JP2008090199A - 画像形成装置 - Google Patents

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博幸 池内
Takuji Miyazawa
拓二 宮澤
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Abstract

【課題】画像の定着によって用紙から発生する水蒸気がマシン内の低温部に流れ込んで結露が発生する恐れがある。
【解決手段】加熱ロール22で熱を加えて用紙20に画像を定着する定着装置と、定着装置の用紙搬送方向下流側に設けられ、画像定着済みの用紙20から発生する水蒸気の流出を防止する通しロール対14と、定着装置13と通しロール対14との間の用紙搬送路上で複数のエアー吹き出し口24からエアーを吹き出し、このエアーを用紙20に吹き付けることにより、画像定着済みの用紙20を冷却する冷却手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置では、帯電、露光、現像、転写及び定着を含む画像形成プロセスによって用紙に画像を形成している。また、定着プロセスでは、その前の転写プロセスで用紙に転写されたトナー画像を、加熱及び加圧によって用紙に定着させている。このため、従来の画像形成装置では、図18及び図19に示すように、加熱ロール51と加圧ロール52からなる定着ロール対を用いて定着装置53が構成されている。また、用紙の搬送方向において、定着装置53の下流側には搬送ロール対54が設けられ、さらに搬送ロール対54の下流側には排出ロール対55が設けられている。
転写プロセスでトナー画像が転写された用紙56は、加熱ロール51と加圧ロール52の間を通して搬送される。このとき、加熱ロール51によって用紙56に加えられる熱と加圧ロール52によって用紙56に加えられる圧力を利用して、用紙56にトナー画像が定着される。また、画像定着済みの用紙56は、搬送ロール対54を経由して排出ロール対55により排出トレイ(不図示)に排出される。
このように熱を利用して用紙に画像(トナー)を定着する熱定着方式の定着装置を備える画像形成装置に関しては、定着装置から排出された用紙をエアーを吹き付けによって冷却することにより、カールの発生を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−75709号公報
熱定着方式の定着装置を備える画像形成装置では、画像定着前に用紙に含まれていた水分が定着装置53で加熱されることにより、画像定着済みの用紙56から水蒸気が発生する。こうして発生した水蒸気が用紙搬送方向の下流側に流出すると、マシン内の低温部に流れ込んだ水蒸気が冷やされて結露が発生する恐れがある。また、用紙56が高温状態のまま搬送されると、用紙56が水蒸気を発生しながら下流側に送り込まれるため、水蒸気の発生領域が用紙搬送方向の下流側に拡大してしまう。
本発明は、マシン内で結露の発生を効果的に防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、少なくとも熱を利用して用紙に画像を定着する定着装置と、前記定着装置の用紙搬送方向下流側に設けられ、画像定着済みの用紙から発生する水蒸気の流出を防止する水蒸気流出防止手段と、前記定着装置と前記水蒸気流出防止手段との間の用紙搬送路上で前記用紙を冷却する冷却手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記水蒸気流出防止手段を用紙搬送用の通しロール対で構成したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記水蒸気流出防止手段を用紙搬送路の分岐位置の上流側に配置したことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、水蒸気流出防止手段の用紙搬送方向下流側での結露の発生を効果的に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、通しロール対で用紙を搬送しながら、当該通しロール対で水蒸気の流出を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、分岐位置を境に分岐する複数の用紙搬送路への水蒸気の流出を水蒸気流出防止手段でまとめて防止することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態では、相対応する部分に同じ符号を付して説明することとする。
