JP6714771B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダーに収容されてシリンダー軸線に沿って往復運動するピストンと、ピストンに接続されたコンロッドと、コンロッドに接続されたクランクシャフトと、クランクシャフトと一体に回転する被検知体と、被検知体の軌道に向き合わせられて、被検知体の動きに応じてパルス信号を生成する検知センサーとを備える内燃機関に関する。
特許文献1は内燃機関の制御装置を開示する。内燃機関は単気筒に構成される。制御装置は単気筒の内燃機関でオーバーリーン空燃比に起因する失火を検知する。制御装置では、前後の燃焼サイクルの間でクランクシャフトの角速度の変化量が予め決められた閾値を超えるか否かが判断される。予め設定されたサイクル数の間で、変化量が閾値を超えた回数が規定の回数に達すると、制御装置は内燃機関の失火を推測する。
特許文献2は、失火の判定にあたって、内燃機関のクランクシャフトに取り付けられるリングギア(被検知体)を開示する。リングギアの外周面には渦電流式の微小変位センサー(検知センサー)の先端が対向する。微小変位センサーはクランク角を検出する。内燃機関のクランク室と微小変位センサーとの位置関係は開示されない。
日本特開2014−199040号公報 日本特開2002−371906号公報
ピストン運動に起因して内燃機関は振動する。特に単気筒の内燃機関ではシリンダー軸線に沿って振動の振幅が大きい。したがって、検知センサーは、シリンダー軸線に沿ってピストンの往復運動の影響を受けにくいレイアウトに配置される必要がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、クランク角の検出にあたってピストンの往復運動の影響を受けにくい検知センサーのレイアウトを実現する内燃機関を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、シリンダーに収容されてシリンダー軸線に沿って往復運動するピストンと、前記ピストンに接続されたコンロッドと、前記コンロッドに接続されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトと一体に回転する被検知体と、前記被検知体の軌道に向き合わせられて、前記被検知体の動きに応じてパルス信号を生成する検知センサーと、を備える内燃機関において、前記検知センサーの軸線は、前記シリンダー軸線に直交する仮想平面に対して、前記クランクシャフトの回転軸線回りで±45度の範囲に位置する内燃機関が提供される。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、内燃機関は、前記クランクシャフトを収容し、前記回転軸線回りで回転自在に前記クランクシャフトを支持するクランクケースをさらに備え、前記検知センサーの前記軸線は、前記クランクシャフトの前記回転軸線を指向し、前記回転軸線および重力加速度方向を含む仮想平面から前記回転軸線回りで傾く。
第3側面によれば、第2側面の構成に加えて、内燃機関は、前記クランクケースに形成されて、後輪の前方で車体フレームに連結されるリンク部をさらに備え、前記検知センサーは、前記リンク部の後方であって前記後輪の前方に配置される。
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、前記後輪の車軸に直交する前記後輪の中央面に対して、前記検知センサーは車幅方向にオフセットして配置される。
第5側面によれば、第3または第4側面の構成に加えて、前記検知センサーは、吸気管に接続されるエアクリーナーに形成されて前記後輪の上方を覆うフェンダー部の下方に位置する。
第6側面によれば、第2〜第5側面のいずれかの構成に加えて、前記検知センサーは、側面視で、前記クランクケースに結合されて前記クランクシャフトの一端に結合される冷却ファンを覆うファンカバーと重なる。
第1側面によれば、ピストンの往復運動の影響を受けにくいレイアウトに検知センサーは配置されることができ、したがって、検知センサーは精度よく被検知体の動きを検出することができる。
第2側面によれば、検知センサーは傾斜した姿勢で配置されるので、重力加速度方向に対して検知センサーの高さ方向の突出は抑制される。したがって、車両部品に干渉することなく検知センサーを配置することができる。
第3側面によれば、検知センサーは内燃機関のリンク部と後輪との間に配置されるので、検知センサーに保護カバーを設けることなく、前方と後方とを車両部品で保護することができる。
第4側面によれば、後輪の車幅方向中央を伝って跳ね上げられる水滴が検知センサーにかかりにくくすることができる。
