JP2584585Y2 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2584585Y2
JP2584585Y2 JP1992055279U JP5527992U JP2584585Y2 JP 2584585 Y2 JP2584585 Y2 JP 2584585Y2 JP 1992055279 U JP1992055279 U JP 1992055279U JP 5527992 U JP5527992 U JP 5527992U JP 2584585 Y2 JP2584585 Y2 JP 2584585Y2
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匡幸 石川
勝也 上村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気をエネルギー源と
して所定の動作を行うことにより発熱を伴う部品を冷却
する冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気をエネルギー源として所定
の動作を行うことにより発熱を伴う部品として、例えば
ワイヤドット印字ヘッドが知られている。このワイヤド
ット印字ヘッドは、電気をエネルギー源として、印字ワ
イヤを固着したアーマチュアを駆動し、この印字ワイヤ
で印字媒体をインクリボンを介してインパクトし、その
力で印字動作を行うもので、これを内蔵したインパクト
プリンタは、印字媒体の自由度が高く、また比較的安価
なことから情報処理システム等の出力装置をはじめ、多
方面で用いられている。このインパクトプリンタには、
ワイヤドット印字型式から、プランジャ型、バネチャー
ジ型、クラッパ型等がある。このうち、バネチャージ型
のものは、印字ワイヤを固定したアーマチュアをバイア
ス用板バネによって揺動自在に支持し、このアーマチュ
アを予め上記バイアス用板バネの弾性力に抗して永久磁
石の磁性作用でコアに吸引させておき、印字する際に上
記コアに巻回されたコイルを励磁させて上記永久磁石と
逆方向に磁束を発生させ、上記アーマチュアを開放させ
る構造となっている。この構造は高速応答性が良いこと
から、印字の高速化が求められている近年では広く採用
されている。
【0003】図10は、従来より知られるバネチャージ
型のワイヤドット印字ヘッドの概略断面図である。図1
0におけるワイヤドット印字ヘッド101では、ガイド
フレーム102とフィン103との間に、ベース10
4,永久磁石105,台座106,スペーサ107,バ
イアス用板バネ108及びヨーク109が順次積層され
て設けられ、これらがクランプ112で一体に固定され
ている。
【0004】さらに、詳述するとバイアス用板バネ10
8は、リング状をした平板として作られていると共に、
リング状をした本体部分から中心に向かって突出された
状態で可撓部108bが一体に形成されており、この可
撓部108bに印字ワイヤ113を固定した金属製のア
ーマチュア114が取り付けられている。また、ベース
104の中央部分にはコア115が設けられており、こ
のコア115にコイル116が巻装されている。
【0005】なお、符号119はコイル116に通電す
る基板で、120は基板119を位置決めするためのス
ペースシート、121は温度検出用のサーミスタ、12
2はコイル116およびサーミスタ119を覆う熱伝導
の良い充填剤である。
【0006】次に、このワイヤドット印字ヘッド101
の動作について説明する。まず、このワイヤドット印字
ヘッド101では、永久磁石105の磁束が、台座10
6,スペーサ107,ヨーク109,アーマチュア11
0,コア115およびベース104を通って再び永久磁
石105に戻る磁気回路が形成される。
【0007】そして、コイル116への非通電時には、
アーマチュア114がバイアス用板バネ108を偏倚し
ながらコア115に吸引され、バイアス用板バネ108
に歪エネルギーが蓄積されて偏倚状態にあり、印字ワイ
ヤ113はガイドフレーム102のノーズ部102a内
に引き込まれている。図10は、この状態を示してい
る。
【0008】これに対して、コイル116に電流を流し
て励磁させると、励磁回路と反対方向の磁束が発生す
る。すると、アーマチュア114を吸引する力が減少
し、バイアス用板バネ108に蓄積されていた歪エネル
ギーが開放されてバイアス用板バネ108が復帰する。
すると、この復帰で、アーマチュア114の先端に固着
して取り付けられている印字ワイヤ113がガイドフレ
ーム102のノーズ部102aより突出し、図示せぬイ
ンクリボンと印字媒体をプラテンに押し付ける。これに
より、文字やグラフィックパターン等を印字することが
できる。
【0009】また、印字時にコイル116に通電するこ
とによって消費されて、このコイル116に発生する熱
