JP2013052623A - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013052623A
JP2013052623A JP2011193235A JP2011193235A JP2013052623A JP 2013052623 A JP2013052623 A JP 2013052623A JP 2011193235 A JP2011193235 A JP 2011193235A JP 2011193235 A JP2011193235 A JP 2011193235A JP 2013052623 A JP2013052623 A JP 2013052623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
cooling fan
liquid ejecting
liquid
ejecting apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011193235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5870560B2 (ja
Inventor
Yasuhide Torigoe
安英 鳥越
Hidemasa Kaneda
秀将 金田
Hiroshi Miyazawa
弘 宮沢
Takayuki Iijima
貴幸 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011193235A priority Critical patent/JP5870560B2/ja
Priority to US13/600,972 priority patent/US8801138B2/en
Priority to CN201220445119.6U priority patent/CN202826725U/zh
Publication of JP2013052623A publication Critical patent/JP2013052623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5870560B2 publication Critical patent/JP5870560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/377Cooling or ventilating arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/02Framework

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】液体噴射ヘッドからの液体の飛翔精度が低下することを抑制しつつ、液体噴射ヘッドを冷却することができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】シートに向けてインクを噴射する記録ヘッド30と、記録ヘッド30を搭載し、シートの搬送方向と交差する方向に走査するキャリッジ28と、キャリッジ28の走査領域に向けて空気を送風する冷却ファン18と、キャリッジ28の走査領域と冷却ファン18との間を仕切るように設けられ、冷却ファン18からキャリッジ28の走査領域に向けて送風される空気を遮蔽するキャリッジフレーム50とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、ターゲットに向けて液体を噴射する液体噴射装置に関する。
従来から、液体噴射装置の一種として、液体噴射ヘッドから液体を用紙等の記録媒体に噴射して画像を形成するインクジェット式のプリンターが知られている。また、こうしたプリンターのうちには、液体噴射ヘッドを冷却する冷却装置を備えたプリンターがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のプリンターは、原稿を読み取る読み取り部と、読み取り部が出力する読み取り信号に基づいて被記録材(記録媒体)に対して記録を施す記録部とを備えている。記録部は、ターゲットの搬送方向と交差する方向に走査されるキャリッジを備え、そのキャリッジに対して記録ヘッドが搭載されている。そして、記録部は、キャリッジを走査しつつ記録ヘッド(液体噴射ヘッド)から被記録材に向けてインクを噴射することにより、被記録材に対して記録を施す。
また、読み取り部と記録部との間には、冷却用のファンが設けられている。ファンが作動した場合には、プリンターの外装に設けられた吸気口を通じてプリンターの内部に外気が取り込まれる。この場合、吸気口は、記録ヘッドの待機位置の近傍に位置している。そのため、ファンが作動すると、吸気口を通じて取り込まれた空気が待機位置に配置された記録ヘッドに対して吹きつけられるため、記録ヘッドが効率よく冷却される。
特開平4−31076号公報
ところで、上記のプリンターでは、吸気口を通じて取り込まれる空気が記録部に気流を生じさせる、そして、この気流は、記録ヘッドから被記録材へのインクの飛翔精度に影響を及ぼし得るため、記録ヘッドが被記録材に形成する画像の品質を低下させてしまう虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体噴射ヘッドからの液体の飛翔精度が低下することを抑制しつつ、液体噴射ヘッドを冷却することができる液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、ターゲットに向けて液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを搭載し、前記ターゲットの搬送方向と交差する方向に走査するキャリッジと、前記キャリッジの走査領域に向けて気体を送風する冷却ファンと、前記キャリッジの走査領域と前記冷却ファンとの間を仕切るように設けられ、前記冷却ファンから前記キャリッジの走査領域に向けて送風される前記気体を遮蔽する仕切り部材とを備えた。
