JP2020049713A - 画像形成装置および基板 - Google Patents

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Shimpei Kawashima
慎平 川島
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Abstract

【課題】振動子を保護するテープを設ける場合と比較して、製造工程を簡略化しながら、振動子を保護する。【解決手段】基板と、基板に設けられ、リアルタイムクロック回路を有する半導体集積回路と、半導体集積回路を覆う位置に設けられるとともに、半導体集積回路からの熱を受け放熱する放熱体と、基板および放熱体に挟まれる空間内に設けられるとともに、振動を行いリアルタイムクロック回路にクロック信号を供給する振動子とを備える画像形成装置。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置および基板に関する。
特許文献1には、主制御部が自らを省電力状態に遷移させた動作状態にて予め設定された時間間隔毎または予め設定された日時毎の時点を認識することにより、CPUをROMに記憶されたプログラムを用いて再起動させて、CPUにRAM内の記憶内容に対する初期設定処理を実行させることが記載されている。
特開2011−88292号公報
ところで、例えば画像形成装置などに設けられる基板において、リアルタイムクロック回路を有する半導体集積回路と、半導体集積回路に対してクロック信号を供給する振動子とを設けることがある。ここで、振動子は一般的に容量変化に対する感受性が高いため、例えば人体が触れることによっても発振周波数が変動し得る。そこで、振動子を保護するため振動子をテープで覆う構成が採用されるが、この場合、製造工程においてテープを設ける作業が必要となる。
そこで、本発明では、振動子を保護するテープを設ける場合と比較して、製造工程を簡略化しながら、振動子を保護することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基板と、前記基板に設けられ、リアルタイムクロック回路を有する半導体集積回路と、前記半導体集積回路を覆う位置に設けられるとともに、当該半導体集積回路からの熱を受け放熱する放熱体と、前記基板および前記放熱体に挟まれる空間内に設けられるとともに、振動を行い前記リアルタイムクロック回路にクロック信号を供給する振動子とを備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記半導体集積回路の動作にともない前記放熱体において温度差が発生し、前記振動子は、前記空間内のうち前記放熱体における低温となる領域と対峙する位置に設けられる請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記基板は、板面が上下方向に沿う向きに設けられ、前記振動子は、前記空間における下側の領域に設けられる請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記放熱体は、上下方向に延びる放熱部が複数並んで設けられる請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記放熱体に向けて空気流を発生させる空気流発生体を有し、前記振動子は、前記空間内のうち、前記空気流の流れ方向における上流側に設けられる請求項2記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記振動子は一方向に長い形状をしており、前記空気流の流れに交差する方向が長手方向になるように配置される請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記振動子は、前記基板上に設けられ、前記放熱体との間に間隙を形成する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記基板および前記放熱体に挟まれて設けられ、当該基板に向けて当該放熱体が移動することを制限する制限体を有する請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記振動子における前記基板からの高さが、前記半導体集積回路における当該基板からの高さよりも低い請求項8記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記半導体集積回路および前記振動子と接続されるとともに、前記空間内に設けられるコンデンサを有する請求項1乃至9のいずれか1項記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記振動子は、一方向に長い形状をしており、前記振動子は、当該振動子の長手方向が上下方向に沿う向きに設けられる請求項1乃至10のいずれか1項記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、基板本体と、前記基板本体に設けられ、リアルタイムクロック回路を有する半導体集積回路と、前記半導体集積回路を覆う位置に設けられるとともに、当該半導体集積回路からの熱を受け放熱する放熱体と、前記基板本体および前記放熱体によって挟まれる空間内に設けられるとともに、振動を行い前記リアルタイムクロック回路にクロック信号を供給する振動子とを備える基板である。