図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置1は、画像読取装置2及び外部機器(パーソナルコンピュータ等)3と通信回線4によって接続された受信部5と、この受信部5で受信した画像データに基づいて画像書込部6を制御する画像記録制御部7と、画像書込部6によって静電潜像が書き込まれるドラム状の像保持体(感光体ドラム)8と、像保持体8の円周方向に沿って配設された帯電器9、現像器10及びクリーナー11と、像保持体8に形成されたトナー画像を用紙に転写するロール形状の転写体(以下、「転写ロール」と記す)12と、用紙に転写されたトナー画像を定着させる定着装置13と、定着装置13でトナー画像の定着がなされた用紙を搬送方向の下流側へと搬送する搬送ロール対14と、搬送ロール対14によって搬送された用紙を機外に排出する排出ロール対15と、排出ロール対15によって排出された用紙を積載状態で収容する排出トレイ16と、像保持体8及び転写ロール12の対向位置(ニップ位置)を用紙が通過するように形成された用紙搬送路17と、画像形成に使用される用紙を積載状態で収容する用紙積載トレイ18と、用紙積載トレイ18に積載された用紙を用紙搬送路17に供給する用紙供給ユニット19とを備えた構成となっている。画像読取装置2は、画像形成装置1の一機能部として存在するものであってもよいし、画像形成装置1とは別個の機能部として存在するものであってもよい。
[第1実施形態]
図2は本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略平面図であり、図3は同概略側面図である。定着装置13は、定着ロール対を構成する2つのロール、すなわち加熱ロール21と加圧ロール22を用いて構成されている。加熱ロール21と加圧ロール22は、互いに所定の圧力で接触する状態に配置されている。また、加熱ロール21と加圧ロール22は、一方のロールを駆動側、他方のロールを従動側として、それぞれ回転可能に設けられている。定着ロール対を構成する加熱ロール21と加圧ロール22は、それらのロール間に用紙20を挟み込んで回転することにより、用紙20を搬送方向の下流側へと送り出す。
その際、加熱ロール21は用紙20の第1面に接触し、加圧ロール22は用紙20の第2面に接触するように配置されている。用紙20の第1面と第2面は表裏の関係にある。用紙20の第1面とは、定着装置13よりも用紙搬送方向の上流側に配置された像保持体8と転写ロール12との間を用紙が通過するときに、トナー画像が転写される用紙の面(画像保持面)をいい、その反対側の面が用紙20の第2面(非画像保持面)となる。用紙に対するトナー画像の定着は、加熱ロール21と加圧ロール22の間(接触部)を用紙20が通過するときに、加熱ロール21によって用紙20に加えられる熱と加圧ロール22によって用紙20に加えられる圧力を利用して行なわれる。このため、加熱ロール21と加圧ロール22の接触部は、定着装置13で用紙20に画像の定着が行なわれる位置(以下、「定着位置」とも記す)となる。
搬送ロール対14は、定着装置13よりも用紙搬送方向の下流側に設けられている。用紙搬送方向においては、定着装置13と搬送ロール対14が隣り合う位置関係で配置されている。搬送ロール対14は、一方のロールを駆動側、他方のロールを従動側とした一対のロール14A,14Bを用いて構成されている。搬送ロール対14を構成する2つのロール14A,14Bは、互いに所定の圧力で接触する状態に配置されている。搬送ロール対14は、定着装置13の定着位置から加熱ロール21と加圧ロール22の回転によって送り出された用紙10を一対のロール14A,14B間に挟み込んで回転することにより、画像定着済みの用紙20を搬送方向の下流側へと搬送するものである。
搬送ロール対14は通しロール対で構成されている。通しロール対とは、用紙搬送方向と直交する方向(ロール軸方向)において、画像形成装置で取り扱う少なくとも最小用紙幅以上、好ましくは最大用紙幅以上の長さにわたって互いのロール面が連続的に接触するように、各々のロールの直径をロール軸方向で一定(均一)にしたロール対である。ただし、通しロール対を構成する2つのロール14A,14Bのうち、一方のロール14Aの直径と他方のロール14Bの直径は同じであってもよいし異なっていてもよい。このような通しロール対からなる搬送ロール対14により、本発明における水蒸気流出防止手段が構成されている。搬送ロール対14による水蒸気の流出防止効果については、後段で説明する。
定着装置13と搬送ロール対14は、用紙搬送方向に所定の距離を隔てて配置されている。また、定着装置13から搬送ロール対14に至る用紙の搬送区間には、一対の用紙搬送案内部材23A,23Bが設けられている。一対の用紙搬送案内部材23A,23Bは、定着装置13と搬送ロール対14との間の搬送区間で用紙20を水平に搬送するための用紙搬送路を形成し、この用紙搬送路に沿って用紙の搬送を案内する部材である。一対の用紙搬送案内部材23A,23Bは、それぞれ板状に形成されるとともに、用紙搬送路を介して上下に対向する状態で配置されている。また、一方(上側)の用紙搬送案内部材23Aは、用紙20の第1面に対向する状態で配置され、他方(下側)の用紙搬送案内部材23Bは、用紙20の第2面に対向する状態で配置されている。
