JP4083590B2 - 排紙機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置の前面からアクセスできるフロントアクセスタイプの画像形成装置における排紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数部の原稿を画像形成装置で印刷する場合、トレイに排出された印刷物の各部の境界(例えば1部目と2部目の違い、もしくは1部目の最終ページと2部目の最初のページ)が判然とせず、ユーザが、面倒な仕分け作業を行わなければならないことがあった。
【0003】
そこで、このような難点を解消するために、印刷物の各部の境界を明確に確認できるようなシフター機能を具備した排紙機構が種々提案されている。そのシフター機能には、大別して3つの種類がある。
【0004】
(a)印刷物の部数が異なる毎に、印刷画像を90度回転させることにより、給紙する用紙の搬送方向(縦送り/横送り)を異ならせる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
(b)同一排出位置から排出された印刷物を受け取る排紙トレイを移動自在なオフセットトレイとして、その位置を変化させる(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
(c)排紙部に配設される排紙ローラにより印刷物をオフセットさせることにより、排紙位置を変える(例えば、特許文献3,4参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−199124号公報(段落「0020」〜「0021」,図4)
【特許文献2】
特開2000−86056号公報(段落「0077」〜「0083」,図1)
【特許文献3】
特開平5−186121号公報(段落「0015」〜「0018」 ,図1,図3)
【特許文献4】
特開平8−208091号公報(段落「0013」〜「0014」 ,図2,図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近時は、装置のコンパクト化が課題となり、装置の前面からアクセスできるフロントアクセスタイプの画像形成装置が提案されるようになった。このタイプでは、装置本体を前面から見た場合、その上部に配設される原稿読取部と下部に配設される用紙収納部の間の片側に画像形成部が配置され、これら各部によって「コ」の字型に形成される画像形成装置が多く提案されている。
【0009】
さらに、これらの画像形成装置には、高機能化対策として両面印刷機能を有し、コンパクト化のために、通常一般に用いられる“中間トレイ"方式による両面印刷手法ではなく、表面印刷直後の用紙を反転して裏面印刷を行う“スイッチバック"方式が採用されている。
【0010】
このような構成を具備した画像形成装置に、シフター機能を具備させる場合、前記(a)項に記載の方法は、同一用紙サイズで複数の給紙カセットが必要となり、装置のコンパクト化が妨げられるため、好ましくない。また、前記(b)項に記載のように、排紙トレイを可動式にするのは、限られた狭いスペース(“コの字"型の中間空間部)に配置される排紙トレイでは困難である。
【0011】
一方、前記(c)項に記載のように、排紙部に配設される排紙ローラにより印刷物をオフセットさせ、排紙位置を変える方法では、装置のコンパクト化に大きな妨げになることはなく、排紙トレイが固定されていてもよいため、上記のようなフロントアクセスの画像形成装置に適用できると考えられる。
【0012】
しかし、この手法を採用した場合、排紙トレイが装置本体中央の狭い空間部に配設されているため、オフセットされる用紙のスタッキング性が問題となる。すなわち、オフセット排出される用紙のスタッキング性が低いと、折角オフセット排出した用紙の仕分けが不可能になることが懸念されるからである。
【0013】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、フロントアクセスタイプの画像形成装置に設けられる排紙機構における印刷物のスタッキング性を向上させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
【0015】
(1)装置本体の上部に配設され、原稿の画像情報を読取る原稿読取部と、
前記装置本体の下部に配設され、印刷を行うための用紙を収納する給紙部と、
前記装置本体の中間部片側に配設される画像形成部と、を具備し、
前記装置本体が、前記原稿読取部と給紙部と画像形成部とを覆う前記装置本体の壁面により形成される中間部空間を用紙収納部とし、該中間部空間を構成する底壁を排紙トレイとする画像形成装置に設けられる排紙機構であって、
