JPH05193229A - マルチヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷却構造 - Google Patents

マルチヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷却構造

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JPH05193229A
JPH05193229A JP4030130A JP3013092A JPH05193229A JP H05193229 A JPH05193229 A JP H05193229A JP 4030130 A JP4030130 A JP 4030130A JP 3013092 A JP3013092 A JP 3013092A JP H05193229 A JPH05193229 A JP H05193229A
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JP
Japan
Prior art keywords
cooling
print head
printer
head
print
Prior art date
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Pending
Application number
JP4030130A
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English (en)
Inventor
Toru Maeda
前田  徹
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05193229A publication Critical patent/JPH05193229A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動コイルなどの発熱要素を内包する印刷ヘ
ッドを複数個備えたマルチヘッドプリンタの冷却構造に
関するもので、複数の印刷ヘッドの温度上昇を平均化さ
せると共にその放熱を促進する技術手段を設け、一個の
印刷ヘッドのサーマルプロテクトによるプリンタ全体の
印刷速度の低下を回避する。 【構成】 複数の印刷ヘッド3・・のそれぞれのケース
の外周に添設部11・・を添設させた状態で冷却ホルダ
10、10aを装着する。冷却ホルダ10、10aは、
熱良導体で形成され、複数の印刷ヘッドに接する添設部
11・・相互を一体に連結する連結部12・・を備えて
いる。冷却ホルダ10、10aには、外面に放熱フィン
15を設けたり、印刷ヘッド3・・と接する面に熱伝導
性弾性層13を設けたり、内部にフロンや水などの冷媒
を封止した連通室14を設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理装置のプリ
ンタに関するもので、駆動コイルや発熱素子などの発熱
要素を内包する印刷ヘッドを複数個備えたマルチヘッド
プリンタの当該印刷ヘッドの冷却構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】印刷用紙にドットの集合によって文字や
図形を印刷するプリンタでは、単位時間に印刷できるド
ットの個数によって印刷速度が決定され、印刷速度を速
くしようとすると印刷ヘッドのドット形成要素(たとえ
ばニードルピンなど)の駆動頻度(サイクル)を高くし
なければならない。しかしドット形成要素の駆動頻度は
機械的あるいは熱的な条件によって一定の限界があり、
1個の印刷ヘッドによって印刷される速度はこの限界に
よって制限されることになる。
【0003】そこで印刷速度をより高めるために、1枚
の印刷用紙に複数の印刷ヘッドで同時に印刷を行うマル
チヘッドプリンタが提唱されている。マルチヘッドプリ
ンタは、通常図1に示すように、印刷用紙1の送り方向
aと直交する方向bに往復移動するキャリア2に、この
キャリア2と平行な一直線上に複数の印刷ヘッド3・・
・を相互の間隔を同一にして並べて装着した構造が採用
される。このような構造のマルチヘッドプリンタでは、
最大印刷幅をw、印刷ヘッド3・・・の装着個数をnと
した場合、キャリア2の走行ストロークsをw/nとす
ることができるので、印刷速度を飛躍的に増大させるこ
とができる。
【0004】印刷ヘッド3の温度はドット形成要素の駆
動頻度が高くなるほど高くなることは当然であるが、そ
の温度上昇の程度は印刷条件、印刷する文字や図形の形
態、周囲温度などによって変化し、印刷ヘッド3の温度
が過度に上昇すると絶縁破壊が起こる。そこで各印刷ヘ
ッド3の内部にサーマルセンサを設け、このセンサが各
印刷ヘッド3・・・の温度上昇の限界を検知したときに
保護回路を働かせて印刷ヘッドの破損を防止するように
しており、これをサーマルプロテクトと呼んでいる。こ
のサーマルプロテクトの動作としては、印刷ヘッドの温
度が限界温度に達したときに駆動されるドット形成要素
の数を減少させて本来一走査で形成する文字を複数走査
で形成するようにしたり、印刷ヘッド3を一定時間休止
させたりする手段が取られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従ってプリンタの印刷
ヘッドにドット形成要素の駆動頻度の高い印刷を長時間
継続させると、サーマルプロテクトが働いてプリンタの
印刷速度を低下させる。印刷ヘッドが一個のプリンタで
は、この動作は温度上昇に対する当該印刷ヘッドに対し
てだけの保護として機能する。しかしながらマルチヘッ
ドプリンタの場合には、プリンタの最大印刷幅に比べて
はるかに幅狭い用紙の印刷を行う場合を想定すれば理解
されるように、複数の印刷ヘッドのドット形成要素の駆
