JP4361404B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、被記録体に形成された画像を加熱して画像を形成する印刷装置等のインクジェットプリンタや電子写真方法による帯電、書き込み、現像、転写、クリーニング等のプロセスを繰り返してトナー画像を形成する複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、あるいはこれ等の複合機等の画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置は、小サイズ化、カラー化、高速化、及び、両面印刷技術が一般化したことにより、画像形成装置内部の温度上昇に伴う異常を回避する手法の重要性が増している。
前述の画像形成装置の進歩は装置内部の複雑化に伴う気流経路の減少、モータ、加熱定着装置、電装部品等の発熱量の増加、両面印刷時に少なくとも一回加熱定着された用紙が画像形成装置内に搬入されることによる画像形成装置外への排熱量の減少(蓄熱)、流入熱量の増加を引き起こしている。
特に、感光体等を中心とした画像形成部における温度の上昇は、トナー流動性を低下させ、異常画像、ロッキング等の不具合を発生させやすい状態にあった。
装置本体内に、チャージワイヤを有する帯電器と、ヒータを有する定着器と、ポリゴンモータとを設け、ポリゴンモータは感光体よりも定着器側において定着器の近傍に配置されており、定着器と感光体との間の端部近傍から、定着器と感光体との長手方向に外気を吸引する吸引ファンと、この吸引ファンによって吸引された気流を分流して、その一部をポリゴンモータに吹き付け、他部を帯電器側に流すダクトを設けて、比較的小型で少数のファンを使用することできて安価であり、また効率良く装置内を冷却するとともにオゾンを処理し、しかも塵埃の侵入するのを防止し、さらに低騒音化を実現することは公知である(特許文献1を参照)。
トナー像が転写された後、定着手段により加熱によりトナー像が定着されたシートを、装置本体に設けられた複数の排出口から、それぞれ複数のシート積載部に排出して、用紙冷却ファン、及び、ダクト部材によって構成される共通の冷却手段により、複数の排出口からそれぞれ排出されるシート、又は、複数のシート積載部に排出されたシートに向けて空気を吹き出すことによってシートを冷却するようにして、コストアップ、及び、装置の大型化を招くことなく、排出されたシートの貼り付きを防ぐことも公知である(特許文献2を参照)。
複写機、プリンタ、ファクシミリやそれらの複合機などの画像形成装置において、装置本体内の、定着ユニットとクリーニングユニット等の他の画像形成用ユニット間に通風ダクトを設け、通風ダクトには、定着ユニット側に、複数の丸孔、角孔、長孔、溝孔や格子状孔等の吸熱孔をあけて、吸気ファン、及び、排気ファンの双方を作動したとき、吸熱孔から定着熱を吸い込みながら、吸気口から取り込んだ空気を該通風ダクト内を通して排気口から排出して、通風ダクトによる定着熱の遮断効果を高めることも公知である(特許文献3を参照)。
定着装置における熱定着用回転体の近傍にその回転体の表面から放出される熱を含む気体を吸引する吸気ダクトを配設し、その吸気ダクトで吸引した気体を画像形成装置の外に排気する吸熱装置を具備して、特に、吸気ダクトとして分割吸引型のものを使用した場合には、記録材の幅サイズ情報や回転体の表面温度情報に基づいてその吸気ダクトの吸気領域の設定や吸気量の調整等を適宜行うようにして、画像形成装置の定着装置における記録材のサイズの違いに起因した熱定着用回転体の局部的な温度上昇の発生を、確実かつ簡便にしかも不要な温度上昇を誘発することなく防止できるようにすることも公知である(特許文献4を参照)。
帯電チャージャ、及び、転写チャージャで発生したオゾンを含む空気を、吸気ファンの流量が無視できる程度になるまでの長さを有するオゾン処理用ダクトによって案内し、オゾンフィルタの捕集能力に見合った流量で空気を通過させ、十分にオゾン濃度が低減された状態で排気ファンによって排気するオゾン処理手段と、定着ユニット上部の画像形成装置本体外装カバーに風向を二方向に変えられるルーバ部を設け、装置の設置場所に応じて排気方向を変えることができる排熱手段とを有して、環境面に配慮してオゾン濃度を十分に低減した排気を行うと共に、排風が周囲の妨げにならないように考慮された構成を有することも公知である(特許文献5を参照)。
図5は従来の画像形成装置内外における気流の経路を示す略図であり、従来の画像形成装置100における気流構成は、吸気口104に配置した吸気ファン108から排気口105の排気ファン106への気流経路107が、加熱定着装置102、あるいは、像担持体の感光体101a、現像ユニット101b、転写部101c等からなる画像形成部101の長手方向に流れる構成となっている。
このような、従来の画像形成装置100における気流構成では、外気が画像形成装置100内部の温度を受け温度が上がった状態で排気口105側へ流れる為に、排気口105側の温度が高くなるという温度偏差が発生していた。
このように、従来は、画像形成装置外郭近傍に吸気、あるいは、排気の機能を持たせるファンを配置し、画像形成装置内に気流を発生させて画像形成装置内温度の低下を図る方法か、問題となる箇所近傍にファンを配置して直接温度上昇部に吹き付けることで冷却を行う方法があった。
