JP3229380B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3229380B2
JP3229380B2 JP22503592A JP22503592A JP3229380B2 JP 3229380 B2 JP3229380 B2 JP 3229380B2 JP 22503592 A JP22503592 A JP 22503592A JP 22503592 A JP22503592 A JP 22503592A JP 3229380 B2 JP3229380 B2 JP 3229380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ又は
ファクシミリなどとして構成される、サーマルヘッドを
用いる記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の記録装置のうち、所謂、ライン型
のサーマルヘッドを用いる記録装置が知られている。図
10は、その一例の熱転写式プリンタを示したものであ
る。この例の記録装置10は、装置内部が上カバー1と
下カバー2とで被われ、この内部には、サーマルヘッド
3、プラテンローラ4、給紙カセット5及び排紙トレイ
6などがそれぞれ図の各位置に設けられている。このう
ち、サーマルヘッド3は、フレーム7に基端を固定され
たヘッド支持バネ8に取り付けられている。そして、サ
ーマルヘッド3は、記録時に、インクシート(不図示)
と、給紙カセット5から送られた記録紙(不図示)とを
介して、ヘッド加圧バネ9の作用により、プラテンロー
ラ4に圧接し、このときサーマルヘッド3の発熱素子が
画信号に応じて選択的に発熱し、これによってインクシ
ートのインクが溶融又は昇華して記録紙上に転移する。
【0003】サーマルヘッド3は、ヘッド自体に剛性を
持たせたり、或いは、放熱機能を遂行させたりするため
に、金属などの材料より成るヘッド基体部3Aを有した
ものとなっている。ところで、この種のサーマルヘッド
3を用いる記録装置の中でも、特に、昇華型の熱転写プ
リンタでは、転写には多くの熱量を必要とするため、ヘ
ッド基体部3Aが蓄熱し易くなっている。
【0004】ヘッドを何らかの方法で冷却コントロール
して、かかる蓄熱を抑えるようにしないと、次に述べる
ような問題を生じる。
【0005】(1)蓄熱によって、ヘッドヒータ部のイ
ンクシートへの印加熱量が増大し、画質が悪くなる。特
に、多階調表現などを行う場合に、ヒータ部の温度を変
え、所謂、熱変調を行っているのであるが、上述した蓄
熱を生じると、かような階調コントロールが難しくな
る。
【0006】(2)各記録ドット間のピッチ条件や、記
録ドットの履歴条件や、周囲の環境条件などに応じて、
印加電圧や、印加パルス幅や、パルス数などを変えたり
する場合、上述した如き蓄熱を生じると、その制御シス
テムが一段と複雑になり、装置が大嵩化したり、或い
は、連続印写に耐えられなくなったりする。
【0007】いずれにしても、この種のサーマルヘッド
には、集積回路などが搭載されるため、この動作を保証
する温度以上にならないように、ヘッド温度を抑える必
要があり、その温度は、種々の条件にもよるが、例え
ば、70℃位が限界とされている。
【0008】ところが、特に記録装置の小型化が進む
と、装置本体内の空間も狭くなるので、サーマルヘッド
の放熱効果が低下し、サーマルヘッドの蓄熱が生じ易く
なる。そこでヘッドの冷却コントロールに、ヒートパイ
プなどの手段を用いる方式も提案されているが、これに
よるものでは、記録装置の内部容積が増大し易くなり、
装置本体が大型化し、且つ、コスト高にもなる。
【0009】なお、この種の関連技術として、実開昭6
0−119546号、特開昭62−83154号、特開
昭61−261083号及び特公昭64−7592号の
各公報などに示されるものが既に提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的簡単な構成で、しかも、装置を大嵩化することなく、
サーマルヘッドの昇温を防止できるようにした記録装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、サーマルヘッドを用いる記録装置におい
て、装置本体の外装部及びその内部のフレームのうちの
少なくとも一方と、サーマルヘッドのヘッド基体部との
間に、サーマルヘッドの熱を、外装部とフレームの少な
