JP6079488B2 - 電子モジュールユニットホルダー、電子機器およびプリンター - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスクドライブなどの電子モジュールユニットを電子機器に搭載する際に用いるホルダーに関する。また、当該ホルダーを用いて電子モジュールユニットが搭載されている電子機器およびプリンターに関する。
ハードディスクドライブ(以下、HDDという)などの記憶装置は、一般に偏平な直方体形状のモジュールユニットの形態をしており、板金製の取付部材(以下、ホルダーという)を用いて装置内の搭載場所に取り付けられる。HDDは、レーザープリンター等のプリンター、複写機、ファクシミリ、スキャナー、これらの複合機、および、その他の電子機器に組み込まれるコンピューターに広く用いられている。
特許文献1には、HDDの取付け構造が開示されている。当該特許文献においては、HDDであるディスク記憶部の両側の端面が、板材を折り曲げて形成したホルダーである収容部の両側壁に、振動吸収部材を介して4本のネジによって固定されている。HDDが固定された収容部(ホルダー)は、画像形成装置のプリント処理部に設けられた台座に取り付けられる。
特開2010−134025号公報
特許文献1においては、HDDの両側の側面を、それぞれ、2本ずつのネジで、ホルダーの側壁に固定している。ここで、ホルダーとして板金部材を用いる場合、ホルダーを介してHDDを接地することができるが、十分な接地および固定を行うためには、HDDを4点でホルダーにネジ止めすることが推奨されている。
また、HDDは、取付時に無理な力が加わって歪みや捩れが生じると、正常動作を保証できない場合もある。例えば、平面にネジ止めする場合には、取付面の平面度を0.1mm以下にしなければならない仕様のHDDもある。このような場合、板金製のホルダーに寸法誤差や歪み等があると、HDDを取り付ける取付面の平面度を確保できず、正常動作を保証できる状態に取り付けることができない。従って、取付面の精度を出した高価な部品を用いたり、複数部品を調整して精度良く組み立てたホルダーを用いる必要があり、コストアップの要因となってしまう。また、組立作業を精度良く行わなければならないという問題点もある。
本発明は、このような点に鑑みて、HDDなどの電子モジュールユニットを無理な力がかかることのない状態に取り付けることが可能で、且つ、取付時の作業性が良く低コストのホルダーを提供すること、および、このようなホルダーを用いて電子モジュールユニットが搭載されている電子機器およびプリンターを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の電子モジュールユニットホルダーは、電子モジュールユニットを固定する第1のモジュール固定部を有する第1の曲げ強度の第1の支持部と、前記電子モジュールユニットを固定する第2のモジュール固定部を有する前記第1の曲げ強度よりも小さい第2の曲げ強度の第2の支持部と、前記第1の支持部に接続される第1のホルダー取付部と、前記第2の支持部に接続される第2のホルダー取付部と、前記第2の支持部に接続される第3のホルダー取付部と、を備え、前記第1の支持部及び前記第2の支持部に前記電子モジュールユニットを配設することを特徴としている。
本発明の電子モジュールユニットホルダーは、第1、第2の支持部のそれぞれに電子モジュールユニットを固定する構造において、第1、第2の支持部の一方が他方よりも曲げ強度が大きくなっている。このため、曲げ強度が大きい側の支持部を基準として電子モジュールユニットをホルダーに固定して、曲げ強度が小さい側の支持部を電子モジュールユニットに沿わせて取り付けることができる。このようにすると、電子モジュールユニットホルダーの製造誤差や歪みによって支持部の平面度が低い場合であっても、固定された電子モジュールユニットに無理な力がかかりにくくすることができる。従って、電子モジュールユニットの正常動作を保証する状態に取り付けるために電子モジュールユニットホルダーを精密な形状にする必要がなく、低コストの取付け構造となる。また、第1、第2の支持部を電子モジュールユニットの一つの面に添わせて一方向からの固定作業によって固定でき、細かな位置調整を行う必要もないため、取付時の作業性が良い。