また、用紙搬送案内部材23Bには複数のエアー吹き出し口24が設けられている。各々のエアー吹き出し口24は用紙搬送方向に沿う細長い長方形に形成されている。また、各々のエアー吹き出し口24は、用紙搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)に適度な間隔をあけて配列されている。
また、用紙搬送案内部材23Bにはダクト25が接続され、このダクト25にエアー流の発生源となるファン26が接続されている。ダクト25は、ファン26の回転駆動によって発生させたエアー流を各々のエアー吹き出し口24へと導くものである。このため、ファン26の回転駆動によってエアー流を発生させると、このエアー流がダクト25に導かれて各々のエアー吹き出し口24に到達し、そこから上向きにエアーが吹き出す構成となっている。
ここで、上述したダクト25及びファン26は、画像定着済みの用紙20の紙面(本例では第2面)にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段を構成するものである。また、このエアー吹き付け手段は、本発明における冷却手段を構成するものである。なお、図3においては、用紙搬送案内部材23Bとダクト25の接続状態や、ダクト25とファン26の接続状態を、それぞれ概念的なイメージで示している。
一方、搬送ロール対14と排出ロール対15は、用紙搬送方向に所定の距離を隔てて配置されている。排出ロール対15は、用紙搬送方向と直交する方向(ロール軸方向)で複数(図例では4つ)に分割された分割ロール対によって構成されている。さらに詳述すると、排出ロール対15は、ロール軸方向からみると、一方のロールを駆動側、他方のロールを従動側とした一対のロール15A,15Bによって構成されている。また、排出ロール対15は、ロール軸方向と直交する方向からみると、第1のロール対15-1と、第2のロール対15-2と、第3のロール対15-3と、第4のロール対15-4とによって構成されている。これらのロール対15-1〜15-4は、ロール軸方向に所定の間隔を隔てて分割した状態に配置されている。
また、搬送ロール対14から排出ロール対15に至る用紙の搬送区間には、一対の用紙搬送案内部材27A,27Bが設けられている。一対の用紙搬送案内部材27A,27Bは、搬送ロール対14と排出ロール対15との間の搬送区間で用紙20を水平に搬送するための用紙搬送路を形成し、この用紙搬送路に沿って用紙の搬送を案内する部材である。一対の用紙搬送案内部材27A,27Bは、それぞれ板状に形成されるとともに、用紙搬送路を介して上下に対向する状態で配置されている。また、一方(上側)の用紙搬送案内部材27Aは、用紙の第1面に対向する状態で配置され、他方(下側)の用紙搬送案内部材27Bは、用紙の第2面に対向する状態で配置されている。
上記構成からなる画像形成装置においては、用紙積載トレイ18に収容された用紙を用紙供給ユニット19によって用紙搬送路17に供給し、この用紙搬送路17を通して像保持体8と転写ロール12との間(対向位置)に用紙を送り込むことにより、像保持体8に形成されたトナー画像を転写ロール12によって用紙に転写する。次いで、画像転写済みの用紙を定着装置13に送り込む。定着装置13では、上記図2及び図3に示すように、加熱ロール21と加圧ロール22の間を通して用紙20を搬送する。その後、用紙20は、図4及び図5に示すように、搬送ロール対14に挟み込まれた状態で、当該搬送ロール対14の回転により搬送される。
その際、定着装置13においては、加熱ロール21によって用紙20に加えられる熱と加圧ロール21によって用紙20に加えられる圧力を利用して、用紙20にトナー画像を定着する。また、画像の定着に際しては、画像定着前の用紙20に含まれていた水分が定着装置13の加熱ロール21で加熱される。このため、加熱ロール21と加圧ロール22の間を通過した画像定着済みの用紙20からは水蒸気が発生する。
また、定着ロール対(21,22)による用紙20の送り出しに先立って、ファン26の回転駆動により発生させたエアー流をダクト25で導いて、用紙搬送案内部材23Bの各々のエアー吹き出し口24からエアーを吹き出させると、定着ロール対(21,22)から送り出された用紙20の紙面(第2面)に対して、各々のエアー吹き出し口24からエアーが吹き付けられる。このため、定着装置13と搬送ロール対14との間の用紙搬送路上で、画像定着済みの用紙20がエアーの吹き付けによって冷却される。この場合、エアーの吹き付けは、定着装置13と搬送ロール対14との間の用紙搬送路上に用紙20が存在する場合だけ行なってもよいし、用紙20の搬送を開始してから終了するまで継続的に行なってもよい。
また、用紙搬送方向で定着装置13と隣り合う搬送ロール対14を通しロール対で構成することにより、上述のように用紙20から発生した水蒸気の流れが搬送ロール対14によって遮断される。また、用紙20から発生する水蒸気は、通しロールからなる搬送ロール対14で用紙20を挟み込んで搬送するときに、用紙20の表裏面で各々のロール14A,14Bにより擦り切られる。このため、搬送ロール対14は、用紙搬送方向下流側への水蒸気の流出を防止する水蒸気流出防止手段としての機能を果たす。
