JP2016126260A - 画像形成装置ロック機構 - Google Patents

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戸松 義也
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Abstract

【課題】画像形成装置が載置部から落下することを抑制できる画像形成装置ロック機構を提供すること。【解決手段】プリンタロックユニット1に、トレイ収納部3と、トレイ収納部3上に載置されるプリンタ2とを備え、プリンタ2に、前後方向に互いに間隔を空けて配置される規制突起29および揺動部30を備え、トレイ収納部3に、前後方向にスライドするロック部材38と、ロック部材38を付勢するコイルばね40とを備える。また、ロック部材38に、規制部43と、揺動部30と接触する接触面42Aと、接触面42Aから連続して前方へ向かって上方に傾斜する傾斜面42Bとを備え、コイルばね40に、規制部43が規制突起29から離れるように、ロック部材38を後方に付勢させる。そして、規制部43を、プリンタ2が回動したときに、プリンタ2の回動支点を中心とした規制突起29の回動軌跡T内に配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置ロック機構に関し、詳しくは、画像形成装置が載置部にロックされる画像形成装置ロック機構に関する。
プリンタやファクシミリなどの画像形成装置を、所定の載置台上に配置する場合がある。このような場合、画像形成装置は、載置台に対して位置決めされる。
例えば、位置決め穴および位置決めガイド用切欠きを有するファクシミリを、位置決めピンおよび立設片を有し、ファクシミリに用紙を供給するオプション給紙ユニット上に載置することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、そのようなファクシミリは、位置決めガイド用切欠が立設片にガイドされ、位置決め穴が位置決めピンを受け入れることにより、オプション給紙ユニットに位置決めされる。
特開平9−251222号公報
しかるに、特許文献1に記載のファクシミリ、とりわけ、ファクシミリの上方部分に外部から力が加わると、ファクシミリが、オプション給紙ユニットとの接触部分を支点として回動する場合がある。
そうすると、オプション給紙ユニットの位置決めピンが、ファクシミリの位置決め穴から抜けてしまい、ファクシミリがオプション給紙ユニット上から落下してしまうという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、画像形成装置が載置部から落下することを抑制できる画像形成装置ロック機構を提供することにある。
(1)本発明の画像形成装置ロック機構は、載置部と、載置部上に載置される画像形成装置と、を備え、載置部および画像形成装置のいずれか一方は、上下方向と直交する第1方向に互いに間隔を空けて配置される第1突出部および第2突出部を備え、載置部および画像形成装置のいずれか他方は、第1方向においてスライドする第1ロック部材と、第1ロック部材を第1方向に付勢する第1付勢部材と、を備えている。第1ロック部材は、第1方向における第1ロック部材の一方に設けられる第1規制部と、第1方向における第1ロック部材の他方に設けられ、かつ、画像形成装置が載置部に載置された状態において、第2突出部と接触する第1接触部と、第1接触部から連続して、第1付勢部材の付勢方向と反対側へ向かって、上方に傾斜する第1傾斜部と、を備えている。第1付勢部材は、第1規制部が第1突出部から離れるように、第1ロック部材を第1方向の一方または他方に付勢する。第1規制部および第1突出部のいずれか一方は、画像形成装置が載置部に載置された状態において、画像形成装置が第1方向の他方に向かって回動したときに、画像形成装置の回動支点を中心とした第1規制部および第1突出部のいずれか他方の回動軌跡内に配置されている。
このような構成によれば、載置部および画像形成装置のいずれか一方が、第1突出部を備え、載置部および画像形成装置のいずれか他方が、第1ロック部材を備え、第1ロック部材の第1規制部および第1突出部のいずれか一方は、載置部に載置される画像形成装置が第1方向の他方に向かって回動したときに、画像形成装置の回動支点を中心とした第1規制部および第1突出部のいずれか他方の回動軌跡内に配置されている。
つまり、載置部に載置される画像形成装置が、第1方向の他方に向かって回動すると、第1ロック部材の第1規制部と、第1突出部とが当接する。
そのため、画像形成装置が、それ以上回動することを抑制でき、画像形成装置が載置部上から落下することを抑制できる。
また、画像形成装置を載置部上から離脱させる場合、画像形成装置を上方に向かって移動させる。すると、第1ロック部材の第1接触部と、第2突出部との接触が解消される。これによって、第1ロック部材は、第1付勢部材の付勢力により、第1規制部が第1突出部から離れるようにスライドする。そのため、画像形成装置を載置部上から離脱させるときに、第1規制部と第1突出部とが干渉することを抑制でき、画像形成装置の載置部からの円滑な離脱を確保することができる。
一方、画像形成装置を載置部上に載置する場合、画像形成装置を、第1ロック部材の第1傾斜部と第2突出部とが接触するように、載置部に対して上方から近づける。すると、第1ロック部材は、第1傾斜部と第2突出部との接触により押圧されて、第1付勢部材の付勢力に抗して、第1規制部が第1突出部に近づくようにスライドする。
そして、画像形成装置がさらに下方に移動されると、第1傾斜部と第1接触部とは連続しているので、第1傾斜部と第2突出部との接触が解消された後、第1接触部と第2突出部とが接触する。
これによって、第1ロック部材が所定の位置に配置され、画像形成装置が載置部上に載置される。
つまり、画像形成装置を載置部上に載置するときに、画像形成装置が載置部に対して第1方向にずれても、第1傾斜部と第2突出部とが接触すれば、画像形成装置のずれが許容されるので、画像形成装置の載置部に対する円滑な載置を確保することができる。
また、第1ロック部材は、画像形成装置が載置部上に載置されるときに、第1規制部が第1突出部に近づくようにスライドするので、第1規制部と第1突出部とが干渉することを抑制できながら、画像形成装置が載置部に載置された状態で、第1規制部と第1突出部とを互いに近傍に配置することができる。
(2)載置部および画像形成装置のいずれか一方は、載置部および画像形成装置のいずれか一方に対して、第1突出部および第2突出部の反対側に配置され、第1方向に互いに間隔を空けて配置される第3突出部および第4突出部を備え、載置部および画像形成装置のいずれか他方は、載置部および画像形成装置のいずれか他方に対して、第1ロック部材の反対側に配置され、第1方向においてスライドする第2ロック部材と、第2ロック部材を第1方向に付勢する第2付勢部材と、を備えていてもよい。
この場合、第2ロック部材は、第1方向における第2ロック部材の他方に設けられる第2規制部と、第1方向における第2ロック部材の一方に設けられ、かつ、画像形成装置が載置部に載置された状態において、第4突出部と接触する第2接触部と、第2接触部から連続して、第2付勢部材の付勢方向と反対側へ向かって、上方に傾斜する第2傾斜部と、を備えている。第2付勢部材は、第2規制部が第3突出部から離れるように、第2ロック部材を第1方向の一方または他方に付勢している。第2規制部および前記第3突出部のいずれか一方は、画像形成装置が載置部に載置された状態において、画像形成装置が第1方向の一方に向かって回動したときに、画像形成装置の回動支点を中心とした第2規制部および前記第3突出部のいずれか他方の回動軌跡内に配置される。第1ロック部材と第2ロック部材とは、第1方向における向きが互いに反対となるように配置されている。
このような構成によれば、第2ロック部材が、載置部および画像形成装置のいずれか他方に対して、第1ロック部材の反対側に配置され、第1ロック部材に対して、第1方向における向きが反対となるように配置されている。
