JP6819247B2 - 放熱装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ICチップで発生した熱を放散(放熱)する装置およびそれを備えるプリンタや複写機などの画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置などの各種装置の制御部には、IC(Integrated Circuit:集積回路)チップが広く用いられている。
ICチップの高集積化に伴い、ICチップの発熱量が増大しており、ICチップで発生する熱の放散(放熱)が重要になってきている。ICチップの放熱のための構成として、たとえば、ICチップとICチップの非回路形成面に対向配置される金属製のシャーシとの間に熱伝導シートを介在させて、ICチップの発熱を熱伝導シートを介してシャーシに逃がす構成が提案されている。
特開2001−352022号公報
しかしながら、かかる構成による放熱が必ずしも十分であるとは言えず、ICチップの放熱のための構成には改良の余地がある。
本発明の目的は、ICチップで発生する熱をより良好に放散させることができる、放熱装置およびこれを備える画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る放熱装置は、基板に実装されたICチップで発生する熱を放散させる放熱装置であって、基板とICチップを介して対向する位置に配置され、金属からなるシールド板金と、シールド板金に一端側の端部が支持され、第1の位置と他端側の端部がICチップに向けて付勢される第2の位置との間を揺動する板ばねと、第1面と、第1面と反対側にある第2面と、第3面と、第4面とを有し、板ばねと第1面が接触するとともにICチップと第2面が接触し、板ばねとICチップを熱伝導する弾性体からなる熱伝導部材と、シールド板金に設けられ、板ばねが第1の位置にあるときには熱伝導部材の第3面と対向する位置に間隔をおいて配されて、板ばねが第2の位置にあるときに板ばねの付勢力により熱伝導部材が厚み方向につぶされて熱伝導部材の第3面と接触する位置に配された第1放熱部材とを含む、ことを特徴とする。
この構成によれば、ICチップは、基板と金属からなるシールド板金との間に挟まれる。シールド板金には、板ばねの一端側の端部が支持されている。板ばねは、第1の位置と他端側の端部がICチップに向けて付勢される第2の位置との間を揺動する。ICチップと板ばねとの間には、弾性体からなる熱伝導部材が介在されている。熱伝導部材は、第1面、第2面、第3面および第4面を有している。板ばねの付勢力が熱伝導部材の第1面に入力され、熱伝導部材の第1面と反対側の第2面がICチップに押しつけられる。そのため、ICチップで発生する熱をICチップから熱伝導部材に逃がすことができ、その熱を熱伝導部材から板ばねを介してシールド板金に逃がすことができる。
また、熱伝導部材の第3面と対向する位置に第1放熱部材が配され、板ばねとICチップとに挟まれる熱伝導部材が厚み方向につぶされたときに、熱伝導部材の第3面が第1放熱部材に接触する。これにより、ICチップから熱伝導部材に伝わる熱を熱伝導部材から第1放熱部材を介してシールド板金に逃がすことができる。
すなわち、ICチップで発生する熱を熱伝導部材に伝播させて、その熱を熱伝導部材から板ばねだけでなく第1放熱部材をも介してシールド板金に逃がすことができる。よって、ICチップで発生する熱を従来よりも良好に放散させることができる。
板ばねの付勢力により熱伝導部材がICチップに弾性的に押しつけられるので、基板の反り変形などにより板ばねと基板との距離が変わっても、基板に大きな負荷をかけることなく、熱伝導部材をICチップに押しつけることができる。また、熱伝導部材が弾性体からなるので、板ばねの付勢力の方向が基板の垂線方向に対して斜めであっても、熱伝導部材がその変形によりICチップに良好に接触する。よって、ICチップで発生する熱を熱伝導部材に良好に伝播させることができる。
なお、本発明は、放熱装置の形態で実現することができるだけでなく、たとえば、放熱装置を備える画像形成装置の形態で実現することもできる。
