JP7319941B2 - 連結部構造および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連結部構造およびその連結部構造を備える画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置には、用紙を多数枚積載して収容するとともに画像形成動作に応じて画像形成部へ用紙を1枚ずつ分離して搬送する給紙装置が備えられている。このような画像形成装置では、給紙装置を備える装置本体の下側に、前記給紙装置とは別に、異なるサイズの用紙を収容する給紙装置や、装置本体を搬送するための専用台などの補助的な各種装置が増設されることがある。
前記のような増設装置の上に単に装置本体を置いただけの状態であると、これらを搬送する際や使用時などにおいて、装置本体と増設装置とが位置ずれしてしまう可能性がある。そのため、従来は、例えば特許文献1に開示されるように、画像形成装置の装置本体と増設装置とが、連結板などによって連結されて固定されていた。
また、特許文献2に開示される、装置本体の背面側の固定例では、略L字状の連結板の一端を下側装置の挿入孔に係止させ、他端部を上側装置のフレームのねじ孔に位置合わせした後、ねじ部材を装着することで両者が連結されている。
特開平5-142871号公報 特開2003-207964号公報
前記従来の構成によると、装置本体の外側に連結板やねじ部材が露出するものとなり、これらの部材による凹凸部が形成されるので、この凹凸部に物が引っ掛かったり、ねじ部材が緩んだりする問題がある。また、装置本体の外側に連結板やねじ部材が露出していることで、見栄えが悪いといった問題もあった。
このような問題に対して、増設装置が装置本体の下方に連結される場合に、装置本体の外側に連結板を露出させないように、増設装置の内部から装置本体に連結することも考えられる。しかしながら、増設装置の内部(奥部)に手を差し入れて連結板を位置合わせしたり、複数個所にねじ止めしたりしなければならず、装置内部に配設された各種部品等によって作業スペースが狭められて作業性が悪く、連結作業が困難なものであった。
本発明は、前記のような問題にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、外観および作業性を向上させることが可能な連結部構造および画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、第1装置と、前記第1装置の下方に重ねて配設される第2装置とが、連結部材によって連結固定される連結部構造であって、前記第1装置は第1開口部を有する第1フレームを備え、前記第2装置は第2開口部を有する第2フレームを備え、前記第1開口部と前記第2開口部とは互いに対向する位置に設けられ、前記連結部材は、前記第2フレーム内に回転可能に保持された回転部材と、前記回転部材を前記第2フレームに止着するねじ部材とを備え、前記回転部材は、前記ねじ部材が挿通される貫通孔と、前記貫通孔を備える固定板部と、この固定板部の一端部に設けられた屈曲形状のフック部とを有し、前記ねじ部材は前記貫通孔に挿通されて前記回転部材を前記第2フレームに保持し、前記回転部材は、前記第2フレーム内に納まる退避姿勢から、前記ねじ部材の締め込みに連動して前記ねじ部材を中心にねじ締め方向に回転し、前記第1開口部および前記第2開口部を介して前記第1フレームと前記第2フレームとに跨がって配設される連結姿勢へと変位され、さらに前記ねじ部材が締め込まれることで、前記フック部が前記第1フレームに係合した状態で前記回転部材が前記第2フレームに固定されることを特徴としている。
前記構成の連結部構造において、前記貫通孔は前記固定板部の長さ方向に長く開設された長孔であることが好ましい。
また、前記構成の連結部構造において、前記回転部材の他端部には、前記第2フレームの内壁面に向かって突出するガイド部が備えられ、前記第2フレームには、前記ガイド部を案内するガイド溝が設けられて、前記回転部材の回転軌道を規制するように構成されることが好ましい。
