JP5880076B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置に関する。
記録媒体に流体を噴射して画像や文字等を記録する記録装置の一つとして、インクジェット式プリンターが知られている。このインクジェット式プリンターにおいて、浸透乾燥や蒸発乾燥を必要とするインク(流体)を用いる場合、記録媒体に噴射したインクを乾燥させるための乾燥手段として加熱装置を設ける必要がある。下記特許文献1に記載のインクジェット式プリンターは、記録媒体を支持するプラテンを備える下部フレーム(ボディ)にヒーターを備え、プラテンの裏側から記録媒体を加熱する構成となっている。
このインクジェット式プリンターにおいては、安定したインク吐出特性を維持すべく、インクカートリッジ内のインク温度が上昇することを防止する必要がある。このため、下記特許文献1に記載のインクジェット式プリンターでは、ヒーターを備える下部フレームとインクカートリッジとを、できる限り離間させた状態に配置するとともに、インクカートリッジをプリンター本体の裏面側から挿抜する構成を採用している。
特開2010−173256号公報
しかしながら、インクカートリッジをヒーターから離間して配置すると、省スペースのレイアウトを採用することができないという問題がある。また、インクカートリッジの交換作業をプリンターの背面側から行う構成を採用すると、メンテナンス作業性が悪いという問題がある。さらに、ヒーターを備える下部フレームの隣に配置されたインクカートリッジホルダーからインクカートリッジが突出させるような構成を採用する場合には、当該インクカートリッジがヒーターの熱に曝され易くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、インク温度の上昇を防止するとともにレイアウトの省スペース化を図ることができ、且つメンテナンス性にも優れた記録装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、記録媒体に液体を噴射する記録ヘッドと、前記記録媒体を支持する支持筐体及び前記記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録媒体支持部と、を有する記録装置であって、前記液体を収容する液体収容体を、装置本体の正面側の外筐表面から突出させて保持する液体収容体保持部を有し、前記液体収容体保持部は、前記外筐表面に開口し、前記液体収容体を挿抜可能とするスロット部を有し、前記記録媒体支持部は、前記外筐表面から突出した前記液体収容体の側面と空間をあけて対向する前記支持筐体の側面に、前記液体収容体が突出する突出方向において、前記外筐表面に対し、前記液体収容体の前記突出方向の端部よりも離れた位置に設けられた吸気口と、前記吸気口を介して、前記液体収容体の前記突出方向の端部の前側の空気及び前記液体収容体と前記スロット部との間の隙間の空気を、前記支持筐体内に吸引する吸引ファンと、を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、記録媒体に液体を噴射する記録ヘッドと、上記記録媒体を支持する支持筐体及び上記記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録媒体支持部と、を有する記録装置であって、上記液体を収容する液体収容体を、装置本体の外筐表面から突出させて保持する液体収容体保持部を有し、上記記録媒体支持部は、上記液体収容体が突出する空間に臨む側の上記支持筐体の側面に、上記支持筐体内に外気を吸引する吸気口を有する、という構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、装置本体の外筐表面から突出した液体収容体の周辺雰囲気が該液体収容体が突出する空間に臨む吸気口から支持筐体内に吸引される。この吸引により発生した液体収容体周辺の気流は、加熱部によって暖められた空気を液体収容体の周辺に滞留させることなく流動させる。このため、加熱部による液体収容体に対する熱の影響を低減することができる。
したがって、加熱部と液体収容体保持部とを接近して配置した構成を採用することが可能となり、レイアウトの省スペース化を図ることができる。また、加熱部に対する液体収容体保持部の配置位置が制約されないため、液体収容体保持部を所望の位置に配置した構成を採用することが可能となり、メンテナンス性に優れた記録装置を提供できる。
また、本発明においては、上記記録媒体支持部は、上記液体収容体が突出する突出方向において、上記外筐表面に対し、上記液体収容体の上記突出方向の端部よりも離れた位置に設けられた上記吸気口を有する、という構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、吸気口の吸引により発生した気流が外筐表面から突出した液体収容体の端部によって遮られないので、液体収容体の温度上昇を効率的に低減できる。
