JP3571664B2 - 給紙装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,ファクシミリ及びプリンタ等の画像形成装置、及びこの様な画像形成装置に用いられる給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置の給紙機構としては、画像形成装置本体内の画像形成部等の下方に配設されるタイプのものの他、画像形成装置の機体の側面に取り付けられるタイプのものがある。
【0003】
図6は下方に配置されるタイプの複写機を示す斜視図であり、複写機本体から給紙カセット111の1つを引き出した様子を表している。また図7はこの複写機の給紙カセット111を示す概略上面図である。
【0004】
上記複写機は3つの給紙カセット111を備えており、このうちの任意の給紙カセット111から掬い上げられた用紙が、用紙搬送部を介して画像形成部に供給され、用紙表面に画像が形成,定着された後、排出される構成となっている。
【0005】
上記給紙カセット111は、トレイ用フレーム20上に給紙トレイ10がネジ23により固定されたものであり、トレイ用フレーム20はスライド機構60を介して複写機本体30に取付けられている。そしてトレイ用フレーム20の前面カバー部21に形成されたハンドルを引くことにより、スライド機構60がスライド動作して給紙トレイ10が、手前に引出される様になっている(矢印A)。この様に引き出した給紙トレイ10に、用紙の供給或いは取出を行う。
【0006】
上記給紙トレイ10には、収納する用紙サイズに対応して用紙位置を規制する用紙位置規制機構が設けられており、該用紙位置規制機構は、用紙の幅方向を規制する一対の幅カーソル11と、これを支持するレール部(以下、幅カーソルレール部と称することがある)12、及びこの幅カーソルレール部12の給紙トレイ対する取付位置を設定するレール位置設定部15、更に用紙の長さ方向を規制する長さカーソル13と、これを支持するレール部(以下、長さカーソルレール部と称することがある)14を備えている。
【0007】
幅カーソル11は幅カーソルレール部12上を用紙幅方向にスライド可能であり、上記一対の幅カーソル11はその幅を広げる或いは狭める方向に連動して動く様になっている(矢印C1,C2)。また上記長さカーソル13は長さカーソルレール部14上を用紙長さ方向にスライド可能であり、この長さカーソル13とこれに対向する給紙トレイ側壁面16により用紙位置の長さ方向を規制している。
【0008】
ところで複写を行うにあたっては、予め画像形成部(具体的には感光体ドラム)の画像位置と、プリントする用紙の位置とを合わせる必要があり(以下、絵合わせと称することがある)、複写機の製造最終段階或いは使用の為に設置する時点において、また使用開始後に不具合が生じた場合や装置を移動した場合にはサービスマンが、上記給紙トレイ上に収納された用紙の位置を調整し、用紙の適切な位置に画像がプリントされる様にする(この操作は光軸調整とも呼ばれている)。尚感光体ドラムを操作して絵合わせすることも可能であるが、給紙トレイを複数有する画像形成装置の場合では、それぞれの給紙トレイに適合するように絵合わせする必要があるから、給紙トレイ毎に感光体ドラムの書き出し位置を変えなければならず、非効率的である。
【0009】
給紙機構の調整による絵合わせ方法としては、スライド機構60に対するトレイ用フレーム20の固定位置を調整し、これにより給紙トレイ10上の用紙位置を調整する方法(絵合わせ法(1))、トレイ用フレーム20に対する給紙トレイ10の固定位置を調整する方法(絵合わせ法(2))が挙げられる。この絵合わせ法(2)として具体的には、給紙トレイ10をトレイ用フレーム20に取付けるためのネジ23を可動式とし、このネジ23の位置をズラすことによって調整する方法等がある。
【0010】
また上記給紙トレイ10に対する幅カーソル11の取付位置を調整する方法(絵合わせ法(3))もある。具体的には給紙トレイ10に設けられた長孔15bにボルト15aを通して幅カーソルレール部12を固定するにあたり、上記長孔15bの長軸方向にボルト固定位置をズラして(矢印B)、上記幅カーソルレール部12の給紙トレイ10に対する位置を用紙幅方向に変更し、これにより幅カーソル11の取付位置を変える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上の様に様々な絵合わせ方法が提案されているが、上記絵合わせ法(3)を行うには、図7から分かる様に給紙トレイ10上に収納されていた用紙を一旦取り除いてボルト15aを露出させなければならず、手間がかかるという問題がある。
【0012】
上記絵合わせ法(2)においては、複数のネジ23を調整するものであるから、画像形成部の画像位置に対する用紙の幅方向の位置の調整だけでなく、給紙トレイ10の給紙方向が斜めとならない様に(斜め給紙とならない様に)調整する作業が加わり、面倒である。