くとも一方に伝える熱伝導部を設け、前記外装部と前記
フレームの少なくとも一方がフィン部を有し、前記熱伝
導部が、前記フィン部と、前記ヘッド基体部側に設けら
れていて、前記フィン部に相対摺動するフィン部とを有
していることを特徴とする記録装置を提案する。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】その際、装置本体の内外に亘って流通する
強制送風路に、熱伝導部を位置させると、効果的であ
る。
【0019】更に、熱伝導部を、外装部とフレームの少
なくとも一方と、ヘッド基体部とにそれぞれ接する構成
として、各々の接する部分に、熱伝導性粘性材料又は熱
伝導性弾性材料を介設するようにすると、効果的であ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0021】図1は、サーマルヘッドを用いた記録装置
10の概略構成を示し、この記録装置の基本的な構成
は、図10を参照して説明した従来の記録装置と変りは
ない。よって、これらに関する説明は省略する。従来の
記録装置と異なるところは、サーマルヘッド3のヘッド
基体部3Aと、装置本体の外装部である上カバー1との
間に、サーマルヘッド3の熱を上カバー1に伝える熱伝
導部12を介設した点にある。
【0022】図1に示す実施例は、熱伝導部12が、鉄
やアルミウムや銅などの熱伝導性の良い板状の材料で曲
げ加工されるものとなっていて、その熱伝導部12は、
ヘッド基体部3Aと、上カバー1との間に介設される。
そして、この熱伝導部12は、ヘッド基体部3Aと、上
カバー1とに、ネジなどで締結されるか、若しくは、単
に当接するようになっている。
【0023】また図2に示すように、外装部である上カ
バー1の一部を凹入形成してその底部をヘッド基体部3
Aに締結するか又は単に当接させ、この上カバーの部分
を熱伝導部12としてもよい。
【0024】図1及び図2中の矢印は、熱の伝達経路を
示すものであり、ヘッド基体部3Aの熱は、熱伝導部1
2に伝わり、熱伝導部12に伝わった熱は、更に、上カ
バー1に伝わり、ここから外部に放出される。通常、こ
の放熱量の大きさとしては、熱の受容体(上カバー1)
の面積に略比例し、この面積が大きい程、放熱量が増加
する。
【0025】従って、上カバー1などは、サーマルヘッ
ド3の数十倍の面積を有しているので、その上カバー1
に、熱伝導部12を接合させたり、締結させたりするこ
とで、放熱効果を一段と高めることができる。しかも、
上カバー1は直接、使用環境空間に置かれるため、その
ような上カバー1に、熱伝導部12を接続させることに
より、一層の放熱効果を期待できる。このような構成に
よれば、ヒートパイプなどを使用しないでもサーマルヘ
ッド3の放熱を行えるので、記録装置が大嵩化すること
もなく、又、コストをさほど上昇させることもない。
【0026】なお、図3に示すように、例えば板状の熱
伝導部12に、突起列12aを設け、熱伝導部12の表
面積を大きくして、熱伝導部自体の放熱効果を高めるよ
うにしても良い。このようにすると、ヘッドの放熱性が
更に良くなる。上カバー1自体にかような突起列を設
け、この表面積を大きくするようにしても、放熱性が更
に良くなる。突起列としては、波目状,凹凸形状又はそ
の他の適宜な形状としても良く、又、切り起こし片を配
列形成するようにしても良い。このような突起列の構成
は、図2に示した如く熱伝導部12を上カバー自体で形
成したときも同様に採用することができる。
【0027】フレーム7は、装置本体内部に配置され、
この内部に収容されるサーマルヘッド3やその他のプリ
ント機器を装着するものであるが、このようなフレーム
7とサーマルヘッド3のヘッド基体部3Aとの間に熱伝
導部を介設し、サーマルヘッド3で発生した熱を発散さ
せるように構成することもできる。また上カバー1など
の外装部とフレーム7の両者と、ヘッド本体部3Aとの
間に熱伝導部を設け、放熱効果を一層高めるようにして
もよい。装置本体の外装部及びその内部のフレームのう
ちの少なくとも一方と、サーマルヘッドのヘッド基体部
との間に、サーマルヘッドの熱を外装部とフレームの少
なくとも一方に伝える熱伝導部を設けるのである。
【0028】図4に示す実施例は、フレーム7と、ヘッ
ド基体部3Aとの間に、熱伝導部22を介設したもので
ある。
【0029】この熱伝導部22は、ヘッド基体部3A
と、フレーム7との双方に当接するか又はネジなどで締
結される。フレーム7は、通常、剛性のある金属板より
