JP2010072170A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2010072170A JP2008237673A JP2008237673A JP2010072170A JP 2010072170 A JP2010072170 A JP 2010072170A JP 2008237673 A JP2008237673 A JP 2008237673A JP 2008237673 A JP2008237673 A JP 2008237673A JP 2010072170 A JP2010072170 A JP 2010072170A
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直人 吉野
Hiroyuki Koide
弘行 小出
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Abstract

【課題】両面記録する際に、片面記録済みの記録材の保有温度を下げて作像部に対する不要な熱影響を軽減すると共に余分な機内温度上昇を防ぐ。
【解決手段】作像部3と、作像部3にて形成された記録材2上のトナー像に対し加熱を与えて定着する定着装置4と、記録材供給部5から供給された記録材2が作像部3及び定着装置4を経て装置筐体1外に位置する記録材排出部6に排出搬送される通常搬送経路7と、この通常搬送経路7のうち記録材排出部6の直前に位置する経路部分を排出経路8とし、通常搬送経路7に対して迂回すると共に排出経路8から逆方向に戻された記録材2を反転させて作像部3の上流側に戻す戻し搬送経路9と、排出経路8に対応して設けられる排出反転機構10と、排出経路8に対応して設けられて排出経路8中の記録材2を冷却し、装置筐体1外の外気を吸入し且つ冷却後の冷却風を装置筐体1外に排出する冷却装置11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式等の画像形成装置にてトナー像を定着する際、加熱による定着方式が知られている。そして、このような定着方式を用いて記録材の両面に定着トナー像の形成を行う場合、一旦作像部にてトナー像が形成され且つ定着された片面記録済みの記録材を反転搬送し、この反転搬送された記録材の裏面側に再度作像部にて新たなトナー像を形成するようにしている。
一方、定着時に加熱された記録材の熱を冷却する方式が各種知られている。特許文献1には、シート積載部に排出されるシート(記録材)同士の貼り付きを防ぐために、シート積載部に排出されたシートを上方から吹き付ける空気によって冷却する方式の画像形成装置が提案されている。また、特許文献2には、両面印刷時の機内温度上昇を抑えるために、両面ユニット内の反転トレイに搬送された用紙を冷却するようにした画像形成装置が提案されている。更に、特許文献3には、排出されるシートの貼り付きを防ぐために、排出部材からシートが排出される際に排出部材の回転を一時停止し、排出部材から排出されている状態のシートに対し送風して冷却するものが開示されている。更にまた、特許文献4には、定着手段の出口側に記録材を搬送するローラを有し、このローラに複数の空気吹き出し口を設け、外気をこのローラを経由して記録材にあて、その後、排紙トレイ上の記録材と排紙される記録材との間に排気する方式が提案されている。
特開2002−72729号公報(発明の実施の形態、図1) 特開2006−91705号公報(発明を実施するための最良の形態、図1) 特許第4072672号公報(実施の形態1、図3) 特許第3145754号公報(実施例、図8)
本発明の技術的課題は、片面記録済みの記録材を反転して両面記録する際に、片面記録済みの記録材の保有温度を下げて作像部に対する不要な熱影響を軽減すると共に余分な機内温度上昇を防ぐことにある。
請求項1に係る発明は、装置筐体内に設けられて記録材上にトナー像を形成する作像部と、装置筐体内に設けられ且つ作像部にて形成された記録材上のトナー像に対し加熱を与えて定着する定着装置と、装置筐体内に設けられ、装置筐体内又は外部に位置する記録材供給部から供給された記録材が前記作像部及び前記定着装置を経て装置筐体外に位置する記録材排出部に排出搬送される通常搬送経路と、この通常搬送経路のうち記録材排出部の直前に位置する経路部分を排出経路として残し、この排出経路の定着装置寄り部位及び通常搬送経路の作像部上流側部位の間にて通常搬送経路に対して迂回すると共に前記排出経路から逆方向に戻された記録材を反転させて前記作像部の上流側に戻す戻し搬送経路と、前記排出経路に対応して設けられ、記録材排出時には排出経路に記録材を通常方向に向けて搬送し且つ記録材排出部に排出すると共に、記録材反転時には一旦排出経路に記録材を通常方向に向けて搬送し且つ戻し搬送経路に向けて記録材を逆方向に搬送する排出反転機構と、前記排出経路に対応して設けられて当該排出経路中の記録材を冷却し、装置筐体外の外気を記録材冷却風として装置筐体内に吸入し且つ冷却後の冷却風を装置筐体外に排出する冷却装置とを備える画