このような構成の前記連結部構造とされることにより、前記第1装置と前記第2装置とを、煩雑な作業を伴うことなく簡単に連結固定することが可能となる。
また、前記構成の連結部構造を備える画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇であり、前記連結部材を介して前記第1装置および前記第2装置が連結固定されてなることで、その連結状態を安定的に保持することが可能とされる。
本発明により、外観および作業性を向上させることが可能な連結部構造とすることができ、前記第1装置と前記第2装置とを安定的に連結固定した画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す外観斜視図である。 前記画像形成装置に備えられる連結部構造であって、本発明の実施形態1に係る連結部構造の概要を示す斜視図である。 前記連結部構造を拡大して示す斜視図である。 前記連結部構造における連結部材を示す部分拡大図である。 前記連結部材の回転部材を斜め後方から見て示す斜視図である。 前記連結部材の回転部材を斜め前方から見て示す斜視図である。 前記連結部材のねじ部材を示す斜視図である。 実施形態1に係る連結部構造を示す断面図である。 前記連結部構造における回転部材の動きを示す説明図である。 図8Aに続く前記回転部材の動きを示す説明図である。 図8Bに続く前記回転部材の動きを示す説明図である。 図8Cに続く前記回転部材の動きを示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る連結部構造におけるねじ部材を示す斜視図である。 実施形態2に係る連結部構造を示す断面図である。 前記連結部構造における連結部材を示す部分拡大図である。
本発明の実施形態に係る連結部構造およびその連結部構造を備える画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。
以下に説明する実施形態では本発明の好ましい実施形態を示しており、形状、材料、構成要素、構成要素の配置形態などは一例であって、本発明を限定する主旨ではない。なお、各図は模式図であって、各部の大きさ等は必ずしも厳密に図示されたものではない。
(画像形成装置の概要)
本発明の実施形態に係る画像形成装置1として、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを備えた複合機(MFP:Multifunction Peripheral)を例にあげ、その全体構成について簡単に説明する。なお、画像形成装置1としては以下の構成のものに限定されない。
図1は、画像形成装置1を示す外観斜視図である。なお、図中、画像形成装置1の正面に向かって左右の幅方向を左右方向Xとし、これに直行する方向を前後方向Y(前方Y1、後方Y2)、さらに画像形成装置1の高さ方向を上下方向Z(上方Z1、下方Z2)として説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体101に、画像形成部103および画像読取部104等を備えている。画像読取部104の下方Z2には、画像形成済みの用紙が排出される胴内排紙空間105が設けられている。
画像形成部103は、露光ユニット、現像器、感光体ドラム、帯電器、中間転写ベルト、転写ローラおよび定着ユニット等を内部に備えている。画像形成部103は、その下方Z2に配置された給紙部111等から搬送される用紙に対して電子写真方式によって画像を形成する。画像形成部103のこれらの構成部材は、前方Y1に設けられた開閉カバー113により被覆されている。
画像形成部103は、帯電器および露光ユニット等によって画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成し、現像器によって、感光体ドラム上の静電潜像をトナーにより顕像化する。画像データは、画像読取部104で読み取った画像データや外部コンピュータから送信された画像データ等である。感光体ドラム上に形成されたトナー像は、中間転写ベルトおよび転写ローラ等によって用紙に転写され、用紙に転写されたトナー像が定着ユニットによって熱定着される。