請求項1の発明によれば、振動子を保護するテープを設ける場合と比較して、製造工程を簡略化しながら、振動子を保護することが可能となる。
請求項2の発明によれば、振動子の温度上昇が抑制される。
請求項3の発明によれば、振動子の温度上昇が抑制される。
請求項4の発明によれば、放熱体による放熱効率が向上する。
請求項5の発明によれば、空気流の流れに沿う方向が長手方向になるように配置される構成と比較して、振動子が空気流により冷却される。
請求項6の発明によれば、振動子の温度上昇が抑制される。
請求項7の発明によれば、振動子の温度上昇が抑制される。
請求項8の発明によれば、放熱体が振動子と接触することを抑制することができる。
請求項9の発明によれば、放熱体が振動子と接触することを抑制することができる。
請求項10の発明によれば、リアルタイムクロック回路に供給されるクロック信号が安定する。
請求項11の発明によれば、振動子の温度上昇が抑制される。
請求項12の発明によれば、振動子を保護するテープを設ける場合と比較して、製造工程を簡略化しながら、振動子を保護することが可能となる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を示した図である。 制御基板の概略構成を説明する図である。 SoCの周辺構成を説明する図である。 図2のIV−IVにおける断面図である。 ヒートシンク対向領域における水晶振動子およびコンデンサの配置を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<画像形成装置1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成を示した図である。
まず、図1を参照しながら、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成について説明をする。
画像形成装置1は、用紙Pなどの記録材、すなわちシートに対して画像を形成する。図示の画像形成装置1は、用紙Pを収容する用紙収容部10と、用紙Pに画像を形成する画像形成部13と、画像が形成された用紙Pを排出する排出ロール15と、画像形成装置1の動作を制御する制御部20とを有する。
なお、以下の説明においては、図1に示す画像形成装置1における上下方向、すなわち鉛直方向を単に「上下方向」ということがある。また、図1における上下方向における上側を単に「上側」、上下方向における下側を単に「下側」ということがある。また、図1に示す画像形成装置1における紙面の左右方向を、単に「幅方向」ということがある。また、図1における紙面左側を単に「一方側」、紙面右側を単に「他方側」ということがある。また、図1に示す画像形成装置1における紙面の奥行方向を、単に「奥行方向」ということがある。また、図1における紙面手前側を単に「手前側」、紙面奥側を単に「奥側」ということがある(図2参照)。
用紙収容部10は、各々サイズや種類の異なる用紙Pを収容する。図示の例においては、用紙収容部10は複数設けられる。用紙収容部10の各々は、奥行方向手前側に引き出し可能である。
画像形成部13は、用紙収容部10から搬送されてくる用紙Pに画像を形成する。画像形成部13は、感光体に付着させたトナーを用紙Pに転写して像を形成する電子写真方式により用紙Pに画像を形成する。なお、画像形成部13が画像を形成する方式は特に限定されるものではなく、用紙P上にインクを吐出して像を形成するインクジェット方式などにより画像を形成してもよい。
排出ロール15は、画像形成部13によって画像が形成された用紙Pを排出する。図示の例における排出ロール15は、ロール対からなり、このロール対が各々回転することにともない、用紙Pを画像形成装置1から排出する。
制御部20は、画像形成装置1に設けられる各構成部材の動作を制御する。この制御部20は制御基板100を有する。図示の例における制御基板100は、画像形成装置1の幅方向における他方側の側面に設けられ、板面が上下方向に沿うように配置されている。
ここで、画像形成装置1の動作について説明をする。まず、制御部20から指示信号が出力されることにともない、用紙収容部10から用紙Pが1枚ずつ送り出される。そして、画像形成部13によって用紙Pに画像が形成された後、排出ロール15によって画像が形成された用紙Pが排出される。
<制御基板100>
図2は、制御基板100の概略構成を説明する図である。
図2を参照しながら、制御基板100の概略構成を説明する。
