JP6704311B2 - 画像形成装置及び給紙装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置及び給紙装置に関する。
従来から、大量かつ複数種類の用紙を保管できる給紙部と画像形成部とを組み合わせて、使用する用紙を適切に選択して利用できる画像形成装置が用いられている。このような画像形成装置では、給紙部上に画像形成部を搭載する構造として省スペース化を図っている。また、給紙部と画像形成部の位置合わせを容易にし、装置の安定性を実現するための接続固定構造も提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
しかし、特許文献1および特許文献2で提案されている接続固定構造では、位置決めピンと係止構造が複雑になってしまうという問題があった。また、位置決めピンと係止構造が装置の内部に位置しているため、接続固定を解除するためには作業者が装置内部にアクセスする必要があり、作業効率が低下するという問題もあった。さらに外部から接続固定を解除するための構造を採用すると、係止構造に加えて解除構造を設ける必要があり、部品点数が増加してしまううえに装置の小型化が困難になるなどの問題も発生してしまう。
そこで、給紙部の外周近傍に接続板を回転可能に取り付けておき、画像形成部を搭載した後に作業者が接続板を手で接続位置まで引き上げ、固定孔の位置に接続板を保持しながらビスで締結するという簡便な構造も提案されていた。
しかし、作業者は接続板を保持しながらビスでの締結作業を行う必要があり、接続板の取り付け位置や装置の設置位置、装置周囲の作業環境によっては十分な作業スペースが確保できないこともあり、さらなる作業性の向上が望まれていた。
特開2002−258562号公報 特開2002−217561号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡便な構造で給紙部と画像形成部とを接続固定でき、接続固定のための作業性も向上できる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、第一装置と、前記第一装置と重ねられる第二装置とを有し、前記第一装置または前記第二装置には、互いを接続して固定するための接続固定部材を備え、前記接続固定部材は、前記第一装置または前記第二装置の一方の装置に回転可能に設けられる本体部と、前記本体部に対して回動自在に設けられた接続部とを備えており、前記第一装置または前記第二装置の他方の装置に接触することで前記接続固定部材の前記接続部が接続位置まで回転移動し、前記接続部は、前記接続位置まで回転移動することによって、前記他方の装置に設けられた被接続部に接続され、前記接続固定部材の前記本体部に対して、前記被接続部と接続する前記接続位置と、前記被接続部との接続を解除する解除位置との間を前記回転移動の方向に回動自在に設けられていることを特徴とする。
このような本発明の画像形成装置では、一方の装置に備えられた接続固定部材が他方の装置と接触することで接続部が接続位置まで回転移動するため、作業者が接続固定部材を引き上げることや係止位置で保持する必要がなく、簡便な構造で接続固定でき作業性も向上する。
また、本発明の一実施態様では、前記接続固定部材は、前記第一装置と前記第二装置を接続した際に前記他方の装置と接触する接触部を有し、前記他方の装置と接触しない状態では、前記接触部は前記一方の装置から前記他方の装置方向に突出する位置にあり、前記接続部は前記一方の装置から前記他方の装置方向に突出しない位置にある。
また、本発明の一実施態様では、前記接続固定部材は、前記接続部を前記接続位置及び前記解除位置でそれぞれ位置規制するための規制部を備えている。
また、本発明の一実施態様では、前記接続部は、前記接続位置と前記解除位置との間を回動させるための操作部を備えている。
また、本発明の一実施態様では、前記被接続部は接続ピンであり、前記接続部は前記接続ピンに接続する接続レバーである。
また、本発明の一実施態様では、前記接続固定部材は、前記接触部と前記接続部との間に段差が形成されている。
また、本発明の一実施態様では、前記第一装置または前記第二装置には、互いを接続して固定するための第2接続固定部材を備え、前記第2接続固定部材は、前記第一装置または前記第二装置の一方の装置に回転可能に設けられており、前記第2接続固定部材が回転されることで前記第2接続固定部材の接続部が前記他方の装置の接続位置まで回転移動することを特徴とする。
また、本発明の一実施態様では、前記第2接続固定部材の接続部には、締結部材を挿入する孔が設けられている。
また、本発明の一実施態様では、前記一方の装置が前記第二装置であり、前記他方の装置が前記第一装置であり、前記第二装置上に前記第一装置が接続される。
上記課題を解決するために、本発明の給紙装置は、画像形成部を搭載し、前記画像形成部に対して用紙を供給するための給紙装置であって、前記画像形成部を接続して固定するための接続固定部材を備え、前記接続固定部材は、回転可能に設けられる本体部と、前記本体部に対して回動自在に設けられた接続部とを備えており、前記画像形成部に接触することで前記接続固定部材の前記接続部が前記画像形成部の接続位置まで回転移動し、前記接続部は、前記接続位置まで回転移動することによって、前記画像形成部に設けられた被接続部に接続され、前記接続固定部材の前記本体部に対して、前記被接続部と接続する前記接続位置と、前記被接続部との接続を解除する解除位置との間を前記回転移動の方向に回動自在に設けられていることを特徴とする。
このような本発明の給紙装置では、給紙装置に備えられた接続固定部材が画像形成部と接触することで接続部が接続位置まで回転移動するため、作業者が接続固定部材を引き上げることや係止位置で保持する必要がなく、簡便な構造で接続固定でき作業性も向上する。