は、フィン103によって放出されるとともに、内部に
こもった熱は熱伝導率の良いエポキシ系樹脂等の充填剤
122によりサーミスタ121に伝わり、このサーミス
タ121の部分で上昇するワイヤドット印字ヘッド10
1内の温度を監視し、コイル116の温度を耐熱温度以
下に制御し維持している。
【0010】こうして、アーマチュア114を一度開放
した後は、再びコイル116への通電が断たれる。する
と、印字媒体をインパクトして戻ってきた印字ワイヤ1
13と共にアーマチュア114がコア115に再び吸着
保持される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
いては、ワイヤドット印字ヘッド101で発生する熱を
フィン103のみに頼って放出するようにしていたた
め、十分な放熱効果が得られないという不具合があっ
た。特に、ワイヤドット印字ヘッドの場合は、単位面積
内の印字回数が極めて多い印字、すなわち高密度な印字
を行うと、ワイヤドット印字ヘッド101の発生する熱
によって自身の温度が瞬時に上昇し、やがてコイル11
6の耐熱温度に至って破損したりする虞れがある。ま
た、ドライバ等の半導体を内部に有する場合では半導体
の耐熱温度であるところの120℃から200℃へ温度
が上昇し、やがて内部部品の破損に至る場合がある等の
問題点もある。そこで、一般には、ワイヤドット印字ヘ
ッド内が一定温度以上になると印字を停止し温度の下が
るのを待ち、再び下がると印字を行う制御を繰り返すこ
とによって破損を防止するようにしている。しかし、そ
の場合、単位時間内に行う印字回数、すなわち印字量が
低減し、高速のプリンタでありながら停止している時間
が多く結果的に印字量が低下してしまう問題点がある。
【0012】そこで、この対策としては、ワイヤドット
印字ヘッド101に放熱用のフィンを取り付けるととも
に、このフィンに電動ファンから送風を行うことによ
り、ワイヤドット印字ヘッド101を冷却する技術も提
案されている。しかしながら、この技術にあっては、電
動ファンに電気エネルギーを供給するための給電ケーブ
ルや電源配線等を別途、設ける必要があるため、部品点
数が多くなって構成が複雑化するという不具合があっ
た。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するためになされたもので、をエネルギー源とし
て所定の動作を行うことにより発熱を伴う発熱部品に
り付けられる放熱用のフィンと、このフィンに取り付け
られるとともに、該フィンに送風を行う電動ファンを有
するファンユニットとを備えた冷却装置において、前記
ファンユニットは、前記電動ファンで電気エネルギーを
受けるための受給側電源コネクタを有し、この受給側電
源コネクタを、前記発熱部品側に設けられ且つ該発熱部
品に電気エネルギーを供給する電源配線系に電気的に接
続された供給側電源コネクタに直に接続可能に構成した
ものである。
【0014】上記構成からなる冷却装置においては、
却対象となる発熱部品側に設けられた供給側電源コネク
タにファンユニットの受給側電源コネクタを直に接続す
ることにより、発熱部品に供給される電気エネルギー
を、供給側電源コネクタ及び受給側電源コネクタを介し
て電動ファンでも受けることが可能となる。これによ
り、特に電動ファン専用の給電ケーブルや電源配線等を
使用しなくても、発熱部品に供給される電気エネルギー
を併用して電動ファンを回転駆動させることができる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。なお、本実施例においては、電気をエ
ネルギー源として所定の動作を行うことにより発熱を伴
う部品として、ワイヤドット印字ヘッドを例に挙げて説
明する。図1は本考案の一実施例としてワイヤドット印
字ヘッドに装着された冷却装置の側面図で、図2はその
底面図、図3はその概略断面図である。先ず、冷却対象
となるワイヤドット印字ヘッドの構成について説明す
る。図1乃至図3におけるワイヤドット印字ヘッド1は
バネチャージ型のもので、ガイドフレーム2とフィン3
との間に、ベース4,永久磁石5,台座6,スペーサ
7,バイアス用板バネ8及びヨーク9が順次積層されて
設けられ、これらがクランプ10で一体に固定されてい
る。
【0016】さらに、詳述するとバイアス用板バネ8
は、リング状をした平板として作られていると共に、リ
ング状をした本体部分から中心に向かって突出された状
態で可撓部8bが一体に形成されており、この可撓部8
bに印字ワイヤ11を固定した金属製のアーマチュア1
2が取り付けられている。また、ベース4の中央部分に
はコア13が設けられており、このコア13にコイル1
4が巻装されている。
【0017】コイル14はスペースシート15を介して
ベース4に取り付けた基板16上における図示せぬ印刷