前者の方法の場合は、画像形成装置内の平均的な温度上昇は低減することが出来るが、突出した高温部や、気流の流れない部分の温度低減は困難であった。
後者の方法の場合には、局所的な冷却は可能であるが、画像形成装置全体の冷却の観点からは効果が無く、又、吹き付ける画像形成装置内空気の温度がある程度低い必要があり、且つ、吹き付けた後の気流を適切に排気しなければ他の部位の温度が上昇してしまう可能性があった。
その為に、画像形成装置の冷却を行う場合、ファンの個数が増加して、コスト、騒音、消費電力の増加等のデメリットが発生することが多かった。
画像形成装置の温度上昇の原因は、先ず、第一に、加熱定着部からの熱漏洩による影響が大きい。この為に、加熱定着部外郭に穴等を設け、加熱定着部の熱を排気する手法が用いられている。然しながら、本来、加熱定着部は記録用紙に形成された画像を十分に定着させうる熱を維持することが目的であるから、加熱定着部内の熱を排気することは画像形成装置全体として見た場合に、エネルギーの損失を促進することになる。
又、一般的に加熱定着部には温度検知部が設けられており、温度の低下を検知すると、より発熱量を増加させることを考えると、前記エネルギーの損失は大きくなる。
よって、出来るだけ加熱定着装置温度に影響すること無しに加熱定着装置から画像形成装置への熱の漏洩を防ぐ必要がある。
次に、両面印刷紙の影響が挙げられる。
片面印刷時には、記録用紙積載部から搬送される記録用紙に加熱定着部で熱を加えられ、画像形成装置外へと排出する為に、画像形成装置全体としてみると記録用紙が画像形成装置内熱量を排出する形となっている。然しながら、両面印刷時には、搬送される記録用紙は加熱定着部にて熱を受けた状態であるために、画像形成装置内へ熱を持ち込む形になる。又、熱をもった記録用紙が画像形成部近傍を通過して、あるいは、直接触れることにより前述のトナーに対する影響が大きくなる。
画像形成装置の小サイズ化、省スペース化に伴う影響として挙げられる事項としては、加熱定着後の記録用紙を画像形成装置の上面に排出する構成がある。
これは、排出紙の積載部を画像形成装置の占有面積上に設けることで積載部の為の面積が不必要となるが、前述の通り排出紙は定着部で受けた熱を保持している為に、画像形成装置内温度上昇の観点では、それが画像形成装置上方に積載されることで画像形成装置上面からの放熱量の減少、あるいは積載部からの放熱等の悪影響が大きい。
温度上昇の対策として気流経路を設けることについて、長手方向に流れる経路を設けることが一般的に知られているが、この方法では,加熱定着部や画像形成部の長手方向に温度偏差が発生し、光沢斑やオフセット画像、排気の集中による局部的な高温化等の不具合が発生していた。
従って、従来の画像形成装置においては、冷却用のファンの個数や騒音も多く、温度偏差が発生して光沢斑ムラやオフセット画像の異常画像が発生して、排気の集中による局部的な高温化、コスト高になる等と言う不具合が生じていた。
特開平7−134532号公報 特開2002−72729公報 特開平11−231760号公報 特開2000−267495公報 特開2002−318514公報
従来の画像形成装置においては、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音も多く、温度偏差が発生して光沢斑やオフセット画像の異常画像が発生して、排気の集中による局部的な高温化、コスト高になる等と言う問題が発生していた。
そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、冷却用のファンの個数や騒音が少なく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省スペース、省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することを目的とする。
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、被記録体に形成された画像を加熱定着して画像を形成する画像形成装置であって、被記録体に画像を形成する画像形成部と、画像形成部で形成された画像を加熱する加熱部と、画像形成部で画像が形成された被記録体を加熱部に搬送する被記録体搬送経路と、被記録体搬送経路の加熱部とは逆方向側の外郭に配置した吸気口と、被記録体搬送経路の加熱部側の外郭に配置した排気口と、排気口に配置した排気ファンと、吸気口と排気口間に連続形成された気流経路と、気流経路上の加熱部と吸気口との中間位置で、且つ加熱部の長手方向中央部の位置に配置された吸気ファンとからなる画像形成装置において、前記気流経路は、前記吸気ファンから排出される気流が前記加熱部に隣接する前記画像形成部に直接触れるように構成されていることを特徴とする。