上記構成によれば、冷却ファンからキャリッジの走査領域に向けて送風される気体は仕切り部材に吹きつけられて仕切り部材を冷却する。すると、仕切り部材の冷却に伴って、仕切り部材に隣接するキャリッジの走査領域内の雰囲気が冷却されるため、キャリッジに搭載される液体噴射ヘッドが間接的に冷却される。この場合、冷却ファンからキャリッジの走査領域に向けて送風される気体は仕切り部材によって遮蔽されるため、キャリッジの走査領域に気流を生じさせることが抑制される。そのため、液体噴射ヘッドからターゲットへの液体の飛翔精度に影響を及ぼすことが抑制される。したがって、液体噴射ヘッドからの液体の飛翔精度が低下することを抑制しつつ、液体噴射ヘッドを冷却することができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記仕切り部材は、前記キャリッジの走査領域内において前記液体噴射ヘッドの液体噴射待機時に前記キャリッジが配置される待機位置と前記冷却ファンとの間を仕切るように設けられ、前記冷却ファンは、前記待機位置に向けて前記気体を送風する。
上記構成によれば、冷却ファンから送風される気体は、仕切り部材におけるキャリッジの待機位置の近傍を冷却する。そのため、冷却ファンは、キャリッジに搭載された液体噴射ヘッドを、液体噴射待機時に仕切り部材を介して効率よく冷却することができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記仕切り部材は、前記冷却ファンから送風される気体の流路上に位置する冷却フィンを有する。
上記構成によれば、仕切り部材は、冷却ファンから送風される気体に対する接触面積を冷却フィンを設けることによって増大させている。そのため、冷却ファンは、仕切り部材を更に効率よく冷却することができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記冷却フィンは、板状をなす前記仕切り部材から切り起こすことにより形成される。
上記構成によれば、新たな部材構成を追加することなく、仕切り部材の冷却フィンを簡易に設けることができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記冷却フィンは、前記仕切り部材からの切り起こしによって形成される開口の縁部のうち少なくとも前記冷却ファン側の縁部から前記走査領域外に向けて突片形状をなすように切り起こされている。
板状の仕切り部材から冷却フィンを切り起こすと、仕切り部材には開口が形成されるため、冷却ファンから送風される気体が仕切り部材の開口を通じてキャリッジの走査領域内に流入し得る。この点、上記構成によれば、仕切り部材の開口の縁部のうち冷却ファン側の縁部から走査領域外に向けて突片形状をなすように冷却フィンが切り起こされているため、冷却ファンから送風される気体は、仕切り部材の開口の縁部における冷却ファン側の縁部まで至ると、突片形状の冷却フィンに沿って開口から遠ざかる方向に向けて流れる。その結果、冷却ファンから送風される気体が仕切り部材の開口を通じてキャリッジの走査領域内に流入することが抑制される。したがって、仕切り部材は、冷却ファンから送風される気体がキャリッジの走査領域に流入することを抑制することにより、液体噴射ヘッドからターゲットへの液体の飛翔精度に影響を及ぼすことを抑制できる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記キャリッジが走査する際の駆動力を前記キャリッジに伝達するキャリッジモーターは、前記冷却ファンから送風される気体の流路上に設けられる。
上記構成によれば、キャリッジモーターは、冷却ファンからキャリッジの走査領域に向けて送風される気体の流路上に配置される。そのため、冷却ファンからキャリッジの走査領域に向けて気体を送風することにより、キャリッジ及び液体噴射ヘッドの冷却に併せてキャリッジモーターを冷却することができる。
(a)は本発明の実施形態に係るプリンターの斜視図、(b)は同実施形態に係るプリンターの側断面図。 キャリッジの周辺の構造を模式的に示す側面図。 キャリッジの周辺の構造を模式的に示す平面図。 キャリッジの周辺における冷却ファンからの空気の流れを示す平面図。
以下、本発明を液体噴射装置の一種であるインクジェット式のプリンターに具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1(a)に示すように、液体噴射装置としてのプリンター11において筐体状をなす装置本体12は、その上面12aが水平方向に沿った略矩形の平面状をなすように形成されている。また、装置本体12の上面12aと後側面12bとが交差する左右方向に延びた角部分の略中央には、上面12a及び後側面12bの双方に開口するように凹部13が切り欠き形成されている。