本発明では、簡便な構造で第一装置と第二装置とを接続固定でき、接続固定のための作業性も向上できる画像形成装置及び給紙装置を提供することができる。
画像形成部を給紙デスク上に搭載する前の状態として、画像形成部と給紙デスクとを分離した様子を示す概略斜視図である。 位置決めピンを拡大して示す模式図である。 第1実施形態の接続固定部材を示す概略斜視図である。 画像形成部を給紙デスクに搭載する前の状態として、画像形成部を給紙デスク上に位置合わせする状態を拡大して示す模式斜視図である。 画像形成部を給紙デスク上に位置合わせして下降させ、接触部と干渉部とが接触した状態を拡大して示す模式斜視図である。 画像形成部を給紙デスク上に載置した状態を拡大して示す模式斜視図である。 給紙デスクの幅よりも画像形成部の幅が広い場合の接続固定動作を模式的に示す図である。 開閉カバーを装着する前の要部を示す概略斜視図である。 開閉カバーを装着した状態の要部を示す概略斜視図である。 図1の右側の丸で囲ったA部分を、画像形成装置側の給紙カセットと給紙デスク側の最上段の給紙カセットとを引き出した状態で拡大して示す模式斜視図である。 図1の右側の丸で囲ったA部分を、画像形成装置側の給紙カセットと給紙デスク側の最上段の給紙カセットとを引き出した状態で拡大して示す模式斜視図である。 第2実施形態の接続固定部材を示す概略斜視図である。 第3実施形態の接続固定部材を示す概略正面図である。 図13のB−B線断面図である。 第3実施形態の接続固定部材を示す概略正面図である。 画像形成部を給紙デスクに搭載する前の状態として、画像形成部を給紙デスク上に位置合わせした状態を拡大して示す模式斜視図である。 画像形成部を給紙デスク上に載置した状態を拡大して示す模式斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明が適用される画像形成装置を示す概略斜視図である。画像形成装置は画像形成部100及び給紙デスク(給紙部)200を備え、画像形成部100を給紙デスク200の位置決めピン201で位置決めをして載置し固定する。図1では、画像形成部100を給紙デスク200上に搭載する前の状態として、画像形成部100と給紙デスク200とを分離した様子を概略斜視図として示している。
画像形成部100は、用紙に画像を形成する画像形成装置の本体部分であり、画像読取装置により読み取られた原稿の画像又は外部から受信した画像データに応じて、所定の用紙に対して多色及び単色の画像を形成する。また、画像形成部100は、その下部に、1種類の用紙を保管するとともに、画像形成部100に対してその用紙を供給する1つの給紙カセット110を備えている。給紙デスク200上に搭載される装置には、給紙カセット110を備えた画像形成部100の他にも原稿の画像を読み取る原稿読取部や、原稿が載置される原稿載置台、自動原稿送り装置等を備えていてもよい。
画像形成部100は、露光ユニット、現像器、感光体ドラム、クリーナユニット、帯電器、中間転写ベルトユニット、定着ユニット及び2次転写ユニットを備える構成とされている。本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器、感光体ドラム、帯電器、クリーナユニットは、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
給紙デスク200は、複数種類の用紙を保管するとともに画像形成部100に対して用紙を供給する複数の給紙カセット210を備えた給紙装置である。給紙デスク200の上面には、搭載される画像形成部100に設けられた複数の位置決め孔(図示せず)に対応した位置に、複数の位置決めピン201が設けられている。この例では、位置決め孔と位置決めピン201とは、画像形成装置の奥側(図1では右側)の3箇所と手前側(図1では左側)の右隅の1箇所の計4箇所に設けられているが、設ける位置及び設ける個数についてはこれらに限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
図2は位置決めピン201を拡大して示す模式図である。図に示したように位置決めピン201は、給紙デスク200の画像形成部を搭載する面(搭載面)上に立設された突起状の部材である。位置決めピン201の形状は、搭載面から略垂直に立設された略円柱形状の下部201aと、下部201a上に連続して一体に形成された略円錐台形状の上部201bとを有する略柱状をなしている。下部201aの高さはh1であり、後述する接続固定部材の突出高さと略同一の高さに設定されている。下部201aの直径は、画像形成部100の位置決め孔の内径と略同一とされている。上部201bは下部201aの直径から縮径する略円錐台形状であり、その先端部の直径は位置決め孔よりも小さい。
給紙デスク200上に画像形成部100を搭載する際には、複数の位置決めピン201と位置決め孔とが対向するように画像形成部100を水平方向に移動させた後に画像形成部100を降下させる。このとき、位置決めピン201の上部201bは先細りの略円錐台形状であるため、位置決め孔の直径の範囲であればズレが許容される。位置決めピン201と位置決め孔とを位置合わせして画像形成部100を下降させると、上部201bから位置決め孔に挿入されていき、画像形成部100と給紙デスク200との間隔が上述した高さh1以下になると、下部201aが位置決め孔に到達して正確に位置決めされる。