図2に示すように、制御基板100は、ガラスエポキシ基板などにより構成される所謂プリント基板である基板本体110と、基板本体110に搭載される素子の1つであるSoC(System on a Chip)200とを有する。図示の例においては、SoC200は、基板本体110の上下方向における中央CLよりも上側に設けられる。
ここで、SoC200は、半導体集積回路の一例であり、画像形成装置1の動作に必要な複数の機能を果たす1個の半導体チップである。図示のSoC200は、複数のCPUを備えるとともに、リアルタイムクロック回路を内蔵している。なお、ここでは基板本体110に搭載される素子の1つとしてSoC200を説明するが、基板本体110にはSoC200を含め複数の素子が搭載される。基板本体110に搭載される素子としては、例えば、ハードディスク、CPU(Central Processing Unit)、メモリなどである主制御用素子、ファクシミリやUSB(Universal Serial Bus)機器といった画像形成装置1の外部機器との接続を行う素子である外部接続用素子、あるいは高電圧コア電源(例えば、1.1V)および低電圧コア電源(例えば0.9V)を含む電圧供給用素子などが含まれてもよい。
<SoC200の周辺構成>
図3は、SoC200の周辺構成を説明する図である。なお、図3においては、ヒートシンク250の記載は省略している。
図4は、図2のIV−IVにおける断面図である。
次に、図3および図4を参照しながら、SoC200およびその周辺構成を説明する。
図3および図4に示すように、SoC200は基板本体110に搭載される。また、SoC200の周辺には、SoC200で発生する熱を放熱するヒートシンク250(図4参照)と、SoC200に送信されるクロック信号を生成する水晶振動子300と、水晶振動子300が生成するクロック信号を安定させるコンデンサ350とを有する。以下、基板本体110について説明をした後、SoC200、ヒートシンク250、水晶振動子300、およびコンデンサ350の各々について説明をする。
まず、基板本体110について説明をする。基板本体110は、SoC200を搭載する面である第1面115と、第1面115とは反対側の面である第2面117(図4参照)とを有する。ここで、基板本体110の第1面115において、ヒートシンク250と対向する領域を、ヒートシンク対向領域119とする。図示の例のヒートシンク対向領域119は、SoC200の第1面115における略長方形状の領域である。
また、基板本体110は、ヒートシンク対向領域119において、複数の貫通孔である第1貫通孔111、第2貫通孔112、および第3貫通孔113を備える。第1貫通孔111乃至第3貫通孔113は、ヒートシンク対向領域119の四隅、すなわち第1隅部C1乃至第4隅部C4のうちの、一部の隅、すなわち第1隅部C1乃至第3隅部C3の3つの隅部に設けられている。
また、基板本体110は、複数の層を積層して形成される。さらに説明をすると、基板本体110は、中間層として、接地して設けられるグラウンド層118(図4参照)を有する。また、基板本体110の第1面115には、SoC200と電気的に接続される端子である基板端子(不図示)が設けられる。
次に、SoC200について説明をする。SoC200は、内部に複数のCPUなどが設けられた平板状のSoC基体210と、SoC基体210に設けられ基板本体110の基板端子(不図示)に電気的に接続されるSoC端子201とを有する。ここで、SoC基体210におけるSoC端子201とは反対側の面である天面203には、ヒートシンク250が固定される。
次に、ヒートシンク250について説明をする。ヒートシンク250は、SoC基体210の天面203に設けられる平板上のシンク基体251と、シンク基体251から立ち上がる向きに複数設けられるフィン板253とを有する。図示のフィン板253は、各々の板面が上下方向に沿う向きに設けられている。また、フィン板253は、奥行方向において予め定めた間隔で並べて設けられている。なお、以下の説明においては、ヒートシンク250がSoC基体210に設けられた状態で、シンク基体251における奥行方向奥側の端部を奥側端255、シンク基体251における上下方向下側の端部を下側端256(後述する図5参照)ということがある。
また、ヒートシンク250は、接着体270を介してSoC200に固定される。図示の接着体270は、SoC基体210の天面203と、シンク基体251の底面257とを接着するシート部材、例えば熱伝導テープにより構成される。また、ヒートシンク250の底面257は、SoC基体210の天面203よりも大きく、ヒートシンク250の底面257が、SoC基体210の天面203を覆う位置関係となる。そして、ヒートシンク250の底面257におけるSoC基体210の天面203よりも外周に突出する部分は、複数の支柱を介して固定される。図示の例においては、第1支柱291、第2支柱292、および第3支柱293によって、ヒートシンク250のシンク基体251と、基板本体110とが接続される。
