JP2000025253A - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
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- JP2000025253A JP2000025253A JP10197101A JP19710198A JP2000025253A JP 2000025253 A JP2000025253 A JP 2000025253A JP 10197101 A JP10197101 A JP 10197101A JP 19710198 A JP19710198 A JP 19710198A JP 2000025253 A JP2000025253 A JP 2000025253A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ペルチェ素子により、蓄熱して高温になった
サーマルヘッドを急速冷却して実行印刷速度を低下させ
ないサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】 サーマルヘッド7を、記録部材に印刷す
ることができる印刷可能範囲Dと、この印刷可能範囲D
の外側に、更にサーマルヘッド7が移動可能な移動範囲
Eを設け、この移動範囲E内に冷却作用のあるペルチェ
素子16を配設し、このペルチェ素子16に前記サーマ
ルヘッド7を押圧して冷却するようにしたので、高温に
発熱したサーマルヘッド7を強制的に速く冷却すること
ができ、実行印刷速度を遅くすることなく、高温に発熱
したサーマルヘッド7を急冷することができるサーマル
プリンタを提供することができる。
サーマルヘッドを急速冷却して実行印刷速度を低下させ
ないサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】 サーマルヘッド7を、記録部材に印刷す
ることができる印刷可能範囲Dと、この印刷可能範囲D
の外側に、更にサーマルヘッド7が移動可能な移動範囲
Eを設け、この移動範囲E内に冷却作用のあるペルチェ
素子16を配設し、このペルチェ素子16に前記サーマ
ルヘッド7を押圧して冷却するようにしたので、高温に
発熱したサーマルヘッド7を強制的に速く冷却すること
ができ、実行印刷速度を遅くすることなく、高温に発熱
したサーマルヘッド7を急冷することができるサーマル
プリンタを提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサーマルプリンタに
係わり、印刷動作によるサーマルヘッドの発熱を速やか
に冷却させることができるサーマルプリンタに関する。
係わり、印刷動作によるサーマルヘッドの発熱を速やか
に冷却させることができるサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドを搭載したキャリッジをプラ
テンに沿って、印刷方向に移動させながら1行、あるい
は複数行の印刷を行い、その後改行送りを行って、次の
行の印刷を繰り返し行い、所望の画像を記録部材に印刷
するシリアル式のプリンタ、例えば、サーマルプリン
タ、あるいは熱転写プリンタ等は、高画像品質、低コス
トあるいはメンテナンスの容易性等の理由により、パソ
コン、ワープロ等の出力装置として広く用いられてい
る。
テンに沿って、印刷方向に移動させながら1行、あるい
は複数行の印刷を行い、その後改行送りを行って、次の
行の印刷を繰り返し行い、所望の画像を記録部材に印刷
するシリアル式のプリンタ、例えば、サーマルプリン
タ、あるいは熱転写プリンタ等は、高画像品質、低コス
トあるいはメンテナンスの容易性等の理由により、パソ
コン、ワープロ等の出力装置として広く用いられてい
る。
【0003】このような従来のプリンタを、例えば、熱
転写プリンタで説明すると、フレームに沿って横長で板
状のプラテンを配設すると共に、このプラテンの長手方
向に沿って往復移動可能なキャリッジを配設し、このキ
ャリッジには前記プラテンに対してアップ/ダウン可能
なサーマルヘッドから成るサーマルヘッドが搭載されて
いる。また、前記キャリッジには、インクリボンを収納
しこのインクリボンを前記記録ヘッドとプラテンとの間
に案内するリボンカセットが装着されている。
転写プリンタで説明すると、フレームに沿って横長で板
状のプラテンを配設すると共に、このプラテンの長手方
向に沿って往復移動可能なキャリッジを配設し、このキ
ャリッジには前記プラテンに対してアップ/ダウン可能
なサーマルヘッドから成るサーマルヘッドが搭載されて
いる。また、前記キャリッジには、インクリボンを収納