また、本発明においては、上記液体収容体保持部は、上記外筐表面に開口し、上記液体収容体を挿抜可能とするスロット部と、上記液体収容体と上記スロット部との間に、上記開口と連通し上記液体収容体の挿抜方向に延在する隙間を形成する溝部と、を有する、という構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、液体収容体とスロット部との間に挿抜方向に延在する隙間が形成され、当該隙間は外筐表面の開口に連通するため、吸気口の吸引によって当該隙間の空気も一緒に吸い込むことができる。このため、液体収容体の温度上昇をより低減できる。
また、本発明においては、上記液体収容体保持部は、上記開口と異なる位置において、上記隙間と外部とを連通させる第2開口を有する、という構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、第2開口から隙間に外気を取り込んで流通させることができるため、液体収容体の温度上昇をより低減できる。
また、本発明においては、上記液体収容体に上記液体を供給可能に接続され、上記液体収容体の容量よりも大きな容量を有する第2液体収容体を有する、という構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、加熱部を備える記録媒体支持部の隣に保持される液体収容体とは別に大容量の第2液体収容体を備えるため、液体全体の温度上昇のリスクを低減できる。
また、本発明においては、上記第2液体収容体は、上記記録媒体支持部に対し、上記液体収容体よりも離れた位置に設けられている、という構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、加熱部を備える記録媒体支持部に対し、液体収容体よりも大容量の第2液体収容体を離して配置することで、液体全体の温度上昇のリスクをより低減できる。
本発明の実施形態におけるプリンターを示す構成図である。 本発明の実施形態における記録媒体支持部の要部構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるヒーターの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態におけるアフターヒーター部をプリンター正面側から視た斜視図である。 本発明の実施形態における第3支持部材の一部を切り欠いて収容空間内の状態を示した図である。 本発明の実施形態におけるプリンターの要部を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるインクカートリッジを取り外したカートリッジ保持部の状態を示す図である。 本発明の実施形態におけるインクカートリッジに対する吸気口の配置を示す側面図である。 本発明の第2実施形態におけるプリンターを示す全体図である。 本発明の第2実施形態におけるプリンターの要部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるインクカートリッジに対する吸気口の配置を示す側面図である。 本発明の第3実施形態におけるプリンターを示す全体図である。 本発明の第3実施形態におけるインクカートリッジに対する吸気口の配置を示す図である。
以下、本発明に係る記録装置の各実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る記録装置として、インクジェット式プリンター(以下、単にプリンターと称する)を例示する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態におけるプリンター1を示す構成図である。
プリンター1は、比較的大型のメディア(記録媒体)Mを扱うラージフォーマットプリンター(LFP)である。本実施形態のメディアMは、例えば64インチ(Inch)程度の幅を有する塩化ビニル系フィルムから形成されている。
図1に示すように、プリンター1は、ロール・ツー・ロール方式でメディアMを搬送する搬送部2と、メディアMに対してインク(液体)を噴射して画像や文字等を記録する記録部3と、メディアMを支持すると共に加熱する記録媒体支持部4とを有する。これら各構成部は、脚部フレーム5上に支持されている。
搬送部2は、ロール状のメディアMを送り出すロール21と、送り出されたメディアMを巻き取るロール22とを有する。搬送部2は、ロール21,22間の搬送経路においてメディアMを搬送する搬送ローラー23を有する。また、搬送部2は、メディアMに張力を付与するテンションローラー25を有する。テンションローラー25は、揺動フレーム26に支持されている。
記録部3は、搬送されるメディアMに対してインクを噴射するインクジェットヘッド(記録ヘッド)31と、インクジェットヘッド31を搭載して幅方向(図1において紙面垂直方向)に往復移動自在なキャリッジ32とを有する。インクジェットヘッド31は、複数のノズルを備え、メディアMとの関係で選択されて浸透乾燥や蒸発乾燥を必要とするインクを噴射可能な構成となっている。
記録媒体支持部4は、メディアMを支持すると共に支持したメディアMを加熱することによりインクをメディアMに速やかに乾燥定着させ、滲みやぼやけを防止して、画質を高める構成となっている。記録媒体支持部4は、メディアMの搬送経路の一部を構成する支持面を有して、メディアMを上方に凸となるように湾曲させて支持すると共に、支持面上のメディアMを加熱する構成となっている。