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、冷却装置は、装置筐体外に排出される冷却風を記録材排出部に吹き付けるようにした画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る画像形成装置において、冷却装置は、装置筐体に開設されて外気を装置筐体内に吸入する吸入口と、装置筐体に開設されて冷却風を装置筐体外に排出する排出口と、前記吸入口から前記排出口に至る冷却風の流れを形成する送風器とを有する画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る画像形成装置において、冷却装置は、前記排出経路より吸入口側若しくは排出口側の少なくとも一方に冷却風を導く導管を備える画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、請求項3又は4に係る画像形成装置において、前記送風器は一つである画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに係る画像形成装置において、前記排出経路は記録材を案内する対構成の案内部材にて区画されており、対構成の案内部材は冷却風が通過可能な通孔を有している画像形成装置である。
請求項7に係る発明は、請求項6に係る画像形成装置において、前記案内部材は金属製のもので構成される画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかに係る画像形成装置において、更に、装置筐体内の予め規定された位置の温度を検知する温度検知器と、この温度検知器による検知結果が予め決められた温度を超える場合には、反転される記録材に対する冷却能力が前記温度検知器による検知結果が予め決められた温度以下の場合に比べて高まるように記録材の搬送速度及び送風器の送風能力の少なくとも一方を変更する冷却能力変更機構とを備える画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る画像形成装置において、冷却能力変更機構は、冷却能力を高める条件では排出反転機構にて反転される記録材を予め決められた時間だけ一旦停止させる画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、片面記録済みの記録材を反転して両面記録する際に、片面記録済みの記録材の保有温度を下げて作像部に対する不要な熱影響を軽減できると共に余分な機内温度上昇を防ぐことができる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、記録材排出部に向かって冷却風を吹き付けることで、記録材排出部上の記録材の冷却も容易になされ、記録材排出部での記録材同士の貼り付きを抑えることもできるようになる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、簡単な構成で冷却風の有効な流れを形成することができるようになる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、導管による冷却風の規制により冷却効果がより有効に発揮されるようになると共に余分な機内温度変化を防ぐようにもなる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、冷却装置の構成を簡略化できると共に小型化が可能になる。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、冷却時に際しても記録材の姿勢が良好に保たれ、安定した搬送がなされるようになる。
請求項7に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、案内部材自体からの放熱効果が助長され、一層記録材の冷却効果が発揮されるようになる。
請求項8に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、雰囲気条件により適合した記録材の冷却ができるようになる。
請求項9に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、記録材の有効な冷却がなされ、作像部への影響を一層軽減できるようになる。
先ず、本発明が適用される実施の形態の概要について説明する。
◎実施の形態の概要
