JPH04166374A - 画像記録機の記録シート冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はプリンタ、ファクシミリ等の熱定着装置を有
する画像記録機の記録シート冷却装置に関する。

従来の技術 従来の熱定着装置を有する画像記録機を、第１図に示す
この発明の実施例を参照して説明すると、ｌは熱定着装
置を示し、熱定着装置１には、記録シート６が図示され
ていない転写部で転写された未定着トナー像を乗せて、
定着ローラ３と加圧ローラ５とのニップ部に搬入され、
図示されていない加圧手段で加圧ローラ５を定着ローラ
３に押圧することによって加熱加圧されて、未定着トナ
ー像は記録シート６に定着される。定着ローラ３はヒー
タ４を内蔵して、サーミスタ７によって通常１８５℃に
温度コントロールされ、加圧ローラ５は表面に５ｍｍ厚
のシリコーンゴム層が設けられている。

このような熱定着装置１によって画像が定着された記録
シート６は熱をもっているので、機外に排出されてスタ
ックされると蓄熱が発生して、記録シート６上のトナー
が粘性をもって、次のスタックされた記録シート６の裏
面に貼り付き、いわゆるブロッキング現象がおこる場合
がある。これは特に高速機等で定着後の記録シート６が
充分に冷えきらないうちに、連続通紙されてスタックさ
れた場合によくみられる現象である。このようにして貼
り付いた記録シート６を剥離しようとすると、騒音を発
生するばかりでなく、１枚１枚無傷で取９ノ出すことが
困難であるという問題がある。

発明が解決しようとする課題 そこでこのような問題を解消するために、熱定着装置１
において画像を定着され、分離爪１０で分離されて１２
０℃前後となっている記録シート６は、ガイド板１１を
経て排紙ころ１２゜１３に搬送され、その後中継ガイド
板１６を搬送される際、図示しない送風手段によって送
られる空気によって、この記録シート６を冷却する記録
シート冷却装置が提案された。

発明が解決しようとする課題 ところでこのような記録シート冷却装置にあっては、冷
却効率が悪く、特にニップ部から冷却場所までの距離が
画像記録機の全体の構成上充分に長くとれない場合には
きわめて不充分な冷却しか行うことができず、したがっ
て満足できる冷却を行うためには、広いスペースを必要
とするという問題がある。

そこでこの発明の目的は、前記のような従来の記録シー
ト冷却装置のもつ問題を解消し。

冷却効率が良くて、冷却場所がニップ部より長い距離を
おいて設けなくとも、満足できる冷却を行うことができ
て、省スペースを実現することのできる記録シート冷却
装置を提供するにある。

課題を解決するための手段 この発明は前記のような目的を達成するために、前記の
ような熱定着装置を有する画像記録機の記録シート冷却
装置において、請求項１の発明は熱定着装置から排出さ
れた記録シートをガイドしながら冷却する冷却ガイド板
と、この冷却ガイド板に送風する送風ファンとを設け、
前記冷却ガイド板に折曲げた冷却フィンを設けたことを
特徴とするものである。つぎに請求項２の発明は熱定着
装置から排出された記録シートをガイドしながら冷却し
、かつ送風ファンによって送風される冷却ガイド板に通
風孔を設けたことを特徴とするものである。また請求項
３の発明は熱定着装置から排出された記録シートをガイ
ドしながら冷却し、かつ送風ファンによって送風される
冷却ガイドのガイド面と反対面に冷却フィンを突設し、
この冷却フィンは反転した記録シートのガイド部材とな
ることを特徴とするものである。

作　　　用 前記のようなこの発明において、請求項１の冷却装置は
熱定着装置から排出された記録シートが冷却ガイド板上
を移動する際、このガイド板は冷却フィンが設けられて
いて、送風ファンからの送風によって冷却されているこ
とから、記録シートはこの冷却されているガイド板によ
って冷却され、効率よく放熱をして冷却される。

また請求項２の冷却装置は、冷却されているガイド板及
びそれに設けられた通風孔を通る冷風によって、記録シ
ートは前記と同様に効率よく冷却される。

さらに請求項３の冷却装置は、請求項１の冷却装置と同
様にして記録シートが冷却されるのに加えて、冷却カイ
ト板裏面に設けられた冷却フィンにより、この冷却ガイ
ド板を記録シートを反転して使用する両面モードの画像
記録機に設けた場合、反転する記録シートのために別個
のガイド板を設ける必要なく、それを実現することがで
きる。

実施例 第１図ないし第３図に示す請求項１の冷却装置の実施例
において、熱定着装置１は前記従来のものと同様に構成
されており、この熱定着装置１の排紙ころ１２．１３の
下流に、上方に中継ガイド板１６をまた下方に冷却ガイ
ド板１７を設け、この冷却ガイド板１７の上方に搬送ロ
ーラ１８をこれに接触させて配置し、またその下方に送
風ファン１９を設け、そして冷却ガイド板１７には第２
，３図に示すように、送風ファン１９に向って傾斜した
冷却フィン２ｏを打抜加工によって構成し、通風孔１５
を形成している。冷却ガイド板１７は銅、アルミニウム
等の熱伝導性の優れた材料で形成され、また記録シート
６の搬送面側には、搬送性を向上するため摩擦抵抗を低
減するために、テフロンコーティング等の処理を施して
いる。なお第１図において、２１．２２は排紙ローラ、
２３は排紙トレーを示す。