また、水蒸気の発生源となる画像定着済みの用紙20は、定着装置13と搬送ロール対14との間の用紙搬送路上でエアーの吹き付けにより冷却されるため、用紙20の温度を低くした状態で搬送ロール対14に用紙20を送り込むことができる。このため、加熱ロール21によって高温状態に加熱された用紙20が、当該高温状態を維持したままで搬送ロール対14を通過することがない。したがって、搬送ロール対14の用紙搬送方向下流側において、用紙20を発生源とする水蒸気の発生を有効に防止することができる。
[第2実施形態]
図6は本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略平面図であり、図7は同概略側面図である。この第2実施形態においては、上記第1実施形態と比較して、特に、冷却手段の構成が異なる。以下、本発明の第2実施形態で採用した冷却手段の構成について説明する。
まず、定着装置13から搬送ロール対14に至る用紙搬送路の途中には、吸熱部材としてヒートパイプ28が設けられている。ヒートパイプ28は、用紙搬送方向と直交する向きで定着ロール対(21,22)や搬送ロール対14と平行に配置されている。また、ヒートパイプ28は、画像形成装置で取り扱う少なくとも最小用紙幅以上、好ましくは最大用紙幅以上の長さにわたって用紙幅方向に架け渡されている。用紙搬送方向において、下側の用紙搬送案内部材23Bは、ヒートパイプ28を間に挟んで上流側の用紙搬送案内部材23B-1と下流側の用紙搬送案内部材23B-2に分割されている。
ヒートパイプ28は、定着ロール対(21,22)から送り出された用紙20の紙面(第2面)に、当該用紙20の全幅にわたって接触するように配置されている。なお、画像定着済みの用紙20をヒートパイプ28に確実に接触させるために、ヒートパイプ28の外周面に用紙20を押し付ける用紙押さえ部材(不図示)を設けるようにしてもよい。ヒートパイプ28の一端側には、当該ヒートパイプ28と一体に複数枚(図例では4枚)のフィン29が設けられている。各々のフィン29はヒートパイプ28の長さ方向に所定の隙間をあけて配列されている。また、フィン29の近傍にはファン30が設けられている。ファン30は、フィン29の形成部位(ヒートパイプ28の軸芯)に向けてエアーを吹き付けるものである。
上記構成からなる冷却手段(ヒートパイプ28、フィン29、ファン30)を採用した画像形成装置においては、上記図6及び図7に示すように、加熱ロール21と加圧ロール22の間を通して用紙20を搬送した後、図8及び図9に示すように、用紙20を搬送ロール対14で挟み込んで搬送する。その際、搬送中の用紙20の紙面(第2面)が全幅にわたってヒートパイプ28に接触する。また、ファン30の回転駆動によって各々のフィン29にエアーを吹き付けることにより、画像定着時に加熱される用紙20の温度に比較して、ヒートパイプ28の温度が十分に低い温度に維持される。
このため、上述のように用紙20を搬送する過程で、定着ロール対(21,22)から送り出された用紙20の紙面(第2面)にヒートパイプ28を接触させると、両者の間で熱交換が行なわれ、この熱交換に伴うヒートパイプ28の吸熱作用によって用紙20が冷却される。したがって、上記第1実施形態と同様に、搬送ロール対14の用紙搬送方向下流側において、用紙20を発生源とする水蒸気の発生を有効に防止することができる。
[第3実施形態]
図10は本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略斜視図である。この第3実施形態においては、エアー流の発生源となるファン31と、このファン31で発生させたエアー流を導くダクト32と、このダクト32で導いたエアー流の吹き出し口となる複数のエアー吹き出し口33とを用いて、画像定着済みの用紙20の紙面にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段を構成している。また、搬送ロール対14を通しロール対で構成することにより、搬送ロール対14に水蒸気流出防止手段としての機能を持たせている。本発明の第3実施形態の特徴は、水蒸気流出防止手段となる搬送ロール対14を用紙搬送路の分岐位置の上流側に配置した点にある。
用紙搬送路の分岐位置では、分岐のための搬送路切り替えゲート部材34を境にして、用紙搬送路が二股に分岐している。そのうちの一方は排出ロール対15に向かう用紙排出用の用紙搬送路であり、他方は反転ロール35に向かう用紙反転用の用紙搬送路である。用紙反転用の用紙搬送路は、用紙の表裏を反転して排出するために用いられるものである。両面印刷機能を有する画像形成装置では、両面印刷のために用いられる場合もある。
搬送ロール対14は、用紙搬送路の分岐位置に配置された搬送路切り替えゲート部材34よりも用紙搬送方向上流側に配置されている。したがって、定着装置13でトナー画像の定着がなされた用紙20は、定着装置13と搬送ロール対14との間の用紙搬送路上でエアーの吹き付けにより冷却された後、通しロール対からなる搬送ロール対14を経由して搬送路切り替えゲート部材34に到達することになる。このため、分岐位置を境に分岐する複数の用紙搬送路(本例では用紙排出用の用紙搬送路や用紙反転用の用紙搬送路)への水蒸気の流出を、分岐位置の手前(上流側)に配置した搬送ロール対14でまとめて防止することができる。