前記装置本体が、前記原稿読取部と給紙部と画像形成部とを覆う前記装置本体の壁面により形成される中間部空間を用紙収納部とし、該中間部空間を構成する底壁を排紙トレイとする画像形成装置に設けられる排紙機構であって、
前記中間部空間を形成する壁面は、少なくとも、用紙が排出される壁面と、該用紙が排出される壁面および印刷後の用紙のオフセット方向に垂直で且つ前記中間部空間に対して前記装置本体の後方側に配置された後面とを有し、
前記底壁が、前記後面側に対向する側から前記用紙搬送方向に直交する方向に沿って平坦に形成された平坦面と、該平坦面に続き前記後面側に向けて下方へ傾斜して形成された傾斜面とを備え、
排紙ローラにより、用紙搬送方向に直交する方向に沿って設定した複数排出位置から、印刷後の用紙をオフセットさせて排出させるシフター機構を備え、
該シフター機構は、一つの排出センター基準位置を前記平坦面上に設定し、他の排出センター基準位置を前記傾斜面上に設定することを特徴とする。
【0016】
この構成においては、平坦面に向けて排出された印刷後の用紙は、平坦面と後壁側との間に形成された傾斜面により、その側縁部が少し湾曲した状態となるため、取り出しやすくなる。
この構成においては、印刷後の用紙を用紙収納部の平坦面に排出させることで、多数枚の用紙を排出する場合でも、排出状態が安定化する。
この構成においては、排紙ローラにより印刷後の用紙をオフセットさせるシフター機能を設けているので、奥側の傾斜面を有効に活用して、オフセット排出時にも仕分け状態が明確となり、スタッキング性も向上する。
この構成においては、シフター機構を用いる場合に、オフセットさせない用紙束を平坦面に向けて排出することで、排出状態が安定し、かつ、オフセットさせる用紙束との仕分けが明確になる。
この構成においては、シフター機構を用いる場合に、オフセットさせる用紙束を傾斜面に向けて排出することで、傾斜面により、奥側寄りに滑りやすい状態となり、その側縁部が後壁によって確実に受け止められるため、仕分け状態が明確となり、かつ、スタッキング性も向上する。
【0017】
(2)前記中間部空間の用紙が排出される壁面と対向する面を開放状態にするとともに、前記中間部空間の前記用紙が排出される壁面に直交し、前記後面側に対向する面を開放状態とすることを特徴とする。
【0018】
この構成においては、装置本体の中間部空間のサイド部(一側面)からフロント部(前面)にかけて開放状態としているため、フロント側またはサイド側から印刷後の用紙を容易に確認して、取り出すことができ、利便性が向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係る排紙機構について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0028】
《画像形成装置》
図1は、画像形成装置100の構成を示し、図2は画像形成装置100の外形を示す。これらの図に示すように、画像形成装置100は、原稿読取部10、給紙部20、画像形成部30、排紙部40及び図示しない操作パネル部50等から構成され、用紙(記録紙やOHP等を含む各種記録媒体)に画像を形成する画像形成モード(ユーザーによって選択可能)としてコピアモード、プリンタモード、FAXモードを有している。
【0029】
そして、装置本体の上部に配設される原稿読取部10と、装置本体の下部に配設される給紙部20と、装置本体の中間部片側に配設される画像形成部30と、によって「コ」の字型に形成され、かつ、装置本体の中間部空間に排紙部30を設けている。
【0030】
その排紙部30は、図2にも示すように、そのサイド部を開放状態として、排紙部30に対する視認性を向上させ、かつ、大サイズの用紙が排紙された場合には、その先端部を外部に突出させ、フロント側およびサイド側から用紙を容易に取り出せるようにして、利便性の向上を図っている。
【0031】
上述の原稿読取部10は、装置本体の上部に配設され、プラテンガラス11、原稿載置トレイ12及びスキャナ光学系13等から構成される。スキャナ光学系13は、光源14、反射ミラー15a〜15c、光学レンズ16及びCCD(Charge Coupled Device)17を有する。
【0032】
光源14は、プラテンガラス11に載置された原稿又は原稿載置トレイ12から原稿搬送路R上を搬送される原稿に光を照射する。複数の反射ミラー15a〜15cは、原稿からの反射光を反射させて光学レンズ16に導く。光学レンズ16は、反射ミラー15a〜15cによって導かれた反射光を集光してCCD17に導く。CCD17は、集光された反射光を光電変換する。