記録媒体支持部4は支持筐体4Aを有し、該支持筐体4Aにより外形形状が構成されている。支持筐体4Aは、第1支持部材51、第2支持部材53、第3支持部材55、及び本体部60を含む。第1支持部材51、第2支持部材53、及び第3支持部材55は、それぞれ本体部60に対して着脱可能とされている。記録媒体支持部4は、本体部60を介して脚部フレーム5上に取り付けられている。
記録媒体支持部4は、記録部3が設けられた位置よりも搬送方向上流側でメディアMを予熱するプレヒーター部41と、記録部3と対向する位置でメディアMを加熱するプラテンヒーター部42と、記録部3が設けられた位置よりも搬送方向下流側でメディアMを加熱するアフターヒーター部43とを有する。
本実施形態では、プレヒーター部41におけるヒーター41aの加熱温度が、40℃に設定されている。また、本実施形態では、プラテンヒーター部42におけるヒーター42aの加熱温度が、ヒーター41aと同じく40℃(目標温度)に設定されている。また、本実施形態では、アフターヒーター部43におけるヒーター43aの加熱温度が、ヒーター41a,42aよりも高い50℃に設定されている。
プレヒーター部41は、メディアMを常温から目標温度(プラテンヒーター部42における温度)に向けて徐々に昇温させることによって、インクの着弾時からの乾燥を速やかに促す構成となっている。
また、プラテンヒーター部42は、目標温度を維持した状態でインクの着弾をメディアMに受けさせて、インクの着弾時からの乾燥を速やかに促す構成となっている。
また、アフターヒーター部43は、メディアMを目標温度よりも高い温度まで昇温させ、メディアMに着弾したインクのうち未だ乾燥していないものを速やかに乾燥させ、少なくともロール22で巻き取る前に、着弾したインクをメディアMに完全に乾燥定着させる構成となっている。
図2は、本発明の実施形態における記録媒体支持部4の要部構成を示す斜視図である。また、図3は、本発明の実施形態におけるヒーター43aの構成を示す平面図である。
図2に示すように、プラテンヒーター部42は、メディアMを支持する支持面50を構成する第1支持部材51を有する。第1支持部材51は、Al材やSUS材等の金属材から形成されている。本実施形態の第1支持部材51は、Al材から形成されている。第1支持部材51は、メディアMの幅よりも幅方向において長く、より詳しくは、64インチ程度の幅よりも長い平板形状を有する。
第1支持部材51の支持面50と逆側の面50aには、図3に示すようなヒーター(加熱部)42aが配線されている。ヒーター42aは、チューブヒーターであり、アルミテープ10を介して、第1支持部材51の支持面50と反対の面50aに貼付されている。したがって、ヒーター42aは、支持面50と反対の面50aから熱伝導により第1支持部材51を伝熱加熱すると共に、支持面50を加熱することで該支持面50上に支持されたメディアMを間接的に加熱する構成となっている。
第1支持部材51の支持面50と対向する位置には、赤外線ヒーター42bが設けられている。赤外線ヒーター42bは、支持面50に対し所定距離をあけ、且つ、第1支持部材51の幅方向に亘って延在して設けられている。したがって、赤外線ヒーター42bは、支持面50に直接的に赤外線エネルギーを照射することにより、第1支持部材51を輻射加熱すると共に、支持面50上にメディアMが支持されている場合には、メディアMの記録面側を直接的に輻射加熱する構成となっている。
赤外線ヒーター42bは、輻射スペクトルのピークの主要部が2μm〜4μmの領域を含む波長を有する電磁波を照射する構成となっている。これにより、赤外線ヒーター42bは、周囲の水分子を含まない構成部材などをあまり昇温させずに、インクに含まれる水分子を振動させて、その摩擦熱により乾燥を速やかに促すことができる。したがって、赤外線エネルギーの大部分をインクに吸収させ、記録面上に着弾したインクを集中的に加熱することができる。
プレヒーター部41は、ロール22から送り出されたメディアMを最初に支持する支持面52を構成する第2支持部材53を有する。第2支持部材53は、Al材やSUS材等の金属材から形成されている。本実施形態の第2支持部材53は、Al材から形成されている。第2支持部材53は、平板を複数回曲げ加工した形状を有する。また、支持面52の逆側の面52aには、図1に示すようにヒーター(加熱部)41aが配線されている。このヒーター41aは図3に示すように上記ヒーター42aと同一の構成を有しており、チューブヒーターから構成され、アルミテープ10を介して、第2支持部材53の支持面52と反対の面52aに貼付されている。
また、アフターヒーター部43は、第1支持部材51を通過したメディアMを支持する支持面54を構成する第3支持部材55を有する。第3支持部材55は、Al材やSUS材等の金属材から形成されている。本実施形態の第3支持部材55は、Al材から形成されている。第3支持部材55は、平板を複数回曲げ加工した形状を有する。また、支持面54の逆側の面54aには、図1に示すようにヒーター(加熱部)43aが配線されている。このヒーター43aは図3に示すように上記ヒーター41a,42aと同一の構成を有しており、チューブヒーターから構成され、アルミテープ10を介して、第3支持部材55の支持面54と反対の面54aに貼付されている。
