JP6398317B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
一般に、原稿の画像を読み取るための画像読取装置に搭載される原稿搬送装置(以下、単に「ADF」と称する)は、原稿トレイに積載された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して画像読取手段に向かって搬送するようになっている。ADFにより搬送する原稿の画像は、画像読取手段により読み取られる(例えば、特許文献1参照)。
近年、原稿の両面画像を読み取る場合には、表面画像を画像読取手段により読み取るとともに、ADF内の搬送経路上に第2画像読取手段を配置し、この第2画像読取手段にて裏面画像を読み取る1パス両面読取方式を採用するADFが増えてきている。
この際、原稿の供給から読み取りを経て排出するまでの搬送経路をストレート構成にすれば、読み取り可能な原稿の種類への対応力を向上することができる。具体的には、免許証、或いは銀行等のキャッシュカードやIDカード等といった樹脂カードのように、厚い原稿の搬送及び読み取りにも対応することができる。
また、所謂コピー用紙と称される通常原稿を主とする排出口とは別に第2排出口を配置することによって、画像読み取り後の名刺サイズ等の小サイズ原稿を第2排出口から排紙することを可能としたものが各種提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
これにより、第2画像読取手段を配置したものでありながら、名刺等の小サイズ原稿の両面を1パスで読み取ることができる。
ところが、近年のADFにおいて、供給口から排出口に至る搬送経路は、ADFをコンパクト化しつつなるべく大きなサイズの原稿の搬送及び読み取ることを目的としている。
このため、給紙トレイと排出トレイとの一部が上下で離間した状態で重なるように配置したり、供給口から排出口に至る搬送経路の中途部には、Uターン搬送経路を形成するなどの工夫がなされ、新たな部品等を配置するには様々な構成上の制約がある。
なお、上述した通常原稿とは、このUターン搬送経路を用いた原稿の引き継ぎ搬送を可能とする最小サイズ(例えば、葉書サイズ)から最大サイズ(例えば、A4又はA3規格サイズの縦搬送)の範囲で予め設定した許容サイズを総称したものである。
また、小サイズ原稿とは、規格サイズとしては主として名刺サイズがあるが、普通サイズとしての最小サイズよりも小さいものであれば、名刺サイズに限定されるものではない。
そして、このような小サイズ原稿は、例えば、名刺であれば普通紙に比べて厚肉の紙ではあるもの、多少の撓りが発生する程度の搬送経路であれば完全なストレート搬送経路でなくても原稿の搬送は可能である。
一方、同じ名刺サイズであっても、例えば、免許証、或いは銀行等のキャッシュカードやIDカード等のような厚肉の樹脂カード類にあっては、撓みを発生させることは困難であった。特に、近年のこれらの厚肉の樹脂カード類の一部にあっては、ICチップ等を搭載しているなど、撓みの発生は厳禁に近いものであった。
しかしながら、上述した特許文献1に開示の構成では、給紙から排出に至る搬送経路が完全なストレートとはなっていないうえ、プラテンガラスに原稿を密着させるための補助ローラを画像読取手段の近傍に配置してプラテンガラスに密着させているため、厚肉の樹脂カード類を下流側に搬送することが困難であった。
また、上述した特許文献2,3に開示の構成では、給紙口を排出口よりも下方に配置しているため、原稿をセットする際に排出トレイ等が邪魔となり、特に、小サイズの名刺や樹脂カードをセットするのが面倒であるという問題が生じていた。
また、原稿トレイに小サイズ原稿を適正にセットできないと、原稿ジャムやスキュー搬送の要因にもなってしまうという問題が生じていた。
このように、装置本体の小型化、読み取り時間の短縮化に加え、近年の原稿の読み取りの多様化に対応可能な画像読取装置及び画像形成装置が要望されているが、そのような要望に応えるものはなかった。
さらに、小サイズ原稿の搬送を可能とするためには、多くの搬送ローラを搬送経路に配置しないと原稿の下流側への引継ぎができなくなる。
このため、特許文献1のように補助ローラを配置することができれば、小サイズの原稿の搬送が可能となるが、補助ローラの下方には画像を読み取るためのプラテンガラスが存在していることから、搬送経路中の他の搬送ローラのように一対のローラによるニップ搬送の構成を採用することはできない。
そこで、特許文献1では、補助ローラをプラテンガラスに接触させ、その間に原稿を位置させることで補助ローラからの接触圧により搬送力を得るようにしている。
しかしながら、補助ローラをプラテンガラスに接触させていると、原稿が位置していないときにおいても補助ローラは回転駆動しているため、プラテンガラスに擦り跡が付着してしまったり、補助ローラに磨滅等が発生してしまうという問題が生じていた。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、装置本体の小型化や読み取り時間の短縮化に貢献しつつ、小サイズで厚肉の樹脂カード類への読み取りを可能とし、原稿の読み取りの多様化に対応することができる画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像読取装置は、上記目的を達成するため、画像の読み取り対象となる原稿を供給する原稿トレイと、前記原稿トレイから供給した前記原稿を搬送する原稿搬送部と、前記原稿搬送部に設けた搬送原稿読取面に対応して前記原稿が位置したときに前記搬送原稿読取面を通過する搬送中の前記原稿の画像を読み取りかつ主走査方向中央のカード供給トレイの樹脂カードをカード搬送経路面から前記搬送原稿読取面に搬送し前記樹脂カードの画像を読み取る画像読取部と、前記搬送原稿読取面で読み取った前記原稿が排出される排出トレイと、前記搬送原稿読取面で読み取った前記樹脂カードが排出される排出面と、を備え、前記排出トレイは、前記原稿トレイより下方に配置され、前記カード搬送経路面と前記搬送原稿読取面とは同一平面に配置されかつ前記搬送原稿読取面と前記排出面とが同一平面に配置され、前記搬送原稿読取面と前記排出面との間の搬送面と離間状態で対向するように原稿接触点が位置する補助搬送部材を設けたことを特徴とする。