図1は本発明を具現化する代表モデルに係る画像形成装置の概要を示す。同図において、画像形成装置は、装置筐体1内に設けられて記録材2上にトナー像を形成する作像部3と、装置筐体1内に設けられ且つ作像部3にて形成された記録材2上のトナー像に対し加熱を与えて定着する定着装置4と、装置筐体1内に設けられ、装置筐体1内又は外部に位置する記録材供給部5から供給された記録材2が作像部3及び定着装置4を経て装置筐体1外に位置する記録材排出部6に排出搬送される通常搬送経路7と、この通常搬送経路7のうち記録材排出部6の直前に位置する経路部分を排出経路8として残し、この排出経路8の定着装置4寄り部位及び通常搬送経路7の作像部3上流側部位の間にて通常搬送経路7に対して迂回すると共に排出経路8から逆方向に戻された記録材2を反転させて作像部3の上流側に戻す戻し搬送経路9と、排出経路8に対応して設けられ、記録材排出時には排出経路8に記録材2を通常方向に向けて搬送し且つ記録材排出部6に排出すると共に、記録材反転時には一旦排出経路8に記録材2を通常方向に向けて搬送し且つ戻し搬送経路9に向けて記録材2を逆方向に搬送する排出反転機構10と、排出経路8に対応して設けられて排出経路8中の記録材2を冷却し、装置筐体1外の外気を記録材冷却風として装置筐体1内に吸入し且つ冷却後の冷却風を装置筐体1外に排出する冷却装置11とを備えている。
ここで、定着装置4は、加熱を与えてトナーを定着するようにしたものであればよく、記録材2を挟んで直接加熱加圧するようにしてもよいし、例えばハロゲンランプ等を用い記録材2から離間した状態で加熱する方式のものであってもよい。
また、記録材排出部6は、例えば装置筐体1表面に固定的に設けるものであってもよいし、開閉式の専用排出部を設けるものであってもよく、あるいは、例えば装置筐体1上部に画像読取装置を備える態様にあっては、画像読取装置との間の空間部に記録材排出部6を設けるようにしてもよい。
更に、冷却装置11は排出経路8に対応して設けられるもので、排出反転機構10にて排出経路8内を通常方向若しくは逆方向に搬送される記録材2に外気からの冷却風を吹き付けて冷却するようにしたもので、冷却装置11による冷却タイミングは、記録材2が排出反転機構10にて記録材排出部6側に搬送されるタイミングや戻し搬送経路9側に向かって搬送されるタイミングのいずれでもよく、更には、双方に亘ったタイミングであっても差し支えない。ただし、記録材2への冷却効果を高めるには、双方に亘ったタイミングで冷却する方がよい。そして、冷却装置11は、両面記録時の片面記録済みの記録材2に対して冷却を行うようになっていれば、片面記録時に記録材排出部6に排出される記録材2に対しても冷却を行うようにしても差し支えない。
ここで、冷却装置11による冷却効果について説明する。
今、このような冷却装置11による記録材2の冷却を行わずに、片面記録された記録材2をそのまま両面記録しようとすると、片面記録時に定着装置4によって加熱されたままの記録材2が戻し搬送経路9を経てそのまま作像部3に至るようになり、作像部3自体の温度を上昇させるようになる。このような温度上昇は、作像部3が、特に温度による伸縮が問題となるようなベルト部材を用いるような態様であれば、その影響が顕著に現れ、ベルト部材として例えば転写ベルトを用いる場合には、転写ベルトでの記録材2の搬送速度が不安定になったり、転写ベルト自体が蛇行するようにもなり、画像汚れ等の画質欠陥を招く虞がある。そのため、両面記録を行うに際しては記録材2が加熱されていない状態で作像部3に到達することが必要になる。そして、このような作像部3でのベルト部材の適用例としては、例えば中間転写ベルトを用いるものも挙げられ、この場合も同様に熱の影響を軽減する必要がある。このように、両面記録時の記録材2の冷却が重要となる。
一方、記録材2を冷却した冷却風を装置筐体1内に排出するようにすると、余分な機内温度上昇を招き、作像部3での画質劣化に繋がる虞がある。そのため、記録材2を冷却する冷却風の流れも重要となる。
本形態モデルの冷却装置11は、装置筐体1外から外気を吸入した冷却風を記録材2に対して吹き付けた後に、装置筐体1外に排出することで、記録材2の冷却や、冷却風の流れを考慮したものとなっている。そのため、冷却装置11としては、排出経路8中の記録材2を吸入された冷却風を用いて冷却し且つ冷却後の冷却風を装置筐体1外に排出するようになっていれば冷却風の流れの方向は特に限定されず、いずれの方向であっても差し支えない。
そして、このような冷却装置11での冷却風をより有効に利用する観点からすれば、冷却装置11は、装置筐体1外に排出される冷却風を記録材排出部6に吹き付けるようにすることが好ましい。
また、簡単な構成で装置筐体1内の有効な冷却風の流れを形成する観点から、冷却装置11は、装置筐体1に開設されて外気を装置筐体1内に吸入する吸入口12と、装置筐体1に開設されて冷却風を装置筐体1外に排出する排出口13と、吸入口12から排出口13に至る冷却風の流れを形成する送風器14とを有することが好ましい。ここで、送風器14の代表的態様としては送風ファンやブロアが挙げられるが、送風器14は吸入口12から排出口13に至る流路のいずれの箇所に設けられていてもよく、記録材2に対して吸入口12から冷却風を吹き付ける側に設けるようにしてもよいし、排出口13側に設けて吸入口12から外気を吸引するようにしてもよい。更には送風器14を複数設けるようにしても差し支えないが、装置構成を小型、簡略化する観点からすれば、送風器14は一つが好ましい。
そして、冷却風の流れを規制し冷却装置11での冷却効果を向上させる観点から、冷却装置11は、排出経路8より吸入口12側若しくは排出口13側の少なくとも一方に冷却風を導く導管(所謂ダクト)15を備えることが好ましい。このとき、導管15を吸入口12側及び排出口13側の双方に設けるようにすれば、一層冷却効果が向上するようになる。