すなわち、本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成装置であって、筐体と、基板に実装されて、筐体内に設けられるICチップと、ICチップで発生する熱を放散させる放熱装置とを備え、放熱装置は、基板とICチップを介して対向する位置に配置され、金属からなるシールド板金と、シールド板金に一端側の端部が支持され、第1の位置と他端側の端部がICチップに向けて付勢される第2の位置との間を揺動する板ばねと、第1面と、第1面と反対側にある第2面と、第3面と、第4面とを有し、板ばねと第1面が接触するとともにICチップと第2面が接触し、板ばねとICチップを熱伝導する弾性体からなる熱伝導部材と、シールド板金に設けられ、板ばねが第1の位置にあるときには熱伝導部材の第3面と対向する位置に間隔をおいて配されて、板ばねが第2の位置にあるときに板ばねの付勢力により熱伝導部材が厚み方向につぶされて熱伝導部材の第3面と接触する位置に配された第1放熱部材とを含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、ICチップで発生する熱を従来よりも良好に放散させることができる。そのため、ICチップの異常加熱を抑制することができ、ひいては、ICチップの熱暴走などの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの左前側から見た斜視図である。 プリンタに備えられるメイン基板ユニットの左後側から見た斜視図である。 メイン基板ユニットの分解斜視図である。 メイン基板ユニットのシールド板金の右後側から見た斜視図である。 シールド板金の右側面図である。 メイン基板ユニットの左側面図である。 図6に示される切断面線A−Aにおけるメイン基板ユニットの断面図である。 図6に示される切断面線B−Bにおけるメイン基板ユニットの断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<画像形成装置>
図1に示されるように、画像形成装置の一例であるプリンタ1は、略直方体形状の筐体2を備えている。
筐体2の底部には、給紙トレイ3が設けられている。給紙トレイ3は、複数枚のシートを積層状態で支持することができる。筐体2の正面には、マルチパーパストレイ4が設けられている。マルチパーパストレイ4は、筐体2の正面に沿って閉まった状態とその状態から手前側に倒伏して開いた状態とに変位可能に設けられている。マルチパーパストレイ4は、開いた状態で、複数枚のシートを積層状態で支持することができる。筐体2の上面には、排紙トレイ5が形成されている。給紙トレイ3またはマルチパーパストレイ4に支持されているシートは、給紙トレイ3またはマルチパーパストレイ4から筐体2内に1枚ずつ送り出され、筐体2内を排紙トレイ5に向けて搬送される。シートが筐体2内を搬送される間に、筐体2内に収容されている画像形成部(図示せず)により、シートに画像(カラー画像またはモノクロ画像)が形成される。画像形成部による画像形成の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。画像が形成されたシートは、排紙トレイ5上に排出される。
なお、マルチパーパストレイ4が設けられている正面側をプリンタ1の「前側」とし、その反対側を「後側」と規定する。そして、水平面に載置されたプリンタ1を「前側」から見た状態を基準に、プリンタ1の「上側」、「下側」、「左側」および「右側」を規定する。各図では、その規定に従った方向が矢印で示されている。
また、筐体2内には、画像形成部などの各種要素を支持する本体フレーム6が設けられている。本体フレーム6の左側面には、メイン基板ユニット7が取り付けられている。
<メイン基板ユニット>
メイン基板ユニット7は、図2および図3に示されるように、メイン基板11およびシールド板金12を備えている。
メイン基板11は、プリンタ1における所定の処理、たとえば、画像データ処理などを実行するためのものである。メイン基板11は、プリント配線基板13(基板の一例)上に各種の電子部品14が実装された構成を有している。
