JPH0655748U - 印字ヘッドの冷却装置 - Google Patents

印字ヘッドの冷却装置

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JPH0655748U
JPH0655748U JP7060293U JP7060293U JPH0655748U JP H0655748 U JPH0655748 U JP H0655748U JP 7060293 U JP7060293 U JP 7060293U JP 7060293 U JP7060293 U JP 7060293U JP H0655748 U JPH0655748 U JP H0655748U
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JP
Japan
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print head
carriage
motor
fan
wall member
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Pending
Application number
JP7060293U
Other languages
English (en)
Inventor
章雄 田島
裕幸 佐藤
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
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Publication of JPH0655748U publication Critical patent/JPH0655748U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 印字ヘッド4は、キャリッジ7上に搭載され
て往復移動し放熱フィン4aにより放熱される。印字ヘ
ッド4の移動領域の側方にあるキャリッジモータ9の往
復回転力により、キャリッジ7は往復移動し、このモー
タには、放熱フィン15があり、その出力軸10にファン16
が固着してある。放熱フィン15の上部に形成してある壁
部材15a は、印字ヘッド4と対向する側が空気吐出し口
15b となっている。モータ収容ケース17の壁部材17a に
は、ファン16に近接して空気取入れ口18があり、このケ
ース側面部には空気吐出し口19がある。 【効果】 高速プリンタを連続使用する場合も、キャリ
ッジモータと印字ヘッドとは過熱することがなく、印字
ヘッドの過熱によって印字が中断しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、往復移動して文字などを印字する印字ヘッドの冷却装置に関し、特 にプリンタにおけるキャリッジモータと共に印字ヘッドを冷却する装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば米国特許第4452542号に開示されているように、キャ リッジモータによって往復移動される印字ヘッドによって文字などを記録紙に印 字するシリアルドットプリンタは公知である。そして、キャリッジモータは駆動 する時発熱し、また、印字ヘッドも印字動作時にそのアクチュエータ部がかなり の熱を発生する。そのために、かかるシリアルドットプリンタの印字ヘッドには 、印字ヘッドの過熱を防止するために放熱フィンが取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
放熱フィンによる放熱は、ヘッドの移動時にフィンがその周囲の空気を切るよ うに移動するときに為される。一般に、プリンタ機械体はプリンタケース内に収 容されているので、印字ヘッドの移動領域の空気は澱んでいる。そのために、印 字ヘッドに放熱フィンを取り付けただけである公知のプリンタでは、印字ヘッド の移動時にフィンが空気を切るようになっているとはいっても、フィンによる印 字ヘッドの放熱または冷却の能力が不十分である。このために、毎秒400字も の高速度で印字するような高速プリンタになると、印字ヘッドが過熱する問題が あった。印字ヘッドの内部には過熱を検知するための温度センサーが内蔵され、 印字ヘッドが過熱したときは印字を自動的に中断するようになっているが、これ までは高速プリンタでそれを連続使用するときに、温度センサーが作動して印字 がしばしば中断することがあった。
【0004】 そこで本考案の目的は、キャリッジモータと印字ヘッドとの冷却効率を著しく 高めることができる印字ヘッドの冷却装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は、キャリッジを駆動するために印字ヘッドの移動領域の側方位 置で固定的に配置されているキャリッジモータの出力軸にファンを固着するとと もに、このファンの周囲にそれを取り囲む壁部材を配設し、この壁部材には、印 字ヘッドと対向する側に空気吐出し口を形成してあり、この壁部材の少なくとも 一部は、上記キャリッジモータの外周面に取り付けてある放熱フィンと一体に形 成してあるところにある。
【0006】
【作用】
この構成によると、印字動作時に常にキャリッジモータと一緒に回転するファ ンの作用によって、放熱フィンに一体的に形成してある壁部材を冷却することに よってキャリッジモータを冷却する。同時に、この壁部材の空気吐出し口より印 字ヘッドに向けて風が送られ、この送風によって印字ヘッドが配置されている空 間の空気が澱みなく強制的に入れ換えられ、したがって、キャリッジモータと印 字ヘッドとは、それぞれの放熱フィンによる放熱または冷却の効率が著しく向上 する。
【0007】
【実施例】
図1,2において、フレーム1はプラスチックにて形成したものであって、下 フレーム1aと上フレーム1bとによって構成されている。フレーム1によって 回転自在に支持されているプラテン2は、改行モータ3によって回転駆動される ものである。
【0008】 プラテン2と対向する印字ヘッド4は、ガイド軸5,6に摺動自在に受けられ ているキャリッジ7上に搭載されてプラテン2と平行に往復移動する。また、印 字ヘッド4の後部には、放熱フィン4aが取り付けてあり、印字動作時に発生す る印字ヘッド4の熱を放熱するようになっている。
【0009】 下フレーム1a上に固定的に設置してあり、印字ヘッド4の移動領域の側方位 置に位置するモータ取付け板8には、キャリッジモータ9が取り付けてある。図 2に示すように、キャリッジモータ9の出力軸10は、モータ本体の上面側と下 面側とに突出しており、下面側の出力軸10にモータピニオン11が固着してあ る。ピニオン11は、取付け板8に垂設してある支え軸12に、回転自在のベル ト駆動車13と噛合している。
【0010】 したがって、キャリッジモータ9の往復回転力は、ピニオン11を介してベル ト駆動車13に伝達され、タイミングベルト14が往復走行せしめられる。そし てタイミングベルト14の往復走行に連動して、キャリッジ7がガイド軸5,6 に沿って往復移動するようになっているのである。なお、タイミングベルト14 はエンドレス状のものであって、図示しない右端側に設けてあるもう一つのベル ト駆動車に掛け回してある。