本発明において、前記第1の支持部および前記第1のホルダー取付部は導電性の金属板からなることが望ましい。このようにすると、電子モジュールユニットホルダーを介して電子モジュールユニットを接地できる。
また、本発明において、前記第1のホルダー取付部は、前記第1の支持部から屈曲され、前記第2のホルダー取付部は、前記第2の支持部から屈曲され、前記第1のホルダー取付部の曲げ部の幅は、前記第2のホルダー取付部の曲げ部の幅よりも広い構成とすることができる。このように、曲げ部の幅を広くすることによって第1の支持部の曲げ強度を大きくすることができる。よって、均一な板厚の金属板を用いて、曲げ強度の大きい箇所と小さい箇所のある電子モジュールユニットホルダーを形成できる。
ここで、本発明において、前記第1の支持部から屈曲された第4のホルダー取付部を有し、前記第3のホルダー取付部は、前記第2の支持部から屈曲される構成としてもよい。このようにすると、4点でホルダーを取付箇所に固定でき、4点で接地を取ることができる。
また、本発明において、前記第4のホルダー取付部の曲げ部の幅は、前記第1ないし第3のホルダー取付部の曲げ部の幅よりも小さく、前記第4のホルダー取付部の第1支持部からの延出長さは、前記第2、第3のホルダー取付部の前記第2の支持部からの延出長さよりも長いことが望ましい。このようにすると、最も撓みにくいホルダー取付部の隣に最も細長く撓みやすいホルダー取付部が配置されるので、4点で固定しながらも、電子モジュールユニットに無理な力がかかりにくくすることができる。
この場合に、前記第1のホルダー取付部、前記第2のホルダー取付部、前記第3のホルダー取付部、及び前記第4のホルダー取付部は、ネジ固定部を有することが望ましい。このようにすると、電子モジュールユニットホルダーの対向する2辺を、それぞれ間隔を開けて2点でネジ固定できる。従って、電子モジュールユニットをバランス良く支持できる。
次に、本発明の電子機器は、電子モジュールユニットと、当該電子モジュールユニットを固定する第1のモジュール固定部を有する第1の曲げ強度の第1の支持部、前記電子モジュールユニットを固定する第2のモジュール固定部を有する前記第1の曲げ強度よりも小さい第2の曲げ強度の第2の支持部、前記第1の支持部に接続される第1のホルダー取付部、前記第2の支持部に接続される第2のホルダー取付部、及び前記第2の支持部に接続される第3のホルダー取付部を有して、前記第1の支持部及び前記第2の支持部に前記電子モジュールユニットを配設する電子モジュールユニットホルダーと、前記第1のホルダー取付部を取り付ける第1取付部、前記第2のホルダー取付部を取り付ける第2取付部、及び前記第3のホルダー取付部を取り付ける第3取付部を有するフレームと、を備えることを特徴とする。
また、本発明のプリンターは、電子モジュールユニットと、前記電子モジュールユニットを固定する第1のモジュール固定部を有する第1の曲げ強度の第1の支持部、前記電子モジュールユニットを固定する第2のモジュール固定部を有する前記第1の曲げ強度よりも小さい第2の曲げ強度の第2の支持部、前記第1の支持部に接続される第1のホルダー取付部、前記第2の支持部に接続される第2のホルダー取付部、及び前記第2の支持部に接続される第3のホルダー取付部を有して、前記第1の支持部及び前記第2の支持部に前記電子モジュールユニットを配設する電子モジュールユニットホルダーと、前記第1のホルダー取付部を取り付ける第1取付部、前記第2のホルダー取付部を取り付ける第2取付部、及び前記第3のホルダー取付部を取り付ける第3取付部を有するフレームと、印刷を行う印刷部と、を備えることを特徴とする。
HDDを取り付けた本発明の電子モジュールユニットホルダー(HDDホルダー)をプリンターに内蔵されている本体フレームに取り付けた状態を示す斜視図である。 HDDホルダーの平面図および斜視図である。 HDDの取付け構造を示す分解斜視図である。 HDDホルダーを用いてHDDを搭載したプリンターの一例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した電子モジュールユニットホルダー、当該電子モジュールユニットホルダーを用いて電子モジュールユニットを取り付けた電子機器の実施の形態を説明する。以下の説明は、電子モジュールユニットおよび電子モジュールユニットホルダーとして、プリンター(電子機器)に搭載されるHDD1と、このHDD1をプリンターの制御ユニット等のユニットフレーム20(装置フレーム)に取り付ける際に用いるHDDホルダー10を例に挙げて説明する。