プリント配線基板13は、図3に示されるように、略四角板状をなしている。
電子部品14には、ICチップの形態をなすASIC(Application Specific Integrated Circuit)14Aが含まれる。ASIC14A(ICチップの一例)は、たとえば、プリント配線基板13の中央部に配置されている。
また、プリント配線基板13の後上端部には、金属製のコネクタホルダ15が設けられている。コネクタホルダ15には、LAN(Local Area Network)接続のためのLANコネクタ16、ならびにUSB(Universal Serial Bus)接続のためのUSB−Aコネクタ17およびUSB−Bコネクタ18が保持されている。
プリント配線基板13およびコネクタホルダ15は、ユニットホルダ19に取り付けられている。
シールド板金12は、図4および図5に示されるように、本体部21、第1支持部22、第2支持部23、第3支持部24および第4支持部25を一体的に有している。
本体部21は、側面視で略四角形状の板状をなしている。本体部21の中央部には、開口26が厚み方向(左右方向)に貫通して形成されている。開口26は、上下方向に延びる第1端縁26Aと、第1端縁26Aに対して後側に間隔を開けて平行に延びる第2端縁26Bと、第1端縁26Aの下端と第2端縁26Bの下端との間を前後方向に延びる第3端縁26Cと、第1端縁26Aの上端と第2端縁26Bの上端との間を前後方向に延びる第4端縁26Dを有する略四角形状をなしている。
第1支持部22は、本体部21の前上端部に形成され、本体部21から右側に延びて上側に屈曲するL字板状をなしている。具体的には、第1支持部22は、本体部21の上端縁の前端部から右側に延びる略四角板状の脚部22Aと、脚部22Aの右端から上側に延びる略四角板状の固定部22Bとを備えている。固定部22Bには、ボルト穴22Cが厚み方向(左右方向)に貫通して形成されている。
第2支持部23は、本体部21の前下端部に形成され、本体部21から右側に延びて前側に屈曲するL字板状をなしている。具体的には、第2支持部23は、本体部21の前端縁の下端部から右側に延びる略四角形状の脚部23Aと、脚部23Aの右端から前側に延びる略四角板状の固定部23Bとを備えている。固定部23Bには、ボルト穴23Cが厚み方向(左右方向)に貫通して形成されている。
第3支持部24は、本体部21の上端縁の後端部から本体部21と面一をなして上側に延びる平板状をなしている。第3支持部24には、ボルト穴24Aが厚み方向(左右方向)に貫通して形成されている。
第4支持部25は、本体部21の後下端部に形成され、本体部21から右側に延びて下側に屈曲するL字板状をなしている。具体的には、第4支持部25は、本体部21の下端縁の後端部から右側に延びる略四角板状の脚部25Aと、脚部25Aの右端から下側に延びる略四角板状の固定部25Bとを備えている。固定部25Bには、ボルト穴25Cが厚み方向(左右方向)に貫通して形成されている。
また、シールド板金12には、第1放熱部材31、第2放熱部材32および第3放熱部材33が一体に形成されている。
第1放熱部材31は、図5に示されるように、本体部21の開口26内に形成され、開口26の第1端縁26Aから後側に延出して右側に屈曲するL字板状をなしている。具体的には、第1放熱部材31は、第1端縁26Aにおける中央より上側の位置から後側に延出する略四角板状の延出部31Aと、延出部31Aの後端から右側に延びる略四角板状の対向部31Bとを備えている。
第2放熱部材32は、本体部21の開口26内に形成され、開口26の第2端縁26Bから前側に延出して右側に屈曲するL字板状をなしている。具体的には、第2放熱部材32は、第2端縁26Bにおける中央より上側の位置から前側に延出する略四角板状の延出部32Aと、延出部32Aの前端から右側に延びる略四角板状の対向部32Bとを備えている。
第3放熱部材33は、本体部21の開口26内に形成され、開口26の第3端縁26Cから上側に延出して右側に屈曲するL字板状をなしている。具体的には、第3放熱部材33は、第3端縁26Cにおける中央の位置から上側に延出する略四角板状の延出部33Aと、延出部33Aの上端から右側に延びる略四角板状の対向部33Bとを備えている。
