JP2017095254A - シート搬送機能を有する装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送機能を有する装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート載置部材を開いてシート載置部材の下方に位置するシート排出部上のシートを取り出すときの作業性を向上させることができる。【解決手段】利用者の操作によって開閉可能に構成され搬送対象のシートが載置されるシート載置部材と、前記シート載置部材から送出して搬送したシートが排出されるシート排出部とを備え、シート載置部材の直下にシート排出部上のシートを取り出すための空間を有するシート搬送機能を有する装置であって、シート載置部材が開いたときにシート載置部材が自重で回動して閉じないようにシート載置部材を保持する保持手段を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、シート搬送機能を有する装置、画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、原稿が載置される原稿トレイと、原稿トレイから送出して搬送した原稿が排出される排紙トレイとを備え、原稿トレイの直下に排紙トレイ上の原稿を取り出すために空間を有する、シート搬送機能を有する装置が知られている。
特許文献1には、かかる原稿トレイ及び排紙トレイを備えたシート搬送機能を有する装置(原稿送り装置)であって、原稿トレイが、利用者の操作によって開閉可能に構成されものが開示されている。この装置では、排紙トレイに原稿が排紙されたときに、原稿トレイを開くことで排紙トレイ上の原稿が取り出し易くなるとされている。
しかしながら、上記排紙トレイの上方で開閉可能な原稿トレイを備えたシート搬送機能を有する装置について発明者らが実験検討を行ったところ次のような課題があることがわかった。すなわち、原稿トレイを開いて排紙トレイ上の原稿を取り出す場合、開いた原稿トレイが自重で回動して閉じないように利用者は原稿トレイを片手で支えながら原稿を取り出す必要があり、作業性が悪いという課題があることがわかった。このような課題は、搬送対象が原稿以外のシートの場合にも同様に発生し得る。
上記課題を解決するために、本発明は、利用者の操作によって開閉可能に構成され搬送対象のシートが載置されるシート載置部材と、前記シート載置部材から送出して搬送したシートが排出されるシート排出部とを備え、前記シート載置部材の直下に前記シート排出部上のシートを取り出すための空間を有するシート搬送機能を有する装置であって、前記シート載置部材が開いたときに該シート載置部材が自重で回動して閉じないように該シート載置部材を保持する保持手段を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、シート載置部材を開いてシート載置部材の下方に位置するシート排出部上のシートを取り出すときの作業性が向上する。
本実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す斜視図。 本実施形態に係る画像形成装置の内部の概略構成の一例を示す説明図。 本実施形態の画像読取装置の上面図。 (A)〜(C)は、本実施形態の画像読取装置における画像読取部に設けられた第1読取ユニットの構成及び動作の一例を示す説明図。 本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)のカード供給部側から見た斜視図。 (A)は、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)における原稿のUターン搬送パスを介したDFスキャンの一例を示す説明図。(B)は、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)における原稿のストレート搬送パスを介したDFスキャンの一例を示す説明図。 本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)の上方から見た部分断面図。 図7の自動原稿搬送装置(ADF)のD−D線断面図。 (A)及び(B)はそれぞれ、図7の原稿トレイの回動動作時におけるガイド部材側の突起部の動きを示すE−E線部分断面図。 図7の原稿トレイが開状態まで回動したときの自動原稿搬送装置(ADF)のD−D線断面図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成の一例を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の内部の概略構成の一例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、画像形成装置本体1Mと、の画像を読み取る画像読取装置6とを備えた複写機である。画像形成装置本体1Mは、画像が形成される記録媒体としての記録紙が収容されている記録媒体収容手段としての記録紙収容部2と、画像形成手段としての画像形成部(作像部)3とを備えている。また、画像読取装置6は、画像読取手段としての画像読取部4と、搬送対象のシートである原稿を搬送する自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」ともいう。)5とを備えている。原稿は、画像読取部4で読み取る画像を含む。原稿は、なお、本実施形態では、搬送対象のシートが読取対象の画像を含む原稿を搬送するシート搬送機能を有するの自動原稿搬送装置(ADF)の場合について例示しているが、搬送対象のシートは原稿以外のシートであってもよい。