(HDDホルダーおよびこれを用いたHDDの取付け構造)
図1はHDD1を取り付けたHDDホルダー10をプリンターに内蔵されているユニットフレーム20に取り付けた状態を示す斜視図であり、図2(a)(b)はHDDホルダー10の平面図および斜視図である。また、図3はHDD1の取付け構造を示す分解斜視図であり、図3(a)はHDDホルダー10へのHDD1の取付け構造、図3(b)はHDD1が固定されたHDDホルダー10のユニットフレーム20への取付け構造を示している。
まず、HDDホルダー10を介してHDD1が取り付けられるユニットフレーム20について説明する。図1、図3(b)に示すように、ユニットフレーム20は、長方形の底板部21と、底板部21の3辺から直角に曲げ起こされている側板部22、23、24を備えている。底板部21および側板部22、23、24によって囲まれる空間は、電子機器を制御する制御基板(図示せず)等を配置する収容部20Aとなっており、収容部20Aの上部がHDD1を配置する空間となっている。収容部20Aに配置される制御基板には、CPUチップを含む各種の部品が搭載されている。ユニットフレーム20およびその収容部20Aに配置される各種部品やHDD1は、プリンターの制御ユニットを構成している。これらの部品あるいはHDD1に接続される配線やコネクター部は、底板部21の短辺から曲げ起こされた側板部23に形成された複数の開口を通ってユニットフレーム20の外部に引き出すことができる。
ユニットフレーム20の側板部22の上端部には、ユニットフレーム20の幅方向の外側に向けて折れ曲がった第1、第2取付片25、26(第1、第2取付部)が、底板部21と平行に延びている。また、側板部22と平行に配置された側板部24の上端部には、第1、第2取付片25、26と逆向きに折れ曲がった第3、第4取付片27、28(第3、第4取付部)が、底板部21と平行に延びている。第1〜第4取付片25〜28には、図3(b)に示すように、HDDホルダー10がネジ止めされる4つのネジ孔25a〜28aが形成されている。
図1、図3に示すように、HDD1は偏平な直方体形状をしたユニットである。HDD1は、矩形の上面2および底面3と、幅方向の両側の細長い矩形の側面4、5と、長さ方向の両端の細長い前端面6および後端面7を備えている。前端面6には、配線等を接続するコネクター(図示せず)が設けられている。HDD1は、前端面6をユニットフレーム20の側板部23に向けるように配置されている。HDD1の底面3の4隅には、4本の固定用のネジ8によってHDDホルダー10がネジ止めされる4つのネジ孔(図示せず)が形成されている。これら4つのネジ孔のうち、少なくとも3つを用いて少なくとも3箇所でネジ止めすることにより、HDD1をHDDホルダー10に固定できるが、本形態では4箇所全てをネジ止めする。なお、3箇所でネジ止めする場合には、コネクターが設けられている前端面6側の2箇所のネジ孔と、後端面7側の1箇所のネジ孔を用いてHDD1をネジ止めすることが望ましい。
HDDホルダー10は、例えば0.8mm程度の厚さの導電性の金属板を加工して製造した板金製の部材である。図1〜図3に示すように、HDDホルダー10は、HDD1がネジ止めされる矩形枠板状の枠体11と、枠体11の一方の辺(後述する縦枠部11a)から曲げ起こされた曲げ起こし片である第1、第2取付部12、13(第1、第4のホルダー取付部)と、枠体11の他方の辺(後述する縦枠部11b)から曲げ起こされた曲げ起こし片である第3、第4取付部14、15(第2、第3のホルダー取付部)を備えている。HDDホルダー10は、ユニットフレーム20の第1〜第4取付片25〜28に対して、4本の固定用のネジ29によって第1〜第4取付部12〜15をネジ止めすることによって、ユニットフレーム20に取り付けられる。