動頻度にバラツキが生ずるのが普通で、個々の印刷ヘッ
ドの温度上昇にもバラツキが生ずる。そして複数の印刷
ヘッドのうちのどれか一つにサーマルプロテクトが働く
と、すべての印刷ヘッドの動作速度を一律に低下させて
しまう。
【0006】また印刷ヘッドの温度上昇を軽減する方法
として、各印刷ヘッドに冷却ファンを設けて対応する印
刷ヘッドの温度上昇に応じて冷却ファンを駆動して印刷
ヘッドを個別に冷却する構造も提唱されているが、装置
の構造が複雑になることや、冷却ファン駆動時の騒音が
大きいなどの問題がある。
【0007】そこでこの発明は、マルチヘッドプリンタ
の複数の印刷ヘッドの温度上昇のバラツキを可及的に減
少させると共に、その放熱を促進する技術手段を提供す
ることにより、一個の印刷ヘッドのサーマルプロテクト
によるプリンタ全体の印刷速度の低下を可及的に回避す
ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明では、一個のキャリア2に搭載された複数
の印刷ヘッド3・・のそれぞれのケースに外接した状態
で複数の印刷ヘッドを連結する冷却ホルダ10、10a
を装着している。冷却ホルダ10、10aは、アルミニ
ウムや銅などの熱良導体で一体に形成され、印刷ヘッド
3・・と同数の添設部11・・と隣接する添設部11、
11相互を連結する連結部12・・とを備えている。こ
の冷却ホルダ10、10aは、その添設部11・・を各
印刷ヘッド3・・のケースの外周を囲むように添設して
装着される。
【0009】冷却ホルダ10、10aの外面には、放熱
フィン15を形成しておくのが好ましく、更に冷却ホル
ダ10、10aの印刷ヘッド3・・と接する面には、熱
伝導性シリコンゴムなどの熱伝導性弾性層13を添設す
ることができる。
【0010】また冷却ホルダ10aにその複数の添設部
11・・と連結部12・・とのすべてを貫通する連通室
14を設け、この連通室14にフロンや水などの冷媒が
封止した構造とすることもできる。
【0011】
【作用】各印刷ヘッド3・・で発生した熱は、これに添
設された添設部11で冷却ホルダ10、10aに伝熱さ
れ、冷却ホルダ10、10aの表面から空中に放熱され
る。このとき印刷ヘッド3のケースの外面と冷却ホルダ
10、10aとの間の伝熱は、熱良導体同士の接触であ
るため、伝熱効率が良く、また冷却ホルダ10、10a
は連結部12・・を有しているため、印刷ヘッド3のケ
ースよりもその表面積がはるかに大きく、従って冷却ホ
ルダ10、10aから周囲空気への放熱もより効率良く
行われる。
【0012】そして冷却ホルダ10、10aの印刷ヘッ
ド3・・と接する面に熱伝導性弾性層13を設けること
により、冷却ホルダ10、10aと印刷ヘッド3のケー
スとの密着性が改善され、印刷ヘッド3から冷却ホルダ
10、10aへの伝熱効率をより高めることができる。
【0013】また複数の印刷ヘッド3・・が一体の冷却
ホルダ10、10aで連結された構造となっているの
で、複数の印刷ヘッド3・・間の温度上昇にバラツキが
あった場合、温度の高い印刷ヘッドから温度の低い印刷
ヘッドへと熱の移動が生じ、従って温度上昇の大きな印
刷ヘッドの放熱量がより大きくなり、複数の印刷ヘッド
3・・の温度が平均化され、複数の印刷ヘッド3・・の
一個にサーマルプロテクトが働く危険性を低下させるこ
とができる。
【0014】冷却ホルダ10aに連通室14を設けてそ
の連通室14に冷媒を封止した構造を採用したときに
は、温度の高い印刷ヘッドから温度の低い印刷ヘッドへ
の熱移動がより効率良く行われるため、複数の印刷ヘッ
ド3・・の温度上昇のバラツキをさらに低減させること
ができる。
【0015】
【実施例】図1および図2はこの発明の第1実施例を示
した図である。プリンタの図示されていないフレームに
印刷用紙1の送り方向aと直交する方向bに装架された
ガイドロッド21、21にキャリア2が軸方向移動自在
に装着されており、このキャリア2に複数の印刷ヘッド
3・・が取付台22を介して装着されている。複数の印
刷ヘッド3・・の隣接する印刷ヘッド相互の間隔pは一
定であり、キャリア2は図示しない往復駆動装置によ
り、この間隔pを若干越えるストロークsで往復駆動さ
れる。
【0016】冷却ホルダ10は銅やアルミニウムなどの
帯状の金属板に印刷ヘッド3・・の間隔pに合わせた間
隔で平面U字状の屈曲部11を形成し、その外側表面に
放熱フィン15を形成したもので、U字状屈曲部が印刷
ヘッド3に嵌合される添設部11となり、隣接する添設
部11、11がこれらと一体の直線状の連結部12で連
結された構造となる。放熱ホルダ10の印字ヘッド3側
の面には、全面に渡って熱伝導性シリコンゴムの帯状シ
ート13が貼着されている。
【0017】この冷却ホルダ10は、その添設部11・
・のU字形に屈曲した部分の弾性により、対向する印刷
ヘッド3・・のケースの外周に嵌着され、かつその両端
部をネジ23でキャリア2に止着して装着されている。
冷却ホルダ10の添設部11と印刷ヘッド3のケース外
面とは、その添設部分に貼着された熱伝導性シリコンの
帯状シート13の弾性と、冷却ホルダ10を形成する金
属板の弾性に起因する挟持力により、隙間なく密着され
た状態となる。またプリントギャップの調整などによる
印刷ヘッド3・・相互の微小な角度変化は、連結部12
の捩じれ変形により吸収される。また冷却ホルダ10
は、ネジ23を取り外すことにより容易に取り外すこと
ができるから、印刷ヘッド3・・の保守や交換にも支障
が生じない。
【0018】図3および図4はこの発明の冷却ホルダの
第2実施例を示したもので、冷却ホルダ10aの外観は
第1実施例のものと同様であるが、冷却ホルダ10aの
主体となる金属板に図4に示すように連通室14が設け
られている。この連通室14は複数の添設部11・・と
連結部12・・を貫通して形成されており、フロンや水
などの冷媒が充填されている。
