JP2009057878A - エンジンおよび鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランク角センサの揺れを低減することが可能なエンジンを提供する。
【解決手段】エンジン10は、クランクケース21の右側部にオイルポンプカバー40を有しており、このオイルポンプカバー40に形成されたセンサ取付部42a,42bにクランク角センサ70が取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンおよび鞍乗型車両に関する。
従来より、自動二輪車等のエンジンは、クランク軸の回転角を検知するクランク角センサが設けられ、検知された回転角が、エンジンの点火時期制御や燃料噴射制御などに供される。このクランク角センサは、例えば、クランクケースから延設された取付部に取り付けられて、発電機のロータなど、クランク軸とともに回転する部材と対峙する。
特許第2649527号公報
ところで、クランクケースから延設された取付部にクランク角センサが取り付けられる場合、取付部がクランク軸に沿って比較的長くなることから、車体の振動を受けてクランク角センサが揺れやすくなる。
また、特許文献1には、エンジンを覆うカバーにクランク角センサ取り付ける技術が開示されているが、この場合も、カバーの振動によってクランク角センサが揺れやすくなる。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであり、クランク角センサの揺れを低減することが可能なエンジンおよび鞍乗型車両を提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するため、本発明のエンジンは、クランク軸を支持するクランクケースと、所定の検出位置で前記クランク軸の回転角を検出するクランク角センサと、前記クランク軸が挿通される挿通孔を有し、前記クランクケースよりも前記検出位置に近い側に設けられた部材と、を備え、前記クランク角センサは、前記部材に形成された取付部に取り付けられる、ことを特徴とする。
本発明によれば、クランク角センサが取り付けられる取付部を、クランクケースよりも検出位置に近い側に設けられた部材に形成することで、クランクケースから延設する場合よりも短くすることができるので、クランク角センサの揺れを低減することができる。
また、本発明の一態様では、前記部材は、前記クランクケースに形成されたオイルポンプ収容室を閉塞するためのオイルポンプカバーである。これによれば、オイルポンプカバーを上記部材として兼用することができる。
この態様では、前記オイルポンプ収容室に収容されるオイルポンプと、前記オイルポンプカバーに形成された前記取付部とは、前記クランク軸に対して同じ側に位置してもよい。これによれば、取付部をオイルポンプと同じ側に位置させることで、オイルポンプを覆うためのオイルポンプカバーを必要以上に大きくせずに済む。
また、本発明の一態様では、前記部材は、中央部からずれた位置に前記挿通孔を有する。これによれば、取付部を設けるスペースを確保しやすい。
また、本発明の一態様では、前記部材は、円板状とされ、中央部から偏心した位置に前記挿通孔を有する。これによれば、取付部を設けるスペースを確保しやすい。
これらの態様では、前記取付部は、前記中央部を挟んで前記挿通孔の反対側に位置してもよい。これによれば、クランク軸と取付部の間に配置される構成のスペースを確保することができる。
また、本発明の一態様では、前記クランク軸とともに回転するファンを更に備え、前記取付部は、前記ファンの回転により発生する気体流が前記クランクケースの側からシリンダの側へ向かう流路から離れた位置に形成される。これによれば、クランク軸の側からシリンダの側へ向かう気体流が、取付部およびクランク角センサによって妨げられないようにすることができる。
また、本発明の一態様では、前記クランク軸とともに回転するファンを更に備え、前記部材は、前記ファンの回転により発生する気体流を案内する案内壁が形成され、前記取付部と前記案内壁は、該案内壁による前記気体流の案内方向に隣り合って形成される。これによれば、案内壁とともに、取付部およびクランク角センサにも気体流を案内させることができる。
この態様では、前記クランク角センサは、前記案内壁により前記気体流が案内される側の裏側へ少なくとも一部が張り出すように、前記取付部に取り付けてもよい。これによれば、より多くの気体流を、取付部およびクランク角センサによって案内させることができる。
また、本発明の一態様では、前記部材は、位置決めピンにより前記クランクケースに対して位置決めされた状態で、前記クランクケースに組付けられる。これによれば、部材の組み付け容易性を向上させることができる。