図3は、本発明の画像形成装置における接続固定部材10を示す概略斜視図である。接続固定部材10は、給紙デスク200の外周近傍に回転可能に取り付けられ、画像形成部100と給紙デスク200とを接続し固定するための部材である。この接続固定部材10は、第1実施形態では図1に示すように、給紙デスク200のデスク筐体220の奥側近傍の左右両側面の2箇所にそれぞれ取り付けられている。また、第1実施形態では、これら接続固定部材10以外にも、デスク筐体220の手前側であって、最上段の給紙カセット210を引き出したときに露出する筐体前面の左右2箇所(図1に丸で囲ったA部分)に第2接続固定部材40がそれぞれ回転可能に取り付けられているが、これについては後述し、まず接続固定部材10について説明する。
接続固定部材10は、略平板状の板状部11に抜き打ち加工で支点孔12と締結孔13、バランス調整孔14,15が形成され、折り曲げ加工で接触部16、ガイド部17、段差部18が形成され、その外形は略J字形状とされている。接続固定部材10を構成する材料としては、例えば金属材料を用いることが好ましいが、所望の強度と加工性が確保できる材料であれば金属以外を用いてもよい。
板状部11は、段差部18を境界として、支点孔12が形成された領域は給紙デスク200に近い位置の取付面11aとなり、締結孔13が形成された領域が取付面よりも給紙デスク200から離間した位置の離間面11bとなっている。板状部11の外形は、図3に示したものに限定されないが、接触部16と支点孔12と締結孔13とを仮想線で結んだときに、くの字形状もしくはV字形状となるように配置される必要がある。
支点孔12は、段ビスで給紙デスク200に接続固定部材10を取り付けるための孔である。給紙デスク200の対応する位置に設けられた螺子孔に対して、段ビスを用いて接続固定部材10が取り付けられることで、接続固定部材10は段ビスを回転中心として回転可能な状態で給紙デスク200に取り付けられる。
締結孔13は、画像形成部100に設けられた後述する固定孔23(図4参照)に対して、固定ビス(図示せず)を用いて接続固定部材10を固定するための孔であり、本発明の係止部に相当している。画像形成部100には固定孔23を設けておき、給紙デスク200上に正確に位置合わせして搭載されて接続固定部材10が回転移動することで、締結孔13が固定孔23に対応する係止位置に移動する。
バランス調整孔14,15は、接続固定部材10の強度や大きさを保持しながら軽量化を図るために除去された孔である。バランス調整孔14,15を形成することで、支点孔12を回転中心とした接続固定部材10の重心位置とバランスを調整することができ、画像形成部100と接触する前後での接続固定部材10の配置を決定することができる。
接触部16は、板状部11の一方の先端において面内方向から略垂直方向に曲げ起こされた部位であり、板状部11の先端形状と類似した外形となるような曲面に加工されている。ガイド部17は、板状部11から所定の角度をもって給紙デスク200と反対側に曲げられたテーパー形状の部位であり、支点孔12を回転中心としたときに締結孔13よりも画像形成部100に近い側に設けられている。
段差部18は、板状部11の支点孔12が形成された領域と締結孔13が形成された領域との間に設けられたクランク形状の段差である。段差部18が形成されることで、取付面11aと離間面11bとの間に段差が形成され、これによって離間面11bと給紙デスク200との間に所定の距離を確保することができる。
図4は、画像形成部100を給紙デスク200に搭載する前の状態として、画像形成部100を給紙デスク200上に位置合わせする状態を拡大して示す模式斜視図である。給紙デスク200の側面上部近傍に設けられた螺子孔(図示せず)に支点孔12を合わせ、段ビス19を用いて接続固定部材10を取り付けている。給紙デスク200の側面にはストッパ20,21が設けられており、画像形成部100の底面には干渉部22が設けられ、画像形成部100の側面下部近傍には固定孔23が設けられている。
ストッパ20,21は、給紙デスク200の側面を構成する板の一部を側方に向けて立設させた部材であり、その高さは側面に取り付けられた接続固定部材10と干渉する程度である。ストッパ20は、図4に示したように給紙デスク200に画像形成部100が搭載される前の状態で、接続固定部材10と干渉して回転移動を規制している。ストッパ21は、給紙デスク200に画像形成部100が搭載された状態で、接続固定部材10と干渉して回転移動を規制する位置に形成されている。
干渉部22は、画像形成部100の底面を構成する部材の一部であり、給紙デスク200の側面に取り付けられた接続固定部材10の接触部16に干渉するように、対応する位置にまで給紙デスク200の側面よりも突出して設けられている。ここで、画像形成部100の側面と給紙デスク200の側面が側方向に対して略同一の平面である場合には、干渉部22は画像形成部100の側面から突出して設けられることになる。画像形成部100の側面が給紙デスク200の側面よりも外側に位置する場合には、画像形成部100の底面の一部を干渉部22としてよい。
固定孔23は、画像形成部100の側面に設けられた孔であり、孔の内部には螺子溝が形成されている。固定孔23の形成位置は、給紙デスク200に画像形成部100が搭載された状態で接続固定部材10の締結孔13が重なる位置である。
図4に示したように、給紙デスク200に画像形成部100が搭載される前の状態では、接続固定部材10は段ビス19で給紙デスク200の側面に取り付けられている。この状態の接続固定部材10は、段ビス19と支点孔12を回転中心として回転可能とされているが、その重量バランスによって取付面11aが上方に位置し、離間面11bが下方に位置する。また、ストッパ20が接続固定部材10と干渉して回転移動を規制している。このとき、取付面11aの先端である接触部16は、給紙デスク200の上面から突出しており、その突出高さはh2である(図5参照)。また、離間面11bは給紙デスク200の上面よりも下方に位置しており、締結孔13およびガイド部17も給紙デスク200の上面から突出せず下方に位置している。