また、排出反転機構10にて通常方向若しくは逆方向に搬送される記録材2が冷却装置11からの冷却風が当たっても安定した搬送姿勢を維持する観点から、排出経路8は記録材2を案内する対構成の案内部材16にて区画されており、対構成の案内部材16は冷却風が通過可能な通孔を有していることが好ましい。
このような案内部材16は、記録材2を両面から挟むように対構成で設けられるが、記録材2の搬送に支障がない状態であれば、対構成の部材を一体的に構成するようにしても差し支えない。そして、案内部材16は、記録材2の搬送性に支障を与えないように、記録材2の搬送方向に沿っては継ぎ目等がないように一つの部材で構成されていることが好ましい。更に、案内部材16の通孔は、記録材2の搬送を損なうような形状でなければよく、例えば複数の小孔やスリットが開けられたものであってもよいし、案内部材16自体が線状要素を網状に編んだものであっても差し支えない。更にまた、案内部材16自体からの放熱効果を助長する観点からすれば、案内部材16は金属製のものとすることが好ましい。
また、雰囲気条件に合わせて冷却装置11の冷却能力を変化させる観点から、更に、装置筐体1内の予め規定された位置の温度を検知する温度検知器と、この温度検知器による検知結果が予め決められた温度を超える場合には、反転される記録材2に対する冷却能力が前記温度検知器による検知結果が予め決められた温度以下の場合に比べて高まるように記録材2の搬送速度及び送風器14の送風能力の少なくとも一方を変更する冷却能力変更機構とを備えることが好ましい。このとき、冷却能力を高めるには、例えば記録材2を一時的に停止させたり、搬送速度を遅くするようにしてもよいし、送風器14の送風能力を上げるようにしてもよい。また、両者を組み合わせるようにしてもよい。尚、能力の切り替えは複数段に分かれるようになっていても差し支えない。
そして、冷却能力変更機構による簡単且つ効果的な冷却をする観点から、冷却能力変更機構は、冷却能力を高める条件では排出反転機構10にて反転搬送される記録材2を予め決められた時間だけ一旦停止させるようにすることが好ましい。このときの一旦停止の時期は、例えば排出反転機構10によって記録材2が通常方向若しくは逆方向に搬送されるいずれのタイミングでもよく、また、通常方向及び逆方向の二回に亘って停止するようになっていても差し支えない。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は、上述した実施の形態モデルが適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。同図において、画像形成装置は、装置筐体20内に設けられて記録材S上にトナー像を形成する作像部30と、装置筐体20内に設けられ且つ作像部30にて形成された記録材S上のトナー像に対し加熱を与えて定着する定着装置50と、装置筐体20内に設けられ、装置筐体20内の記録材供給部22から供給された記録材Sが作像部30及び定着装置50を経て装置筐体20の外表面に設けられた記録材排出部21に排出搬送される通常搬送経路27と、この通常搬送経路27のうち記録材排出部21の直前に位置する経路部分を排出経路28として残し、この排出経路28の定着装置50寄り部位及び通常搬送経路27の作像部30上流側部位の間にて通常搬送経路27に対して迂回すると共に排出経路28から逆方向に戻された記録材Sを反転させて作像部30の上流側に戻す戻し搬送経路81と、排出経路28に対応して設けられ、記録材排出時には排出経路28に記録材Sを通常方向に向けて搬送し且つ記録材排出部21に排出すると共に、記録材反転時には一旦排出経路28に記録材Sを通常方向に向けて搬送し且つ戻し搬送経路81に向けて記録材Sを逆方向に搬送する排出反転機構60と、排出経路28に対応して設けられて排出経路28中の記録材Sを冷却し、装置筐体20外の外気を記録材冷却風として装置筐体20内に吸入し且つ冷却後の冷却風を装置筐体20外に排出する冷却装置70等を備えている。
作像部30は、トナー像を保持する感光体31と、感光体31を帯電する帯電装置32と、帯電された感光体31を露光することで静電潜像を形成する露光装置33と、感光体31の静電潜像をトナーにて顕像化する現像装置34と、感光体31上のトナー像を記録材供給部22から供給された記録材S上に転写する転写装置40と、転写後の感光体31上の残留トナーを清掃する清掃装置35と、現像装置34にトナーを補給するトナー補給装置36等で構成されている。
ここで、転写装置40は、転写ベルト41を二つの張架ロール42,43に掛け渡したもので、転写ベルト41の裏面側で感光体31と対向する位置には、感光体31上のトナー像を転写ベルト41上に搬送される記録材Sに転写する転写ロール44が設けられ、転写ロール44には感光体31との間で所定の転写バイアスが加えられるようになっている。このような転写ベルト41を用いた転写装置40では、高湿環境下に比較的薄い記録材Sを使用した場合であっても、転写効率、分離効果共に優れた特徴を有するものとなっている。尚、符号45は、転写ベルト41上を清掃するブレードである。