画像形成部3は、例えば、露光手段としての露光ユニットと、複数の感光体ドラムと、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のトナーを用いる現像装置と、中間転写体としての転写ベルトと、二次転写部と、定着部等とを備えている。この画像形成部3は、画像読取装置6で読み取った原稿の読取画像又はPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置から送信される印刷データに基づき、例えば次のように作像する。画像形成部3は、前記印刷データに基づいて、露光ユニットにより各色の感光体ドラムを露光して各感光体ドラム上に静電潜像を形成し、現像装置の各色の現像ユニットで各感光体ドラムの潜像上にトナーを供給して現像する。また、画像形成部3は、各色の感光体ドラム上のトナー像を転写ベルトに一次転写し、二次転写部で記録媒体としての記録紙上に重ねて二次転写した後、定着部により記録紙上のトナー像を加熱および加圧して定着させ、カラー画像を形成することができる。
画像読取装置6は、DFスキャナモード(搬送原稿読み取りモード)とフラットベッドスキャナモード(載置原稿読み取りモード)とを切り替えて実行可能に構成されている。DFスキャナモードは、ADF5で原稿を搬送している自動搬送中に、その原稿の画像の読み取るモードである。フラットベッドスキャナモードは、平坦なフラットベッドコンタクトガラス41上に載置された原稿の画像を読み取るモードである。
フラットベッドスキャナモードにおいて、画像読取部4は、フラットベッドコンタクトガラス41上の原稿(例えば個別原稿シート、厚紙、本、カード等)の画像面に光を照射して、その画像面からの反射光を画像信号に変換することにより、原稿画像を読み取ることができる。ここで、「個別原稿シート」は、例えば、A3、A4、A5などの定型サイズを有する1枚のシートからなる原稿(以下「原稿シート」という。)である。
また、DFスキャナモードにおいて、ADF5は、開閉部材としてのシート載置部材(シート載置台)である原稿トレイ(マルチトレイ)51上に積載された原稿シートの束から原稿シートを1枚ずつ分離して送出する。原稿トレイ51は、搬送対象のシートである原稿が排出されるシート排出部としての排紙トレイ53の上方に設けられている。また、原稿トレイ51は、利用者の操作によってADF本体側の回動支持部を中心に回動して排紙トレイ53を覆うように閉じた閉状態と排紙トレイ53を開放するように開いた開状態とを取り得るように構成されている。
原稿トレイ51から送出された原稿シートは、シート搬送経路としての原稿搬送経路52内に搬入され、原稿搬送経路52に沿って搬送される。この搬送中に、原稿シートが、その搬送方向の先端部分から順次部分的に画像読取部4の上面側のDFコンタクトガラス(スリットガラス)42に対面するようになっている。すなわち、画像読取装置6は、ADF5により搬送される原稿シート上の画像を画像読取部4のDFコンタクトガラス42上で順次読み取ることにより、DFスキャナの機能を発揮できるようになっている。
ADF5は、画像形成装置本体1Mの上面側の後部(図2中の背面側の部分)にヒンジ等の開閉機構を介して取り付けられている。そして、ADF5は、画像形成装置本体1Mに対してフラットベッドコンタクトガラス41上を開放する開位置と、フラットベッドコンタクトガラス41上の原稿を押し付け可能な閉位置とを採り得るようになっている。
図3は、本実施形態の画像読取装置6の上面図である。原稿トレイ51は、その載置面51a上にセットされた原稿シートSを原稿給紙方向(シート搬送方向)と直交する幅方向で位置決めする左右一対の可動のサイドガイド板54が装着されている。サイドガイド板54は、原稿トレイ51の幅方向の中心と原稿シートSの幅方向の中心を一致させるように相対的に接近・離間可能に構成されている。サイドガイド板54は、原稿トレイ51の一方の縁部側に原稿シートSの一方の縁部を当接させて他方の縁部側のみを移動可能に配置したものでもよい。
ADF5は、少なくともその上方を開閉可能としたカバー55によって覆われている。カバー55は、原稿シートSの先端がそのカバー55内に入るように原稿トレイ51の給紙側端部付近の上方に給紙口55aを形成している。また、カバー55は、給紙口55aよりも内部に原稿トレイ51の先端部分が収納されるように、原稿トレイ51の搬送方向先端部分の上方を覆っている。また、ADF5は、給紙口55aから排出口56までの原稿搬送経路52の搬送通路を形成する主要なガイド部分を、カバー55等に形成されたリブ等によって形成している。
図4(A)〜(C)はそれぞれ、画像読取装置6における画像読取部4に設けられた第1読取ユニット45の構成及び動作の一例を示す説明図である。
フラットベッドコンタクトガラス41は、画像読取装置6がフラットベッドスキャナとして機能する場合に読取対象の原稿が載置されるとき、その原稿(以下「第1の原稿」ともいう。)の画像面に対面するようになっている。また、DFコンタクトガラス42は、画像読取装置6がDFスキャナとして機能する場合に、原稿搬送経路52の所定読み取り位置を通過する原稿シートS又は後述のカードC(以下「第2の原稿」ともいう。)の画像面に対面するようになっている。更に、DFコンタクトガラス42は、フラットベッドコンタクトガラス41に対して予め設定された傾斜角θをなすよう傾斜している(図4(A)参照)。