次に、本発明の鞍乗型車両は、上記何れかのエンジンを備える鞍乗型車両である。鞍乗型車両は、例えば、自動二輪車(スクータを含む)、四輪バギー(全地形型車両)、スノーモービル等である。本発明によれば、エンジンにおけるクランク角センサの揺れを低減した鞍乗型車両を実現できる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の鞍乗型車両の一実施形態に係る自動二輪車1の外観側面図を示す。自動二輪車1は、車体前方(同図でFが示す方向)にフロントフォーク2が配置され、このフロントフォーク2の下端部には前車輪3が軸支され、上端部にはハンドル4が取り付けられている。また、自動二輪車1は、車体中央部にシート7が配置され、このシート7の下方には、本発明の一実施形態に係るエンジン10が配置されている。
このエンジン10は、車体フレーム(不図示)に取り付けられたピポット軸を支点として、上下に揺動可能に支持されている。エンジン10の後方にはリヤアーム8が配置され、このリヤアーム8の後端部には後車輪9が軸支されている。また、車体フレームの後端部とリヤアーム8の後端部の間には、リアサスペンション6が配置されている。
図2は、本発明の一実施形態に係るエンジン10の右側面図である。同図では、エンジン10の右側部を覆うカバー80よりも内側にある構成を破線で表している。図3は、図2におけるIII−III線の断面図である。図4は、図2におけるIV−IV線の断面図である。
図5は、クランクケース21を構成する右側ケース21bにオイルポンプカバー40が嵌め込まれた状態を表す外観図である。また、同図のオイルポンプカバー40には、クランク角センサ70が取り付けられている。図6は、右側ケース21bの外観図である。図7は、オイルポンプカバー40の外観図である。
図8は、図4の部分拡大図である。図9は、図5におけるIX−IX線の部分断面図である。これらの図では、クランク角センサ70およびセンサ取付部42a,42bを表している。
図2および図3に示すように、エンジン10は、クランクケース21、シリンダ24およびシリンダヘッド27が車両前方に向けてこの順に配置されている。シリンダ24内にはピストン25が配置され、シリンダヘッド27との間に燃焼室271を形成する。ピストン25は、燃焼室271内の混合気が点火装置28により点火されて燃焼することで、シリンダ24内を往復運動する。
ピストン25は、クランクケース21に回転可能に支持されたクランク軸22に、コンロッド23を介して連結されている。このため、クランク軸22は、ピストン25の往復と連動して回転する。
クランク軸22は、コンロッド23が連結されるクランクピン221と、このクランクピン221を挟み込むようにして配置された一対のクランクウェブ222a,222bと、各クランクウェブ222a,222bから車幅方向の外側に延伸した一対の軸部22a,22bとを有している。
クランクケース21は、左右分割型とされ、左側ケース21aおよび右側ケース21bで構成される。これら左側ケース21aと右側ケース21bは、クランク軸22の一対のクランクウェブ222a,222bを挟み込むようにして配置される。
また、クランク軸22の左側の軸部22aは、左側ケース21aに軸支され、左側ケース21aの左外側へ延出している。この軸部22aには、エンジン10で発生した動力を上記後車輪9まで伝える動力伝達装置(不図示)が取り付けられる。
他方、クランク軸22の右側の軸部22bは、右側ケース21bの挿通孔293に挿通されており、右側ケース21bに軸支され、右側ケース21bの右外側へ延出している。この軸部22bには、後述する発電機50などが設けられている。
エンジン10の右側方には、カバー80が設けられている。このカバー80は、クランクケース21、シリンダ24およびシリンダヘッド27の右側方の大半を覆い、これらとの間に発電機室100を形成する。
右側ケース21bの右側部26bには、縁部の後方、上方および前下方に、車幅方向の外側に向けて立ち上がる壁部211a,211b,211cが形成されており、これらにカバー80の縁部が固着されている。また、カバー80は、軸部22bの先端部の近辺に、外気を発電機室100内へ取込むための採気口85が形成されている。
また、カバー80は、シリンダヘッド27の近辺に、上記点火装置28が挿入される挿入口87と、シリンダヘッド27内の排気ポートと接続された排気口88とが形成されている。この排気口88には、排気管90が取り付けられる(図2参照)。
次に、右側ケース21bの右側部26bは、図6に示すように、軸部22bが挿通される挿通孔293を中央部の上方に含む円状部290と、この円状部290よりも車幅方向の外側へ張り出して円状部290を取り囲む開口部291とが形成されている。また、円状部290は、挿通孔293の下方に、車幅方向の中央に向けて窪んだポンプ取付部298が形成され、このポンプ取付部29には、図4に示すように、トロコイド型のオイルポンプ36が取付けられる。
