JP5952355B2 - 鞍乗型車両のスイング式パワーユニット - Google Patents
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Description
前記ハンガーアームが前記オイルパン部から前方に延出して形成され、車両側面視で、前記ハンガーアームの上側外郭線を前記オイルパン部側に延出した上側仮想線と、下側外郭線を前記オイルパン部側に延出した下側仮想線との間の領域に、前記オイルレベル確認窓が納まるようにして設けられ、車両側面視で、前記上側外郭線と前記オイルパン部の外殻面とが交わる点を通る仮想水平線よりも下側で、且つ前記下側外郭線と前記オイルパン部の前記外殻面とが交わる点を通る仮想鉛直線よりも前側に、前記オイルレベル確認窓の少なくとも一部が配置されるようにして、同オイルレベル確認窓が設けられたことを特徴とする鞍乗型車両のスイング式パワーユニットである。
それに加えて、オイルレベル確認窓の少なくとも一部が、車両側面視で、上側外郭線とオイルパン部の外殻面とが交わる点、すなわちハンガーアーム基部上端部よりも下側で、且つ下側外郭線とオイルパン部の外殻面とが交わる点、すなわちハンガーアーム基部下端部よりも前側に配置されることで、より一層剛性が高まるハンガーアームの基部の近傍にオイルレベル確認窓を設けることができ、オイルレベル確認窓の設置によるオイルパン部の剛性低下を抑制することができる。
なお、本明細書の説明および特許請求の範囲における前後左右上下等の向きは、本実施形態に係る鞍乗型車両のスイング式パワーユニットを、車両に搭載した状態での車両の向きに従うものとする。本実施形態において鞍乗型車両はスクータ型自動二輪車である。
図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
すなわち車体前部1Aのヘッドパイプ20からダウンチューブ21が下方へ延出し、ダウンチューブ21は下端で水平に屈曲してフロア部1Cの下方を後方へ延び、その後端において左右一対のメインパイプ22が連結され、連結部からメインパイプ22は斜め後方に立ち上がって所定高さで略水平に屈曲して後方に延びている。
一方、車体前部1Aにおいては、ヘッドパイプ20に軸支されて上方にハンドル13が設けられ、下方にフロントフォーク14が延びてその下端に前輪15が軸支されている。
パワーユニット3は、その前部が単気筒4ストロークサイクルの水冷式内燃機関(以下、単に「内燃機関」という。)30であり、パワーユニットケース5にクランク軸51を車幅方向に配して回転自在に軸支している。
また、パワーユニット3は、そのパワーユニットケース5と一体に形成され、その下端から前方に突出したハンガーアーム50(左のハンガーアーム50Lと右のハンガーアーム50R)の端部が、メインパイプ22のブラケット23に取付けられたリンク部材24に、ピボット軸25を介して連結され、揺動自在に軸支されている。
減速機構41が備えられるパワーユニット3の後部に立設されたブラケット52と、メインパイプ22の後部との間にリヤクッション17が介装されている。
なお、吸気管60には吸気ポートに向けて燃料を噴射するインジェクタ63が装着されている。
なお、自動二輪車1の車体フレーム2や燃料タンク11等の要部は車体カバー18で覆われる(図1参照)。
図2において、101は、左側のメインパイプ22のスタンドブラケット26に、格納位置と起立位置の間で回転係止自在に取り付けられたサイドスタンドであり、図2は格納位置を示す。53はパワーユニット3の略中央左方に取付けられたキックスタータアームである。
内燃機関30は、シリンダブロック31のシリンダボア31a内を往復動するピストン34と
クランク軸51のクランクピン51aとをコネクティングロッド35が連結している。
ピストン34の頂部とシリンダヘッド32の間には燃焼室32aが形成される。
右パワーユニットケース5Rは、クランクケース部(本発明における「クランクケース」)5aの右半体をなす。
左パワーユニットケース5Lは、前部がクランクケース部5aの左半体をなすとともに、その左側は内部側壁5fを介して伝動ケース4の周壁部4aが延出し且つ後方に延出して、クランク軸51と後輪16との間の前後に、長尺のVベルト式無段変速機40と減速機構41等を含む伝動装置を収容し、後輪16の左側方に設けられる伝動ケース4を形成する。
オイルパン部102の左側方には、ブレーキケーブル105が前後に配設されている(図2参照)。
また、オイルパン部102の右側部には、給油口106が設けられ、キャップ107が装着されている(図1参照)。
オイルレベルの確認は、給油孔106のキャップ107に取り付けられたオイルレベルゲージで行えるが、本実施形態のようなキャリヤ11を備えた運搬等の作業に用いられる業務用に適した自動二輪車1においては、走行距離が大きくなりやすく、オイル交換等のメンテナンス頻度も多くなりやすいことから、キャップ操作なしでオイルレベルを頻繁に且つ容易に目視で確認できるオイルレベル確認窓103の設置が好ましく、しかもオイルレベル確認窓103がクランクケース部5aの強度上の支障なく設けられることが望まれる。