画像読取部4の内部には、第1読取ユニット45と、図4中の左右方向に延びるガイドロッド46とが設けられている。第1読取ユニット45は、一体型光学走査ユニット47と、一体型光学走査ユニット47を保持するブラケット48と、複数の弾性部材としての圧縮コイルばね49とを備えている。圧縮コイルばね49は、一体型光学走査ユニット47とブラケット48との間に圧縮状態で組み込まれている。
一体型光学走査ユニット47は、例えば、モールドフレームに、等倍結像素子ルーフミラーレンズアレイ、光路分離ミラー、等倍イメージセンサ、照明光源等を保持させた密着イメージセンサとして構成されている。一体型光学走査ユニット47は、画像を主走査方向に高解像でライン走査することができ、書籍の原稿等の画像読取りにも対応可能な大きな焦点深度を有するように構成されている。
なお、一体型光学走査ユニット47は、DFスキャナとフラットベットスキャナに対応できる構成であれば、特定の方式に限定されるものではない。主走査方向は、フラットベッドコンタクトガラス41の上面およびDFコンタクトガラス42の上面の双方に対して平行な方向である。
ブラケット48は、ガイドロッド46に支持された下側スライダ部48aと、一体型光学走査ユニット47を保持する一対の保持腕部48bと、下側スライダ部48a及び一対の保持腕部48bを一体に装着したブラケット本体部48dとを有している。ここで、下側スライダ部48aは、ブラケット本体部48dの長手方向中央の下部に固定された筒状体からなり、一対の保持腕部48bは、ブラケット本体部48dの両端側で図中上方側に突出する一対の板状体によって構成されている。これら一対の保持腕部48bは、一体型光学走査ユニット47の両端面から垂直に突出する両端突出部47aを長手方向軸線回りに姿勢変化可能におよび上下方向に変位可能に保持するよう、垂直方向の長穴(小判穴)48cを有している。
複数の圧縮コイルばね49は、一体型光学走査ユニット47の下面部分を主走査方向の複数箇所で上方側(フラットベッドコンタクトガラス41側、DFコンタクトガラス42側)に押し付けるようになっている。
また、一体型光学走査ユニット47の上部には、フラットベッドコンタクトガラス41及びDFコンタクトガラス42のうち少なくとも一方の下面に当接しつつ副走査方向に円滑に滑り動く矩形環状の上部スライダ部47bが装着されている。また、フラットベッドコンタクトガラス41とDFコンタクトガラス42との間に中継支持部43を有する。
なお、上部スライダ部47bは、一体型光学走査ユニット47の長手方向又は短手方向に延在するとともに、その延在方向と直交する方向で互いに離間する突起状のものであってもよい。また、上部スライダ部47bは、複数の半球状の突起等で構成されてもよい。いずれの場合も、上部スライダ部47bは、フラットベッドコンタクトガラス41及びDFコンタクトガラス42の下面かそれに代わるガイド面に対し、低摩擦係数で摺動性・滑動性が良く、無潤滑にできる素材で形成してもよい。
一体型光学走査ユニット47は、ブラケット48の下方側に配置されたガイドロッド46によって副走査方向に移動自在に案内されている。そして、その副走査方向の位置に応じて、一体型光学走査ユニット47は、その上部でフラットベッドコンタクトガラス41及びDFコンタクトガラス42のうちいずれか片方または両方にスライド可能に当接する。これにより、第1読取ユニット45は、ガイドロッド46に沿って移動自在であるものの、ガイドロッド46の軸回りの傾きが規制される。
第1読取ユニット45は、フラットベッドコンタクトガラス41上の原稿の画像面を主走査方向にライン走査するとともに副走査方向に移動することで、原稿の画像を読み取ることができる。また、第1読取ユニット45は、DFコンタクトガラス42上を通過する搬送原稿の画像を主走査方向にライン走査することで、原稿の画像を読み取ることができる。
画像読取部4の内部には、無端のループ状でその周方向の一箇所に第1読取ユニット45のブラケット48が固定されたタイミングベルトが設けられている。また、画像読取部4の内部には、タイミングベルトが弛みなく掛け渡された複数のタイミングプーリ、いずれか1つのタイミングプーリを回転駆動するモータ等が設けられている。
フラットベットスキャナモードの読取動作を行う場合、第1読取ユニット45は、ホームポジションから副走査方向の一方側に移動しながら、例えば図2に実線で示す停止位置付近のホームポジションから同図中の右側に移動する(図4(A)参照)。そして、その微小移動距離毎に一体型光学走査ユニット47によるライン走査を実行して、フラットベッドコンタクトガラス41上の載置原稿の表面(下面)の画像を読み取る。また、その読取動作が終了すると、第1読取ユニット45は、再度ホームポジションに戻る。
DFスキャナモードの読取動作を行う場合、第1読取ユニット45は、図2に実線で示すように、ホームポジションからDFコンタクトガラス42の下方に移動する(図4(C)参照)。すなわち、第1読取ユニット45は、ホームポジションから予め設定された距離だけ副走査方向他方側に移動してDFコンタクトガラス42の下方で停止し、DFコンタクトガラス42上を通過する原稿の表面の画像を読み取る。
第1読取ユニット45は、このように、フラットベッドコンタクトガラス41の下方側(図4(A)参照)とDFコンタクトガラス42の下方側(図4(C)参照)とに位置し得るよう副走査方向に移動可能である。そして、一体型光学走査ユニット47は、その副走査方向位置に応じて、フラットベッドコンタクトガラス41を通して画像読取り可能な水平の第1読取姿勢と、DFコンタクトガラス42を通して画像読取り可能な傾斜した第2読取姿勢とに姿勢変化する。