又は、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、画像形成部は、電子写真方法でトナー画像を被記録体に形成する画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、加熱部は、トナーを融解、加圧して被記録体に定着する加熱定着装置である画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3いずれか1項に記載の画像形成装置において、気流経路は、吸気ファンから排出される気流が加熱部の加熱定着装置に隣接する画像形成部のトナー搬送部に直接触れる画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4いずれか1項に記載の画像形成装置において、気流経路は、被記録体搬送路の上方で、且つ、吸気口から吸気ファンに至る途中に画像形成部、又は、被記録体搬送経路へ通じる各気流の経路が合流する画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5いずれか1項に記載の画像形成装置において、気流経路は、吸気ファンから排出される気流が加熱部の外部を通る画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項7に記載の本発明は、請求項1〜6いずれか1項に記載の画像形成装置において、気流経路は、画像形成部と加熱部の間に遮風部材を配置した画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項8に記載の本発明は、請求項1〜7いずれか1項に記載の画像形成装置において、吸気ファンは、加熱部の長手方向中央部の位置に配置されている画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項9に記載の本発明は、請求項1〜8いずれか1項に記載の画像形成装置において、吸気ファンは、装置本体の上面に設けられて排出される被記録体を積載する被記録体積載部の直下に配置されて、被記録体積載部の方向に気流を排気する画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項10に記載の本発明は、請求項1〜9いずれか1項に記載の画像形成装置において、吸気ファンは、高速回転、低速回転、及び、停止の動作の切り替えが可能である画像形成装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項11に記載の本発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、吸気ファンの高速回転、低速回転、及び、停止の動作の切り替えが、加熱部の動作と連動する画像形成装置であることを主要な特徴とする。
本発明は、以下に説明するように構成されているので、請求項1の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、加熱部に隣接する画像形成部の温度上昇を回避して、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項2の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの高速で高品質のトナー画像を形成する画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項3の発明によれば、画像形成部や加熱部であるトナーを融解、加圧して被記録体に定着する加熱定着装置等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項4の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、加熱部に隣接する画像形成部のトナー搬送部の温度上昇を回避して、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項5の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、両面印刷時の被記録体が装置本体内に持ち込む熱の排気を行って、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項6の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、加熱部内部の熱排出、及び、冷気導入をすることなく性能に影響することなく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項7の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、吸気ファンからの比較的に低温度の低い気流が加熱部内部に流れ込むことなく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項8の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項9の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、被記録体積載部の温度上昇を低減して排出部から排出される被記録体から装置本体内への熱の流入を低減して、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省スペース、省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項10の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、冷却が必要でない場合には無駄な冷却、電力の消費を抑えることが出来て、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省スペース、更に省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
