の搬送路を形成する第一のガイド部と、前記第一のガイド部のシート搬送方向の下流側に配置され、シートが搬送される第二の搬送路を形成する第二のガイド部と、前記第一のガイド部のシート搬送方向の下流側に配置され、シートが搬送される第三の搬送路を形成する第三のガイド部と、シートを前記第一の搬送路から前記第二の搬送路にガイドする第1の位置と、シートを前記第一の搬送路から前記第三の搬送路にガイドする第2の位置と、に移動可能に設けられた可動ガイド部と、前記第一のガイド部に設けられた送風穴を通して前記第一の搬送路の外側から前記第一の搬送路の内側に風を送る送風部と、を備え、前記可動ガイド部が前記第1の位置と前記第2の位置にある時、前記可動ガイド部と前記第一のガイド部は、互いに面接触するように設けられており、前記可動ガイド部が前記第1の位置にある時に、前記送風穴を通って前記第一の搬送路の外側から内側に送られた風は、前記可動ガイド部によって前記第二の搬送路に案内され、前記第二のガイド部に設けられた排気穴を通って前記第二の搬送路の外側に排出され、前記可動ガイド部が前記第2の位置にある時に、前記送風穴を通って前記第一の搬送路の外側から内側に送られた風は、前記可動ガイド部によって前記第三の搬送路に案内され、前記第三のガイド部に設けられた排気穴を通って前記第三の搬送路の外側に排出されること、を特徴とする。
本発明によれば、複数の搬送路を備えるシート搬送装置において、複数の搬送路に対する送風を簡易な構成で行うことができる。
シート処理装置を備える画像形成装置を示す断面図 システムブロック図 パンチャを示す断面図 パンチャの制御ブロック図 動作フローチャート 実施形態1に係る搬送装置の送風部を示す図(パンチパスへ送風) 実施形態1に係る搬送装置の送風部を示す図(バイパスへ送風) 実施形態1に係るフラッパの斜視図 図6の矢印Xの方向から視た斜視図 図7の矢印Yの方向から視た斜視図 実施形態2に係る搬送装置の送風部を示す図(パンチパスへ送風) 実施形態2に係る搬送装置の送風部を示す図(バイパスへ送風)
(実施形態1)
以下、本発明を実施するための第一の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置及びシート処理装置の構成図である。図1に示すように、画像形成装置は、画像形成を行う画像形成部である画像形成装置本体600と、これに接続したパンチャ200、フィニッシャ100を有している。このため、画像形成装置本体600から排出されるシートは、接続されたパンチャ200、フィニッシャ100で処理することができる。なお、画像形成装置本体600は、パンチャ200やフィニッシャ100に接続しないで、単独でも使用できるようになっている。また、図1では、画像形成装置本体600とパンチャ200等とが外部接続されるようになっているが、画像形成装置本体600と、パンチャ200、フィニッシャ100を一体として画像形成装置を構成してもよい。ここで、ユーザが画像形成装置本体600に対して各種入力/設定を行うため操作部601に臨む位置を画像形成装置の正面手前側(以下、手前側)といい、装置背面側を奥側という。図1は、装置手前側から見た画像形成装置の構成を示したものである。パンチャ200、フィニッシャ100は画像形成装置本体600の側部に接続される。
画像形成装置本体600内のカセット909a、909bから供給されたシートSは、それぞれ画像形成部を構成するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光ドラム914a、914b、914c、914d等によって、4色のトナー像を転写される。そして、定着器904に搬送されてトナー画像を定着され、片面の画像形成モードであれば、そのまま、排出ローラ対907から装置本体外に排出される。両面の画像形成モードであれば、シートSは定着器904から反転ローラ905に受け渡され、シートの搬送方向の後端が反転フラッパ部Pを超えると反転ローラ905を反回転させ、搬送方向と逆の両面搬送ローラ906a〜906fの方向へ搬送する。そして、再度、裏面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光ドラム914a〜914d等によって、4色のトナー像を転写される。両面に転写されたシートSは再度定着器904に搬送されてトナー画像を定着し、排出ローラ対907から装置本体外に排出される。