【0013】
また上記絵合わせ法(1)では、複写機本体30に取付けられたスライド機構60に対するトレイ用フレーム20の固定位置の調整を行うものであるから、給紙トレイ10(給紙カセット111)を複写機本体30に収納した時に給紙カセット収納箇所前面が整列しない場合も起こり、複写機前面の見た目が悪くなる懸念がある。そして見た目を良くする為には、複写機本体30に対するスライド機構60の取付位置を更に調整する必要が生じる。
【0014】
そこで本発明においては絵合わせ操作をより簡便に行うことのできる給紙装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る給紙装置は、用紙を収容載置する給紙トレイと、用紙のサイズに対応して前記給紙トレイ上の用紙位置を規制する用紙位置規制機構と、前記給紙トレイを支持するトレイ用フレームと、このトレイ用フレームを画像形成装置本体に対して引出可能ならしめるスライド機構とを備えた給紙装置において、
前記用紙位置規制機構は、
用紙の幅方向端部に当接して用紙位置を規制する規制部材と、
この規制部材を用紙幅方向にスライド可能に支持する一方で、前記給紙トレイに対して用紙幅方向にスライド可能に取付けられるレール部と、
このレール部の前記給紙トレイに対する位置を設定するレール位置設定部とを有し、
このレール位置設定部は、前記規制部材のスライド動作領域よりも前記引出方向手前側に設けられ、前記給紙トレイに対して前記レール部を固定又は固定解除のいずれかの状態とする第1設定部と、前記規制部材よりも前記引出方向奥側に設けられ、前記給紙トレイに対して前記レール部を用紙幅方向に摺動可能な状態で取り付ける第2設定部とを有することを要旨とする。
【0016】
また本発明においては、前記レール位置設定部の第2設定部は、前記給紙トレイに設けられたレールと、前記レール部に設けられたレールとが噛み合わせられてなることが好ましい。
【0017】
つまり本発明の給紙装置は、上記一対の幅カーソルが最も大きく間隔を開けた位置よりも外側で且つ引出方向側に、上記レール位置設定部が設けられたものである。上述の様に従来ではレール位置設定の為のボルト15aが、収納された用紙の下に隠れているから、一旦用紙を取り除く操作が必要であったが、本発明では収納される用紙位置より外れた位置にレール位置設定部が設けられているから、用紙を収納したまま絵合わせ操作を行うことができる。しかも仮に反引出方向側(奥側)にレール位置設定部が設けられた場合では、画像形成装置本体の前面部と収納用紙との間の狭い範囲を覗く様にして絵合わせの調整をしなければならないが、本発明の様に引出方向側であればレール位置設定部の視認性が良く、また操作する手を入れ易いから、調整が容易である。
【0018】
また上記絵合わせ法(1)とは異なり、本発明の様に給紙トレイに対する上記幅カーソルレール部の取付位置を調整する絵合わせ方法の場合では、トレイ用フレーム及び給紙トレイ自体は画像形成装置本体に対して所定の位置を保ったままであるから、画像形成装置前面を整えるための再調整の必要がない。
【0019】
またトレイ用フレームに対して給紙トレイの位置を調整する上記絵合わせ法(2)の場合では、上述の様に給紙トレイ10の給紙方向が斜めにならない様に調整する必要であったが、本発明ではこの様な調整の必要がない。
【0020】
また本発明において、レール位置設定部の第1設定部は、前記レール部或いは前記給紙トレイのいずれか一方に設けられた長孔と、この長孔に挿通されて前記給紙トレイに前記レール部を位置固定するビスで構成され、
前記長孔は、用紙幅方向を孔の長軸とし、
該長孔の長軸方向における任意の位置に前記ビスを位置させることにより、前記給紙トレイに対する前記レール部の用紙幅方向位置を設定するものであることが好ましい。
【0021】
この様にビスと長孔による固定方式であれば、幅カーソルレール部の位置調整が容易である。更にレール位置設定部が一組の上記ビスと上記長孔により構成されたものであれば、調整の簡素化をより一層図ることができる。
【0022】
また本発明に係る画像形成装置は、上記給紙装置と、この給紙装置から給紙された用紙に対して画像形成を行う画像形成部を備えたものであることを要旨とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る給紙装置,画像形成装置に関して、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明するが、本発明はもとより下記例に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0024】
先ず本発明の一実施形態に係る画像形成装置として複写機の全体について説明する。
【0025】