減速機構41はギヤ機構で、入力軸45と中間軸49との間、および中間軸49と後車軸42との間に、それぞれギヤの噛合が構成されて、入力軸45の回転を減速して後車軸42に伝え後輪16を回転駆動する。
すなわち左右水平方向に指向したカムシャフト82の右端に嵌着されたカムチェーン被動スプロケット84と、クランク軸51に嵌着されたカムチェーン駆動スプロケット56との間にカムチェーン81がカムチェーン室83内を通って架渡されている。
大きく前傾したシリンダヘッド32の燃焼室32aからは図示しない吸気ポートが上方に湾曲して延出し前記の吸気管60に連結され、燃焼室33aから図示しない排気ポートが下方に湾曲して延出し前記の排気管65に連結される(図2参照)。
吸気ポートは図示しない吸気弁を介して、排気ポートは図示しない排気弁を介して、燃焼室33aと連通するが、吸気弁と排気弁は、動弁機構80によってクランク軸51の回転に対して所定のタイミングで開閉される。
カムシャフト82は、カムチェーン81によってクランク軸51の1/2の回転速度で回転駆動される。
吸気ロッカアーム86iは回転するカムシャフト82の吸気カム87iに従い揺動し吸気弁を開閉動作させ、排気ロッカアーム86eは回転するカムシャフト82の排気カム87eに従い揺動し吸気弁を開閉動作させる。
ラジエータカバー39のルーバからラジエータファン37によって吸引された外気は、ラジエータ38を冷却した後、ラジエータ取付けベース38aの外周にそって設けられた図示しない通気孔から排出される。
なお、図3において、109は内燃機関水冷用のウォータポンプであり、カムシャフト82と同軸一体に回転するように構成されている。
また、凹部71を覆うように外側カバー9が伝動ケースカバー7に取付けられており、外側カバー9の外側面と外側カバー9で覆われない伝動ケースカバー7の外側面との合わせ部、すなわち外側面合わせ部97に空気取入口90が形成されている。図3中、黒矢印は冷却風の流れを模式的に示す。
なお、ベルト室70に導入された冷却風は、ベルト室70内においてVベルト式無段変速機40を冷却した後、ベルト室70後部下方に設けられた排風ダクト79の排風出口部分79aから排出される。
すなわち、クランクケース部5aをなす左パワーユニットケース5Lには、クランク室5cの左方に伝動ケース4の周壁部4aが延設されるが(図3参照)、周壁部4aに仕切られたその下方にオイルパン部102が形成される。また、周壁部4aの下方のオイルパン部102の側壁部102aには、オイルレベル確認窓103とドレンボルト104が設けられる(図5、図6参照)。
そして、クランクケース部5aを形成する左パワーユニットケース5Lと右パワーユニットケース5Rの前部の下部、すなわちクランクケース部5aのオイルパン部102の下部からは斜め下向き前方に向けて、それぞれ左右のハンガーアーム50L、50Rが延出して一体に形成されている。
図5に示されるように、その剛性の高い領域にオイルレベル確認窓103が設けられており、オイルレベル確認窓103の設置のために孔部110がオイルパン部102の左側壁102aに形成されても、オイルパン部102の剛性低下が抑制されている。
なお。図5中OSは、オイルパン部102内のオイルの油面を模式的に示す。
なお、右パワーユニットケース5Rにはオイルレベル確認窓103は設けられないが、右パワーユニットケース5Rの外周壁にも、左右対称に右のハンガーアーム50Rが同様に一体に形成され、オイルパン部102の剛性を高めている。
そのような配置によって、オイルレベル確認窓103は、ハンガーアーム基部上端部50cよりも下側で、且つハンガーアーム基部下端部50dよりも前側に配置されることで、ハンガーアームの基部に近接して剛性が高い位置のオイルパン部102の左側壁102aに設けられたものとなっており、オイルレベル確認窓103の設置によるオイルパン部102の剛性低下が防止されている。
なお、オイルレベル確認窓103は、上側仮想線La、下側仮想線Lb、仮想水平線Lhおよび仮想鉛直線Lvで囲まれる領域内において後上方に寄った位置、すなわち仮想水平線Lh、仮想鉛直線Lv双方に近接した位置に設けられており、オイルレベルの下限位置を設定するにあたり、余裕を持たせた設計を行うことができるとともに、孔部110の加工も容易に行うことができる。
図中右上部に一部示されるクランク室5cの下方に内部底壁5e(図5参照)を介してオイルパン部102が形成されて、ともにクランクケース部5aを構成している。
また、クランク室5cの左側方には内部側壁5f(図3参照)を介してベルト室70が位置し、伝動ケース4を構成しており、伝動ケース4において車幅方向に左方に延出するベルト室70の周壁部4aが、ベルト室70とオイルパン部102とを上下に隔てている。
図6の断面位置において、伝動ケースカバー7の左方には外側カバー9が取付けられている(図3、図4参照)。
ドレン孔104aより前方上部でベルト室70の周壁部4aの下方において、オイルパン部102の左側壁102aには、オイルレベル確認窓103の窓部材120を嵌装するための孔部110が左側壁102aを貫通して設けられている。