【0033】
給紙部20は、装置本体の下部に配置され、給紙トレイ21、手差トレイ22及びピックアップローラ23等から構成される。給紙トレイ21及び手差トレイ22は、画像形成時に用紙搬送路Sに給紙される用紙を載置する。ピックアップローラ23は、回転駆動されることにより、各トレイ21、22に載置された用紙を用紙搬送路Sに給紙する。
【0034】
画像形成部30は、原稿読取部10の下方の手差トレイ22側に配置され、図示しないレーザスキャニングユニット(以下、LSUと言う)、感光体ドラム31及び定着装置36を有し、感光体ドラム31の周囲に、帯電器32、現像装置33、転写装置34及び除電器35が感光体ドラム31の回転方向である図1に示す矢印の方向に沿ってこの順に配設されている。また、操作パネル部50は、原稿読取部10のフロント側に配設され、印字枚数や印字倍率等の各種設定の入力を受け付ける図示しない複数の入力キーを備えている。
【0035】
排紙部40は、給紙トレイ21の上方に配置され、シフター機構41及び用紙収納部としての排紙トレイ42等から構成され、そのシフター機構41によって、画像形成の終了した用紙搬送路S上の用紙を排紙トレイ42にオフセット状態に排出する。排紙トレイ42は、シフター機構41から排出される用紙を載置する。なお、シフター機構41については後で詳述する。
【0036】
コピアモードにおいて原稿の画像を用紙にコピーする際、原稿読取部10のプラテンガラス11又は原稿載置トレイ12にコピーしたい原稿を載置した後、操作パネル部50に設けられた各入力キーを押下して印字枚数、印字倍率等の設定入力を行い、図示しないスタートキーを押下してコピー動作を開始する。
【0037】
スタートキーが押されると、画像形成装置100は、ピックアップローラ23が回転して用紙搬送路Sに用紙が給紙される。給紙された用紙は、用紙搬送路S上に設けられたレジストローラ51に搬送される。レジストローラ51に搬送された用紙の搬送方向の先端部は、用紙に転写されるべき感光体ドラム31上に形成されるトナー画像との位置合わせを行うため、用紙の副走査方向とレジストローラ51の軸方向とが平行になるようにレジストローラ51にチャックされる。
【0038】
原稿読取部10によって読み取られた画像データは、入力キー等を用いて入力された条件で画像処理が施された後、LSUにプリントデータとして送信される。LSUは、帯電器32によって所定の電位に帯電された感光体ドラム31表面に、図示しないポリゴンミラー及び各種レンズを介して上記画像データに基づいたレーザ光を照射して静電潜像を形成する。
【0039】
その後、現像装置33の図示しない現像槽中に設けられた一部が感光体ドラム31に対向するMGローラ33a表面に付着しているトナーが、感光体ドラム31表面上の電位ギャップに応じて感光体ドラム31表面に引き寄せられて付着し、静電潜像が顕像化される。
【0040】
感光体ドラム31上に残留したトナーは、図示しないドラムユニットのクリーニングブレードによって掻き取られ、図示しないクリーナユニットによって回収される。その後、レジストローラ51によって、レジストローラ51にチャックされている用紙と、感光体ドラム31表面に形成されたトナー画像との位置が合わせられ、用紙を感光体ドラム31と転写装置34との間に搬送する。
【0041】
次に、転写装置34に設けられた転写ローラ34aを用いて感光体ドラム31表面のトナー画像を上記用紙に転写する。トナー画像の転写が終了した用紙は、定着装置36の上ヒートローラ36aと下ヒートローラ36bとの間を通過することで熱と圧力が加えられるとともにトナー画像が溶融・固着され、排出用紙シフター機構41によって排紙トレイ42に排出される。
【0042】
《排紙機構》
〈シフター機構〉
図3は、シフター機構の構成を示す横断面図である。このシフター機構41は、筐体55、オフセット部材60、回転駆動源65、駆動伝達部70、オフセット用駆動源75及びオフセット用駆動伝達部80等から構成され、操作パネル部50に設けられた各入力キーを押下して用紙の仕分け機能の実施の設定入力があった場合、図4に示すように、各部数毎に、排紙トレイ42上の用紙の排出の基準となる排出位置Aに対して用紙搬送方向に直交する方向である矢印Y方向にずらした排出位置B,Cに用紙をオフセットさせて排出する。
【0043】
筐体55は、装置本体のフレーム90に支持され、内部にオフセット部材60、駆動伝達部70、オフセット用駆動源75及びオフセット用駆動伝達部材80を備えている。オフセット部材60は、筐体61及びその筺体61に回転自在に支持されるオフセットローラ62等から構成され、例えば図3に示す状態から、矢印Y方向に移動して、用紙をオフセットさせて排紙トレイ42に排出する。