成り、熱伝導性の良いものとなっていて、しかも表面積
の大なるものとなっているので、このようなフレーム7
に、熱伝導部22を接続させても、放熱効果を、表面積
の大きい上カバー1と同じように高めることができる。
この例の場合、上カバー1が、意匠上やデザイン上の理
由から、熱伝導性の良くない合成樹脂の成形品などから
出来ている場合に有効的である。
【0030】上カバー1と、フレーム7との双方に、ア
ルミニウム、銅、鉄などの熱伝導性の良い高熱伝導性材
料を用いた場合には、前述のように、熱伝導部を、上カ
バー1と、フレーム7との双方に共に当接させたり、締
結することもできる。この他、フレーム7自体に図3に
示したような突起列を設け、この放熱面積を大にするよ
うにしても良い。このように、上カバー1などの外装部
と、フレーム7の少なくとも一方に、放熱面積を大にす
る突起列を設けることができる。また図4に示した熱伝
導部22は、フレーム7と別部材となっているが、フレ
ーム7の一部を熱伝導部22として構成することもでき
る。
【0031】いずれにしても、熱の受容体(上カバーや
フレーム)に、表面積の大きいものを利用することによ
り、放熱効果が良くなり、連続プリントを行った場合で
も、ヘッドの飽和温度を下げることが可能となり、画質
を落とさずに、連続印写枚数を増加させることができる
のである。
【0032】上述のように上カバー1とフレーム7の少
なくとも一方に熱伝導部が接続されるが、その際、少な
くともこの熱伝導部が接続される上カバー又はフレーム
7を、アルミニウム、銅又は鉄などの熱を伝えやすい高
熱伝導性材料によって構成する。
【0033】図5は別の実施例を示し、この例は、熱伝
導部32が、放熱フィン部32A1を有する第1の熱伝
導部32Aと、この伝導部32Aに接続(締結又は単な
る当接)した第2の熱伝導部32Bとで構成されるもの
となっている。第1の熱伝導部32Aはヘッド基体部3
Aの方に接続(締結又は単なる当接)され、第2の熱伝
導部32Bはフレーム7の方に接続(締結又は単なる当
接)される。このような構成によれば、ヘッド基体部3
Aの熱は、第1及び第2の熱伝導部32A,32Bを介
してフレーム7の方に伝えられ、このとき、放熱フィン
部32A1は、放熱を促進するように機能する。なお、
第2の熱伝導部32Bを上カバー1の方に接続するよう
にしても良く、又、第2の熱伝導部32Bを、上カバー
1と、フレーム7との双方に接続するようにしても良
い。さらに、第1の熱伝導部32Aをヘッド基体部3A
の一部によって構成したり、第2の熱伝導部32Bをフ
レーム7や上カバー1の一部によって構成することもで
きる。
【0034】このようにして、熱伝導部32は、放熱フ
ィン部32A1を有し、かつヘッド基体部3Aに接続す
る第1の熱伝導部32Aと、この第1の熱伝導部32A
から、熱を外装部とフレーム7の少なくとも一方に伝え
る第2の熱伝導部32Bとで構成されるのである。
【0035】ところで、この種の記録装置のうち、カラ
ープリントが可能なものでは、熱転写記録時に、カラー
用のインクシートに重ね合される記録紙が、異なる色の
転写毎に、記録部前後を往復移送されるようになってい
るのであるが、このようなとき、或いは、記録紙の給排
紙時、更には、インクシートの交換時などの非記録時
に、サーマルヘッド3が図11に示すようにプラテンロ
ーラ4から離れるようになっている。
【0036】このように、サーマルヘッド3が昇降変位
する型式の記録装置であっても、上述した各熱伝導部1
2,22,32を可撓性材料によって構成すれば、サー
マルヘッド3の変位を阻害することはない。或いは次の
ような構成を採用することにより、サーマルヘッドの昇
降変位を阻害せず、しかもその熱を良好に放熱させるこ
とができる。
【0037】図6は、かような点に対応できる実施例を
示す。この実施例の特徴とするところは、熱伝導部とし
て、可撓性を有し、かつ熱伝導性の良い熱伝導部を用い
た点にある。符号42で示すものが、その熱伝導部であ
る。本例では、熱伝導部42が、ヘッド基体部3Aと、
上カバー1との間に介設されるようになっている。熱伝
導部42としては、屈曲自在な比較的バネ定数の小さい
板バネなどの弾性体や、メッシュ構造(網構造)のもの
や、細い弾性線をブラシ状に束ねたものなどを、その構
成例として挙げることができる。
【0038】このようにヘッド基体部3Aに接続(締結
又は単なる当接)された可撓性を有する熱伝導部を、フ