第5側面によれば、後輪とエアクリーナーのフェンダー部との間に形成されるスペースに効率的に検知センサーを配置することができる。また、エアクリーナーで上方から検知センサーを保護することができ、後輪から跳ね上げられた水滴などが検知センサーにかかりにくくすることができる。
第6側面によれば、検知センサーは側方からファンカバーで覆われる構造となるため、検知センサーは側方から保護されることができる。加えて、側面視で視認されないため、外観を向上することができる。
図1はスクーター(自動二輪車)の全体構成を概略的に示す側面図である。 図2は反対側から観察される内燃機関の拡大垂直断面図である。 図3は上方から観察されるクランクケースの拡大平面図である。 図4はファンカバーを拡大した拡大部分側面図である。 図5はクランクシャフトの拡大断面図である。 図6は図3に対応し、他の実施形態に係るファンカバーおよびエアクリーナーの構成を概略的に示すスクーターの一部拡大平面図である。
12…車体フレーム
27…内燃機関
29…車軸
33…(クランクシャフトの)回転軸線
34…クランクケース
42…吸気管
44…エアクリーナー
44a…フェンダー部
54…リンク部(突片)
57…ピストン
58…シリンダー
61…コンロッド
62…クランクシャフト
63…被検知体(パルサーリング)
64…検知センサー(パルサーセンサー)
64a…軸線(検出軸線)
65…(直交する)仮想平面
66…(重力加速度方向を含む)仮想平面
67…(後輪の)中央面
68…ファンカバー
71…冷却ファン
C…シリンダー軸線
WR…後輪
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では、前後、左右および上下は自動二輪車の乗員から見た方向をいう。
図1は鞍乗り型車両(自動二輪車)の一具体例であるスクーター11の全体構成を概略的に示す。スクーター11は車体フレーム12を備える。車体フレーム12は、ヘッドパイプ13と、ヘッドパイプ13から下方に延びるダウンチューブ14と、ダウンチューブ14の下端から後方に延びる左右1対のサイドフレーム15とで形成される。ヘッドパイプ13にフロントフォーク16および操向ハンドル17が回転自在に支持される。フロントフォーク16には車軸18回りで回転自在に前輪WFが支持される。
サイドフレーム15は、ダウンチューブ14の下端から下方に延びるダウンフレーム部15aと、ダウンフレーム部15aの後端から地面に平行に延びるロアフレーム部15bと、ロアフレーム部15bの後端から後上がりに延びて後輪WRの上方に配置されるシートレール部15cとを有する。シートレール部15c上には乗員シート19が支持される。
スクーター11は車体フレーム12に被さる車体カバー21を備える。車体カバー21には、ヘッドパイプ13と乗員シート19との間でサイドフレーム15のロアフレーム部15b上にフロアー22が区画される。フロアー22には、乗員シート19に座った乗員が足を載せることができる。フロアー22下でロアフレーム部15bには燃料タンク23が支持される。車体カバー21内でシートレール部15cには収納ボックス24が支持される。収納ボックス24は乗員シート19で開閉される。
車体フレーム12にはサイドフレーム15の間でスイング式のパワーユニット25がリンク機構26を介して上下方向に揺動自在に支持される。パワーユニット25は、燃料タンク23から供給される燃料に基づき動力を発生する内燃機関27と、内燃機関27に接続されて、後輪WRに線形に変化する変速比で内燃機関27の動力を伝達する伝動装置28とを備える。
パワーユニット25の後端に車軸29回りで回転自在に後輪WRが支持される。パワーユニット25の後端およびシートレール部15cの後端の間にはリアクッションユニット31が取り付けられる。パワーユニット25は、車体フレーム12に対してスイング自在に後輪WRを連結するサスペンション装置の機能を担う。
内燃機関27の機関本体32は、回転軸線33回りで回転自在に後述のクランクシャフトを収容するクランクケース34と、クランクケース34に結合されて、シリンダー軸線Cを前傾させたシリンダーブロック35と、シリンダーブロック35に結合されるシリンダーヘッド36と、シリンダーヘッド36に結合されるヘッドカバー37とを備える。シリンダーヘッド36には、燃焼室に混合気を導入する吸気系38と、燃焼室から燃焼後の気体を排出する排気系39とが接続される。伝動装置28は、機関本体32のクランクケース34に一体化される変速機ケース41に収容される無段変速機(図示されず)を備える。
吸気系38は、シリンダーヘッド36に形成される吸気路(図示されず)に接続される吸気管42と、吸気管42に結合されるスロットルボディ43と、スロットルボディ43に接続されるエアクリーナー44とを備える。空気は、エアクリーナー44から導入されて、エアクリーナー44で濾過される。スロットルボディ43で燃焼噴射弁から空気に燃料は噴射され、混合気が生成される。混合気は吸気管42を経て吸気路に供給される。