画像読取部104は、透明材によって形成される原稿載置台を有し、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等が設けられている。画像読取部104は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導き、ラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCDやCIS等が用いられる。
画像読取部104の上方Z1には、原稿押さえ装置106が開閉可能に設けられている。原稿押さえ装置106は、原稿を画像読取部104の画像読取位置に対して1枚ずつ自動的に搬送する原稿送り部(ADF)107を備えている。原稿送り部107は、その内部に備えられた原稿搬送機構の動作により、原稿載置トレイ108に載置された原稿を画像読取位置へ送るとともに、読み取り後の原稿を原稿排紙トレイ109に排出する。
また、装置本体101の正面側(前方Y1)には、操作パネル110が備えられている。給紙部111には、前方Y1へ引き出し可能な給紙カセット112が備えられている。
なお、画像形成装置1には、装置本体101内に、前記各部の動作を制御する制御部が設けられている。制御部は、CPUおよびメモリ等を備え、ユーザによる操作等に応じて、前記各部に制御信号を送信し、種々の動作を実行させる。
(実施形態1)
画像形成装置1では、装置本体101の下方Z2に追加してオプションカセット(給紙装置)等が設けられることがあり、そのような場合の連結部構造について、以下に説明する。 図2および図3は、実施形態1に係る連結部構造を示し、画像形成装置1の装置本体101に追加して、第2装置20を連結する場合の連結部構造を拡大して示す斜視図である。
なお、かかる連結部構造は、装置本体101とオプションカセットとの連結だけでなく、オプションカセット同士を上下に連結する場合にも同様に適用可能である。そのため、上方に配設される装置本体101等の上側装置を第1装置10とし、その下方Z2に重ねて配設されるオプションカセット等の下側装置を第2装置20として説明する。
図2に示すように、第1装置10と第2装置20とは、互いに上下に重ねて配設され、連結部材30を介して連結固定される。第1装置10は、例えば装置本体101の給紙部111に相当し、前方Y1へ引き出し可能な給紙カセット112等を備える。第1装置10は、後方Y2に第1フレーム11を備えて、給紙カセット112等が収容される空間から区画されている。第1フレーム11は後方Y2に向けて開放された箱形状を有し、背面カバー102により装置本体101に一体に被覆される。
下方Z2に配設される第2装置20は、第2フレーム21を備えている。第2フレーム21も、第1フレーム11と同様に、後方Y2に向けて開放された箱形状を有している。
第2フレーム21は、左右に一対のサイドフレーム22と、これら一対のサイドフレーム22の下端部同士を連結する底フレーム23と、一対のサイドフレーム22の上端部同士を連結する天面フレーム24と、一対のサイドフレーム22、底フレーム23、および天面フレーム24に囲まれた壁フレーム25とを有する。第1フレーム11も同様の構成を有しており、図2では、第1フレーム11の一対のサイドフレーム12、底フレーム13、および壁フレーム14の一部が拡大されて想像線により示されている。
第2フレーム21は、天面フレーム24の前方Y1側に、壁フレーム25に接して第2開口部26が設けられている。また、図3に示すように、第1フレーム11には、底フレーム13の前方Y1側に、壁フレーム14に接して第1開口部15が設けられている。第1開口部15と第2開口部26とは、第1フレーム11と第2フレーム21とが上下に重ねて配置されたとき、互いに対向する位置に設けられている。また、これらの第1開口部15と第2開口部26とは共通する開口形状を有している。第1フレーム11には、第1開口部15に隣接して、底フレーム13から上方Z1へ立設された係合突起16が備えられている。