図5は、画像形成部100を給紙デスク200上に位置合わせして下降させ、接触部16と干渉部22とが接触した状態を拡大して示す模式斜視図である。図に示すように、画像形成部100の底面と給紙デスク200の上面との距離がh2になった位置で、接触部16と干渉部22とが接触する。画像形成部100を距離h2の位置よりも下方に下降させると、ストッパ20で規制されていない方向に接触部16が押し下げられ、接続固定部材10は段ビス19を中心として取付面11aは下方向に回転移動し、離間面11bは上方向に回転移動を始める。
接触部16と干渉部22が接触した時点での画像形成部100の底面と給紙デスク200の上面との距離は、接触部16が給紙デスク200の上面から突出している高さh2と略同程度である。位置決めピン201の下部201aの高さh1と接触部16の突出高さh2とは、h1≧h2の関係としておくことが好ましい。h1≧h2であると、画像形成部100を位置合わせして降下させていく際に、位置決めピン201の下部201aが位置決め孔に到達してから接触部16が干渉部22と接触することになる。
位置決めピン201の下部201aの直径は位置決め孔の直径と略同一とされているため、h1≧h2の関係であれば、画像形成部100を正確に位置合わせしてから接触部16の押し下げによる接続固定部材10の回転移動が開始される。これにより、画像形成部100が正確に位置決めされるまでは接続固定部材10は回転移動せず、離間面11bが給紙デスク200の上面よりも上方に移動して画像形成部100に衝突することを防止できる。
図6は、画像形成部100を給紙デスク200上に載置した状態を拡大して示す模式斜視図である。画像形成部100が給紙デスク200上に載置された状態では、接触部16が干渉部22により押し下げられて、給紙デスク200の上面よりも下方にまで取付面11aが回転移動されている。それに伴って、支点孔12と段ビス19を回転中心として接続固定部材が回転移動され、離間面11bはガイド部17と締結孔13が給紙デスク200の上面よりも上方に位置している。このとき、ストッパ21は接続固定部材10が過度に回転することを規制するものであり、接続固定部材10の位置決めをするためのものではないため、ストッパ21は接続固定部材10に接触する必要はなく、所定の距離を確保して離間しておいてよい。
因みに、図6に示す状態において、画像形成部100を給紙デスク200から持ち上げると、接続固定部材10は、その重量バランスによって取付面11aが上方に回転移動して給紙デスク200の上面より上方に位置し、離間面11bが下方に回転移動して給紙デスク200の上面より下方に位置して、図4に示す状態に回動復帰する。
接続固定部材10の回転移動は、支点孔12と段ビス19を中心としたものであるから、離間面11bのうちガイド部17が最初に給紙デスク200の上面よりも上方に上昇してくる。ガイド部17は給紙デスク200とは反対側に折り曲げられているので、仮に画像形成部100と離間面11bとが干渉したとしても、段ビス19によって許容されている自由度の範囲内でテーパー形状に沿って微調整される。
図7は、給紙デスク200の幅よりも画像形成部100の幅が広い場合の接続固定動作を模式的に示す図である。図7では接続固定部材10の段差部18の機能を説明することを目的としているため、各部材の構造は簡略化して示している。
給紙デスク200よりも画像形成部100の幅が広い場合には、接続固定部材10の段差部18によって生じる取付面11aと離間面11bとの段差を、画像形成部100の幅に適合させた段差とする。図7左に示すように、画像形成部100を給紙デスク200上に載置する前には、接続固定部材10は段ビス19で回転可能に給紙デスク200の側面に取り付けられている。上述したように、画像形成部100を給紙デスク200上に載置すると接続固定部材10は回転移動するが、接続固定部材10には段差部18による段差が設けられているため、離間面11bを画像形成部100の側面よりも外側に位置させることができる。
図6に示したように、画像形成部100が給紙デスク200上に載置された状態では、接触部16が干渉部22に押し下げられて接続固定部材10が回転移動し、締結孔13と固定孔23が重なりあって係止位置に位置合わせされている。この状態で締結孔13を介して固定孔23に固定ビス24を螺合させ、接続固定部材10を画像形成部100の側面に固定する。このとき、締結孔13と固定孔23が重なり合っているため、作業者は接続固定部材10を保持しなくとも固定ビス24と工具をそれぞれ片手に持って作業を行うことができ、作業性が向上する。
この場合、図1及び図8、図9等に示すように、画像形成部100を収容する筐体120の側面には、固定孔23に対峙する部分(すなわち、係止位置にある接続固定部材10の締結孔13に対峙する部分)に開閉カバー121が装着されており、この開閉カバー121を開く(取り外す)ことで、固定孔23と接続固定部材10の締結孔13との重なり部分が筐体120のカバー開口部122を通じて外部から視認できるようになっている。従って、開閉カバー121を取り外した状態で、締結孔13を介して固定孔23に固定ビス24を螺合させ、接続固定部材10を画像形成部100の側面に固定した後、開閉カバー121を筐体120のカバー開口部122に再び装着することで、接続固定部材10の締結部分を閉塞することができる。なお、開閉カバー121をカバー開口部122に着脱可能に装着する構造については、例えば開閉カバー121に設けた爪をカバー開口部122の周縁部に弾性的に係止する等、従来周知の種々の装着構造を採用することが可能である。また、このような装着構造は備えず、単に固定ビス等で開閉カバー121を固定する構造や、係止爪と固定ビスとを組み合わせた装着構造等であってもよい。