図1に戻り、プリンター1は、記録媒体支持部4における各ヒーター41a,42a,43aの駆動を制御するヒーター制御基板(制御部)70を有する。ヒーター制御基板70は、記録媒体支持部4の支持筐体4Aの内部に設けられた仕切り板(板状部材)61と本体部60とで区画されることで構成された収容空間Kに収容されている。仕切り板61は、Al材やSUS材等の金属材から形成されている。本実施形態では、Al材から形成されている。
収容空間Kは、アフターヒーター部43と本体部60との間に生じた内部空間に形成されている。ヒーター制御基板70は、本体部60の底面60aに設けられた平坦部分に設置され、仕切り板61で覆われることで収容空間K内に収容される。すなわち、仕切り板61は、メディアMの支持面50、52、54をそれぞれ構成する第1支持部材51、第2支持部材53、及び第3支持部材55とは異なる本体部60との間で上記収容空間Kを構成している。なお、仕切り板61は本体部60に対して着脱可能とされている。
図4は、本発明の実施形態におけるアフターヒーター部43をプリンター正面側から視た斜視図である。なお、図4(a)はアフターヒーター部43が本体部60に取り付けられた状態を示す図であり、図4(b)はアフターヒーター部43が本体部60から取り外された状態を示す図である。また、図5は、本発明の実施形態における第3支持部材55の一部を切り欠いて収容空間K内の状態を示した図である。
プリンター1は、図4(a)及び図4(b)に示すように、アフターヒーター部43(第3支持部材55)が本体部60から取り外された状態において、仕切り板61に対して正面側からアクセス可能となっている。これは、仕切り板61がメディアMの支持面54を構成する第3支持部材55とは異なる本体部60との間で上記収容空間Kを構成しているためである。
仕切り板61は上述のように本体部60に対して着脱可能である。図5に示すように、ヒーター制御基板70は、トランジスタ等が形成された回路部(不図示)を有し、該回路部に電気的に接続された複数の配線70bが引き出されている。この配線70bは、ヒーター41a,42a,43aに接続され、各々の駆動を制御するようになっている。このようにヒーター制御基板70が内部(収容空間K)に設置されるため、ヒーター制御基板70とヒーター41a,42a,43aとが近接して配置されたものとなっている。
プリンター1は、図5に示すように、収容空間K内に吸気するとともに該収容空間K内を排気する吸排気機構90を備えている。吸排気機構90は、吸気口91と、吸気口91を介して収容空間K内に外部の空気を吸い込む吸引ファン(冷却ファン)92と、吸気口91を介して吸引ファン92が収容空間K内に吸引した空気を外部に排気する排気口93と、を含む。吸気口91は、収容空間Kの側面を構成する支持筐体4Aの側面部分に形成されている。吸引ファン92は、吸気口91と対向するように収容空間Kの内部に設置されており、吸気口91を介して外部の空気を効率的に内部に供給可能となっている。排気口93は吸気口91に対してヒーター制御基板70よりも離れた本体部60の底面60aに形成されている。これにより、吸気口91から収容空間K内に供給された空気は、ヒーター制御基板70上を通過した後、排気口93から排気されるようになっている。これにより、ヒーター制御基板70は、吸気口91を介して収容空間K内に供給された空気によって冷却されるようになっている。
仕切り板61は、本体部60の底面60aに対して垂直に立ち上がる立ち上がり部61aと、底面60aに平行に延びる上板部61bと、立ち上がり部61a及び上板部61bを接続する接続部61cと、を含む。接続部61cは、立ち上がり部61aに対して吸気口91側に傾斜した状態で上板部61bに接続されている。これにより、吸気口91から吸気されて収容空間K内を流れた空気は接続部61cに接触することで本体部60の底面60aに形成された排気口93側へと良好に導かれるようになっている。これにより、収容空間K内に引き込んだ空気を排気口93から効率的に排出することができる。なお、立ち上がり部61a、上板部61b、及び接続部61cは、紙面奥行き方向及び手前方向において本体部60と接続されている。
また、ヒーター制御基板70には放熱部材71が設けられている。放熱部材71は、複数のフィンを有するフィン構造から構成されるものである。本実施形態では、ヒーター制御基板70に3つの放熱部材71が取り付けられている。放熱部材71を構成する複数のフィン71aは、それぞれ吸気口91から取り込まれた外気(気体)の流れる方向と交差する方向、具体的には直交する方向に沿って配置されている。これにより、吸気口91から取り込んだ外気の流れがフィン71aによって妨げられることを防止している。
図6は、本発明の実施形態におけるプリンター1の要部を示す斜視図である。
プリンター1は、図6に示すように、記録媒体支持部4に近接して配置されたカートリッジ保持部(液体収容体保持部)100を備えている。本実施形態に係るカートリッジ保持部100は、例えば4個のインクカートリッジ(液体収容体)110A〜110Dを保持している。