そのため、画像形成装置の載置部からの円滑な離脱および画像形成装置の載置部に対する円滑な載置を確保することができながら、載置部に載置される画像形成装置が、第1方向の一方に向かって回動すると、第2ロック部材の第2規制部と、第3突出部とが当接する。
そのため、画像形成装置が、それ以上回動することを抑制でき、画像形成装置が載置部上から落下することを確実に抑制できる。
(3)第1ロック部材は、第1突出部と第2突出部との間に配置されていてもよい。この場合、第1規制部は、第1突出部に対して、第1方向の他方に間隔を空けて配置され、第1接触部は、上下方向に延びる接触面を有している。
このような構成によれば、第1ロック部材が、第1突出部と第2突出部との間に配置され、第1接触部の接触面が第2突出部に接触しているので、載置部に載置される画像形成装置が第1方向の他方に向かって回動すると、接触面は第2突出部により第1方向の一方に向かって押圧される。
これにより、第1ロック部材は、第1付勢部材の付勢力に抗して、第1規制部が第1突出部に近づくようにスライドする。そのため、画像形成装置が第1方向の他方に向かって回動したときに、第1規制部と第1突出部とを確実に当接させることができる。
(4)第1ロック部材は、第1突出部よりも上方に配置され、第1方向において第1規制部から第1突出部へ向かって突出する凸部を備えていてもよい。
このような構成によれば、凸部が、第1規制部から第1突出部へ向かって突出しているので、画像形成装置が第1方向の他方に向かって回動したときに、第1ロック部材の第1規制部および凸部を、第1突出部に引っ掛かるように係合させることができる。そのため、画像形成装置が載置部上から落下することをより一層確実に抑制できる。
(5)凸部は、画像形成装置が載置部に載置された状態において、上下方向から見たときに、第1突出部と重ならないように配置されている。
このような構成によれば、凸部は、上下方向から見たときに、第1突出部と重ならないように配置されているので、画像形成装置を載置部上から離脱させるときに、より確実に凸部と第1突出部とが干渉することを抑制でき、画像形成装置の載置部からの離脱作業が、より容易になる。
(6)画像形成装置は、装置本体を備え、第1ロック部材は、画像形成装置が載置部に載置された状態において、上下方向および第1方向の両方向に直交する第2方向において、装置本体よりも外方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、第1ロック部材が、第2方向において、装置本体よりも外方に配置されているので、第1ロック部材が、装置本体内に配置される場合と比較して、装置本体の第2方向の小型化を図ることができる。
(7)画像形成装置ロック機構は、第1ロック部材を覆うカバー部材をさらに備えていてもよい。この場合、カバー部材は、載置部に支持され、第2方向から見て、装置本体と重なる部分を有している。
このような構成によれば、カバー部材が、第2方向から見て、装置本体と重なる部分を有しているので、装置本体が第2方向に移動することを規制でき、画像形成装置が、第2方向において、載置部上から落下することを抑制できる。
(8)第2突出部は、上下方向において、載置部および画像形成装置のいずれか一方よりも第1ロック部材側に突出していてもよい。
このような構成によれば、第2突出部が、載置部および画像形成装置のいずれか一方よりも第1ロック部材側に突出しているので、画像形成装置を載置部上に配置するときに、第2突出部と、第1ロック部材の第1傾斜部とを確実に接触させることができ、第1ロック部材を、第1規制部が第1突出部に近づくように確実にスライドさせることができる。
(9)第1突出部および第2突出部は、画像形成装置に備えられ、第1ロック部材は、載置部に備えられていてもよい。この場合、第2突出部は、上下方向に移動するように構成され、画像形成装置は、第2突出部を下方に向かって付勢する第3付勢部材をさらに備え、第3付勢部材の付勢力は、第1付勢部材の付勢力よりも大きい。
このような構成によれば、第2突出部は、画像形成装置よりも第1ロック部材側、つまり、画像形成装置から下方に突出しており、上下方向に移動するように構成されている。
そのため、画像形成装置が、例えば、床や机などに設置された場合、画像形成装置から下方に突出する第2突出部は、床などと接触することにより、上方に向かって退避する。そのため、第2突出部が、画像形成装置から下方に突出していても、画像形成装置の設置の邪魔になることを抑制できる。
また、第2突出部を付勢する第3付勢部材の付勢力は、第1付勢部材の付勢力よりも大きいので、第2突出部が、第1ロック部材の第1傾斜部と接触したときに、第1ロック部材を、第1規制部が第1突出部に近づくように確実に押圧できる。
(10)画像形成装置は、装置本体を備え、装置本体は、シートを収容し、装置本体から引き出し可能に装着されるシートトレイを備えていてもよい。この場合、シートトレイは、第1方向に沿って移動可能に構成される。
このような構成によれば、シートトレイが、第1方向に沿って移動可能であり、第1ロック部材が第1方向にスライドするので、シートトレイと第1ロック部材とを、第1方向と交差する方向に並ぶように配置できる。そのため、第1ロック部材が、シートトレイの配置の邪魔となることを抑制できる。
(11)載置部は、シートを収容するシートトレイが、上下方向に重なるように複数収納するシートトレイ収納部材であってもよい。
このような構成によれば、シートトレイ収納部材は、シートトレイを複数収納するので、上下方向の高さが高くなってしまう。このようなシートトレイ収納部材に画像形成装置を載置した場合、画像形成装置が落下したときの衝撃が大きくなるが、シートトレイ収納部材および画像形成装置のいずれか一方が、第1突出部および第2突出部を備え、いずれか他方が、第1ロック部材を備えるので、画像形成装置の落下をより防止することができる。
(12)載置部および画像形成装置のいずれか一方は、画像形成装置を、載置部に位置決めするための位置決め部を備え、載置部および画像形成装置のいずれか他方は、位置決め部を受ける位置決め受部を備えていてもよい。
このような構成によれば、位置決め受部に位置決め部を受けさせることにより、載置部および画像形成装置の相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
本発明の画像形成装置ロック機構では、画像形成装置が載置部から落下することを抑制できる。
図1は、本発明の画像形成装置ロック機構の第1実施形態であるプリンタロックユニットを、左前方から見た斜視図である。 図2は、図1に示すプリンタロックユニットの左側面図を示す。 図3は、図1に示すプリンタロックユニットの右側面図を示す。 図4は、図2に示すプリンタロックユニットの左側面図であって、プリンタが後方に向かって回動した状態を示す。 図5Aは、図2に示すプリンタロックユニットの左側面図であって、プリンタがトレイ収容部から離脱する途中の状態を示す。図5Bは、図5Aに続いて、プリンタがトレイ収容部から離脱した状態を示す。 図6は、図2に示すプリンタロックユニットの左側面図であって、カバー部材を備える状態を示す。 図7は、図5Bに示すプリンタを床面に配置した状態を示す。 図8Aは、本発明の画像形成装置ロック機構の第2実施形態であるプリンタロックユニットの左側面図である。図8Bは、図8Aに示すプリンタロックユニットの左側面図であって、プリンタがトレイ収容部から離脱される途中の状態を示す。 図9Aは、本発明の画像形成装置ロック機構の第3実施形態であるプリンタロックユニットの左側面図である。図9Bは、図9Aに示すプリンタロックユニットの左側面図であって、プリンタがトレイ収容部から離脱された状態を示す。 図10Aは、本発明の画像形成装置ロック機構の第4実施形態であるプリンタロックユニットの左側面図である。図10Bは、本発明の画像形成装置ロック機構の第5実施形態であるプリンタロックユニットの左側面図である。図10Cは、本発明の画像形成装置ロック機構の第6実施形態であるプリンタロックユニットの左側面図である。
1.第1実施形態