図2は画像形成装置を制御する画像形成装置制御部のブロック図である。
CPU回路部630は、CPU629、ROM631、RAM655を有している。CPU回路部630は、原稿給送装置制御部632、イメージリーダ制御部633、画像信号制御部634、プリンタ制御部635、フィニッシャ制御部636、パンチャ制御部638、外部インターフェイス637を制御している。CPU回路部630は、ROM631に格納されているプログラム及び操作部601の設定に従って制御する。原稿給送装置制御部632は、原稿給送装置650を制御する。イメージリーダ制御部633はイメージリーダを制御する。プリンタ制御部635は画像形成装置本体600を制御する。パンチャ制御部638はパンチャ200を制御する。フィニッシャ制御部636はフィニッシャ100を制御する。本実施の形態において、パンチャ制御部638はパンチャ200、フィニッシャ制御部636をフィニッシャ100に搭載した構成について説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、CPU回路部630と一体的に画像形成装置本体600に設け、画像形成装置本体600側からパンチャ200、フィニッシャ100を制御するようにしてもよい。
RAM655は、制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部インターフェイス637は、コンピュータ(PC)620からのインターフェイスであり、プリントデータを画像に展開して画像信号制御部634へ出力する。イメージリーダ制御部633から画像信号制御部634へは、イメージセンサで読み取られた画像が出力され、画像信号制御部634からプリンタ制御部635へ出力された画像は露光制御部へ入力される。
パンチャ制御部638はパンチャ200に搭載され、画像形成装置のCPU回路部630と情報のやり取りを行うことによってパンチャ全体の駆動制御を行う。フィニッシャ制御部636はフィニッシャ100に搭載され、画像形成装置のCPU回路部630と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行う。このパンチャ制御部638、フィニッシャ制御部636は、様々なモータおよびセンサを制御している。
<パンチャ>
図3はパンチャ200の断面図である。パンチャ200は、画像形成装置本体600から排出されたシートを搬送路A(第一の搬送路)に取り込む。取り込んだシートは、穿孔処理を行うパンチパスB(第二の搬送路)と、穿孔処理をせずに下流のフィニッシャ100に受け渡すバイパスC(第三の搬送路)に選択的に搬送される。搬送路Aを通って搬送されるシートの搬送路は、可動ガイド部材であるフラッパ217で選択的にパンチパスBとバイパスCとに切り替えられる。
パンチャ200でのシート処理は、画像形成装置本体600に設けられた操作部601によるユーザの設定に応じて動作する。
画像形成装置本体600から排出されたシートは、パンチャ200の入口ローラ対202に受け渡される事になる。この時、入口センサ201によりシートの受渡しタイミングも同時に検知されている。
シートに何も処理をしない場合はフラッパ217によりバイパスCにガイドされ、搬送ローラ対203、204、205、排出ローラ対206により搬送され、下流のフィニッシャ100に受け渡される。
シートに穿孔処理を施す場合はフラッパ217によりパンチパスBに搬送路が切り替えられる。シートは、搬送ローラ対208、211、252で処理部に搬送される。シートは、シート端検知センサ213でシート端を検知される。そして、搬送方向の所定位置に停止させられたシートは、穿孔ユニット220により孔があけられる。孔があけられたシートは再び搬送され、搬送ローラ対209、210、214、215、216、排出ローラ対206により搬送され、下流のフィニッシャ100に受け渡される。
図4は、パンチャの制御ブロック図である。パンチャ制御部638は、マイコン(CPU)701、RAM702、ROM703、入出力部(I/O)705、通信インターフェイス706、ネットワークインターフェイス704を有している。搬送制御部707は、フラッパ217を駆動するソレノイドSL1、搬送モータM5、M6、M7、送風ファン301を制御する。穿孔駆動制御部708は、穿孔駆動モータM1を制御する。I/O705の入力ポートには、各種センサ信号が入力される。I/O705の出力ポートには、不図示の制御ブロックや、不図示の各種ドライバを介して接続された各駆動系に接続されている。