図4は、連結部材30を用いた第1装置10と第2装置20との連結部構造を示す部分拡大図である。第1装置10は上方Z1に配置され、第2装置20は第1装置10の下方Z2に配置されている。連結部材30は、あらかじめ、第2装置20の第2フレーム21内に備えられている。例示の形態において、連結部材30は、第2フレーム21内に回転可能に保持された回転部材40と、回転部材40を第2フレーム21に止着するねじ部材50とを備えている。
図5Aおよび図5Bは、回転部材40を示す斜視図であり、図5Aは斜め後方から見た斜視図であり、図5Bは斜め前方から見た斜視図である。回転部材40は、帯板状の固定板部41と、固定板部41に開設されてねじ部材50が挿通される貫通孔42と、固定板部41の一端部に屈曲形成されたフック部43とを有して、これらの各部が一体に形成されている。貫通孔42は、固定板部41の長さ方向に長く開設された長孔である。フック部43は、後方Y2に向かって突出する板状部分である。
固定板部41の他端部には、固定板部41よりも前方Y1に位置するガイド部45が設けられている。図示するように、例えばフック部43が上端に、ガイド部45が下端に位置するように回転部材40が配置されたとき、固定板部41は上下方向に延設されている。固定板部41は、前方Y1へ斜めに屈曲された段部47を介して、ガイド部45に連続されている。ガイド部45の前面の中央部には、前方Y1へ隆起した凸状のガイド突部46が設けられている。回転部材40は、ガイド突部46が、第2フレーム21の壁フレーム25の内面に向けられた状態で、第2フレーム21に配設される。
図4に示すように、第2フレーム21は、壁フレーム25に、ガイド突部46を案内するためのガイド溝28を備えている。ガイド溝28は、壁フレーム25の内外に貫通する開口部として設けられている。なお、壁フレーム25が厚みを有する場合には、ガイド溝28は凹状の溝とされていてもよい。回転部材40は、ねじ部材50により第2フレーム21に保持されている。
図6は、ねじ部材50の一例を示す斜視図である。図7は、実施形態1に係る連結部構造を示す断面図である。また、図8A~図8Dは、この連結部構造における回転部材40の動きを順に示す説明図である。
例示の形態に係る連結部構造では、図6に示すように、ねじ部材50は、頭部51、大径軸部52、および小径軸部53を有しており、小径軸部53に雄ねじが設けられている。また、図7に示すように、ねじ部材50と回転部材40との間には捩りコイルばね(キックばね)54が配設されている。捩りコイルばね54は、一端部がねじ部材50に係止されるとともに、他端部が回転部材40に係止されて、大径軸部52および小径軸部53に外装されている。
図4に示すように、ねじ部材50は、固定板部41の貫通孔42に挿通されて、回転部材40を第2フレーム21の壁フレーム25に保持する。ガイド溝28には、回転部材40のガイド部45に突設されたガイド突部46が嵌め込まれて配置される。ガイド突部46は、ガイド溝28に沿って摺動可能とされる。
図2および図4に示すように、第2フレーム21の壁フレーム25には、ねじ部材50を固定するための凸状の固定部27が後方Y2に突出させて設けられている。この固定部27には、図7に示すように、ねじ部材50の小径軸部53の雄ねじが螺合するねじ孔(雌ねじ)29が設けられている。
回転部材40において、貫通孔42は固定板部41の長さ方向に長く開設された長孔であるので、ねじ部材50はこの貫通孔42の長孔の範囲内で相対移動しうるものとなる。ねじ部材50に捩りコイルばね54が外装されていることにより、ねじ部材50の締め込みに連動して、回転部材40に回転力が付与される。回転部材40は、ねじ部材50を中心に回転可能とされる。
ここで、第2フレーム21のガイド溝28は、ねじ孔29を中心とする半径が異なる複数の円弧の連続形状に沿って溝状に設けられている。ガイド溝28にガイド突部46が配置されていることにより、回転部材40の回転軌道はガイド溝28により規制される。