本発明では、装置本体の小型化や読み取り時間の短縮化に貢献しつつ、小サイズで厚肉の樹脂カード類への読み取りを可能とし、原稿の読み取りの多様化に対応することができる画像読取装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る原稿搬送部の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る原稿搬送部の要部の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る原稿搬送部における補助搬送ローラの配設位置の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る原稿搬送部を示し、(A)は原稿搬送時の原稿の流れを示す説明図、(B)はカード搬送時のカードの流れを示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る原稿搬送部を示し、(A)は補助搬送ローラに薄肉のカードが接した直後の説明図、(B)は補助搬送ローラによって薄肉のカードに搬送力が最大に加わった状態の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る原稿搬送部を示し、(A)は補助搬送ローラに厚肉のカードが接した直後の説明図、(B)は補助搬送ローラによって厚肉のカードに搬送力が加わった状態の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る原稿搬送部の要部の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る原稿搬送部を示し、補助搬送ローラの配設位置の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る原稿搬送部を示し、補助搬送ローラの配設位置の調整部材の説明図である。 本発明の実施の形態3の変形例に係る原稿搬送部を示し、補助搬送ローラの調整部材の変更部材の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る原稿搬送部における傾斜面の角度調整部材を示し、(A)は薄肉のカードCを搬送しているときの説明図、(B)は厚肉のカードCを搬送しているときの説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の一実施の形態を示す図であり、画像形成装置を電子写真方式の複合機1に適用した例を示している。複合機1としては、例えば、一般的な静電作像方法を用いて画像を形成するフルカラーの複写機やモノクロ画像を形成する複写機などが挙げられる。また、作像方式としては、電子写真方式以外にも、例えばインクジェット方式等を用いることも可能である。さらに、上述の本発明に係る画像読取装置を備えた画像形成装置は、複合機1として構成される他に、ファクシミリ装置、印刷機又は複合機として構成してもよい。
図1に示すように、複合機1は、給紙部2と、画像形成部3と、画像読取部4と、自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」とも称する)5と、から構成されている。また、本実施の形態において、画像読取部4とADF5とは、画像読取装置6を構成する。
給紙部2は、サイズの異なるシート状の記録材Pを収納可能とする上下3段の給紙カセット21A,21B,21Cを有する。給紙部2は、給紙カセット21A,21B,21Cに収納された記録材Pをそれぞれピックアップして給紙する給紙装置21,22,23を有する。給紙部2は、これら給紙装置21,22,23から給紙された記録材Pを画像形成部3の所定の画像形成位置まで搬送する各種ローラ等から形成される給紙経路24を有する。
画像形成部3は、露光装置31と、複数の感光体ドラム32と、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の異なる色のトナーが充填された現像装置33と、転写ベルト34と、二次転写部35と、定着部36と、を有する。
画像形成部3は、例えば、画像読取装置6で読み取った読取画像に基づいて、露光装置31により各感光体ドラム32を露光(レーザ光L)して各感光体ドラム32に潜像を形成する。これにより、各現像装置33は、各感光体ドラム32にそれぞれ異なる色のトナーを供給して現像するようになっている。
そして、画像形成部3は、各感光体ドラム32に現像された像を転写ベルト34に一次転写し、二次転写部35で記録材Pにトナー像を二次転写した後に、定着部36により記録材Pに二次転写したトナー像を溶融して、記録材Pにカラー画像を定着する。
ところで、詳細な構成は省略するが、画像形成部3は、給紙部2の給紙経路24に搬送された記録材Pを引き継いでレジスト部37で同期させた状態で二次転写部35及び定着部36を経由し、集積トレイ38に排出する搬送経路39Aを有する。
また、画像形成部3は、手差トレイ25に積載した記録紙(図示せず)をレジスト部37よりも上流側で搬送経路39Aに給紙する手差給紙経路39Bを有する。
さらに、画像形成部3は、記録材Pの両面に画像を形成する場合に、表面側の画像定着後の記録材Pを、スイッチバック経路39C及び反転経路39Dを経由してレジスト部37よりも上流側に再給紙するようになっている。
画像読取部4は、光源及びミラー部材を搭載した第1キャリッジ41と、ミラー部材を搭載した第2キャリッジ42と、結像レンズ43と、撮像部44と、を有する。
画像読取部4は、詳しくは後述するが、ADF5により搬送される原稿Sの表面画像を読み取る場合には、第1キャリッジ41をスリットガラス45の直下に移動し、その位置を読取位置として停止させる。