ここで、第1支柱291乃至第3支柱293の各々は、一端がシンク基体251に固定され、他端が基板本体110に固定される。また、第1支柱291乃至第3支柱293の各々は、第1貫通孔111乃至第3貫通孔113内を貫通して設けられるとともに、第2面117側からはんだ295によって基板本体110に対して固定される。
次に、水晶振動子300について説明をする。水晶振動子300は、略直方体状であり、ヒートシンク250とともに第1面115に設けられる。具体的には、水晶振動子300は、ヒートシンク対向領域119内であって、第1隅部C1に設けられる。すなわち、水晶振動子300は、ヒートシンク250の外周下側に設けられる。図示の水晶振動子300は、水晶振動子300の長手方向が上下方向に沿うように設けられている(後述する図5参照)。
次に、コンデンサ350について説明をする。コンデンサ350は、略直方体状であり、ヒートシンク250とともに第1面115に設けられる。具体的には、コンデンサ350は、ヒートシンク対向領域119内であって、第1隅部C1に設けられる。すなわち、コンデンサ350は、ヒートシンク250の外周下側に設けられる。図示の例におけるコンデンサ350は、水晶振動子300の周囲に複数設けられている。また、コンデンサ350は、コンデンサ350の長手方向が上下方向に沿うように設けられている(後述する図5参照)。
<水晶振動子300およびコンデンサ350の配置>
さて、SoC200が内蔵するリアルタイムクロック回路は、水晶振動子300およびコンデンサ350などのクロック生成用振動子周辺回路の容量変化に対する感受性が一般的に高い。そのため、水晶振動子300およびコンデンサ350などが人体に触れる程度の容量変化でも、クロック発振停止などを引き起こすことがある。また、水晶振動子300が温度変動することにともない、発振周波数が変動することがある。
ここで、一般的には、時計機能が発振停止等で時刻にずれが生じた場合に、時計機能を再設定することができる。しかしながら、画像形成装置1では、セキュリティおよび課金対応で不正が発生しないようにするため、生産工場以外でマスター時計(Coordinated Universal Time、UTC)の設定変更をできないようにしている。したがって、時計機能が停止することは、制御基板100の交換を招き、ユーザに対して不利益を与え、サービスコストもかかる。
また、上記のようなリアルタイムクロック回路の誤動作を抑制するためには、設計段階において、発熱素子の近傍に水晶振動子300およびコンデンサ350を配置することを避けることがある。例えば、本実施の形態とは異なる例においては、基板における発熱素子を搭載する実装面とは反対側の面に、水晶振動子300およびコンデンサ350が配置されることがある。
また、基板交換時などに人体に触れることを抑制するため、水晶振動子300およびコンデンサ350をテープでカバーすることがある。しかしながら、テープなどの保護部品によるカバーは、誤動作を抑制することはできるが、製造工程の追加をともなうため生産費用の増加を招く。そこで、本実施の形態においては、保護部品としてテープを用いることなく、水晶振動子300およびコンデンサ350が人体に触れることを抑制し、時計機能を保護する。
具体的には、図3および図4に示すように、水晶振動子300およびコンデンサ350が、ヒートシンク250の占有空間内に設けられる。言い替えると、水晶振動子300およびコンデンサ350が、ヒートシンク250の直下に設けられる。図示の例においては、水晶振動子300およびコンデンサ350は、ヒートシンク250の奥側端255よりも奥行方向手前側であり、かつヒートシンク250の下側端256(後述する図5参照)よりも上下方向上側に設けられる。このことにより、発熱素子であるSoC200を冷却する構成であるヒートシンク250を用いて、水晶振動子300およびコンデンサ350が人体に触れることを構造的に抑制する。
ここで、図4に示すように、基板本体110の第1面115からの高さとしては、水晶振動子300の高さH3の方が、SoC200の高さH2よりも低い。また、コンデンサ350の高さH4の方が、SoC200の高さH2のよりも低い。このことにより、水晶振動子300およびコンデンサ350が、ヒートシンク250のシンク基体251との間に間隙を形成し、ヒートシンク250から熱を受けることが抑制される。
図示の例においては、高さH1、高さH2、高さH3、高さH4は、この順で後になるほど高さが低くなる。例えば、高さH1は4mm、高さH2は3mm、高さH3は2mm、高さH4は1mmとなる。ここで、基板本体110の第1面115からシンク基体251の底面257までの距離である高さH1は、基板本体110の第1面115とシンク基体251の底面257との間に、ユーザの指先が進入することを抑制する寸法である。
また、上記のようにヒートシンク250は、第1支柱291乃至第3支柱293で支持されている。すなわち、ヒートシンク250は外周が3点によって支持される。この3点の支持により、シンク基体251の位置が一義的に定まる。ここで、図示の例とは異なり、ヒートシンク250が4点で固定される場合は、シンク基体251の位置が一義的には定まらず、各点を支える支柱の長さのばらつきなどにより、ヒートシンク250ががたつくことがある。このようなヒートシンク250のがたつきが、ヒートシンク250を3点で支持する図示の構成においては抑制される。