接続固定部材10は、給紙デスク200の側面に段ビス19で回転可能に取り付けられるとともに、画像形成部100の側面に固定ビス24で固定されている。また、画像形成装置の内部では位置決めピン201が位置決め孔に挿入されている。これにより、給紙デスク200上での画像形成部100の水平方向への移動も垂直方向への移動も規制され、簡便な構造で給紙デスク200と画像形成部100とを接続固定できる。
図6では画像形成装置の一つの側面のみを示したが、隣り合う2つ以上の側面に同様の接続固定部材10を用いて固定することで、さらに確実に画像形成部100の垂直方向と水平方向への移動を規制して接続固定することができる。ここでは締結孔13を係止部として固定孔23に固定ビス24を締結する例を示したが、その他の機械的固定手段を係止部として用いてもよい。
また、第1実施形態では、デスク筐体220手前側であって、最上段の給紙カセット210を引き出したときに露出する筐体前面の左右2箇所(図1に丸で囲ったA部分)に第2接続固定部材40をそれぞれ回転可能に取り付けている。
図10及び図11は、図1の右側の丸で囲ったA部分を、画像形成部100側の給紙カセット110と給紙デスク200側の最上段の給紙カセット210とを引き出した状態で拡大して示す模式斜視図である。
第2接続固定部材40は、平板状の板状部41に抜き打ち加工で支点孔42と締結孔43とが形成され、その外形は略I字形状とされている。第2接続固定部材40を構成する材料としては、例えば金属材料を用いることが好ましいが、所望の強度と加工性が確保できる材料であれば金属以外を用いてもよい。
支点孔42は、段ビス45で給紙デスク200に第2接続固定部材40を取り付けるための孔である。給紙デスク200の対応する位置に設けられた螺子孔(図示せず)に対して、段ビス45を用いて第2接続固定部材40が取り付けられることで、第2接続固定部材40は段ビス45を回転中心として回転可能な状態で給紙デスク200に取り付けられている。
締結孔43は、画像形成部100に設けられた固定孔53に対して、固定ビス46を用いて第2接続固定部材40を固定するための孔である。図10に示すように、画像形成部100を給紙デスク200上に正確に位置合せして載置した状態において、第2接続固定部材40が回転移動することで、図11に示すように、締結孔43が固定孔53に対応する係止位置に移動する。
固定孔53は、給紙カセット110を引き出した状態の画像形成部100の正面に設けられた孔であり、孔の内部には螺子溝が形成されている。固定孔53の形成位置は、給紙デスク200に画像形成部100が搭載された状態で第2接続固定部材40を回転させたとき、第2接続固定部材40の締結孔43が重なる位置である。
ストッパ54,55は、デスク筐体220の前面を構成する板の一部を前方に向けて立設させた部材であり、その高さは前面に取り付けられた第2接続固定部材40と干渉する程度である。ストッパ54は、第2接続固定部材40自体の重量バランスにより傾倒した状態で、第2接続固定部材40と干渉して回転移動を規制している。ストッパ55は、第2接続固定部材40をストッパ54から離れる方向に回転移動させ、締結孔43を固定孔53の位置に合せたほぼ垂直状態で、第2接続固定部材40と干渉して回転移動を規制している。
図10に示すように、第2接続固定部材40がストッパ54に干渉して回転移動が規制されている状態では、第2接続固定部材40はその全体が給紙デスク200の上面よりも下方に位置している。
この状態において、画像形成部100を給紙デスク200上に載置し、第2接続固定部材40をストッパ54から離れる方向に回転移動させ、締結孔43を固定孔53の位置に合せると、図11に示すように、第2接続固定部材40はほぼ垂直の状態となる。そして、この状態で締結孔43を介して固定孔53に固定ビス46を螺合させ、第2接続固定部材40を画像形成部100の正面に固定する。このとき、第2接続固定部材40がほぼ垂直に起立した状態で締結孔43が固定孔53に重なり合っているため、作業者は第2接続固定部材40を保持しなくとも固定ビス46と工具をそれぞれ片手に持って作業を行うことができ、作業性が向上する。この後、引き出していた各給紙カセット110,210を閉めることで、第2接続固定部材40が閉塞(目隠し)される。
なお、デスク筐体220前面の左右2箇所設ける接続固定部材については、上記第2接続固定部材40の代わりに、デスク筐体220の側面に設けた接続固定部材10を設けて、側面と同じ接続構造とすることも可能である。
以上に述べたように、第1実施形態の画像形成装置では、簡便な構造で給紙デスク200と画像形成部100とを接続固定でき、接続固定のための作業性も向上できる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第2実施形態は接続固定部材の外形が第1実施形態と異なっている点を除き、第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略する。
図12は、第2実施形態の接続固定部材30を示す概略斜視図である。接続固定部材30は、略平板状の板状部31に抜き打ち加工で支点孔32と締結孔33、バランス調整孔35が形成され、折り曲げ加工で接触部36、ガイド部37、段差部38が形成されている。また、板状部31に段差部38が形成されることで、取付面31aと離間面31bとの間に段差が形成されている。接続固定部材30を構成する材料としては、例えば金属材料を用いることが好ましいが、所望の強度と加工性が確保できる材料であれば金属以外を用いてもよい。
第2実施形態では、接続固定部材30の外形が略L字形状とされ、取付面31aにはバランス調整孔35が形成されていない点が第1実施形態と異なっている。また、外形が異なるため、支点孔32と締結孔33、バランス調整孔35、接触部36、ガイド部37、段差部38の位置関係も第1実施形態と異なっている。