しこのインクリボンを前記記録ヘッドとプラテンとの間
に案内するリボンカセットが装着されている。
【0004】前記プラテンとサーマルヘッドとの間に記
録部材が搬送され、キャリッジをプラテンに沿って印刷
方向に移動させながら、1行、あるいは複数行の印刷デ
ータに基づいて、サーマルヘッドの複数の発熱素子を発
熱駆動させて、記録部材に1行、あるは複数行の印刷を
行い、その後記録部材を改行送りを行い、前記印刷動作
を繰り返して、所望の画像の印刷を行うようになってい
る。
録部材が搬送され、キャリッジをプラテンに沿って印刷
方向に移動させながら、1行、あるいは複数行の印刷デ
ータに基づいて、サーマルヘッドの複数の発熱素子を発
熱駆動させて、記録部材に1行、あるは複数行の印刷を
行い、その後記録部材を改行送りを行い、前記印刷動作
を繰り返して、所望の画像の印刷を行うようになってい
る。
【0005】前記印刷動作を連続して行うと、サーマル
ヘッドが蓄熱して高温になり、この温度が所定値以上に
なると、サーマルヘッドに取り付けているサーミスタ
(図示せず)が前記高温の温度を感知して、サーマルヘ
ッドをプラテンから離間させ、印刷動作をストップさせ
るようになっている。そして、キャリッジを、停止させ
た状態で自然冷却するか、あるいは、前記キャリッジを
強制的に往復移動させて、高温になったサーマルヘッド
を空気冷却したりしていた。
ヘッドが蓄熱して高温になり、この温度が所定値以上に
なると、サーマルヘッドに取り付けているサーミスタ
(図示せず)が前記高温の温度を感知して、サーマルヘ
ッドをプラテンから離間させ、印刷動作をストップさせ
るようになっている。そして、キャリッジを、停止させ
た状態で自然冷却するか、あるいは、前記キャリッジを
強制的に往復移動させて、高温になったサーマルヘッド
を空気冷却したりしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のサーマ
ルプリンタにおいては、印刷動作中のプリンタ周囲の環
境温度が高くなる、特に夏季などにおいては、高温にな
ったサーマルヘッドを冷却するのに時間が掛かり、印刷
を開始してから終了するまでの実効印刷速度が遅くなる
という不具合が発生していた。また、高温になったサー
マルヘッドを、プラテンの印刷可能範囲外の位置まで移
動させて、プラテンに押圧し、サーマルヘッドの高温の
熱をプラテン側に放熱して冷却するということも行われ
ていた。しかし、このような場合でも、複数の記録部材
に連続印刷したときなどは、サーマルヘッドの発熱がプ
ラテンにも伝達されて、プラテンも温度上昇して高温に
なるため、サーマルヘッドを短時間に冷却することがで
きなかった。
ルプリンタにおいては、印刷動作中のプリンタ周囲の環
境温度が高くなる、特に夏季などにおいては、高温にな
ったサーマルヘッドを冷却するのに時間が掛かり、印刷
を開始してから終了するまでの実効印刷速度が遅くなる
という不具合が発生していた。また、高温になったサー
マルヘッドを、プラテンの印刷可能範囲外の位置まで移
動させて、プラテンに押圧し、サーマルヘッドの高温の
熱をプラテン側に放熱して冷却するということも行われ
ていた。しかし、このような場合でも、複数の記録部材
に連続印刷したときなどは、サーマルヘッドの発熱がプ
ラテンにも伝達されて、プラテンも温度上昇して高温に
なるため、サーマルヘッドを短時間に冷却することがで
きなかった。
【0007】本発明は、前述のような課題を解決して、
連続の印刷動作等でサーマルヘッドに蓄熱された高熱を
速やかに放熱することが可能なサーマルプリンタを提供
することを目的とする。
連続の印刷動作等でサーマルヘッドに蓄熱された高熱を
速やかに放熱することが可能なサーマルプリンタを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明のサーマルプリンタは、
複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、このサーマ
ルヘッドとの間で記録部材を支持する横長のプラテン
と、前記サーマルヘッドを取り付け前記プラテンに沿っ
て移動可能なキャリッジとを備え、このキャリッジの移
動により前記サーマルヘッドを移動させて前記プラテン
の長手方向の前記記録部材に印刷することができる印刷
可能範囲と、この印刷可能範囲の外側に、更に前記サー
マルヘッドが移動可能な移動範囲を設け、この移動範囲
内にペルチェ素子を配設し、このペルチェ素子に前記サ
ーマルヘッドを押圧するようにした構成とした。
の第1の解決手段として本発明のサーマルプリンタは、