そして、第1キャリッジ41は、スリットガラス45の上面を通過中の原稿Sに向かって光源からの照明光を照射する。スリットガラス45を透過して原稿Sで反射した反射光は、第1キャリッジ41及び第2キャリッジ42に搭載された各ミラー部材を経由して結像レンズ43により撮像部44に結像して読取画像として読み取らせるようになっている。なお、この読取位置において、原稿Sの表面画像は結像レンズ43に関して撮像部44と共役である。
一方、突当部材47に突き当てた状態でプラテンガラス46上に載置された原稿を読み取る場合には、第1キャリッジ41及び第2キャリッジ42を、図1において左右方向(副走査方向)に移動させる。そして、各キャリッジ41,42を移動させる過程で、光源により原稿Sに光を照射し、各キャリッジ41,42に搭載された各ミラー部材により原稿Sからの反射光を折り返す。その反射光は、結像レンズ43により結像して撮像部44で読み取らせる。
なお、上述した給紙部2、画像形成部3、画像読取部4の各種制御は、図示しない本体制御部によってその駆動等が制御されるが、これらの各種制御は公知の技術を用いているために、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態において、スリットガラス45の上面とプラテンガラス46の上面とは同一平面上に配置されている。また、スリットガラス45と突当部材47との間には、紙面奥行き方向(主走査方向)に延びるスペーサ48が設けられている。なお、このスペーサ48の具体的な構成は後述する。また、スペーサ48は突当部材47と一体でもよい。
ADF5は、原稿載置台としての原稿トレイ51と、各種ローラ等からなる原稿搬送部52と、画像読み取り後の原稿Sを集積する排出トレイ53と、を有する。原稿トレイ51と排出トレイ53とは、ADF5の小型化を目的として、少なくともその一部が離間状態で上下に重ねて配置している。
ADF5は、原稿トレイ51に載置された原稿Sの原稿束から最上位の原稿Sを1枚ずつ分離して原稿搬送部52によりスリットガラス45上に搬送する。
そして、ADF5は、スリットガラス45を通過する際に画像読取部4により原稿Sの画像を読み取った後、排出トレイ53に排出する。また、ADF5は、画像読取部4に対して図示しないヒンジ機構等の開閉機構を介して開閉自在に取り付けられている。
次に、図2を参照して、ADF5の詳細な構成について説明する。
原稿トレイ51は、原稿搬送部52を原稿Sの先端側として、その先端側が下方、その後端側が上方となるように給紙方向上流側に上向き傾斜して配置されている。原稿トレイ51は、先端側原稿トレイ51Aと後端側原稿トレイ51Bとで分割されており、先端側原稿トレイ51Aは軸51Cを回動中心として原稿Sの束厚に応じて先端が下方に傾くように回動可能となっている。原稿トレイ51は、原稿搬送部52に向かう原稿Sの給紙方向と直行する左右方向を位置決めするサイドガイド板54を有する。
サイドガイド板54は、原稿トレイ51の一方の縁部側に原稿Sの一方の縁部を当接させて原稿Sの他方の縁部に対して移動可能に配置している。すなわち、サイドガイド板54は、原稿トレイ51の他方の縁部側に配置されて一方の縁部側に対して接近・離間するようスライド可能に原稿トレイ51に設けられている。これにより、原稿トレイ51にセットする原稿サイズが小さくなるほど原稿トレイ51の他方の縁部側に原稿Sを変位させる。なお、サイドガイド板54は、原稿トレイ51と原稿Sの幅方向の中心を一致させるように相対的に接近・離間可能な一対のものでもよい。
原稿搬送部52は、少なくともその上方を開閉可能としたカバー55によって覆われている。カバー55は、原稿Sの先端がカバー内部に臨むように原稿トレイ51の給紙方向下流側端部付近の上方に供給口55aを有する。カバー55は、供給口55aよりも内部に先端側原稿トレイ51Aの先端が位置するように、先端側原稿トレイ51Aの先端の上方を覆っている。原稿搬送部52は、供給口55aから排出トレイ53の上方の排出口55bに至る範囲をカバー55等に形成されたリブ55c(詳細は図示せず)等によって原稿搬送経路56を形成している。さらに、複合機1の全体の側面側のカバー55には、カード供給部71が設けられている。
原稿搬送部52は、原稿Sの原稿搬送方向を基準として供給口55a側の上流端であって先端側原稿トレイ51Aの先端上部に、原稿Sの載置により回動するセットフィラー57を有する。原稿搬送部52は、供給口55aよりも内側の近傍に配置されたピックアップローラ58と、原稿搬送経路56を挟んで対向するように配置された給紙ローラ59及び分離板60と、を給紙部として有する。
ピックアップローラ58は、接触位置において原稿トレイ51に積載された原稿Sのうち、最上位側から数枚(理想的には1枚)の原稿Sをピックアップする。
給紙ローラ59は原稿給送方向に回転可能となっている。分離板60は、複数枚の原稿Sが重送されようとした場合に、給紙ローラ59の回動移動方向に対して最上位以外の原稿Sの抵抗となることにより、原稿Sの重送を抑制する。なお、給紙ローラ59はベルト方式のものでもよいし、分離板60は給紙ローラ(給紙ベルト)とは逆方向に回転するローラ方式のものでもよい。
原稿搬送部52は、原稿搬送経路56を挟んで対向するように原稿Sをニップして搬送する複数の搬送ローラ対61〜67を有する。また、搬送ローラ対63と搬送ローラ対64との間であってスペーサ48と対向する位置には、対ではない一つの、すなわち、対向するローラの無い補助搬送ローラ68が設けられている。また、原稿搬送部52は、スリットガラス45の上方で搬送ローラ対63と補助搬送ローラ68との間の直線的に原稿Sを搬送する経路上に第2原稿画像読取装置69を配置している。
なお、搬送ローラ対61〜67の配置数や配置場所は、例えば、原稿搬送経路56の経路設計や、ADF5が許容する原稿Sの最小サイズの原稿搬送方向の長さ等に応じて任意である。本実施の形態において、搬送ローラ対63〜67及び補助搬送ローラ68の各配置間隔は最小原稿サイズであるカードCの長手方向の長さ以下とされている。
搬送ローラ対61は、ピックアップローラ58の駆動タイミングに応じて、給紙した原稿Sの先端を突き当ててスキュー搬送を補正し、補正後の原稿Sを引き出し搬送する先端整合機能を有するようになっている。