画像形成部100を給紙デスク200上に搭載していない状態での接続固定部材30の所望の配置を実現するために、接続固定部材30の外形や支点孔32と締結孔33、バランス調整孔35、接触部36、ガイド部37、段差部38の位置関係や数を設計する。
このように接続固定部材30の外形が異なる第2実施形態においても、給紙デスク200上に画像形成部100を載置する際の動作は同様である。したがって、第2実施形態の接続固定部材30を備える画像形成装置でも、簡便な構造で給紙デスク200と画像形成部100とを接続固定でき、接続固定のための作業性も向上できる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。第3実施形態は、接続固定部材の構成が第1実施形態と異なっている。すなわち、第1実施形態では、接続固定部材10は、給紙デスク200上に画像形成部100を載置後、締結孔13を介して固定孔23に固定ビス24を螺合させて固定する構造となっているが、第3実施形態では、給紙デスク200上に画像形成部100を載置するだけで、接続固定部材が画像形成部100に自動的にロックされる構造としている。ただし、ここで言うロックとは、完全に係合固定状態とすることではなく、抜けを防止する構造という意味でのロックである。
図13及び図15は、第3実施形態の接続固定部材60を示す概略正面図、図14は、図13のB−B線断面図である。
第3実施形態の接続固定部材60は、給紙デスク200に対して回転可能に取り付けられる本体部61と、本体部61に対して回動自在に設けられた接続部62とを備えている。
本体部61は、図3に示す第1実施形態の接続固定部材10の板状部11とほぼ同じ構成である。従って、本体部61の説明において、第1実施形態の接続固定部材10の板状部11と同じ構成部材については同符号を付すこととし、ここでは説明を省略する。
すなわち、本体部61は、離間面11b、取付面11a、支点孔12、バランス調整孔14,15、接触部16、ガイド部17、段差部18を備えており、締結孔13は備えていない。また、接続部62を備えていることから、バランス調整孔14,15等も無くすことができる。
そして、本体部61には、締結孔13の位置に螺子溝が形成された固定孔63(図14参照)が設けられ、固定孔63の周囲に係止突起部64が設けられている。固定孔63は、段ビスで本体部61の側面に接続部62を取り付けるための孔である。係止突起部64は、接続部62の回動動作を規制する規制部である。
一方、接続部62は、略平板状の板状部に抜き打ち加工で支点孔65(図14参照)が形成され、折り曲げ加工で操作部66が形成され、その外形は略鉤形形状(略逆L字形状)とされている。接続部62を構成する材料としては、例えば金属材料を用いることが好ましいが、所望の強度と加工性が確保できる材料であれば金属以外を用いてもよい。
より具体的に説明すると、接続部62は、一端部(基端部)側に支点孔65が形成された回動片62aと、回動片62aの他端部(先端部)側から横方向に延設された接続片(以下、接続レバーという。)62bとを備えている。操作部66は、回動片62aの他端部側であって接続レバー62bとは反対側の縁部を折り曲げて形成されている。また、回動片62aの一端部側には、支点孔65を中心とする周縁部の2箇所に切欠き状の係止凹部67,68が形成されている。係止凹部67,68は、本体部61の係止突起部64にいずれか一方の係止凹部67,68が係止することで、接続部62の回動動作を規制する。
本体部61に設けられた固定孔63に対して、段ビス69を用いて接続部62が取り付けられることで、接続部62は段ビス69を回動中心として回動可能な状態で本体部61に取り付けられる。また、段ビス69には、図14に示すように、接続部62と段ビス69の頭部69aとの間の軸部にコイルバネ70が圧縮状態で遊嵌されており、接続部62を本体部61側に押し付けるように常に付勢している。従って、接続部62は、コイルバネ70の圧縮力に対抗して、段ビス69の頭部69aの方向に若干移動可能な構成とされている。
接続部62は、図13及び図14に示す通常の状態では、係止突起部64に係止凹部67が係止した状態となっている。この状態が、後述する接続部62の接続位置に相当する。そして、この状態から操作部66を指で操作して図13中矢符R方向に接続部62を回動させると、接続部62は図15に示す状態まで回動し、係止突起部64に係止凹部68が係止した状態で回動が規制される。この状態が、後述する接続部62の解除位置に相当する。このとき、接続部62は、コイルバネ70の圧縮力に対抗して係止突起部64を乗り越えるように段ビス69の頭部69a方向に若干移動し、係止凹部68が係止突起部64の位置まで回動すると、コイルバネ70の付勢力によって接続部62が本体部61に接触する方向に移動して、係止凹部68が係止突起部64に嵌まり込んで係止される。なお、図15に示す状態(解除位置)から、図13に示す状態(接続位置)に回動させる場合も、上記とは逆の操作で回動させることができる。
図16は、画像形成部100を給紙デスク200に搭載する前の状態として、画像形成部100を給紙デスク200上に位置合わせした状態を拡大して示す模式斜視図である。給紙デスク200の側面上部近傍に設けられた螺子孔(図示せず)に支点孔12を合わせ、段ビス19を用いて接続固定部材60を取り付けている。なお、このときの接続固定部材60の本体部61と接続部62との状態は、図13に示す状態となっている。
給紙デスク200の側面にはストッパ20,21が設けられており、画像形成部100の底面には干渉部22が設けられ、画像形成部100の側面下部近傍には接続ピン(被接続部)25が設けられている。