複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、このサーマ
ルヘッドとの間で記録部材を支持する横長のプラテン
と、前記サーマルヘッドを取り付け前記プラテンに沿っ
て移動可能なキャリッジとを備え、このキャリッジの移
動により前記サーマルヘッドを移動させて前記プラテン
の長手方向の前記記録部材に印刷することができる印刷
可能範囲と、この印刷可能範囲の外側に、更に前記サー
マルヘッドが移動可能な移動範囲を設け、この移動範囲
内にペルチェ素子を配設し、このペルチェ素子に前記サ
ーマルヘッドを押圧するようにした構成とした。
【0009】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記ペルチェ素子を前記プラテンの長手
方向の端部の外側に配設した構成とした。
決手段として、前記ペルチェ素子を前記プラテンの長手
方向の端部の外側に配設した構成とした。
【0010】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記プラテンの長手方向の端部の外側に
放熱部材を配設し、この放熱部材の上に前記ペルチェ素
子を取り付けた構成とした。
決手段として、前記プラテンの長手方向の端部の外側に
放熱部材を配設し、この放熱部材の上に前記ペルチェ素
子を取り付けた構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記ペルチェ素子の上に保護層を形成
し、この保護層に前記サーマルヘッドの発熱素子を押圧
するようにした構成とした。
決手段として、前記ペルチェ素子の上に保護層を形成
し、この保護層に前記サーマルヘッドの発熱素子を押圧
するようにした構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のサーマルプリン
タの実施の形態について説明する。図1は本発明に係わ
る斜視図で、図2は本発明に係わる要部拡大図である。
まず、本発明のサーマルプリンタを、例えば図1に示す
ような熱転写プリンタで説明する。まず、フレーム1の
略中央部には、プラテン支持部材2が配設され、このプ
ラテン支持部材2は、鋼板等の硬質の金属板を折り曲げ
形成して配設され、前面部2aの図示左端部に段部2b
が形成されている。
タの実施の形態について説明する。図1は本発明に係わ
る斜視図で、図2は本発明に係わる要部拡大図である。
まず、本発明のサーマルプリンタを、例えば図1に示す
ような熱転写プリンタで説明する。まず、フレーム1の
略中央部には、プラテン支持部材2が配設され、このプ
ラテン支持部材2は、鋼板等の硬質の金属板を折り曲げ
形成して配設され、前面部2aの図示左端部に段部2b
が形成されている。
【0013】前記プラテン支持部材2の前面部2aに
は、平板状で横長のプラテン3が略垂直となるように配
設されており、このプラテン3は、図2に示すように、
表面に記録面3aを有するゴム等から成る弾性部材3b
が、鋼板等から成る平坦状の取付板3cに取り付けられ
ている。このようなプラテン3はプラテン支持部材2
に、図示上下方向(短手方向)の中央部を支点として、
上下の端部がシーソ運動する自調可能に取り付けられて
いる。このようなプラテン3の下方には、キャリッジシ
ャフト4がプラテン3と平行に配設されている。
は、平板状で横長のプラテン3が略垂直となるように配
設されており、このプラテン3は、図2に示すように、
表面に記録面3aを有するゴム等から成る弾性部材3b
が、鋼板等から成る平坦状の取付板3cに取り付けられ
ている。このようなプラテン3はプラテン支持部材2
に、図示上下方向(短手方向)の中央部を支点として、
上下の端部がシーソ運動する自調可能に取り付けられて
いる。このようなプラテン3の下方には、キャリッジシ
ャフト4がプラテン3と平行に配設されている。
【0014】また、フレーム1の前端縁には、フランジ
状のガイド部5が形成されており、キャリッジシャフト
4、およびガイド部5には、キャリッジ6がキャリッジ
シャフト4およびガイド部5に沿って往復移動自在に取
り付けられている。キャリッジ6の先端部には、プラテ
ン3に対して接離自在でアップダウン可能なサーマルヘ
ッド7が取り付けられている。キャリッジ6の上面に
は、リボンカセット(図示せず)内部に収納されたイン
クリボン(図示せず)を巻取るための巻取りボビン8a
と、供給側の供給ボビン8bとがそれぞれ上方に突出し
て配設されている。
状のガイド部5が形成されており、キャリッジシャフト
4、およびガイド部5には、キャリッジ6がキャリッジ
シャフト4およびガイド部5に沿って往復移動自在に取