配線端子に電気的に接続されている。また、基板16
は、外部電源と接続される外部電源接続用コネクタ部1
6a(図2参照)を一体に有しており、この外部電源接
続用コネクタ部16aを介して外部電源と電気的に接続
される。さらに、基板16の上側には、温度検出用のサ
ーミスタ17がコイル14等と共に熱伝導の良い充填剤
18で固められた状態にされて配置されている。一方、
基板16の下面側には、外部電源接続用コネクタ部16
aへ通じる図示せぬ印刷配線端子とそれぞれ電気的に接
続した電源端子19a,19bを有する供給側電源コネ
クタ20が取り付けられている。
【0018】ここで、ワイヤドット印字ヘッド1を冷却
する冷却装置は、主として、フィン3とファンユニット
22とによって構成されている。フィン3は、上面が開
口された低背形の箱状に形成されている。そして、基板
16を収納した状態で上面開口側をベース4に当接配置
させるとともに、このフィン3の周面に設けられている
係止爪21を、ガイドフレーム2に一端が掛け止めされ
るクランプ10の他端側の係合穴(不図示)に掛け止め
するようにして、ワイヤドット印字ヘッド1のベース4
に密着した状態で取り付けられている。そして、このフ
ィン3にファンユニット22が取付可能になっている。
【0019】図4乃至図9は、上記フィン3及びファン
ユニット22の細部構造を示すもので、以下に図4乃至
図9を用いて、冷却装置を構成するフィン3及びファン
ユニット22の構造をさらに詳しく説明する。先ず、フ
ィン3には、供給側電源コネクタ20の電源端子19
a,19bと対向している側面に、供給側電源コネクタ
20へ通じるコネクタ用穴23とフィン3内へ通じる通
風穴24が形成されているとともに、コネクタ用孔23
及び通風穴24を挟んだ左右両側に、各々先端に係止爪
25aを有した一対の弾性係止片25,25が一体に形
成されている。なお、各係止爪25aは互いに内側を向
いた状態で設けられている。
【0020】また、その側面の内側には、図6乃至図9
に示すように、一対のレール部26が設けられており、
この一対のレール部26,26間に保護部材としての板
状をしたプラスチック製の保護プレート27がスライド
自在に取り付けられている。このうち、一対のレール部
26,26は、各々断面が略L字形をした溝状で、かつ
その開口部分を互いに向き合わせた状態で形成されてい
る。これに対して、保護プレート27は、両レール部2
6,26の溝内に各々またがって配置され、この一対の
レール部26に案内されて、図6に示すようにコネクタ
用穴23を閉じた状態となる閉位置と、図7に示すよう
にコネクタ用穴23を開いた開位置とへスライド切り替
え可能になっている。なお、保護プレート27に形成し
ている小穴28(図6及び図7参照)は、保護プレート
27を移動させるときに図示せぬ冶具等を挿入係合する
ための穴である。
【0021】ファンユニット22は、内部に電動ファン
29を設けたハウジング30を備えており、電動ファン
29が回転すると、この電動ファン29で生起される風
がフィン3側の通風穴24と対応して設けられているハ
ウジング30の下面開口より吹き出される状態になって
いる。また、ハウジング30には、電動ファン29が駆
動されたときに外部からの空気を取り入れるための吸い
込み穴33と、先に吹き込まれた風を逃がすための複数
(本実施例では4つ)の通気穴31とが形成されてい
る。さらに、ファンユニット22には、コネクタ用穴2
3及び供給側電源コネクタ20に対応して受給側電源コ
ネクタ32が設けられているとともに、この受給側電源
コネクタ32に供給側電源コネクタ20の電源端子19
a,19bと対応して電源端子33a,33bが下方へ
突出された状態で設けられ、この電源端子33a,33
bが電動ファン29と電気的に接続された状態になって
いる。加えて、ハウジング30の下端側には、弾性係止
片25,25間に係止爪25aで係合されて保持される
係合板部34が一体に形成されている。
【0022】そして、このように構成されたフィン3の
使用方法としては、ファンユニット22を取り付けた状
態で使用する場合と、ファンユニット22を取り付けな
い状態で使用される場合とがあり、これを印刷態様によ
って選択することができる。このうち、ファンユニット
22を取り付けた構造で使用する場合は、印字ヘッド本
体側のベース4にクランプ10でフィン3を取り付け、
かつ保護プレート27を開位置へ移動させてコネクタ用
穴23を開放させた状態にする。すると、このコネクタ
用穴23の部分より、印字ヘッド本体側における基板1
6上の供給側電源コネクタ20の電源端子19a,19
bが覗いた状態になる。
【0023】次いで、図9に示すように、供給側電源コ
ネクタ20の電源端子19a,19bに、受給側電源コ
ネクタ32の電源端子33a,33bを対応させるとと