インクカートリッジ110A〜110Dは、それぞれ異なる色(例えば、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック等)のインクを収容している。インクカートリッジ110A〜110Dは、カートリッジ保持部100に装着されることで不図示のインクチューブを介してキャリッジ32に搭載されたインクジェットヘッド31にインクを供給するようになっている。
カートリッジ保持部100は、インクを収容するインクカートリッジ110A〜110Dを、装置本体103の外筐表面103aから突出させて保持する構成となっている。装置本体103は、記録媒体支持部4を跨ぐように配置され、その内部にインクジェットヘッド31及びキャリッジ32等が設けられている。なお、装置本体103と記録媒体支持部4との間には、メディアMの搬送経路が形成される。本実施形態のインクカートリッジ110A〜110Dは、プリンター1の正面側の外筐表面103aから、装置本体103の手前に向かって水平方向に突出して保持されている。
カートリッジ保持部100の上部にはメンテナンスカバー101が設けられている。また、メンテナンスカバー101に近接して、プリンター1に対して所定情報を入力するための入力部102が設けられている。メンテナンスカバー101は、プリンター1のメンテナンス時に使用されるものである。メンテナンス時においてメンテナンスカバー101が開けられると、インクジェットヘッド31を搭載したキャリッジ32がその内部に配置されるようになっている。これにより、ユーザーはインクジェットヘッド31及びキャリッジ32のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となっている。
図7は、本発明の実施形態におけるインクカートリッジ110A〜110Dを取り外したカートリッジ保持部100の状態を示す図である。
図7に示すように、カートリッジ保持部100は、外筐表面103aに開口し、インクカートリッジ110A〜110Dを挿抜可能とするスロット部104A〜104Dを有する。スロット部104A〜104Dは、各インクカートリッジ110A〜110Dに係合して保持可能な係合部105a〜105dを有している。係合部105a〜105dの各々は、インクカートリッジ110A〜110Dにそれぞれ対応している。
また、カートリッジ保持部100は、底面にカートリッジの挿抜方向に沿って延在するガイド溝(溝)106a〜106dを有する。ガイド溝106a〜106dは、凹部形状を有し、各インクカートリッジ110A〜110Dに形成された不図示の凸部形状にガイドすることでカートリッジを内部まで安定してガイドするためのものである。これにより、カートリッジ保持部100は、インクカートリッジ110A〜110Dにおける挿抜動作を安定して行うことができるようになっている。
ガイド溝106a〜106dは、各インクカートリッジ110A〜110Dがカートリッジ保持部100内に収容された状態において、カートリッジ110A〜110Dとの間に隙間を生じさせるようになっている。当該隙間は、スロット部104A〜104Dの開口から、カートリッジ110A〜110Dの挿抜方向、すなわち、装置本体103の奥行き方向に延在して形成されている。このため、各インクカートリッジ110A〜110Dと各スロット部104A〜104Dとの間において、装置本体103の奥から手前まで空気が流通できるようになっている。
プリンター1は、カートリッジ保持部100に装着されたインクカートリッジ110A〜110Dの周辺部に空気を流動させることで、記録媒体支持部4によるインクカートリッジ110A〜110Dの温度上昇を防止するようにしている。記録媒体支持部4は、図6に示すように、インクカートリッジ110A〜110Dが突出する空間Sに臨む側の支持筐体4Aの側面に、支持筐体4A内に外気を吸引する吸気口91を有する。このように本実施形態では、ヒーター制御基板70を冷却するために搭載された吸排気機構90の吸引ファン92が吸気口91を介して外気を吸引する力を用いて、カートリッジ保持部100に装着されたインクカートリッジ110A〜110Dの周辺雰囲気を吸引するようにしている。
図8は、本発明の実施形態におけるインクカートリッジ110A〜110Dに対する吸気口91の配置を示す側面図である。
記録媒体支持部4は、インクカートリッジ110A〜110Dが突出する突出方向において、外筐表面103aに対し、インクカートリッジ110A〜110Dの端部110A1〜110D1よりも離れた位置に設けられた吸気口91を有する。換言すると、インクカートリッジ110A〜110Dは、突出方向において、外筐表面103aに対し、吸気口91のすべてを隠さない範囲で突出している。これにより、幅方向の端に配置されるインクカートリッジ110Aの周囲においても吸引による気流を起こし易くするようにしている。
続いて、上記構成の本実施形態に係るプリンター1の動作について説明する。
メディアMが、支持面50上の印字領域まで搬送されてくると、インクジェットヘッド31により印字が開始される。このとき、記録媒体支持部4では、ヒーター制御基板70の制御の下にヒーター41a,42a,43aが駆動し、支持面が所定温度に加熱されている。そして、インクジェットヘッド31は、キャリッジ32に搭載され、幅方向に往復移動しながら印字を行う。
