JP5289286B2 - シート供給トレイ及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の装置本体の内部に供給されるシートが載置されるシート載置部を有するシート供給トレイ、並びに装置本体及びシート供給トレイを備える画像形成装置に関する。
コピー機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、用紙などのシートに画像を形成する画像形成部を内部に有する装置本体を備えている。また、画像形成装置は、装置本体の内部に設けられているシート供給カセットとは別に、装置本体の外部に、装置本体の内部に供給されるシートが載置されるシート載置部を有するシート供給トレイ(「手差しトレイ」とも呼ばれる)を備えていることも多い。シート供給トレイは、シート供給カセットに収容されたシートとは大きさや種類が異なるシートを装置本体の内部に供給するために用いられる。
また、シート供給トレイには、シートの大きさ(特に供給方向の長さ)に応じてシート載置部の長さ(供給方向の長さ)を変えることができるものがある。その1例として、特許文献1に開示されているシート供給トレイのように、第1トレイ本体に対して第2トレイ本体を引き出せるようになっている構造のものがある。
このシート供給トレイは、通常、第1トレイ本体に第2トレイ本体が収納された状態で、装置本体に接近するように回動され、装置本体のシート挿入口を閉じることができる。シート挿入口を介して装置本体の内部に、シート供給トレイからシートを供給する必要が生じたときには、ユーザは、第1トレイ本体を外側に倒して、シート挿入口を開く。第1トレイ本体は、略水平に倒れて、装置本体から略水平方向に突出した状態になる。
この状態において、シート供給トレイのシート載置部は、第1トレイ本体の上面から形成されており、そのため、シート供給方向の長さが短い。したがって、シート供給トレイには、例えば、A4サイズやB5サイズのような普通サイズのシート又はそれよりも小さいサイズのシートしか載置できない。これらのサイズのシートよりも大きいサイズのシート、例えば、A3サイズやB4サイズのような大きいサイズのシートをシート載置部に載置するには、ユーザは、第2トレイ本体を第1トレイ本体から引き出して、シート載置部におけるシート供給方向の長さを長くし、シート載置部を大きくする必要がある。
このように、従来のシート供給トレイは、シートのサイズに応じて、第2トレイ本体を第1トレイ本体から引き出したり、押し込んだりして使用する。
特開平9−188443号公報
しかし、従来のシート供給トレイでは、ユーザがシートをシート載置部に載置し損ない、シート載置部からシートのずれや落下が発生することがある。そして、シート載置部を大きくする場合及び小さくする場合のいずれにおいても、ユーザの手間が掛からず、シート載置部へのシートの載置を妨げず、シート載置部からのシートのずれや落下を抑制できるシート供給トレイが望まれていた。
本発明は、画像形成装置の装置本体の内部に供給されるシートが載置されるシート載置部を有するシート供給トレイにおいて、シート載置部を大きくする場合及び小さくする場合のいずれにおいても、ユーザの手間が掛からず、シート載置部へのシートの載置を妨げず、シート載置部からのシートのずれや落下を抑制することができるシート供給トレイを提供することを目的とする。
また、本発明は、前記装置本体及び前記シート供給トレイを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置の装置本体の外部に配置され、該装置本体の内部に供給されるシートが載置されるシート載置部を有するシート供給トレイであって、前記装置本体側に位置し、第1の大きさのシートの全体を載置可能な第1シート載置部を前記シート載置部として形成する第1トレイ本体と、前記装置本体に接近した第1状態と前記装置本体から離間した第2状態とに変動可能に前記第1トレイ本体にスライド自在に連結され、前記第2状態において前記第1トレイ本体と合わせて、前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさのシートの全体又は一部を載置可能な第2シート載置部を前記シート載置部として形成する第2トレイ本体と、前記第1トレイ本体に配置される回動軸を中心に横臥した横臥状態と起立した起立状態とに前記第1トレイ本体に回動移動可能に連結され、前記起立状態において前記第1シート載置部に載置される前記第1の大きさのシートが前記装置本体から離間する方向へ移動することを規制すると共に、前記横臥状態において前記第2シート載置部の一部を構成するストッパ部材と、を備えるシート供給トレイに関する。
また、前記第2トレイ本体が前記第1状態から前記第2状態へ変動することに連動して前記ストッパ部材を前記起立状態から前記横臥状態に回動させると共に、前記第2トレイ本体が前記第2状態から前記第1状態へ変動することに連動して前記ストッパ部材を前記横臥状態から前記起立状態に回動させるストッパ回動機構を更に備えることが好ましい。
また、前記ストッパ回動機構は、前記第2トレイ本体に連結されるリンク機構と、前記ストッパ部材の下部に配置される弾性部材とを有し、前記ストッパ部材を前記起立状態から前記横臥状態に回動させるときには前記リンク機構を介して前記弾性部材を横臥させると共に、前記ストッパ部材を前記横臥状態から前記起立状態に回動させるときには前記リンク機構を介して前記弾性部材を起立させることが好ましい。
また、前記ストッパ部材が前記横臥状態であることを検出するストッパ状態センサを更に備えることが好ましい。
また、本発明は、画像形成部を内部に有する装置本体と、装置本体の外部に配置される前記シート供給トレイと、を備える画像形成装置に関する。