ストッパ20,21及び干渉部22については、第1実施形態の図4〜図6等に示したものと同様であるのでここでは説明を省略する。また、図16には示されていないが、位置決めピン201についても、第1実施形態の図1及び図2に示したものと同様である。
接続ピン25は、画像形成部100の側面に設けられたピンである。接続ピン25の形成位置は、給紙デスク200に画像形成部100が搭載された状態で、接続固定部材60の接続レバー62bが接続ピン25の上部に対峙する位置である。この場合、接続レバー62bと接続ピン25とは接触する位置関係であってもよいが、必ずしも接触する必要はなく、若干の隙間を有していてもよい。すなわち、画像形成部100を給紙デスク200から持ち上げようとしたときに、接続ピン25が接続レバー62bに当接してそれ以上持ち上がらないようになっていればよい。
図16に示すように、画像形成部100の底面と給紙デスク200の上面との距離がh2になった位置で、接触部16と干渉部22とが接触する。画像形成部100を距離h2の位置よりも下方に下降させると、ストッパ20で規制されていない方向に接触部16が押し下げられ、接続固定部材60は段ビス19を中心として取付面11aは下方向に回転移動し、離間面11bが接続部62と共に上方向に回転移動を始める。
接触部16と干渉部22が接触した時点での画像形成部100の底面と給紙デスク200の上面との距離は、接触部16及び接続部62の接続レバー62bが給紙デスク200の上面から突出している高さh2と略同程度である。位置決めピン201の下部201aの高さh1と接触部16及び接続レバー62bの突出高さh2とは、h1≧h2の関係としておくことが好ましい。h1≧h2であると、画像形成部100を位置合わせして降下させていく際に、位置決めピン201の下部201aが位置決め孔に到達してから接触部16が干渉部22と接触し、接続部62が回動を開始することになる。
位置決めピン201の下部201aの直径は位置決め孔の直径と略同一とされているため、h1≧h2の関係であれば、画像形成部100を正確に位置合わせしてから接触部16の押し下げによる接続固定部材60の回転移動が開始される。これにより、画像形成部100が正確に位置決めされるまでは接続固定部材60は回転移動せず、接続固定部材60の接続部62が画像形成部100の底面に衝突することを防止できる。
図17は、画像形成部100を給紙デスク200上に載置した状態を拡大して示す模式斜視図である。画像形成部100が給紙デスク200上に載置された状態では、接触部16が干渉部22により押し下げられて、給紙デスク200の上面よりも下方にまで取付面11aが回転移動されている。それに伴って、支点孔12と段ビス19を回転中心として接続固定部材60が回転移動され、接続部62が上方に回転移動する。
図17に示したように、画像形成部100が給紙デスク200上に載置された状態では、接触部16が干渉部22に押し下げられて接続固定部材60が回転移動し、接続部62の接続レバー62bが接続ピン25の上部(すなわち、接続位置)まで移動する。これにより、接続レバー62bと接続ピン25とが上下に対峙し、画像形成部100が給紙デスク200から上方に持ち上げられた場合でも、接続ピン25が接続レバー62bに係止(接触)して、それ以上の持ち上げ(抜け)を防止する。
なお、図17に示す接続レバー62bが接続位置の状態から、操作部66を図中R方向に操作して、接続部62を回動させると、接続部62は図15に示す状態(解除位置)まで回動し、接続レバー62bが接続ピン25の上部から退避する。従って、この状態で画像形成部100を上方に持ち上げると、画像形成部100を給紙デスク200から簡単に取り外すことができる。なお、このような操作部66の操作は、図8と同様、開閉カバー121を取り外すことにより、筐体120のカバー開口部122を介して行うことができる。
因みに、図17に示す状態において、画像形成部100を給紙デスク200から持ち上げると、接続固定部材60は、その重量バランスにより図16に示す状態に回動復帰する。
第3実施形態では、画像形成部100を給紙デスク200上に載置するだけでよく、接続固定部材を固定ビスで固定するといった作業が不要であるので、作業性が向上する。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態について説明する。第1実施形態及び第3実施形態では、接続固定部材10,60を給紙デスク200の側面に回転可能に取り付けた例を示した。しかし、本発明は接続固定部材を取り付ける装置は限定されない。第4実施形態では接続固定部材10,60を画像形成部100の側面に取り付ける例を述べる。第1実施形態で図4〜図6を用いて説明した構造と天地反転したものとなるため、重複する説明と図示は省略する。
第4実施形態では、画像形成部100の側面下部近傍に設けられた螺子孔に支点孔12を合わせ、段ビス19を用いて接続固定部材10,60を回転可能に取り付ける。画像形成部100の側面にはストッパ20,21が設けられ、給紙デスク200の上面には干渉部22が設けられ、給紙デスク200の側面上部近傍には固定孔23が設けられる。
画像形成部100を給紙デスク200上に載置する前には、接触部16が画像形成部100の底面から突出した状態となる。画像形成部100を給紙デスク200上に位置決めして載置すると、干渉部22が接触部16を押し上げ、それに伴って接続固定部材10,60が回転移動して離間面11bが下方に移動する。その結果、接続固定部材10については、締結孔13が係止位置まで移動して固定孔23と重なりあう。この状態で締結孔13を介して固定孔23に固定ビス24を螺合させ、接続固定部材10を給紙デスク200の側面に固定する。一方、接続固定部材60については、接続レバー62bが接続位置まで移動して接続ピン25と対峙する。これにより、接続ピン25と接続レバー62bとの接続が自動的に行われる。ただし、ここでの接続は、上記したように抜けを防止するという意味での接続であり、接続ピン25と接続レバー62bとが実際に接触している必要はない。