り付けられている。キャリッジ6の先端部には、プラテ
ン3に対して接離自在でアップダウン可能なサーマルヘ
ッド7が取り付けられている。キャリッジ6の上面に
は、リボンカセット(図示せず)内部に収納されたイン
クリボン(図示せず)を巻取るための巻取りボビン8a
と、供給側の供給ボビン8bとがそれぞれ上方に突出し
て配設されている。
【0015】前記プラテン3の後方には、記録部材(図
示せず)を挿入するための挿入口9が形成され、更に挿
入口9から挿入された記録部材をプラテン3に搬送する
ための搬送ローラ10が回転可能に配設されている。こ
の搬送ローラ10が接する図示下方には、圧接ローラ1
1が配設されており、この圧接ローラ11は搬送ローラ
10に圧接して、搬送ローラ10の回転に追従して回転
可能になっている。
示せず)を挿入するための挿入口9が形成され、更に挿
入口9から挿入された記録部材をプラテン3に搬送する
ための搬送ローラ10が回転可能に配設されている。こ
の搬送ローラ10が接する図示下方には、圧接ローラ1
1が配設されており、この圧接ローラ11は搬送ローラ
10に圧接して、搬送ローラ10の回転に追従して回転
可能になっている。
【0016】一方、フレーム1の一側面には、搬送ロー
ラ10を同軸上に取り付けた搬送ギア12が突出して配
設されている。この搬送ギア12には、複数の伝達ギア
13、13を介して、駆動源14の駆動ギア15が接続
されて、駆動源14を回転駆動させることにより、駆動
ギア15、各伝達ギア13および搬送ギア12をそれぞ
れ介して搬送ローラ10が回転し、搬送ローラ10と圧
接ローラ11との間に記録部材を狭持して搬送するよう
になっている。
ラ10を同軸上に取り付けた搬送ギア12が突出して配
設されている。この搬送ギア12には、複数の伝達ギア
13、13を介して、駆動源14の駆動ギア15が接続
されて、駆動源14を回転駆動させることにより、駆動
ギア15、各伝達ギア13および搬送ギア12をそれぞ
れ介して搬送ローラ10が回転し、搬送ローラ10と圧
接ローラ11との間に記録部材を狭持して搬送するよう
になっている。
【0017】また、キャリッジ6は図2に示すように、
プラテン3に沿って矢印A、B方向に往復移動可能に、
キャリッジシャフト4に支持されている。前記キャリッ
ジ6がプラテン3と対向する側には、複数の発熱素子7
aを有するサーマルヘッド7が、プラテン3と直交する
方向の矢印C方向に往復移動可能なヘッド取付部材7b
に取り付けられて、アップ/ダウン可能になっている。
このサーマルヘッド7のアップ/ダウンの動作は、キャ
リッジ6内部のカム部材(図示せず)等により行われる
ようになっている。また、キャリッジ6に取り付けられ
たサーマルヘッド7は、図2に示すような、発熱素子7
aの選択的な発熱で記録部材に印刷することができる印
刷可能範囲Dと、この印刷可能範囲Dの外側に、更にサ
ーマルヘッド7が移動可能な移動範囲Eを設けている。
プラテン3に沿って矢印A、B方向に往復移動可能に、
キャリッジシャフト4に支持されている。前記キャリッ
ジ6がプラテン3と対向する側には、複数の発熱素子7
aを有するサーマルヘッド7が、プラテン3と直交する
方向の矢印C方向に往復移動可能なヘッド取付部材7b
に取り付けられて、アップ/ダウン可能になっている。
このサーマルヘッド7のアップ/ダウンの動作は、キャ
リッジ6内部のカム部材(図示せず)等により行われる
ようになっている。また、キャリッジ6に取り付けられ
たサーマルヘッド7は、図2に示すような、発熱素子7
aの選択的な発熱で記録部材に印刷することができる印
刷可能範囲Dと、この印刷可能範囲Dの外側に、更にサ
ーマルヘッド7が移動可能な移動範囲Eを設けている。
【0018】また、前記移動範囲E内でプラテン3の図
示左側の長手方向の端部の外側で、プラテン支持部材2
の段部2aには、冷却作用のあるペルチェ素子16が配
設されている。このペルチェ素子16は通常市販されて
おり、周囲の熱を吸収する冷却作用がある。前記ペルチ
ェ素子16は、前記段部2aに取り付けられた、アルミ
等から成る放熱性のよい放熱部材17の上に取り付けら
れ、ペルチェ素子16の冷却作用で放熱部材17は強制
的に冷却されるようになっている。
示左側の長手方向の端部の外側で、プラテン支持部材2
の段部2aには、冷却作用のあるペルチェ素子16が配
設されている。このペルチェ素子16は通常市販されて
おり、周囲の熱を吸収する冷却作用がある。前記ペルチ
ェ素子16は、前記段部2aに取り付けられた、アルミ
等から成る放熱性のよい放熱部材17の上に取り付けら
れ、ペルチェ素子16の冷却作用で放熱部材17は強制