搬送ローラ対67は、排出口55bよりも上流側直前に配置して原稿Sを排出口55bから排出トレイ53に向けて排出する排出ローラとして機能する。
第2原稿画像読取装置69は、原稿Sの裏面画像を読み取る第2読取手段として用いられ、原稿S及びカードCの表面画像を画像読取部4の撮像部44で読み取る前に原稿S及びカードCの裏面画像を読み取るように密着型のイメージセンサ等を用いている。
なお、第1キャリッジ41、第2キャリッジ42、結像レンズ43、撮像部44は、第2原稿画像読取装置69と同様に一つの密着型のイメージセンサによって構成してもよい。また、図2以降における図示並びに以下の説明においては、図示及び説明の便宜上、第1キャリッジ41のみを図示するとともに、この第1キャリッジ41で画像を読み取るものとして説明する。
カード供給部71は、カード供給口72と、カード供給トレイ73と、カードピックアップローラ74と、カード搬送経路75と、を有する。
カード供給トレイ73は、常時は閉じていてカバー55の側面の一部を構成し、供給口72を開放するように回動可能となっている。
カードピックアップローラ74は、カード供給トレイ73にセットされたカードCを取り出してカード搬送経路75にカードを供給する。
カード搬送経路75は、供給口72から搬送ローラ対63に至る経路であり、スリットガラス45の上流側で原稿搬送経路56に合流する。この際、カード搬送経路75は、スリットガラス45に至る範囲を、スリットガラス45の上面を基準として同一平面上に位置するストレート搬送路とするのが望ましい。
なお、本実施の形態において、カード供給部71は、図3に示すように、主走査方向の略中央に設けている。
(ADF5の各種センサ構造)
一方、原稿トレイ51には、図2に示すように、原稿トレイ51に載置した原稿Sの向きが縦長か横長の何れであるかを検知する第1原稿長さ検知センサ81A〜第3原稿長さ検知センサ81Cを給送方向に沿って離隔して設けている。
第1原稿長さ検知センサ81Aは、例えば、原稿トレイ51の他方の縁部側に片寄った供給口55aの近傍に配置され、例えば、サイドガイド板54の対向距離を検知する検知センサ(図示せず)と併用して原稿トレイ51に載置された原稿がカードCであることを検知する検知センサとして機能する。
第2原稿長さ検知センサ81Bと第3原稿長さ検知センサ81Cとは、例えば、サイドガイド板54の対向距離を検知する検知センサ(図示せず)と併用して原稿トレイ51に載置された原稿Sのサイズ検知センサとして機能する。
例えば、サイドガイド板54の対向距離がA4規格サイズの長手方向の長さを検知し、第2原稿長さ検知センサ81Bが原稿Sを検知しかつ第3原稿長さ検知センサ81Cが原稿Sを検知していないとき、図示しないADF制御部はA4横置きと判定する。
また、サイドガイド板54の対向距離がA4規格サイズの長手方向の長さを検知しているときに、第2原稿長さ検知センサ81Bと第3原稿長さ検知センサ81Cとが原稿Sを検知しているとき、ADF制御部はA3縦置きと判定する。
なお、これらの原稿サイズや縦置き・横置きの判定は公知であるため、上述した以外の原稿載置パターンの判定方法は省略する。また、第2原稿長さ検知センサ81B及び第3原稿長さ検知センサ81Cには、光学的手段により非接触で検知する反射型センサ又は接触式のアクチュエータ等の接触型センサを用いてもよい。
また、原稿トレイ51の先端寄りの底面付近には、セットフィラー57の先端部の移動軌跡上の最下部を検知することによって、原稿トレイ51に原稿Sが載置されたか否かを検知する原稿セットセンサ82が設けられている。
例えば、上述した原稿Sのサイズや載置方向の検知とは別に、原稿セットセンサ82がセットフィラー57の先端を検知しているとき、すなわち、原稿Sによってセットフィラー57の先端が回動しているときに、ADF制御部はADF5に原稿Sがセットされていると判定する。
また、原稿セットセンサ82がセットフィラー57の先端を検知していないとき、すなわち、原稿Sによってセットフィラー57の先端が回動していないときに、ADF制御部はADF5に原稿Sがセットされていないと判定する。なお、原稿セットセンサ82は、原稿トレイ51と原稿搬送部52との何れに設けてもよい。
また、先端側原稿トレイ51Aの先端の下方には、ホームポジションセンサ83が設けられている。例えば、原稿トレイ51に原稿Sが載置されていない状態、すなわち、先端側原稿トレイ51Aにピックアップローラ58が直接接触している状態をホームポジションとして規定する。そして、そのホームポジションセンサ83と先端側原稿トレイ51Aとの離間距離を基準とし、その離間距離であることをホームポジションセンサ83が検知しているときに、ADF制御部は先端側原稿トレイ51Aがホームポジションにあると判定する。
また、原稿搬送部52は、給紙適正位置センサ84、突当センサ85、原稿幅センサ86、読取入口センサ87、レジストセンサ88、排出センサ89を、原稿Sの搬送方向上流側から下流側に向かってこの順に配置している。
給紙適正位置センサ84は、先端側原稿トレイ51Aの先端部の上方に配置し、原稿搬送経路56で搬送中の原稿Sの有無を検知する。給紙適正位置センサ84は、原稿載置面に載置された原稿Sの給送方向前端部が適切な高さである給紙適正位置に保持されているかを検知する。
突当センサ85は、給紙ローラ59と搬送ローラ対61との間に配置している。突当センサ85が原稿Sの先端及び後端を検知したときに、図示しない制御回路は、その搬送距離に対応するモータパルスから原稿Sの搬送方向の長さを判定する。
原稿幅センサ86は、搬送ローラ対61と搬送ローラ対62との間に配置している。原稿幅センサ86は、原稿Sの幅方向に沿って複数並べた発光素子と、この発光素子と原稿搬送経路56を挟んで対向位置に配置した受光素子と、を有する。受光素子の検知結果に基づいて、ADF制御部は原稿Sの幅を判定する。