レーム7の方に接続させてもよいし、或いはフレーム7
と上カバー1などの外装部の両者に接続するようにして
もよい。或いはこの熱伝導部を、図5に示した第1の熱
伝導部32Aを介してヘッド基体部3Aに接続すること
もできる。
【0039】いずれにしても、熱伝導部にかような可撓
性を有するものを用いることにより、サーマルヘッド3
が昇降変位しても、先に述べたような良好な放熱効果を
期待することができるのである。
【0040】図7はさらに別の実施例を示し、この実施
例は、外装部を成す上カバー1に、装置本体内部に延び
る櫛歯状のフィン部1aを設け、かつ、ヘッド基体部3
Aに、そのフィン部1aに向けて延びる櫛歯状のフィン
部3A1を設け、両フィン部1a,3A1が互いに接する
ように構成したものである。
【0041】サーマルヘッド3が昇降変位するとき、フ
ィン部3A1はフィン部1aに対し相対摺動し、この相
対摺動面を通して、ヘッド基体部3Aの熱が上カバー1
の方に伝えられる。各フィン部1a,3A1は放熱作用
を促進させ、ヘッドの放熱効果を高める働きをする。本
例では、サーマルヘッド3が昇降変位しても、このよう
な機能を達成することができるのである。
【0042】なお、記録装置内に設けられ、何らかのプ
リント機器を装着するフレーム7の方にフィン部を設
け、これに、フィン部3Aを相対摺動可能に係合させ
るような構成としても良い。いずれにしても、各フィン
部が熱伝導部として機能することになる。また上カバー
1などの外装部とフレーム7の両者にフィン部を設け、
これらに、フィン部3Aを係合させてもよい。また図
7の例では、フィン部3Aがヘッド基体部3A自体に
形成され、これが熱伝導部を構成しているが、ヘッド基
体部3Aとは別体の熱伝導部を設け、これにフィン部3
を形成してもよい。このように、外装部とフレーム
の少なくとも一方がフィン部を有し、熱伝導部が、前記
フィン部と、前記ヘッド基体部側に設けられていて、前
記フィン部に相対摺動するフィン部とを有しているので
ある。
【0043】図8は、熱伝導部を、装置本体の内外に亘
って流通する強制送風路に位置させた実施例を示す。今
までの実施例では、サーマルヘッドの放熱を、自然放熱
に任かせる方式のものであったが、本例の場合は、強制
的な風の流れを作り、その中に、熱伝導部を位置させる
ものであり、強制冷却方式を併用するものである。
【0044】上カバー1には通風用開口1bが設けら
れ、又、上カバー1の側部には排風用開口1cが設けら
れ、この開口1cの内側にはファン11が設置されてい
る。かかるファン11が作動すると、通風用開口1bか
ら、排風用開口1cに向かう強制送風路が形成され、こ
の部分を流れる風によって、上カバー1と、ヘッド基体
部3Aとの間に介設された熱伝導部42が強制冷却され
る。
【0045】この例では、熱伝導部に、符号42で示す
ような弾性変形が可能な熱伝導部を採用したものである
が、これに代えて、前述したいずれの形式の熱伝導部を
用いることもできる。いずれにしても、このような熱伝
導部が強制冷却されることで、ヘッドの放熱効果が更に
良好になる。又、この構成の場合、上記送風路にはサー
マルヘッド3自体も位置するので、この直接的な冷却
も、同時に行わせることができる。ファン11が外気を
吸い込むように構成し、その風を上記風路中に流すよう
にしてもよい。
【0046】ところで、図8において、上カバー1を、
下カバー2若しくは別の枠体などに嵌め込む構成とした
場合、どうしても、上カバーに位置の誤差を生じ易くな
る。熱伝導部42を、かかる上カバー1と、ヘッド基体
部3Aとの双方にネジなどで締結した場合、上カバー1
の位置に誤差があると、熱伝導部を精度良く取り付ける
ことが難しくなる。
【0047】図9に示す実施例は、このような点を考慮
した記録装置例を示す。上カバー1には、蓋部材13が
ネジ14によって取り付けられ、蓋部材13はネジ14
で締結する前は、前後左右に動き得るようになってい
る。上カバー1を嵌め込んだ状態で、蓋部材13を左右
又は前後に移動調整し、次いでネジ14を締結して熱伝
導部42を締結する。このようにすれば、ヘッド側の位
置基準で、熱伝導部42を容易に精度良く締結すること
ができる。この構成も、前述した各種形式の熱伝導部を
用いたときにも適用できるものである。
【0048】なお、熱伝導部42を、ヘッド基体部3A
とフレーム7との間に介設する場合、フレーム7と相対
移動できる何らかの、中間部材を介して熱伝導部をフレ
ームに締結することもできる。