画像形成装置ロック機構の一例としてのプリンタロックユニット1は、図1および図2に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ2と、載置部およびシートトレイ収納部材の一例としてのトレイ収納部3と、ロック機構4とを備えている。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタロックユニット1を水平に載置した状態を基準として、図2における紙面右方を前方とし、図1における紙面左方を後方とする。また、プリンタ2を前方から見たときを左右の基準とし、図1の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。また、図2の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。すなわち、前後方向および左右方向のそれぞれが水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。具体的には、各図に示す方向矢印を基準とする。
また、前後方向が第1方向の一例であり、前方が第1方向の一方、後方が第1方向の他方である。また、左右方向が第2方向の一例であり、左方が第2方向の一方、右方が第2方向の他方である。
(1)プリンタ
プリンタ2は、図2に示すように、トレイ収納部3上に載置されている。プリンタ2は、装置本体の一例としての本体ケーシング5と、図示しない画像形成部とを備えている。
本体ケーシング5は、図1に示すように、略ボックス形状を有しており、1対の側壁6と、前壁7と、底壁8と、上壁9と、後壁10とを有している。
1対の側壁6は、本体ケーシング5の左右両端部のそれぞれであって、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。なお、1対の側壁6のそれぞれを区別する場合、左方の側壁6を左側壁6Aとし、右方の側壁6を右側壁6Bとする。
1対の側壁6のそれぞれは、側面視略矩形の板形状を有しており、凹部11を有している。
凹部11は、側壁6の下端部における前後方向略中央に配置されている。凹部11は、前後方向に延びる側面視略矩形状を有しており、側壁6の左右方向外面から内方に向かって凹んでいる。また、凹部11は、下方に向かって開放されている。
なお、詳しくは後述するが、1対の側壁6のそれぞれは、ロック機構4の係合ユニット25を支持している。
前壁7は、1対の側壁6の前端部を連結しており、正面視略矩形の板形状を有している。前壁7は、第1開口部12と、第2開口部13と、フロントカバー14とを備えている。
第1開口部12は、前壁7の上方部分に配置されている。第1開口部12は、左右方向に延びる正面視略矩形形状を有しており、前壁7を前後方向に貫通している。
第2開口部13は、第1開口部12の下方に間隔を空けて配置されている。第2開口部13は、左右方向に延びる正面視略矩形形状を有しており、前壁7を前後方向に貫通している。
フロントカバー14は、図2に示すように、その下端部を支点として、第1開口部12を閉鎖する閉鎖位置(図2の実線参照)と、第1開口部12を開放する開放位置(図2の仮想線参照)との間を揺動するように構成されている。
底壁8は、図1に示すように、1対の側壁6の下端部を連結しており、底面視略矩形の板形状を有している。底壁8の前端部は、前壁7の下端部に連結されている。底壁8は、位置決め受部の一例としての位置決め穴16と、コネクタ挿入口17とを有している。
位置決め穴16は、複数、具体的には、4つ備えられており、底壁8の底面視における四隅のそれぞれに1つずつ配置されている。位置決め穴16は、底面視略円形形状を有しており、底壁8の下面から上方に向かって凹んでいる。
コネクタ挿入口17は、底壁8の左後方部分に配置されており、左方の凹部11と左後方の位置決め穴16との前後方向の間に配置されている。コネクタ挿入口17は、底面視略矩形形状を有しており、底壁8の下面から上方に向かって凹んでいる。なお、コネクタ挿入口17は、図示しない画像形成部に電気的に接続されている。
上壁9は、図2に示すように、1対の側壁6の上端部を連結しており、平面視略矩形の板状を有している。上壁9の前端部は、前壁7の上端部に連結されている。後壁10は、1対の側壁6の後端部を連結しており、背面視略矩形の板状を有している。後壁10の下端部は、底壁8の後端部に連結され、後壁10の上端部は、上壁9の上端部に連結されている。
また、本体ケーシング5は、シートトレイの一例としての第1給紙トレイ15を備えている。第1給紙トレイ15は、上方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、シートの一例としての用紙を収容するように構成されている。そして、第1給紙トレイ15は、第2開口部13を介して、本体ケーシング5内の下端部に装着される装着位置(図2の実線参照)と、本体ケーシング5から引き出される引出位置(図2の仮想線参照)との間を前後方向に沿って移動可能である。
図示しない画像形成部は、本体ケーシング5内において、装着位置にある第1給紙トレイ15の上方に配置されている。なお、図示しないが、画像形成部は、トナーを収容するカートリッジを有しており、カートリッジは、第1開口部12を介して、本体ケーシング5に着脱される。
そして、図示しない画像形成部は、第1給紙トレイ15から、各種ローラの駆動により供給される用紙に画像を形成するように構成されている。
(2)トレイ収容部
トレイ収納部3は、プリンタ2の下方に配置されており、プリンタ2を下方から支持している。トレイ収納部3は、図1に示すように、収容部本体18と、シートトレイの一例としての第2給紙トレイ19と、プリンタ支持部20とを備えている。
収容部本体18は、上下方向に延びる略ボックス形状を有している。収容部本体18の前後方向寸法は、本体ケーシング5の前後方向寸法と略同じであり、収容部本体18の左右方向寸法は、本体ケーシング5の左右方向寸法と略同じである。
また、収容部本体18は、トレイ開口18Aを有している。
トレイ開口18Aは、収容部本体18の前壁において、上下方向に間隔を空けて複数、具体的には、3つ配置されている。トレイ開口18Aは、左右方向に延びる正面視略矩形形状を有しており。収容部本体18の前壁を前後方向に貫通している。
第2給紙トレイ19は、複数のトレイ開口18Aのそれぞれに対応して、複数、具体的には、3つ備えられている。複数の第2給紙トレイ19のそれぞれは、第1給紙トレイ15と同様に、上方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、用紙を収容するように構成されている。そして、複数の第2給紙トレイ19のそれぞれは、対応するトレイ開口18Aを介して、収容部本体18に引き出し可能に装着されている。これによって、複数の第2給紙トレイ19は、上下方向に重なるように、収容部本体18に収納されている。
なお、詳しくは後述するが、収容部本体18の左右両側壁のそれぞれは、ロック機構4のロックユニット26を支持している。
プリンタ支持部20は、収容部本体18の上面に配置されており、台座21と、位置決め部の一例としての位置決め軸22と、コネクタ23とを備えている。台座21は、平面視において、収容部本体18の上壁よりも一回り小さい矩形の板状を有している。
位置決め軸22は、複数の位置決め穴16のそれぞれに対応して、複数、具体的には、4つ備えられており、台座21の平面視における四隅に1つずつ配置されている。位置決め軸22は、上下方向に延びる略円柱形状を有しており、台座21から上方に向かって突出している。
コネクタ23は、コネクタ挿入口17に対応しており、台座21の上面における左端部の前後方向略中央に配置されている。コネクタ23は、上下方向に延びる略角柱形状を有しており、台座21から上方に向かって突出している。
そして、プリンタ2がトレイ収納部3上に載置される状態において、台座21が本体ケーシング5の底壁8に下方から接触し、複数の位置決め軸22のそれぞれが、対応する位置決め穴16に受け入れられる。これによって、プリンタ2は、トレイ収納部3に位置決めされている。
また、コネクタ23は、コネクタ挿入口17に挿入され、コネクタ挿入口17と電気的に接続される。これによって、プリンタ2とトレイ収納部3とは、コネクタ23およびコネクタ挿入口17を介して、互いに電気的に接続されている。
(3)ロック機構