また、装置本体12の後側面12bにおいて凹部13と左右方向で対応する位置には、ロール体収容部14が回動軸15(図1(b)参照)を介して回動自在に取り付けられている。ロール体収容部14は、下方に向かって開口する箱体状に形成された上側ケース部16aと、上方に向かって開口する箱体状に形成された下側ケース部16bとを備えている。そして、図1(b)に示すように、両ケース部16a,16bが互いに当接することにより、ロール体収容部14の内部には長尺状のターゲットとしてのシートSをロール状に巻き重ねたロール体Rを収容する収容空間が形成されている。また、下側ケース部16bの後端には、略U字状をなす取手部17が後方に向かって延びるように設けられている。また、図1(a)に示すように、装置本体12の後側面12bにおける右上寄りの位置には、装置本体12の外部から取り込んだ空気(気体)を装置本体12に収容された各種の部材に送風して冷却するための冷却ファン18が設けられている。
図1(b)に示すように、装置本体12の内部には、搬送部20と、印刷部21と、排紙部22とが設けられている。搬送部20には、シートSの搬送経路に沿って複数の搬送ローラー23〜26が設けられている。これらの搬送ローラー23〜26は、ロール体収容部14内のロール体Rから巻き解かれて繰り出されるシートSを印刷部21に向けて搬送する。
印刷部21には、ロール体Rから巻き解かれて搬送されるシートSを支持可能な支持面(図1(b)では上面)を有する支持板27が設けられている。また、支持板27の支持面に対して上下方向で対向する位置には、キャリッジ28が図示しない左右方向に延びたガイド軸に支持された状態で移動可能に設けられている。キャリッジ28は、キャリッジモーター29(図2参照)の駆動によってシートSの搬送方向と交差する幅方向(図1(a)(b)では左右方向)に走査可能に構成されている。また、キャリッジ28の下面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド30が支持されると共に、この記録ヘッド30の下面には、インクを噴射するための複数のノズル(図示略)が形成されている。そして、記録ヘッド30は、支持板27との間を通って搬送されるシートSに対してインクを噴射することにより、シートSに対して印刷処理を施す。
また、印刷部21には、支持板27よりも右方側(図1(b)における紙面手前側)となる位置、すなわち、シートSが至らない非印刷領域に、記録ヘッド30をインクの噴射を待機させてメンテナンスする場合にキャリッジ28を待機させるための待機位置としてのホームポジションHP(図3参照)が設けられている。そして、このホームポジションHPの下方には、記録ヘッド30からのシートSに対するインク噴射が良好に維持されるように、各種のメンテナンス動作(例えば、クリーニング)を実行する図示しないメンテナンスユニットが設けられている。
また、印刷部21には、シートSの搬送経路上における支持板27よりも下流側となる位置に、シートSを搬送方向と交差する幅方向(左右方向)に切断可能なカッター35が設けられている。そして、シートSは、カッター35により連続紙の状態から単票紙の状態に切断される。
排紙部22には、印刷部21においてカッター35によって単票紙となるように切断されたシートSに対して搬送方向の下流側に向かう搬送力を付与する搬送ローラー対36a,36bと、当該搬送ローラー対36a,36bによって搬送力が付与されたシートSを反転させる反転部37とを備えている。反転部37は、断面略円弧状をなす2枚の案内板38によって構成されると共に、両案内板38は前後方向に間隔を隔てて平行に配置されている。そして、両案内板38の間には、湾曲した反転経路が形成されている。そして、搬送ローラー対36aは、反転部37に形成された反転経路の上流端の近傍位置に配置される一方で、搬送ローラー対36bは、反転部37に形成された反転経路の下流端の近傍位置に配置されている。なお、反転部37は、その上端部分が装置本体12の上面12aよりも上方に位置している。
そして、記録ヘッド30により印刷処理が施されたシートSは、下流側に搬送されるとともに反転部37の反転経路を通過することによって表裏両面が反転される。また、反転されたシートSは、装置本体12の前側であって且つ上面12aよりも上方に位置する排出口39からロール体収容部14側となる装置本体12の後側に向かって排出される。なお、排出口39から排出されたシートSは、インクが付着した印刷面を下方に向けた状態で装置本体12の上面12aに対して載置される。
次に、キャリッジ28の周辺の構造について説明する。
図2及び図3に示すように、装置本体12の内部には、熱伝導性の高い金属材料からなるキャリッジフレーム50がキャリッジ28の走査領域を囲むように設けられている。キャリッジフレーム50は、キャリッジ28の走査方向に沿うと共に冷却ファン18からの送風方向に対して直交する壁部である後壁部50aと、その後壁部50aにおける冷却ファン18の配設位置と送風方向で対向する右端部から前方側へ屈曲して連なる右壁部50bとを備えている。キャリッジフレーム50における後壁部50a及び右壁部50bが交差するコーナー部分は、装置本体12の後側面12bに配設された冷却ファン18から装置本体12内に向けて送風される空気の流路上に位置しており、キャリッジフレーム50はキャリッジ28の走査領域と冷却ファン18との間を仕切る仕切り部材として機能する。
キャリッジフレーム50の後壁部50aの後面における右端寄りの位置には、キャリッジモーター29が固定されている。すなわち、キャリッジモーター29は、キャリッジ28のホームポジションHPの近傍に位置している。キャリッジモーター29は、冷却ファン18と略同一の高さに位置しており、冷却ファン18からの空気の送風方向となる前後方向において冷却ファン18と対向している。