【0049】ところで、今まで述べてきた一連の実施例
において、熱伝導部とヘッド基体部との接合部、及び、
熱伝導部と上カバーとの接合部、及び、熱伝導部とフレ
ームとの接合部では、表面の微少な凹凸や面精度の悪さ
などの影響で、熱伝達ロスを生じ易い。
【0050】このように、熱伝導部を、上カバー1など
の外装部とフレーム7の少なくとも一方と、ヘッド基体
部3Aとにそれぞれ接する構成とした場合、その各々の
接合する部分に、例えば層状に形成された熱伝導性粘性
材料又はシリコーンゴムなどの熱伝導性弾性材料(ヒー
トシンカー)などを介設すると、接合面での熱伝達ロス
を生じにくくすることができる。このような構成は、言
うまでもないことであるが、前述の各形態の熱伝導部を
用いたときも、また図7に示すフィン部同士の摺動部に
も採用することができる。
【0051】以上説明した各構成を適宜組合せて記録装
置を構成することもできる。また上述した各構成は、高
熱となり得る各種ディバイス、例えば画像形成装置の熱
ローラの放熱、スキャナ螢光管の放熱などにも応用可能
である。
【0052】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、比較的簡
単な構成で、しかも、装置を大嵩化することなく、サー
マルヘッドを放熱させることができ、その昇温を効果的
に抑えることができる。しかも、サーマルヘッドが昇降
変位する構成であっても、サーマルヘッドを良好に放熱
させることができる。
【0053】請求項2に係る発明によれば、空冷併用式
であるので、更に、サーマルヘッドの放熱性を良くする
ことができる。
【0054】請求項3に係る発明によれば、接合面での
熱の伝達ロスが生じにくくなり、一層、サーマルヘッド
の放熱性を良くすることができる。
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】記録装置の概略断面構成図である。
【図2】他の形態の熱放熱部を有する記録装置の概略断
面構成図である。
【図3】熱伝導部の別の例を示す断面図である。
【図4】別実施例の記録装置の概略構成断面図である。
【図5】更に別の実施例の記録装置の概略構成断面図で
ある。
【図6】更に別の実施例の記録装置の概略構成断面図で
ある。
【図7】更に別の実施例の熱伝達部の構成断面図であ
る。
【図8】更に別の実施例の記録装置の概略構成断面図で
ある。
【図9】更に別の実施例の記録装置の概略構成断面図で
ある。
【図10】従来の記録装置の概略構成断面図である。
【図11】同上記録装置におけるサーマルヘッドがプラ
テンローラから離隔した状態を示す図である。
【符号の説明】
1a フィン部 3 サーマルヘッド 3A ヘッド基体部 3A フィン部 7 フレーム 10 記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−83154(JP,A) 実開 昭62−154840(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/377 B41J 2/335

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドを用いる記録装置におい
    て、装置本体の外装部及びその内部のフレームのうちの
    少なくとも一方と、サーマルヘッドのヘッド基体部との
    間に、サーマルヘッドの熱を、外装部とフレームの少な
    くとも一方に伝える熱伝導部を設け、前記外装部と前記
    フレームの少なくとも一方がフィン部を有し、前記熱伝
    導部が、前記フィン部と、前記ヘッド基体部側に設けら
    れていて、前記フィン部に相対摺動するフィン部とを有
    していることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の内外に亘って流通する強制送
    風路に、熱伝導部を位置させた請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 熱伝導部を、外装部とフレームの少なく
    とも一方と、ヘッド基体部とにそれぞれ接する構成とし
    て、各々の接する部分に、熱伝導性粘性材料又は熱伝導
    性弾性材料を介設した請求項1又は2に記載の記録装
    置。
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