図1は該複写機の一例を示す全体断面図である。この複写機は、複写機本体の下部に配設された給紙部100と、この給紙部100の側方及び上方に配設された用紙搬送部200と、この用紙搬送部200の上方に配設された画像形成部300と、この画像形成部300よりも排出側に配設された定着部400と、これらの画像形成部300および定着部400の上方に配設された光学系部材などからなる画像読取部500を備えている。
【0026】
給紙部100は、給紙カセット(給紙装置)111に積層載置された転写用紙115の束を、円弧外周部を有する給紙ローラ112の回転動作によって給紙カセット111の出口側(図1の右側)に送り出す(用紙をその長さ方向に送り出す)とともに、給紙カセット111の幅方向両端上部にそれぞれ設けられたさばき部116によってさばくことにより、最上位置の転写用紙115を1枚ずつ確実に用紙搬送部200に給紙するようになっている。
【0027】
用紙搬送部200は、給紙部100から給紙された用紙115を、搬送ローラ対202およびレジストローラ対203によって画像形成部300に向けて搬送し、さらに画像形成部300から定着部400において画像形成がなされた転写用紙115を排出ローラ対205によって排出トレイ204上に排出するようになっている。
【0028】
画像形成部300は、電子写真プロセスによって、用紙115に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された光導電性を有する感光体ドラム301と、この感光体ドラム301の周囲にその回転方向に沿って、帯電ユニット302、露光ユニット303、現像ユニット304、転写ユニット305、クリーナー306および除電ユニット307を備えている。
【0029】
帯電ユニット302は、高電圧が印加される帯電ワイヤを備え、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体ドラム301の表面に所定電位を与えるものである。露光ユニット303は、後述する画像読取部500によって読み取られた原稿の画像データに基づいてレーザ発光器から出力されるレーザ光を、ポリゴンミラーおよび反射鏡を介して感光体ドラム301に照射することにより、感光体ドラム301表面の電位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム301の表面に静電潜像を形成するものである。現像ユニット304は、上記静電潜像をトナーにより現像して、感光体ドラム301の表面にトナー像を形成するものである。転写ユニット305は、感光体ドラム301の表面のトナー像を転写用紙115に転写するものである。この複写機においては、転写ユニット305は、感光体ドラム301から所定距離だけ離間した転写ローラによって構成されている。クリーナー306は、転写後の感光体ドラム301の表面に残留しているトナーを除去するものである。除電ユニット307は、感光体ドラム301の表面の残留電荷を除去するものである。
【0030】
定着部400は、この画像形成部300の用紙搬送方向の下流側に配置され、画像形成部300においてトナー像が転写された用紙115を、加熱ローラ401およびこの加熱ローラ401に押し付けられる加圧ローラ402によって挟んで加熱し、転写用紙115上にトナー像を定着させるものである。
【0031】
画像読取部500は、コンタクトガラス501上に載置された原稿に、露光ランプから光を照射し、その反射光を反射鏡を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換部に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るものである。なお、露光ランプおよび反射鏡は走査動作部を形成しており、この走査動作部が、所定の速度で図1の左右方向に移動領域508を移動動作することにより、コンタクトガラス501上に載置された原稿の全面を走査し、原稿全面の画像を読み取ることができる様になっている。
【0032】
次に上記給紙カセット(給紙装置)111について説明する。
【0033】
図2は本発明に係る画像形成装置(複写機)の給紙カセット111の一例を示す上面図であり、図3はこの給紙カセット111を各パーツで分解して表した上面図である。また図4は給紙カセット111を複写機本体30から引き出した様子を示す斜視図であり、給紙トレイ10内に用紙115が収納された状態を表している。尚図7と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
【0034】
給紙カセット111はトレイ用フレーム20上に給紙トレイ10が載置,取付けられたものであり、給紙トレイ10には用紙位置制御部材40が取付けられている。またトレイ用フレーム20はスライド機構60を介して複写機本体30に取付けられる。
【0035】