そして、オイルレベル確認窓103の孔部110の周囲を囲むように左側壁102aの内面から、すなわちクランクケース部5aの内面から周壁112が立設されている。
なお、図6中OSは、オイルパン部102内のオイルの油面を模式的に示す。
図7に示されるように、窓部材120は、円板状のガラス窓材121を、内外周にゴム部材122を装着した環状の金属性保持リング123で囲繞保持させ、ガラス窓材121の内部側においてはガラス窓材121と金属保持リング123との間に、パッキング124、ワッシャ125、金属製反射板126を挟み固定したもので、孔部110(図6参照)に、内外周にゴム部材を装着した環状の金属性保持リング123を嵌入させることで、嵌入部およびガラス窓材保持部におけるオイルシールがなされて、窓部材120の嵌装がなされる。
しかして、嵌装状態でオイルパン部102にオイルが入れられると、オイルはオイルレベルに従って通孔126cから金属性反射板126の円錐部126bの内に流入し、窓部材120のガラス窓材121の外側からは、ガラス窓材121と金属製反射板126の中心円板部126dとの間にある円錐部126b内のオイルの油面OS(図4〜図6参照)の位置を容易に視認することができる。
図5においては、左パワーユニットケース5L側の要所に設けられた締結ボス5Ldが示され、そのうちの一つの締結ボス5Ld、すなわちオイルレベル確認窓103に近い締結ボス5Ld(図5中5Ld′と表記)と、オイルレベル確認窓103の孔部110の周囲の周壁112とが、補強リブ113で連結されている。これにより、剛性の高い締結ボス5Ldが周壁112と補強リブ113によって連結されたので、オイルパン部102におけるオイルレベル確認窓103の周囲の剛性が一層効果的に高められている。
なお、締結部材5bは、図示されない右パワーユニットケース5R側の締結ボス5Rd側から、図5中に図示される左パワーユニットケース5L側の締結ボス5Ldに螺入されるものなので、図5中では一部を二点鎖線で示している。
そして図4において、車両側面視で、左のハンガーアーム50Lの上側外郭線50aをオイルパン部102側に延出した上側仮想線Laと、左のハンガーアーム50Lの下側外郭線50bをオイルパン102側に延出した下側仮想線Lbとの間の領域に、ドレンボルト104の一部が配置されるようにしてオイルパン部102に設けられている。より詳細には、オイルパン部102の角部、すなわちオイルパン部102の底壁となる外周壁5Lbの下部と左側壁102aとの集合部に、ドレン孔104aが形成されるので、比較的剛性の高い部位でのドレン孔104aの形成が可能である(図6参照)。
そして、ブレーキケーブル105をパワーユニットケース5側へ支持する支持ステー105aが、左パワーユニットケース5Lの伝動ケース4と伝動ケースカバー7の要所にそれぞれ設けられた締結ボス4d、7d(図3参照)の一つに対して共締めで締結されて、図4に示されるように車両側面視で支持ステー105aはオイルパン部102と重なる位置にあるように設けられており、支持ステー105aがオイルレベル確認窓103の近傍に設けられることとなり、オイルレベル確認窓103の近傍でブレーキケーブル105がばたつくことが防止され、より一層オイルレベル確認窓の視認性が向上している。
図示のように、サイドスタンド101が格納位置にあるときに、車両側面視で、サイドスタンドの下方にオイルレベル確認窓103が位置するように、オイルレベル確認窓103が設けられている。
オイルレベル確認窓103によるオイルレベルの視認は、通常、サイドスタンド101は用いず格納し、メインスタンド100を立てて行われることから(図2参照)、格納位置にあるサイドスタンド101によってオイルレベル確認窓103が隠れることがないので、視認性が向上している。
すなわち、クランク軸51を回転自在に支承するクランクケース部5aと、クランクケース部5aと一体に形成されるとともに、クランクケース部5aを車体フレーム2に対して揺動自在に軸支するハンガーアーム50(50L、50R)とを備え、クランクケース部5aのオイルパン部102に、オイル量を外部から視認可能なオイルレベル確認窓103が設けられた自動二輪車1のパワーユニット3において、
ハンガーアーム50Lがオイルパン部102から前方に延出して形成され、車両側面視で、ハンガーアーム50Lの上側外郭線50aをオイルパン部102側に延出した上側仮想線Laと、下側外郭線50bをオイルパン部102側に延出した下側仮想線Lbとの間の領域に、オイルレベル確認窓103が納まるようにして設けられている。
オイルレベル確認窓103によるオイルレベルの視認は、通常、サイドスタンド101を用いず格納し、メインスタンド100を立てて行われることから、格納位置にあるサイドスタンド101によってオイルレベル確認窓103が隠れないようにすることができ、視認性が向上した。
