JP2019144466A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】胴内排出型の画像形成装置において排出トレイに排出されるシートの積載性を向上させる技術を提供する。【解決手段】画像形成装置11は、排出されるシートSを支持する排出トレイ6が上面に設けられ、シートSに画像を形成する画像形成部を収容する下筐体2を備える。また画像形成装置11は、下筐体2の上方に設けられ画像を読み取る画像読取部と、画像読取部を下筐体2に対して支持し排出トレイ6に排出されたシートSを取り出すための開口部35を形成する脚部32、33とを有する上筐体3を備える。また画像形成装置11は、上筐体3に設けられ画像形成装置の操作を行うための操作部4と、操作部4に変位可能に支持され、排出トレイ6に排出されたシートSと接触可能な位置に設けられシートSを規制する規制部7とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、胴内排出型の画像形成装置に関する。
従来から画像形成装置の上面にシートを排出する排出トレイを設け、排出トレイの上方にシートの排出空間を介して画像読取装置が配置された、いわゆる胴内排出型の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置においては、一般的に画像読取装置の前部にタッチパネル等を備えた操作部が設けられている(特許文献1参照)。
上記のような電子写真方式の画像形成装置においては、画像が形成されたシートは定着部の熱等によってカールしやすく、排出トレイに排出されたシートはカールした状態で積載されることがある。この場合、先に排出されたカールしたシートがシート排出口前を塞ぐように盛り上がるので、続いて排出されるシートの排出が妨げられて座屈したり、先に排出されたシートが続いて排出されるシートに押されて排出トレイから落下したりすることがある。
また、排出されるシートがカールしていない場合でも、シート同士の摩擦力によって先に排出されたシートが続いて排出されるシートによって排出トレイから押し出されることがある。そこで、排出されたシートが排出トレイから落下しないように、積載性を向上させることが求められている。このような排出トレイの積載性の問題については、電子写真方式の画像形成装置以外のインクジェット方式の画像形成装置であっても同様に起きる可能性がある。
本発明は、胴内排出型の画像形成装置において排出トレイに排出されるシートの積載性を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置(11、12、13)は、排出されるシート(S)を支持する排出トレイ(6)が上面に設けられ、シート(S)に画像を形成する画像形成部を収容する下筐体(2)と、下筐体(2)の上方に設けられ画像を読み取る画像読取部と、画像読取部を下筐体(2)に対して支持し排出トレイ(6)に排出されたシート(S)を取り出すための開口部(35)を形成する脚部(32、33)とを有する上筐体(3)と、上筐体(3)に設けられ画像形成装置の操作を行うための操作部(4)と、操作部(4)に変位可能に支持され、排出トレイ(6)に排出されたシート(S)と接触可能な位置に設けられシート(S)を規制する規制部(71、72、73)とを備える。
上記の構成によれば、排出トレイ(6)に排出されたシート(S)の先端部が当接する位置に規制部(71)を設けると、規制部(71)は、先に排出されたシート(S)が続いて排出されるシート(S)に押されて排出トレイ(6)から落下することを抑制する。また、排出トレイ(6)に排出されたシート(S)の上面が当接する位置に規制部(72、73)を設けると、規制部(72、73)は、カールしたシート(S)を押さえることで続いて排出されるシート(S)の排出が妨げられることを抑制する。
本発明によれば、規制部が排出トレイに排出されたシートに接触することにより、シートの積載性を向上させることができる。また、規制部は変位可能であるため、シートを取り出す際に規制部を変位させることで取り出しやすくなる。
以下の説明では、図1に示すように画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準とし、シートカセット21が引き出される側を前、その反対側を後とし、画像形成装置1を前側から見て左右方向を規定し、さらに画像形成装置1の上筐体3側を上、下筐体2側を下とし、各方向を定める。左右方向は幅方向の一例である。
[画像形成装置の全体構成]
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置の斜視図である。画像形成装置1は、いわゆる胴内排出型と呼ばれる形態を有する。画像形成装置1は、下筐体2と、上筐体3と、操作部4とを備えている。