なお、読取入口センサ87、レジストセンサ88、排出センサ89は、原稿Sの搬送距離や搬送速度等の搬送制御用、並びにジャム検知用等に用いられる。読取入口センサ87は、搬送ローラ対62と搬送ローラ対63との間の原稿搬送経路56に配置している。レジストセンサ88は、搬送ローラ対63と第2原稿画像読取装置69との間の原稿搬送経路56の終端部付近に配置している。排出センサ89は、搬送ローラ対66と搬送ローラ対67との間の原稿搬送経路56に配置している。
また、これらADF5における各種の駆動制御等はADF制御部の他、その一部又はすべての制御に関して、本体制御部で行ってもよい。なお、上述した各種センサ等を用いたADF制御部による制御は一例であって、本実施の形態における固有の制御ではない。したがって、各種センサの配置や機能及びその制御は公知の技術を用いることができるため、ここでは具体的なADF制御部による制御例の説明は省略する。
(実施の形態1)
図4乃至図8は、本発明の実施の形態1を示す。この実施の形態1は、上述した複合機1の基本構成において、小サイズの原稿としてのカードCを種類に応じて異なる経路を用いて画像の読み取りを行うようにしたものである。
すなわち、カードCのうち、名刺等の通常原稿と比較して厚手であるもの、ある程度の撓みは許容されるカードCに対してはADF5の本来の自動原稿搬送機能により画像の読み取りを行うことができる。一方、キャッシュカード、クレジットカード、免許証のように、撓みが困難(厳禁)なカードCの場合にはカード供給部71を用いた自動原稿搬送機能により画像の読み取りを行う。
このため、図4に示すように、突当部材47の傾斜面47aには、主走査方向の中央、すなわち、カード供給部71の延長線上には、キャッシュカード等撓みが困難(厳禁)な厚肉のカードC(以下、「厚肉のカードC」と称する。)の通過を許容する通過孔47bが形成されている。
これにより、原稿搬送経路56は、スリットガラス45の上面から通過孔47bを経由してプラテンガラス46の上面に至るカード搬送経路56Aを分岐して有している。
一方、スペーサ48の原稿トレイ51の他方の縁部側に片寄った位置の延長線上には、凹部48aが形成されている。この凹部48aは、名刺等撓みを許容する薄肉のカードC(以下、「薄肉のカードC」と称する。)の短手方向の長さ以上の幅を主走査方向に沿って有している。
補助搬送ローラ68は、凹部48aの上方に位置し、凹部48aの主走査方向に沿う幅以下の幅を有している。なお、補助搬送ローラ68は、主走査方向に沿って複数に分割して配置してもよい。また、補助搬送ローラ68は、カード供給部71の延長線上、すなわち、厚肉のカードCが通過する範囲にも配置されている。
また、補助搬送ローラ68は、その最下点であって薄肉のカードCと接触する原稿接触点pと対向する凹部48aにより、スペーサ48に対して非接触となっている。補助搬送ローラ68は、図5に示すように、補助搬送ローラ68よりも原稿搬送方向上流側でカードCと接する上流側接点p1と補助搬送ローラ68よりも原稿搬送方向下流側でカードCと接する下流側接点p2とを結ぶ線分Hよりも下方に原稿接触点pが位置する。
すなわち、傾斜面47aは、補助搬送ローラ68よりも原稿搬送方向下流側において下流に向かうにしたがって上向き傾斜するとともに原稿接触点pよりも上方に下流側接点p2を有する。
これにより、補助搬送ローラ68の原稿接触点pは、凹部48aがない状態においてもスペーサ48の上面から離間した状態となっている。
なお、主走査方向に複数の補助搬送ローラ68を分割して配置した場合、これら他の補助搬送ローラ68もスペーサ48に対して離間した状態となる。
したがって、補助搬送ローラ68の原稿接触点pは、少なくとも厚肉のカードCの搬送を可能とするためには、厚肉のカードCの厚さ以下でかつスペーサ48の上面から離間しているのが望ましい。
上記の構成において、通常原稿S又は薄肉のカードCの画像を読み取る場合には、原稿トレイ51に通常原稿S又は薄肉のカードCをセットし、図示しないスタートボタンを押下することによって、最上位の原稿Sから順に原稿搬送部52へと繰り出される。
そして、図6(A)に示すように、通常原稿S又は薄肉のカードCは、供給口55aから原稿搬送経路56の中途部で折り返されるようにUターン搬送される。
この後、通常原稿S又は薄肉のカードCは、片面画像の読み取りの場合には、スリットガラス45の上面を通過する際に、第1キャリッジ41により画像が読み取られる。
さらに、通常原稿S又は薄肉のカードCは、その他面(例えば、裏面)の画像を読み取る場合には、スリットガラス45の上面を通過する際に、第2原稿画像読取装置69により他面の画像が読み取られる。
そして、画像を読み取った後の通常原稿S又は薄肉のカードCは、搬送ローラ対64〜66を経由した後、搬送ローラ対67により排出口55bから排出トレイ53に向けて排出される。
一方、カード搬送経路75は、原稿トレイ51で設定されている小サイズ原稿、特に、銀行等のキャッシュカードや各種クレジットカード、或いは免許証等のような厚肉の樹脂カード類の厚肉のカードCを原稿搬送経路56に受け渡し可能となっている。
すなわち、厚肉のカードCは、図6(B)に示すように、スリットガラス45の上面から通過孔47bを経由してプラテンガラス46の上面に至るカード搬送経路56Aにより、同一平面上を搬送される。
これにより、厚肉のカードCの画像を読み取る場合には、まず、カード供給トレイ73により供給口72を開放する。この状態で、カード供給トレイ73に厚肉のカードCをセットし、図示しないスタートボタンを押下することで厚肉のカードCをカード搬送経路75へと繰り出す。
そして、厚肉のカードCは、スリットガラス45の上面を通過する際に、片面・両面画像の読み取りかに応じて、スリットガラス45の上面を通過する際に第2原稿画像読取装置69又は第1キャリッジ41により画像が読み取られる。
さらに、画像を読み取った後の厚肉のカードCは、補助搬送ローラ68によりカード搬送経路56Aへと搬送され、通過孔47bを通過した後、プラテンガラス46の上面に向けて排出される。
なお、厚肉のカードCは、補助搬送ローラ68を抜けた時点で搬送が停止するが、プラテンガラス46に少なくとも一部が露出しているため、AFD5を開放することにより、画像読み取り後の厚肉のカードCを回収することができる。