開口部291には、円板状のオイルポンプカバー40が嵌め込まれ、円状部290とオイルポンプカバー40との間にオイルポンプ収容室30が形成される。このオイルポンプカバー40は、本発明でいうところの部材の一例である。また、オイルポンプカバー40も、円状部290の挿通孔293に対応する位置に挿通孔44が形成され、この挿通孔44に軸部22bが挿通される。
オイルポンプ収容室30内には、オイルポンプ36の他に、軸部22bに嵌め込まれた駆動ギア32と、オイルポンプ36と軸部を共通とする被駆動ギア34とが噛合って収容されている。これにより、オイルポンプ36は、軸部22bの回転と連動して回転する。
ポンプ取付部298には、オイルポンプ36がオイルを吸入するための吸入口298aと、オイルポンプ36がオイルを排出するための排出口298bとが形成されている。図4に示すように、クランクケース21の底部のオイル溜め95に溜められたオイルは、吸入路298dを通じて吸い上げられて、吸入口298aからオイルポンプ36へ吸入される。また、オイルポンプ36から排出されるオイルは、排出口298bから供給路(不図示)を通じて、エンジン10の各部へ供給される。
円状部290の周縁部には、オイルポンプカバー40を開口部291の先端部で支持するとともに、オイルポンプカバー40がネジ止めされる複数の取付部295が形成されている。オイルポンプカバー40は、円状部290の各取付部295に対応する位置にネジ孔46が設けられている。
また、円状部290の周縁部には、オイルポンプカバー40の裏面(オイルポンプ収容室30側の面)に設けられた位置決めピン47が挿入されるピン孔296が形成されている。円板状のオイルポンプカバー40は、位置決めピン47が円状部290のピン孔296に挿入されつつ、環状の開口部291に嵌め込まれることで、周方向に固定される。これにより、オイルポンプカバー40の各ネジ孔46が円状部290の各取付部295の位置に位置決めされる。
次に、右側ケース21bの右側部26bおよび右側ケース21bに嵌め込まれたオイルポンプカバー40の車幅方向の外側には、図3および図4に示すように、発電機50が形成されている。発電機50は、右側ケース21bに対して固定されるステータ52と、軸部22bに対して固定され、軸部22bとともに回転するロータ55とを含む。
ステータ52は、発電コイルを含み、オイルポンプカバー40の挿通孔44の周囲に形成されたステータ取付部43に取り付けられている。このステータ取付部43は、軸部22bに沿って車幅方向の外側へ延伸した形状を有し、ステータ52がネジ止めされる。
ロータ55は、軸部22bに嵌め込まれたカラー部92に取り付けられ、ステータ52の外周を取り囲む環状部557を有している。環状部557は、内周面に沿って磁石558が配置されている。
また、環状部557の外周面には、周方向に沿って所定の間隔で突起551が形成されている。これらの突起551は、クランク角センサ70にクランク軸22の回転角を検知させるために設けられている。
次に、軸部22bの先端部には、ファン60が設けられている。このファン60は、ロータ55の環状部557に取り付けられた取付部62と、この取付部62に形成された複数の羽根部61とを有する。
ファン60は、軸部22bとともに回転することで、カバー80に設けられた採気口85から外気を取込み、発電機室100内に気体流を発生させる。発生した気体流は、図2の二点鎖線の矢印に示すように、シリンダ24の側へ流れ、シリンダ24を冷却する。
ここで、カバー80は、図2に示すように、右側ケース21bとシリンダ24の境界の近傍で、下端部82bが括れた形状を有しており、シリンダ24の中央部との距離が、下端部82bよりも上端部82aの方が大きくなっている。また、図5に示すように、右側ケース21bにおいて、上方に設けられた壁部211bは、前下方に設けられた壁部211cよりも軸部22bとの距離が大きい。
このように、発電機室100は、右側ケース21bとシリンダ24の境界の近傍で、上方側の方が下方側よりも幅広な空間を有している。このため、ファン60の回転によって発生する気体流は、軸部22bよりも上方からシリンダ24の側へ流れ込む。すなわち、軸部22bよりも上方の空間が、右側ケース21bの側からシリンダ24の側へ向かう気体流の流路98とされている。
また、軸部22bよりも下方で発生した気体流は、シリンダ24の側へは向かわず、後方へ向かい、後方に設けられた壁部211aに沿って上方へ送り込まれ、その後、流路98を通じてシリンダ24の側へ向かう。なお、オイルポンプカバー40は、軸部22bよりも下方で発生した気体流を後方へ向けて案内する板状の案内壁49を、軸部22bの前下方となる位置に有している。