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置の斜視図である。画像形成装置1は、いわゆる胴内排出型と呼ばれる形態を有する。画像形成装置1は、下筐体2と、上筐体3と、操作部4とを備えている。
下筐体2は略直方体形状の筐体である。下筐体2には、シートを収容するシートカセット21と、シートカセット21からシートを搬送する搬送機構と、搬送機構によって搬送されてきたシートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部から下筐体2外へシートを搬送する排出機構とが収容されている(図示せず)。画像形成部の構成には特に限定はなく、電子写真方式、インクジェット方式、サーマルヘッド方式などの構成を用いることができる。
また、下筐体2の上面には排出機構によって排出されるシートを支持する排出トレイ6が設けられている。排出トレイ6は下筐体2の上面に後側から前側に向かって凸状に湾曲しつつ登るように傾斜した形状に形成されている。これにより、画像が形成されたシートは、排出機構によって後側から前側に向かって排出トレイ6に排出される。つまり、排出トレイ6のシート排出方向は前方向である。
排出トレイ6には、排出トレイ6に排出されるシートを規制する排出トレイ側規制部62が設けられている。排出トレイ側規制部62は略矩形の板状部材であり、排出トレイ6の前端部近傍に配置され、後端部が排出トレイ6に回動可能に支持されている。これにより、排出トレイ側規制部62は、排出トレイ6に沿って収納される収納位置(図1の位置)と、排出トレイ6に対して前端部が起立した起立位置との間で回動する。排出トレイ側規制部62が起立位置にあるとき、排出トレイ6に排出されるシートの先端部が排出トレイ側規制部62に載り上がることで規制され、シートは排出トレイ6上に積載される。
上筐体3は、本体31と、左脚部32と、右脚部33とを備えている。本体31には、原稿台に載置された原稿を読み取る画像読取部(図示せず)と、ADF(auto document feeder)34とが収容されている。左脚部32及び右脚部33はそれぞれ本体31の下面の左端部及び右端部に配置され、下筐体2の上面の左端部及び右端部に設置される。これにより、上筐体3は排出トレイ6の上方にシートが排出される排出空間61を介して設置される。上筐体3は排出空間61の前方に排出トレイ6に排出されたシートを取り出すための開口部35を有している。
操作部4は略直方体形状のパネルであり、前面4Aに液晶パネル等の表示具とタッチパネルや操作ボタン等の操作具とを備えている。操作部4は上筐体3の画像読取部の前端部に支持される。具体的には、操作部4の左側面4B及び右側面4Cに、左右方向に延びる軸部40(図2参照)がそれぞれ形成されている。軸部40は上筐体3の左脚部32及び右脚部33の内側にそれぞれ形成された孔部(図示せず)に挿入されている。これにより、操作部4は上筐体3に揺動可能に支持される。
操作部4は、下面4Dが排出トレイ6に近づくことで前下がりに位置する第1位置(図7の位置)と、下面4Dが第1位置よりも排出トレイ6から離れた第2位置(図6の位置)との間で揺動可能である。第1位置は、操作部4が開口部35の一部を覆う位置であり、第2位置は、操作部4が第1位置よりも開口部35を覆う面積が小さい位置であるともいえる。排出トレイ6からシートを取り出す際には、操作部4を第2位置に変位させると取り出しやすくなる。
[規制部]
操作部4には、排出トレイ6に排出されるシートを規制する規制部が設けられる。規制部は、操作部4に変位可能に支持され、排出トレイ6に排出されたシートと接触可能な位置に設けられる。以下に、この規制部の具体的な構成について、第1実施形態から第3実施形態を用いて説明する。
操作部4には、排出トレイ6に排出されるシートを規制する規制部が設けられる。規制部は、操作部4に変位可能に支持され、排出トレイ6に排出されたシートと接触可能な位置に設けられる。以下に、この規制部の具体的な構成について、第1実施形態から第3実施形態を用いて説明する。
[第1実施形態]
図2は第1実施形態の画像形成装置11の正面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図3において規制部71を退避位置へ変位させた状態を示す図である。図2から図4は、操作部4が第2位置にあり、排出トレイ6上にシートSが積載されている状態を示している。
図2は第1実施形態の画像形成装置11の正面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図3において規制部71を退避位置へ変位させた状態を示す図である。図2から図4は、操作部4が第2位置にあり、排出トレイ6上にシートSが積載されている状態を示している。