ロック機構4は、図2および図3に示すように、複数、具体的には、2つ備えられており、プリンタロックユニット1の左右両側のそれぞれに1つずつ配置されている。2つのロック機構4のそれぞれは、図2、図3および図6に示すように、左右方向から見て、プリンタ2およびトレイ収納部3と重なるように、プリンタロックユニット1の上下方向略中央に配置されている。
なお、2つのロック機構4において、左方のロック機構4と、右方のロック機構4とは、前後の向きが互いに反対となるように配置されているが、互いに同様の構成を有している。そのため、左方のロック機構4を詳述し、右方のロック機構4の説明を省略する。そして、以下の説明において、左方のロック機構4を単にロック機構4と記載する。
ロック機構4は、図2および図6に示すように、係合ユニット25と、ロックユニット26と、カバー部材27とを備えている。
係合ユニット25は、左側壁6Aの左面における下端部に配置されており、左側壁6Aに支持されている。つまり、第1実施形態では、プリンタ2が、係合ユニット25を備えている。係合ユニット25は、第1突出部の一例としての規制突起29と、第2突出部の一例としての揺動部30とを備えている。
規制突起29は、左側壁6Aの左面における前下端部に配置されており、凹部11よりも前方に配置されている。規制突起29は、左右方向に延びる略角柱形状を有しており、左側壁6Aから左方に向かって突出している。また、規制突起29の下面は、底壁8の下面と面一である。
揺動部30は、左側壁6Aの左面における後下端部に配置されており、凹部11よりも後方に配置されている。つまり、揺動部30は、規制突起29に対して、後方に間隔を空けて配置されている。揺動部30は、揺動軸32と、ストッパ33と、揺動部材31と、第3付勢部材の一例としてのコイルばね34とを備えている。
揺動軸32は、図1および図2に示すように、左右方向に延びる略円柱形状を有している。そして、揺動軸32の右端部は、左側壁6Aの後下端部に固定されている。
ストッパ33は、揺動軸32の下方に間隔を空けて配置されている。ストッパ33は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、左側壁6Aから左方に向かって突出している。
揺動部材31は、側面視略L字の板形状を有しており、軸連結部31Aと、延設部31Bとを一体に有している。
軸連結部31Aは、前後方向に延びる側面視略矩形形状を有している。
延設部31Bは、上下方向に延びる側面視略矩形形状を有しており、軸連結部31Aの前端部から連続して下方に向かって延びている。また、延設部31Bの前下端部は、前上方および後下方を結ぶ方向に切り欠かれており、延設部31Bは、切欠面31Cを有している。
切欠面31Cは、延設部31Bの下面の前端部から連続して、前方に向かうにつれて上方に傾斜するように延び、延設部31Bの前面の下端部に接続されている。
そして、揺動部材31は、軸連結部31Aの後端部が揺動軸32に相対回転可能に支持されることにより、揺動軸32を支点として揺動するように構成されている。
コイルばね34は、上下方向に延びており、軸連結部31Aの前端部に対して上方に配置されている。そして、コイルばね34は、圧縮状態で、コイルばね34の下端部が軸連結部31Aの前端部に対して上方から接触するように、左側壁6Aに支持されている。
これによって、揺動部材31の軸連結部31Aは、コイルばね34の付勢力により、下方に向かって付勢されている。そのため、揺動部材31は、延設部31Bがストッパ33に対して前方から接触する突出位置に配置されている。揺動部材31が突出位置にある状態において、延設部31Bの下方部分は、プリンタ2よりも下方、すなわち、ロックユニット26側に突出している。
ロックユニット26は、収容部本体18の左面における上端部に配置されており、ガイド軸39と、第1ロック部材の一例としてのロック部材38と、第1付勢部材の一例としてのコイルばね40とを備えている。なお、揺動部材31を付勢するコイルばね34の付勢力は、ロック部材38を付勢するコイルばね40の付勢力よりも大きい。
ガイド軸39は、前後方向に互いに間隔を空けて複数、具体的には、2つ配置されている。複数のガイド軸39のそれぞれは、図1に示すように、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、収容部本体18の左面から左方に向かって突出している。
ロック部材38は、図2に示すように、本体ケーシング5よりも左右方向の外方に配置されており、規制突起29と揺動部30との前後方向の間に配置されている。ロック部材38は、側面視略L字の板形状を有しており、本体部42と、第1規制部の一例としての規制部43とを一体に有している。
本体部42は、前後方向に延びる側面視略矩形形状を有しており、ガイド穴44を有している。
ガイド穴44は、複数のガイド軸39のそれぞれに対応しており、前後方向に互いに間隔を空けて複数、具体的には、2つ配置されている。複数のガイド穴44のそれぞれは、前後方向に延びる側面視略矩形形状を有しており、本体部42を左右方向に貫通している。ガイド穴44の上下方向の寸法は、ガイド軸39の外径と略同じである。
また、2つのガイド穴44は、前後方向の寸法が互いに異なり、2つのガイド穴44のうち、前方のガイド穴44の前後方向寸法が、後方のガイド穴44の前後方向寸法よりも長い。
また、本体部42の後上端部は、前上方および後下方を結ぶ方向に切り欠かれており、本体部42は、第1接触部の一例としての接触面42Aと、第1傾斜部の一例としての傾斜面42Bとを有している。
接触面42Aは、本体部42の後端面であって、上下方向に沿って延びている。つまり、接触面42Aは、ロック部材38の後端部に設けられている。
傾斜面42Bは、接触面42Aの上端部から連続して、前方に向かうにつれて上方に傾斜するように延びており、本体部42の上面の後端部に接続されている。
規制部43は、ロック部材38の前端部に設けられており、本体部42の前端部と連続している。規制部43は、側面視略鉤形状を有しており、延長部47と、凸部48とを一体に有している。
延長部47は、上下方向に延びる側面視略矩形形状を有しており、本体部42の前端部から連続して、上方に向かって延びている。
凸部48は、延長部47の前面における上端部に配置されている。凸部48は、前方に向かう頂部を有する側面視略三角形形状を有しており、延長部47から前方に向かって突出している。
そして、ロック部材38は、複数のガイド穴44のそれぞれに対応するガイド軸39が1つずつ挿通されることにより、収容部本体18に支持されており、ガイド穴44が対応するガイド軸39にガイドされることにより、前後方向に沿ってスライド移動可能である。
コイルばね40は、前後方向に延びており、前方のガイド穴44内において、ガイド軸39の後方に配置されている。そして、コイルばね40は、圧縮状態で、コイルばね40の前端部がガイド軸39に対して後方から接触し、コイルばね40の後端部がガイド穴44の後面に対して前方から接触するように、ガイド軸39とガイド穴44の後面との間に配置されている。
これによって、ロック部材38は、コイルばね40の付勢力により、常には、後方に向かって付勢されている。そのため、ロック部材38は、図2の状態において、常には、本体部42の接触面42Aが揺動部材31の延設部31Bの前面に対して前方から接触するロック位置に配置されている。
ロック部材38がロック位置にある状態において、複数のガイド軸39のそれぞれは、対応するガイド穴44の前後方向略中央に配置され、規制部43は、規制突起29に対して後方に間隔を空けて配置されている。
より詳しくは、規制部43の延長部47は、前後方向から見たときに、規制突起29と重なるように、規制突起29に対して後方に間隔を空けて配置されている。また、規制部43の凸部48は、上下方向から見たときに、規制突起29と重ならないように、規制突起29に対して後上方に間隔を空けて配置されている。つまり、凸部48は、規制突起29へ向かって突出している。
また、凸部48は、ロック部材38がロック位置にある状態において、規制突起29が、台座21の後端部と本体ケーシング5の底壁8の後端部との接触部分Aを中心として回転したときの、規制突起29の回動軌跡Tに対して僅かに後方に配置されている。