リンク機構26は、クランクケース34の上方で車幅方向に左右に延びるクロスメンバー45を備える。クロスメンバー45は、両端で、左右のシートレール部15cにそれぞれ固着されるブラケット46に接続される。クロスメンバー45は断面円形のパイプから構成される。
図2に示されるように、クロスメンバー45の両端には取り付け部材47が固定される。取り付け部材47は、車軸29の軸心に平行な回転軸線Xr回りで揺動自在にブラケット46に連結される。取り付け部材47には、ブラケット46に固定の揺動軸48を同軸に囲む円筒体49が形成される。揺動軸48と円筒体49との間にはゴムといったダンパー部材51が挟まれる。
クロスメンバー45には車幅方向中央位置で車軸29に平行に延びる線形域45aが形成される。線形域45aには、前下がりに傾斜する連結体52が固定される。連結体51は重力方向に下方にいくにつれて前方に変位する。
図4を併せて参照し、リンク機構26は、クランクケース34の上方に配置されて、車軸29の軸心に平行な軸心を有する軸体53を備える。軸体53は、クランクケース34の上部から上向きに突出する左右1対の突片(リンク部)54に固定される。軸体53に、連結体52に固定される長筒55が軸体53の軸心回りに回転自在に連結される。
図2に示されるように、内燃機関27は、シリンダーブロック35に組み込まれるピストン57を備える。ピストン57は、前傾するシリンダー軸線Cを有してシリンダーブロック35内に区画されるシリンダー58に収容される。ここでは、シリンダーブロック35には単一のピストン57を受け入れる単一のシリンダー58が形成される。ピストン57とシリンダーヘッド36との間に燃焼室49が区画される。燃焼室49には吸気路から混合気が導入される。ピストン57はシリンダー軸線Cに沿って往復運動する。
ピストン57にはコンロッド61の一端が連結される。コンロッド61の他端はクランクケース34内のクランクシャフト62に連結される。シリンダー軸線Cに沿ったピストン57の線形運動はコンロッド61の働きでクランクシャフト62の回転運動に変換される。
内燃機関27は、回転軸線33に同軸にクランクシャフト62に結合されて、クランクシャフト62と一体に回転する環状板形状のパルサーリング(被検知体)63と、パルサーリング63の環状軌道に向き合わせられてパルサーリング63の動きに応じてパルス信号を生成するパルサーセンサー(検知センサー)64とを備える。パルサーリング63は、回転軸線33周りに環状に等間隔に配列される複数のリラクター(ギア歯)53aを備える。リラクター63aは例えば中心角10度ごとに配置される。リラクター63aは例えば磁性体から構成される。
パルサーセンサー64は、クランクケース34に穿たれるセンサー孔34cに外側から差し込まれてクランクケース34に取り付けられる。センサー孔34cは、クランクシャフト62の回転軸線33を含む1水平面よりも上方に位置する。パルサーセンサー64は、磁性体を検知する先端でクランク室34bに臨む。パルサーセンサー64は、パルサーリング63の軌道上で検出される磁性体の有無に応じて電気信号を出力する。パルサーセンサー64は、クランクシャフト62の角位置を特定するパルス信号を出力する。その他、パルサーセンサー64には渦電流式の微小変位センサーが用いられてもよい。
パルサーセンサー64では最も感度の高い検出軸線(軸線)64aは、シリンダー軸線Cに直交する仮想平面65に対してクランクシャフト62の回転軸線33回りで±α(=45度)の範囲に位置する。ここでは、シリンダー軸線Cの前傾姿勢に応じて、パルサーセンサー64は、車両の側面視で突片(リンク部)54の後方であって後輪WRの前方に配置される。パルサーセンサー64は、エアクリーナー44に形成されるフェンダー部44aの下方に位置する。フェンダー部44aの詳細は後述される。
加えて、パルサーセンサー64は、地面GDに直交する車両上下方向(重力加速度方向)に対して傾斜する姿勢で保持される。検出軸線64aは、クランクシャフト62の回転軸線33を指向し、回転軸線33および重力加速度方向を含む仮想平面66から回転軸線33回りに傾き角βで傾く。
図3に示されるように、パルサーセンサー64は、後輪WRの車軸に直交する後輪WRの中央面67に対して車幅方向にオフセットして配置される。中央面67は、例えば後輪WR(特にタイヤ)に対して左右対称の対称面を構成する。エアクリーナー44のフェンダー部44aは、エアクリーナー44の本体から車幅方向に延びて、シートレール部15cの下方で後輪WRの上方に位置する。後輪WRは上方からエアクリーナー44のフェンダー部44aで覆われる。