車両側面視で上側仮想線Laと下側仮想線Lbとの間の領域のオイルパン部102は、ハンガーアーム50Lがオイルパン部102から前方に延出して形成されることによってハンガーアーム50Lの基部と一体になって剛性が高められた領域となり、その剛性の高い領域にドレンボルト104を設けることで、ドレンボルト104の設置に伴いドレン孔104aをオイルパン部102に形成しても、オイルパン部102の剛性低下を抑制されている。
たとえば、スイング式パワーユニットの内燃機関は、単気筒4ストロークサイクルの水冷式内燃機関に限定されず、鞍乗型車両は、クランクケースのオイルパン部にオイルレベル確認窓が設けられたスイング式パワーユニットを備えたものであれば、自動二輪車に限定されない。
なお、スイング式パワーユニットおよびその各部分の構成配置は、説明の便宜上、実施形態において図示の左右方向配置に特定して記載したが、本発明においては、左右逆の配置のものであってもよい。
Claims (8)
- クランク軸(51)を回転自在に支承するクランクケース(5a)と、前記クランクケース(5a)と一体に形成されるとともに、前記クランクケース(5a)を車体フレーム(2)に対して揺動自在に軸支するハンガーアーム(50L,50R)とを備え、
前記クランクケース(5a)のオイルパン部(102)に、オイル量を外部から視認可能なオイルレベル確認窓(103)が設けられた鞍乗型車両(1)のスイング式パワーユニット(3)において、
前記ハンガーアーム(50L,50R)が前記オイルパン部(102)から前方に延出して形成され、
車両側面視で、前記ハンガーアーム(50L)の上側外郭線(50a)を前記オイルパン部(102)側に延出した上側仮想線(La)と、下側外郭線(50b)を前記オイルパン部(102)側に延出した下側仮想線(Lb)との間の領域に、前記オイルレベル確認窓(103)が納まるようにして設けられ、
車両側面視で、前記上側外郭線(50a)と前記オイルパン部(102)の外殻面(102b)とが交わる点(Pa)を通る仮想水平線(Lh)よりも下側で、且つ前記下側外郭線(50b)と前記オイルパン部(102)の前記外殻面(102b)とが交わる点(Pb)を通る仮想鉛直線(Lv)よりも前側に、前記オイルレベル確認窓(103)の少なくとも一部が配置されるようにして、同オイルレベル確認窓(103)が設けられたことを特徴とする鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。 - 前記オイルレベル確認窓(103)は、前記上側仮想線(La)、下側仮想線(Lb)、仮想水平線(Lh)および仮想鉛直線(Lv)で囲まれる領域内において後上方に寄った位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。
- 前記オイルレベル確認窓(103)の下方にブレーキケーブル(105)が配索されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。
- 車両側面視で前記オイルパン部(102)と重なる位置に、前記ブレーキケーブル(105)を前記スイング式パワーユニット(3)のパワーユニットケース(5)側へ支持する支持ステー(105a)が設けられたことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。
- 前記オイルレベル確認窓(103)の前方に位置する前記車体フレーム(2)に、サイドスタンド(101)が起立位置と格納位置とに回転係止自在に取付けられ、前記サイドスタンド(101)がその格納位置にあるときに、車両側面視で、前記サイドスタンド(101)の下方に前記オイルレベル確認窓(103)が位置するように、同オイルレベル確認窓(103)が設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。
- 前記クランクケース(5a)は、複数のケース部材(5L,5R)からなり、同複数のケース部材(5L,5R)に形成された締結ボス(5Ld,5Rd)に締結部材(5b)が締結されることで一体に結合され、
前記オイルレベル確認窓(103)は、オイルパン部(102)に形成された孔部(110)に窓部材(120)を取付けることで構成され、前記孔部(110)の周囲を囲むように周壁(112)が前記クランクケース(5a)から立設されて形成され、
前記締結ボス(5Ld,5Rd)と前記周壁(112)とが補強リブ(113)で連結されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。 - 車両側面視で、前記上側仮想線(La)と、前記下側仮想線(La)との間の領域に、少なくとも一部が配置されるようにして、ドレンボルト(104)が前記オイルパン部(102)に設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。
- 前記ドレンボルト(104)が、ブレーキケーブル(105)の下方に設けられたことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両のスイング式パワーユニット。
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