カバー部材27は、図6に示すように、係合ユニット25およびロックユニット26を左方から一括して覆うように、収容部本体18の左側壁に固定されている。
カバー部材27は、プレート50と、周側壁51とを一体に有している。プレート50は、上方に向かって開放される略U字の板形形状を有しており、第1部分50Aと、第2部分50Bとを一体に有している。
第1部分50Aは、前後方向に延びる側面視略矩形の板形状を有しており、図2および図6に示すように、ロック部材38の本体部42、および、揺動部材31の延設部31Bの下方部分に対して左方に間隔を空けて配置されている。
第2部分50Bは、側面視略矩形形状を有しており、第1部分50Aの前後両端部のそれぞれから、上方に向かって突出している。第2部分50Bは、左右方向から見て、プリンタ2の本体ケーシング5と重なっている。
また、2つの第2部分50Bのうち、前方の第2部分50Bは、ロック部材38の規制部43に対して左方に間隔を空けて配置されている。
周側壁51は、プレート50の全周端縁から左右方向の内方に向かって突出している。
なお、本体ケーシング5の凹部11の少なくとも一部は、左右方向から見て、第1部分50Aよりも上方、かつ、2つの第2部分50Bの間に配置されている。また、図示しないが、周側壁51の上壁のうち、上方から見て規制突起29および揺動部30と重なる部分は、切り欠かれている。
右方のロック機構4は、図3に示すように、左方のロック機構4に対して、前後方向における向きが反対となるように配置されている。
より詳しくは、右方のロック機構4において、規制突起29は、第3突出部の一例として対応し、右側壁6Bの右面における後下端部に配置されており、揺動部30は、第4突出部の一例として対応し、規制突起29に対して前方に間隔を空けて配置されている。
つまり、右方のロック機構4の規制突起29および揺動部30は、プリンタ2に対して、左方のロック機構4の規制突起29および揺動部30の反対側に配置されている。
また、右方のロック機構4のロック部材38(以下、右方のロック部材38とする。)は、第2ロック部材の一例として対応し、収容部本体18の右面に配置されている。つまり、右方のロック部材38は、収容部本体18に対して、左方のロック部材38の反対側に配置されている。そして、右方のロック部材38は、左方のロック部材38に対して前後方向における向きが互いに反対となるように配置されている。
具体的には、右方のロック部材38において、規制部43は、第2規制部の一例として対応し、ロック部材38の後端部に設けられており、接触面42Aは、第2接触部の一例として対応し、本体部42の前端面であって、ロック部材38の前端部に設けられている。また、右方のロック部材38において、傾斜面42Bは、第2傾斜部の一例として対応し、接触面42Aの上端部から連続して、後方に向かうにつれて上方に傾斜するように延びており、本体部42の上面の前端部に接続されている。
そして、右方のロック部材38は、複数のガイド穴44のそれぞれに対応するガイド軸39が1つずつ挿通されることにより、収容部本体18に支持されており、前後方向に沿ってスライド移動可能である。
また、右方のロック機構4のコイルばね40は、第2付勢部材の一例として対応し、後方のガイド穴44内において、圧縮状態で、ガイド軸39の前方に配置されている。これによって、右方のロック部材38は、コイルばね40の付勢力により、常には、前方に向かって付勢されている。そのため、右方のロック部材38は、常には、本体部42の接触面42Aが揺動部材31の延設部31Bの後面に対して後方から接触するロック位置に配置されている。
(4)プリンタの落下抑制動作
次に、図3および図4を参照して、プリンタ2のトレイ収納部3からの落下抑制動作について説明する。
プリンタロックユニット1において、プリンタ2の上端部に前方から力が加わると、プリンタ2は、台座21の後端部と本体ケーシング5の底壁8の後端部との接触部分Aを回動支点として、後方に向かって、左側面視反時計回り方向に回動する。
この場合、2つのロック機構4のうち、左方のロック機構4により、プリンタ2のトレイ収納部3からの落下が抑制される。そのため、以下では、左方のロック機構4の動作を説明する。
プリンタ2が左側面視反時計回り方向に回動すると、規制突起29および揺動部材31のそれぞれは、プリンタ2の回動に伴って、接触部分Aを回転中心として、左側面視反時計回り方向に回動する。
これによって、規制突起29が、後上方に向かって移動するとともに、揺動部材31の延設部31Bの下方部分が、前方に向かって移動し、ロック部材38の接触面42Aを前方に向かって押圧する。
すると、ロック部材38は、ロック位置から、コイルばね40の付勢力に抗して、前方、つまり、規制突起29の回動軌跡Tに向かってスライドする。
そして、トレイ収納部3の位置決め軸22が、対応する位置決め穴16(図1参照)から離脱する前に、規制突起29が、規制部43の凸部48の前端部に当接する。つまり、規制部43の凸部48の前端部は、プリンタ2が回動したときに、規制突起29の回動軌跡T内に配置されている。なお、規制突起29の回動軌跡T内とは、規制突起29が接触部分Aを中心として回転したときの、規制突起29の前端部の回動軌跡と、規制突起29の後端部の回動軌跡との間の領域である。
これによって、プリンタ2の上端部に前方から力が加わっても、プリンタ2の回動が規制され、プリンタ2のトレイ収納部3からの落下が抑制される。
一方、プリンタ2の上端部の後方から力が加わると、図3に示すように、プリンタ2は、台座21の前端部と本体ケーシング5の底壁8の前端部との接触部分Bを回動支点として、前方に向かって、右側面視反時計回り方向に回動する。
この場合、2つのロック機構4のうち、右方のロック機構4が、上記した左方のロック機構4と同様に機能し、プリンタ2のトレイ収納部3からの落下が抑制される。
これによって、プリンタ2の上端部に後方から力が加わっても、プリンタ2の回動が規制されて、プリンタ2のトレイ収納部3からの落下が抑制される。
(5)プリンタの離脱および載置動作
次に、図5Aおよび図5Bを参照して、プリンタ2のトレイ収納部3のプリンタ支持部20からの離脱および載置動作について説明する。なお、図5Aおよび図5Bでは、カバー部材27の図示を省略している。
プリンタ2をプリンタ支持部20から離脱させるには、図5Aに示すように、ユーザが凹部11に指を入れ、プリンタ2を上方に向かって移動させる。
すると、規制突起29および揺動部材31のそれぞれが、プリンタ2の移動に伴って、上方に向かって移動する。これによって、揺動部材31の延設部31Bの前面と、ロック部材38の接触面42Aとの接触が解消された後、延設部31Bの切欠面31Cと、ロック部材38の傾斜面42Bとが摺擦する。
このとき、ロック部材38は、ロック位置から、コイルばね40の付勢力により、規制部43が規制突起29から離れるように後方に向かって移動する。
そして、プリンタ2がさらに上方に向かって移動されると、延設部31Bの切欠面31Cと、ロック部材38の傾斜面42Bとの摺擦が解消されるとともに、規制突起29が、規制部43の凸部48の前方を通過する。
以上によって、図1に示すように、プリンタ2の位置決め穴16から、トレイ収納部3の位置決め軸22が離脱し、プリンタ2が、トレイ収納部3から離脱される。
このようなプリンタ2を、図7に示すように、床面Fなどに設置すると、揺動部30の揺動部材31が床面Fと接触する。
このとき、揺動部材31は、突出位置から、コイルばね34の付勢力に抗して、左側面視反時計回りに回動し、揺動部材31の全体が左右方向から見て本体ケーシング5と重なる退避位置に配置される。つまり、揺動部材31は、前上方に向かって移動する。
一方、プリンタ2が床面Fから持ち上げられ、揺動部材31と床面Fとの接触が解消されると、揺動部材31は、コイルばね34の付勢力により、退避位置から、左側面視時計回り方向に回動して、再度突出位置に配置される。
次に、プリンタ2のトレイ収納部3に対する載置動作を説明する。
プリンタ2をトレイ収納部3に載置するには、上記したプリンタ2のトレイ収納部3からの離脱動作と逆の手順に操作する。