【0044】
筐体61は、用紙を用紙搬送方向に排出できるようにオフセットローラ62を回転自在に支持する。オフセットローラ62は、複数のローラ62a、62bが対になるように支持され、回転することによって用紙をチャックして排紙トレイ42に排出する。
【0045】
回転駆動源65は、駆動伝達部材70を介して、オフセットローラ62を回転駆動する。駆動伝達部材70は、駆動ギヤ71、シャフト72、連結ギヤ73(73a〜73c)及びスライド部材74等から構成され、駆動ギヤ71は、シャフト72に固定され、回転駆動源65によって回転駆動される。
【0046】
シャフト72は、装置本体のフレーム90内側でオフセットローラ62と同じ方向に回転自在に支持され、嵌入されたスライド部材74を摺動自在に支持すると共に、オフセット部材60をスライド部材74、連結ギヤ73を介して用紙の搬送方向に直交する方向に移動自在に支持する。また、シャフト72には、連結ギヤ73及びオフセット部材60の移動範囲を規制するために、スライド部材74に設けられた軸方向に長孔74aから突出した規制部材72aが突設されている。
【0047】
3つの連結ギヤ73(73a〜73c)は、ギヤ73bを中心に連動連結され、ギヤ73aは、筐体61のシャフト側に設けられた開口から突出し且つスライド部材74に固定され、スライド部材74と共に、シャフト72に対して矢印Y方向に摺動自在に支持され、かつ、そのギヤ73aは、規制部材72aを介して、スライド部材74及びシャフト72と一体に回転する。
【0048】
ギヤ73bは、オフセットローラ62の一方のローラ62aの支軸63aの一端に固定され、ギヤ73cは、オフセットローラ62の他方のローラ62bの支軸63bの一端に固定されている。ここで、ギヤ73b、73cの回転方向は、互いに逆方向なので対となるローラ62a、62bとの接触部分(ニップ領域)の回転方向は同方向となる。
【0049】
オフセット用駆動源75は、オフセット用駆動伝達部80に接続され、オフセット部材60を矢印Y方向に移動させる駆動力を付与する。オフセット用駆動伝達部80は、ピニオンギヤ81及びラックギヤ82等から構成される。ピニオンギヤ81は、オフセット用駆動源75によって回転駆動され、ラックギヤ82を矢印Y方向に移動させ、そのラックギヤ82と一体の筐体61を同方向に移動させる。これにより、オフセットローラ62に挟まれた用紙が排紙ローラ42上にオフセットした状態で排出される(図4参照)。なお、ギヤ73a及びスライド部材74は、筐体61とともに矢印Y方向に移動し、規制部材72aによって、その移動範囲(オフセット幅)が規制される。
【0050】
〈排紙トレイ〉
排紙部40は、前述したように、そのサイド部を開放状として、壁を立設することなく、また、そのフロント側角部にピラー等を立設することもなく、排紙部40に対するフロント側およびサイド側からの視認性を良好なものとして、印刷物の排出状態を明確に確認しつつ、フロント側またはサイド側のいずれからでも印刷物を容易に取り出せるようにして、利便性を向上させている。
【0051】
さらに、排紙トレイ42は、図5に示すように、用紙搬送方向に直交する方向にて、平坦面42aと、前記平坦面42aの内側から後壁43側に向けて下方に傾斜する傾斜面42bと、を有している。なお、その傾斜面42bは、図5では、平坦状であるが、実際には、印刷物に折曲跡が付かないように、その断面は曲面状(R面状)に形成されている(図2参照)。
【0052】
このような構成により、通常の(オフセットさせない)排出では、例えば、図6に示すように、平坦面42aに向けて排出された印刷後の用紙は、平坦面42aと後壁43側との間に形成された傾斜面42bにより、その側縁部が少し湾曲した状態となるため、取り出しやすくなる。なお、一点鎖線で挟まれた部分C(1inch幅)は、オフセット状態で排出する際のセンター基準位置からのシフト幅を示す。
【0053】
また、シフター機構41により、印刷後の用紙をシフトさせて排出する場合、例えば、図7に示すように、まず、印刷後の用紙を平坦面42aに安定に排出させた後、次の用紙束を、奥側にオフセットさせれば、オフセットさせた用紙の側部が傾斜面42bによって確実に受け止められるため、仕分け状態が明確となり、かつ、スタッキング性が向上する。
【0054】
この構成においては、シフター機能を用いる場合に、オフセットさせる用紙束を傾斜面に向けて排出することで、オフセットさせた用紙の側部が傾斜面42bによって確実に受け止められるため、オフセットさせない用紙束との仕分け状態が明確になる。
【0055】