また、キャリッジモーター29の駆動軸29aの先端は、キャリッジフレーム50の後壁部50aを前後に貫通する貫通孔51を通じてキャリッジ28の走査領域に挿入されている。また、キャリッジモーター29の駆動軸29aの先端には、駆動プーリー52が連結されている。そのため、駆動プーリー52は、キャリッジ28の走査領域に位置している。
また、キャリッジフレーム50の後壁部50aには、キャリッジ28の走査方向となる左右方向において駆動プーリー52とは反対側となる端部(左端部)に、図示しない従動プーリーが回動自在に設けられている。そして、駆動プーリー52と従動プーリーとの間には、無端状のベルト54が掛装されている。なお、キャリッジ28の後面において左右に間隔を隔てた二箇所には、上下一対の係止部55が後方に突出しており、これらの係止部55によってベルト54が上下に挟持されている。そのため、キャリッジ28は、キャリッジモーター29に対してベルト54を介して動力伝達可能に連結されている。
また、キャリッジフレーム50の右壁部50bには、その右壁部50bから矩形状をなす前後一対の突片部56を切り起こすことにより、キャリッジ28の走査領域の内外を連通する矩形の開口57が形成されている。前後一対の突片部56のうち冷却ファン18側となる後側の突片部56は、開口57の縁部のうち後側の縁部からキャリッジ28の走査領域外に向けて屈曲した突片形状をなすように切り起こされる一方、前側の突片部56は開口57の前側の縁部からキャリッジ28の走査領域外に向けて屈曲した突片形状をなすように切り起こされている。なお、図3に二点鎖線で示すように、各突片部56はキャリッジフレーム50の右壁部50bから切り起こされた後、省スペース効率を考慮した短い突片形状となるように、各々の先端部分が一定長さ分だけ切除されている。
図2に示すように、各突片部56は、キャリッジフレーム50の右壁部50bの下端面からキャリッジフレーム50の右壁部50bの高さ方向の略中央位置まで上下に長く延びている。そして、突片部56は、装置本体12内においてキャリッジフレーム50によりキャリッジ28の走査領域と仕切られた冷却ファン18側の領域に向けて冷却ファン18からの送風方向と直交するように水平に突出している。また、これらの突片部56は、冷却ファン18と略同一の高さに位置しており、冷却ファン18からの空気の送風方向となる前後方向において冷却ファン18と対向している。
次に、上記のように構成されたプリンター11の作用について、特に、冷却ファン18がキャリッジ28を冷却する際の作用に着目して以下説明する。
さて、冷却ファン18が駆動されると、装置本体12の外部から内部に空気が取り込まれる。そして、装置本体12の内部に取り込まれた空気はキャリッジフレーム50におけるホームポジションHPの近傍部位に向けて送風される。すると、キャリッジフレーム50は、冷却ファン18から送風される空気によって放熱が促進されて冷却され、キャリッジ28のホームポジションHPの雰囲気よりも温度が低くなる。そのため、印刷待機時にホームポジションHPに待機しているキャリッジ28からキャリッジフレーム50への放熱がホームポジションHPの雰囲気を介して促進され、キャリッジ28が間接的に冷却される。
この場合、キャリッジフレーム50は、冷却ファン18とキャリッジ28の走査領域とを冷却ファン18からの送風方向に沿って結ぶ直線上に配置されているため、冷却ファン18側の領域とキャリッジ28の走査領域とを仕切っている。すなわち、キャリッジフレーム50は、冷却ファン18から送風される空気がキャリッジ28の走査領域に流入することを遮蔽している。そのため、冷却ファン18は、その送風によってキャリッジ28の走査領域に気流を生じさせることはほとんどなく、キャリッジ28が走査領域を走査しつつ記録ヘッド30からシートSに向けて噴射されるインクの飛翔方向に影響が及ぶこともほとんどない。
なお、キャリッジフレーム50の突片部56は、冷却ファン18から送風される空気に対する接触面積を増大させて放熱を促進しており、冷却ファン18によるキャリッジフレーム50の冷却効率を増大させる冷却フィンとして機能する。そのため、キャリッジフレーム50において突片部56が設けられたホームポジションHPの近傍部位は、冷却ファン18によって効率よく冷却される。そのため、印刷待機時にホームポジションHPに待機しているキャリッジ28は、冷却ファン18からの送風によってキャリッジフレーム50を介して間接的に十分に冷却される。
また、キャリッジフレーム50の突片部56は、キャリッジフレーム50によって仕切られた冷却ファン18側の領域に向けて突出しているため、冷却ファン18から突片部56に向けて送風される空気は、図4に示すように、キャリッジフレーム50の開口57の近傍で開口57から遠ざかる方向に蛇行しつつ流動する。そのため、冷却ファン18から送風される空気がキャリッジフレーム50の開口57を通じてキャリッジ28の走査領域に流入し難くなる。したがって、冷却ファン18から送風される空気がキャリッジ28の走査領域に気流を生じさせることはほとんどなく、キャリッジ28が走査領域を走査しつつ記録ヘッド30からシートSに向けて噴射されるインクの飛翔方向に影響が及ぶことが抑制される。
また、キャリッジモーター29は、冷却ファン18からの空気の送風方向である前後方向において冷却ファン18に対向配置されているため、冷却ファン18から送風される空気はキャリッジモーター29に対して直接的に吹きつけられる。したがって、キャリッジモーター29は、冷却ファン18から送風される空気によって放熱が促進されて冷却される。