具体的には、プリンタ2を、図5Bに示すように、突出位置にある揺動部材31の切欠面31Cが、対応するロック部材38の傾斜面42Bに接触するように、トレイ収納部3のプリンタ支持部20に対して上方から近づける。
そして、プリンタ2をさらに下方に向かって移動させると、揺動部材31の切欠面31Cが、図5Aに示すように、対応するロック部材38の傾斜面42Bに接触し、揺動部材31の切欠面31Cが、ロック部材38を前方に向かって押圧する。
このとき、揺動部材31を付勢するコイルばね34の付勢力は、ロック部材38を付勢するコイルばね40の付勢力よりも大きいので、ロック部材38は、コイルばね40の付勢力に抗して、前方に向かって移動する。
その後、プリンタ2がさらに下方に向かって移動すると、図2に示すように、揺動部材31の切欠面31Cと、ロック部材38の傾斜面42Bとの接触が解消されて、揺動部材31の延設部31Bの前面が接触面42Aの後方に到達して接触する。これによって、ロック部材38は、ロック位置に配置される。
このとき、位置決め穴16(図1参照)が対応する位置決め軸22を受け入れるとともに、コネクタ挿入口17(図1参照)が、コネクタ23を受け入れる。
以上によって、プリンタ2が、トレイ収納部3のプリンタ支持部20に載置される。
2.作用効果
(1)プリンタロックユニット1では、図2に示すように、プリンタ2が規制突起29を備え、トレイ収納部3がロック部材38を備えている。そして、ロック部材38の規制部43は、図4に示すように、トレイ収納部3に載置されるプリンタ2が後方に向かって回動したときに、プリンタ2の回動支点Aを中心とした規制突起29の回動軌跡T内に配置されている。
つまり、トレイ収納部3に載置されるプリンタ2が、後方に向かって回動すると、ロック部材38の規制部43と、規制突起29とが当接する。
そのため、プリンタ2が、それ以上回動することを抑制でき、プリンタ2がトレイ収納部3上から落下することを抑制できる。
また、プリンタ2をトレイ収納部3上から離脱させる場合、図5Aおよび図5Bに示すように、プリンタ2を上方に向かって移動させる。すると、ロック部材38の接触面42Aと、揺動部材31の延設部31Bとの接触が解消される。これによって、ロック部材38は、コイルばね40の付勢力により、規制部43が規制突起29から離れるようにスライドする。そのため、プリンタ2をトレイ収納部3上から離脱させるときに、規制部43と規制突起29とが干渉することを抑制でき、プリンタ2のトレイ収納部3からの円滑な離脱を確保することができる。
一方、プリンタ2をトレイ収納部3上に載置する場合、図5Aに示すように、プリンタ2を、ロック部材38の傾斜面42Bと揺動部30とが接触するように、トレイ収納部3に対して上方から近づける。すると、ロック部材38は、傾斜面42Bと延設部31Bとの接触により押圧されて、コイルばね40の付勢力に抗して、規制部43が規制突起29に近づくようにスライドする。
そして、プリンタ2がさらに下方に移動されると、図2に示すように、傾斜面42Bと延設部31Bの切欠面31Cとの接触が解消された後、接触面42Aと延設部31Bの前面とが接触する。これによって、ロック部材38が所定の位置に配置され、プリンタ2がトレイ収納部3上に載置される。
つまり、プリンタ2をトレイ収納部3上に載置するときに、プリンタ2がトレイ収納部3に対して前後方向にずれても、ロック部材38の傾斜面42Bと、延設部31Bの切欠面31Cとが接触すれば、プリンタ2のずれが許容される。そのため、プリンタ2のトレイ収納部3に対する円滑な載置を確保することができる。
また、ロック部材38は、プリンタ2がトレイ収納部3上に載置されるときに、規制部43が規制突起29に近づくようにスライドする。そのため、規制部43と規制突起29とが干渉することを抑制できながら、プリンタ2がトレイ収納部3に載置された状態で、規制部43と規制突起29とを互いに近傍に配置することができる。
(2)右方のロック機構4のロック部材38は、図2および図3に示すように、トレイ収納部3に対して、左方のロック機構4のロック部材38の反対側に配置され、左方のロック機構4のロック部材38に対して、前後方向における向きが反対となるように配置されている。
そのため、プリンタ2のトレイ収納部3からの円滑な離脱およびプリンタ2のトレイ収納部3に対する円滑な載置を確保することができながら、トレイ収納部3に載置されるプリンタ2が、前方に向かって回動すると、右方のロック機構4において、ロック部材38の規制部43と、係合ユニット25の規制突起29とが当接する。
そのため、プリンタ2が、それ以上回動することを抑制でき、プリンタ2がトレイ収納部3上から落下することを確実に抑制できる。
(3)ロック部材38は、図2に示すように、規制突起29と揺動部30との間に配置され、ロック部材38の接触面42Aが揺動部材31の延設部31Bに接触している。そのため、トレイ収納部3に載置されるプリンタ2が後方に向かって回動すると、ロック部材38の接触面42Aは、図4に示すように、延設部31Bにより前方に向かって押圧される。
これにより、ロック部材38は、コイルばね40の付勢力に抗して、規制部43が規制突起29に近づくようにスライドする。そのため、プリンタ2が後方に向かって回動したときに、規制部43と規制突起29とを確実に当接させることができる。
(4)凸部48は、図2に示すように、ロック部材38がロック位置にある状態において、延長部47から規制突起29へ向かって突出している。そのため、図4に示すように、プリンタ2が後方に向かって回動したときに、ロック部材38の規制部43および凸部48を、規制突起29に引っ掛かるように係合させることができる。その結果、プリンタ2がトレイ収納部3上から落下することをより一層確実に抑制できる。
(5)凸部48は、図2に示すように、上下方向から見たときに、規制突起29と重ならないように配置されている。そのため、図5Aに示すように、プリンタ2をトレイ収納部3上から離脱させるときに、より確実に凸部48と規制突起29とが干渉することを抑制でき、プリンタ2のトレイ収納部3からの離脱作業が、より容易になる。
(6)ロック部材38は、図1に示すように、本体ケーシング5に対して、左右方向の外方に配置されている。そのため、ロック部材38が、本体ケーシング5内に配置される場合と比較して、本体ケーシング5の左右方向の小型化を図ることができる。
(7)カバー部材27は、図6に示すように、左右方向から見て、本体ケーシング5と重なる第2部分50Bを有している。そのため、本体ケーシング5が左右方向に移動することを規制でき、プリンタ2が、左右方向において、トレイ収納部3上から落下することを抑制できる。
(8)揺動部材31の延設部31Bは、図2に示すように、プリンタ2よりもロック部材38側に突出している。そのため、図5Aに示すように、プリンタ2をトレイ収納部3上に配置するときに、揺動部材31の延設部31Bと、ロック部材38の傾斜面42Bとを確実に接触させることができ、ロック部材38を、規制部43が規制突起29に近づくように確実にスライドさせることができる。
(9)揺動部材31は、図7に示すように、揺動軸32を支点として回動するように構成されている。そのため、プリンタ2が床面Fなどに設置された場合、プリンタ2から下方に突出する揺動部材31が、床面Fと接触すると、揺動部材31が回動して、延設部31Bが前上方に向かって退避する。そのため、延設部31Bが、プリンタ2から下方に突出していても、プリンタ2の設置の邪魔になることを抑制できる。
また、揺動部材31を付勢するコイルばね34の付勢力は、図5Aに示すように、延設部31Bがロック部材38の傾斜面42Bと接触したときに、ロック部材38を付勢するコイルばね40の付勢力よりも大きい。そのため、ロック部材38を、規制部43が規制突起29に近づくように確実に押圧できる。
(10)第1給紙トレイ15は、図2に示すように、前後方向に沿って移動可能であり、ロック部材38は、前後方向にスライドする。そのため、第1給紙トレイ15とロック部材38とを、左右方向に並ぶように配置できる。その結果、ロック部材38が、第1給紙トレイ15の配置の邪魔となることを抑制できる。