図2及び図3に示すように、規制部71は、操作部4の背面4Fにおける左右中央に設けられている。規制部71は、略矩形の板状部材であり、操作部4に回動可能に支持されている。具体的には、規制部71の左側面及び右側面に、左右方向に延びる軸部711がそれぞれ形成されている。一方、操作部4の背面4Fには規制部71を収容可能な大きさの凹部41が形成されている。
軸部711は凹部41の左右側面にそれぞれ形成された孔部(図示せず)に挿入されている。これにより、規制部71は、凹部41に収容されることで操作部4の背面4Fに沿う退避位置(図4の位置)と、操作部4の背面4Fとほぼ直角に位置する規制位置との間で回動可能である。規制部71は規制位置において図示しない係止部によって後方へ回動しないように係止される。このような規制部71は、先端部が鉛直方向よりもシート排出方向下流側へ揺動可能に操作部4に支持されているともいえる。
規制部71が規制位置にあるとき、排出トレイ6に排出されるシートSの先端部が規制部71に当接することで規制され、シートSは排出トレイ6上に積載される。このように、排出トレイ6に排出されたシートSの先端部が当接する位置に規制部71を設けることにより、規制部71は、先に排出されたシートSが続いて排出されるシートSに押されて排出トレイ6から落下することを抑制する。よって、排出トレイ6に排出されるシートSの積載性を向上させることができる。
また、軸部711には付勢部材の一例としてのねじりコイルばね8が設けられている。ねじりコイルばね8は、コイル部8Aが軸部711に、一端部8Bが規制部71に、他端部8Cが操作部4にそれぞれ支持されている。ねじりコイルばね8は、規制部71をシート排出方向上流側である後方に向かって付勢する。つまり、規制部71は、退避位置から規制位置へ向かって付勢される。
このように、規制部71が排出トレイ6上のシートSに接触する方向に付勢されるため、排出されるシートSに押される力に抗して規制部71を規制位置に保持することができ、シートSの積載性をさらに向上させることができる。なお、ねじりコイルばね8は省略することもできる。この場合、規制部71は自重で規制位置に保持される。
また、操作部4の凹部41には、係合部42が設けられている。係合部42は、凹部41の前端部に樹脂ばね等で形成された爪部材であり、規制部71が退避位置にあるときに規制部71の前端部と係合し、規制部71を退避位置で保持する。これにより、排出トレイ6からシートSを取り出す際には、規制部71を退避位置に変位させて係合部42に係合させることでシートSが取り出しやすくなる。
[第2実施形態]
図5は第2実施形態の画像形成装置12の正面図、図6は図5のB−B断面図、図7は図6において操作部4を第1位置へ変位させた状態を示す図である。図5から図7は、幅方向に上面が凹となるようにカールしたシートSが排出トレイ6上に積載されている状態を示している。
図5は第2実施形態の画像形成装置12の正面図、図6は図5のB−B断面図、図7は図6において操作部4を第1位置へ変位させた状態を示す図である。図5から図7は、幅方向に上面が凹となるようにカールしたシートSが排出トレイ6上に積載されている状態を示している。
図5及び図6に示すように、2つの規制部72が、操作部4の背面4Fに設けられている。規制部72は、シートSのカールが大きい部分を効率良く規制するため、排出トレイ6に排出されたシートSの左右の幅方向端部に接触する位置にそれぞれ配置されている。また、この位置は、左右方向において排出トレイ側規制部62に対してシフトした位置である。よって、規制部72は、シートSの排出方向において、排出トレイ側規制部62がシートSを規制する位置と異なる位置を規制するため、排出されるシートSを効率良く規制することができる。
また、規制部72の前後方向の位置は、排出トレイ6に排出されたシートSの上面に当接する位置である。規制部72は、カールしたシートSの上面を押さえることで続いて排出されるシートSの排出が妨げられることを抑制する。
規制部72は、略矩形の板状部材であり、操作部4に回動可能に支持されている。具体的には、規制部72の左側面及び右側面に、左右方向に延びる軸部721がそれぞれ形成されている。一方、操作部4の背面4Fには規制部72を収容可能な大きさの2つの凹部43が形成されている。
軸部721は凹部43の左右側面にそれぞれ形成された孔部(図示せず)に挿入されている。これにより、規制部72は、凹部43に収容されることで操作部4の背面4Fに沿う退避位置と、鉛直方向に沿う規制位置との間で回動可能である。排出トレイ6上にシートSがない場合、規制部72は自重で規制位置に保持される。