本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)冷却ファン18からキャリッジ28の走査領域に向けて送風される空気はキャリッジフレーム50に吹きつけられてキャリッジフレーム50を冷却する。すると、キャリッジフレーム50の冷却に伴って、キャリッジフレーム50に隣接するキャリッジ28の走査領域内の雰囲気が冷却されるため、キャリッジ28に搭載される記録ヘッド30が間接的に冷却される。この場合、冷却ファン18からキャリッジ28の走査領域に向けて送風される空気はキャリッジフレーム50によって遮蔽されるため、キャリッジ28の走査領域に気流を生じさせることが抑制される。そのため、記録ヘッド30からシートSへのインクの飛翔精度に影響を及ぼすことが抑制される。したがって、記録ヘッド30からのインクの飛翔精度が低下することを抑制しつつ、記録ヘッド30を冷却することができる。
(2)キャリッジモーター29は、冷却ファン18からキャリッジ28の走査領域に向けて送風される空気の流路上に配置される。そのため、冷却ファン18からキャリッジ28の走査領域に向けて空気を送風することにより、キャリッジ28及び記録ヘッド30の冷却に併せてキャリッジモーター29を冷却することができる。
(3)冷却ファン18から送風される空気は、キャリッジフレーム50におけるキャリッジ28のホームポジションHPの近傍部位を冷却する。そのため、冷却ファン18は、キャリッジ28に搭載された記録ヘッド30を、インクの噴射を待機した印刷待機時にキャリッジフレーム50を介して効率よく冷却することができる。
(4)キャリッジフレーム50は、冷却ファン18から送風される空気に対する接触面積を突片部56を設けることによって増大させている。そのため、冷却ファン18は、キャリッジフレーム50を更に効率よく冷却することができる。
(5)冷却フィンとして機能する突片部56は、板状をなすキャリッジフレーム50における右壁部50bから切り起こすことにより形成されるため、新たな部材構成を追加することなく、キャリッジフレーム50の冷却フィンを簡易に設けることができる。
(6)冷却ファン18側となる後側の突片部56は、キャリッジフレーム50の開口57の縁部のうち冷却ファン18側の縁部からキャリッジ28の走査領域外に向けて突片形状をなすように切り起こされている。そのため、冷却ファン18から送風される空気は、キャリッジフレーム50の開口57の縁部における冷却ファン18側の縁部まで至ると、突片形状の突片部56に沿って開口57から遠ざかる方向に向けて流れる。その結果、冷却ファン18から送風される空気がキャリッジフレーム50の開口57を通じてキャリッジ28の走査領域内に流入することが抑制される。したがって、キャリッジフレーム50は、冷却ファン18から送風される空気がキャリッジ28の走査領域に流入することを抑制することにより、記録ヘッド30からシートSへのインクの飛翔精度に影響を及ぼすことを抑制できる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、突片部56は、キャリッジフレーム50の右壁部50bからキャリッジ28の走査領域側に向けて内側に切り起こされた構成としてもよい。
・上記実施形態において、突片部56は、冷却ファン18からの空気の送風方向である前後方向に長く延びる構成としてもよい。
・上記実施形態において、突片部56は、キャリッジフレーム50に対して溶接等によって接合することにより形成してもよい。この場合、キャリッジフレーム50は、開口57を省略した構成としてもよい。
・上記実施形態において、冷却ファン18は、キャリッジフレーム50に対してキャリッジ28の走査方向においてホームポジションHPとは反対側の部分に向けて空気を送風してもよい。
・上記実施形態において、キャリッジモーター29は、冷却ファン18からキャリッジ28の走査領域外に送風される空気の流路上に配置してもよい。
・上記実施形態において、キャリッジモーター29は、冷却ファン18から送風される空気の流路上から外れた位置に配置してもよい。
・上記実施形態において、ターゲットは、ロール状に巻かれた長尺状のターゲットに限定されず、単票状のターゲットを採用してもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式のプリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…液体噴射装置としてのプリンター、18…冷却ファン、28…キャリッジ、29…キャリッジモーター、30…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、50…仕切り部材としてのキャリッジフレーム、56…冷却フィンとしての突片部、57…開口、HP…待機位置としてのホームポジション、S…ターゲットとしてのシート。

Claims (6)

  1. ターゲットに向けて液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドを搭載し、前記ターゲットの搬送方向と交差する方向に走査するキャリッジと、
    前記キャリッジの走査領域に向けて気体を送風する冷却ファンと、
    前記キャリッジの走査領域と前記冷却ファンとの間を仕切るように設けられ、前記冷却ファンから前記キャリッジの走査領域に向けて送風される前記気体を遮蔽する仕切り部材とを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記仕切り部材は、前記キャリッジの走査領域内において前記液体噴射ヘッドの液体噴射待機時に前記キャリッジが配置される待機位置と前記冷却ファンとの間を仕切るように設けられ、