請求項11の発明によれば、画像形成部や加熱部等の冷却用ファンの個数や騒音が少なく、装置本体内の冷却を自動的に、且つ、効果的に行われて、冷却が必要でない場合には無駄な冷却、電力の消費を抑えることが出来て、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省スペース、更に省エネルギー、低コストの画像形成装置を提供することが出来るようになった。
次に、本発明の実施の形態は、図面を参照して詳細に説明する。
図1と図2において、被記録体に形成された画像を加熱して画像を形成する画像形成装置0は、被記録体(P)の記録用紙に画像を形成する画像形成部1と、画像形成部1で形成された画像を加熱定着する加熱部(加熱定着部)2と、加熱部2に画像形成部1で画像が形成された被記録体(P)を搬送する被記録体搬送経路3と、被記録体搬送経路3の加熱部2とは逆方向側の外郭に配置した吸気口4と被記録体搬送経路3の加熱部2側の外郭に配置した排気口5に配置した排気ファン6まで連続した気流経路7と、気流経路7上の加熱部2と吸気口4の中間で、且つ、加熱部2の長手方向中央部の位置に配置された吸気ファン8を備え、冷却用のファンの個数や騒音が少なく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストである。
画像形成装置0における画像形成部1は、電子写真方法で被記録体(P)に、高速で高品質のトナー画像を形成することが出来る。
電子写真方法で被記録体(P)に高速で高品質のトナー画像を形成する画像形成装置0は、画像形成部1の各画像形成ステーションにおける、書き込み装置1cの光学ユニットにより照射されるレーザ光により帯電装置1bで表面が均一に帯電された像担持体1aとしての感光体ドラム上に潜像を形成し、これに、現像装置1dを用いてトナーをのせて現像して、顕像化したトナー画像を転写ベルト、又は、転写ローラを有する転写装置1eにおいて、給紙装置1iの給紙トレイ1i、又は、給紙トレイ1iからレジストローラ1jを介して搬送された被記録体(P)に転写した後に、加熱部2の加熱定着装置2aに搬送して、トナー画像を融解、加圧することで被記録体(P)に定着される。
画像形成部1でトナー画像が形成されて、加熱定着装置2aで定着された被記録体(P)は、排出部1kへと搬送され、排出部1kから被記録体積載部1hへ排出され、積載されて収納されるようになっている。
他方、転写装置1eにおいて、トナー画像を被記録体(P)に転写した後の像担持体1a上に付着して残留する残留トナーは、クリーニング装置1fによって掻き落とされ、クリーニングされて次工程の画像形成に備えるようになっている。
そして、両面印刷時には、加熱定着装置2aまで搬送された被記録体(P)は反転装置1lへと運ばれて、方向を反転した後に、再給紙装置1mにより再度、レジストローラ1jへと搬送される。
画像形成装置0では、装置本体0aの右外郭に設けた吸気口4と装置本体0aの左外郭に設けた排気口5、そして、吸気口4から排気口5を連続した空間で繋げる気流経路7をもつ構成となっている。
吸気口4は、レジストローラ1jから加熱部2の加熱定着装置2aへと続く被記録体搬送経路3の図示の矢印(A)方向において、加熱定着装置2aとは逆側の装置本体0aの外郭に配置されている。
排気口5は、被記録体搬送経路3における加熱定着装置2a側で装置本体0aの外郭にある。
又、排気口5は、加熱定着装置2a近傍の位置でもある。
排気口5の近傍には、排気ファン6が配置され装置本体0a内の温風を排気する役割を持っている。
吸気ファン8は、加熱定着装置2aと吸気口4のおよそ中間位置に配置され、吸気口4から装置本体0a外の空気を装置本体0a内に導入する。
画像形成装置0は、以上の構成をとることで、装置本体0a内に外気を導入して、装置本体0a内の雰囲気温度を低減して、装置本体0a内において、温度上昇の高い加熱定着装置2a近傍に外気に近い空気を比較的高い流速で流す二目的を同時に達成することが可能となった。
更に、画像形成装置0では、吸気ファン8が装置本体0a内部に配置されるため、装置本体0a外郭に吸気ファン8を配置するよりも、騒音が押さえられて少なくなっている。
画像形成装置0における気流経路7の構成は、図2に図示するように、加熱定着装置2aや画像形成部1の像担持体1a、帯電装置1b、現像装置1d、転写装置1e等の各装置の長手方向の中央部近辺に、吸気ファン8、排気ファン6を配置し、被記録体搬送経路3の図示の矢印(A)方向の被記録体(P)の搬送方向と平行な気流の流れで、加熱定着装置2aや画像形成部1の像担持体1a、帯電装置1b、現像装置1d、転写装置1e等の各装置の長手方向、被記録体搬送経路3の図示の矢印(A)方向の被記録体(P)の搬送方向と直交する方向に均等に気流が流れる構成となっている。