用紙位置制御部材40は、一対の幅カーソル11とこれをスライド可能に支持する幅カーソルレール部12を備え、上記一対の幅カーソル11がピニオン・ラック(図示せず)等の機構を介することにより連動してその幅を広げる或いは狭める方向に幅カーソルレール部12上を移動する様になっている(矢印C1,C2)。上記幅カーソル11には底面板18が90°で連接されており、この底面板18で用紙の側縁近傍を底から支えると共に、上記幅カーソル11により用紙の幅方向が規制され、これにより用紙が整頓されて収納できる様になっている。
【0036】
上記幅カーソルレール部12には長孔41,42,55が3箇所設けられており、この長孔のうちの1つ(長孔55)は、上記幅カーソル11が幅カーソルレール部12のスライド動作領域よりも給紙トレイ引出方向側、即ち上記幅カーソル11をスライドさせて最大に拡張した位置よりも矢印A方向側に設けられている。尚これら長孔41,42,55はいずれも、収納する用紙の幅方向を孔の長軸とする長孔である。
【0037】
一方給紙トレイ10には2つの開口17が設けられており、上記用紙位置制御部材40の幅カーソル11を上記開口17の裏側から通して給紙トレイ10上に立設できる様になっている。
【0038】
また給紙トレイ10には、上記長孔41,42,55に対応して3つの丸孔45,46,47が形成されており、この長孔41,42,55と丸孔45,46,47を貫通する3つのビス43,44,56を有する。このうちビス44に対応する丸孔46は、幅カーソル11が幅カーソルレール部12のスライド動作領域よりも給紙トレイ反引出方向側(奥側)に設けられ、ビス43に対応する丸孔45は一対の幅カーソル11の間の位置に設けられ、ビス56に対応する丸孔47は幅カーソル11が幅カーソルレール部12のスライド動作領域よりも給紙トレイ引出方向側(矢印A方向側)に設けられている。尚ビス43の取付位置において給紙トレイ10の底板がビス44の頭分だけ窪み43aを形成している。収納された用紙にビス43の頭部分が当接しない様にするためである。またビス43としては皿ビスを用いても良い。
【0039】
給紙トレイ10に用紙位置制御部材40を取付けるにあたっては、上記長孔42と丸孔46にビス44を、長孔41と丸孔45にビス43を、長孔55と丸孔47にビス56を挿通して、ナット(図示せず)で止める。但し、ビス44,43は長孔42,41に摺動可能な状態で取付ける。一方ビス56は長孔55に対してしっかりと固定する。
【0040】
他方、給紙トレイ10の角部分近傍にはピン受け部54b,54cが形成されており、該ピン受け部54b,54cはいずれも、トレイ用フレーム20に立設された位置決めピン53b,53cにちょうど嵌合する大きさの孔である。図5は上記ピン受け部54b,54cと位置決めピン53b,53cの嵌合状態を説明する為の斜視図であり、一方のピン受け部54bは丸孔、他方のピン受け部54cはこれらピン受け部54b,54c間を長軸とする長孔である。
【0041】
これら給紙トレイ10,用紙位置制御部材40,トレイ用フレーム20を組み立てるにあたっては、まず給紙トレイ10の裏側から幅カーソルレール部12を取付ける様にして給紙トレイ10と用紙位置制御部材40を一体化する。次いでトレイ用フレーム20の位置決めピン53b,53cと給紙トレイ10のピン受け部54b,54cを嵌合させつつ、トレイ用フレーム20上に給紙トレイ10を載置する。
【0042】
次に本実施形態における絵合わせ法(光軸調整方法)について説明する。
【0043】
まず給紙カセット111(給紙トレイ10)を複写機本体30から引き出し(矢印A)、ビス56を緩める。次いで所定の位置に幅カーソル11が位置するように幅カーソルレール部12を長孔55の長軸方向にズラした後、上記ビス56を締めて固定する。このときビス43,44は上述の様に長孔41,42を摺動して幅カーソルレール部12全体が用紙幅方向に移動する。
【0044】
この絵合わせ時において、幅カーソル11間に用紙が収納された状態であっても、上記ビス56は見易く且つ操作し易い位置に露出しているから、調整操作の邪魔にならない。また従来の様に用紙を取り除く必要がないから、簡便に絵合わせ操作を行うことができる。
【0045】
加えて絵合わせ操作に際して、複写機本体30に対するスライド機構60の位置や、トレイ用フレーム20の位置、及び給紙トレイ10の位置は変更されないから、絵合わせ操作後の給紙カセット111を本体30に収納したとき、複写機前面も整列した状態を保つ。尚給紙カセット111の本体30への収納位置は、スライド機構60に設けられた当接部材61が、本体30に設けられた対当接部材(図示せず)に当接することによって所定位置に納められる(図4)。
【0046】
次にトレイ用フレーム20への給紙トレイ10の着脱について説明する。
【0047】
上述の様に位置決めピン53b,53cとピン受け部54b,54cを合わせてトレイ用フレーム20上に給紙トレイ10を載置するだけであるから、操作が簡単である。またトレイ用フレーム20に対する給紙トレイ10の着脱操作を行っても、更に光軸調整を行う必要がない。