また、複数の厚肉のカードCを連続して画像読み取りを行った場合、後続の厚肉のカードCが先の厚肉のカードCを押し出すため、プラテンガラス46の長さの枚数分だけ連続した画像の読み取りを行うことができる。
次に、本実施形態のより詳細な作用を説明する。薄肉のカードCは、図7(A)に示すように、搬送ローラ対63のニップによりスリットガラス45の上面を通過すると、その先端(下流端)が補助搬送ローラ68に到達する。ここで、補助搬送ローラ68は、スペーサ48の上面から離間している。
したがって、その離間距離よりも薄い通常原稿Sの場合には、補助搬送ローラ68による搬送力が加わることなく傾斜面47aによって搬送ローラ対64に向けて搬送される。
これに対し、薄肉のカードCの場合、補助搬送ローラ68とスペーサ48の上面との離間離と薄肉のカードCとの差分に応じ、補助搬送ローラ68による搬送力が加わるか加わらないかの程度の関係となる。
そして、薄肉のカードCは、搬送ローラ対63によるニップから抜けるよりも前に、その先端が傾斜面47aの傾斜によって案内される。
これにより、薄肉のカードCは、補助搬送ローラ68の原稿接触点pに完全に接触して搬送力が加わる。
さらに、薄肉のカードCは、図7(B)に示すように、補助搬送ローラ68による搬送力によって、その先端が原稿接触点pに到達したときに、搬送力が最大限に加わる。
すなわち、薄肉のカードCは、補助搬送ローラ68の原稿接触点pに接触して搬送力が加わってから先端が原稿接触点pに到達し、上流側接点p1と下流側接点p2とに跨った状態となるまでの間、徐々に撓みが発生する。
この薄肉のカードCの撓みは、そのまま補助搬送ローラ68に対する反力となり、原稿接触点pに対する薄肉のカードCの接触圧を搬送距離が増えるにしたがって強くなるように変動させることができ、薄肉のカードCに対する搬送力を徐々に加えることができる。
すなわち、薄肉のカードCがニップ方式の搬送ローラ対61〜67のニップ面に突入する場合には、ニップ面に薄肉のカードCが噛んだ瞬間に搬送力が伝達される。
このため、薄肉のカードCに対する加圧力が大きいほどニップ面に突入するときのショックや、上流側の搬送ローラ対61〜66との線速差などの影響を受け易く、画像にショックジターとなって現れやすい。
これに対し、補助搬送ローラ68は、ニップ方式を採用せず、しかも、対向する搬送面であるスペーサ48から離間した非接触状態にある。
これにより、薄肉のカードCは、その厚さに依存して原稿接触点pと接触した際の初期の加圧力は小さい。
そして、薄肉のカードCは、搬送されるにしたがって傾斜面47aの傾斜に案内されるにしたがって撓みが発生し、加圧力が徐々に大きくなりるとともに上流の搬送ローラ対63のニップから抜けて搬送を受け継ぐ時点で十分な搬送力が得られる。
これにより、特に、画像の読み取りを行っている過程における急激な搬送力の変動を抑制することができ、ショックジターなどの画像劣化を防ぐことができる。
このように、補助搬送ローラ68は、通常原稿Sや薄肉のカードCと接触していないときには、原稿接触点pがスペーサ48の対向する面に対しても非接触なので、負荷を低減することができるうえ、磨耗や異音の発生などの不具合を抑制することができる。
しかも、補助搬送ローラ68は、対向するニップ搬送用のローラを必用とすることなく、薄肉のカードC及び厚肉のカードCの搬送時における搬送力を得ることができる。
一方、厚肉のカードCは、図8(A)に示すように、搬送ローラ対63のニップによりスリットガラス45の上面を通過すると、その先端(下流端)が補助搬送ローラ68に到達する。ここで、補助搬送ローラ68は、厚肉のカードCの厚さ以下でスペーサ48の上面から離間している。
したがって、その離間距離よりも厚い厚肉のカードCの場合、補助搬送ローラ68による搬送力により、図8(B)に示すように、そのまま通過孔47vを通過し、プラテンガラス46の上面へと搬送される。
このように、本発明は、画像の読み取り対象となる原稿を供給する供給口55aと、供給口55aから供給した原稿を搬送する原稿搬送部52と、原稿搬送部52に設けたスリットガラス45に対応して位置したときにスリットガラス45の上面を通過する搬送中の原稿の画像を読み取りかつ原稿搬送部52から外れて設けたプラテンガラス46に対応して位置したときにプラテンガラス46に載置した原稿の画像を読み取る画像読取部5と、を備え、スリットガラス45とプラテンガラス46とが同一平面内に配置されるとともに、スリットガラス45とプラテンガラス46との間のスペーサ48と離間状態で対向するように原稿接触点pが位置する補助搬送ローラ68を設けたことにより、装置本体の小型化や読み取り時間の短縮化に貢献しつつ、小サイズで厚手の樹脂カード類への読み取りを可能とし、原稿の読み取りの多様化に対応することができる。
ところで、本発明は、上記実施の形態1の構成に限定されるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の構成が可能である。以下、他の実施の形態を順を追って説明する。
(実施の形態2)
図9及び図10は、本発明の実施の形態2を示す。なお、この実施の形態2において、複合機1の全体図(上記図1相当)及びADF5の全体図(上記図2相当)の図示は省略し、上記実施の形態1と同一の構成若しくは機能的に同一の構成には、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
この実施の形態2は、上述した複合機1の基本構成において、小サイズの原稿としてのカードCを種類に関係なく又は上記実施の形態1と併用して画像の読み取りを行うようにしたものである。
すなわち、カードCのうち、名刺等の通常原稿と比較して厚手であるもの、ある程度の撓みは許容される薄肉のカードCに対しては、実施の形態1と同様の搬送経路により画像の読み取りを行ってもよい。
以下の説明においては、カードCの種類に関係なく、カード供給部71により画像の読み取りを行う場合で説明する。なお、以下の説明においては、特に断りのない限り、カードCの種類は不問であるため、薄肉・厚肉の区別なく、単にカードCと称する。