的に冷却されるようになっている。
【0019】前記ペルチェ素子16の上には、アルミ板
等から成る比較的柔らかくて熱導電性の良い保護層18
が接着剤等で取り付けられ、保護層18の表面高さとプ
ラテン3の記録面3aの高さとが略同一平面になってい
る。このような構成のペルチェ素子16は、キャリッジ
6が移動範囲E内を最大限に矢印B方向に移動したとし
ても、サーマルヘッド7の発熱素子7aがペルチェ素子
16上から外れないようになっている。
等から成る比較的柔らかくて熱導電性の良い保護層18
が接着剤等で取り付けられ、保護層18の表面高さとプ
ラテン3の記録面3aの高さとが略同一平面になってい
る。このような構成のペルチェ素子16は、キャリッジ
6が移動範囲E内を最大限に矢印B方向に移動したとし
ても、サーマルヘッド7の発熱素子7aがペルチェ素子
16上から外れないようになっている。
【0020】前述のようなペルチェ素子16を備えた本
発明のサーマルプリンタの印刷動作は、まず挿入口9か
ら記録部材(図示せず)を挿入する。すると、記録部材
が搬送ローラ10と圧接ローラ11とで狭持される。そ
して、駆動源14を回転させて搬送ローラ10を回転さ
せることにより、記録部材をキャリッジの移動方向と直
交する方向に搬送する。
発明のサーマルプリンタの印刷動作は、まず挿入口9か
ら記録部材(図示せず)を挿入する。すると、記録部材
が搬送ローラ10と圧接ローラ11とで狭持される。そ
して、駆動源14を回転させて搬送ローラ10を回転さ
せることにより、記録部材をキャリッジの移動方向と直
交する方向に搬送する。
【0021】そして、記録部材がプラテン3とサーマル
ヘッド7との間まで搬送されると、サーマルヘッド7を
ヘッドダウンさせて、インクリボン(図示せず)および
記録部材を介して発熱素子7aをプラテン3に押圧す
る。この状態でキャリッジ6を矢印A方向に沿って移動
させながら、画像情報に基づいてサーマルヘッド7の発
熱素子7aを選択的に通電駆動し、インクリボンのイン
クを部分的に記録部材に転写して、記録部材に所望の画
像の印刷を行う。その後、1行、あるいは複数行の印刷
を終える毎に、記録部材を1行、あるいは複数行搬送し
て所望の画像を印刷することができる。
ヘッド7との間まで搬送されると、サーマルヘッド7を
ヘッドダウンさせて、インクリボン(図示せず)および
記録部材を介して発熱素子7aをプラテン3に押圧す
る。この状態でキャリッジ6を矢印A方向に沿って移動
させながら、画像情報に基づいてサーマルヘッド7の発
熱素子7aを選択的に通電駆動し、インクリボンのイン
クを部分的に記録部材に転写して、記録部材に所望の画
像の印刷を行う。その後、1行、あるいは複数行の印刷
を終える毎に、記録部材を1行、あるいは複数行搬送し
て所望の画像を印刷することができる。
【0022】前述したような熱転写プリンタは、1行、
あるいは複数行の印刷を終える毎に記録部材を改行送り
して、連続して次の行の印刷をするようになっているた
め、多くの枚数の記録部材に連続して印刷を行うと、サ
ーマルヘッド7が蓄熱して高温になる。そして、サーマ
ルヘッド7の温度が所定値異常の高温になると、図示し
ない温度検知手段であるサーミスタにより、サーマルヘ
ッド7をアップさせてプラテン3から離間させ、印刷動
作をストップさせる。その後キャリッジ6を矢印B方向
に移動させ、サーマルヘッド7を印刷可能範囲D外の移
動範囲E内の位置のペルチェ素子16上まで移動させ
る。そして、サーマルヘッド7をダウンさせて、発熱素
子7aをペルチェ素子16上の保護層18に押圧する。
あるいは複数行の印刷を終える毎に記録部材を改行送り
して、連続して次の行の印刷をするようになっているた
め、多くの枚数の記録部材に連続して印刷を行うと、サ
ーマルヘッド7が蓄熱して高温になる。そして、サーマ
ルヘッド7の温度が所定値異常の高温になると、図示し
ない温度検知手段であるサーミスタにより、サーマルヘ
ッド7をアップさせてプラテン3から離間させ、印刷動
作をストップさせる。その後キャリッジ6を矢印B方向
に移動させ、サーマルヘッド7を印刷可能範囲D外の移
動範囲E内の位置のペルチェ素子16上まで移動させ
る。そして、サーマルヘッド7をダウンさせて、発熱素
子7aをペルチェ素子16上の保護層18に押圧する。
【0023】すると、高温のサーマルヘッド7が、熱伝
導の良い保護層18を介してペルチェ素子16に吸収さ
れ、サーマルヘッド7が強制的に短時間で冷却される。
また、サーマルヘッド7の高温の熱を吸収してペルチェ
素子16が温度上昇したとしても、この熱は放熱部材1
7を介して空中に放熱することができるのできるので、