また、定着装置50は、例えば加熱ロール51と加圧ロール52との組合せによるものであって、両者の間に記録材Sが挟持搬送されることで十分な加熱及び加圧が与えられ、トナーが定着されるようになっている。
更に、記録材供給部22は、装置筐体20内の下方位置に設けられ、記録材供給容器23内に収容された記録材Sを捌き機構24によって一枚ずつ供給できるようになっている。
次に、本実施の形態における記録材搬送系について説明する。本実施の形態では、記録材供給部22から供給された記録材Sは、搬送ロール25を経由して位置決めロール26に搬送される。位置決めロール26では、記録材Sを一旦位置決めした後、所定のタイミングで下流側の転写部位(感光体31と転写ロール44とが対向する部位)に搬送するようになっている。そして、転写を終えた記録材Sは、定着装置50から排出反転機構60を経由して記録材排出部21に排出されて収容される。つまり、本実施の形態では、記録材供給部22から供給された記録材Sが位置決めロール26、転写部位、定着装置50を経由して記録材排出部21に至る通常搬送経路27と、この通常搬送経路27の下流端側の一部を排出経路28とし、この排出経路28に対応して排出反転機構60が設けられている。更に、排出経路28の下流端から両面搬送装置80を経由して位置決めロール26の上流側に至る戻し搬送経路81が設けられている。尚、両面搬送装置80には記録材Sを搬送するための搬送ロールが所定間隔で設けられる一方、搬送される記録材Sを搬送案内する搬送案内部材が適宜設けられている。
次に、本実施の形態における排出反転機構60及び冷却装置70について詳述する。
図3に示すように、排出反転機構60は排出経路28に対応して設けられており、本例では、記録材排出部21の上方に開設された装置筐体20(図2参照)の開口に対応して設けられ且つ反転動作可能な排出反転ロール61と、排出経路28の入口側にて排出反転ロール61と隣り合うように設けられた定着後搬送ロール62と、この定着後搬送ロール62の一方の回転軸に揺動自在に設けられ且つ通常搬送経路27と戻し搬送経路81との分岐位置にて記録材Sの搬送方向を切り替える切替器63とで構成されている。
また、本実施の形態の排出経路28には、搬送される記録材Sの姿勢を保持して案内する一対の案内部材29(29a,29b)が記録材Sの両面を挟むように設けられている。本実施の形態の案内部材29は、図4に示すように、排出経路28の上方にある上方側案内部材29aと下方にある下方側案内部材29bとが共に金属板で構成された対構成のものとなっており、複数の通孔であるスリット291が全面に亘って設けられている。そして、例えば装置筐体20から設けられたブラケットに固定されるようになっている。
また、案内部材29のスリット291は、記録材Sがいずれの方向に搬送されても搬送される記録材Sが引っ掛かることがない程度の大きさに開口されており、更に、案内部材29自体も継ぎ目のない一枚構成のものとなっている。尚、ここでは、案内部材29を板状部材にスリット291を設けたものとしたが、例えば線材を編んだ網状の部材を用いるようにしてもよく、スリット291の形状も記録材Sの搬送に支障がない大きさであればどのような形状であっても差し支えない。
一方、冷却装置70は、図3に示すように、排出経路28に外気からの冷却風が吹き付けられるようになっており、排出反転機構60にて反転搬送される記録材Sが冷却できるようになっている。そして、本実施の形態の冷却装置70は、排出経路28を挟むように、上方の装置筐体20に外気を吸入する吸入口71を開設し、下方に装置筐体20外に向けて排出する排出口72を設けると共に、吸入口71から排出口72に至る冷却風の流れを形成する送風器73を吸入口71側に設けたものとなっている。更に、本実施の形態では、排出口72を記録材排出部21の上方に設けることで、排出口72から排出される冷却風が記録材排出部21に向かって排出されるようになっている。
更にまた、本実施の形態では、外気から吸入された冷却風を規制するように導く吸入ダクト74と排出ダクト75とが吸入口71及び排出口72に対応して夫々設けられ、吸入ダクト74による吸入口71から送風器73へ至る冷却風の流れや、排出ダクト75による案内部材29を通過した冷却風の排出口72への流れが規制されるようになっている。そのため、送風器73によって吸入口71から吸入された外気が冷却風となって排出経路28の記録材Sへ吹き付けられた後、記録材排出部21上の記録材Sをも冷却するようになっている。また、記録材Sを冷却して暖められた冷却風が直接排出口72から装置筐体20外に排出されるようになり、冷却能力が高められると共に不要な機内温度の上昇も抑えられるようになっている。