<穿孔モード動作の説明>
シートに穿孔処理を施す穿孔モードの動作に関して図5のフローチャートで説明する。
操作部601で処理モードを選択(STEP1)、通紙サイズ、枚数、紙種を選択して(STEP2)、コピースタートする(STEP3)と、プリントが開始される。パンチャ200の送風ファン301が作動し(STEP4)、穿孔モードの場合(STEP5でYES)は、フラッパソレノイドSL1が作動してパンチパスBに切り替えられる(STEP6)。搬送モータM5が駆動し、搬送ローラ対202〜206が回転する(STEP7)。そして、搬送モータM6が駆動し、搬送ローラ対208、211、252が回転する(STEP8)。シートが画像形成装置本体600からパンチャ200へ受け渡されると、入口センサ201がONする(STEP9)。そして、搬送されたシートの先端がシート端検知センサ213で検知される(STEP10)と所定距離搬送されて停止する(STEP11)。これによりシート搬送方向のパンチ孔位置を決定する。そして、穿孔駆動モータM1を所定穿孔速度で1回転駆動させて穿孔処理を行う(STEP12、STEP13)。その後、搬送モータM6、搬送モータM7を駆動させて搬送ローラ対208、211、252、209、210、214〜216を回転(STEP14、STEP15)し、シートを搬送する。パンチャ200からフィニッシャ100へと受け渡す。パンチャ機外への排出完了は排出センサ207で検知される(STEP16、STEP17)。そして、搬送モータM6、搬送モータM7を停止させて搬送ローラ対208、211、252、209、210、214〜216を停止する(STEP18、STEP19)。シートがラスト紙でない場合は、STEP8〜19を繰り返す(STEP20)。ラスト紙の場合は搬送モータM5を停止し(STEP21)、フラッパソレノイドSL1をOFFし(STEP22)、送風ファン301をOFFし(STEP23)、JOBを完了する。
<スルーモード動作の説明>
次にシートのスルーモードの動作を説明する。スルーモードは、穿孔処理を行わないシートをバイパスCに送るモードである。バイパスCは、パンチパスBよりも経路が短いため、スルーモードを選択するとシートの排出が速くなされる。
操作部601で処理モードを選択(STEP1)、通紙サイズ、枚数、紙種を選択して(STEP2)、コピースタートする(STEP3)と、プリントが開始される。パンチャ200の送風ファン301が作動し(STEP4)、スルーモードの場合(STEP5でNO)は、フラッパソレノイドSL1が作動せずバイパスCのままとなる。搬送モータM5が駆動し、搬送ローラ対202〜206が回転する(STEP51)。シートが画像形成装置本体600からパンチャ200へ受け渡されると、入口センサ201がONする(STEP52)。シートはバイパスCを通過し、パンチャ機外への排出完了は排出センサ207で検知される(STEP53、STEP54)。シートがラスト紙でない場合は、STEP52〜54を繰り返す(STEP55)。ラスト紙の場合は搬送モータM5を停止し(STEP56)、送風ファン301をOFFし(STEP57)、JOBを完了する。
<シート搬送装置の送風部の説明>
図6、図7はシート搬送装置の送風部の構成を示した図である。
実施形態1におけるシート搬送装置はパンチャ200である。パンチャ200は、搬送されたシートを穿孔処理するパンチパスBと、そのまま通過させるバイパスCとの切り替えを行う。パンチャ200は、搬送路A、パンチパスB、バイパスCを構成する搬送ガイド293等と、フラッパ217とを備えている。
搬送路Aは、第一のガイド部である、搬送ガイド293、295により形成されている。パンチパスBは、第二のガイド部である搬送ガイド293、296、297、298で形成されている。バイパスCは、第三のガイド部である、搬送ガイド294、295で形成されている。搬送路A、パンチパスB、バイパスCは、図6、図7における点線で定義される(後述する図11、図12も同様)。図6、図7から明らかなように、搬送ガイド293の一部は搬送路Aの一部を構成し、搬送ガイド293の別の一部はパンチパスBの一部を構成する。同様に、搬送ガイド295の一部は搬送路Aの一部を構成し、搬送ガイド295の別の一部はバイパスCの一部を構成する。