サーマルヘッド7の冷却速度が落ちるようなことはな
い。
導の良い保護層18を介してペルチェ素子16に吸収さ
れ、サーマルヘッド7が強制的に短時間で冷却される。
また、サーマルヘッド7の高温の熱を吸収してペルチェ
素子16が温度上昇したとしても、この熱は放熱部材1
7を介して空中に放熱することができるのできるので、
サーマルヘッド7の冷却速度が落ちるようなことはな
い。
【0024】
【発明の効果】本発明のサーマルプリンタのサーマルヘ
ッドは、キャリッジの移動によりサーマルヘッドを移動
させてプラテンの長手方向の記録部材に印刷することが
できる印刷可能範囲と、この印刷可能範囲の外側に、更
に前記サーマルヘッドが移動可能な移動範囲を設け、こ
の移動範囲内にペルチェ素子を配設し、このペルチェ素
子に前記サーマルヘッドを押圧するようにしたので、高
温になったサーマルヘッドを強制的に短時間で冷却する
ことができ、実行印刷速度を遅くすることなく、高温に
なったサーマルヘッドを急冷することができるサーマル
プリンタを提供することができる。
ッドは、キャリッジの移動によりサーマルヘッドを移動
させてプラテンの長手方向の記録部材に印刷することが
できる印刷可能範囲と、この印刷可能範囲の外側に、更
に前記サーマルヘッドが移動可能な移動範囲を設け、こ
の移動範囲内にペルチェ素子を配設し、このペルチェ素
子に前記サーマルヘッドを押圧するようにしたので、高
温になったサーマルヘッドを強制的に短時間で冷却する
ことができ、実行印刷速度を遅くすることなく、高温に
なったサーマルヘッドを急冷することができるサーマル
プリンタを提供することができる。
【0025】また、前記ペルチェ素子を前記プラテンの
長手方向の端部の外側に配設したので、サーマルヘッド
7の発熱がプラテンに伝達されて、プラテンの温度が上
昇したとしても、この温度上昇したプラテンの熱がペル
チェ素子に伝達されることがない。そのために、温度上
昇したサーマルヘッドを短時間に冷却することができ
る。
長手方向の端部の外側に配設したので、サーマルヘッド
7の発熱がプラテンに伝達されて、プラテンの温度が上
昇したとしても、この温度上昇したプラテンの熱がペル
チェ素子に伝達されることがない。そのために、温度上
昇したサーマルヘッドを短時間に冷却することができ
る。
【0026】また、前記プラテンの長手方向の端部の外
側に放熱部材を配設し、この放熱部材の上に前記ペルチ
ェ素子を取り付けたので、サーマルヘッドの熱を吸収し
て、ペルチェ素子が温度上昇したとしても、この温度上
昇した熱を前記放熱部材が吸収して空中に適正に放熱す
ることができ、ペルチェ素子の温度上昇を防ぐことがで
きる。
側に放熱部材を配設し、この放熱部材の上に前記ペルチ
ェ素子を取り付けたので、サーマルヘッドの熱を吸収し
て、ペルチェ素子が温度上昇したとしても、この温度上
昇した熱を前記放熱部材が吸収して空中に適正に放熱す
ることができ、ペルチェ素子の温度上昇を防ぐことがで
きる。
【0027】また、前記ペルチェ素子の上に保護層を形
成し、この保護層に前記サーマルヘッドの発熱素子を押
圧するようにしたので、保護層を比較的柔らかなアルミ
等を用いることで、発熱素子を保護層に押圧しても、発
熱素子の摩耗が少なく、サーマルヘッドの寿命を低下さ
せることがない。
成し、この保護層に前記サーマルヘッドの発熱素子を押
圧するようにしたので、保護層を比較的柔らかなアルミ
等を用いることで、発熱素子を保護層に押圧しても、発
熱素子の摩耗が少なく、サーマルヘッドの寿命を低下さ
せることがない。
【図1】本発明のに係わる斜視図である。
【図2】本発明に係わる要部拡大平面図である。
【図3】従来のサーマルプリンタの斜視図である。
1 フレーム 2 プラテン支持部材 2a 前面部 2b 段部 3 プラテン 3a 記録面 3b 弾性部材 3c 取付板 4 キャリッジシャフト 5 ガイド部 6 キャリッジ 7 サーマルヘッド 7a 発熱素子 7b ヘッド取付部材 8a 巻き取りボビン 8b 供給ボビン 9 挿入口 10 搬送ローラ 11 圧接ローラア 12 搬送ギア 13 伝達ギア 14 駆動源 15 駆動ギア 16 ペルチェ素子 17 放熱部材 18 保護層
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の発熱素子を有するサーマルヘッド
と、このサーマルヘッドとの間で記録部材を支持する横
長のプラテンと、前記サーマルヘッドを取り付け前記プ
ラテンに沿って移動可能なキャリッジとを備え、このキ
ャリッジの移動により前記サーマルヘッドを移動させて
前記プラテンの長手方向の前記記録部材に印刷すること