従って、冷却用のファンの個数や騒音が少なく、温度偏差や局部的な高温化による異常画像の発生を防止して、小型で省エネルギー、低コストである画像形成装置0を提供することが出来るようになった。
更に、気流経路7は、レジストローラ1jから加熱定着装置2aへと続く被記録体搬送路3の上方に位置しており、且つ、吸気口4から吸気ファン8に至る経路の途中に画像形成部1、又は、被記録体搬送経路3へ通じる各気流の経路が合流するようになっている。
従って、両面印刷時に、加熱定着装置2aで一度加熱定着された被記録体(P)が、搬送されることによる温風を上方に位置する気流経路7で吸い出し排気する画像形成装置0を提供することが出来るようになった。
図3において、画像形成装置0における吸気ファン8から排出された気流経路7の気流が、加熱定着装置2aに隣接する画像形成部1に接触する構成となっている。
気流経路7の気流が接触する画像形成部1は、書き込み装置1cによる受光部、クリーニング装置1fによるクリーニング部、廃トナー回収ユニット1fの廃トナー回収部、帯電装置1bによる帯電部から成っており、トナー搬送部1gである廃トナー回収ユニット1fの廃トナー回収部での温度上昇は、ロッキングの問題を発生させやすい個所である。
然し、画像形成装置0では、吸気ファン8を装置本体0a内部に配置したことで、比較的速い流速をもった気流経路7の気流が直接に、画像形成部1のトナー搬送部1gである廃トナー回収ユニット1fの廃トナー回収部の部位に吹き付けられる為に、画像形成部1のトナー搬送部1gである廃トナー回収ユニット1fの廃トナー回収部の温度上昇を大きく低減して回避することが出来るようになった。
画像形成装置0における吸気ファン8が、装置本体0a上面に設けられて排出される被記録体(P)を積載する被記録体積載部1hの直下に配置されて、被記録体積載部1hの方向に気流経路7の気流を排気する方向を向いている。
これにより、吸気ファン8より排出された気流経路7の気流は、被記録体(P)を積載する被記録体積載部1hに、高い流速をもって接触して、その温度の上昇を低減することが出来るようになっている。
従って、被記録体積載部1hの温度上昇を低減して、排出部1kから排出される被記録体(P)が、被記録体積載部1hに多数積載されることで、排出部1kから排出される被記録体(P)の記録紙から装置本体0a内への熱の流入を低減する小型で省スペースの画像形成装置0を提供することが出来るようになった。
画像形成装置0における気流経路7は、吸気ファン8から排出される気流が加熱定着装置2aの外部(外面に沿った経路)を通るようになっていて、加熱定着装置2a内部の熱排出、及び、冷気導入をしないようになっている。
画像形成装置0では、図示するように画像形成部1を冷却した後の気流経路7の気流が加熱定着装置2aの近傍を流れるようになっている。
ここで、加熱定着装置2aの外郭には開口部を設けていない。これは、加熱定着装置2a近傍を流れる気流経路7の気流により、加熱定着装置2a内部の熱を排出しない為である。
又、同時に、画像形成部1と加熱定着装置2aの間に遮風部材7aを配置して、吸気ファン8からの比較的低温度の気流経路7の気流が、加熱定着装置2a内部に流れ込まない構成となっている。
従って、加熱定着装置2aに影響すること無く、漏洩した熱のみを排出する画像形成装置0を提供することが出来るようになった。
画像形成装置0における吸気ファン8は、駆動モータ8aによって高速回転と低速回転とを切り替え可能になっている。
画像形成装置0では、吸気ファン8を装置本体0a内部に配置することで比較的高い流速をもった気流経路7の気流を、加熱定着装置2aに隣接する画像形成部1に吹き付けることが可能であるが、温度が上昇しないような状況では、過度に冷却してしまう恐れがある場合には、吸気ファン8を低速回転可能とすることで、冷却機能が少ししか必要でない場合に対応することが出来る。
従って、冷却が必要でない場合には無駄な冷却、電力の消費を抑えることが出来る。更に、省エネルギーの観点からも有効な画像形成装置0を提供することが出来るようになった。
図4のフローチャートにおいて、画像形成装置0における吸気ファン8の駆動モータ8aによる高速回転と低速回転の切り替えの動作は、制御部8bによって、加熱定着装置2aが起動動作中には停止、加熱定着装置2aの熱定着の設定温度が高い場合には高速回転、加熱定着装置2aの熱定着の設定温度が比較的低い場合には低速回転となるようになっている。
即ち、図示しない電源をオン(ON)して(ステップ1)、加熱定着装置2aを起動して(ステップ2)、吸気ファン8の駆動モータ8aの回転駆動を停止して(ステップ3)、加熱定着装置2aの熱定着の設定温度が高いか否かを判断して(ステップ4)、加熱定着装置2aの熱定着の設定温度が比較的低いならば吸気ファン8の駆動モータ8aを低速回転の駆動をして(ステップ5)、加熱定着装置2aの熱定着の設定温度が高いならば吸気ファン8の駆動モータ8aを高速回転の駆動をして(ステップ6)、エンドで終了する。