更に、本実施の形態では、雰囲気温度によって冷却能力を変更する冷却能力変更機構を備えており、本実施の形態では、転写装置40の近傍に図示外の温度センサを設け、この温度センサによる検知結果が予め決められた温度を超える場合に記録材Sの搬送を予め決められた時間だけ一旦停止させるようになっている。そのため、本実施の形態では排出反転機構60(具体的には排出反転ロール61や切替器63)の駆動制御や、送風器73の駆動制御を制御装置100にて行うようになっている。
このような制御装置100での制御フローは、図5に示すようになっている。
先ず、記録材に対する片面記録がなされる(S01)と、記録材は定着装置50によって定着された後、記録材の所定位置が排出反転ロール61に挟持されるまでに、当該記録材に対する両面記録があるかどうかの判断(S02)や、温度センサ(図示せず)による温度が規定値を超えているか否かの判断(S03)がなされる。
両面記録があり、温度が規定値を超えていると判断されると、検知された温度に応じた停止時間が選択され、送風器73をONすると共に排出反転ロール61を停止する(S04)。このとき、記録材は案内部材29内に収容された状態となっており、記録材に対する十分な冷却がなされるようになる。尚、停止時間としては、検知された温度が規定値を超えた場合、本例では、所定の停止時間が決まるようになっているが、例えば規定値を超えた場合に複数の条件に分け、夫々の条件に対する停止時間を選択する方法を採るようにしても差し支えない。
そして、停止時間が経過する(S05)と、排出反転ロール61及び切替器63を動作させて記録材を戻し搬送経路81側に向かって搬送する(S06)。このとき、一旦記録材の下流端近傍が排出反転ロール61に挟持されるように排出反転ロール61を正転させ、その後、逆転させることで記録材が逆方向に搬送されるようになる。
次に、記録材が戻し搬送経路81内に搬送された段階で送風器73をOFFし(S07)、反転された記録材の裏面側に対し両面記録を行い(S08)、切替器63及び排出反転ロール61を動作させて記録材を記録材排出部21に排出する(S09)。
一方、ステップS02で両面記録がないと判断されると、ステップS09に移行し、片面記録済みの記録材を記録材排出部21に排出する。また、ステップS03で温度が規定値を超えていないと判断されると、排出反転ロール61を停止させることなく、ステップS06に移行する。
図6(a)〜(d)は、上述の制御フローによる記録材Sの搬送状態を示したもので、(a)では片面記録済みの記録材Sが排出反転ロール61に向かって搬送されている状態を示している。記録材Sが更に搬送され、排出反転ロール61に記録材Sの先端部が挟持された段階になると、(b)のように、排出反転ロール61が停止し、送風器73による冷却風が停止している記録材Sに吹きかけられる。その後、所定の時間が経過すると、記録材Sは排出反転ロール61によって更に搬送され、(c)のように、記録材Sの後端近傍が排出反転ロール61に挟持されている条件で、排出反転ロール61は逆転する。そして、切替器63の切り替えがなされ、(d)のように、記録材Sは戻し搬送経路81に向かって搬送されるようになる。
ここでは、記録材Sが一時停止した段階から戻し搬送経路81側へ反転搬送される段階まで((b)〜(d)の間)送風器73が稼動するようにしたが、記録材Sに対する十分な冷却能力があれば、例えば(c)のように案内部材29に記録材Sがない段階では送風器73を停止したり、あるいは、(d)の段階でのみ送風器73を稼動するようにしてもよい。
更には、記録材Sの冷却を十分行うように、記録材Sの先端エッジから後端エッジまでを二回に亘って冷却するようにしてもよい。この場合、図6(a)の段階から送風器73を稼動させ、(d)の案内部材29から記録材Sが搬送し終わるまで冷却を続けるようにすればよい。
そして、本実施の形態では、図3に示すように、吸入口71から送風器73によって外気が冷却風として吸入され、この冷却風が上方側案内部材29aのスリット291(図4参照)を通して記録材Sに吹き付けられ、更に、下方側案内部材29bのスリット291を通って排出口72に達し、排出口72から装置筐体20外に排出されるようになる。また、このとき、排出口72からは記録材排出部21に向かって冷却風が吹き付けられるようになる。そのため、定着装置50での加熱に無関係な外気を冷却風として記録材Sの冷却に用いることができるようになり、冷却能力自体が高められるようになると共に、記録材排出部21上に排出された記録材Sも冷却されるようになる。
更に、金属製の案内部材29を用いることで、送風器73による冷却風が記録材Sに当たっても、記録材Sの姿勢が案内部材29で保持されて搬送姿勢が保たれ、更に、案内部材29に記録材Sが接触することで直接放熱される効果も利用され、冷却効果が一層高まるようになる。
したがって、本実施の形態では、片面記録時に定着装置50によって加熱された記録材が、そのまま両面記録時に例えば転写ベルト41の温度を上昇させるような事態の発生が避けられるようになる。
また、排出口72を記録材排出部21側に設けたことで、排出口72からの冷却風が記録材排出部21上に排出収容されている記録材の表面に吹き付けられることで、ここに排出される記録材が積層されても、記録材間での貼り付きが防止されるようになり、更に、排出反転ロール61から記録材排出部21側に出張った部分の記録材にも当たることで、両面記録時の記録材の温度低下が一層なされるようにもなる。