本実施形態に係るプリンター1は、記録媒体支持部4の駆動を制御するヒーター制御基板70を記録媒体支持部4の内部に設ける事で、該ヒーター制御基板70の設置スペースを省スペース化することでプリンター1自体の小型化を実現している。このように記録媒体支持部4の内部に配置されたヒーター制御基板70は、記録媒体支持部4の各ヒーター41a,42a,43aからの熱の影響を受けるおそれがある。
本実施形態に係るプリンター1は、記録媒体支持部4の外形をなす支持筐体4Aの内部に設けられた仕切り板61と本体部60とで区画された収容空間K内にヒーター制御基板70を収容している。収容空間Kは、ヒーター41a,42a,43aが設けられる第1支持部材51、第2支持部材53、及び第3支持部材55とは異なる本体部60と仕切り板61との間で構成されるため、ヒーター41a,42a,43aによるヒーター制御基板70への影響を低減することができる。
また、本実施形態に係るプリンター1は、記録媒体支持部4を安定駆動させるべく、吸排気機構90の吸引ファン92を駆動し、ヒーター制御基板70の温度上昇を防止している。吸排気機構90は、吸引ファン92の駆動によって吸気口91を介して収容空間K内に外部の空気を吸い込む。吸気口91から収容空間K内に供給された空気は、ヒーター制御基板70に設けられた放熱部材71に接触し、仕切り板61の接続部61cにぶつかる事で下方へと導かれて排気口93から排出される。
このように放熱部材71に外気を接触させることで、該放熱部材71が設けられたヒーター制御基板70を間接的に冷却することができる。本実施形態では、放熱部材71におけるフィン構造を構成する複数のフィン71aは、それぞれ吸気口91から取り込まれた外気(気体)の流れる方向と直交する方向に沿って配置されているため、吸気口91から取り込まれた外気は複数のフィン71a間を良好に通過することができる。また、上述のように仕切り板61に設けられた接続部61cが排気口93からの排気効率を向上させることができる。
また、吸排気機構90の吸引ファン92が駆動すると、装置本体103の外筐表面103aから突出したインクカートリッジ110A〜110Dの周辺雰囲気が、該インクカートリッジ110A〜110Dが突出する空間Sに臨む吸気口91(図6参照)から支持筐体4A内に吸引される。ここで、周辺雰囲気とは、インクカートリッジ110A〜110Dの前面側の空気及びインクカートリッジ110A〜110Dとスロット部104A〜104Dとの間の隙間の空気を含む。
吸気口91の吸引によって、インクカートリッジ110A〜110Dの周辺雰囲気に空気の流れが生じると、記録媒体支持部4による熱で暖められた空気がインクカートリッジ110A〜110Dの周囲に滞留することが防止されるようになる。このようにして、インクカートリッジ110A〜110Dが間接的に加熱されることで内部のインクの温度が上昇するといった不具合の発生を防止することができる。
また、本実施形態の吸気口91は、図8に示すように、インクカートリッジ110A〜110Dが突出する突出方向において、外筐表面103aに対し、インクカートリッジ110A〜110Dの端部110A1〜110D1よりも離れた位置に設けられている。このため、吸気口91の吸引により発生した気流が、外筐表面103aから突出したインクカートリッジ110A〜110Dの端部110A1〜110D1によって遮られないので、それぞれの端部110A1〜110D1の前面側を流動する。したがって、インクカートリッジ110A〜110D全ての温度上昇を効率的に低減できる。
また、本実施形態では、インクカートリッジ110A〜110Dとスロット部104A〜104Dとの間に挿抜方向に延在する隙間が形成され、当該隙間は外筐表面103aの開口に連通し、吸気口91が臨む空間Sに連通している。このため、吸気口91からインクカートリッジ110A〜110Dの周辺雰囲気を吸引すると、ガイド溝106a〜106d内の空気も一緒に吸気口91内に吸い込まれることとなる。ここで、ガイド溝106a〜106dは、カートリッジ保持部100におけるインクカートリッジ110A〜110Dの挿抜方向に沿って形成されているため、インクカートリッジ110A〜110Dの奥行き方向に沿って空気の流れを生じさせることができる。このため、スロット部104A〜104D内部におけるインクカートリッジ110A〜110Dの温度上昇も低減できる。
このように、吸排気機構90の吸引ファン92が駆動することでインクカートリッジ110A〜110Dの周辺部、及びガイド溝106a〜106d内の空気を吸い込むことができる。このため、インクカートリッジ110A〜110Dの温度上昇を効率的に防止でき、また、インクカートリッジ110A〜110D間に生じる温度差を軽減できる。温度差を低減することによって、インクカートリッジ110A〜110D間での温度ばらつきに起因してインクの粘度にバラツキが生じることや、インクジェットヘッド31から吐出されるインク量が安定せずに印字品質が低下すること等の問題の発生を防止できる。
なお、本実施形態では、記録媒体支持部4の支持筐体4Aの内部の収容空間Kに配置したヒーター制御基板70を冷却するために必須となる吸排気機構90の吸引ファン92を用いてインクカートリッジ110A〜110Dの周辺雰囲気を吸引する構成を採用していることから、部品の共通化を図れ、プリンター1の構成部品点数の増加を抑制し、低コスト化を実現できる。さらに、ヒーター制御基板70が、記録媒体支持部4(支持筐体4A)の内部に設けられているので、ヒーター制御基板70を設置するスペースの省スペース化を図ることができ、プリンター1自体の小型化を実現できる。