次に、オイルポンプカバー40は、軸部22bの下方となる位置に、クランク角センサ70を取り付けるための一対のセンサ取付部42a,42bを有している。クランク角センサ70は、センサ取付部42a,42bの間に、取付具72,73を介して取り付けられている。
センサ取付部42a,42bは、オイルポンプカバー40の中央部の下方となる位置に位置する。このため、センサ取付部42a,42bは、軸部22bが挿通される挿通孔44と中央部を挟んで反対側に位置する。また、センサ取付部42a,42bは、軸部22bに対して上記オイルポンプ36と同じ側に位置している。
また、センサ取付部42a,42bは、案内壁49による気体流の案内方向に隣り合って形成されている。さらに、センサ取付部42a,42bの間に取り付けられるクランク角センサ70は、案内壁49により気体流が案内される側(軸部22bの側)の裏側に一部が張り出すように取り付けられる。
ここで、センサ取付部42a,42bは、図8及び図9に示すように、軸部22bの軸方向に沿って、オイルポンプカバー40の表面(発電機室100側の面)から発電機50が位置する車幅方向の外側へ向けて延設されている。これらセンサ取付部42a,42bの先端部には、取付具72,73がネジ止めされて、クランク角センサ70が固定されている。
具体的には、取付具72は、軸部22bから離れた側に鉤状の中央部を有するU字形状とされ、クランク角センサ70は、この中央部に支持されている。また、取付具72の両端部は、ネジ穴を有し、センサ取付部42a,42bにネジ止めされる。また、取付具73は、軸部22bに近い側でオイルポンプ収容室30の側へ垂下したU字形状とされ、ネジ穴を有する両端部が、センサ取付部42a,42bにネジ止めされる。
このようにセンサ取付部42a,42bの先端部に取り付けられたクランク角センサ70は、発電機50のロータ55の外周面に対向する。クランク角センサ70は、コイルを含んでおり、ロータ55の外周面に設けられた突起551の到来により生じる誘導電流を出力することで、クランク軸22の回転角を検知する。
すなわち、クランク角センサ70の検出位置は、右側ケース21bから軸部22bの軸方向に離れて設けられた発電機50の周囲、詳しくは、軸部22bとともに回転するロータ55の外周面に対向する位置とされる。また、クランク角センサ70の検出位置は、右側ケース21bの右側部26bに取り付けられたオイルポンプカバー40に対して車幅方向の外側の位置とされる。
このため、センサ取付部42a,42bは、オイルポンプカバー40の表面(発電機室100側の面)から発電機50のある車幅方向の外側へ延設され、その先端部に取り付けられるクランク角センサ70をロータ55の外周面に対向させる。
オイルポンプカバー40は、右側ケース21bよりも車幅方向の外側に取り付けられているため、クランク角センサ70の検出位置との距離が右側ケース21bよりも短い。例えば、オイルポンプカバー40は、右側ケース21bのうち、オイルポンプ収容室30の底部となる円状部290(特に、ポンプ取付部298)や、円状部290の周囲の右側部26bなどと比して、クランク角センサ70の検出位置との距離が短い。
このため、センサ取付部42a,42bがオイルポンプカバー40から延設されることで、右側ケース21bから延設される場合と比して、センサ取付部42a,42bの長さを短くすることができる。これにより、クランク角センサ70の揺れを低減することができる。
更に、オイルポンプカバー40は、軸部22bが挿通孔44に挿通されるとともに、右側ケース21bと発電機50の間に配置され、右側ケース21bに嵌め込まれて固定されることから、カバー80などの他の部材と比して、クランク角センサ70を揺れ難くすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態の形式に限定されない。上記実施形態では、オイルポンプカバー40を本発明でいうところの部材の例としたが、当該部材は、クランク軸22が挿通される挿通孔を有し、クランクケース21よりもクランク角センサ70の検出位置に近い側に設けられていれば、オイルポンプカバー40に限定されない。