第1放熱部材31、第2放熱部材32および第3放熱部材33のシールド板金12からの高さは、同一であり、後述する熱伝導部材42の厚み(第1面42Aと第2面42Bとの間の距離)よりも小さい。
メイン基板ユニット7は、板ばね41および熱伝導部材42をさらに備えている。
板ばね41は、長方形状の金属板を2回屈曲させて形成されている。板ばね41の基端部41Aは、開口26の第4端縁26Dよりも上側の位置でシールド板金12の本体部21に固定されている。板ばね41の基端部41Aと反対側の端部は、遊端部41Bであり、開口26と左右方向に対向する位置に配置されている。基端部41Aと遊端部41Bとは、基端部41Aの下端から右下側に延びる連結部41Cにより連結されている。
熱伝導部材42は、弾性体、たとえば、シリコーンゲルからなる。熱伝導部材42は、弾性変形していない状態において、第1面42A、第2面42B、第3面42C、第4面42D、第5面42Eおよび第6面42Fを有する直方体形状をなしている。熱伝導部材42は、第1面42Aが板ばね41の遊端部41Bの右面に固定されることにより、板ばね41に支持されている。第2面42Bは、第1面42Aと反対側の面である。第3面42Cは、前側を向いた面である。第4面42Dは、第3面42Cと反対側の面であり、後側を向いた面である。第5面42Eは、下側を向いた面である。第6面42Fは、第5面42Eと反対側の面であり、上側を向いた面である。
シールド板金12は、図6に示されるように、4本のボルト51を用いて、メイン基板11に取り付けられる。
具体的には、プリント配線基板13には、図3に示されるように、シールド板金12のボルト穴22C,25Cに対応して、ボルト穴52,53が形成されている。コネクタホルダ15には、シールド板金12のボルト穴24Aに対応して、ボルト穴54が形成されている。ユニットホルダ19には、シールド板金12のボルト穴23Cに対応して、ボルト穴55が形成されている。
シールド板金12がメイン基板11に取り付けられる前の状態では、板ばね41および熱伝導部材42に弾性変形が生じておらず、図7(a)および図8(a)に示されるように、板ばね41の遊端部41Bが第1位置に位置し、図5に示されるように、熱伝導部材42の第3面42C、第4面42Dおよび第5面42Eがそれぞれ第1放熱部材31の対向部31B、第2放熱部材32の対向部32Bおよび第3放熱部材33の対向部33Bと間隔を開けて対向している。
シールド板金12がメイン基板11に取り付けられる際には、シールド板金12のボルト穴22C,23C,24A,25Cがそれぞれボルト穴52,55,54,53と重なり合うように、メイン基板11に対するシールド板金12の位置が調整されて、シールド板金12がメイン基板11に重ね合わされる。
シールド板金12がメイン基板11に近づけられる途中で、熱伝導部材42の第2面42BがASIC14Aに当接する。その後、シールド板金12がメイン基板11にさらに近づけられると、板ばね41の遊端部41Bが熱伝導部材42に押し付けられ、その反力により、板ばね41が撓み変形して、板ばね41に付勢力が発生する。そして、図7(b)および図8(b)に示されるように、シールド板金12の第1支持部22および第4支持部25がプリント配線基板13に当接し、第2支持部23がユニットホルダ19に当接し、第3支持部24がコネクタホルダ15に当接した状態では、板ばね41の遊端部41Bが第2位置に位置し、熱伝導部材42が板ばね41の付勢力により厚み方向に押しつぶされて、熱伝導部材42の第3面42C、第4面42Dおよび第5面42Eがそれぞれ第1放熱部材31の対向部31B、第2放熱部材32の対向部32Bおよび第3放熱部材33の対向部33Bに接触する。
その後、ボルト51がそれぞれボルト穴22C,23C,24A,25Cを通してボルト穴52,55,54,53にねじ込まれることにより、メイン基板11に対するシールド板金12の取り付けが完了する。
<作用効果>