規制部72が規制位置にあるとき、排出トレイ6に排出されるシートSの上面が規制部72に当接することで下方向に規制され、シートSは規制部72に押さえられた状態で排出トレイ6上に積載される。このように、排出トレイ6に排出されたシートSの上面が当接する位置に規制部72を設けることにより、規制部72は、先に排出されたカールしたシートSがシート排出口前を塞ぐように盛り上がることを抑制する。
その結果、先に排出されたシートSにより続いて排出されるシートSの排出が妨げられて座屈したり、先に排出されたシートSが続いて排出されるシートSに押されて排出トレイ6から落下したりすることが抑制される。よって、排出トレイ6に排出されるシートSの積載性を向上させることができる。
また、操作部4の凹部43には、第1実施形態と同様に係合部42が設けられている。係合部42は、規制部72が退避位置にあるときに規制部72の前端部と係合し、規制部72を退避位置で保持する。これにより、排出トレイ6からシートSを取り出す際には、規制部72を退避位置に変位させて係合部42に係合させることでシートSが取り出しやすくなる。
図7に示すように、操作部4を第1位置に変位させた場合でも、規制部72は自重によって鉛直方向に沿う規制位置で保持され、シートSの上面と当接することで先端部が前方へ回動する。よって、規制部72は、操作部4が第1位置にあるときと同様に排出トレイ6に排出されるシートSの上面に当接して規制することができる。
なお、第2実施形態においても第1実施形態と同様に規制部72をシート排出方向上流側に向かって付勢する付勢部材を設けてもよい。
[第3実施形態]
図8及び図9は第3実施形態の画像形成装置13の断面図であり、図8は操作部4が第2位置にある状態を示し、図9は操作部4が第1位置にある状態を示している。2つの規制部73が、第2実施形態の規制部72と同様の位置に設けられている。
図8及び図9は第3実施形態の画像形成装置13の断面図であり、図8は操作部4が第2位置にある状態を示し、図9は操作部4が第1位置にある状態を示している。2つの規制部73が、第2実施形態の規制部72と同様の位置に設けられている。
規制部73は、略矩形の板状部材であり、操作部4に回動可能に支持されている。具体的には、規制部73の左側面及び右側面に、左右方向に延びる軸部731がそれぞれ形成されている。一方、操作部4の背面4Fには規制部73を収容可能な大きさの2つの凹部44が形成されている。軸部731は凹部44の左右側面にそれぞれ形成された孔部(図示せず)に挿入されている。
上筐体3には、規制部73を操作部4の変位に連動させて変位させる2つの連動部材36が設けられている。連動部材36は、略矩形の板状部材であり、上筐体3の本体31の前端部における規制部73と左右方向の同じ位置に、前方へ突出して固定されている。図8に示すように、操作部4が第2位置にある場合、連動部材36は規制部73の後端部付近に上側から当接して、規制部73の先端部が下方へ揺動しないように、規制部73を凹部44に収容され操作部4の背面4Fに沿う退避位置に保持する。
一方、図9に示すように、操作部4が第1位置にある場合、連動部材36は規制部73の後端部に上側から当接して、規制部73を操作部4の背面4Fよりも鉛直方向に近い角度となる規制位置に保持する。規制位置にある規制部73は、自重によって規制位置へ向かう方向に付勢されており、排出トレイ6に排出されるシートの上面に当接することで先端部が前方へ回動する。
よって、操作部4が第2位置(図8参照)から第1位置(図9参照)へ変位するとき、規制部73は、退避位置から自重によって先端部が下方へ揺動するとともに、後端部が連動部材36に当接しながら前方へ移動することで規制位置まで変位する。
よって、画像形成時には、操作部4を第1位置に変位させることで、規制部73が規制位置に変位して排出トレイ6に排出されるシートSの上面を規制し、シートSが規制部72に押さえられた状態で排出トレイ6上に積載され、排出トレイ6に排出されるシートSの積載性が向上する。一方、排出トレイ6からシートを取り出す際には、操作部4を第2位置へ変位させることで、規制部73が退避位置へ変位するため、シートが取り出しやすくなる。
なお、第3実施形態においても第1実施形態と同様に規制部73をシート排出方向上流側に向かって付勢する付勢部材を設けてもよい。
[その他]
上記の画像形成装置1では、排出トレイ6のシート排出方向は前後方向に沿っているが、これに限定されることはなく、左右方向に沿っていてもよい。
上記の画像形成装置1では、排出トレイ6のシート排出方向は前後方向に沿っているが、これに限定されることはなく、左右方向に沿っていてもよい。
操作部4は、上記のような揺動可能な構成に限定されることはなく、左右方向にスライド可能な構成や上下方向にスライド可能な構成であってもよい。また、操作部4は変位しない構成であってもよい。
[実施形態の効果]