第一のガイド部である搬送ガイド293は、フラッパ217よりもシートの搬送方向の上流側に送風穴(通気部)302を備えている。搬送路Aの外側に設けられた送風ファン(送風部)301から送風された風は送風穴302を通して搬送路Aに流れ込む。なお、シートが搬送される搬送ガイド293、295の内側の領域を搬送路Aの内側とし、それ以外の部分を搬送路Aの外側とする。フラッパ217は、送風穴302よりもシートの搬送方向下流側に回転支軸を持っており、回転することによりシートの搬送路をパンチパスBと、バイパスCに切り替える。即ちフラッパ217は、シートの搬送路をパンチパスBとする第1の位置(図6参照)と、シートの搬送路をバイパスCとする第2の位置(図7参照)とに移動可能に設けられている。
図6は穿孔モードの場合で、フラッパ217によりシートの搬送路がパンチパスBに切替えられている。搬送路Aの外に設けられた送風ファン(送風部)301から送風された風W1は、図のように搬送ガイド293に当たり、搬送ガイド293に沿って流れ、送風穴302を通して搬送路内に吹き込まれる。送風穴302を形成する搬送ガイド293において、シート搬送方向の下流側の部分を送風穴下流部α、シート搬送方向の上流側の部分を送風穴上流部βとする。送風穴下流部αは、送風穴上流部βよりも、送風ファン301から送風される風の流路γの方向において、送風ファン301に近くなるように段差303が設けられている。ここでいう風の流路γの方向は、送風ファン301から送風された直後の風の流路を指すものであり、風が搬送ガイド293に当たり流路の方向が変わった後のものを指すものではない。そのため、送風ファン301の風は、搬送ガイド293に当たり、搬送ガイド293に沿って流れ、送風穴302を通し搬送路内に吹き込まれる。フラッパ217の上流先端上面が搬送ガイド295に接触しており、吹き込まれた風はフラッパ217によりパンチパスBにのみ流れるようになっており、シート搬送に使用する搬送路に集中して送風される。そして、搬送ガイド297、298に設けられた排気穴(第一の排気口)304から搬送路外へと排気される。これにより搬送路内のシートから排出された水蒸気を含む空気が搬送路外へ排気され、結露を防いでいる。
図7はスルーモードの場合で、フラッパ217によりシートの搬送路がバイパスCに切替えられている。フラッパ217の上流先端下面が搬送ガイド293に接触しており、送風ファン301から送られた風はパンチパスBに流れ込まず、シート搬送に使用するバイパスCに集中して送風される。そして、搬送ガイド294、295に設けられた排気穴304から搬送路外へと排気される。これにより搬送路内のシートから排出された水蒸気を含む空気が搬送路外へ排気され、結露を防いでいる。
図8は、フラッパ217の斜視図である。図9は、搬送ガイド295とフラッパ217との当接状態を説明する図であり、図6の矢印Xの方向から視た図である。なお、図9において、搬送ガイド293は不図示としている。図10は、搬送ガイド293とフラッパ217との当接状態を説明する図であり、図7の矢印Yの方向から視た図である。
フラッパ217の搬送面306、307はシートの搬送方向と直交方向(図6、7の紙面と垂直な方向)に平面となっており凹凸がない。また、搬送面306、307と接触する面303、308も平面となっており凹凸がない。そのため、フラッパ217と搬送ガイド293(295)とは面接触するようになっており、フラッパ217と搬送ガイド293(295)との間に隙間が形成されにくくなっている。これにより必要な搬送路外へ送風が漏れないようにしている。フラッパ217と搬送ガイド293、295の互いに接しない部分は搬送抵抗を減らすリブなどの凹凸があっても構わない。
また、シートを冷却すると水蒸気が発生しにくくなる。このため、搬送ガイド293〜298は鉄製であるのに対し、フラッパ217は、鉄よりも熱伝導率の大きいアルミ材で形成されている。このようにすることで、シートがフラッパ217に接しながら搬送される間に、フラッパ217がシートの熱を奪いやすいようにしている。熱を奪ったフラッパ217は昇温するが送風ファン301の送風により熱が奪われて冷めやすいようになっている。シートを冷却するという観点で言えば、通常、鉄やモールドで作られている搬送ガイドも、熱伝導率の大きい材質(アルミ)で作ることにより、フラッパ217だけをアルミ材で作った場合よりもシートを冷却するという効果は大きい。しかし、熱伝導率の大きい材質(アルミ)を使うことで製造コストが上がってしまう。このため、風にさらされてシートから奪った熱が冷めやすいフラッパのみ熱伝導率の大きい材質(アルミ)とすることで、費用対効果を上げている。