ADF5は、原稿シートSを載置可能なシート載置部材(原稿載置台)としての原稿トレイ51と、原稿シートSを画像読み取り可能に搬送する原稿搬送経路52とを備える。更に、ADF5は、画像読取り後の原稿シートSや後述のカードCが排出されてスタックされる排出シート載置部としての排紙トレイ53とを備えている。原稿トレイ51の直下には、利用者が排紙トレイ53上のシートを取り出すための空間を有している。また、原稿トレイ51と排紙トレイ53とは、小型化を目的として、少なくともそれらの一部が離間する状態で上下に重ねて配置されている。
図5は、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)5のカード供給部70側から見た斜視図である。カード供給部70は、搬送対象の小サイズのカード形状のシート(以下「カード」ともいう。)Cを供給するシート供給部である。カードCは、読取対象の画像を含んだ原稿である。また、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)5は、カード供給部70から供給して搬送したカードCを排紙トレイ53上に排出可能に構成されている。
ここで、カードCは、銀行等のキャッシュカードや各種クレジットカード等のような厚手の樹脂カード類や、樹脂等(厚紙でもよい)で形成された標準定型サイズのカード類、例えば免許証、IDカード(身分証明書カード)、交通系カード等であってもよい。また、上記「小サイズ」は、例えば葉書サイズよりも小さいサイズであり、身分証明書カードの形状を定めた国際規格であるISO/IEC 7810のID−1、ID−2またはID−3のいずれか、またはそれと同程度のカードサイズであってもよい。
図5及び前述の図2に示すように、カード供給部70は、カード送出部71と、カード供給口(第2供給口)72と、カード供給トレイ(手差トレイ)73と、カード搬送経路75とを有する。カード送出部71は、例えば一対のカードピックアップローラ74で構成される。
図2及び後述の図6に示すように、カード供給トレイ73は、常時は閉じていてカバー55の側面の一部を構成し、カード供給口72を開放するように回動可能となっている。また、カード供給トレイ73は、閉状態にある場合には通常原稿である原稿シートSの搬送ガイドの一部となる。
カードピックアップローラ74は、カード供給トレイ73にセットされた読取対象の画像を含むカードCを取り出して送出し、カード搬送経路75にカードCを供給する。カードCは画像読取部4で読み取る読取対象の画像を含む。
カード搬送経路75は、カード供給口72から下向き傾斜したDFコンタクトガラス(スリットガラス)42に至る経路であり、DFコンタクトガラス42の上流側で原稿搬送経路52に合流する。この際、カード搬送経路75は、DFコンタクトガラス42の下向き傾斜に伴い、カード供給口72からDFコンタクトガラス42に至る範囲を、DFコンタクトガラス42の傾斜角度θに沿って同一平面上に位置している。これにより、カード搬送経路75とストレート搬送経路56a(後述の図6参照)とは、カード供給口72から排出口56に至る範囲の全般でDFコンタクトガラス42の傾斜角度θに沿って同一平面上に位置している。
図6(A)は、自動原稿搬送装置(ADF)5における原稿のUターン搬送パスを介したDFスキャンの一例を示す説明図である。
原稿シートSを搬送する原稿搬送部は、原稿シートSの搬送方向を基準として給紙口55a側の上流端であって原稿トレイ51の先端上部に、原稿シートSの載置により回動するセットフィラーを有している。原稿搬送部は、給紙口55aよりも内側の近傍に配置されたピックアップローラ58(図2参照)と、原稿搬送経路52を挟んで互いに対向するように配置された給紙ローラ59及び分離板60とを有している。
ピックアップローラ58は、接触位置において原稿トレイ51に積載された原稿シートSのうち、最上位側から数枚(理想的には1枚)の原稿シートSをピックアップする。
給紙ローラ59は原稿シート給送方向に回転可能となっている。分離板60は、複数枚の原稿シートSが重送されようとした場合に、給紙ローラ59の回動移動方向に対して最上位以外の原稿シートSの抵抗となることにより、原稿シートSの重送を抑制する。なお、給紙ローラ59はベルト方式のものでもよいし、分離板60は給紙ローラ(給紙ベルト)とは逆方向に回転するローラ方式のものでもよい。
原稿搬送部は、原稿搬送経路52を挟んで互いに対向するように原稿シートSを挟んで搬送する複数の搬送ローラ対を有する。なお、これら搬送ローラ対の配置数や配置場所は、例えば、原稿搬送経路52の経路設計や、ADF5が許容する原稿シートSの最小サイズの原稿搬送方向の長さ等に応じて任意である。
なお、給紙ローラ59の下流側に隣接させて配置した搬送ローラ対62は、原稿シートSの先端整合機能を有する。この先端整合機能を有する搬送ローラ対62は、ピックアップローラ58の駆動タイミングに応じて、給紙した原稿シートSの先端を突き当ててスキュー搬送を補正し、補正後の原稿シートSを引き出し搬送する。
また、原稿搬送部は、第1読取ローラ66と排出ローラ対67とを有する。第1読取ローラ66は、DFコンタクトガラス(スリットガラス)42の上方に対向するように配置され、原稿シートSの画像を読み取らせるためのローラである。排出ローラ対67は、原稿搬送方向における排出口55bの上流側直前に配置され、原稿シートSを排出口55bから排紙トレイ53に向けて排出するローラ対である。
第1読取ローラ66は、コイルスプリング等の付勢部材を用いてDFコンタクトガラス(スリットガラス)52に向けて付勢されている。このように付勢された第1読取ローラ66により、原稿シートSを搬送しつつ、その原稿シートSをDFコンタクトガラス(スリットガラス)42に密着させる。