したがって、第4実施形態の画像形成装置でも、簡便な構造で給紙デスク200と画像形成部100とを接続固定でき、接続固定のための作業性も向上できる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
10,30,60…接続固定部材
11,31…板状部
11a,31a…取付面
11b,31b…離間面
12,32…支点孔
13,33…締結孔
14,15,35…バランス調整孔
16,36…接触部
17,37…ガイド部
18,38…段差部
19…段ビス
20,21…ストッパ
22…干渉部
23…固定孔
24…固定ビス
25…接続ピン
40…第2接続固定部材
41…板状部
42…支点孔
43…締結孔
45…段ビス
46…固定ビス
53…固定孔
54,55…ストッパ
61…本体部
62…接続部
62a…回動片
62b…接続片(接続レバー)
63…固定孔
64…係止突起部(規制部)
65…支点孔
66…操作部
67,68…係止凹部(規制部)
69…段ビス
69a…頭部
70…コイルバネ
100…画像形成部
110…給紙カセット
120…筐体
121…開閉カバー
122…カバー開口部
200…給紙デスク(給紙部/給紙装置)
201…位置決めピン
201a…下部
201b…上部
210…給紙カセット
220…デスク筐体

Claims (10)

  1. 第一装置と、前記第一装置と重ねられる第二装置とを有し、
    前記第一装置または前記第二装置には、互いを接続して固定するための接続固定部材を備え、
    前記接続固定部材は、前記第一装置または前記第二装置の一方の装置に回転可能に設けられる本体部と、前記本体部に対して回動自在に設けられた接続部とを備えており、
    前記第一装置または前記第二装置の他方の装置に接触することで前記接続固定部材の前記接続部が接続位置まで回転移動し、
    前記接続部は、前記接続位置まで回転移動することによって、前記他方の装置に設けられた被接続部に接続され、前記接続固定部材の前記本体部に対して、前記被接続部と接続する前記接続位置と、前記被接続部との接続を解除する解除位置との間を前記回転移動の方向に回動自在に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記接続固定部材は、前記第一装置と前記第二装置を接続した際に前記他方の装置と接触する接触部を備え、
    前記他方の装置と接触しない状態では、前記接触部は前記一方の装置から前記他方の装置方向に突出する位置にあり、前記接続部は前記一方の装置から前記他方の装置方向に突出しない位置にあることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記接続固定部材は、前記接続部を前記接続位置及び前記解除位置でそれぞれ位置規制するための規制部を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記接続部は、前記接続位置と前記解除位置との間を回動させるための操作部を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項から請求項4までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記被接続部は接続ピンであり、前記接続部は前記接続ピンに接続する接続レバーであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記接続固定部材は、前記接触部と前記接続部との間に段差が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記第一装置または前記第二装置には、互いを接続して固定するための第2接続固定部材を備え、
    前記第2接続固定部材は、前記第一装置または前記第二装置の一方の装置に回転可能に設けられており、前記第2接続固定部材が回転されることで前記第2接続固定部材の接続
    部が前記他方の装置の接続位置まで回転移動することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    前記第2接続固定部材の接続部には、締結部材を挿入する孔が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記一方の装置が前記第二装置であり、前記他方の装置が前記第一装置であり、前記第二装置上に前記第一装置が接続されることを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成部を搭載し、前記画像形成部に対して用紙を供給するための給紙装置であって、
    前記画像形成部を接続して固定するための接続固定部材を備え、
    前記接続固定部材は、回転可能に設けられる本体部と、前記本体部に対して回動自在に設けられた接続部とを備えており、
    前記画像形成部に接触することで前記接続固定部材の前記接続部が前記画像形成部の接続位置まで回転移動し、
    前記接続部は、前記接続位置まで回転移動することによって、前記画像形成部に設けられた被接続部に接続され、前記接続固定部材の前記本体部に対して、前記被接続部と接続する前記接続位置と、前記被接続部との接続を解除する解除位置との間を前記回転移動の方向に回動自在に設けられていることを特徴とする給紙装置。
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