【0019】このような第2実施例の冷却ホルダ10a
は、複数の印刷ヘッド3・・間に温度差があった場合、
冷却ホルダ10aがヒートパイプとして働き、高温側の
印刷ヘッドの熱を冷却ホルダ10a全体および場合によ
っては低温側の印刷ヘッドに拡散させる作用をなし、高
温側印刷ヘッドの放熱量を増大させて使用頻度の高い印
刷ヘッドをより効果的に冷却する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したこの発明の構造によれば、
マルチヘッドプリンタの複数の印刷ヘッの温度上昇を各
印刷ヘッドの使用頻度のバラツキに関わりなく平均化で
きるとともに、印刷ヘッドから空気中への自然対流ない
しキャリアの走行に伴う相対空気流を利用した放熱をよ
り促進することができるから、複数の印刷ヘッドの一個
のみの温度上昇によってサーマルプロテクトが働いてプ
リンタ全体の印刷速度が低下する問題を可及的に回避で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を冷却ホルダを分離した状態で示し
た斜視図
【図2】第1実施例の冷却ホルダの拡大縦断面図
【図3】第2実施例の冷却ホルダの横断面図
【図4】第2実施例の冷却ホルダの拡大縦断面図
【符号の説明】
2 キャリア 3 印刷ヘッド 10(10a) 冷却ホルダ 11 添設部 12 連結部 13 帯状シート 14 連通室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア(2) に当該キャリアの走行方向
    と平行な一直線上に複数の印刷ヘッド(3・・) を並べて
    配置したマルチヘッドプリンタの当該印刷ヘッド(3・
    ・) の冷却構造において、複数の印刷ヘッド(3・・) の
    それぞれのケースに外接される添設部(11 ・・) と隣接
    する添設部(11)、(11)相互を連結する連結部(12 ・・)
    とを一体に形成した熱良導体の冷却ホルダ(10,10a)を、
    その添設部(11 ・・) を各印刷ヘッド(3・・) のケース
    の外周を囲むように添設させた状態で装着したことを特
    徴とする、マルチヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷却構
    造。
  2. 【請求項2】 冷却ホルダ(10,10a)の添設部(11)・・の
    印刷ヘッド(3・・)と接する面に熱伝導性シリコンゴム
    などの熱伝導性弾性層(13)を添設したことを特徴する、
    請求項1記載のマルチヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷
    却構造。
  3. 【請求項3】 冷却ホルダ(10a) がその複数の添設部(1
    1 ・・) と連結部(12 ・・) のすべてを貫通する連通室
    (14)を備えており、この連通室(14)に冷媒が封止されて
    いることを特徴とする、請求項1または2記載のマルチ
    ヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷却構造。
JP4030130A 1992-01-20 1992-01-20 マルチヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷却構造 Pending JPH05193229A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4030130A JPH05193229A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 マルチヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷却構造

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JPH05193229A true JPH05193229A (ja) 1993-08-03

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ID=12295197

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JP4030130A Pending JPH05193229A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 マルチヘッドプリンタの印刷ヘッドの冷却構造

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JP (1) JPH05193229A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0768904A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Nec Corp プリンタ用キャリアユニット
EP0870622A1 (en) * 1997-04-07 1998-10-14 Xerox Corporation Ink jet printer with improved printhead cooling system
JP2006218701A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Alps Electric Co Ltd サーマルプリンタの冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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