(11)トレイ収納部3は、図1に示すように、用紙を収容する第2給紙トレイ19を、上下方向に重なるように複数収納している。そのため、トレイ収納部3は、上下方向の高さが高くなってしまう。このようなトレイ収納部3にプリンタ2を載置した場合、プリンタ2が落下したときの衝撃が大きくなるが、プリンタロックユニット1がロック機構4を備えるので、プリンタ2の落下をより防止することができる。
また、プリンタ2の下方において、プリンタ2の画像形成に使用される用紙を複数収納できる。そのため、プリンタ2に対する用紙の供給の円滑化を図ることができる。
(12)図1に示すように、プリンタ2の位置決め穴16に、トレイ収納部3の位置決め軸22を受けさせることにより、トレイ収納部3およびプリンタ2の相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
3.第2実施形態
次に、図8Aおよび図8Bを参照して、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、規制部43の凸部48は、図2に示すように、上下方向から見たときに、規制突起29と重ならないように配置されているが、これに限定されない。
第2実施形態では、規制部43の凸部48は、図8Aに示すように、上下方向から見たときに、規制突起29と重なるように配置されている。
このような第2実施形態では、下記式(1)の関係を満たしている。
式(1):
X×tanθ<Y−Z (1)
X:凸部48の前端部と、規制突起29の後端部との前後方向の間の間隔
Y:凸部48の下端部と、規制突起29の上端部との上下方向の間の間隔
Z:切欠面31Cの上端部と、傾斜面42Bの下端部との上下方向の間隔
θ:前後方向に対する傾斜面42Bの傾斜角度
このような第2実施形態において、凸部48と規制突起29とは、第1実施形態と比較してより近傍に配置されているので、トレイ収納部3に載置されるプリンタ2が、後方に向かって回動したときに、規制部43と規制突起29とをより一層確実に当接させることができる。そのため、プリンタ2のそれ以上の回動を確実に抑制でき、プリンタ2がトレイ収納部3上から落下することを確実に抑制できる。
また、プリンタ2を、図8Bに示すように、第1実施形態と同様にして、トレイ収納部3から離脱させると、規制突起29が、規制部43の凸部48と接触することなく、凸部48の前方を通過する。
そのため、このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
4.第3実施形態
次に、図9Aおよび図9Bを参照して、本発明の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態および第2実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、係合ユニット25は、図2に示すように、揺動部30を備え、ロックユニット26は、ロック部材38を備えているが、第3実施形態では、図9Aに示すように、係合ユニット25は、揺動部30に代えて、第2突出部の一例としての角柱部62を備え、ロックユニット26は、ロック部材38に代えて、第1ロック部材の一例としてのロック部材63を備えている。
角柱部62は、左側壁6Aの左面における後下端部に配置されており、規制突起29に対して、後方に間隔を空けて配置されている。角柱部62は、上下方向に延びる略角柱形状を有している。そして、角柱部62は、角柱部62の右面における上方部分が、左側壁6Aの左面に接続されることにより、左側壁6Aに支持されている。これによって、角柱部62の下方部分は、プリンタ2よりも下方に突出している。
なお、角柱部62は、左側壁6Aに固定されていてもよく、左側壁6Aに対して上下方向に移動可能に構成されていてもよい。
ロック部材63は、本体部64と、第1接触部の一例としての接触部65と、第1規制部の一例としての規制部66とを一体に有している。
本体部64は、前後方向に延びる側面視略矩形形状を有している。
接触部65は、ロック部材63の後端部に設けられている。接触部65は、本体部64の後端部から上方に向かって突出しており、接触面65Aと、第1傾斜面の一例としての傾斜面65Bとを有している。
接触面65Aは、接触部65の前端面であって、上下方向に沿って延びている。
傾斜面65Bは、接触面65Aの上端部から連続して、後方に向かうにつれて上方に傾斜しており、接触部65の後面の上端部に接続されている。
規制部66は、ロック部材63の前端部に設けられている。規制部66は、本体部64の前端部から上方に向かって突出しており、延長部67と、凸部68とを有している。
延長部67は、上下方向に延びる側面視略矩形形状を有しており、本体部64の前端部から連続して、上方に向かって延びている。
凸部68は、延長部67の後面における上端部に配置されている。凸部68は、後方に向かう頂部を有する側面視略三角形形状を有しており、延長部67から後方に向かって突出している。
そして、ロック部材63は、接触部65が、角柱部62に対して後方に配置され、規制部66の延長部67が、規制突起29に対して前方に配置されるように、収容部本体18に支持されている。
また、ロック部材63は、図示しないが、コイルばね40により、常には、前方に向かって付勢されている。そのため、接触部65の接触面65Aは、角柱部62の後面における下端部に対して後方から接触している。
このような第3実施形態においても、プリンタ2が、後方に向かって回動すると、規制突起29が、規制部66の凸部68に当接する。そのため、プリンタ2のそれ以上の回動を抑制でき、プリンタ2がトレイ収納部3上から落下することを抑制できる。
また、プリンタ2をトレイ収納部3から離脱させるために、プリンタ2を上方に移動させると、角柱部62と接触面65Aとの接触が解消される。すると、ロック部材63は、図示しないコイルばね40の付勢力により、規制部66が規制突起29から離れるように前方に移動する。
そして、プリンタ2がさらに上方に移動されると、規制突起29は、凸部68と接触することなく、凸部68の後方を通過する。
つまり、第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
5.第4実施形態〜第6実施形態
次に、図10A〜図10Cを参照して、本発明の第4実施形態〜第6実施形態を説明する。なお、第4実施形態〜第6実施形態において、上記した第1実施形態〜第3実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、図2に示すように、ロック部材38は、上下方向に延びる接触面42Aを有しているが、ロック部材38は、接触面42Aを有していなくてもよい。
第4実施形態では、図10Aに示すように、ロック部材38の傾斜面42Bの後端部は、本体部42の下面の後端部と連続している。この場合、傾斜面42Bと本体部42の下面との連続部分が、第1接触部として対応する。
また、第1実施形態では、図2に示すように、ロック部材38は、収容部本体18の左面に配置されているが、収容部本体18の配置は特に限定されず、第5実施形態では、ロック部材38は、収容部本体18の上面に配置されている。
また、第1実施形態では、図2に示すように、プリンタ2が、係合ユニット25を備え、トレイ収納部3が、ロックユニット26を備えているが、これに限定されず、第6実施形態では、プリンタ2が、ロックユニット26を備え、トレイ収納部3が、係合ユニット25を備えている。
この場合、ロックユニット26および係合ユニット25のそれぞれは、第1実施形態に対して、上下および前後が反対となるように配置されている。
このような第4実施形態〜第6実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
6.変形例
第1実施形態では、プリンタ2が位置決め穴16を有し、トレイ収納部3が位置決め軸22を有しているが、これに限定されず、プリンタ2が、位置決め軸22を有し、トレイ収納部3が位置決め穴16を有していてもよい。
また、第1実施形態では、規制部43が、延長部47および凸部48を有しているが、これに限定されず、延長部47が、プリンタ2が回動したときに、規制突起29と当接するように配置されていれば、規制部43は、凸部48を有していなくともよい。