本発明のシート供給トレイによれば、画像形成装置の装置本体の内部に供給されるシートが載置されるシート載置部を有するシート供給トレイにおいて、シート載置部を大きくする場合及び小さくする場合のいずれにおいても、ユーザの手間が掛からず、シート載置部へのシートの載置を妨げず、シート載置部からのシートのずれや落下を抑制することができるシート供給トレイを提供することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記装置本体及び前記シート供給トレイを備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置の実施形態としてのコピー機1における全体構造を説明する左側面図である。 コピー機1のシート挿入口602を閉じた状態におけるシート供給トレイとしての手差しトレイ65を説明するための図であり、図1において装置本体Mを右側奥から手前側に視た斜視図である。 コピー機1のシート挿入口602を図2の状態から開いて第1の大きさのシートを載置できる状態にした手差しトレイ65を説明するための斜視図である。 図3における手差しトレイ65の拡大斜視図である。 第1トレイ本体610から第2トレイ本体620を引き出したときの手差しトレイ65の斜視図である。 ストッパ部材630が起立状態である場合における台部材646及びストッパ部材630の斜視図である。 ストッパ部材630が起立状態である場合におけるリンク機構641の平面図である。 ストッパ部材630が起立状態である場合における台部材646及びストッパ部材630の側面図である。 ストッパ部材630が横臥状態である場合におけるストッパ部材630の斜視図である。 ストッパ部材630が横臥状態である場合におけるリンク機構641の平面図である。 台部材646が板ばね650の下から抜け始め、ストッパ部材630が横臥状態になり始めるときの図である。 台部材646が板ばね650の下から抜け出て、ストッパ部材630が横臥状態になったときの図である。 手差しトレイ65によりシート挿入口602が閉され、ストッパ部材630が倒されたときの図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1により、本発明の画像形成装置の実施形態としてのコピー機1における全体構造を説明する。図1は、本発明の画像形成装置の実施形態としてのコピー機1における全体構造を説明する左側面図である。
以下の説明において、コピー機1の前側(図1における右側。後述する図2及び図3における左側)に立ったユーザから見て、左右方向を矢印Xの方向とし、前後(奥行き)方向を矢印Yの方向とし、上下方向を矢印Zの方向とする。左右方向Xは主走査方向でもある。また、前後方向Yは、副走査方向であり、後述する手差し給紙部64のシート給送方向と略一致する。
図1に示すように、画像形成装置としてのコピー機1は、該コピー機1における上下方向Zの上方側に配置されている画像読取装置200と、上下方向Zの下方側に配置されている画像読取装置200からの画像情報に基づいて被転写材であるシートTにトナー画像を形成する装置本体Mと、を備えている。
画像読取装置200は、蓋部材70と、原稿Gの画像を読み込む読取部201と、を備えている。
蓋部材70は、読取部201に対して不図示の連結部により開閉可能に連結されている。蓋部材70は、後述する読取面202Aを保護する機能を有している。
読取部201は、読取面202Aと、読取部201の内部に配置され読取面202Aと平行な方向に移動するキャリッジ210と、を備えている。
読取面202Aは、原稿Gが載置されるコンタクトガラス202の上面に沿って形成されている。
キャリッジ210は、光路を形成する複数のミラー(不図示)と、結像レンズ(不図示)と、読取手段としてのCCD(不図示)と、CCDにより読み取られた画像データに対し所定の処理をすると共に該画像データを装置本体M側に出力させるCCD基板(不図示)と、を備えている。キャリッジ210は、主走査方向Xと直交する副走査方向Yに一定速度で移動される。これにより、読取面202Aに載置された原稿Gの画像が読み取られる。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいてシートTに所定の画像を形成する画像形成部GKと、シートTを画像形成部GKに給紙すると共に画像が形成されたシートTを排紙する給排紙部KHと、を有している。
画像形成部GKは、感光体ドラム2と、帯電部10と、レーザスキャナユニット4と、現像器16と、トナーカートリッジ5と、トナー供給装置6と、転写ローラ8と、定着部9とを備えている。
また、給排紙部KHは、給紙カセット52と、レジストローラ対80と、シートTの搬送路Lと、排紙部50と、手差し給紙部64とを備えている。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、像担持体として機能する。感光体ドラム2は、図1に対して垂直な回動軸を中心に回転可能な態様で装置本体Mに配置されている。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成される。
帯電部10は、感光体ドラム2の上方に配置されている。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に正(プラス極性)帯電させる。
レーザスキャナユニット4は、感光体ドラム2の上方に感光体ドラム2から離間して配置されている。レーザスキャナユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有している。
レーザスキャナユニット4は、画像読取装置200から出力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。感光体ドラム2の表面に帯電された電荷は、レーザスキャナユニット4によって走査露光されることによって除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像器16は、感光体ドラム2の径方向に並んで配置されている(図1における右側)。現像器16には、現像剤が収容されている。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナー画像を現像する。