第1装置10と第2装置20とを連結固定する際には、第2装置20の上方Z1に第1装置10を配置して、第2フレーム21内の連結部材30を介して両者の連結を行うことができる。図8Aに示すように、第2装置20の第2フレーム21内には、あらかじめ連結部材30が備えられている。回転部材40は、ねじ部材50に保持されて、第2フレーム21内に納まる退避姿勢となっている。ねじ部材50は小径軸部53の先端部がねじ孔29に螺合され、完全には締め込まれていない。この状態から、ドライバー等の工具の先端をねじ部材50の頭部51に差し入れ、ねじ部材50を締め込む。
図8Bに示すように、ねじ部材50の締め込みに連動して、回転部材40がねじ部材50を中心にねじ締め方向に回転する。すなわち、図7に示すように、ねじ部材50が締め込まれる過程で、ねじ部材50に外装された捩りコイルばね54が、ねじ部材50の大径軸部52に巻き付けられるとともに圧縮されて、ねじ部材50の回転を回転部材40に伝達するものとなる。
図8Bおよび図8Cに示すように、回転部材40は、ねじ部材50の締め込みに連動して回転するとき、ガイド部45のガイド突部46がガイド溝28内を摺動する。そのため、回転部材40の回転軌道は規制され、ガイド部45がガイド溝28に沿うように変位していく。また、ねじ部材50は、回転部材40の貫通孔42に挿通されているので、貫通孔42の長孔の範囲内で相対移動しうる。そのため、ねじ孔29に螺合するねじ部材50の貫通孔42内での位置は変化する。
これにより、回転部材40は、ねじ孔29およびねじ部材50を中心とするガイド突部46までの距離を半径とする単純な円軌道ではなく、ねじ孔29を中心とする半径が異なる複数の円弧の連続形状に沿って回転し、ガイド溝28に規制された回転軌道をとるものとなる。
第1開口部15および第2開口部26は、回転部材40のフック部43を挿通可能な形状を有して形成されている。回転部材40は、第1開口部15および第2開口部26を介して、第1フレーム11と第2フレーム21とに跨がって配設される連結姿勢へと変位していく。
さらに、ねじ部材50が締め込まれることで、図8Dに示すように、回転部材40のフック部43が、第1フレーム11の係合突起16に係合し、この状態で固定される。これにより、回転部材40は、第1フレーム11と第2フレーム21とに跨がって固定され、第1装置10と第2装置20とが連結固定される。
回転部材40がガイド溝28に規制されながら回転することで、フック部43は第1フレーム11の係合突起16に干渉することなくスムーズに回転することが可能であり、第1フレーム11と第2フレーム21とに跨がった連結姿勢をとることができる。回転部材40は、貫通孔42が長孔とされているので固定板部41の長さ方向に相対移動でき、係合突起16に干渉せずに回転したフック部43を、係合突起16に係合させることができる。ねじ部材50は、フック部43が係合突起16に係合した状態で締め込まれるので、第1装置10と第2装置20とを位置ずれすることなく安定的に連結することが可能となる。
このような連結部構造は、例えば図2に示したように、上下に配設された第1装置10と第2装置20との後方Y2の2個所に均等に設けられる。第1装置10と第2装置20の大きさ等に応じて、さらに多くの個所に、かかる連結部構造が複数設けられてもよい。連結作業に際しては、ねじ部材50を締め込むための工具を差し入れて回転させるだけで済み、手を差し入れ難い狭いスペースであっても作業性良く簡単に連結することが可能となる。
なお、連結部材30の回転部材40およびねじ部材50の構成は、本実施形態に示すものに限定されず、他の様々な形態により実施することが可能である。また、係合突起16とフック部43との形状等に応じて、ガイド溝28の溝形状も多様に構成することが可能である。
(実施形態2)
図9~図11は、実施形態2に係る連結部構造を示しており、図9は、この連結部構造に適用されるねじ部材60を示す斜視図、図10は、連結部構造を示す断面図、図11は、連結部構造を示す部分拡大図である。
実施形態2に係る連結部構造は、第1装置10、第2装置20、および回転部材40等の基本構成が前記実施形態1と共通しており、ねじ部材60の構成に特徴を有している。そのため、ねじ部材60について詳細に説明し、他の構成については前記実施形態1と共通の参照符号により示して重複する説明を省略する。