クランクケース34にはファンカバー68が結合される。図4に示されるように、ファンカバー68はクランクケース34にボルト69で締結されればよい。ファンカバー68は冷却ファン71を覆う。クランクシャフト62の一端に冷却ファン71が結合される。
ファンカバー68には後輪WRの外径に沿ってエアクリーナー44に向かって延びる連結部68aが形成される。連結部68aの先端でファンカバー68はエアクリーナー44に連結される。図4に示されるように、パルサーセンサー64は側面視でファンカバー68の連結部68aと重なる。パルサーセンサー64は側方からファンカバー68で覆われる。
図4に示されるように、冷却ファン71は、クランクシャフト62に取り付けられる回転体72を備える。回転体72は回転軸線33に同心の円形の輪郭を有する。回転体72の表面には複数の羽根73が配置される。そうして冷却ファン71は遠心ファンに構成される。
ファンカバー68には回転軸線33に同心の円形の開口74が形成される。開口74には可変ルーバー75が設置される。可変ルーバー75の働きで開口74の開口面積は変化する。
図5に示されるように、クランクシャフト62は、第1軸77aを有する円板形状の第1クランクウエブ77と、第1クランクウエブ77に結合されて、第2軸78aを有する円板形状の第2クランクウエブ78と、第1軸77aおよび第2軸78aを同軸に配置しつつ第1クランクウエブ77および第2クランクウエブ78を相互に結合するクランクピン79とを備える。クランクピン79には、第1軸77aおよび第2軸78aの軸心に平行な回転軸線回りで回転自在にコンロッド61の先端が連結される。
第1クランクウエブ77の第1軸77aは第1軸受け81を介して回転自在にクランクケース34の第1半体82に支持される。第2クランクウエブ78の第2軸78aは第2軸受け83を介して回転自在にクランクケース34の第2半体84に支持される。第1半体82と第2半体84とが結合されてクランクケース34は構成される。
第1クランクウエブ77の第1面85aには円形の外周に沿って第1軸77aの軸心に直交する仮想平面内で広がる平坦面86が形成される。平坦面86にはパルサーリング63が重ねられる。パルサーリング63のリラクター63aは少なくとも径方向外端で第1クランクウエブ77の外周よりも径方向に突出する。パルサーリング63はねじ87で第1クランクウエブ77に締結される。
ここでは、パルサーリング63の内径は第1軸受け81よりも大径を有する。第1軸77aは第1軸77aよりも大径の拡径部88で第1クランクウエブ77の第1面85aに接続される。拡径部88に第1軸受け81が装着される。第1軸受け81は第1クランクウエブ77の第1面85aに押し当てられる。したがって、パルサーリング63は第1軸受け81の径方向外側に配置される。
第2クランクウエブ78は第1面89aの裏側の第2面89bで第1クランクウエブ77に向き合わせられる。第2軸78aは第2軸78aよりも大径の拡径部91で第2クランクウエブ78の第1面89aに接続される。拡径部91に第2軸受け83が装着される。第2軸受け83は第2クランクウエブ78の第1面89aに押し当てられる。
次に本実施形態に係る内燃機関27の作用を説明する。内燃機関27が動作し、クランクシャフト62が回転すると、クランクシャフト62と一体にパルサーリング63は回転する。パルサーリング63のリラクター63aは回転軸線33に同軸の環状軌道に沿って回転軸線33回りに移動する。パルサーセンサー64は、リラクター63aと空間とに交互に向き合い、リラクター63aの磁性体を検出してパルス信号を生成する。リラクター63aは等間隔に配置されることから、角速度に対応してパルスの時間間隔は変動する。
本実施形態では、パルサーセンサー64の検出軸線64aは、シリンダー軸線Cに直交する仮想平面65に対して、クランクシャフト62の回転軸線33回りで±45度の範囲に位置する。したがって、ピストン57の往復運動時にパルサーセンサー64の先端とパルサーリング63のリラクター63aとの間隔は往復運動の影響を受けにくい。こうしてピストン57の往復運動の影響を受けにくいレイアウトにパルサーセンサー64は配置され、パルサーセンサー64は精度よくパルサーリング63の動きを検出することができる。
パルサーセンサー64の検出軸線64aは、クランクシャフト62の回転軸線33を指向し、回転軸線33および重力加速度方向を含む仮想平面66から回転軸線33回りで傾く。こうしてパルサーセンサー64は傾斜した姿勢で配置されるので、重力加速度方向に対してパルサーセンサー64の高さ方向の突出は抑制される。特に、パルサーセンサー64はクランクケース34の上側に配置されることから、車両部品に干渉することなくパルサーセンサー64を配置することができる。しかも、パルサーセンサー64は、リンク機構26の下方に配置されるものの、前下がりの連結体52に対応して、地面GDに直交する車両上下方向(重量加速度方向)に対して傾斜することから、リンク機構26とパルサーセンサー64との干渉は回避されることができる。