また、第1実施形態では、複数の第2給紙トレイ19を備えるトレイ収納部3が、載置部に対応するが、載置部は、第2給紙トレイ19を備えていないプリンタ載置台であってもよい。
これらによっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、このような第1実施形態〜第6実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 プリンタロックユニット
2 プリンタ
3 トレイ収納部
5 本体ケーシング
16 位置決め穴
27 カバー部材
29 規制突起
30 揺動部
38 ロック部材
42A 接触面
42B 傾斜面
43 規制部
62 突出部
63 ロック部材
65 接触部
65A 接触面
65B 傾斜面
66 規制部

Claims (12)

  1. 載置部と、
    前記載置部上に載置される画像形成装置と、を備え、
    前記載置部および前記画像形成装置のいずれか一方は、上下方向と直交する第1方向に互いに間隔を空けて配置される第1突出部および第2突出部を備え、
    前記載置部および前記画像形成装置のいずれか他方は、
    前記第1方向においてスライドする第1ロック部材と、
    前記第1ロック部材を前記第1方向に付勢する第1付勢部材と、を備え、
    前記第1ロック部材は、
    前記第1方向における前記第1ロック部材の一方に設けられる第1規制部と、
    前記第1方向における前記第1ロック部材の他方に設けられ、かつ、前記画像形成装置が前記載置部に載置された状態において、前記第2突出部と接触する第1接触部と、
    前記第1接触部から連続して、前記第1付勢部材の付勢方向と反対側へ向かって、上方に傾斜する第1傾斜部と、を備え、
    前記第1付勢部材は、前記第1規制部が前記第1突出部から離れるように、前記第1ロック部材を前記第1方向の一方または他方に付勢し、
    前記第1規制部および前記第1突出部のいずれか一方は、前記画像形成装置が前記載置部に載置された状態において、前記画像形成装置が前記第1方向の他方に向かって回動したときに、前記画像形成装置の回動支点を中心とした前記第1規制部および前記第1突出部のいずれか他方の回動軌跡内に配置されていることを特徴とする、画像形成装置ロック機構。
  2. 前記載置部および前記画像形成装置のいずれか一方は、前記載置部および前記画像形成装置のいずれか一方に対して、前記第1突出部および前記第2突出部の反対側に配置され、前記第1方向に互いに間隔を空けて配置される第3突出部および第4突出部を備え、
    前記載置部および前記画像形成装置のいずれか他方は、
    前記載置部および前記画像形成装置のいずれか他方に対して、前記第1ロック部材の反対側に配置され、前記第1方向においてスライドする第2ロック部材と、
    前記第2ロック部材を前記第1方向に付勢する第2付勢部材と、を備え、
    前記第2ロック部材は、
    前記第1方向における前記第2ロック部材の他方に設けられる第2規制部と、
    前記第1方向における前記第2ロック部材の一方に設けられ、かつ、前記画像形成装置が前記載置部に載置された状態において、前記第4突出部と接触する第2接触部と、
    前記第2接触部から連続して、前記第2付勢部材の付勢方向と反対側へ向かって、上方に傾斜する第2傾斜部と、を備え、
    前記第2付勢部材は、前記第2規制部が前記第3突出部から離れるように、前記第2ロック部材を前記第1方向の一方または他方に付勢し、
    前記第2規制部および前記第3突出部のいずれか一方は、前記画像形成装置が前記載置部に載置された状態において、前記画像形成装置が前記第1方向の一方に向かって回動したときに、前記画像形成装置の回動支点を中心とした前記第2規制部および前記第3突出部のいずれか他方の回動軌跡内に配置され、
    前記第1ロック部材と前記第2ロック部材とは、前記第1方向における向きが互いに反対となるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置ロック機構。
  3. 前記第1ロック部材は、前記第1突出部と前記第2突出部との間に配置され、
    前記第1規制部は、前記第1突出部に対して、前記第1方向に間隔を空けて配置され、
    前記第1接触部は、上下方向に延びる接触面を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置ロック機構。
  4. 前記第1ロック部材は、前記第1突出部よりも上方に配置され、前記第1方向において前記第1規制部から前記第1突出部へ向かって突出する凸部を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置ロック機構。
  5. 前記凸部は、前記画像形成装置が前記載置部に載置された状態において、上下方向から見たときに、前記第1突出部と重ならないように配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置ロック機構。
  6. 前記画像形成装置は、装置本体を備え、
    前記第1ロック部材は、前記画像形成装置が前記載置部に載置された状態において、上下方向および前記第1方向の両方向に直交する第2方向において、前記装置本体よりも外方に配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置ロック機構。
  7. 前記第1ロック部材を覆うカバー部材をさらに備え、
    前記カバー部材は、
    前記載置部に支持され、
    前記第2方向から見て、前記装置本体と重なる部分を有していることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置ロック機構。
  8. 前記第2突出部は、上下方向において、前記載置部および前記画像形成装置のいずれか一方よりも前記第1ロック部材側に突出していることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置ロック機構。
  9. 前記第1突出部および前記第2突出部は、前記画像形成装置に備えられ、
    前記第1ロック部材は、前記載置部に備えられ、
    前記第2突出部は、上下方向に移動するように構成され、
    前記画像形成装置は、前記第2突出部を下方に向かって付勢する第3付勢部材をさらに備え、
    前記第3付勢部材の付勢力は、前記第1付勢部材の付勢力よりも大きいことを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置ロック機構。
  10. 前記画像形成装置は、装置本体を備え、
    前記装置本体は、シートを収容し、前記装置本体から引き出し可能に装着されるシートトレイを備え、
    前記シートトレイは、前記第1方向に沿って移動可能に構成されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置ロック機構。
  11. 前記載置部は、シートを収容するシートトレイが、上下方向に重なるように複数収納するシートトレイ収納部材であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置ロック機構。
  12. 前記載置部および前記画像形成装置のいずれか一方は、前記画像形成装置を、前記載置部に位置決めするための位置決め部を備え、
    前記載置部および前記画像形成装置のいずれか他方は、前記位置決め部を受ける位置決め受部を備えていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置ロック機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112614613A (zh) * 2020-12-10 2021-04-06 李兴 一种抗剪切自复原的耐压型电缆

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