前記のような記録シート冷却装置２の作用について説明
する。

熱定着装置１において画像が定着された記録シート６が
排紙ころ１２．１３によって中継ガイド板１６と冷却ガ
イド板１７との間を経て、冷却ガイド板１７と搬送ロー
ラ１８との圧接部へ搬送され、このように冷却ガイド板
１７上を移動している際、送風ファン１９によって供給
され、冷却フィン２０に案内されて通風孔１５を通る冷
風及びこの冷風によって冷却される冷却ガイド板１７に
よって冷却されたうえ、排紙ローラ２１、２２を介して
排紙トレー２３に排紙される。

この際冷却フィン２０は冷風を案内すると同時に冷却ガ
イド板１７を冷却するための放熱フィンの役目をする。

第４，５図には請求項２の冷却装置の第１実施例が示さ
れており、この実施例は、冷却ガイド板り７′上の搬送
手段が１対の搬送ローラ２５．２６間に懸張された搬送
ベルト２７となっている点と、冷却ガイド板１７′には
通風孔１５が設けられているか、冷却フィン２０が設け
られていない点で、前記の実施例と相違する以外、その
他の点において相違するところがなく、同様の作用が行
われる。

第６図には請求項２の発明の第２実施例が示されており
、この実施例は第１実施例に比して送風ファン１９と搬
送ベルト２７との位置が冷却ガイド板１７’を挾んで反
対側となっている以外相違することなく、同様の作用を
行う。

第７，８図には請求項３の発明の実施例が示されており
、この実施例は、冷却ガイド板１７＃の冷却フィン２０
′は記録シートの搬送方向によって複数枚設けられてい
て、通風孔が設けられていない点で、前記冷却ガイド板
１７゜１７′と相違する。そしてこの画像記録機は両面
モードへの切換え用の切換爪２９が冷却ガイド板１７”
の出口端部に、またその下方に反転通路３０が設けられ
ており、冷却フィン２０’はその後方の縦向部が切換爪
２９と反転通路３０の入口との間に位置して反転した記
録通路のガイド部３１を形成している。

この実施例においては、前記各実施例と同様に送風ファ
ン１９によって供給される冷風によって冷却フィン２０
’を介して冷却ガイド板１７″を冷却し、両面モードに
おいて、記録シートを反転させる際は、切換爪２９を第
８図点線に示す位置へ変位して記録シートを反転通路へ
誘導する。

発明の効果 この発明は前記のようであって、熱定着装置から排出さ
れた記録シートをガイドしながら送風ファンで送る冷風
により、冷却ガイド板を介して冷却するようになってお
り、冷却ガイド板には冷却フィンが設けられているので
、記録シートのもつ熱を冷却ガイド板を介して効率よく
放熱し、簡単な構成で冷却効果を高めることができ、そ
の結果記録シート冷却のために広いスペースを設ける必
要がなくて、省スペースを可能にするという効果がある
。

また冷却ガイド板に通風孔を設けることにより、記録シ
ートを冷却ガイド板による間接冷却と、冷風による直接
冷却とが同時に並行的に行われて冷却効果をさらに高め
ることができ、さらに前記のものと同様に省スペースを
可能にするという効果がある。

さらに冷却ガイド板に設けた冷却フィンを反転した記録
シートのガイド部材としたので、両面モードのものに設
置した際、別個にガイド部材を設けるという必要がなく
て冷却部材とガイド部材とを兼用することとなるため、
別個にガイド部材を設けるための余分なスペースを設け
なくともよいという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は請求項１の発明の実施例の正面図、第２図は同
上の要部の斜面図、第３図は同上の冷却ガイド板の第２
図の線３−３による断面図、第４図は請求項２の発明の
第１実施例の正面図、第５図は同上の要部の平面図、第
６図は請求項２の発明の第２実施例の正面図、第７図は
請求項３の発明の実施例の正面図、第８図は同上の要部
の斜面図である。 １・・・熱定着装置　　　　２・・・冷却装置３・・・
定着ローラ　　　　５・・・加圧ローラ６・・・記録シ
ート１５・・・通風孔 １７、１７’、　１７“・・・冷却ガイド板１８・・・
搬送ローラ　　　　１９・・・送風ファン２０．２０’
・・・冷却フィン　　２７・・・搬送ベルト２９・・・
切換爪　　　　　３０・・・反転通路３１・・・ガイド
部 第２図 第３図　　　　　第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、熱定着装置を有する画像記録機の記録シート冷却装
   置において、前記熱定着装置から排出された記録シート
   をガイドしながら冷却する冷却ガイド板と、この冷却ガ
   イド板に送風する送風ファンとを設け、前記冷却ガイド
   板に折曲げた冷却フィンを設けたことを特徴とする記録
   シート冷却装置。 ２、熱定着装置を有する画像記録機の記録シート冷却装
   置において、前記熱定着装置から排出された記録シート
   をガイドしながら冷却する冷却ガイド板と、この冷却ガ
   イド板に送風する送風ファンとを設け、前記冷却ガイド
   板に通風孔を設けたことを特徴とする記録シート冷却装
   置。 ３、熱定着装置を有する画像記録機の記録シート冷却装
   置において、前記熱定着装置から排出された記録シート
   をガイドしながら冷却する冷却ガイド板と、この冷却ガ
   イド板に送風する送風ファンとを設け、前記冷却ガイド
   板のガイド面と反対面に冷却フィンを突設し、この冷却
   フィンは反転した記録シートのガイド部材となることを
   特徴とする記録シート冷却装置。