図2に示すように、枠体11は、HDD1の平面形状に対応する長方形の外形をしており、外周部分を枠状に残して中央部分がくり抜かれた形状となっている。枠体11は、対向する2本の縦枠部11a、11b(第1、第2の支持部)と、縦枠部11a、11bの端部同士をそれぞれ接続している2本の横枠部11c、11dを備えている。枠体11の4隅には、内周側に張り出す張り出し部11eが形成されており、各張り出し部11eには1箇所ずつネジ孔11f(第1、第2のモジュール固定部)が形成されている。縦枠部11a、11bは、それぞれの両端に形成されたネジ孔11fによってHDD1にネジ止めされる。一方、横枠部11c、11dは、両端の張り出し部11eよりも中央寄りの部分が、HDD1が取り付けられる側とは逆の側に凹んだ形状となっている。
図2(a)に示すように、枠体11の長辺部分を構成する2本の縦枠部11a、11bのうち、一方の縦枠部11a(第1の支持部)は、もう一方の縦枠部11b(第2の枠部分)よりも幅が広く形成されている。第1、第2取付部12、13は幅が広い側の縦枠部11aの縁から曲げ起こされている。第1取付部12は、第1〜第4取付部12〜15の中で最も幅が広く、その幅は、枠体11の長辺方向の寸法のおおむね半分以上となっている。第2取付部13は、第1取付部12に隣接して配置されている。第2取付部13は、第1〜第4取付部12〜15の中で最も幅が狭く、且つ、枠体11からの延出長さが最も長い取付部である。
第1取付部12は、幅が広い側の縦枠部11aの縁から直角に折れ曲がって延びる第1側板部分12aと、第1側板部分12aの上端部から更に直角に折れ曲がって枠体11の幅方向の外側に向けて枠体11と平行に延びる第1連結板部分12bと、第1連結板部分12bの先端の一部分を更に枠体11と平行に更に延ばした第1取付板部分12c(ネジ固定部)を備えている。第1取付板部分12cは、第1連結板部分12bにおける第2取付部13から離れた側の端部に設けられ、ネジ孔12dが形成されている。
第2取付部13は、縦枠部11aの縁から第1取付部12と同じ側に直角に折れ曲がって延びる第2側板部分13aと、第2側板部分13aから更に直角に折れ曲がって第1連結板部分12bと同じ方向に延びる第2連結板部分13bと、第2連結板部分13bの先端に設けられた第2取付板部分13c(ネジ固定部)を備えている。第2取付板部分13cには、ネジ孔13dが形成されている。
第3、第4取付部14、15は、幅が狭い側の縦枠部11bの縁から曲げ起こされている。第3取付部14は、第1取付部12の第1取付板部分12cに対向する位置に配置されている。一方、第4取付部15は、第1取付部12の第2取付部13側の端部に対向する位置に配置されており、第3、第4取付部14、15は所定の間隔を空けて配置されている。第4取付部15は第2取付部13とほぼ同一幅であるが、第3取付部14は第2、第4取付部13、15よりも幅が広く、且つ、第1取付部12よりは幅が狭い。
第3取付部14は、縦枠部11bの縁から第1、第2取付部12、13と同じ側に直角に折れ曲がって延びる第3側板部分14aと、第3側板部分14aから更に直角に折れ曲がって枠体11の幅方向の外側に向けて第1、第2連結板部分12b、13bと逆向きに延びる第3取付板部分14c(ネジ固定部)を備えている。第3取付板部分14cには、ネジ孔14dが形成されている。また、第3側板部分14aと第3取付板部分14cとの間の折れ曲がり箇所は、中央部分に切り欠き穴14bが形成されて幅方向の両端だけがつながった形状となっている。
第4取付部15は、縦枠部11bの縁から第1〜第3取付部12〜14と同じ側に直角に折れ曲がって延びる第4側板部分15aと、第4側板部分15aから更に直角に折れ曲がって枠体11の幅方向の外側に向けて第1、第2連結板部分12b、13bと逆向きに延びる第4取付板部分15c(ネジ固定部)を備えている。第4取付板部分15cには、ネジ孔15dが形成されている。また、第4側板部分15aと第4取付板部分15cとの間の折れ曲がり箇所は、中央部分には切り欠き穴15bが形成されて幅方向の両端だけがつながった形状となっている。