    前記冷却ファンは、前記待機位置に向けて前記気体を送風することを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置において、
    前記仕切り部材は、前記冷却ファンから送風される気体の流路上に位置する冷却フィンを有することを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項3に記載の液体噴射装置において、
    前記冷却フィンは、板状をなす前記仕切り部材から切り起こすことにより形成されることを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項4に記載の液体噴射装置において、
    前記冷却フィンは、前記仕切り部材からの切り起こしによって形成される開口の縁部のうち少なくとも前記冷却ファン側の縁部から前記走査領域外に向けて突片形状をなすように切り起こされていることを特徴とする液体噴射装置。
  6. 請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体噴射装置において、
    前記キャリッジが走査する際の駆動力を前記キャリッジに伝達するキャリッジモーターは、前記冷却ファンから送風される気体の流路上に設けられることを特徴とする液体噴射装置。
JP2011193235A 2011-09-05 2011-09-05 液体噴射装置 Active JP5870560B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011193235A JP5870560B2 (ja) 2011-09-05 2011-09-05 液体噴射装置
US13/600,972 US8801138B2 (en) 2011-09-05 2012-08-31 Liquid ejection apparatus having fan for cooling the liquid ejecting head
CN201220445119.6U CN202826725U (zh) 2011-09-05 2012-09-03 液体喷射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011193235A JP5870560B2 (ja) 2011-09-05 2011-09-05 液体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013052623A true JP2013052623A (ja) 2013-03-21
JP5870560B2 JP5870560B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=47752821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011193235A Active JP5870560B2 (ja) 2011-09-05 2011-09-05 液体噴射装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8801138B2 (ja)
JP (1) JP5870560B2 (ja)
CN (1) CN202826725U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017196334A1 (en) * 2016-05-12 2017-11-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Generating a cooling airflow for a printhead
JP6631709B2 (ja) * 2016-06-23 2020-01-15 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置
JP6943254B2 (ja) * 2016-10-21 2021-09-29 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置
JP7206799B2 (ja) * 2018-10-24 2023-01-18 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04166374A (ja) * 1990-10-30 1992-06-12 Ricoh Co Ltd 画像記録機の記録シート冷却装置
JPH0655748U (ja) * 1993-12-28 1994-08-02 株式会社精工舎 印字ヘッドの冷却装置
JPH09309200A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 Copyer Co Ltd インクジェット方式画像形成装置
JPH11138779A (ja) * 1997-11-14 1999-05-25 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2003326681A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Hitachi Ltd インクジェット記録装置
JP2004025721A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Canon Inc インクジェット記録装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0431076A (ja) 1990-05-29 1992-02-03 Canon Inc 複写機の冷却装置