更に、両面記録時の記録材が冷却されることで、転写ベルト41上の付着汚れを清掃する清掃ブレードへの熱の影響が低減されるようになり、清掃不良や清掃ブレード自体の損傷が低減されるようにもなる。
◎実施の形態2
図7は、実施の形態2の画像形成装置による冷却時の制御フローを示すものである。本実施の形態の画像形成装置は、実施の形態1の画像形成装置と略同様に構成されるため、ここではその詳細を省略し、冷却時の制御フローについて説明する。
本実施の形態では、冷却能力変更機構として、送風器73の送風能力が変更できるようになっていることに特徴がある。このような冷却能力変更機構を有する画像形成装置における冷却時の制御フローは次のようになる。
先ず、記録材に対する片面記録がなされる(S11)と、記録材は定着装置50によって定着された後、記録材の所定位置が排出反転ロール61に挟持されるまでに、当該記録材に対する両面記録があるかどうかの判断(S12)や、温度センサ(図示せず)による温度が規定値を超えているか否かの判断(S13)がなされる。
両面記録があり、温度が規定値を超えていると判断されると、通常の送風能力よりアップされた送風能力で送風器73をONする(S14)。一方、温度が規定値を超えていない場合は通常の送風能力で送風器73をONする(S15)。このような送風能力の変更は、例えば送風器73での回転数を変更するようにしてもよいし、吸入口71の開口領域を変更したり、吸入ダクト74の形状を変更するようにしてもよい。
次に、排出反転ロール61及び切替器63を動作させて記録材を戻し搬送経路81に反転搬送する(S16)。このとき、一旦記録材の下流端近傍が排出反転ロール61に挟持されるように排出反転ロール61を正転させ、その後、逆転させることで記録材が戻し搬送経路81側に搬送されるようになる。
次に、記録材が戻し搬送経路81内に搬送された段階で送風器73をOFFし(S17)、反転された記録材の裏面側に対し両面記録を行い(S18)、切替器63及び排出反転ロール61を動作させて記録材を記録材排出部21に排出する(S19)。
一方、ステップS12で両面記録がないと判断されると、ステップS19に移行し、片面記録済みの記録材を記録材排出部21に排出する。
したがって、このように送風器73の冷却能力を変更するようにしても、記録材に対する適正な冷却がなされるようになる。
上述した実施の形態1,2では、冷却能力変更機構を備え、温度センサからの雰囲気情報に基づいて冷却能力を変更する態様を示したが、送風器73による十分な冷却能力があれば冷却能力変更機構を備えない態様であっても差し支えない。
また、転写装置40として転写ベルト41を用いる態様を示したが、転写ベルト41を用いない態様であってもよく、この場合、転写ベルト41を用いる場合の転写ベルト41の温度影響を考慮する必要はないが、例えば転写条件等の温度影響が軽減されて、両面記録時にもより安定した転写条件で転写されるようになる。更には、ベルト部材として中間転写ベルトを用いる方式の画像形成装置にも適用できることは云うまでもない。また、このような方式をベルト部材を用いない画像形成装置に適用しても、作像部30での余分な温度上昇が抑えられ、良好な画像形成が維持されるようになる。
◎比較の形態
次に、上述した実施の形態と異なる比較の形態について説明する。
図8(a)は、記録材Sに作像部201でトナー像を形成した後、定着装置202にて定着を行い、排出するようにした構成の画像形成装置であって、片面記録済みの記録材Sを定着後に一旦反転トレイ203に導き、再度、作像部201に戻し搬送するようにしたものである。また、反転トレイ203に対応して冷却用のファン204を設け、反転トレイ203に向かって冷却風を吹き付けることで、両面記録時には冷却された記録材Sを適用させるようにしたものとなっている。
このような態様にあっては、ファン204で吹き付けられた空気が装置内に分散されることで機内温度の上昇を招く虞があり、作像部201への影響を免れない。また、反転トレイ203上に送られた記録材Sは、少なくともその一端が搬送ロールで挟持されている必要があり、記録材S全面に亘ってファン204で冷却することは不可能である。
また、図8(b)は、他の比較の形態として定着装置を示すものである。この定着装置は、記録材Sに対し定着を行う定着ロール211と、定着された記録材Sを記録材排出部212に排出する排紙ロール213(213a,213b)とで構成されており、排紙ロール213のうち、下側の排紙ロール213bは周面に孔が空いて、この排紙ロール213bの内部には、ファン214からの空気が流入されるように構成されている。そのため、定着ロール211で加熱された記録材Sは、ファン214によって外気が取り入れられ、排紙ロール213bを通って、記録材排出部212側に流れるようになっている。