第1実施形態から第3実施形態の画像形成装置11、12、13は、排出されるシートSを支持する排出トレイ6が上面に設けられ、シートSに画像を形成する画像形成部を収容する下筐体2を備える。また画像形成装置11、12、13は、下筐体2の上方に設けられ画像を読み取る画像読取部と、画像読取部を下筐体2に対して支持し排出トレイ6に排出されたシートSを取り出すための開口部35を形成する脚部32、33とを有する上筐体3を備える。また画像形成装置11、12、13は、上筐体3に設けられ画像形成装置の操作を行うための操作部4と、操作部4に変位可能に支持され、排出トレイ6に排出されたシートSと接触可能な位置に設けられシートSを規制する規制部71、72、73とを備える。
第1実施形態から第3実施形態の画像形成装置11、12、13は、排出されるシートSを支持する排出トレイ6が上面に設けられ、シートSに画像を形成する画像形成部を収容する下筐体2を備える。また画像形成装置11、12、13は、下筐体2の上方に設けられ画像を読み取る画像読取部と、画像読取部を下筐体2に対して支持し排出トレイ6に排出されたシートSを取り出すための開口部35を形成する脚部32、33とを有する上筐体3を備える。また画像形成装置11、12、13は、上筐体3に設けられ画像形成装置の操作を行うための操作部4と、操作部4に変位可能に支持され、排出トレイ6に排出されたシートSと接触可能な位置に設けられシートSを規制する規制部71、72、73とを備える。
この構成によれば、第1実施形態のように排出トレイ6に排出されたシートSの先端部が当接する位置に規制部71を設けると、規制部71は、先に排出されたシートSが続いて排出されるシートSに押されて排出トレイ6から落下することを抑制する。また、第2実施形態及び第3実施形態のように排出トレイ6に排出されたシートSの上面が当接する位置に規制部72、73を設けると、規制部72、73は、カールしたシートSを押さえることで続いて排出されるシートSの排出が妨げられることを抑制する。このように、規制部71、72、73が、排出トレイ6に排出されたシートSに接触することにより、シートSの積載性を向上させることができる。また、規制部71、72、73は変位可能であるため、シートSを取り出す際に規制部71、72、73を変位させることで取り出しやすくなる。
また第1実施形態から第3実施形態の画像形成装置11、12、13によると、操作部4は、画像読取部における排出トレイ6のシート排出方向下流側端部に設けられている。
この構成によれば、規制部71、72、73はシートSの先端部又は先端部近傍に接触する位置に配置されるため、排出されるシートSを効率良く規制することができる。
また第1実施形態から第3実施形態の画像形成装置11、12、13によると、開口部35は、排出トレイ6のシート排出方向下流側端部に配置され、規制部71、72、73は、先端部が鉛直方向よりもシート排出方向下流側へ揺動可能に支持されている。
この構成によれば、開口部35を通じてシートSを取り出すときにシートSが規制部71、72、73に当たると、規制部71、72、73が取り出す方向に揺動するため、取り出しやすい。
また第1実施形態の画像形成装置11によると、規制部71は、排出トレイ6のシート排出方向に沿う方向に揺動可能に支持され、規制部71をシート排出方向上流側に向かって付勢するねじりコイルばね8を備えている。
この構成によれば、規制部71が排出トレイ6上のシートSに接触する方向に付勢されるため、排出されるシートSに押される力に抗して規制部71を規制位置に保持することができ、シートSの積載性をさらに向上させることができる。
また第2実施形態及び第3実施形態の画像形成装置12、13によると、排出トレイ6のシート排出方向と直交する方向を幅方向としたときに、規制部72、73は、排出トレイ6に排出されたシートSの幅方向端部に接触する位置に配置される。
この構成によれば、排出されるシートSは幅方向端部のカールがきついため、規制部72、73はシートSのカール位置を押さえ、排出されるシートSを効率良く規制することができる。
また第2実施形態及び第3実施形態の画像形成装置12、13によると、排出トレイ6に設けられ、排出トレイ6に排出されたシートSを規制する排出トレイ側規制部62を備え、規制部72、73は、排出トレイ6のシート排出方向と直交する方向において排出トレイ側規制部62に対してシフトした位置に配置される。
この構成によれば、規制部72、73は、シートSの排出方向において、排出トレイ側規制部62がシートSを規制する位置と異なる位置を規制するため、排出されるシートSを効率良く規制することができる。
また第1実施形態から第3実施形態の画像形成装置11、12、13によると、操作部4は、開口部35の一部を覆う第1位置と、第1位置よりも開口部35を覆う面積が小さい第2位置とに変位可能に設けられる。