トナーカートリッジ5は、現像器16に供給する現像剤を収容している。トナー供給装置6は、トナーカートリッジ5に収容された現像剤を、現像器16に供給する。トナーカートリッジ5は、その交換のために装置本体Mに着脱可能に取り付けられている。
ドラムクリーニング装置11は、感光体ドラム2の径方向に並んで配置されている(図1における左側)。ドラムクリーニング装置11は、感光体ドラム2の表面に残留したトナーや付着物を除去する。
転写ローラ8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像をシートTに転写させる。転写ローラ8には、不図示の電圧印加手段により、感光体ドラム2に現像されたトナー画像をシートTに転写させるための転写バイアスが印加されている。
転写ローラ8は、感光体ドラム2に対して当接又は離間するようになっている。具体的には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に当接される当接位置と、感光体ドラム2から離間する離間位置とに移動可能に構成されている。詳細には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に現像されたトナー画像をシートTに転写させる場合には当接位置に移動され、他の場合には離間位置に移動される。
感光体ドラム2と転写ローラ8とによって挟み込まれたシートTは、感光体ドラム2の表面(トナー画像が現像された側)に押し当てられる。このようにして転写ニップNが形成され、感光体ドラム2に現像されたトナー画像は、シートTに転写される。
定着部9は、シートTに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融させて、シートTに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱ローラ9aと、加熱ローラ9aに圧接される加圧ローラ9bと、を備えている。加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとは、トナー画像が転写されたシートTを挟持して搬送する。シートTが加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの間に挟持されるように搬送されることによって、シートTに転写されたトナーは、溶融し、シートTに定着する。
給紙カセット52は、装置本体Mの下部に配置されている。給紙カセット52は、装置本体Mの前側(図1における右側)に水平方向に引き出し可能に配置されている。給紙カセット52は、シートTが載置される載置板60を備えている。給紙カセット52には、載置板60にシートTが積層された状態で収容される。カセット給紙部51は、給紙カセット52のシート送り出し側端部(図1における右側端部)に配置されている。カセット給紙部51は、給紙カセット52に収容されたシートTを搬送路Lに送り出す。
カセット給紙部51は、載置板60に載置されたシートTを取り出す前送りコロ61と、シートTを1枚ずつ搬送路Lに送り出すローラ対63とからなる重送防止機構を備えている。
カセット給紙部51と排紙部50との間には、シートTを搬送する搬送路Lが形成されている。搬送路Lは、カセット給紙部51からレジストローラ対80までの第1搬送路L1と、レジストローラ対80から転写ローラ8までの第2搬送路L2と、転写ローラ8から定着部9までの第3搬送路L3と、定着部9から分岐部P2までの第4搬送路L4と、分岐部P2から排紙部50までの第5搬送路L5と、を有している。
第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P3が配置されている。さらに、搬送路Lは、分岐部P2から第1合流部P1までの戻し搬送路Lbを有している。第1合流部P1は、第1搬送路L1と戻し搬送路Lbとの合流部である。第2合流部P3は、手差し給紙部64から第1搬送路L1へ合流する合流部である。
転写ローラ8におけるシートTの搬送方向の上流側(図1における右側)には、レジストローラ対80が配置されている。レジストローラ対80は、シートTのスキュー(斜め給紙)補正や、シートTとトナー画像とのタイミング調整を行うためのローラ対である。
戻し搬送路Lbは、シートTの両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(非印刷面)を感光体ドラム2に対向させるために設けられた搬送路である。
戻し搬送路Lbによれば、分岐部P2から排紙部50側に搬送されたシートTを表裏反転させて第1搬送路L1に戻すことができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転されたシートTは、感光体ドラム2により非印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第5搬送路L5における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの側方(図1における右方)に向けて開口している。排紙部50は、定着部9によりトナーが定着されたシートTを装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成されている。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成されている。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成している。排紙集積部M1には、排紙部50から排紙された、所定画像が転写されたシートTが積層して集積される。