以上のように、ASIC14Aは、プリント配線基板13と金属からなるシールド板金12との間に挟まれる。シールド板金12には、板ばね41の基端部41Aが支持されている。板ばね41は、第1の位置と遊端部41BがASIC14Aに向けて付勢される第2の位置との間を揺動する。ASIC14Aと板ばね41との間には、弾性体からなる熱伝導部材42が介在されている。熱伝導部材42は、第1面42A、第2面42B、第3面42Cおよび第4面42Dを有している。板ばね41の付勢力が熱伝導部材42の第1面42Aに入力され、熱伝導部材42の第1面42Aと反対側の第2面42BがASIC14Aに押しつけられる。そのため、ASIC14Aで発生する熱をASIC14Aから熱伝導部材42に逃がすことができ、その熱を熱伝導部材42から板ばね41を介してシールド板金12に逃がすことができる。
また、熱伝導部材42の第3面42Cと対向する位置に第1放熱部材31が配され、板ばね41とASIC14Aとに挟まれる熱伝導部材42が厚み方向につぶされたときに、熱伝導部材42の第3面42Cが第1放熱部材31に接触する。これにより、ASIC14Aから熱伝導部材42に伝わる熱を熱伝導部材42から第1放熱部材31を介してシールド板金12に逃がすことができる。
すなわち、この実施形態では、シールド板金12、第1放熱部材31、板ばね41および熱伝導部材42が放熱装置の一例をなし、ASIC14Aで発生する熱を熱伝導部材42に伝播させて、その熱を熱伝導部材42から板ばね41だけでなく第1放熱部材31をも介してシールド板金12に逃がすことができる。よって、ASIC14Aで発生する熱を従来よりも良好に放散させることができる。
板ばね41の付勢力により熱伝導部材42がASIC14Aに弾性的に押しつけられるので、プリント配線基板13の反り変形などにより板ばね41とプリント配線基板13との距離が変わっても、プリント配線基板13に大きな負荷をかけることなく、熱伝導部材42をASIC14Aに押しつけることができる。また、熱伝導部材42が弾性体からなるので、板ばね41の付勢力の方向がプリント配線基板13の垂線方向に対して斜めであっても、熱伝導部材42がその変形によりASIC14Aに良好に接触する。よって、ASIC14Aで発生する熱を熱伝導部材42に良好に伝播させることができる。
第1放熱部材31は、シールド板金12の一部を屈曲させて形成されており、熱伝導部材42と対向する対向部31Bを有している。第1放熱部材31がシールド板金12と一体に形成されているので、熱伝導部材42から対向部31Bに伝播する熱を第1放熱部材31からシールド板金12に速やかに逃がすことができ、ASIC14Aで発生する熱をより良好に放散させることができる。
第1放熱部材31と熱伝導部材42を介して対向する位置に、第2放熱部材32が配されている。そして、板ばね41の付勢力により熱伝導部材42が厚み方向につぶされたときに、熱伝導部材42の第4面42Dが第2放熱部材32に接触する。これにより、熱伝導部材42が第2放熱部材32側、つまり後側にずれることを抑制できる。そのため、熱伝導部材42の第3面42Cを第1放熱部材31に良好に接触させることができる。熱伝導部材42の第3面42Cおよび第4面42Dがそれぞれ第1放熱部材31および第2放熱部材32に接触するので、ASIC14Aで発生する熱を一層良好に放散させることができる。
さらに、板ばね41の下側には、第3放熱部材33が配されている。そして、板ばね41が撓み変形して、板ばね41の付勢力により熱伝導部材42が厚み方向につぶされたときに、熱伝導部材42の第5面42Eが第3放熱部材33に接触する。これにより、熱伝導部材42が第3放熱部材33側、つまり下側にずれることを抑制できる。また、熱伝導部材42の第3面42Cおよび第4面42Dだけでなく、第5面42EからもASIC14Aの発熱を逃がすことができ、その発熱をより一層良好に放散させることができる。
また、第1放熱部材31、第2放熱部材32および第3放熱部材33のシールド板金12からの高さは、熱伝導部材42の厚み(第1面42Aと第2面42Bとの間の距離)よりも小さい。そのため、第1放熱部材31、第2放熱部材32および第3放熱部材33がASIC14Aに当接することを防止でき、メイン基板11に対するシールド板金12の取り付け時のASIC14Aの破損を抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、画像形成装置の一例としてプリンタ1を取り上げたが、本発明が適用される画像形成装置は、単機能のプリンタ1に限らず、画像形成機能および画像読取機能を有するファクシミリ装置や複合機であってもよい。