この実施の形態2において、スリットガラス45と突当部材47との間には、スペーサ148が設けられている。
スペーサ148の主走査方向の中央、すなわち、カード供給部71の延長線上には、凹部148aが形成されている。凹部148aは、カードCの短手方向の長さ以上の幅を主走査方向に沿って有している。
これにより、原稿搬送経路56は、スリットガラス45の上面から通過孔47bを経由してプラテンガラス46の上面に至るカード搬送経路56Aを分岐して有している。
補助搬送ローラ68は、図10に示すように、凹部148aの上方に位置し、凹部148aの主走査方向に沿う幅以下の幅を有している。なお、補助搬送ローラ68は、主走査方向に沿って複数に分割して配置してもよい。
また、補助搬送ローラ68は、その最下点であってカードCと接触する原稿接触点pと対向する凹部148aにより、スペーサ148に対して非接触となっている。この際、補助搬送ローラ68は、補助搬送ローラ68よりも原稿搬送方向上流側でカードCと接する上流側接点p1と補助搬送ローラ68よりも原稿搬送方向下流側でカードCと接する下流側接点p2とを結ぶ線分Hよりも下方に原稿接触点pが位置する。
これにより、補助搬送ローラ68の原稿接触点pは、スリットガラス45の上面及びプラテンガラス46の上面に対して下方に位置することとなる。
上記の構成において、カードCの画像を読み取る場合、カードCは、スリットガラス45の上面から通過孔47bを経由してプラテンガラス46の上面に至るカード搬送経路56Aにより搬送される。
これにより、カードCの画像を読み取る場合には、まず、カード供給トレイ73により供給口72を開放する。この状態で、カード供給トレイ73にカードCをセットし、図示しないスタートボタンを押下することでカードCをカード搬送経路75へと繰り出す。
そして、カードCは、スリットガラス45の上面を通過する際に、片面・両面画像の読み取りかに応じて、スリットガラス45の上面を通過する際に第2原稿画像読取装置69又は第1キャリッジ41により画像が読み取られる。
さらに、画像を読み取った後のカードCは、補助搬送ローラ68によりカード搬送経路56Aへと搬送され、通過孔47bを通過した後、プラテンガラス46の上面に向けて排出される。
この際、カードCは、上流側接点p1よりも下方に原稿接触点pが位置する補助搬送ローラ68により撓みが発生し、そのカードCの反力によって搬送力を与えることができる。
さらに、カードCは、補助搬送ローラ68による搬送力によって、その先端が下流側接点p2に到達したときに、搬送力が最大限に加わる。
すなわち、カードCは、補助搬送ローラ68の原稿接触点pに接触して搬送力が加わってから、上流側接点p1と下流側接点p2とに跨った状態となるまでの間、徐々に撓みが発生する。
このカードCの撓みは、そのまま補助搬送ローラ68に対する反力となり、原稿接触点pに対するカードCの接触圧を搬送距離が増えるにしたがって強くなるように変動させることができ、カードCに対する搬送力を徐々に加えることができる。
このように、補助搬送ローラ68は、通常原稿SやカードCと接触していないときには、原稿接触点pがスペーサ148の対向する面に対しても非接触なので、負荷を低減することができるうえ、磨耗や異音の発生などの不具合を抑制することができる。
したがって、補助搬送ローラ68は、対向するニップ搬送用のローラを必用とすることなく、カードC及びカードCの搬送時における搬送力を得ることができる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3を示す。なお、この実施の形態3において、複合機1の全体図(上記図1相当)及びADF5の全体図(上記図3,4相当)の図示は省略し、上記実施の形態1又は実施の形態2と同一の構成若しくは機能的に同一の構成には、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
この実施の形態3では、上記実施の形態2の構成において、補助搬送ローラ68の高さを調整可能としたものである。
具体的には、スリットガラス45とプラテンガラス46との間、すなわち、スペーサ148の上方において、補助搬送ローラ68を回転可能に軸支するとともにADF5に対して上下方向に変位可能な支持軸68aの高さを調整する調整部材149を設けている。
調整部材149は、例えば、図示しない操作パネルの設定操作により、カードCの種類を選択し、その選択が薄肉のカードCである場合と厚肉のカードCである場合とで補助搬送ローラ68の高さを変更するものである。
調整部材149は、薄肉のカードCである場合は補助搬送ローラ68の原稿接触点pを線分Hに対して低い位置とし、厚肉のカードCである場合は補助搬送ローラ68の原稿接触点pを線分Hに対して低くかつ薄肉のカードCの場合よりも高い位置とする。
これにより、カードCの厚さに関係なく、カードCに与える加圧力を調整することができ、カードCの厚さによって搬送力(搬送速度)が変わることも抑制される。
なお、調整部材149は、例えば、ソレノイド等を用いて支持軸68aの高さを直接変える構成を採用することができる。また、調整部材149にゴム等の弾性部材を用い、支持軸68aを挟んで反対側から圧力を加えることで支持軸68aの高さを変える構成を採用することができる。
さらに、図12に示すように、調整部材149に対して偏心コロ150を変更部材として用いて支持軸68aの高さを変える構成を採用することができる。
ここで、補助搬送ローラ68の凹部148aへの入り込み、すなわち、線分Hとの高さの差は、カードCを搬送する際のカードCの撓み量を決めるために必用な要素である。
この際、特に、ADF5に調整部材149や偏心コロ150を設けて補助搬送ローラ68の高さを位置を決めてしまった場合、その高さはADF5への部品(原稿等)の積み上げや、ユーザー操作などによる影響も考えるとばらつきが大きくなりやすい。