従って、装置本体0a内の温度上昇に対しての影響が大きい加熱定着装置2aの動作と連動して、装置本体0a内の冷却を自動的に、且つ、効果的に行う画像形成装置0を提供することが出来るようになった。
本発明の実施の形態例を示す画像形成装置を説明する説明図。 本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部の状態を説明する上面図。 本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部の状態を説明する拡大図。 本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他の主要部の動作を説明するフローチャート。 従来の画像形成装置の主要部の状態を説明する上面図。
符号の説明
0 画像形成装置、
0a 装置本体
1 画像形成部、
1a 像担持体、
1b 帯電装置、
1c 書き込み装置、
1d 現像装置、
1e 転写装置、
1f クリーニング装置、
1f 廃トナー回収ユニット、
1g トナー搬送部、
1h 被記録体積載部、
1i 給紙装置、
1i 給紙トレイ、
1i 給紙トレイ、
1j レジストローラ、
1k 排出部、
1l 反転装置、
1m 再給紙装置
2 加熱部、
2a 加熱定着装置
3 被記録体搬送経路
4 吸気口
5 排気口
6 排気ファン
7 気流経路、
7a 遮風部材
8 吸気ファン、
8a 駆動モータ、
8b 制御部
100 画像形成装置
101 画像形成部、
101a 感光体、
101b 現像ユニット、
101c 転写部
102 加熱定着装置
103 被記録体搬送経路
104 吸気口
105 排気口
106 排気ファン
107 気流経路
108 吸気ファン

Claims (11)

  1. 被記録体に形成された画像を加熱定着して画像を形成する画像形成装置であって、被記録体に画像を形成する画像形成部と、画像形成部で形成された画像を加熱する加熱部と、前記画像形成部で画像が形成された被記録体を前記加熱部に搬送する被記録体搬送経路と、被記録体搬送経路の前記加熱部とは逆方向側の外郭に配置した吸気口と、前記被記録体搬送経路の前記加熱部側の外郭に配置した排気口と、排気口に配置した排気ファンと、前記吸気口と前記排気口間に連続形成された気流経路と、気流経路上の前記加熱部と前記吸気口との中間位置に配置された吸気ファンとからなる画像形成装置において、
    前記気流経路は、前記吸気ファンから排出される気流が前記加熱部に隣接する前記画像形成部に直接触れるように構成されていることを特徴とする画像形成装置
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、電子写真方法でトナー画像を被記録体に形成することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記加熱部は、トナーを融解、加圧して被記録体に定着する加熱定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記気流経路は、前記吸気ファンから排出される気流が前記加熱部に隣接する前記画像形成部のトナー搬送部に直接触れるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記気流経路は、前記被記録体搬送路の上方で、且つ前記吸気口から前記吸気ファンに至る途中に、前記画像形成部又は前記被記録体搬送経路へ通じる各気流の経路が合流することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記気流経路は、前記吸気ファンから排出される気流が加熱部の外部を通るように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記気流経路は、前記画像形成部と前記加熱部の間に遮風部材を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記吸気ファンは、前記加熱部の長手方向中央部の位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1〜8いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記吸気ファンは、装置本体の上面に設けられて排出される被記録体を積載する前記被記録体積載部の直下に配置されて、前記被記録体積載部の方向に気流を排気することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜9いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記吸気ファンは、高速回転、低速回転、及び、停止の動作の切り替えが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、前記吸気ファンの高速回転、低速回転、及び、停止の動作の切り替えが、前記加熱部の動作と連動することを特徴とする画像形成装置。
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