また、原稿搬送部は、原稿搬送方向における第1読取ローラ66よりも下流側で第1読取ローラ66と排出ローラ対67との間の比較的直線的に原稿シートSを搬送する経路上に、第2原稿読装置が配置されている。
第2原稿読取装置は、原稿シートS及びカードCの裏面画像を読み取る読取手段としての第2読取ユニット69と、原稿搬送経路52のストレート搬送経路56aを挟んで第2読取ユニット69に対向するよう配置された第2読取ローラ68とを備える。
第2読取ユニット69は、原稿シートS及びカードCの表面画像を第1読取ユニット45で読み取った後の原稿シートS及びカードCの裏面画像を読み取るように密着型のイメージセンサ等を用いている。
第2読取ローラ68は、第2読取ユニット69における原稿シートS及びカードCの浮きを抑えるとともに、第2読取ユニット69におけるシェーディングデータを取得するための基準白部を兼ねている。なお、原稿シートS及びカードCの裏面画像の読み取りを行わない場合には、原稿シートS及びカードCは第2読取ユニット69を素通りするようになっている。
第2読取ローラ68は、ギャップ調整機構により、第2読取ユニット69と原稿シートS及びカードCとの距離(搬送ギャップ)に関して、画像品質を損なわない焦点深度に合わせた適切な距離を保つようになっている。
上記構成のADF5のUターン搬送パスを介したDFスキャンにおいて原稿シートSの画像を読み取る場合には、原稿トレイ51に原稿シートSがセットされる。操作部のスタートボタンが押下されると、ピックアップローラ58により最上位の原稿シートSから順に原稿搬送経路52へと繰り出される。
そして、図6(A)に示すように、原稿シートSは、給紙口55aから入って、給紙ローラ59及び分離板60で重送が抑制されながら給送され、搬送ローラ56bの外周面に沿ったUターン搬送経路で折り返されるようにUターン搬送される。この後、原稿シートSは、DFコンタクトガラス(スリットガラス)42の上面を通過する際に、第1読取ローラ66の加圧でDFコンタクトガラス42に密着されつつ第1読取ユニット45により一面(例えば、表面)の画像が読み取られる。
更に、原稿シートSの他面(例えば、裏面)の画像を読み取る場合には、原稿シートSが第2読取ユニット69を通過する際に、第2読取ローラ68の加圧で第2読取ユニット69に密着されつつ第2読取ユニット69により他面の画像が読み取られる。そして、他面(例えば、裏面)の画像を読み取った後の原稿シートSは、排出ローラ対67により排出口55bから排紙トレイ53に向けて排出される。
図6(B)は、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)5における原稿のストレート搬送パスを介したDFスキャンの一例を示す説明図である。
ストレート搬送経路56aは、原稿トレイ51で設定されている小サイズのカード形状のシートであるカードCの搬送(受け渡し)が可能となっている。また、ストレート搬送経路56aは、その全般が同一平面上にある。更に、ストレート搬送経路56aにおけるカードピックアップローラ74、第1読取ローラ66、第2読取ローラ68、排出ローラ対67のそれぞれの隣接間隔がカードCの縦サイズ(又は横サイズ)以下で配置されている。
カードCの画像を読み取る場合には、まず、図6(B)に示すように、カード供給トレイ73によりカード供給口72を開放する。この状態で、カード供給トレイ73にカードCをセットし、操作部のスタートボタンを押下することで最上位のカードCから順にカード搬送経路75へと繰り出される。そして、カードCは、DFコンタクトガラス(スリットガラス)42の上面を通過する際に、第1読取ローラ66の加圧でDFコンタクトガラス42に密着されつつ第1読取ユニット45により一面(例えば、表面)の画像が読み取られる。
更に、カードCの他面(例えば、裏面)の画像を読み取る場合には、カードCが第2読取ユニット69を通過する際に、第2読取ローラ68の加圧で第2読取ユニット69に密着されつつ第2読取ユニット69により他面の画像が読み取られる。そして、他面(例えば、裏面)の画像を読み取った後のカードCは、排出ローラ対67により排出口55bから排紙トレイ53に向けて排出される。
以上のように、本実施形態のADF5では、ADF5の小型化や読み取り時間の短縮化に貢献しつつ、小サイズで厚手の樹脂カード類への読み取りを可能とし、原稿の読み取りの多様化に対応することができる。
次に、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)5における開閉可能な原稿トレイ51の回動機構及び保持機構について説明する。
図7は、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)5の上方から見た部分断面図である。図8は、図7の自動原稿搬送装置(ADF)5のD−D線断面図である。
原稿トレイ51は、原稿搬送方向の下流側端縁部における原稿搬送方向と直交する幅方向(主走査方向)Aの両端部に、被規制部としての円筒状の突起51bを備えている。突起51bは、原稿搬送経路52の幅方向の両側面部で原稿シートをガイドする装置本体側の1組のガイド部材50に設けられた嵌合穴501に回動可能な状態で嵌め合わされている。この原稿トレイ51の1組の突起51bが嵌め合わされたガイド部材50側の1組の嵌合穴501の中心を通る回動軸を回転中心として、原稿トレイ51は回動可能となっている。この原稿トレイ51の回動により、原稿トレイ51は、排紙トレイ53を覆うように閉じた閉状態と、排紙トレイ53を開放するように開いた開状態とを取り得るように構成されている。