このような構成において、外気を冷却風として記録材Sに吹き付け、吹き付けられた冷却風はそのまま外気に排出され、記録材排出部212上の記録材Sをも冷却するようになり、定着ロール211側への影響はないが、排紙ロール213での冷却は記録材Sの狭い範囲のみを冷却するようになり、記録材Sを一様に冷却することは困難となる。
また、このような排紙ロール213を両面記録時の反転搬送される部位に適用するために、排紙ロール213を排出反転ロールに用いるようにすると、排紙ロール213にて記録材Sを挟持しておく必要から、記録材S全体に亘って冷却することも困難となる。
したがって、このような比較の形態に示すような構成から本願の構成を想定することは困難である。
本発明を具現化する実施の形態モデルに係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置を示す説明図である。 実施の形態1の画像形成装置の部分拡大図である。 案内部材の構成を示す斜視図である。 実施の形態1の冷却時の制御フローである。 (a)〜(d)は実施の形態1における記録材の搬送状態を示す説明図である。 実施の形態2に係る冷却時の制御フローである。 (a)(b)は比較の形態の構成を示す説明図である。
符号の説明
1…装置筐体,2…記録材,3…作像部,4…定着装置,5…記録材供給部,6…記録材排出部,7…通常搬送経路,8…排出経路,9…戻し搬送経路,10…排出反転機構,11…冷却装置,12…吸入口,13…排出口,14…送風器,15…導管,16…案内部材

Claims (9)

  1. 装置筐体内に設けられて記録材上にトナー像を形成する作像部と、
    装置筐体内に設けられ且つ作像部にて形成された記録材上のトナー像に対し加熱を与えて定着する定着装置と、
    装置筐体内に設けられ、装置筐体内又は外部に位置する記録材供給部から供給された記録材が前記作像部及び前記定着装置を経て装置筐体外に位置する記録材排出部に排出搬送される通常搬送経路と、
    この通常搬送経路のうち記録材排出部の直前に位置する経路部分を排出経路として残し、この排出経路の定着装置寄り部位及び通常搬送経路の作像部上流側部位の間にて通常搬送経路に対して迂回すると共に前記排出経路から逆方向に戻された記録材を反転させて前記作像部の上流側に戻す戻し搬送経路と、
    前記排出経路に対応して設けられ、記録材排出時には排出経路に記録材を通常方向に向けて搬送し且つ記録材排出部に排出すると共に、記録材反転時には一旦排出経路に記録材を通常方向に向けて搬送し且つ戻し搬送経路に向けて記録材を逆方向に搬送する排出反転機構と、
    前記排出経路に対応して設けられて当該排出経路中の記録材を冷却し、装置筐体外の外気を記録材冷却風として装置筐体内に吸入し且つ冷却後の冷却風を装置筐体外に排出する冷却装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    冷却装置は、装置筐体外に排出される冷却風を記録材排出部に吹き付けるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    冷却装置は、
    装置筐体に開設されて外気を装置筐体内に吸入する吸入口と、
    装置筐体に開設されて冷却風を装置筐体外に排出する排出口と、
    前記吸入口から前記排出口に至る冷却風の流れを形成する送風器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    冷却装置は、前記排出経路より吸入口側若しくは排出口側の少なくとも一方に冷却風を導く導管を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像形成装置において、
    前記送風器は一つであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記排出経路は記録材を案内する対構成の案内部材にて区画されており、対構成の案内部材は冷却風が通過可能な通孔を有していることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記案内部材は金属製のもので構成されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    更に、装置筐体内の予め規定された位置の温度を検知する温度検知器と、
    この温度検知器による検知結果が予め決められた温度を超える場合には、反転される記録材に対する冷却能力が前記温度検知器による検知結果が予め決められた温度以下の場合に比べて高まるように記録材の搬送速度及び送風器の送風能力の少なくとも一方を変更する冷却能力変更機構とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置において、
    冷却能力変更機構は、冷却能力を高める条件では排出反転機構にて反転される記録材を予め決められた時間だけ一旦停止させることを特徴とする画像形成装置。
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