ができる印刷可能範囲と、この印刷可能範囲の外側に、
更に前記サーマルヘッドが移動可能な移動範囲を設け、
この移動範囲内にペルチェ素子を配設し、このペルチェ
素子に前記サーマルヘッドを押圧するようにしたことを
特徴とするサーマルプリンタ。 - 【請求項2】 前記ペルチェ素子を前記プラテンの長手
方向の端部の外側に配設したことを特徴とする請求項1
記載のサーマルプリンタ。 - 【請求項3】 前記プラテンの長手方向の端部の外側に
放熱部材を配設し、この放熱部材の上に前記ペルチェ素
子を取り付けたことを特徴とする請求項2記載のサーマ
ルプリンタ。 - 【請求項4】 前記ペルチェ素子の上に保護層を形成
し、この保護層に前記サーマルヘッドの発熱素子を押圧
するようにしたことを特徴とする請求項1、2、または
3記載のサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197101A JP2000025253A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197101A JP2000025253A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | サーマルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000025253A true JP2000025253A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16368753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10197101A Withdrawn JP2000025253A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000025253A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007229608A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 液滴噴射塗布装置及び液滴噴射塗布方法 |
US8305411B1 (en) | 2011-06-14 | 2012-11-06 | Rohm Semiconductor USA, LLC | Thermal printhead with temperature regulation |
US8395646B2 (en) | 2011-06-14 | 2013-03-12 | Rohm Semiconductors USA, LLC | Thermal printer with energy save features |
US8411121B2 (en) | 2011-06-14 | 2013-04-02 | Rohm Semiconductor USA, LLC | Thermal printhead with optimally shaped resistor layer |
-
1998
- 1998-07-13 JP JP10197101A patent/JP2000025253A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007229608A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 液滴噴射塗布装置及び液滴噴射塗布方法 |
US8305411B1 (en) | 2011-06-14 | 2012-11-06 | Rohm Semiconductor USA, LLC | Thermal printhead with temperature regulation |
US8395646B2 (en) | 2011-06-14 | 2013-03-12 | Rohm Semiconductors USA, LLC | Thermal printer with energy save features |
US8411121B2 (en) | 2011-06-14 | 2013-04-02 | Rohm Semiconductor USA, LLC | Thermal printhead with optimally shaped resistor layer |
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Legal Events
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