また、原稿搬送経路52の幅方向の両側面部に位置する装置本体側の1組のガイド部材50の側面部にはそれぞれ、突起部502が配置されている。この1組の突起部502は、前記幅方向にスライド可能に装置本体側のガイド部材50に支持され、付勢手段としての弾性部材503により、原稿トレイ51の幅方向における中央部に向けて付勢されている。また、突起部502の付勢方向における先端部は、ガイド部材50から原稿搬送経路52側に突出した状態にあり、原稿トレイ51の底面に当接可能になっている。上記ガイド部材50に設けられた突起部502及びその突起部502を付勢する弾性部材503は、原稿トレイ51が開いたときに原稿トレイ51が自重で回動して閉じないように原稿トレイ51を保持する保持手段として機能する。
また、図8に示すように、ガイド部材50側に設けられた突起部502は、閉状態にある原稿トレイ51における幅方向の両側端部の上面に位置する当接部51cに当接する。すなわち、突起部502は、原稿トレイ51が閉じたときに原稿トレイ51が回動して開かないように所定の規制力で原稿トレイ51の回動を規制する。これにより、ADF5を閉じる際に発生する原稿トレイ51のバタつきを抑えている。
図9及び図10は、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)5における原稿トレイ51の回動動作について説明する図である。図9(A)及び(B)はそれぞれ、図7の原稿トレイ51の回動動作時におけるガイド部材50側の突起部502の動きを示すE−E線部分断面図である。図10は、図7の原稿トレイ51が開状態まで回動したときの自動原稿搬送装置(ADF)5のD−D線断面図である。
図9に示すように、原稿トレイ51の幅方向における端部に位置する当接面51cは、幅方向の外側にいくほど突起部502から遠ざかるように形成されたテーパー面になっている。また、原稿トレイ51の当接面51cに当接する突起部502の当接面は、その突起部502の突出方向の先端側にいくほど原稿トレイ51の底面から遠ざかるように形成されたテーパー面になっている。このように原稿トレイ51の当接面51c及び突起部502の当接面の少なくとも一方が上記所定のテーパー面である。これにより、図9(A)の閉状態から原稿トレイ51を回動させて図9(B)に示すようにB方向に開く際に、原稿トレイ51側の当接面51cのテーパー面が突起部502を図中C方向にスムーズにスライドさせる。従って、原稿トレイ51の回動動作を妨げることがない。なお、原稿トレイ51の当接面51c及び突起部502の当接面はテーパー面ではなく曲面であってもよい。
原稿トレイ51が回動して所定の回転角度に達すると、スライドしていた突起部502が再度、ガイド部材50から原稿搬送経路52側に突出した状態になり、図10に示すように原稿トレイ51の底面51dに突起部502が当接する。これにより、原稿トレイ51が自重で回動して閉じないように開状態(開放状態)が保持される。このように原稿トレイ51が開状態に保持されることで、利用者の排紙トレイ53へのアクセス時に原稿トレイ51を押さえている必要がなくなり、カードCのような掴みにくい原稿を何枚か取り出す際などの作業性が向上する。
なお、上記実施形態では、搬送対象のシートが画像読取対象の原稿(原稿シートS及びカードC)である場合について説明したが、搬送対象は原稿以外のシートであってもよい。また、シート排出部(排紙トレイ)の上方に設けられる部材は、シート排出部を覆う閉状態とシート排出部を開放する開状態とを取り得るように回動して開閉可能なものであれば原稿トレイ51以外の開閉部材であってもよい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
利用者の操作によって開閉可能に構成され搬送対象の原稿シートS及びカードC等のシートが載置される原稿トレイ51等のシート載置部材と、シート載置部材から送出して搬送したシートが排出される排紙トレイ53等のシート排出部とを備え、シート載置部材の直下にシート排出部上のシートを取り出すための空間を有する自動原稿搬送装置(ADF)5等のシート搬送機能を有する装置であって、シート載置部材が開いたときにシート載置部材が自重で回動して閉じないようにシート載置部材を保持する突起部502等の保持手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート排出部上に排出されたシートを取り出すために利用者がシート載置部材を操作して開いたとき、そのシート載置部材が自重で回動して閉じないようにシート載置部材で保持される。このシート載置部材の保持により、開いたシート載置部材から利用者が手を離してもシート載置部材の開いた状態が維持されるため、シート載置部材の下方に位置するシートを両手で取り出すことができるので、作業性が向上する。以上のように、シート載置部材を開いてシート載置部材の下方に位置するシート排出部上のシートを取り出すときの作業性が向上する。
(態様B)
上記態様Aにおいて、前記保持手段は、シート載置部材が開いたときにシート載置部材のシート搬送方向に直交する幅方向における両端部側でシート載置部材の底面51dに当接するように装置本体から突出した突起部502を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、装置本体から突出した突起部を設けた簡易な構成で、開いたシート載置部材が自重で回動して閉じないようにシート載置部材を保持できる。
(態様C)