また、上記実施形態では、クランク角センサ70は、クランク軸22とともに回転するロータ55を検出対象としたが、これに限らず、クランク軸22とともに回転する他の部材を検出対象としてもよい。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の外観側面図である。 本発明の一実施形態に係るエンジンの右側面図である。 図2におけるIII−III線の断面図である。 図2におけるIV−IV線の断面図である。 クランクケースを構成する右側ケースにオイルポンプカバーが嵌め込まれた状態を表す外観図である。 右側ケースの外観図である。 オイルポンプカバーの外観図である。 図4の部分拡大図である。 図5におけるIX−IX線の部分断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗型車両の一例)、2 フロントフォーク、3 前車輪、4 ハンドル、6 リアサスペンション、7 シート、8 リヤアーム、9 後車輪、10 エンジン、21 クランクケース、21a 左側ケース、21b 右側ケース、22 クランク軸、22a,22b 軸部、23 コンロッド、24 シリンダ、25 ピストン、26b 右側部、27 シリンダヘッド、28 点火装置、30 オイルポンプ収容室、32 駆動ギア、34 被駆動ギア、36 オイルポンプ、40 オイルポンプカバー(部材の一例)、42a,42b センサ取付部、43 ステータ取付部、44 挿通孔、46 ネジ孔、47 位置決めピン、49 案内壁、50 発電機、52 ステータ、55 ロータ、60 ファン、61 羽根部、62 取付部、70 クランク角センサ、72,73 取付具、80 カバー、82a 上端部、82b 下端部、85 採気口、87 挿入口、88 排気口、90 排気管、92 カラー部、95 オイル溜め、98 流路、100 発電機室、211a,211b,211c 壁部、221 クランクピン、222a,222b クランクウェブ、271 燃焼室、290 円状部、291 開口部、293 挿通孔、295 取付部、296 ピン孔、298 ポンプ取付部、298a 吸入口、298b 排出口、298d 吸入路、551 突起、557 環状部、558 磁石。

Claims (11)

  1. クランク軸を支持するクランクケースと、
    所定の検出位置で前記クランク軸の回転角を検出するクランク角センサと、
    前記クランク軸が挿通される挿通孔を有し、前記クランクケースよりも前記検出位置に近い側に設けられた部材と、を備え、
    前記クランク角センサは、前記部材に形成された取付部に取り付けられる、
    ことを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンであって、
    前記部材は、前記クランクケースに形成されたオイルポンプ収容室を閉塞するためのオイルポンプカバーである、
    ことを特徴とするエンジン。
  3. 請求項2に記載のエンジンであって、
    前記オイルポンプ収容室に収容されるオイルポンプと、前記オイルポンプカバーに形成された前記取付部とは、前記クランク軸に対して同じ側に位置する、
    ことを特徴とするエンジン。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載のエンジンであって、
    前記部材は、中央部からずれた位置に前記挿通孔を有する、
    ことを特徴とするエンジン。
  5. 請求項1ないし3の何れかに記載のエンジンであって、
    前記部材は、円板状とされ、中央部から偏心した位置に前記挿通孔を有する、
    ことを特徴とするエンジン。
  6. 請求項4に記載のエンジンであって、
    前記取付部は、前記中央部を挟んで前記挿通孔の反対側に位置する、
    ことを特徴とするエンジン。
  7. 請求項1ないし3の何れかに記載のエンジンであって、
    前記クランク軸とともに回転するファンを更に備え、
    前記取付部は、前記ファンの回転により発生する気体流が前記クランクケースの側からシリンダの側へ向かう流路から離れた位置に形成される、
    ことを特徴とするエンジン。
  8. 請求項1ないし3の何れかに記載のエンジンであって、
    前記クランク軸とともに回転するファンを更に備え、
    前記部材は、前記ファンの回転により発生する気体流を案内する案内壁が形成され、
    前記取付部と前記案内壁は、該案内壁による前記気体流の案内方向に隣り合って形成される、
    ことを特徴とするエンジン。
  9. 請求項8に記載のエンジンであって、
    前記クランク角センサは、前記案内壁により前記気体流が案内される側の裏側へ少なくとも一部が張り出すように、前記取付部に取り付けられる、
    ことを特徴とするエンジン。
  10. 請求項1ないし3の何れかに記載のエンジンであって、
    前記部材は、位置決めピンにより前記クランクケースに対して位置決めされた状態で、前記クランクケースに組付けられる、
    ことを特徴とするエンジン。
  11. 請求項1ないし3の何れかに記載のエンジンを備えることを特徴とする鞍乗型車両。
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