この構成によれば、操作部4を第2位置に変位させることにより、シートSが取り出しやすくなる。
また第3実施形態の画像形成装置13によると、操作部4が第1位置にあるときに規制部73をシートSと接触可能な位置に変位させ、操作部4が第2位置にあるときに規制部73をシートSと接触しない位置に変位させる連動部材36を設けている。
この構成によれば、操作部4を第2位置に変位させることに連動して規制部73が退避するため、シートSが取り出しやすくなる。
また第1実施形態及び第2実施形態の画像形成装置11、12によると、規制部71、72は、操作部4の一側面に沿った退避位置に変位可能であり、操作部4は、規制部71、72が退避位置にあるときに規制部71、72と係合する係合部42を有する。
この構成によれば、規制部71、72を係合部42と係合させて退避位置で保持することにより、シートSが取り出しやすくなる。
1、11、12、13 画像形成装置
2 下筐体
3 上筐体
4 操作部
6 排出トレイ
8 ねじりコイルばね(付勢部材)
32 左脚部(脚部)
33 右脚部(脚部)
35 開口部
36 連動部材
42 係合部
62 排出トレイ側規制部
71、72、73 規制部
S シート
2 下筐体
3 上筐体
4 操作部
6 排出トレイ
8 ねじりコイルばね(付勢部材)
32 左脚部(脚部)
33 右脚部(脚部)
35 開口部
36 連動部材
42 係合部
62 排出トレイ側規制部
71、72、73 規制部
S シート
Claims (9)
- 画像形成装置であって、
排出されるシートを支持する排出トレイが上面に設けられ、シートに画像を形成する画像形成部を収容する下筐体と、
前記下筐体の上方に設けられ画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部を前記下筐体に対して支持し前記排出トレイに排出されたシートを取り出すための開口部を形成する脚部とを有する上筐体と、
前記上筐体に設けられ前記画像形成装置の操作を行うための操作部と、
前記操作部に変位可能に支持され、前記排出トレイに排出されたシートと接触可能な位置に設けられシートを規制する規制部と
を備える画像形成装置。 - 前記操作部は、前記画像読取部における前記排出トレイのシート排出方向下流側端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記開口部は、前記排出トレイのシート排出方向下流側端部に配置され、
前記規制部は、先端部が鉛直方向よりもシート排出方向下流側へ揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記規制部は、前記排出トレイのシート排出方向に沿う方向に揺動可能に支持され、
前記規制部をシート排出方向上流側に向かって付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。 - 前記排出トレイのシート排出方向と直交する方向を幅方向としたときに、
前記規制部は、前記排出トレイに排出されたシートの幅方向端部に接触する位置に配置されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。 - 前記排出トレイに設けられ、前記排出トレイに排出されたシートを規制する排出トレイ側規制部を備え、
前記規制部は、前記排出トレイのシート排出方向と直交する方向において前記排出トレイ側規制部に対してシフトした位置に配置されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像形成装置。 - 前記操作部は、前記開口部の一部を覆う第1位置と、前記第1位置よりも前記開口部を覆う面積が小さい第2位置とに変位可能に設けられることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の画像形成装置。
- 前記操作部が前記第1位置にあるときに前記規制部をシートと接触可能な位置に変位させ、前記操作部が前記第2位置にあるときに前記規制部をシートと接触しない位置に変位させる連動部材を設けたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記規制部は、前記操作部の一側面に沿った退避位置に変位可能であり、
前記操作部は、前記規制部が前記退避位置にあるときに前記規制部と係合する係合部を有することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の画像形成装置。
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Also Published As
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