上記態様Bにおいて、突起部502は、シート載置部材が閉じたときにシート載置部材が回動して開かないように所定の規制力でシート載置部材の回動を規制する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート搬送機能を有する装置自体が傾いたとき等に、閉じたシート載置部材が不用意に開いてしまうのを防止できる。
(態様D)
上記態様B又はCにおいて、突起部502は、前記幅方向にスライド移動可能に装置本体に支持され、前記保持手段は、シート載置部材の幅方向における中央部に向けて突起部502を付勢する弾性部材503等の付勢手段を更に備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート載置部材を開いたときには突起部を付勢して突出させることで、開いたシート載置部材が自重で回動して閉じないようにシート載置部材を保持できる。そして、利用者がシート載置部材を操作して回動させて閉じるときには、前記突起部が付勢手段の付勢力に抗してスライドするため、シート載置部材の回動動作を妨げることなくシート載置部材をスムーズに操作して閉じることができる。
(態様E)
上記態様Cにおいて、シート載置部材が閉じたときにシート載置部材の回動を規制するように突起部502が当接するシート載置部材側の当接面51cは、幅方向の外側にいくほど突起部502から遠ざかるように形成されたテーパー面又は曲面である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、利用者がシート載置部材を操作して回動させて開く際に、シート載置部材の当接面に当接している突起部がスライドしやすくなる。従って、より確実にシート載置部材の回動動作を妨げることなくシート載置部材をスムーズに操作して開くことができる。
(態様F)
上記態様A乃至Eのいずれかにおいて、シート載置部材に当接する突起部502の当接面は、その突起部の突出方向の先端側にいくほどシート載置部材から遠ざかるように形成されたテーパー面又は曲面である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、利用者がシート載置部材を操作して回動させて開閉する際に、シート載置部材の当接面に当接している突起部がスライドしやすくなる。従って、より確実にシート載置部材の回動動作を妨げることなくシート載置部材をスムーズに操作して開閉することができる。
(態様G)
上記態様A乃至Fのいずれかにおいて、搬送対象のカード形状のカードC等のシートを供給可能なカード供給部70等のシート供給部を更に備え、シート供給部から供給して搬送したカード形状のシートをシート排出部に排出可能に構成されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、比較的サイズが小さいカード形状のシートをシート供給部から供給して搬送し、シート排出部上に排出することができる。このように小サイズの掴みにくいカード形状のシートがシート載置部材の下方のシート排出部上に排出された場合でもシートを両手で取り出すことができるので、作業性が向上する。
(態様H)
上記態様A乃至Gのいずれかにおいて、前記搬送対象のシートは、読取対象の画像を含む原稿シートS及びカードC等の原稿であり、前記シート載置部材は原稿シートS等の原稿が載置される原稿トレイ51であり、前記シート排出部は、原稿が排出される排紙トレイ53等の原稿排出部である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、原稿トレイを開いて原稿トレイの下方に位置する原稿排出部上の原稿を取り出すときの作業性が向上する。
(態様I)
利用者の操作によって開閉可能に構成された、読取対象の画像を含む搬送対象の原稿が載置される原稿トレイ51と、原稿が排出される排紙トレイ53等の原稿排出部とを備え、原稿トレイ51の直下に原稿排出部上の原稿を取り出すための空間を有する原稿搬送装置と、その原稿搬送装置で搬送される原稿の画像を読み取る第1原稿読取装置及び第2原稿読取装置等の第2画像読取手段と、を備えた画像読取装置6であって、前記原稿搬送装置として、上記態様Hの自動原稿搬送装置(ADF)5等のシート搬送機能を有する装置を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、原稿トレイを開いて原稿トレイの下方に位置する原稿排出部上の原稿を取り出すときの作業性が向上する。
(態様J)
利用者の操作によって開閉可能に構成された、読取対象の画像を含む搬送対象の原稿が載置される原稿トレイ51と、原稿が排出される排紙トレイ53等の原稿排出部とを備え、原稿トレイ51の直下に原稿排出部上の原稿を取り出すための空間を有する原稿搬送装置と、その原稿搬送装置で搬送される原稿の画像を読み取る第1原稿読取装置及び第2原稿読取装置等の画像読取手段と、画像読取手段で読み取った画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部3等の画像形成手段と、を備えた画像形成装置1であって、前記原稿搬送装置として、上記態様Hの自動原稿搬送装置(ADF)5等のシート搬送機能を有する装置を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、原稿トレイを開いて原稿トレイの下方に位置する原稿排出部上の原稿を取り出すときの作業性が向上する。
1 画像形成装置
1M 画像形成装置本体
2 記録紙収容部
3 画像形成部(作像部)
4 画像読取部
5 自動原稿搬送装置(ADF)
6 画像読取装置
41 フラットベッドコンタクトガラス
42 DFコンタクトガラス(スリットガラス)
45 第1読取ユニット
46 ガイドロッド
47 一体型光学走査ユニット
48 ブラケット