また、水晶振動子300が設けられるヒートシンク対向領域119の第1隅部C1には第1支柱291が設けられている。この第1支柱291が設けられることにより、基板本体110の第1面115からシンク基体251の底面257の距離が変化するような外力が例えばヒートシンク250に付与されても、第1支柱291によって、ヒートシンク250の移動が抑制される。さらに説明をすると、第1支柱291によって、シンク基体251が水晶振動子300と接触することが抑制される。
なお、ヒートシンク250を支持する第1支柱291乃至第3支柱293は、基板本体110を貫通し、グラウンド層118と接続して設けられる。このことにより、図示のヒートシンク250の熱が、第1支柱291乃至第3支柱293を介してグラウンド層118へ伝達され、グラウンド層118から放熱される。
<ヒートシンク対向領域119における配置>
図5は、ヒートシンク対向領域119における水晶振動子300およびコンデンサ350の配置を示す図である。
次に、図3乃至図5を参照しながら、ヒートシンク対向領域119における水晶振動子300およびコンデンサ350の配置を説明する。
ここで、ヒートシンク対向領域119における水晶振動子300およびコンデンサ350の配置について説明をする。まず、上述のように水晶振動子300およびコンデンサ350は、ヒートシンク対向領域119内の第1隅部C1において、SoC200から離間して設けられている。なお、コンデンサ350は複数設けられるが、全てのコンデンサ350がヒートシンク対向領域119内に設けられている。また、SoC200の近傍に水晶振動子300およびコンデンサ350を設けることにより、SoC200が受けるクロック信号のノイズが抑制される。
また、水晶振動子300およびコンデンサ350は、ヒートシンク対向領域119における上下方向下側に設けられる。ここで、SoC200からの熱を受けたヒートシンク250によって、ヒートシンク250周辺の空気が加熱される。この加熱にともない、フィン板253の間を上側に向かう空気流(矢印D1参照)が発生する。したがって、ヒートシンク250の下側領域である第1低温領域A1は、他の部分よりも低温になる。この第1低温領域A1と対向する位置に、水晶振動子300およびコンデンサ350が設けられる。
また、上記で説明を省略したが、画像形成装置1は制御基板100に設けられた素子を冷却するための強制冷却機能を備えたファン600を有する。このファン600により生成される空気流を受ける領域に、SoC200は設けられている。図示の例においては、SoC200は奥行方向において奥側から手前側(矢印D2参照)に向けて空気流を発生させる。したがって、ヒートシンク250における空気流の上流側、すなわちヒートシンク250の奥側領域である第2低温領域A2は、他の部分よりも低温になる。この第2低温領域A2と対向する位置に、水晶振動子300およびコンデンサ350が設けられる。
上記のように水晶振動子300およびコンデンサ350は、第1低温領域A1であってかつ第2低温領域A2と対向する位置に設けられている。このことにより、ヒートシンク対向領域119における温度が上がりにくい領域に、水晶振動子300およびコンデンサ350が設けられていることとなる。付言すると、熱が上方に集まる性質を利用し、SoC200の下側に、水晶振動子300およびコンデンサ350を配置することで、SoC200からの熱の影響を低減する。また、ファン600からの空気流を受ける位置に、水晶振動子300およびコンデンサ350を配置することで、SoC200からの熱の影響を低減する。
なお、図示の例においては、水晶振動子300は、長手方向がファン600からの空気流(矢印D2参照)と交差する方向に配置される。このことにより、長手方向が空気流に沿うように配置される構成と比較して、水晶振動子300が空気流により冷却される。また、図示の例においては、第1支柱291よりもファン600からの空気流(矢印D2参照)上流側に設けられている。このことにより、水晶振動子300に向かう空気流が、第1支柱291によって妨げられることが回避される。
<変形例>
上記の説明においては、水晶振動子300およびコンデンサ350各々の長手方向が、上下方向に沿って設けられる構成として説明したがこれに限定されない。例えば水晶振動子300およびコンデンサ350の少なくとも一方の長手方向が、水平方向など他の方向に配置されてもよい。
また、上記の説明においてはSoC200を用いて説明をしたが、半導体集積回路であればSoC200に限定されるものではなく、例えばCPUを用いてもよい。
また、上記の説明においては、基板本体110の板面が上下方向に沿うように配置されることを説明したがこれに限定されない。基板本体110の板面が、水平方向に沿うように配置される構成や、上下方向に対して傾斜する向きに配置される構成であってもよい。