図9に示すように、ねじ部材60は、頭部61と軸部62との間に凸状部63を備えている。凸状部63は、回転部材40の貫通孔42に係合する部分とされる。そのため、長孔である貫通孔42の形状に対応して、円弧部631と長辺部632とを有する外形状の凸状部とされている。
ねじ部材60は、固定板部41の貫通孔42に挿通されて、回転部材40を第2フレーム21の壁フレーム25に保持する。回転部材40において、貫通孔42は固定板部41の長さ方向に長く開設された長孔であるので、ねじ部材60はこの貫通孔42の長孔の範囲内で相対移動しうる。また、ねじ部材60が回転すると、凸状部63の長辺部632が貫通孔42の内壁に当接して、回転部材40に回転力を付与するものとなる。
図10に示すように、回転部材40と第2フレーム21との間には弾性ワッシャ64が介装されることが好ましい。弾性ワッシャ64は、ゴム等の弾性材料からなる円盤状のワッシャである。
第1装置10と第2装置20とを連結固定する際には、第2フレーム21内で退避姿勢(図8A参照)となっている回転部材40を、ねじ部材60の頭部61に工具を差し入れて締め込むことで回転させる。図11に示すように、ねじ部材60の締め込みに連動して、凸状部63が貫通孔42を介して回転部材40に回転力を付与するので、回転部材40を回転させる。
回転部材40は、図8A~図8Dに示した動きと同様に、ガイド突部46がガイド溝28に沿って摺動することでスムーズに回転し、フック部43が係合突起16に係合する。ねじ部材60が締め込まれることで、弾性ワッシャ64は固定板部41と壁フレーム25との間で押圧される。
回転部材40は、弾性ワッシャ64の摩擦力により、フック部43が係合突起16に係合した状態で保持される。ねじ部材60は、フック部43が係合突起16に係合した状態で締め込まれるので、第1装置10と第2装置20とを位置ずれすることなく安定的に連結することが可能となる。この場合にも、連結作業は、ねじ部材60を締め込むといった簡単な作業で済み、短時間で効率よく作業を終えることができる。
なお、第1装置10と第2装置20との連結を解除する場合には、前記連結作業とは逆の手順で、ねじ部材60を緩め、回転部材40を回転させてフック部43を係合突起16から離脱させることで、回転部材40を容易に退避位置へと戻すことができる。これにより、連結解除のための作業も簡単に行うことができる。
以上のように構成される連結部構造は、第1装置10に対して連結される第2装置20に、あらかじめ連結部材30を備えさせておくことで、現場での連結作業を短時間で簡単に済ませることが可能となる。また、第1装置10と第2装置20との連結だけでなく、複数の増設装置を連結する場合にも同様に、かかる連結部構造を備えさせて容易に連結することができる。そのため、従来の連結作業のように、小さなスペースに手を差し入れて、ねじ部材や連結部材等を位置合わせしたり、複数個所にねじ止めしたりせずともよく、短時間で作業性よく連結することが可能となる。
また、第1装置10と第2装置20との連結が完了すれば、第1フレーム11および第2フレーム21の後方Y2から背面カバー102で被覆されるので、すっきりとした外観を形成することができる。また、画像形成装置1として、複数のオプションカセットを容易に連結可能なものとすることができ、連結作業も簡単に行うことが可能となる。
1 画像形成装置
101 装置本体
102 背面カバー
103 画像形成部
104 画像読取部
111 給紙部
112 給紙カセット
10 第1装置
11 第1フレーム
12 サイドフレーム
13 底フレーム
14 壁フレーム
15 第1開口部
16 係合突起
20 第2装置
21 第2フレーム
22 サイドフレーム
23 底フレーム
24 天面フレーム
25 壁フレーム
26 第2開口部
27 固定部
28 ガイド溝
29 ねじ孔
30 連結部材
40 回転部材
41 固定板部
42 貫通孔
43 フック部
45 ガイド部
46 ガイド突部
50 ねじ部材
52 大径軸部
53 小径軸部
54 捩りコイルばね
60 ねじ部材
61 頭部
62 軸部
63 凸状部
64 弾性ワッシャ

Claims (9)