49 圧縮コイルばね
50 ガイド部材
51 原稿トレイ
51a 載置面
51b 突起
51c 当接面
51d 底面
52 原稿搬送経路
53 排紙トレイ
54 サイドガイド板
55 カバー
55a 給紙口(第1供給口)
56 排紙口
56a ストレート搬送経路
56b 搬送ローラ
58 ピックアップローラ
59 給紙ローラ
60 分離板
62 搬送ローラ対
66 第1読取ローラ
67 排出ローラ対
68 第2読取ローラ
69 第2読取ユニット
70 カード供給部
71 カード送出部
72 カード供給口(第2供給口)
73 カード供給トレイ
74 カードピックアップローラ
75 カード搬送経路
501 嵌合穴
502 突起部
503 弾性部材
S 原稿シート
C カード
特開平09−086698号公報

Claims (10)

  1. 利用者の操作によって開閉可能に構成され搬送対象のシートが載置されるシート載置部材と、前記シート載置部材から送出して搬送したシートが排出されるシート排出部とを備え、前記シート載置部材の直下に前記シート排出部上のシートを取り出すための空間を有するシート搬送機能を有する装置であって、
    前記シート載置部材が開いたときに該シート載置部材が自重で回動して閉じないように該シート載置部材を保持する保持手段を備えることを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  2. 請求項1のシート搬送機能を有する装置において、
    前記保持手段は、前記シート載置部材が開いたときに該シート載置部材のシート搬送方向に直交する幅方向における両端部側で該シート載置部材の底面に当接するように前記装置本体から突出した突起部を有することを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  3. 請求項2のシート搬送機能を有する装置において、
    前記突起部は、前記シート載置部材が閉じたときに該シート載置部材が回動して開かないように所定の規制力で該シート載置部材の回動を規制することを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  4. 請求項2又は3のシート搬送機能を有する装置において、
    前記突起部は、前記幅方向にスライド移動可能に前記装置本体に支持され、
    前記保持手段は、前記シート載置部材の前記幅方向における中央部に向けて前記突起部を付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  5. 請求項3のシート搬送機能を有する装置において、
    前記シート載置部材が閉じたときに該シート載置部材の回動を規制するように前記突起部が当接する該シート載置部材側の当接面は、前記幅方向の外側にいくほど前記突起部から遠ざかるように形成されたテーパー面又は曲面であることを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれかのシート搬送機能を有する装置において、
    前記シート載置部材に当接する前記突起部の当接面は、該突起部の突出方向の先端側にいくほど前記シート載置部材から遠ざかるように形成されたテーパー面又は曲面であることを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかのシート搬送機能を有する装置において、
    搬送対象のカード形状のシートを供給可能なシート供給部を更に備え、
    前記シート供給部から供給して搬送したカード形状のシートを前記シート排出部に排出可能に構成されていることを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかのシート搬送機能を有する装置において、
    前記搬送対象のシートは、読取対象の画像を含む原稿であり、
    前記シート載置部材は、原稿が載置される原稿トレイ51であり、
    前記シート排出部は、原稿が排出される原稿排出部であることを特徴とするシート搬送機能を有する装置。
  9. 利用者の操作によって開閉可能に構成され読取対象の画像を含む搬送対象の原稿が載置される原稿トレイと、前記原稿が排出される原稿排出部とを備え、前記原稿トレイの直下に前記原稿排出部上の原稿を取り出すための空間を有する原稿搬送機能を有する装置と、
    前記原稿搬送機能を有する装置で搬送される原稿の画像を読み取る画像読取手段と、を備えた画像読取装置であって、
    前記原稿搬送機能を有する装置として、請求項8のシート搬送機能を有する装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
  10. 利用者の操作によって開閉可能に構成され読取対象の画像を含む搬送対象の原稿が載置される原稿トレイと、前記原稿が排出される原稿排出部とを備え、前記原稿トレイの直下に前記原稿排出部上の原稿を取り出すための空間を有する原稿搬送機能を有する装置と、
    前記原稿搬送装置で搬送される原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で読み取った画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記原稿搬送機能を有する装置として、請求項8のシート搬送機能を有する装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
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