なお、上記第1実施形態と第3実施形態においては、エアーの吹き付けによって用紙を冷却するものとしたが、本発明はこれに限らず、例えば図11に示すように、ファン36の回転駆動により、画像定着済みの用紙20の紙面側からエアーを吸引することにより、用紙20を冷却するものであってもよい。
また、図示はしないが、冷却手段を構成するエアー吹き付け手段やエアー吸引手段の構成として、用紙20の両面にエアーを吹き付ける構成や、用紙20の両面側からエアーを吸引する構成を採用してもよい。同様に、ヒートパイプ28を用いた構成では、用紙20の両面にヒートパイプ28を接触させる構成を採用してもよい。
また、本発明における水蒸気防止手段は水蒸気の流出を防止することが可能な手段であれば、通しロール対に限らず、例えば図12、図13に示すように通しベルト37と通しロール38を組み合わせた構成や、図14、図15に示すように弾性変形可能な一対のフィルム部材40A,40Bを用いた構成、あるいは図16、図17に示すように弾性変形可能なフィルム部材41と通しロール42を組み合わせた構成などであってもかまわない。
本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略平面図(その1)である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略側面図(その1)である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略平面図(その2)である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略側面図(その2)である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略平面図(その1)である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略側面図(その1)である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略平面図(その2)である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略側面図(その2)である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 水蒸気流出防止手段の第1変形例を示す概略平面図である。 水蒸気流出防止手段の第1変形例を示す概略側面図である。 水蒸気流出防止手段の第2変形例を示す概略平面図である。 水蒸気流出防止手段の第2変形例を示す概略側面図である。 水蒸気流出防止手段の第3変形例を示す概略平面図である。 水蒸気流出防止手段の第3変形例を示す概略側面図である。 従来の画像形成装置の構成を示す概略平面図である。 従来の画像形成装置の構成を示す概略側面図である。
符号の説明
1…画像形成装置、13…定着装置、14…搬送ロール対、24,33…エアー吹き出し口、25,32…ダクト、26,30,31…ファン、28…ヒートパイプ、29…フィン、34…搬送路切り替えゲート部材、35…反転ロール

Claims (6)

  1. 少なくとも熱を利用して用紙に画像を定着する定着装置と、
    前記定着装置の用紙搬送方向下流側に設けられ、画像定着済みの用紙から発生する水蒸気の流出を防止する水蒸気流出防止手段と、
    前記定着装置と前記水蒸気流出防止手段との間の用紙搬送路上で前記用紙を冷却する冷却手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記水蒸気流出防止手段を用紙搬送用の通しロール対で構成してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記水蒸気流出防止手段を用紙搬送路の分岐位置の上流側に配置してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記冷却手段は、前記画像定着済みの用紙の紙面にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記冷却手段は、前記画像定着済みの用紙の紙面側からエアーを吸引するエアー吸引手段からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記冷却手段は、前記画像定着済みの用紙の紙面に接触する吸熱部材を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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