もに、弾性係止片25,25間に係止板部34を対応さ
せ、さらにファンユニット22をフィン3に押し付け
る。すると、一対の弾性係止片25が弾性変形されて一
時的に外側に逃がされ、また係止板部34が係止爪25
aを通過し終ると、係止板部34が係止爪25aに係合
されて保持される。これにより、フィン3に対して電動
ファン29が密着して取り付けられる。また、それと同
時に、供給側電源コネクタ20の電源端子19a,19
bに受給側電源コネクタ32の電源端子33a,33b
が挿し込まれて両コネクタ20,32が電気的に接続さ
れ、これによって電動ファン29が供給側電源コネクタ
20及び受給側電源コネクタ32を介して基板16上の
配線と電気的に接続され、基板16の外部電源接続用コ
ネクタ16aを通して外部から供給される35ボルト
(V)の直流電圧(電気エネルギー)を受けて回転駆動
することが可能となる。図1及び図2は、このようにし
てフィン3にファンユニット22が取り付けられた状態
を示している。
【0024】また、この取り付けたファンユニット22
を再び取り外す場合は、各弾性係止片25を弾性変形さ
せて係止板部34と係止爪25aの係合が解除されるま
で外側へ倒し、この状態でファンユニット22を取付時
とは反対に引き抜くと取り外すことができる。そして、
取り外した後は、保護プレート27を閉位置に配置さ
せ、コネクタ用穴23を保護プレート27で閉じた状態
に直す。
【0025】一方、ファンユニット22を取り外したま
まの状態、すなわち取り付けない状態で使用される場合
は、保護プレート27が閉位置に配置されて、保護プレ
ート27でコネクタ用穴23を閉じたままにしておく。
これにより、ファンユニット22が取り付けられていな
くても、供給側電源コネクタ20の電源端子19a,1
9bの部分は保護プレート27で閉じられた状態になっ
ているので、この供給側電源コネクタ20の電源端子1
9a,19bに金属製の異物等が侵入して短絡事故等を
起こすのを防ぐことができる。なお、ここでの通風穴2
4は開口されたままにしておいても、あるいは別途キャ
ップを用意して閉じた状態にしておいても良く、開放さ
せたままの状態にした場合では、内部にこもろうとする
熱を、この通風穴24を通して放出させることができる
ので放熱性が良くなる。
【0026】次に、ワイヤドット印字ヘッド1の動作と
それを冷却する冷却装置の動作について説明する。先
ず、ワイヤドット印字ヘッド1では、永久磁石5の磁束
が、台座6,スペーサ7,ヨーク9,アーマチュア1
2,コア13およびベース4を通って再び永久磁石5に
戻る磁気回路が形成される。
【0027】そして、コイル14への非通電時には、ア
ーマチュア12がバイアス用板バネ8を偏倚しながらコ
ア13に吸引され、バイアス用板バネ8に歪エネルギー
が蓄積されて偏倚状態にあり、印字ワイヤ11はガイド
フレーム2のノーズ部2a内に引き込まれている。図1
は、この状態を示している。
【0028】これに対して、コイル14に電流を流して
励磁させると、励磁回路と反対方向の磁束が発生する。
すると、アーマチュア12を吸引する力が減少し、バイ
アス用板バネ8に蓄積されていた歪エネルギーが開放さ
れてバイアス用板バネ8が復帰する。すると、この復帰
で、アーマチュア12の先端に固着して取り付けられて
いる印字ワイヤ11がガイドフレーム2のノーズ部2a
より突出し、図示せぬインクリボンと印字媒体をプラテ
ンに押し付ける。これにより、文字やグラフィックパタ
ーン等を印字することができる。
【0029】こうして、アーマチュア12を一度開放し
た後は、再びコイル14への通電が断たれる。すると、
印字媒体をインパクトして戻ってきた印字ワイヤ11と
共にアーマチュア12がコア13に再び吸着保持され
る。
【0030】また、印字時にコイル14に通電すること
によって、このコイル14に発生する熱は、熱伝導率の
良いエポキシ系樹脂等の充填剤18によりサーミスタ1
7に伝わり、このサーミスタ17の部分で上昇するワイ
ヤドット印字ヘッド1内の温度を監視し、コイル14の
温度を耐熱温度以下に制御し維持している。ここで、ワ
イヤドット印字ヘッド1内の温度がある温度以上になる
と、基板16を介して電動ファン29に駆動電流が供給
され、これによって電動ファン29が回転駆動される。
すると、電動ファン29で生起された風が、通風穴24
よりフィン3とベース4及び基板16との間に吹き込ま
れ、その間に生成された熱を放出させるとともに、フィ
ン3を内側より強制冷却しながら放熱させる。
【0031】このように本実施例の冷却装置では、ワイ
ヤドット印字ヘッド1の本体部分(ベース4)に密着し
て取り付けられたフィン3に対し、このフィン3に密着
して設けられた電動ファン29により風を当ててフィン
3を強制冷却するので、フィン3による放熱効率が格段