フラッパ217は、シートの搬送方向と直交方向に連続的に設けられている。フラッパ217のシートの搬送方向と直交方向をシート幅方向として、少なくとも搬送路Aを搬送されるシートの最大の幅方向長さLよりも長く設けられている。このようにすることで、送風により冷却されたフラッパ217にシートが当接し、シートが冷却されることとなる。
以上説明したように、複数の搬送路が配置されている場合でも、搬送路切り替えのフラッパ217が送風切り替えの手段を兼ねることにより、複数の搬送路の各々にファンを配置する必要がない。また、ファンから複数の搬送路の各々に送風を導くダクトを配置する必要がない。また、フラッパ217は、搬送路Aを形成する搬送ガイド293、295と当接可能に設けられている。そのため、フラッパ217がシートの搬送路をパンチパスBとする第1の位置にいる場合は、フラッパ217は送風ファンからの送風がバイパスCに流れ込むことを抑制できる。一方、フラッパ217がシートの搬送路をバイパスCとする第2の位置にいる場合は、フラッパ217は送風ファンからの送風がパンチパスBに流れ込むことを抑制できる。このように、簡易な構成で複数の搬送路のうち必要な搬送路にのみ集中して送風することができる。
(実施形態2)
実施形態2は、搬送路外の送風ファン(送風手段)301から送風された風を、通気部に送るためのダクト305を設けている点が特徴である。その他の構成に関しては実施形態1と同様の構成及び動作のため説明を省略する。
図11、図12は送風部の構成を示した図である。
搬送路Aは、第一のガイド部である、搬送ガイド293、295により形成されている。パンチパスBは、第二のガイド部である搬送ガイド293、296、297、298で形成されている。バイパスCは、第三のガイド部である、搬送ガイド294、295で形成されている。
第一のガイド部である搬送ガイド293は、フラッパ217よりもシートの搬送方向の上流側に送風穴(通気部)302を備えている。実施形態2では、送風ファン(送風手段)301から送られる風を通気部に案内するためのダクト305を設けている。ダクトを通った風W2は、直接フラッパ217に当たる。このため、フラッパ217は、風により冷却されやすくなり、シートを冷却する効果も向上する。
図11は穿孔モードの場合で、フラッパ217によりシートの搬送路がパンチパスBに切替えられている。搬送路Aの外に設けられた送風ファン(送風部)301から送風された風は、図のように送風穴302を通過してフラッパ217の搬送面下部に当たる。フラッパ217の上流先端上面が搬送ガイド295に接触しており、吹き込まれた風はフラッパ217によりパンチパスBにのみ流れるようになっており、シート搬送に使用する搬送路に集中して送風される。そして、搬送ガイド297、298に設けられた排気穴(第一の排気口)304から搬送路外へと排気される。これにより搬送路内のシートから排出された水蒸気を含む空気が搬送路外へ排気され、結露を防いでいる。
図11はスルーモードの場合で、フラッパ217によりシートの搬送路がバイパスCに切替えられている。フラッパ217の上流先端下面が搬送ガイド293に接触しており、送風ファン301から送られた風はパンチパスBに流れ込まず、シート搬送に使用するバイパスCに集中して送風される。そして、搬送ガイド294、295に設けられた排気穴304から搬送路外へと排気される。これにより搬送路内のシートから排出された水蒸気を含む空気が搬送路外へ排気され、結露を防いでいる。
(その他)
上記実施形態では、穿孔処理を行うパンチパスBと、穿孔処理を行わないバイパスCとの切り替えをおこなう搬送装置の構成で説明したがこれに限られるものではない。搬送路が複数あればよく、例えばステイプル処理等の別の処理を行う搬送路であってもよい。また、シートの両面に画像を形成するために、定着器904を通過した後のシートを再び画像形成部に搬送するための両面パスと、シートの両面に画像形成を行わない片面パスとの分岐部に本発明を適用しても良い。
また、画像形成装置として電子写真方式の画像形成部を備える例で説明を行ったがこれに限られるものではない。例えば、インクを突出して画像形成を行う画像形成装置であっても搬送路の冷却を行うような場合には本発明を適用することができる。