装置本体Mの側方(図1における右側)であって給紙カセット52の上方には、手差し給紙部64が設けられている。手差し給紙部64は、シート供給トレイとしての手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備えている。
手差しトレイ65は、その基端部が第1搬送路L1の入口近傍に支持軸J1によって回動自在(開閉自在)に取り付けられている。手差しトレイ65は、その閉状態(図2参照)において、装置本体Mの右側面部Mrの一部を構成している。給紙コロ66は、手差しトレイ65に載置されたシートTを第1搬送路L1に向けて送り出す。
手差し給紙部64は、開状態の手差しトレイ65に載置されたシートTを、第1搬送路L1及び第1合流部P1を介して、第2搬送路L2に給紙する。
次に、図2から図5により、本発明のシート供給トレイとしての手差しトレイ65について詳細に説明する。
手差しトレイ65については、概略説明、構造の説明及びユーザの使用時における動作の説明の順に行う。
図2は、コピー機1のシート挿入口602を閉じた状態におけるシート供給トレイとしての手差しトレイ65を説明するための図であり、図1において装置本体Mを右側奥から手前側に視た斜視図である。図3は、コピー機1のシート挿入口602を図2の状態から開いて第1の大きさのシートを載置できる状態にした手差しトレイ65を説明するための斜視図である。図4は、図3における手差しトレイ65の拡大斜視図である。図5は、第1トレイ本体610から第2トレイ本体620を引き出したときの手差しトレイ65の斜視図である。
手差しトレイ65の概略について説明する。
図2から図5に示すように、手差しトレイ65は、コピー機1の装置本体Mの外部に配置され、装置本体Mの内部に供給されるシートT(図4におけるシートT1、図5におけるシートT2)が載置されるシート載置部601を有している。
すなわち、手差しトレイ65は、コピー機1の装置本体Mの右側面部Mr(図1において右側)に外部に面して配置されており、図2に示すようにシート挿入口602を閉じた状態と、図3に示すようにシート挿入口602を開いた状態とに、矢印A方向に回転するようになっている。
手差しトレイ65は、図3に示すようにシート挿入口602を開いたときに、図4に示すように、第1シート載置部611に第1の大きさのシートT1(例えば、A4、B5等の小さいサイズのシート)を載置できるようになっている。手差しトレイ65は、第1シート載置部611に載置されたシートT1をシート挿入口602に案内するようになっている。
また、手差しトレイ65には、起立又は横臥が自在なストッパ部材630が設けられている。図3に示すように、ストッパ部材630は、第1の大きさのシートT1の後端を受け止め、第1の大きさのシートT1が第1シート載置部611に整えられた状態で載置されるように、起立するようになっている。
図5に示すように、手差しトレイ65は、第1トレイ本体610に収納されている第2トレイ本体620をユーザが第1トレイ本体610から引き出すと、第2シート載置部621を形成して、第2の大きさのシートT2(例えば、A3,B4等の大きいサイズのシート)を載置できるようになる。このとき、ストッパ部材630は、後述するメカニズム(機構)により横臥状態になり、第2シート載置部621に載置される第2の大きさのシートT2の載置に邪魔になることがない。
手差しトレイ65の構造について説明する。
図2から図5に示すように、手差しトレイ65は、第1トレイ本体610と、第2トレイ本体620と、ストッパ部材630と、ストッパ回動機構640(図7,図10参照)と、ストッパ状態センサ660(図6,9参照)等を備えている。
第1トレイ本体610について説明する。
図2から図4に示すように、第1トレイ本体610は、装置本体M側に位置し、第1の大きさのシートT1の全体を載置可能な第1シート載置部611を、シート載置部601として形成している。
第1トレイ本体610は、シート挿入口602と略同じ大きさに形成されている。第1トレイ本体610は、左右方向Xと平行な支持軸J1によって装置本体Mに矢印A方向に回転自在に設けられており、シート挿入口602を開閉できるようになっている。
図3に示すように、第1トレイ本体610は、シート挿入口602を開いた状態において上面となる部分に、第1の大きさのシートT1の全体を載置可能な第1シート載置部611を有する。
支持軸J1に接続される第1トレイ本体610の基端部610aは、第1トレイ本体610がシート挿入口602を閉じているときには、上下方向Zの下側に位置する。また、基端部610aは、第1トレイ本体610がシート挿入口602を開いているときには、シート供給方向(前後方向Y)の下流側に位置するようになっている。図1に示すように、支持軸J1は、シート挿入口602における前後方向Yのやや奥側に設けられる。第1トレイ本体610の基端部610aも、シート挿入口602における前後方向Yのやや奥側に位置している。
このため、第1トレイ本体610は、シート挿入口602を開いているとき、シート挿入口602の下部に受け止められて、シートをシート挿入口602の内側に滑り込ませることができる程度の角度で傾斜している。すなわち、手差しトレイ65の全体は、シートをシート挿入口602の内側に滑り込ませることができる程度の角度で傾斜している。また、第1トレイ本体610の第1シート載置部611には、第1シート載置部611に載置された第1の大きさのシートT1の側端(左右方向Xに平行な端部)を整合する1対の整合板612が、互いに接近又は離間自在に設けられている。
第2トレイ本体620について説明する。
