JP5713124B2 - 給紙装置及びそれを備えた画像記録装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本発明の一実施形態である多機能型の画像記録装置としての多機能装置1におけるハウジング2(請求項でいう装置筐体に相当)の前側(図1において手前側)には開口部2aが開口されている。そして、その開口部2aには被記録媒体を堆積状態で収容する上面開放状の給紙トレイ3がX軸線方向に沿って挿抜可能に装着されている。その給紙トレイ3の上面に排紙トレイ33が装着されている。以下、一例としての合成樹脂製のハウジング2の開口部2aがある側を前(手前)とし、これを基準に装置の後(奥、背面)、左右、とする。また、前述したように、多機能装置1の前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向とする。なお、この「挿抜」とは、給紙トレイ3がハウジング2に対して着脱可能なもののみならず、ハウジング2から給紙トレイ3の大部分を引出した状態でも、ハウジング2に対して給紙トレイ3が外れない(着脱不能な)ものも含む趣旨である。給紙トレイ3に収容される被記録媒体は、以下便宜上用紙Pと述べることとするが、被記録媒体は普通紙のみならず、はがきや封筒等の厚紙や光沢紙等の特殊紙、さらには樹脂フィルム等も含む概念である。
記録部10(請求項にいう画像記録部)は、上面が開放された箱型のメインフレームにて支持され、図2の紙面に垂直な方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1及び第2ガイド部材15、16との間に形成される。記録部10における記録ヘッド14が下面側に搭載されたキャリッジ13は、用紙P搬送方向の上流側の第1ガイド部材15及び下流側の第2ガイド部材16に跨がって摺動自在に支持(搭載)されており、図2の紙面に垂直な方向に往復移動可能となっている。
次に、給紙装置12の構成について詳述する。合成樹脂材の射出成形品である給紙トレイ3の収容部は、後収容部3bとこの後収容部3bに対して進退移動可能に連結された前収容部3dとからなる。後収容部3bに対して前収容部3dを後退させて全長(X軸方向の長さ)を長くした状態で、給紙トレイ3の収容部に収容可能な用紙Pの最大サイズはリーガルサイズである。この場合、リーガルサイズの用紙Pは、その長辺がX軸方向に沿い、短辺がY軸方向に沿うように後収容部3bと前収容部3dとにわたって、その内部に堆積収容される(但し、図5(A)は排紙トレイ33及び前収容部3dを除去した状態の後収容部3bを示す)。また、A4サイズの用紙Pを堆積収容するときには、前収容部3dを後収容部3b内に押し込み、給紙トレイ3の長さ寸法を短くして使用する。給紙トレイ3内の用紙Pは、後述する給送手段20とUターン状の内外径の搬送路体22、23とを介して1枚ずつ記録部10に給送される。
次に、図2及び図3を参照しながら、給送手段(給紙ローラユニットともいう)20の構造について説明する。実施形態では、給送手段20における合成樹脂製のアーム体20cはメインフレームに取り付けられた駆動軸39を中心にして上下回動可能であり、アーム体20cは傾斜分離板21に近づくように延び、アーム体20cの先端部に左右一対の給紙ローラ20aが配置されている。駆動軸39からアーム体20cに設けられた歯車伝達機構(不図示)を介して給紙ローラ20aを回転駆動する。歯車伝達機構は複数個の伝達用の歯車及び遊星歯車を備えている。なお、実施例における一対の給紙ローラ20aは、給紙トレイ3におけるY軸方向の中心線を挟んで左右対称位置に設けられている(図3参照)。
次に、給紙トレイ3をハウジング2に対して、略水平方向に挿抜するときに、アーム体20cと給紙ローラ20aである給送手段20が給紙トレイ3の先端部(傾斜分離板21)に衝突(干渉)して挿抜不能にならないようにするための退避手段がについて説明する。退避手段は、アーム体20cに設けられた作動体としてのカムフォロアと、挿抜する給紙トレイ3の少なくとも一側板3cの上面に形成されて上記カムフォロアが摺接する誘導体としてのカム部44とからなる。この構成は公知のものであり、例えば、特開2007−624965号等に記載されている。
はみ出し防止手段は、ハウジング2(装置本体)への給紙トレイ3の挿抜時(特に挿入時)や給紙トレイ3への用紙収納時に、給紙トレイ3に堆積された用紙Pが傾斜分離板21から不用意にずれ移動せず、特に、給紙トレイ3に堆積された用紙Pの給送方向下流側への迫り出し(はみ出し)を、阻止するためのものである。
3 給紙トレイ
3a 底部
20 給送手段