したがって、上述した本実施形態によれば、メディアMにインクを噴射するインクジェットヘッド31と、メディアMを支持する支持筐体4A及びメディアMを加熱可能なヒーター41a,42a,43aを備える記録媒体支持部4と、を有するプリンター1であって、インクを収容するインクカートリッジ110A〜110Dを、装置本体103の外筐表面103aから突出させて保持するカートリッジ保持部100を有し、記録媒体支持部4は、インクカートリッジ110A〜110Dが突出する空間Sに臨む側の支持筐体4Aの側面に、支持筐体4A内に外気を吸引する吸気口91を有する、という構成を採用することによって、熱源を備える記録媒体支持部4とカートリッジ保持部100とを接近して配置するレイアウトが可能となり、省スペース化を図ることができる。また、記録媒体支持部4に対するカートリッジ保持部100の配置位置が制約されないため、カートリッジ保持部100を所望の位置に配置した構成を採用することが可能となり、メンテナンス性に優れたプリンター1を提供できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図9は、本発明の第2実施形態におけるプリンター1を示す全体図である。図10は、本発明の第2実施形態におけるプリンター1の要部を示す斜視図である。図11は、本発明の第2実施形態におけるインクカートリッジ110A〜110Dに対する吸気口91の配置を示す側面図である。
第2実施形態は、図9に示すように、プリンター1がインクタンク(第2液体収容体)120A〜120Dを備えている点で、上述した実施形態と異なっている。また、第2実施形態は、図10に示すように、カートリッジ保持部100が第2開口108a〜108dを備えている点で、上述した実施形態と異なっている。
図9に示すように、インクタンク120A〜120Dは、インクカートリッジ110A〜110Dにインクを供給可能に接続され、インクカートリッジ110A〜110Dの容量よりも大きな容量を有する。インクタンク120A〜120Dは、それぞれ異なる色(例えば、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック等)のインクを収容しており、対応する色を収容しているインクカートリッジ110A〜110Dにチューブ111を介してインクを供給するようになっている。
インクタンク120A〜120Dは、記録媒体支持部4に対し、インクカートリッジ110A〜110Dよりも離れた位置に設けられている。本実施形態のインクタンク120A〜120Dは、アタッチメント107を介して装置本体103の上に設置されている。
また、図10に示すように、カートリッジ保持部100は、スロット部104A〜104Dの外筐表面103aにおける開口と異なる位置において、ガイド溝106aによって形成される隙間と外部とを連通させる第2開口108a〜108dを有する。本実施形態の第2開口108a〜108dは、各隙間に対応する位置において、装置本体103の背面側に開口している。
上記構成の第2実施形態によれば、吸排気機構90の吸引ファン92の駆動によって、インクカートリッジ110A〜110Dの周辺部、及びガイド溝106a〜106d内の空気が吸気口91に吸い込まれると、カートリッジ保持部100に設けられた第2開口108a〜108dから外気が取り込まれ、ガイド溝106aによって形成される隙間に沿って、装置本体103の背面側から正面側に向かう気流が形成される。このため、隙間における空気の流動性が良くなり、スロット部104A〜104D内部におけるインクカートリッジ110A〜110Dの温度上昇を効果的に低減できる。
また、上記構成の第2実施形態によれば、ヒーター41a,42a,43aを備える記録媒体支持部4の隣に保持されるインクカートリッジ110A〜110Dとは別に大容量のインクタンク120A〜120Dを備えるため、インク全体の温度上昇のリスクを低減できる。また、インクタンク120A〜120Dは、チューブ111を用いることで、インクカートリッジ110A〜110Dよりも記録媒体支持部4に対して離間して配置できるため、インク全体の温度上昇のリスクをより低減できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図12は、本発明の第3実施形態におけるプリンター1を示す全体図である。図13は、本発明の第3実施形態におけるインクカートリッジ110A〜110Dに対する吸気口91の配置を示す側面図である。
第3実施形態は、図12に示すように、インクタンク120A〜120Dが装置本体103上でなく、架台130上に設置されている点で、上述した実施形態と異なっている。
第3実施形態のインクタンク120A〜120Dは、チューブ111及び架台130を用いることで、第2実施形態のインクタンク120A〜120Dよりも記録媒体支持部4に対して離間して配置できるため、インク全体の温度上昇のリスクをより低減できる。