第2トレイ本体620は、第1トレイ本体610に対してスライド自在に連結されている。詳細には、第2トレイ本体620は、装置本体Mに接近した第1状態(図3,図4参照)と装置本体Mから離間した第2状態(図5参照)とに変動可能に、第1トレイ本体610にスライド自在に連結されている。図5に示すように、第2トレイ本体620は、第2状態において第1トレイ本体610と合わせて、第1の大きさよりも大きい第2の大きさのシートT2の全体又は一部を載置可能な第2シート載置部621を、シート載置部601として形成するようになっている。
すなわち、第2トレイ本体620は、第1トレイ本体610に形成された収納部613(図5参照)の内部をスライド自在に、ユーザによって前後方向Yに引き出されたり押し込まれたりする移動自在な部材である。
ストッパ部材630について説明する。
ストッパ部材630は、第1トレイ本体610に連結されている。ストッパ部材630は、ストッパ部材630の両脇に突設されて第1トレイ本体610に係合する回動軸J2(図3から図6,図8,図9参照)を中心に、横臥した横臥状態(図5参照)と起立した起立状態(図4参照)とに、第1トレイ本体610に回動移動可能に連結されている。ストッパ部材630は、起立状態において、第1シート載置部611に載置される第1の大きさのシートT1が装置本体Mから離間する方向へ移動することを規制すると共に、横臥状態において第2シート載置部621の一部を構成するようになっている。
図3に示すように、ストッパ部材630は、起立するときには、第1トレイ本体610に形成された開口部614から突出して起立する。また、図5に示すように、ストッパ部材630は、横臥状態において、開口部614を塞いで、第2シート載置部621の一部を構成する。
ストッパ部材630の起立・横臥動作は、第2トレイ本体620を第1トレイ本体610に対して引き出したり押し込んだりするときに、第2トレイ本体620と連動したストッパ回動機構640(後述)によって行われる。ストッパ部材630は、起立状態において、第1トレイ本体610の第1シート載置部611に対して垂直ではなく、コピー機1の装置本体Mから離れる方向に傾き(角度)α傾いている(図3,図6,図8参照)。この傾きαは、第1シート載置部611に載置される第1の大きさのシートT1の後端を案内して、第1シート載置部611に第1の大きさのシートT1が容易に載置されるようにするために設けられている。
ストッパ回動機構640の概要について説明する。
図4及び図5に示すように、ストッパ回動機構640は、第1トレイ本体610と第2トレイ本体620との間に設けられている。
ストッパ回動機構640は、第2トレイ本体620が第1状態から第2状態へ変動することに連動して、ストッパ部材630を起立状態(図4参照)から横臥状態(図5参照)に回動させる機構である。また、ストッパ回動機構640は、第2トレイ本体620が第2状態から第1状態へ変動することに連動して、ストッパ部材630を横臥状態(図5参照)から起立状態(図4参照)に回動させる機構である。
ストッパ回動機構640について詳細に説明する。
図6は、ストッパ部材630が起立状態である場合における台部材646及びストッパ部材630の斜視図である。図7は、ストッパ部材630が起立状態である場合におけるリンク機構641の平面図である。図8は、ストッパ部材630が起立状態である場合における台部材646及びストッパ部材630の側面図である。図9は、ストッパ部材630が横臥状態である場合におけるストッパ部材630の斜視図である。
図10は、ストッパ部材630が横臥状態である場合におけるリンク機構641の平面図である。図11は、台部材646が板ばね650の下から抜け始め、ストッパ部材630が横臥状態になり始めるときの図である。図12は、台部材646が板ばね650の下から抜け出て、ストッパ部材630が横臥状態になったときの図である。図13は、手差しトレイ65によりシート挿入口602が閉され、ストッパ部材630が倒されたときの図である。
図6から図13に示すように、ストッパ回動機構640は、第2トレイ本体620に連結されるリンク機構641と、ストッパ部材630の下部に配置される弾性部材としての板ばね650とを有する。ストッパ回動機構640は、ストッパ部材630を起立状態(図4参照)から横臥状態(図5参照)に回動させるときに、リンク機構641を介して板ばね650を横臥させるようになっている。また、ストッパ回動機構640は、ストッパ部材630を横臥状態(図5参照)から起立状態(図4参照)に回動させるときに、リンク機構641を介して板ばね650を起立させるようになっている。
リンク機構641は、リンク642及び台部材646を主体として構成されている。
リンク642は、棒状の平板部材から形成され、リンク642の中間部分において、第1トレイ本体610に設けられた回動中心軸643(図4,図5,図7参照)に回転自在に設けられる。リンク642は、第1トレイ本体610の第1シート載置部611に沿って平行な面内において、回転できるようになっている。
図4、図5及び図7に示すように、リンク642の両端には、第1連結ピン644及び第2連結ピン645が突設されている。第1連結ピン644は、連結リンク647の第1長孔648に係合している。連結リンク647は、後述する台部材646の脇に左右方向Xと平行に突出している。第2連結ピン645は、第2トレイ本体620に左右方向Xと平行な方向に延びる第2長孔622に係合している。
図7に示すように、回動中心軸643と第1連結ピン644との距離K1は、回動中心軸643と第2連結ピン645との距離K2よりも短く(K1<K2)設定されている。このため、第2トレイ本体620の移動距離に対して、台部材646の移動距離が短く設定されている。
台部材646は、第1トレイ本体610の第1シート載置部611の下側に取り付けられている。台部材646は、前後方向Yと平行な向きに延びる1対のガイド部材615と、第1トレイ本体610の内面とにより案内されて、前後方向Yに往復移動できるようになっている。図8に示すように、台部材646は、装置本体Mから離れる方向に移動すると、後述する板ばね650における「く」の字状に屈曲した起立片650aの下側に進入するようになっている。このように進入し易くするため、台部材646には、傾斜面646aが形成されている。