【0048】
尚、図示例ではピン受け部54cを長孔としたが、位置決めピン53cにちょうどはまる丸孔としても良い。但し図示例のように長孔とすることにより、サイズが微妙に異なって製造されたトレイ用フレーム20と給紙トレイ10であっても、上記長孔(ピン受け部54c)により上記サイズの微妙な差を吸収でき、良好にトレイ用フレーム20に給紙トレイ10を取付けることができる。またピン受け部54bとピン受け部54cとを結ぶ方向を長軸とする長孔であるから、位置決めピン53bを中心として回転方向にガタツクということもない。
【0049】
なお上記実施形態では、給紙トレイ10に用紙位置制御部材40を取付けるにあたって、3つのビス43,44,56を用いたが、これに限るものではなく、給紙トレイ10の底面と幅カーソルレール部12とを幅方向に摺動自在なレールの噛み合わせとし、ビス43,44を用いずに絵合わせ調整用のビス56のみを用いる様にしたものであっても良い。上記レールの噛み合わせとしては、逆さにしても外れない構成、或いは逆にしなければ落ちない嵌め合い構造(逆にさえしなければ、幅カーソルや用紙が錘となって容易に外れることがないから)であっても良い。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係る給紙装置,画像形成装置によれば、光軸調整(絵合わせ)を簡便に行うことができ、調整操作の手間が省ける。その結果、メンテナンス時間の短縮や、製造時においては生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置である複写機の一例を示す全体断面図。
【図2】本発明に係る画像形成装置(複写機)の給紙カセットの一例を示す上面図。
【図3】図2に示す給紙カセットを各パーツで分解して表した上面図。
【図4】給紙カセットを複写機本体から引き出した様子を示す斜視図。
【図5】給紙トレイのピン受け部とトレイ用フレームの位置決めピンの嵌合状態を説明する為の斜視図。
【図6】従来の複写機を示す斜視図。
【図7】従来の複写機の給紙カセットを示す概略上面図。
【符号の説明】
10 給紙トレイ
11 幅カーソル
12 幅カーソルレール部
13 長さカーソル
14 長さカーソルレール部
16 給紙トレイ側壁面
17 開口
18 底面板
20 トレイ用フレーム
30 複写機本体
40 用紙位置制御部材
41,42,55 長孔
43,44,56 ビス
53b,53c 位置決めピン
54b,54c ピン受け部
60 スライド機構
61 当接部材
111 給紙カセット
115 用紙

Claims (4)

  1. 用紙を収容載置する給紙トレイと、用紙のサイズに対応して前記給紙トレイ上の用紙位置を規制する用紙位置規制機構と、前記給紙トレイを支持するトレイ用フレームと、このトレイ用フレームを画像形成装置本体に対して引出可能ならしめるスライド機構とを備えた給紙装置において、
    前記用紙位置規制機構は、
    用紙の幅方向端部に当接して用紙位置を規制する規制部材と、
    この規制部材を用紙幅方向にスライド可能に支持する一方で、前記給紙トレイに対して用紙幅方向にスライド可能に取付けられるレール部と、
    このレール部の前記給紙トレイに対する位置を設定するレール位置設定部とを有し、
    このレール位置設定部は、前記規制部材のスライド動作領域よりも前記引出方向手前側に設けられ、前記給紙トレイに対して前記レール部を固定又は固定解除のいずれかの状態とする第1設定部と、前記規制部材よりも前記引出方向奥側に設けられ、前記給紙トレイに対して前記レール部を用紙幅方向に摺動可能な状態で取り付ける第2設定部とを有する給紙装置。
  2. 前記レール位置設定部の第2設定部は、前記給紙トレイに設けられたレールと、前記レール部に設けられたレールとが噛み合わせられてなる請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記レール位置設定部の第1設定部は、前記レール部或いは前記給紙トレイのいずれか一方に設けられた長孔と、この長孔に挿通されて前記給紙トレイに前記レール部を位置固定するビスで構成され、
    前記長孔は、用紙幅方向を孔の長軸とし、
    該長孔の長軸方向における任意の位置に前記ビスを位置させることにより、前記給紙トレイに対する前記レール部の用紙幅方向位置を設定するものである請求項1又は請求項2に記載の給紙装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の給紙装置と、この給紙装置から給紙された用紙に対して画像形成を行う画像形成部を備えた画像形成装置。
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