HDDホルダー10を介してHDD1をユニットフレーム20に取り付けるとき、最初に、図3(a)に示すように、HDD1をHDDホルダー10にネジ止めする。すなわち、HDD1の底面3を枠体11に当接させ、底面3の4隅に形成されたネジ孔と、枠体11側の4隅に形成されたネジ孔11fとを重ね合わせ、4本の固定用のネジ8をネジ止めする。これによって、枠体11の縦枠部11a、11bがそれぞれ2点でHDDの底面3にネジ止めされる。このとき、横枠部11c、11dの中央部分は凹んでいるため、横枠部11c、11dの中央部分とHDD1の底面3との間には隙間が形成される。
上述したように、枠体11は、一方の縦枠部11aの方が幅が広く、且つ、縦枠部11aからは最も幅の広い第1取付部12(基準取付部)が曲げ起こされている。このように、縦枠部11aと第1取付部12は、広範囲に亘って連続した曲げ部によって接続されているため、曲げ強度が大きく撓みにくい部位となっている。一方、縦枠部11bは縦枠部11aよりも幅が狭い上、縦枠部11bと第3、第4取付部14、15との曲げ部は、縦枠部11aと第1取付部12との曲げ部よりも範囲が狭い。このため、縦枠部11bは縦枠部11aよりも曲げ強度が小さく撓みやすい部位となっている。
このように、枠体11の一辺(縦枠部11a)の曲げ強度を大きくし、他の辺(縦枠部11b)の曲げ強度を相対的に小さくした場合、HDD1は、曲げ強度が大きい部位である縦枠部11aに2点でネジ止めされることによって、この縦枠部11aを基準として、縦枠部11aに沿った姿勢で枠体11に取り付けられる。一方、枠体11とHDD1とをネジ止めする他の2点は、曲げ強度が小さい縦枠部11bに設けられているので、枠体11の平面度が低かったり、あるいは枠体11が歪んでいたとしても、曲げ強度が小さい側の縦枠部11bがHDD1の底面3に沿った形状に容易に変形して、HDD1に無理な力が加わることはない。従って、HDD1は、HDDホルダー10に対して、正常動作が保証される状態に取り付けられる。
次に、図3(b)に示すように、HDD1が取り付けられたHDDホルダー10をユニットフレーム20の側板部22、24の間に掛け渡してネジ止めすることによって、HDD1をユニットフレーム20の収容部20Aの上部に固定する。すなわち、ユニットフレーム20の第1〜第4取付片25〜28、および、HDDホルダー10の第1〜第4取付板部分12c〜15cの4組の取付片同士をそれぞれ重ね合わせ、ネジ孔25aとネジ孔12d、ネジ孔26aとネジ孔13d、ネジ孔27aとネジ孔14d、ネジ孔28aとネジ孔15dの4組のネジ孔が重なるようにHDDホルダー10を位置決めする。そして、各ネジ孔に固定用のネジ29をネジ止めする。
HDDホルダー10は、第1〜第4取付板部分12c〜15cのうち、少なくとも3箇所をネジ止めすることでユニットフレーム20に対して固定すればよいが、本形態では4箇所全てをネジ止めして、4点固定の状態にしている。
ここで、第1〜第4取付部12〜15の中で最も撓みやすい取付部は、枠体11からの延出長さが最も長い第2取付部13である。従って、4箇所全てをネジ止めしたとき、第2取付部13を除く他の3つの取付部によって3点でHDDホルダー10が位置決めされ、第2取付部13はこれらに追従して撓むことになる。このとき、第2取付部13は、最も強度が大きい第1取付部12の隣に配置されているために、第2取付部13が変形しても枠体11および枠体11に固定されたHDD1には無理な力が働きにくい構造となっている。
また、第2取付部13を除く他の3つの取付部の中で最も撓みにくいのは第1取付部12であり、HDDホルダー10は、この第1取付部12を基準としてユニットフレーム20に対して固定される。そして、第3、第4取付部14、15は、上述したように切り欠き穴14b、15bが形成されていて折れ曲がり箇所で容易に撓む。従って、第1、第3、第4取付部12、14、15とこれらが固定される第1、第3、第4取付片25、27、28との間に形状誤差があったとしても、第3、第4取付部14、15の折れ曲がり箇所が容易に変形して形状誤差を吸収できる。従って、HDDホルダー10の枠体11の部分には無理な力がかからず、HDD1に無理な力が働くおそれがさらに低減されている。
(プリンター)