そこで、画像読取部4に設けた調整部材149に補助搬送ローラ68を突き当てることで、ADF5への部品の積み上げに起因する沈み込みが発生しても、精度よく高さ決めをすることが可能であり、カードCの撓み量を容易に管理することが可能となる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4を示す。なお、この実施の形態4において、複合機1の全体図(上記図1相当)及びADF5の全体図(上記図3,4相当)の図示は省略し、上記実施の形態1又は実施の形態2と同一の構成若しくは機能的に同一の構成には、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
この実施の形態4では、上記実施の形態1の構成において、突当部材47の傾斜面47aの一部の傾斜角度を可変としたものである。
具体的には、突当部材147の傾斜面147aの一部に、可動板147Aとコイルスプリング等の付勢部材147Bとを設け、カードCの厚さや硬さに応じて可動板147Aの角度を可変としたものである。
可動板147Aは、傾斜面147aの下端側を回動支点として回動可能となっており、常時は付勢部材147Bの付勢により傾斜角度が急となる方向に付勢されている。
これにより、例えば、薄肉のカードCの場合には、図13(A)に示すように、可動板147Aは最大傾斜角で撓ませ、厚肉のカードCの場合には、図13(B)に示すように、可動板147Aは最小傾斜角で撓ませる。
したがって、カードCの種類や硬さに応じた撓みを発生させることができ、搬送力の均一化に貢献することができる。
このように、厚手のカードCのように、撓みによる反発力の大きいカード搬送を目的としているが、薄手のカードCのように、撓み反発力の小さいカード搬送を行う場合は、撓み量を増やすことで、搬送力を変えることができる。
以上説明したように、本発明は、装置本体の小型化や読み取り時間の短縮化に貢献しつつ、小サイズで厚肉の樹脂カード類への読み取りを可能とし、原稿の読み取りの多様化に対応することができるという効果を有し、原稿画像読取装置(ADF)全般にも有用である。
1 画像形成装置
4 画像読取部
5 原稿搬送部(ADF)
6 画像読取装置
45 スリットガラス(搬送原稿読取面)
46 プラテンガラス(固定原稿読取面)
48 スペーサ(搬送面)
52 原稿搬送部
55a 供給口
68 補助搬送ローラ
p 原稿接触点
69 第2原稿画像読取装置
特開2013−141173号公報 特開2011−086988号公報 特開平11−127301号公報

Claims (9)

  1. 画像の読み取り対象となる原稿を供給する原稿トレイと、
    前記原稿トレイから供給した前記原稿を搬送する原稿搬送部と、
    前記原稿搬送部に設けた搬送原稿読取面に対応して前記原稿が位置したときに前記搬送原稿読取面を通過する搬送中の前記原稿の画像を読み取りかつ主走査方向中央のカード供給トレイの樹脂カードをカード搬送経路面から前記搬送原稿読取面に搬送し前記樹脂カードの画像を読み取る画像読取部と、
    前記搬送原稿読取面で読み取った前記原稿が排出される排出トレイと、
    前記搬送原稿読取面で読み取った前記樹脂カードが排出される排出面と、
    を備え、
    前記排出トレイは、前記原稿トレイより下方に配置され、
    前記カード搬送経路面と前記搬送原稿読取面とは同一平面に配置されかつ前記搬送原稿読取面と前記排出面とが同一平面に配置され、
    前記搬送原稿読取面と前記排出面との間の搬送面と離間状態で対向するように原稿接触点が位置する補助搬送部材を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記補助搬送部材は、
    前記補助搬送部材よりも原稿搬送方向上流側で原稿と接する上流側接点と前記補助搬送部材よりも原稿搬送方向下流側で原稿と接する下流側接点とに原稿が跨っている際に前記原稿接触点が原稿と接触することによって原稿に対する搬送力を加えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記搬送面は、
    少なくとも前記原稿接触点と対向する部位に非接触となるように形成した凹部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記補助搬送部材は、
    前記上流側接点と前記下流側接点とを結ぶ線分よりも下方に前記原稿接触点が位置するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記補助搬送部材よりも原稿搬送方向下流側に下流に向かうにしたがって上向き傾斜するとともに前記原稿接触点よりも上方に前記下流側接点を有する傾斜面を備え、
    前記原稿接触点に対する原稿の接触圧を原稿搬送距離が増えるにしたがって強くなるように変動させることにより、原稿に対する搬送力を徐々に加えるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記傾斜面の傾斜角度が可変であることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記補助搬送部材を回転可能に軸支するとともに装置本体に対して上下方向に変位可能な支持軸と、
    前記搬送原稿読取面と前記排出面との間に位置して前記支持軸の高さを調整する調整部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1の請求項に記載の画像読取装置。
  8. 前記調整部材の高さを変更する変更部材を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか1の請求項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取部を用いて読み取った後の画像を記録材に形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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