20a 給紙ローラ
20c アーム体
21 傾斜分離板
21a 分離面
50 第1規制体
50a 規制面
55 ガイド部材
55a 乗り上げ面
55c 凹部
56 摺接部材
61 ダンパー手段
62 ロック手段
63 第2規制体
63a 規制面
Claims (9)
- 装置筐体と、
前記装置筐体に対して挿抜可能な給紙トレイと、
前記給紙トレイ内のシートを給紙する給紙ローラと、
前記給紙トレイの挿入方向下流端部に位置し、前記給紙ローラによって給紙方向下流側に給紙されるシートを案内するための傾斜面を有する傾斜部と、
被記録媒体の前記挿入方向下流端を規制するための規制面を有する規制体と、
前記装置筐体に設けられた第1連係手段と、
前記給紙トレイに設けられ、前記給紙トレイの挿入過程で前記第1連係手段と当接しない非当接状態から、前記第1連係手段と当接する当接状態となる第2連係手段と、を備え、
前記第2連係手段は、前記非当接状態から前記当接状態になると、前記規制体と前記傾斜面との位置関係を、前記規制体の前記規制面の角度が前記傾斜部の前記傾斜面の角度と異なる状態で前記規制面が前記傾斜面よりも被記録媒体側に位置する規制状態から、前記傾斜面が前記規制面よりも被記録媒体側に位置する退避状態に向けて変更することを特徴とする給紙装置。 - 前記傾斜部は、前記傾斜面が形成される部分に、前記傾斜面から突出し且つ前記給紙トレイ内のシートを分離するための分離部材が設けられ、
前記第2連係手段は、前記規制状態にて、前記規制面を前記分離部材よりも前記被記録媒体側に位置させることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。 - 前記第2連係手段は、前記傾斜部を回動するように構成され、且つ前記非当接状態から前記当接状態になると、前記規制状態から、前記傾斜部を回動させることで、前記退避状態に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
- 前記第2連係手段は、前記第1連係手段と当接した時点から前記給紙トレイが挿入されるにつれて、前記位置関係を、前記規制状態から前記退避状態に向けて次第に変更することを特徴とする請求項1乃至3に記載の給紙装置。
- 給紙位置に位置した前記給紙トレイが支持する被記録媒体を給紙するための給紙手段を更に備え、
前記給紙トレイが前記給紙位置まで挿入されたとき、前記傾斜面は、前記規制体の前記規制面よりも被記録媒体側に位置していることを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。 - 前記第2連係手段は、前記給紙トレイの抜脱過程において、前記当接状態から前記非当接状態になると共に、前記位置関係を、前記退避状態から前記規制状態に向けて変化させるよう変更することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記第2連係手段は、前記給紙トレイの挿抜過程において姿勢変化することで、前記位置関係を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記第1連係手段は、前記装置筐体に固定されており、
前記第2連係手段は、前記給紙トレイに対して姿勢変化可能に前記給紙トレイに設けられており、且つ前記給紙トレイの挿入過程において、前記第1連係手段に当接することで姿勢変化して前記位置関係を変更することを特徴とする請求項7に記載の給紙装置。 - 前記規制体は、前記傾斜面よりも摩擦抵抗が大きくなるように形成された規制部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の給紙装置。
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JP5713124B2 true JP5713124B2 (ja) | 2015-05-07 |
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JP4396668B2 (ja) * | 2006-07-10 | 2010-01-13 | 富士ゼロックス株式会社 | シート供給装置及びこれを用いた画像形成装置 |
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2014
- 2014-01-20 JP JP2014007553A patent/JP5713124B2/ja active Active
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