  1. 第1装置と、前記第1装置の下方に重ねて配設される第2装置とが、連結部材によって連結固定される連結部構造であって、
    前記第1装置は第1開口部を有する第1フレームを備え、前記第2装置は第2開口部を有する第2フレームを備え、前記第1開口部と前記第2開口部とは互いに対向する位置に設けられ、
    前記連結部材は、前記第2フレーム内に回転可能に保持された回転部材と、前記回転部材を前記第2フレームに止着するねじ部材とを備え、
    前記回転部材は、前記ねじ部材が挿通される貫通孔と、前記貫通孔を備える固定板部と、この固定板部の一端部に設けられた屈曲形状のフック部とを有し、
    前記ねじ部材は前記貫通孔に挿通されて前記回転部材を前記第2フレームに保持し、
    前記回転部材は、前記第2フレーム内に納まる退避姿勢から、前記ねじ部材の締め込みに連動して前記ねじ部材を中心にねじ締め方向に回転し、前記第1開口部および前記第2開口部を介して前記第1フレームと前記第2フレームとに跨がって配設される連結姿勢へと変位され、
    さらに前記ねじ部材が締め込まれることで、前記フック部が前記第1フレームに係合した状態で前記回転部材が前記第2フレームに固定されることを特徴とする連結部構造。
  2. 請求項1に記載の連結部構造において、
    前記貫通孔は前記固定板部の長さ方向に長く開設された長孔であることを特徴とする連結部構造。
  3. 請求項1または2に記載の連結部構造において、
    前記回転部材の他端部には、前記第2フレームの内壁面に向かって突出するガイド部が備えられ、前記第2フレームには、前記ガイド部を案内するガイド溝が設けられて、前記回転部材の回転軌道を規制することを特徴とする連結部構造。
  4. 請求項3に記載の連結部構造において、
    前記第2フレームには、前記ねじ部材が螺合するねじ孔が設けられ、
    前記ガイド溝は、前記ねじ孔を中心とする半径が異なる複数の円弧の連続形状に沿って設けられていることを特徴とする連結部構造。
  5. 請求項1~4のいずれか1つの請求項に記載の連結部構造において、
    前記ねじ部材は、大径軸部と小径軸部とを有し、前記小径軸部に雄ねじが設けられるとともに、前記ねじ部材と前記回転部材との間には捩りコイルばねが配設され、
    前記捩りコイルばねは、一端部が前記ねじ部材に係止されるとともに他端部が前記回転部材に係止されて、前記大径軸部および前記小径軸部に外装され、
    前記ねじ部材の締め込みに連動させて前記回転部材に回転力を付与することを特徴とする連結部構造。
  6. 請求項1~4のいずれか1つの請求項に記載の連結部構造において、
    前記ねじ部材は、頭部と軸部との間に前記回転部材の貫通孔に係合する凸状部を備え、
    前記回転部材と前記第2フレームとの間には弾性ワッシャが介装され、
    前記ねじ部材の締め込みに連動させて前記回転部材に回転力を付与することを特徴とする連結部構造。
  7. 請求項1~6のいずれか1つの請求項に記載の連結部構造において、
    前記第1フレームは、少なくとも、一対のサイドフレームと、前記一対のサイドフレームの下端部同士を連結する底フレームと、前記一対のサイドフレームおよび前記底フレームに接続する壁フレームとを有し、
    前記第2フレームは、少なくとも、一対のサイドフレームと、前記一対のサイドフレームの上端部同士を連結する天面フレームと、前記一対のサイドフレームおよび前記天面フレームに接続する壁フレームとを有し、
    前記第1開口部は前記底フレームに設けられ、前記第2開口部は前記天面フレームに設けられていることを特徴とする連結部構造。
  8. 請求項7に記載の連結部構造において、
    前記第1フレームは、前記底フレームに立設されて前記フック部が係合する係合突起を備えることを特徴とする連結部構造。
  9. 請求項1~8のいずれか1つの請求項に記載の連結部構造を備える画像形成装置であって、前記連結部材を介して前記第1装置および前記第2装置が連結固定されてなる画像形成装置。
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