図6及び図8に示すように、板ばね650は、ストッパ部材630に設けられている。板ばね650は、ストッパ部材630のシート受け止め面630a(シートを受け止める面)の反対側の面(背面)に設けられている。ストッパ部材630の下部は、ストッパ部材630から離れる方向に「く」の字状に屈曲する起立片650aを形成する。起立片650aは、その下側に進入する台部材646の上面に接触して、ストッパ部材630を起立させるようになっている。板ばね650における「く」の字状の屈曲角によって、ストッパ部材630の傾きαが設定される。
ストッパ状態センサ660について説明する。
図3に示すように、ストッパ状態センサ660は、第1トレイ本体610の内部に設けられている。図9に示すように、ストッパ状態センサ660は、フラグ631によって光を遮られたときには、ストッパ部材630が横臥状態であることを検出するようになっている。逆に、図6に示すように、ストッパ状態センサ660は、フラグ631によって光が遮られていないときには、ストッパ部材630が起立状態であることを検出するようになっている。フラグ631は、ストッパ部材630の回動軸J2の一端に設けられて、ストッパ部材630と一体に回転するようになっている。
手差しトレイ65に第1の大きさのシートT1を載置する場合について説明する。
手差しトレイ65は、使用されないときには、装置本体Mに形成されているシート挿入口602を閉じた状態に保持されている。
ユーザは、手差しトレイ65を使用するときには、シート挿入口602に形成された指挿入凹部603(図2参照)に指を差し込み、手差しトレイ65に指を掛け、手差しトレイ65を装置本体Mから離れる方向に引く。これにより、図3に示すように、手差しトレイ65は、支持軸J1を中心に外側に倒れて、シート挿入口602を開く。この結果、手差しトレイ65の第1トレイ本体610の第1シート載置部611は、上向きに傾斜する。
また、ストッパ回動機構640の作用により、ストッパ部材630が起立状態になる。その後、ユーザは、図4に示すように、第1シート載置部611に第1の大きさのシートT1を載置する。このとき、ストッパ部材630が起立状態になっているので、第1の大きさのシートT1は、その後端がストッパ部材630に受け止められて、シートT1におけるシート供給方向の位置が整えられる。
ここで、ストッパ部材630は、ストッパ回動機構640によって起立状態になっている。ストッパ回動機構640がストッパ部材630を起立状態にする作用について説明する。
手差しトレイ65においては、図2に示すシート挿入口602を閉じた状態から倒されて、図3に示すシート挿入口602を開いた状態になっているときに、第2トレイ本体620は、第1トレイ本体610に収納されている。このため、図7に示すように、ストッパ回動機構640のリンク642の第2連結ピン645は、装置本体Mに近づいた位置に位置し、第1連結ピン644は、装置本体Mから離れた位置に位置する。そして、第1連結ピン644に連結リンク647を介して連結している台部材646も、装置本体Mから離れた位置に位置する。このため、図6及び図8に示すように、台部材646は、傾斜面646aを先頭にして、起立片650aの下側に入り込み、ストッパ部材630を、回動軸J2を中心に回転させて起立状態にしている。
図6に示すように、ストッパ部材630が起立状態のときには、回動軸J2と一体的なフラグ631は、ストッパ状態センサ660から離れている。この状態では、光が遮られていないため、ストッパ状態センサ660は、ストッパ部材630が起立状態であることを検出する。
起立状態のストッパ部材630は、第1シート載置部611からの垂直面に対して傾きα、装置本体Mから離れる方向に傾いている。このため、第1の大きさのシートT1は、ストッパ部材630に案内されて第1シート載置部611に容易に載置される。
ところが、第1の大きさのシートT1よりもサイズの大きいシートが第1シート載置部611に載置されて、ストッパ部材630の上に載置されることがある。このような場合、ストッパ部材630は、予め、傾きα傾いているので、傾いている方向に容易に回転して横臥状態になる。
手差しトレイ65に第2の大きさのシートT2を載置する場合について説明する。
この場合には、第2トレイ本体620を、第1トレイ本体610に収納されて装置本体Mに接近した第1の状態(図4参照)から引き出して、装置本体Mから離間した第2の状態(図5参照)にする。これにより、第1トレイ本体610及び第2トレイ本体620によって、第2の大きさのシートT2の全部又は一部を載置できる第2シート載置部621を、シート載置部601として形成することができる。よって、第2の大きさのシートT2を第2シート載置部621に載置することができる。
第1トレイ本体610及び第2トレイ本体620によって、第2シート載置部621を形成した場合には、ストッパ部材630が起立状態になっていると、ストッパ部材630がシートTの載置の邪魔になる。このため、ストッパ部材630は、第2トレイ本体620を第1トレイ本体610から引き出したときに、ストッパ回動機構640によって横臥状態になる。
ストッパ回動機構640がストッパ部材630を横臥状態にする作用を説明する。
第2トレイ本体620を第1トレイ本体610から引き出すと、第2トレイ本体620は、図10に示すように、第2長孔622及び第2連結ピン645を介して、回動中心軸643を中心にリンク642を矢印C方向に回転させる。これにより、台部材646は、第1連結ピン644、第1長孔648及び連結リンク647を介して、1対のガイド部材615及び第1トレイ本体610の内面に案内されて、装置本体Mに近づくように移動する。