図4は、HDDホルダー10を用いてHDD1を搭載したプリンターの一例を示す説明図である。プリンター60は例えばPOSプリンターであり、全体として直方体形状のプリンターケース61の上面部分にカッター付きのジャーナル発行口62が形成されている。また、その前面部分には単票紙の挿入口63が形成され、ここから挿入して内部の印刷部によって印刷された単票紙が、プリンターケース61の上面部分におけるジャーナル発行口62の前側に形成した排出口64から排出される。プリンターケース61の下半部分の内部に、図において破線で示すように、制御ユニット40が内蔵されている。制御ユニット40は上述したようにユニットフレーム20を備えており、このユニットフレーム20に、HDDホルダー10によってHDD1が取り付けられている。
(本形態の主な作用効果)
以上のように、本形態のHDDホルダー10は、枠体11の縦枠部11a、11bの両端にそれぞれHDD1をネジ止めする構造であって、曲げ強度が大きい側の縦枠部11aを基準としてHDD1をHDDホルダー10に固定して、対向する縦枠部11bをHDD1に沿わせて取り付けることができる。従って、HDDホルダー10の製造誤差や歪みによって枠体11の平面度が低い場合であっても、固定されたHDD1には無理な力がかかりにくい。従って、HDD1の正常動作を保証する状態に取り付けるためにHDDホルダー10を精密な形状にする必要がなく、低コストな取付け構造となる。また、枠体11をHDD1の底面3に添わせて一方向からの固定作業によって固定でき、細かな位置調整を行う必要もないため、取付時の作業性が良い。
また、本形態では、HDDホルダー10を導電性の金属板によって形成しており、HDD1とHDDホルダー10とのネジ止めを4点で行うと共に、HDDホルダー10を4箇所でユニットフレーム20に取り付けている。このように、4点固定とすることで、HDD1の接地および固定を確実に行うことができる。
更に、本形態では、HDDホルダー10をユニットフレーム20に取り付ける第1〜第4取付部12〜15が、金属板を曲げ起こして形成されており、曲げ起こした取付片の形状や位置を適宜設定することで、固定時にHDD1に無理な力がかかるのを防止しつつ、接地および固定を十分に行うことができるようにしている。このようなHDDホルダー10は、高価な部材を用いたり精密な加工を行わずに安価に製造できる。具体的には、第1〜第4取付部12〜15の幅(すなわち、曲げ部が形成される範囲の大きさ)に差をつけることによって、縦枠部11a、11bの曲げ強度に差を付けることができる。また、縦枠部11a、11bの幅の広さを変えることによって、更に曲げ強度に差をつけることができる。そして、4つの取付部12〜15のうち、基準取付部である第1取付部12に隣接する第2取付部13を細長く撓みやすくすることで、4箇所で固定しながらも、HDD1に無理な力がかかりにくくすることができる。
なお、縦枠部11a、11bの曲げ強度を他の方法で調節してもよい。例えば、縦枠部11a、11bを同一幅とし、リブ等を形成することによって曲げ強度を大きくしてもよい。あるいは、縦枠部11aの板厚を縦枠部11bよりも大きくしてもよい。
(他の形態)
本発明の電子モジュールユニットのホルダー、電子モジュールユニットの取付け構造は、複写機、スキャナー、ファクシミリ等のプリンター以外の各種のデータ処理装置あるいは電子機器に適用可能である。また、電子モジュールユニットは、HDD以外の記憶装置、例えばSSD(ソリッドステートドライブ)であってもよい。
1…HDD(電子モジュールユニット)、2…上面、3…底面、4、5…側面、6…前端面、7…後端面、8…ネジ、10…HDDホルダー(電子モジュールユニットホルダー)、11…枠体、11a…縦枠部(第1の支持部)、11b…縦枠部(第2の支持部)、11c、11d…横枠部、11e…張り出し部、11f…ネジ孔(モジュール固定部)、12…第1取付部(第1のホルダー取付部)、12a…第1側板部分、12b…第1連結板部分、12c…第1取付板部分、12d…ネジ孔、13…第2取付部(第4のホルダー取付部)、13a…第2側板部分、13b…第2連結板部分、13c…第2取付板部分、13d…ネジ孔、14…第3取付部(第2のホルダー取付部)、14a…第3側板部分、14b…切り欠き穴、14c…第3取付板部分、14d…ネジ孔、15…第4取付部(第3のホルダー取付部)、15a…第4側板部分、15b…切り欠き穴、15c…第4取付板部分、15d…ネジ孔、20…ユニットフレーム(フレーム)、20A…収容部、21…底板部、22〜24…側板部、25〜28…第1〜第4取付片(第1〜第4取付部)、25a〜28a…ネジ孔、29…ネジ、40…制御ユニット、60…プリンター(電子機器)、61…プリンターケース、62…ジャーナル発行口、63…挿入口、64…排出口