100 フィニッシャ
200 パンチャ
217 フラッパ
220 穿孔ユニット
293、294、295、296、297、298 搬送ガイド
301 送風ファン
302 送風穴
303 ガイド段差
304 排気穴
305 送風ダクト
306 フラッパ上面
307 フラッパ下面
308 ガイドのフラッパと接する面

Claims (11)

  1. シートが搬送される第一の搬送路を形成する第一のガイド部と、
    前記第一のガイド部のシート搬送方向の下流側に配置され、シートが搬送される第二の搬送路を形成する第二のガイド部と、
    前記第一のガイド部のシート搬送方向の下流側に配置され、シートが搬送される第三の搬送路を形成する第三のガイド部と、
    シートを前記第一の搬送路から前記第二の搬送路にガイドする第1の位置と、シートを前記第一の搬送路から前記第三の搬送路にガイドする第2の位置と、に移動可能に設けられた可動ガイド部と、
    前記第一のガイド部に設けられた送風穴を通して前記第一の搬送路の外側から前記第一の搬送路の内側に風を送る送風部と、
    を備え、
    前記可動ガイド部が前記第1の位置と前記第2の位置にある時、前記可動ガイド部と前記第一のガイド部は、互いに面接触するように設けられており、
    前記可動ガイド部が前記第1の位置にある時に、前記送風穴を通って前記第一の搬送路の外側から内側に送られた風は、前記可動ガイド部によって前記第二の搬送路に案内され、前記第二のガイド部に設けられた排気穴を通って前記第二の搬送路の外側に排出され、
    前記可動ガイド部が前記第2の位置にある時に、前記送風穴を通って前記第一の搬送路の外側から内側に送られた風は、前記可動ガイド部によって前記第三の搬送路に案内され、前記第三のガイド部に設けられた排気穴を通って前記第三の搬送路の外側に排出されること、
    を特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記送風部から送られる風を、前記送風穴に案内するダクトを有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記通気部を形成する第一のガイド部において、シート搬送方向の下流側の部分を下流側α、シート搬送方向の上流側の部分を上流部βとして、下流部αは上流部βよりも、送風部から送風される風の流路γの方向において前記送風部の近くに構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記可動ガイド部と、前記第一のガイド部とが当接する面は、平面となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. シート搬送方向と直交する方向において、前記可動ガイド部と前記第一のガイド部とは連続的に当接することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. シート搬送方向と直交する方向において、前記可動ガイド部と、前記第一のガイド部とが当接する面の長さは、搬送されるシートの最大長さ以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記可動ガイド部は、前記第二のガイド部又は前記第三のガイド部よりも熱伝導率の大きい材質で構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記可動ガイド部は、前記送風穴よりもシートの搬送方向の下流側に回転支軸を持ったフラッパであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 第二の搬送路に搬送されたシートは、シートに対する処理が行わることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記処理は、シートに対する穿孔処理であることを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
  11. シートに対して画像を形成する画像形成部と、
    前記シートを搬送する請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備えた画像形成装置。
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