パルサーセンサー64は、クランクケース34の突片54の後方であって後輪WRの前方に配置される。したがって、パルサーセンサー64に保護カバーを設けることなく、前方と後方とを車両部品で保護することができる。車両部品がパルサーセンサー64の保護部材を兼ねるので、製造コストの増大は回避されることができる。
パルサーセンサー64は、後輪WRの車軸29に直交する後輪WRの中央面67に対して車幅方向にオフセットして配置される。雨天走行時など、路面の水は回転する後輪WRの車幅方向中央を伝って跳ね上げられる。跳ね上げられた水滴はパルサーセンサー64にはかからない。こうして水滴が検知センサーにかかりにくくすることができる。
本実施形態では、エアクリーナー44に、後輪WRを覆うフェンダー部44aが形成される。パルサーセンサー64はフェンダー部44aの下方に位置する。後輪WRとエアクリーナー44のフェンダー部44aとの間に形成されるスペースに効率的にパルサーセンサー64は配置される。また、エアクリーナー44で上方からパルサーセンサー64は保護される。後輪WRから跳ね上げられた水滴などがパルサーセンサー64にかかりにくくすることができる。
パルサーセンサー64は、側面視で、クランクケース34に結合されてクランクシャフト62の一端に結合される冷却ファン71を覆うファンカバー68と重なる。パルサーセンサー64は側方からファンカバー68で覆われる構造となるため、パウルセンサー64は側方から保護される。加えて、側面視で視認されないため、外観を向上することができる。
図6に示されるように、ファンカバー68とエアクリーナー44との連結にあたって、ファンカバー68とエアクリーナー44との間には橋架部材92が配置されてもよい。この場合には、エアクリーナー44からフェンダー部44aは省略されてもよい。ファンカバー68、エアクリーナー44および架橋部材92はいずれも樹脂材料から成型されることから、パワーユニット25が揺動した際に、ファンカバー68およびエアクリーナー44それぞれの振動は相互に低減されることができる。

Claims (4)

  1. シリンダー(58)に収容されてシリンダー軸線(C)に沿って往復運動するピストン(57)と、
    前記ピストン(57)に接続されたコンロッド(61)と、
    前記コンロッド(61)に接続されたクランクシャフト(62)と、
    前記クランクシャフト(62)と一体に回転する被検知体(63)と、
    前記被検知体(63)の軌道に向き合わせられて、前記被検知体(63)の動きに応じてパルス信号を生成する検知センサー(64)と、を備える内燃機関(27)において、
    前記検知センサー(64)の軸線(64a)は、前記シリンダー軸線(C)に直交する仮想平面(65)に対して、前記クランクシャフト(62)の回転軸線(33)回りで±45度の範囲に位置し、
    前記クランクシャフト(62)を収容し、前記回転軸線(33)回りで回転自在に前記クランクシャフト(62)を支持するクランクケース(34)をさらに備え、
    前記検知センサー(64)の前記軸線(64a)は、前記クランクシャフト(62)の前記回転軸線(33)を指向し、前記回転軸線(33)および重力加速度方向を含む仮想平面(66)から前記回転軸線(33)回りで傾き、
    前記クランクケース(34)に形成されて、後輪(WR)の前方で車体フレーム(12)に連結されるリンク部(54)をさらに備え、
    前記検知センサー(64)は、前記リンク部(54)の後方であって前記後輪(WR)の前方に配置される
    ことを特徴とする内燃機関。
  2. 請求項1に記載の内燃機関において、前記後輪(WR)の車軸(29)に直交する前記後輪(WR)の中央面(67)に対して、前記検知センサー(64)は車幅方向にオフセットして配置される
    ことを特徴とする内燃機関。
  3. 請求項1または4に記載の内燃機関において、
    前記検知センサー(64)は、吸気管(42)に接続されるエアクリーナー(44)に形成されて前記後輪(WR)の上方を覆うフェンダー部(44a)の下方に位置する
    ことを特徴とする内燃機関。
  4. 請求項1、4、5のいずれか1項に記載の内燃機関において、
    前記検知センサー(64)は、側面視で、前記クランクケース(34)に結合されて前記クランクシャフト(62)の一端に結合される冷却ファン(71)を覆うファンカバー(68)と重なる
    ことを特徴とする内燃機関。
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