台部材646は、図8に示す状態から装置本体Mに近づくように移動すると、図11及び図12に示すように、起立片650aの下から抜け出る。その後、傾きα傾いていたストッパ部材630は、その自重によって、傾いている方向に倒れて、第1トレイ本体610に形成されている開口部614に塞ぐように収まり、開口部614の受け止め面614a(図12参照)に受け止められて、第1トレイ本体610と略同一面(ツライチ)になる。
ストッパ部材630が倒れると、フラグ631がストッパ部材630と一体に回転し、これにより光が遮られて、ストッパ状態センサ660が作動する。この結果、ストッパ状態センサ660は、第2トレイ本体620が第1トレイ本体610から引き出されたことを検出する。
ユーザは、手差しトレイ65に載置された全てのシートが装置本体M内に供給され、手差しトレイ65の使用が終了すると、手差しトレイ65を起こして、シート挿入口602を閉じる。このとき、手差しトレイ65は、第2トレイ本体620が第1トレイ本体610に収納されてから、シート挿入口602を閉じる必要がある。ところが、第2トレイ本体620が第1トレイ本体610に収納されていると、図3に示すようにストッパ部材630は起立状態になっている。
しかし、図13に示すように、ストッパ部材630は、シート挿入口602の上部602a(図3,図13参照)に当接したときに、ユーザが手差しトレイ65を押す力によって、板ばね650の弾力に抗して倒される。そして、ストッパ部材630は、第1トレイ本体610に接近して、第1トレイ本体610の開口部614に収まる。
したがって、ストッパ部材630が起立状態であっても、手差しトレイ65は、シート挿入口602を確実に閉じることができる。ここで、ストッパ部材630は、第1トレイ本体610の開口部614に収まるため、ストッパ部材630がコピー機1の小型化の妨げとなりにくい。
本実施形態の手差しトレイ65によれば、例えば、次の効果が奏される。
本実施形態の手差しトレイ65は、装置本体M側に位置し、第1の大きさのシートT1の全体を載置可能な第1シート載置部611をシート載置部601として形成する第1トレイ本体610と、装置本体Mに接近した第1状態と装置本体Mから離間した第2状態とに変動可能に第1トレイ本体610にスライド自在に連結され、第2状態において第1トレイ本体610と合わせて、第1の大きさよりも大きい第2の大きさのシートT2の全体又は一部を載置可能な第2シート載置部621をシート載置部601として形成する第2トレイ本体620と、第1トレイ本体610に配置される回動軸を中心に横臥した横臥状態と起立した起立状態とに第1トレイ本体610に回動移動可能に連結され、起立状態において第1シート載置部611に載置される第1の大きさのシートT1が装置本体Mから離間する方向へ移動することを規制すると共に、横臥状態において第2シート載置部621の一部を構成するストッパ部材630とを、備えている。
このため、本実施形態の手差しトレイ65によれば、第2トレイ本体620が第1状態である場合において、第1トレイ本体610の第1シート載置部611がシート載置部601を形成し、そのシート載置部601に第1の大きさのシートT1の全体を載置することができる。このとき、ストッパ部材630は、起立状態になっており、第1の大きさのシートT1が装置本体Mから離間する方向へ移動することを規制している。
したがって、本実施形態の手差しトレイ65によれば、第2トレイ本体620を第1状態にし、シート載置部601を小さくして使用しても、起立状態のストッパ部材630によって、ユーザがシート載置部601にシートを載置し損なうことを防止することができる。
また、本実施形態の手差しトレイ65においては、第2トレイ本体620が第2状態である場合において、第1トレイ本体610と第2トレイ本体620とを合わせた第2シート載置部621がシート載置部601として形成される。そのシート載置部601には、第2の大きさのシートT2の全体又は一部を載置できる。このとき、ストッパ部材630は、横臥状態になっている。
したがって、本実施形態の手差しトレイ65によれば、第1トレイ本体610と第2トレイ本体620とを合わせて形成されたシート載置部601に、第2の大きさのシートT2の全体又は一部を載置することができる。また、ストッパ部材630は、横臥状態になっているので、第2の大きさのシートT2の載置の妨げにならず、第2の大きさのシートT2をシート載置部601に容易に載置できる。
よって、本実施形態の手差しトレイ65によれば、シート載置部601を大きくする場合及び小さくする場合のいずれにおいても、ユーザの手間が掛からず、シート載置部601へのシートの載置を妨げず、シート載置部601からのシートのずれや落下を抑制することができる。
本実施形態の手差しトレイ65は、第2トレイ本体620が第1状態から第2状態へ変動することに連動してストッパ部材630を起立状態から横臥状態に回動させると共に、第2トレイ本体620が第2状態から第1状態へ変動することに連動してストッパ部材630を横臥状態から起立状態に回動させるストッパ回動機構640を備えている。
このため、本実施形態の手差しトレイ65によれば、第2トレイ本体620が第1状態と第2状態とに変動するのに伴って、ストッパ回動機構640によりストッパ部材630を起立状態と横臥状態とにすることができる。
したがって、本実施形態の手差しトレイ65においては、必要に応じてストッパ部材630が起立状態と横臥状態とに自動的に変動するので、ユーザの手間が掛からず、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
本実施形態の手差しトレイ65におけるストッパ回動機構640は、第2トレイ本体620に連結されるリンク機構641と、ストッパ部材630の下部に配置される板ばね650と、を有している。