に向上し、内部部品(コイル14等)が耐熱温度になる
のを防ぐことができる。これにより、内部部品の熱的な
破損を防止しつつ、長時間にわたって高密度印字を行う
ことが可能になる。また本実施例においては、ワイヤド
ット印字ヘッド1の基板16に取り付けられた供給側電
源コネクタ20に対応したかたちで、ファンユニット2
2に受給側電源コネクタ32を設け、この受給側電源コ
ネクタ32を供給側電源コネクタ20に直に接続可能に
構成したので、特に専用の給電ケーブルを使用しなくて
も、ワイヤドット印字ヘッド1に供給される電気エネル
ギーを利用して電動ファン29を回転駆動させることが
できる。これにより、ワイヤドット印字ヘッド1側のコ
ネクタの機能が有効に活用されるため、給電ケーブル等
の部材の削減や、電気的な接続を行う際の作業性の向
上、さらには冷却装置を組み込む際の占有スペースの縮
小化等が可能となり、装置としてのコスト低減を図るこ
ともできる。さらに、ファンユニット22を取り付けて
いない構造で使用する場合には、保護プレート27で受
給側電源コネクタ20を外部より覆っておくことができ
るので、受給側電源コネクタ20に異物が接触して短絡
事故を起こしたりするのを防止することができる。
【0032】なお、上記実施例では、電動ファン29で
生成される風を通風穴24を通してフィン3の内側に吹
き込んで強制冷却する構造を開示したが、フィン3の外
側に直接吹き付ける構造にしても差し支えないものであ
る。
【0033】以上説明したように本考案に係る冷却装置
によれば、ファンユニットの電動ファンで電気エネルギ
ーを受けるための受給側電源コネクタを、発熱部品側に
設けられた供給側電源コネクタに直に接続するだけで、
特に電動ファン専用の給電ケーブルや電源配線等を使用
しなくても、発熱部品に供給される電気エネルギーを併
用して電動ファンを回転駆動できるようにしたので、給
電ケーブル等の部材の削減や、組立作業がワンタッチで
行えることでの作業性の向上、さらには占有面積の縮小
化や、装置としてのコスト低減など、種々の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】本実施例の同上印字ヘッドの底面図である。
【図3】本実施例の同上印字ヘッドの概略断面図であ
る。
【図4】ファンユニット取り付け前の状態を示す側面図
である。
【図5】ファンユニット単体の上面図である。
【図6】コネクタ用穴を開放した状態を示す要部拡大図
である。
【図7】コネクタ用穴を閉じた状態を示す要部拡大図で
ある。
【図8】図6のA−A線断面図である。
【図9】ファンユニットの取付説明図である。
【図10】従来例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤドット印字ヘッド 3 フィン 16 基板 20 供給側電源コネクタ 22 ファンユニット 27 保護プレート(保護部材) 29 電動ファン 32 受給側電源コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−18645(JP,A) 特開 昭64−18646(JP,A) 特開 平1−110797(JP,A) 特開 平1−255177(JP,A) 特開 平2−45182(JP,A) 実開 平2−56656(JP,U) 実開 昭59−18494(JP,U) 実開 平3−113892(JP,U) 実開 昭63−49960(JP,U) 発明協会公開技報 公技番号83−7645 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 29/377 B41J 2/235

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気をエネルギー源として所定の動作を
    行うことにより発熱を伴う発熱部品に取り付けられる放
    熱用のフィンと、このフィンに取り付けられるととも
    に、該フィンに送風を行う電動ファンを有するファンユ
    ニットとを備えた冷却装置において、 前記ファンユニットは、前記電動ファンで電気エネルギ
    ーを受けるための受給側電源コネクタを有し、この受給
    側電源コネクタを、前記発熱部品側に設けられ且つ該発
    熱部品に電気エネルギーを供給する電源配線系に電気的
    に接続された供給側電源コネクタに直に接続可能に構成
    した ことを特徴とする冷却装置。
JP1992055279U 1992-07-14 1992-07-14 冷却装置 Expired - Lifetime JP2584585Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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