また、本発明が適用される装置は、画像形成装置に限らず、本発明は、基板に実装されたICチップを備える各種の装置に適用が可能である。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:プリンタ
2:筐体
12:シールド板金
13:プリント配線基板
14A:ASIC
31:第1放熱部材
31B:対向部
32:第2放熱部材
32B:対向部
33:第3放熱部材
33B:対向部
41:板ばね
41A:基端部
41B:遊端部
42:熱伝導部材
42A:第1面
42B:第2面
42C:第3面
42D:第4面
42E:第5面

Claims (6)

  1. 基板に実装されたICチップで発生する熱を放散させる放熱装置であって、
    前記基板と前記ICチップを介して対向する位置に配置され、金属からなるシールド板金と、
    前記シールド板金に一端側の端部が支持され、第1の位置と他端側の端部が前記ICチップに向けて付勢される第2の位置との間を揺動する板ばねと、
    第1面と、前記第1面と反対側にある第2面と、第3面と、第4面とを有し、前記板ばねと前記第1面が接触するとともに前記ICチップと前記第2面が接触し、前記板ばねと前記ICチップを熱伝導する弾性体からなる熱伝導部材と、
    前記シールド板金に設けられ、前記板ばねが前記第1の位置にあるときには前記熱伝導部材の前記第3面と対向する位置に間隔をおいて配されて、前記板ばねが前記第2の位置にあるときに前記板ばねの付勢力により前記熱伝導部材が厚み方向につぶされて前記熱伝導部材の前記第3面と接触する位置に配された第1放熱部材とを含む
    ことを特徴とする、放熱装置。
  2. 請求項1に記載の放熱装置において、
    前記第1放熱部材は、前記シールド板金の一部が屈曲して形成され、前記熱伝導部材と対向する対向部を有する
    ことを特徴とする、放熱装置。
  3. 請求項1または2に記載の放熱装置において、
    前記第1放熱部材と前記熱伝導部材を介して対向する位置に配されて、前記板ばねが前記第2の位置にあるときに前記板ばねの付勢力により前記熱伝導部材が前記厚み方向につぶされたときに前記熱伝導部材の第4面と接触する第2放熱部材をさらに含む
    ことを特徴とする、放熱装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の放熱装置において、
    前記第1放熱部材の前記シールド板金からの高さは、前記熱伝導部材の厚みよりも小さい
    ことを特徴とする、放熱装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の放熱装置において、
    前記第1放熱部材は、前記熱伝導部材の側面に対して前記板ばねの揺動方向を含む平面と直交する方向から対向し、
    前記熱伝導部材は、前記板ばねの揺動端部側に配された第5面を有し、
    前記シールド板金に設けられ、前記熱伝導部材の側面に対して前記他端側から対向する位置に配され、前記板ばねが前記第2の位置にあるときに前記板ばねの付勢力により前記熱伝導部材が前記厚み方向につぶされたときに前記熱伝導部材の第5面と接触する第3放熱部材を有する
    ことを特徴とする、放熱装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    筐体と、
    基板に実装されて、前記筐体内に設けられるICチップと、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の放熱装置とを備える
    ことを特徴とする、画像形成装置。
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