また、第3実施形態のチューブ111は、図13に示すように、インクカートリッジ110A〜110Dの端部110A1〜110D1に接続されており、インクカートリッジ110A〜110Dの突出方向において吸気口91に重なるように配線されている。この構成によれば、記録媒体支持部4に近づくチューブ111の周辺雰囲気においても空気の流れを形成し、チューブ111内のインクの温度上昇を低減させることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本体部60に側面に立設する板状部材を、該板状部材とカートリッジ保持部100との間に吸気口91が配置されるように形成しても構わない。この構成によれば、インクカートリッジ110A〜110Jの周辺部雰囲気を効率的に吸気することで、インクカートリッジ110A〜110Jの周辺に効率的に空気の流れを生じさせることができる。よって、インクカートリッジ110A〜110Jの温度上昇を効果的に防止することができる。
また、例えば、吸排気機構90として本体部60の側面に設けた吸気口91から収容空間K内に外気を取り込みつつ、本体部60の底面60aに設けた排気口93から排気する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、吸気口91を本体部60の底面60aに設け、排気口93を本体部60の側面に形成した構成であっても構わない。
また、上記実施形態においては、記録装置がプリンター1である場合を例にして説明したが、プリンターに限られず、複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
また、記録装置としては、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする記録装置を採用してもよい。本発明は、例えば微小量の液滴を吐出させる記録ヘッド等を備える各種の記録装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記記録装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、記録装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクが挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。また、記録媒体としては、塩化ビニル系フィルム等のプラスチックフィルム以外に、用紙、機能紙、基板や金属板などを包含するものとする。
1…プリンター(記録装置)、4…記録媒体支持部、4A…支持筐体、31…インクジェットヘッド(記録ヘッド)、41a,42a,43a…ヒーター(加熱部)、91…吸気口、103…装置本体、103a…外筐表面、104A〜104D…スロット部、106a〜106d…ガイド溝、108a…第2開口、110A〜110D…インクカートリッジ(液体収容体)、110A1〜110D1…端部、120A〜120D…インクタンク(第2液体収容体)、M…メディア(記録媒体)、S…空間

Claims (5)

  1. 記録媒体に液体を噴射する記録ヘッドと、前記記録媒体を支持する支持筐体及び前記記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録媒体支持部と、を有する記録装置であって、
    前記液体を収容する液体収容体を、装置本体の正面側の外筐表面から突出させて保持する液体収容体保持部を有し、
    前記液体収容体保持部は、前記外筐表面に開口し、前記液体収容体を挿抜可能とするスロット部を有し、
    前記記録媒体支持部は、
    前記外筐表面から突出した前記液体収容体の側面と空間をあけて対向する前記支持筐体の側面に、前記液体収容体が突出する突出方向において、前記外筐表面に対し、前記液体収容体の前記突出方向の端部よりも離れた位置に設けられた吸気口と、
    前記吸気口を介して、前記液体収容体の前記突出方向の端部の前側の空気及び前記液体収容体と前記スロット部との間の隙間の空気を、前記支持筐体内に吸引する吸引ファンと、を有する、ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記液体収容体保持部は前記液体収容体と前記スロット部との間に、前記開口と連通し前記液体収容体の挿抜方向に延在する隙間を形成する溝部有する、ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記液体収容体保持部は、前記開口と異なる位置において、前記隙間と外部とを連通させる第2開口を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記液体収容体に前記液体を供給可能に接続され、前記液体収容体の容量よりも大きな容量を有する第2液体収容体を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録装置。
  5. 前記第2液体収容体は、前記記録媒体支持部に対し、前記液体収容体よりも離れた位置に設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
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