このため、本実施形態の手差しトレイ65におけるストッパ回動機構640は、ストッパ部材630を起立状態から横臥状態に回動させるときには、リンク機構641を介して板ばね650を横臥させると共に、ストッパ部材630を横臥状態から起立状態に回動させるときには、リンク機構641を介して板ばね650を起立させる。
したがって、本実施形態の手差しトレイ65においては、ユーザが起立状態のストッパ部材630の上にシートを載置するようなことがあっても、板ばね650に抗して、ストッパ部材630は横臥状態になる。そのため、シート載置部601へのシートTの載置を妨げず、シート載置部601からのシートTのずれや落下を抑制することができる。
本実施形態の手差しトレイ65は、ストッパ部材630が横臥状態であることを検出するストッパ状態センサ660を備えている。
このため、本実施形態の手差しトレイ65は、第2トレイ本体620が第2状態に変動してストッパ部材630が横臥状態になったときに、ストッパ部材630の横臥状態をストッパ状態センサ660が検出する。
したがって、本実施形態の手差しトレイ65は、ストッパ状態センサ660によって第2トレイ本体620が第2状態になっているか、又は第1状態になっているかを検出することができる。
本実施形態のコピー機1においては、シートTが確実に載置される上記の手差しトレイ65から供給されるシートTに画像を形成するので、画像形成不良率を下げることができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、ストッパ回動機構640にリンク機構641が使用されているが、リンク機構641の代わりに、ラックピニオン機構を使用してもよい。すなわち、ラックピニオン機構として、第1トレイ本体610にピニオンを設け、そのピニオンの両側から1対のラックを噛み合わせ、1対のラックのうち、一方のラックを台部材646に設け、他方のラックを第2トレイ本体620に設けたラックピニオン機構を使用してもよい。
この場合、ピニオンとして、大径のピニオンと小径のピニオンを厚み方向で重ねて一体化した2段ピニオンを使用することが好ましい。また、2段ピニオンにおける一方のピニオンに台部材646のラックを噛み合わせ、他方のピニオンに第2トレイ本体620に設けたラックを噛み合わせて、台部材646と第2トレイ本体620との移動量を異ならせてもよい。
また、前記実施形態においては、ストッパ部材630には板ばね650が設けられているが、これに制限されず、ストッパ部材の全体を板ばねから形成することもできる。
更に、前記実施形態において、画像形成装置としてモノクロのコピー機1について説明しているが、これに限定されず、カラーコピー機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機等であってもよい。
シートとしては、例えば、紙、フィルムシート等が例示される。
1……コピー機(画像形成装置)、65……手差しトレイ(シート供給トレイ)、601……シート載置部、610……第1トレイ本体、611……第1シート載置部、620……第2トレイ本体、621……第2シート載置部、630……ストッパ部材、640……ストッパ回動機構、641……リンク機構、650……板ばね(弾性部材)、660……ストッパ状態センサ、GK……画像形成部、M……装置本体、T1……第1の大きさのシート、T2……第2の大きさのシート

Claims (3)

  1. 画像形成装置の装置本体の外部に配置され、該装置本体の内部に供給されるシートが載置されるシート載置部を有するシート供給トレイであって、
    前記装置本体側に位置し、第1の大きさのシートの全体を載置可能な第1シート載置部を前記シート載置部として形成する第1トレイ本体と、
    前記装置本体に接近した第1状態と前記装置本体から離間した第2状態とに変動可能に前記第1トレイ本体にスライド自在に連結され、前記第2状態において前記第1トレイ本体と合わせて、前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさのシートの全体又は一部を載置可能な第2シート載置部を前記シート載置部として形成する第2トレイ本体と、
    前記第1トレイ本体に配置される回動軸を中心に横臥した横臥状態と起立した起立状態とに前記第1トレイ本体に回動移動可能に連結され、前記起立状態において前記第1シート載置部に載置される前記第1の大きさのシートが前記装置本体から離間する方向へ移動することを規制すると共に、前記横臥状態において前記第2シート載置部の一部を構成するストッパ部材と、
    前記第2トレイ本体が前記第1状態から前記第2状態へ変動することに連動して前記ストッパ部材を前記起立状態から前記横臥状態に回動させると共に、前記第2トレイ本体が前記第2状態から前記第1状態へ変動することに連動して前記ストッパ部材を前記横臥状態から前記起立状態に回動させるストッパ回動機構と、を備え
    前記ストッパ回動機構は、前記第2トレイ本体に連結されるリンク機構と、前記ストッパ部材のシート受け止め面の背面側に配置され、前記ストッパ部材から離れる方向に「く」の字状に屈曲する起立片が下部に形成された弾性部材と、を有し、前記ストッパ部材を前記起立状態から前記横臥状態に回動させるときには前記リンク機構が前記起立片を介して前記弾性部材を横臥させると共に、前記ストッパ部材を前記横臥状態から前記起立状態に回動させるときには前記リンク機構が前記起立片を介して前記弾性部材を起立させ
    シート供給トレイ。
  2. 前記ストッパ部材が前記横臥状態であることを検出するストッパ状態センサを更に備える
    請求項1に記載のシート供給トレイ。
  3. 画像形成部を内部に有する装置本体と、
    装置本体の外部に配置される請求項1又は2に記載のシート供給トレイと、を備える
    画像形成装置。
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