なお、本発明は、画像形成装置を、図1に示す構成に限定するものではなく、少なくとも、装置本体の上部に配設され、原稿の画像情報を読取る原稿読取部と、前記装置本体の下部に配設され、印刷を行うための用紙を収納する給紙部と、前記装置本体の中間部片側に配設される画像形成部と、を具備し、前記装置本体が、前記原稿読取部と給紙部と画像形成部とによって「コ」の字型に形成されるフロントアクセスタイプの画像形成装置であれば、その他の構成や形式の如何を問わず、本発明の排紙機構を適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、以下のような効果を奏する。
【0057】
(1)装置本体の中間部空間に形成される用紙収納部が、用紙搬送方向に直交する方向にて、平坦面と、前記平坦面から後壁側に向けて下方に傾斜する傾斜面と、を有するので、平坦面に向けて排出された印刷後の用紙は、平坦面と後壁側との間に形成された傾斜面により、その側縁部が少し湾曲した状態となるため、取り出しやすくなる。
【0058】
(2)装置本体の中間部空間のサイド部からフロント部にかけて連続した開放状態としているので、用紙収納部に排出された用紙は、サイド側からでも容易に視認することができるため、フロント側またはサイド側から印刷後の用紙を容易に取り出すことができ、利便性が向上する。
【0059】
(3)印刷後の用紙を用紙収納部の平坦面に排出させるので、多数枚の用紙を排出する場合でも、排出状態が安定化する。
【0060】
(4)シフター機構が、排紙ローラにより印刷後の用紙をオフセットさせ、用紙収納部上の排紙位置を変えるので、奥側の傾斜面を有効に活用して、オフセット排出時にも仕分け状態が明確となり、スタッキング性も向上する。
【0061】
(5)シフター機構を用いる場合に、オフセットさせない用紙束を平坦面に向けて排出するので、排出状態が安定し、かつ、オフセットさせる用紙束との仕分けが明確になる。
【0062】
(6)シフター機能を用いる場合に、オフセットさせる用紙束を傾斜面に向けて排出するので、傾斜面により、奥側寄りに滑りやすい状態となり、その側縁部が後壁によって確実に受け止められるため、仕分け状態が明確となり、かつ、スタッキング性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る排紙機構を具備した画像形成装置の構成図である。
【図2】同画像形成装置の斜視図である。
【図3】同シフター機構の要部構成図である。
【図4】同オフセット状態に排出された用紙の説明図である。
【図5】同排紙トレイの構成説明図である。
【図6】同通常の排紙状態の説明図である。
【図7】同シフト排出された状態の説明図である。
【符号の説明】
10−原稿読取部
20−給紙部
30−画像形成部
41−シフター機構
42−用紙収納部
42a−平坦面
42b−傾斜面
62−排紙ローラ

Claims (3)

  1. 装置本体の上部に配設され、原稿の画像情報を読取る原稿読取部と、
    前記装置本体の下部に配設され、印刷を行うための用紙を収納する給紙部と、
    前記装置本体の中間部片側に配設される画像形成部と、を具備し、
    前記装置本体が、前記原稿読取部と給紙部と画像形成部とを覆う前記装置本体の壁面により形成される中間部空間を用紙収納部とし、該中間部空間を構成する底壁を排紙トレイとする画像形成装置に設けられる排紙機構であって、
    前記中間部空間を形成する壁面は、少なくとも、用紙が排出される壁面と、該用紙が排出される壁面および印刷後の用紙のオフセット方向に垂直で且つ前記中間部空間に対して前記装置本体の後方側に配置された後壁面とを有し、
    前記底壁が、前記後壁面側に対向する側から前記用紙搬送方向に直交する方向に沿って平坦に形成された平坦面と、該平坦面に続き前記後壁面側に向けて下方へ傾斜して形成された傾斜面とを備え、
    排紙ローラにより、用紙搬送方向に直交する方向に沿って設定した複数排出位置から、印刷後の用紙をオフセットさせて排出させるシフター機構を備え、
    該シフター機構は、一つの排出センター基準位置を前記平坦面上に設定し、他の排出センター基準位置を前記傾斜面上に設定することを特徴とする排紙機構。
  2. 前記中間部空間の用紙が排出される壁面と対向する面を開放状態にするとともに、前記中間部空間の前記用紙が排出される壁面に直交し、前記後壁面側に対向する面を開放状態とすることを特徴とする請求項1項に記載の排紙機構。
  3. 前記平坦面から傾斜面への接続部は所定半径で湾曲する形状からなる請求項1または請求項2に記載の排紙機構。
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