また、上記の説明においてはSoC200の熱を放熱するヒートシンク250を例に説明をしたが、SoC200に設けられ、SoC200を冷却する機能を有する部材であればよく、例えばペルチェ素子やファンなどの冷却機構を用いてもよい。
また、上記の説明においてはクロック信号を生成する水晶振動子300を例に説明をしたが、SoC200に送信されるクロック信号を生成する部材であれば、セラミック振動子など他の振動子を用いてもよい。
また、上記の説明においては画像形成装置1に設けられる制御基板100として説明をしたが、画像形成装置以外の半導体集積回路を有する装置に上記構成を採用してもよい。
なお、上記の説明における制御基板100は基板の一例である。SoC200は半導体集積回路の一例である。ヒートシンク200は放熱体の一例である。水晶振動子300は振動子の一例である。フィン板253は放熱部の一例である。ファン600は空気流発生体の一例である。第1支柱291は制限体の一例である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例同士を組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
1…画像形成装置、100…制御基板、119…ヒートシンク対向領域、200…SoC、250…ヒートシンク、300…水晶振動子、350…コンデンサ、600…ファン

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられ、リアルタイムクロック回路を有する半導体集積回路と、
    前記半導体集積回路を覆う位置に設けられるとともに、当該半導体集積回路からの熱を受け放熱する放熱体と、
    前記基板および前記放熱体に挟まれる空間内に設けられるとともに、振動を行い前記リアルタイムクロック回路にクロック信号を供給する振動子と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記半導体集積回路の動作にともない前記放熱体において温度差が発生し、
    前記振動子は、前記空間内のうち前記放熱体における低温となる領域と対峙する位置に設けられる
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記基板は、板面が上下方向に沿う向きに設けられ、
    前記振動子は、前記空間における下側の領域に設けられる
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記放熱体は、上下方向に延びる放熱部が複数並んで設けられる請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記放熱体に向けて空気流を発生させる空気流発生体を有し、
    前記振動子は、前記空間内のうち、前記空気流の流れ方向における上流側に設けられる
    請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記振動子は一方向に長い形状をしており、前記空気流の流れに交差する方向が長手方向になるように配置される請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記振動子は、前記基板上に設けられ、前記放熱体との間に間隙を形成する請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記基板および前記放熱体に挟まれて設けられ、当該基板に向けて当該放熱体が移動することを制限する制限体を有する請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記振動子における前記基板からの高さが、前記半導体集積回路における当該基板からの高さよりも低い請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記半導体集積回路および前記振動子と接続されるとともに、前記空間内に設けられるコンデンサを有する
    請求項1乃至9のいずれか1項記載の画像形成装置。
  11. 前記振動子は、一方向に長い形状をしており、
    前記振動子は、当該振動子の長手方向が上下方向に沿う向きに設けられる
    請求項1乃至10のいずれか1項記載の画像形成装置。
  12. 基板本体と、
    前記基板本体に設けられ、リアルタイムクロック回路を有する半導体集積回路と、
    前記半導体集積回路を覆う位置に設けられるとともに、当該半導体集積回路からの熱を受け放熱する放熱体と、
    前記基板本体および前記放熱体によって挟まれる空間内に設けられるとともに、振動を行い前記リアルタイムクロック回路にクロック信号を供給する振動子と
    を備える基板。
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