【0011】 キャリッジモータ9の本体外周面には、モータ駆動により生ずる熱を放熱する ための放熱フィン15が取り付けてあり、またモータ9本体の上面側に突出した 出力軸10の端部に十字形のファン16が固着してある。放熱フィン15は、キ ャリッジモータ9の本体の高さと実質的に同じ高さを有するもので、そのため、 壁部材15aが放熱フィン15の上部に一体に形成してあり、この壁部材15a がファン16の側面部を取り囲む側壁となっている。壁部材15aは印字ヘッド 4と対向する側の部分で切除され、この切除された部分が空気吐出し口15bと なっている。
【0012】 キャリッジモータ9,放熱フィン15,これと一体の壁部材15aおよびファ ン16は、フレーム1と一体に形成してあるモータ収容ケース17内に配置され ており、モータ収容ケース17の上面部は、ファン16の上面を覆う壁部材17 aとなっている。図2に示すように、モータ収容ケース17の壁部材17aには 、ファン16の回転中心に近接して空気取入れ口18が形成してあり、さらに、 ケース側面部には空気吐出し口19,20が形成してあり、さらに下面部にも空 気吐出し口21が形成してある。また、空気吐出し口19は空気吐出し口15b と実質的に対向する位置関係にある。
【0013】 キャリッジモータ9が作動すると、モータピニオン11,ベルト駆動車13を 介してタイミングベルト14が駆動され、キャリッジ7がガイド軸5,6にそっ て移動する。このとき印字ヘッド4によって記録紙(図示せず。)に所望の印字 が為される。印字動作時の印字ヘッド4の発する熱は、ヘッド後部の放熱フィン 4aによって放熱または冷却される。
【0014】 このとき、キャリッジモータ9の作動時にファン16が同時に回転することに よって、フレーム1の外部の空気が空気取入れ口18より取り入れられ、この空 気が矢印a〜dにて示すように送風される。空気吐出し口15bから吐き出され た空気は印字ヘッド4の方向に送り込まれる。このために、印字ヘッド4の移動 領域の空気は澱むことなく常に強制的に外部の空気と入れ換えられる。これによ って、印字ヘッド4の放熱フィン4aの放熱または冷却の効率が飛躍的に向上す るのである。
【0015】 なお、ファン16による送風の一部は、図2において矢印dにて示すように下 フレーム1aと上フレーム1bとの間の空間にも送り込まれ、さらには図1にお いて矢印b,cにて示すようにモータ収容ケース17の内部にも送り込まれる。 これによって放熱フィン15によるキャリッジモータ9の放熱効率も同時に改善 される。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、キャリッジを駆動するために印字ヘッドの移動領域の側方位 置で固定的に配置されているキャリッジモータの出力軸にファンを固着するとと もに、このファンの周囲にそれを取り囲む壁部材を配設し、この壁部材には、印 字ヘッドと対向する側に空気吐出し口を形成したから、この空気吐出口から印字 ヘッドに向けて空気が吐出され、印字ヘッドの放熱または冷却の効率が飛躍的に 向上する。また、壁部材の少なくとも一部は、キャリッジモータの外周部に取り 付けてある放熱フィンと一体的に形成してあるため、このキャリッジモータの放 熱効果も改善される。
【0017】 その結果高速プリンタを連続使用する場合も、キャリッジモータと印字ヘッド とは過熱することがなく、また印字ヘッドの過熱によって印字が中断するという 煩しさからも解放される。その他、構成が非常に簡単であるので、低コストで実 施できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部断面平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】壁部材を一体に備えた放熱フィンの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム 4 印字ヘッド 4a 印字ヘッドの放熱フィン 7 キャリッジ 9 キャリッジモータ 10 出力軸 11 モータピニオン 15 キャリッジモータの放熱フィン 15a 壁部材 15b 壁部材の空気吐出し口 16 ファン 17 モータ収容ケース 17a 壁部材 18 空気取入れ口 19,20 空気吐出し口。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動自在に支持されたキャリッジと、こ
    のキャリッジ上に搭載されかつ放熱フィンを備えている
    印字ヘッドと、上記キャリッジを往復駆動するとともに
    上記印字ヘッドの移動領域の側方位置に配置されている
    キャリッジモータとを含み、 上記キャリッジモータの出力軸にファンを固着するとと
    もに、上記ファンの周囲にそれを取り囲む壁部材を配設
    し、 上記壁部材には、上記印字ヘッドと対向する側に空気吐
    出し口が形成してあり、 上記壁部材の少なくとも一部
    は、上記キャリッジモータの外周面に取り付けてある放
    熱フィンと一体に形成してあることを特徴とする印字ヘ
    ッドの冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記キャリッジモー
    タの出力軸はモータ本体の両側に突出しており、その一
    方にモータピニオンがその他方に上記ファンが固着して
    あることを特徴とする印字ヘッドの冷却装置。
JP7060293U 1993-12-28 1993-12-28 印字ヘッドの冷却装置 Pending JPH0655748U (ja)

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JP7060293U JPH0655748U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 印字ヘッドの冷却装置

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JP7060293U JPH0655748U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 印字ヘッドの冷却装置

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JPH0655748U true JPH0655748U (ja) 1994-08-02

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JP7060293U Pending JPH0655748U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 印字ヘッドの冷却装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052623A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430563U (ja) * 1977-08-02 1979-02-28
JPS6021234U (ja) * 1983-07-19 1985-02-14 研器工業株式会社 茶こし

Patent Citations (2)

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