Claims (8)

  1. 電子モジュールユニットを固定する第1のモジュール固定部を有する第1の曲げ強度の第1の支持部と、
    前記電子モジュールユニットを固定する第2のモジュール固定部を有する前記第1の曲げ強度よりも小さい第2の曲げ強度の第2の支持部と、
    前記第1の支持部に接続される第1のホルダー取付部と、
    前記第2の支持部に接続される第2のホルダー取付部と、
    前記第2の支持部に接続される第3のホルダー取付部と、を備え、
    前記第1の支持部及び前記第2の支持部に前記電子モジュールユニットを配設することを特徴とする電子モジュールユニットホルダー。
  2. 前記第1の支持部および前記第1のホルダー取付部は導電性の金属板であることを特徴とする請求項1に記載の電子モジュールユニットホルダー。
  3. 前記第1のホルダー取付部は、前記第1の支持部から屈曲され、
    前記第2のホルダー取付部は、前記第2の支持部から屈曲され、
    前記第1のホルダー取付部の曲げ部の幅は、前記第2のホルダー取付部の曲げ部の幅よりも広い請求項1または2に記載の電子モジュールユニットホルダー。
  4. 前記第1の支持部から屈曲された第4のホルダー取付部を有し、
    前記第3のホルダー取付部は、前記第2の支持部から屈曲される請求項3に記載の電子モジュールユニットホルダー。
  5. 前記第4のホルダー取付部の曲げ部の幅は、前記第1ないし第3のホルダー取付部の曲げ部の幅よりも小さく、
    前記第4のホルダー取付部の第1支持部からの延出長さは、前記第2、第3のホルダー取付部の前記第2の支持部からの延出長さよりも長い請求項4に記載の電子モジュールユニットホルダー。
  6. 前記第1のホルダー取付部、前記第2のホルダー取付部、前記第3のホルダー取付部、及び前記第4のホルダー取付部は、ネジ固定部を有する請求項5に記載の電子モジュールユニットホルダー。
  7. 電子モジュールユニットと、
    当該電子モジュールユニットを固定する第1のモジュール固定部を有する第1の曲げ強度の第1の支持部、前記電子モジュールユニットを固定する第2のモジュール固定部を有する前記第1の曲げ強度よりも小さい第2の曲げ強度の第2の支持部、前記第1の支持部に接続される第1のホルダー取付部、前記第2の支持部に接続される第2のホルダー取付部、及び前記第2の支持部に接続される第3のホルダー取付部を有して、前記第1の支持部及び前記第2の支持部に前記電子モジュールユニットを配設する電子モジュールユニットホルダーと、
    前記第1のホルダー取付部を取り付ける第1取付部、前記第2のホルダー取付部を取り付ける第2取付部、及び前記第3のホルダー取付部を取り付ける第3取付部を有するフレームと、を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 電子モジュールユニットと、
    前記電子モジュールユニットを固定する第1のモジュール固定部を有する第1の曲げ強度の第1の支持部、前記電子モジュールユニットを固定する第2のモジュール固定部を有する前記第1の曲げ強度よりも小さい第2の曲げ強度の第2の支持部、前記第1の支持部に接続される第1のホルダー取付部、前記第2の支持部に接続される第2のホルダー取付部、及び前記第2の支持部に接続される第3のホルダー取付部を有して、前記第1の支持部及び前記第2の支持部に前記電子モジュールユニットを配設する電子モジュールユニットホルダーと、
    前記第1のホルダー取付部を取り付ける第1取付部、前記第2のホルダー取付部を取り付ける第2取付部、及び前記第3のホルダー取付部を取り付ける第3取付部を有するフレームと、
    印刷を行う印刷部と、を備えることを特徴とするプリンター。

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