JPH04351577A (ja) * 1991-05-30 1992-12-07 Tokyo Electric Co Ltd シリアルプリンタの冷却装置
US5406316A (en) 1992-05-01 1995-04-11 Hewlett-Packard Company Airflow system for ink-jet printer
US6390618B1 (en) * 2000-01-07 2002-05-21 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for ink-jet print zone drying
US6719396B2 (en) * 2001-08-31 2004-04-13 Seiko Epson Corporation Motor control method in recording apparatus and recording apparatus
JP2003220696A (ja) * 2002-01-31 2003-08-05 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2005059478A (ja) 2003-08-18 2005-03-10 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2006175645A (ja) 2004-12-21 2006-07-06 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェット画像形成装置
JP5159244B2 (ja) * 2007-10-24 2013-03-06 シチズン・システムズ株式会社 サーマルプリンタ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04166374A (ja) * 1990-10-30 1992-06-12 Ricoh Co Ltd 画像記録機の記録シート冷却装置
JPH0655748U (ja) * 1993-12-28 1994-08-02 株式会社精工舎 印字ヘッドの冷却装置
JPH09309200A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 Copyer Co Ltd インクジェット方式画像形成装置
JPH11138779A (ja) * 1997-11-14 1999-05-25 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2003326681A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Hitachi Ltd インクジェット記録装置
JP2004025721A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Canon Inc インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130057615A1 (en) 2013-03-07
US8801138B2 (en) 2014-08-12
JP5870560B2 (ja) 2016-03-01
CN202826725U (zh) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5803374B2 (ja) 記録装置
JP5540601B2 (ja) 記録装置
JP5974521B2 (ja) 液体噴射装置
JP5870560B2 (ja) 液体噴射装置
JP6631709B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2011194570A (ja) 乾燥装置及び該乾燥装置を備える記録装置
JP5929285B2 (ja) 液体噴射装置
JP5874251B2 (ja) 液体噴射装置
JP2013043776A (ja) 記録装置
JP2013111844A (ja) 液体噴射装置
JP5899795B2 (ja) 記録装置
JP5987362B2 (ja) 液体噴射装置
JP5880076B2 (ja) 記録装置
JP2010125819A (ja) 記録装置
JP6943254B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2016137574A (ja) インクジェット印刷装置
JP2012061813A (ja) 記録媒体支持装置及び記録装置
JP2018058306A (ja) 印刷装置
JP5906656B2 (ja) 液体噴射装置
JP6343999B2 (ja) 液体噴射装置
JP2010036491A (ja) 記録装置及び記録方法
JP2010228216A (ja) 流体噴射装置
JP2013139119A (ja) 記録装置
JP2011079193A (ja) 液体噴射装置及びクリーニング方法
JP2013001062A (ja) 記録装置及び記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5870560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350